JP2007325813A

JP2007325813A - 家庭電気製品収納庫

Info

Publication number: JP2007325813A
Application number: JP2006160487A
Authority: JP
Inventors: Takafumi Tanase; 隆文棚瀬; Toshihiro Fujita; 敏広藤田
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2006-06-09
Filing date: 2006-06-09
Publication date: 2007-12-20
Anticipated expiration: 2026-06-09
Also published as: JP4857922B2

Abstract

【課題】蒸気処理機能を有する家庭電気製品収納庫において、収納庫に収納される家庭電気製品と整流板との間隔を狭くしても家庭電気製品より排出される蒸気により整流板に結露するのを防止し、製品の高さを低くして狭いキッチン空間にも設置できるようにする。
【解決手段】使用中に蒸気が発生する家庭電気製品２を収納する収納庫３の天面に、下面に蒸気吸引部６を有し内部に吸引ファン７を内蔵した蒸気処理ユニット本体５を取着し、蒸気吸引部６の内側に整流板９を設置する。整流板９は、収納庫２内に収納した家庭電気製品２の蒸気口１６に対向した位置に複数の穴８を有する。
【選択図】図１

Description

本発明は、蒸気処理機能を有する家庭電気製品収納庫に関するものである。

近年、キッチンまわりの家庭電気製品をすっきりと収納し、空間を有効に活用したいという要望が高まっている。このような要望にこたえるため、従来、この種の家庭電気製品収納庫は、蒸気を発生する機器であっても収納したまま使用できるように、収納庫内部で発生した蒸気をファンにより周囲の常温・常湿の外気と混合させることにより、温度を下げて外部に排出する蒸気処理機能を備えたものが提案されている（例えば、特許文献１参照）。
特開２００３−９９６４号公報

しかしながら、このような構成の家庭電気製品収納庫では、収納庫内に家庭電気製品を収納したとき、家庭電気製品と整流板との間隔が狭いと、家庭電気製品を動作させた場合、家庭電気製品より排出される蒸気が整流板に当たって結露するという問題があり、この結露を防ぐためには家庭電気製品と整流板との間隔を広くする必要があり、その結果、製品の高さが高くなり、狭いキッチン空間において大きなスペースを占有するという問題を有していた。

本発明は上記従来の課題を解決するもので、収納庫に収納される家庭電気製品と整流板との間隔を狭くしても家庭電気製品より排出される蒸気により整流板に結露するのを防止し、製品の高さを低くして狭いキッチン空間にも設置できるようにすることを目的としている。

本発明は上記目的を達成するために、使用中に蒸気が発生する家庭電気製品を収納する収納庫の天面に、下面に蒸気吸引部を有し内部に吸引ファンを内蔵した蒸気処理ユニット本体を取着し、蒸気吸引部の内側に整流板を設置し、整流板は、収納庫内に収納した家庭電気製品の蒸気口に対向した位置に複数の穴を有するものである。

これにより、収納庫に収納される家庭電気製品と整流板との間隔を狭くしても家庭電気製品より排出される蒸気により整流板に結露するのを防止することができ、製品の高さを低くできて、狭いキッチン空間にも設置することができる。

本発明の家庭電気製品収納庫は、収納庫に収納される家庭電気製品と整流板との間隔を狭くしても家庭電気製品より排出される蒸気により整流板に結露するのを防止することができ、製品の高さを低くできて、狭いキッチン空間にも設置することができる。

第１の発明は、使用中に蒸気が発生する家庭電気製品を収納する収納庫と、この収納庫の天面に取着し下面に蒸気吸引部を有し内部に吸引ファンを内蔵した蒸気処理ユニット本体と、前記蒸気吸引部の内側に設置した整流板とを備え、前記整流板は、前記収納庫内に収納した家庭電気製品の蒸気口に対向した位置に複数の穴を有するものであり、収納庫に収納した家庭電気製品の蒸気口より排出される蒸気は、整流板の蒸気口に対向した位置に設けた複数の穴を通して蒸気処理ユニット本体に吸引されるので、収納庫に収納される家庭電気製品と整流板との間隔を狭くしても整流板に結露するのを防止することができ、この結果、製品の高さを低くできて、狭いキッチン空間にも設置することができる。

第２の発明は、上記第１の発明において、整流板の家庭電気製品の蒸気口に対向した位置に複数設けた穴は、排出される蒸気量が多い方は大きくし、排出される蒸気量が少ない方は小さくしたものであり、収納庫に収納した家庭電気製品の蒸気口より排出される蒸気は、整流板の蒸気口に対向した位置に設けた複数の穴を通して蒸気処理ユニット本体に吸引されるが、一部は整流板の外周より蒸気処理ユニット本体に吸引される。家庭電気製品より排出される蒸気量に応じて整流板に設けた穴の大きさを大きく、または小さくすることにより、複数の穴を通して吸引される蒸気量と整流板の外周より吸引される蒸気量とのバランスをよくすることができる。

第３の発明は、上記第１または第２の発明において、整流板は、蒸気処理ユニット本体の下方に着脱自在に設置したものであり、整流板を簡単に取り外して手入れすることができ、衛生的に保つことができる。

以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態）
図１は、本発明の一実施の形態における家庭電気製品収納庫の断面図を示し、図２は、同家庭電気製品収納庫の正面図を示し、図３は、同家庭電気製品収納庫の要部拡大下面図を示すものである。

図１および図２に示すように、収納庫本体１は、前面が開口し、内部に炊飯器２ａやジャーポット２ｂなど蒸気を発生する家庭電気製品２を収納する収納庫３を有している。収納庫３の下面に家庭電気製品２を載置するスライド台４を収納自在に設けており、必要に応じて収納庫３から家庭電気製品２を引き出して使用できるようにしている。また、収納庫３の天面には、収納した家庭電気製品２から排出する蒸気を外部に排出する蒸気処理ユニット本体５を設けており、収納庫３に蒸気を発生する家庭電気製品２を収納した場合においても、家庭電気製品２を収納したまま使用できるようにしている。

蒸気処理ユニット本体５の下面に１つの大きな開口部をもつ蒸気吸引部６を設けており、蒸気処理ユニット本体５の内部に吸引ファン７を設けている。蒸気吸引部６の内側に蒸気を広い範囲で効率よく吸引するために、複数の穴８を有する整流板９を設けており、収納庫３内で発生した蒸気を外気と混合し、整流板９の穴および整流板９の外周より蒸気を吸引する構成としている。

吸引ファン７より吐出された蒸気は、内部ダクト１０を通って蒸気処理ユニット本体５の前方に設けた蒸気排気口１１から吐出される。また、蒸気処理ユニット本体５の前面には、操作表示部１２を設けている。

電源部１３は、外部からの供給電源をこの電源部１３を経由して電源基板１４に取り込み、収納庫３内のコンセント１５ａ、１５ｂに分配するようにしている。電源基板１４では、コンセント１５ａ、１５ｂに流れる電流を監視しており、ある一定条件以上の電流を検知すると、内部で機器が動作したものと判断し、自動的に吸引ファン７を動作させるようにしている。

また、各コンセント１５ａ、１５ｂに流れる電流値がある一定値（例えば、１５Ａ）以上であることを検知すると、片側のコンセント１５ｂを遮断し、１５ａのみ機器の動作が継続するように制御しており、例えば、コンセント１５ａで炊飯を行っているときに、コンセント１５ｂでジャーポットの湯沸しを行おうとしても、通常であれば電源ブレーカーにより両電源とも遮断されるが、本仕様においては、湯沸しのみを停止することにより、炊飯を優先的に継続実行することが可能となっている。この場合、優先回路が動作したことを操作表示部１２に表示し、ユーザーに報知する構成となっている。

ここで、整流板９に設けた複数の穴８は、収納庫３内に収納した家庭電気製品２の蒸気口１６に対向した位置に設け、図３に示すように、蒸気口１６より排出される蒸気（図３に二点鎖線で示す）が直接複数の穴８を通して吸引ファン７により吸引されるようにしている。

このとき、家庭電気製品２の蒸気口１６より排出される蒸気量を、図３の二点鎖線の直径で示し、二点鎖線の直径が大きい場合は、炊飯器２ａなどのように蒸気口１６より排出される蒸気量が多いとし、排出される蒸気量が多い方の穴８ａは大きくし、二点鎖線の直径が小さい場合は、ジャーポット２ｂなどのように蒸気口１６より排出される蒸気量が少ないとし、排出される蒸気量が少ない方の穴８ｂは小さくしている。この整流板９は、ねじ１７により蒸気処理ユニット本体５の下方に着脱自在に設置している。

上記構成において動作、作用について説明する。収納庫３の下面に設けたスライド台４に家庭電気製品２を載置し、収納庫３内のコンセント１５ａ、１５ｂに接続して動作を開始し、蒸気処理ユニット本体５内の吸引ファン７を動作させると、吸引ファン７から外気とともに蒸気吸引部６より吸い込まれた蒸気は、内部ダクト１０を経由して蒸気排気口１１から外部に排出される。

このとき、蒸気吸引部６の内側に設置した整流板９には、収納庫２内に収納した家庭電気製品２の蒸気口１６に対向した位置に複数の穴８を有しているので、蒸気口１６より排出される蒸気は、図１の矢印ａで示すように、複数の穴８を通して蒸気処理ユニット本体５に吸引されるとともに、図１の矢印ｂで示すように、一部は整流板９の外周より蒸気処理ユニット本体５に吸引される。

ここで、家庭電気製品２の蒸気口１６より排出される蒸気の多くは、整流板９の蒸気口１６に対向した位置に設けた複数の穴８を通して蒸気処理ユニット本体５に吸引されるので、整流板９に結露するのを防止することができ、特に、家庭電気製品２と整流板９との間隔を狭くしても整流板９に結露するのを防止することができる。

また、整流板９に設けた穴８は、排出される蒸気量が多い方は大きくし、排出される蒸気量が少ない方は小さくしているので、複数の穴８を通して吸引される蒸気量と整流板９の外周より吸引される蒸気量とのバランスをよくすることができる。

また、整流板９は、蒸気処理ユニット本体５の下方にねじ１７により着脱自在に設置しているので、整流板９を簡単に取り外して手入れすることができる。

また、蒸気吸引部は、蒸気量が多い方と蒸気量が少ない方を一体形成することにより部品点数を少なくすることができるとともに、蒸気吸引部の面積を広く確保することができる。

また、蒸気吸引部は、蒸気量が多い方を面積を大きくし、蒸気量が少ない方を面積を小さくすることにより吸引される蒸気量とのバランスをよくすることができる。

以上のように、本実施の形態においては、蒸気吸引部６の内側に設置した整流板９は、収納庫３内に収納した家庭電気製品２の蒸気口１６に対向した位置に複数の穴８を有するので、収納庫３に収納した家庭電気製品２の蒸気口１６より排出される蒸気は、複数の穴８を通して蒸気処理ユニット本体５に吸引されるので、収納庫３に収納される家庭電気製品２と整流板９との間隔を狭くしても整流板９に結露するのを防止することができ、この結果、製品の高さを低くできて、狭いキッチン空間にも設置することができる。

また、整流板９に設けた複数の穴８は、排出される蒸気量が多い方は大きくし、排出される蒸気量が少ない方は小さくしたので、複数の穴８を通して吸引される蒸気量と整流板９の外周より吸引される蒸気量とのバランスをよくすることができる。

また、整流板９は、蒸気処理ユニット本体５の下方に着脱自在に設置したので、整流板９を簡単に取り外して手入れすることができ、衛生的に保つことができる。

なお、本実施の形態では、収納庫３の前面は開口しているが、扉などで開閉自在に覆うようにしてもよく、同様の作用、効果を得ることができる。

以上のように、本発明にかかる家庭電気製品収納庫は、収納庫に収納される家庭電気製品と整流板との間隔を狭くしても家庭電気製品より排出される蒸気により整流板に結露するのを防止することができ、製品の高さを低くできて、狭いキッチン空間にも設置することができるので、蒸気処理機能を有する家庭電気製品収納庫として有用である。

本発明の一実施の形態における家庭電気製品収納庫の断面図同家庭電気製品収納庫の正面図同家庭電気製品収納庫の要部拡大下面図

符号の説明

２家庭電気製品
３収納庫
５蒸気処理ユニット本体
６蒸気吸引部
７吸引ファン
８穴
９整流板
１６蒸気口

Claims

使用中に蒸気が発生する家庭電気製品を収納する収納庫と、この収納庫の天面に取着し下面に蒸気吸引部を有し内部に吸引ファンを内蔵した蒸気処理ユニット本体と、前記蒸気吸引部の内側に設置した整流板とを備え、前記整流板は、前記収納庫内に収納した家庭電気製品の蒸気口に対向した位置に複数の穴を有する家庭電気製品収納庫。
整流板の家庭電気製品の蒸気口に対向した位置に複数設けた穴は、排出される蒸気量が多い方は大きくし、排出される蒸気量が少ない方は小さくした請求項１記載の家庭電気製品収納庫。
整流板は、蒸気処理ユニット本体の下方に着脱自在に設置した請求項１または２記載の家庭電気製品収納庫。
蒸気吸引部は、蒸気量が多い方と蒸気量が少ない方を一体形成した請求項１記載の家庭電気製品収納庫。
蒸気吸引部は、蒸気量が多い方を面積を大きくし、蒸気量が少ない方を面積を小さくした請求項１記載の家庭電気製品収納庫。