JP2002081710A - 蒸気排出ユニット、該ユニットを備えた収納棚およびシステムキッチン - Google Patents

蒸気排出ユニット、該ユニットを備えた収納棚およびシステムキッチン

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JP2002081710A JP2000273174A JP2000273174A JP2002081710A JP 2002081710 A JP2002081710 A JP 2002081710A JP 2000273174 A JP2000273174 A JP 2000273174A JP 2000273174 A JP2000273174 A JP 2000273174A JP 2002081710 A JP2002081710 A JP 2002081710A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列に収納した背の高さの異なる複数の機器
から発生する蒸気を効率的に排出することのできる蒸気
排出ユニット。 【解決手段】 蒸気を外部へ排出する蒸気排出ユニット
(1)。蒸気を吸い込むための第1の蒸気吸込口(3)
と、この第1の蒸気吸込口とは実質的に異なる高さ位置
に設けられた第2の蒸気吸込口(4)と、蒸気を外部へ
排出するための排気口(5)と、第1の蒸気吸込口およ
び第2の蒸気吸込口と排気口との間に設けられた連通ダ
クト(6)と、この連通ダクトの経路中に設けられたフ
ァンモータ(7)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気排出ユニッ
ト、該ユニットを備えた収納棚およびシステムキッチン
に関する。さらに詳細には、炊飯器や電気保温ポットな
どを収納する蒸気排出ユニット付き収納棚に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、炊飯器や電気保温ポットなどを収
納して加熱時に発生する蒸気を外部へ排出する装置とし
て、たとえば特開平10−115445号公報に開示さ
れた装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
公報の図1に示された従来の装置では、横長のファンが
ほぼ露出状態に取り付けられているため、作動時に回転
音が漏れてうるさいという不都合があった。また、ファ
ンの長さと収納空間の間口寸法とを調整する必要がある
ので、長さの異なるファンを複数種類用意するか、間口
寸法を限定して商品化しなければならないという不都合
があった。さらに、蒸気が天井面に沿って外部へ排出さ
れるため、天井面に結露やかびが発生し易い。
【0004】一方、上述の公報の図5に示された従来の
装置では、構造自体が非常に複雑であるという不都合が
あった。また、炊飯器専用の装置としての構造であるた
め、たとえば一般の収納棚やシステムキッチンの収納棚
などに組み込むことが困難であり、汎用性に乏しいとい
う不都合があった。さらに、工場で組立完成して出庫す
る構造であるため、在庫や輸送のためのスペースが必要
であるという不都合があった。
【0005】また、電気保温ポットやコーヒーメーカー
などの機器を炊飯器と並列に収納することができないと
いう不都合があった。さらに、システムキッチンの収納
棚の間口寸法は60cm、75cmおよび90cmが想
定されるが、間口寸法の大きい収納棚には図5と同一の
構造を適用することが困難であるという不都合があっ
た。また、蒸気排出のための作動部が故障した場合に、
蒸気排出部だけを取り外してメンテナンスを行うことが
できないという不都合があった。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、並列に収納した背の高さの異なる複数の機器
から発生する蒸気を効率的に排出することのできる、蒸
気排出ユニットおよび該ユニットを備えた収納棚並びに
システムキッチンを提供することを目的とする。また、
ファンの回転音が漏れにくい構造を有する、蒸気排出ユ
ニットおよび該ユニットを備えた収納棚並びにシステム
キッチンを提供することを目的とする。
【0007】さらに、機器を収納する仕切り空間の天井
面に特別な仕上げを必要とすることのない、蒸気排出ユ
ニットおよび該ユニットを備えた収納棚並びにシステム
キッチンを提供することを目的とする。また、構造が簡
素で、間口寸法の異なる仕切り空間に対しても同一の構
造形態を適用し易い、蒸気排出ユニットおよび該ユニッ
トを備えた収納棚並びにシステムキッチンを提供するこ
とを目的とする。さらに、蒸気排出のための作動部の取
付けおよび取外しが容易で、メンテナンスがし易い、蒸
気排出ユニットおよび該ユニットを備えた収納棚並びに
システムキッチンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1発明では、蒸気を外部へ排出する蒸気
排出ユニットにおいて、蒸気を吸い込むための第1の蒸
気吸込口と、該第1の蒸気吸込口とは実質的に異なる高
さ位置に設けられた第2の蒸気吸込口と、蒸気を外部へ
排出するための排気口と、前記第1の蒸気吸込口および
前記第2の蒸気吸込口と前記排気口との間に設けられた
連通ダクトと、該連通ダクトの経路中に設けられたファ
ンモータとを備えていることを特徴とする蒸気排出ユニ
ットを提供する。
【0009】第1発明の好ましい態様によれば、比較的
薄い薄段部と比較的厚い厚段部とを有する全体的に段形
状のケーシングを備え、前記薄段部には、前記第1の蒸
気吸込口が設けられ、前記厚段部には、前記第2の蒸気
吸込口、前記ファンモータおよび前記排気口が設けられ
ている。
【0010】本発明の第2発明では、蒸気を発生する機
器を収納するための仕切り空間を有する収納棚におい
て、前記仕切り空間の上部には、前記機器の発生する蒸
気を吸い込んで外部へ排出するための蒸気排出ユニット
が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする収納
棚を提供する。
【0011】第2発明の好ましい態様によれば、前記仕
切り空間の下部には、前記機器を載置するための載置棚
が設けられ、前記載置棚は、前記仕切り空間から引き出
し自在に構成されている。また、前記蒸気排出ユニット
は、第1発明の蒸気排出ユニットであり、前記第1の蒸
気吸込口の下方に比較的背の高い機器が収納され、前記
第2の蒸気吸込口の下方に比較的背の低い機器が収納さ
れることが好ましい。
【0012】本発明の第3発明では、第2発明の収納棚
を備えていることを特徴とするシステムキッチンを提供
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の蒸気排出ユニットでは、
第1の蒸気吸込口と第2の蒸気吸込口とが、実質的に異
なる高さ位置に設けられている。具体的には、比較的薄
い薄段部と比較的厚い厚段部とを有する全体的に段形状
のケーシングを備え、薄段部には第1の蒸気吸込口が設
けられ、厚段部には第2の蒸気吸込口とファンモータと
排気口とが設けられている。
【0014】本発明の蒸気排出ユニットは、蒸気を発生
する機器を収納するための仕切り空間を有する収納棚に
おいて、仕切り空間の上部に取り付けられる。そして、
薄段部に設けられた第1の蒸気吸込口の下方には、たと
えば電気保温ポットのような比較的背の高い機器が収納
される。また、厚段部に設けられた第2の蒸気吸込口の
下方には、たとえば炊飯器のような比較的背の低い機器
が収納される。
【0015】こうして、本発明の蒸気排出ユニットを備
えた収納棚では、並列に収納した背の高さの異なる複数
の機器から発生する蒸気を効率的に排出することができ
る。また、ファンモータがケーシングによって包囲され
ているので、ファンの回転音が外部に漏れにくい構造と
なっている。さらに、機器を収納する仕切り空間の上部
に蒸気排出ユニットが取り付けられるので、天井面に結
露やかびが発生しにくい。
【0016】また、本発明の別の局面によれば、蒸気を
発生する機器を収納するための仕切り空間を有する収納
棚において、蒸気排出ユニットが仕切り空間の上部に着
脱自在に取り付けられている。この構成により、蒸気排
出のための作動部である蒸気排出ユニットの取付けおよ
び取外しが容易になり、メンテナンスがし易い。また、
本発明では、構造が全体的に非常に簡素であり、間口寸
法の異なる仕切り空間に対しても同一の構造形態を適用
し易い。
【0017】なお、仕切り空間の下部には機器を載置す
るための載置棚が設けられ、この載置棚が仕切り空間か
ら引き出し自在に構成されていることが好ましい。この
構成により、炊飯器や電気保温ポットなどを収納棚の仕
切り空間に収納し易くなる。ところで、上述の収納棚
は、たとえばシステムキッチンの一部を構成する収納棚
であってもよいし、システムキッチンに組み込まれた収
納棚であってもよいし、システムキッチンとは独立した
一般的な収納棚であってもよい。
【0018】本発明の実施形態を、添付図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる蒸気排出
ユニットの外観を概略的に示す斜視図である。また、図
2は、図1の蒸気排出ユニットの内部構成を部分的に示
す斜視図である。さらに、図3は、図1の蒸気排出ユニ
ットの内部構成を概略的に示す図である。
【0019】図1および図2を参照すると、本実施形態
の蒸気排出ユニット1は、比較的薄い薄段部2aと、比
較的厚い厚段部2bとを有する、全体的に段形状のケー
シング2を備えている。そして、薄段部2aの下面に
は、第1の蒸気吸込口3が設けられている。また、厚段
部2bの下面には、第2の蒸気吸込口4が設けられてい
る。さらに、厚段部2bの側面には、蒸気を外部へ排出
するための排気口5が設けられている。
【0020】また、図2および図3を参照すると、薄段
部2aおよび厚段部2bの内部には、第1の蒸気吸込口
3および第2の蒸気吸込口4と排気口5とを結ぶ連通ダ
クト6が設けられている。そして、厚段部2bの内部に
おいて連通ダクト6の経路中にはファンモータ7が設け
られている。したがって、図3において矢印で示すよう
に、ファンモータ7の作用により第1の蒸気吸込口3お
よび第2の蒸気吸込口4を介して吸い込まれた蒸気は、
連通ダクト6を介して移送され、排気口5から外部へ排
出される。
【0021】図4は、本実施形態の蒸気排出ユニットを
備えた収納棚の構成を概略的に示す図である。また、図
5は、図4の収納棚において仕切り空間から載置棚を引
き出した状態を示す斜視図である。図4に示すように、
本実施形態の収納棚11は、加熱時に蒸気を発生する機
器として、たとえば炊飯器12および電気保温ポット1
3を並列に収納するための仕切り空間14を有する。
【0022】仕切り空間14の上部には、炊飯器12お
よび電気保温ポット13の発生する蒸気を吸い込んで外
部へ排出するための蒸気排出ユニット1が着脱自在に取
り付けられている。また、仕切り空間14の下部には、
炊飯器12および電気保温ポット13を載置するための
載置棚15が設けられている。この載置棚15は、図5
に示すように、仕切り空間14から引き出し自在に構成
されている。
【0023】ここで、蒸気排出ユニット1の薄段部2a
に設けられた第1の蒸気吸込口3の下方には、電気保温
ポット13が収納されている。また、厚段部2bに設け
られた第2の蒸気吸込口4の下方には、炊飯器12が収
納されている。換言すると、第1の蒸気吸込口3の設定
位置が第2の蒸気吸込口4の設定位置よりも高いため、
第1の蒸気吸込口3の下方に比較的背の高い機器を収納
し、第2の蒸気吸込口4の下方に比較的背の低い機器を
収納することができる。
【0024】図6は、本実施形態の収納棚において仕切
り空間の上部に蒸気排出ユニットを着脱自在に取り付け
る方法を説明する図である。本実施形態では、図6
(a)に示すように、収納棚本体11と蒸気排出ユニッ
ト1とが、別体として現場へ出荷される。現場では、図
6(b)に示すように、収納棚本体11の仕切り空間1
4を構成する一対の側板61の上部に、案内レール62
を水平方向にそれぞれ取り付ける。なお、案内レール6
2の側板61への取付けに際して、たとえばビス63の
ような締結手段を用いることができる。
【0025】次いで、両側の側板61に取り付けられた
一対の案内レール62に載置するように、蒸気排出ユニ
ット1を仕切り空間14の上部へ挿入する。なお、必要
に応じて、蒸気排出ユニット1の挿入に先立って、仕切
り空間14の天板64の上にカウンター(不図示)を取
り付ける。また、蒸気排出ユニット1の挿入後に、所要
の電気工事(ケーブルの接続など)を行う。最後に、図
6(c)に示すように、案内レール62と蒸気排出ユニ
ット1とを、たとえばビス63を用いて締結する。こう
して、蒸気排出ユニット1は、仕切り空間14の上部に
着脱自在に取り付けられることになる。
【0026】以上のように、本実施形態では、第1の蒸
気吸込口と第2の蒸気吸込口とが、実質的に異なる高さ
位置に設けられている。具体的には、比較的薄い薄段部
と比較的厚い厚段部とを有する全体的に段形状のケーシ
ングを備え、薄段部には第1の蒸気吸込口が設けられ、
厚段部には第2の蒸気吸込口とファンモータと排気口と
が設けられている。
【0027】以上のように、本実施形態では、蒸気排出
ユニット1が、収納棚11の仕切り空間14の上部に着
脱自在に取り付けられている。そして、蒸気排出ユニッ
ト1の薄段部2aに設けられた第1の蒸気吸込口3の下
方には比較的背の高い電気保温ポット13が収納され、
厚段部2bに設けられた第2の蒸気吸込口4の下方には
比較的背の低い炊飯器12が収納される。なお、ファン
モータ7は、ケーシング2の内部に、ひいては厚段部2
bの内部に設けられている。
【0028】こうして、本実施形態の蒸気排出ユニット
1を備えた収納棚11では、並列に収納した背の高さの
異なる2つの機器、すなわち炊飯器12および電気保温
ポット13とこれに対応する第2の蒸気吸込口4および
第1の蒸気吸込口3との間にそれぞれより適切な間隔が
確保され、炊飯器12および電気保温ポット13からそ
れぞれ発生する蒸気を効率的に排出することができる。
また、ファンモータ7がケーシング2によって包囲され
ているので、ファンの回転音が外部に漏れにくい。さら
に、炊飯器12および電気保温ポット13を収納する仕
切り空間14の上部に蒸気排出ユニット1が取り付けら
れるので、仕切り空間14の天板に結露やかびが発生す
ることなく、天井面に特別な仕上げを必要としない。
【0029】また、本実施形態では、蒸気排出ユニット
1が収納棚11の仕切り空間14の上部に着脱自在に取
り付けられているので、蒸気排出のための作動部である
蒸気排出ユニット1の取付けおよび取外しが容易であ
り、メンテナンスがし易い。また、本実施形態では、構
造が全体的に非常に簡素であり、間口寸法の異なる仕切
り空間14に対しても同一の構造形態を適用し易い。
【0030】さらに、仕切り空間14の下部には炊飯器
12および電気保温ポット13を載置するための載置棚
15が設けられ、この載置棚15が仕切り空間14から
引き出し自在に構成されているので、炊飯器12や電気
保温ポット13などを収納棚11の仕切り空間14に収
納し易い。また、本実施形態では、既製の収納棚に対し
て蒸気排出ユニット1を後付けすることもできる。
【0031】なお、上述の実施形態では、一般的な収納
棚を例にとって本発明を説明しているが、たとえば図7
に示すように、システムキッチンの一部を構成する収納
棚71に対して本発明を適用することができる。また、
たとえば図8に示すように、システムキッチン81に組
み込まれた収納棚82に対して本発明を適用することも
できる。
【0032】また、上述の実施形態では、1つの蒸気吸
込口が設けられた薄段部と1つの蒸気吸込口が設けられ
た厚段部とからなる蒸気排出ユニットを例にとって本発
明を説明しているが、これに限定されることなく、蒸気
排出ユニットの全体形状について図9に示すように様々
な変形例が可能である。図9(a)では、蒸気吸込口が
それぞれ設けられた2つの隣接する薄段部Bと、蒸気吸
込口が設けられた1つの厚段部Aとから構成されてい
る。この場合、比較的背の高い2つの機器と比較的背の
低い1つの機器とを並列に収納することができる。
【0033】図9(b)では、蒸気吸込口が設けられた
1つの薄段部Bと、蒸気吸込口がそれぞれ設けられた隣
接する2つの厚段部Aとから構成されている。この場
合、比較的背の高い1つの機器と比較的背の低い2つの
機器とを並列に収納することができる。図9(c)で
は、蒸気吸込口が設けられた中央の厚段部Aと、この厚
段部Aを挟んでその両側に配置された一対の薄段部Bと
から構成されている。この場合、比較的背の低い1つの
機器を挟んで、その両側に比較的背の高い2つの機器を
収納することができる。
【0034】以上のように、収納される機器の数および
種類について限定されることなく、さらに様々な変形例
が可能である。また、上述の実施形態では、薄段部と厚
段部とからなる段形状の蒸気排出ユニットを例にとって
本発明を説明しているが、図9(d)に示すような一様
の厚さを有する蒸気排出ユニットを収納棚の仕切り空間
の上部に着脱自在に取り付ける場合も本発明を逸脱しな
い。すなわち、この構成においても、蒸気排出ユニット
の取付けおよび取外しが容易でありメンテナンスがし易
いという本発明の効果を奏することができる。
【0035】さらに、上述の実施形態では、炊飯器や電
気保温ポットを収納する場合について本発明を説明した
が、たとえばコーヒーメーカーなどのような他の機器の
収納に対しても本発明を適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蒸気排出
ユニットでは、並列に収納した背の高さの異なる複数の
機器から発生する蒸気を効率的に排出することができ
る。また、ファンモータをケーシングによって包囲する
ことにより、ファンの回転音が外部に漏れにくい構造と
することができる。さらに、本発明の蒸気排出ユニット
を備えた収納棚では、機器を収納する仕切り空間の上部
に蒸気排出ユニットが取り付けられるので、天井面に特
別な仕上げを必要とすることがない。
【0037】また、本発明の蒸気排出ユニットを備えた
収納棚では、蒸気を発生する機器を収納するための仕切
り空間を有する収納棚において、蒸気排出ユニットが仕
切り空間の上部に着脱自在に取り付けられているので、
蒸気排出のための作動部である蒸気排出ユニットの取付
けおよび取外しが容易になり、メンテナンスがし易い。
また、本発明の蒸気排出ユニットを備えた収納棚では、
構造が全体的に非常に簡素であり、間口寸法の異なる仕
切り空間に対しても同一の構造形態を適用し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる蒸気排出ユニットの
外観を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の蒸気排出ユニットの内部構成を部分的に
示す斜視図である。
【図3】図1の蒸気排出ユニットの内部構成を概略的に
示す図である。
【図4】本実施形態の蒸気排出ユニットを備えた収納棚
の構成を概略的に示す図である。
【図5】図4の収納棚において仕切り空間から載置棚を
引き出した状態を示す斜視図である。
【図6】本実施形態の収納棚において仕切り空間の上部
に蒸気排出ユニットを着脱自在に取り付ける方法を説明
する図である。
【図7】システムキッチンの一部を構成する収納棚に対
して本発明を適用した例を示す図である。
【図8】システムキッチンに組み込まれた収納棚に対し
て本発明を適用した例を示す図である。
【図9】蒸気排出ユニットの全体形状について様々な変
形例を示す図である。
【符号の説明】
1 蒸気排出ユニット 2 ケーシング 3,4 蒸気吸込口 5 排気口 6 通気ダクト 7 ファンモータ 11 収納棚 12 炊飯器 13 電気保温ポット 14 仕切り空間 15 載置棚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱田 淳 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 ク リナップ株式会社内 (72)発明者 藤木 精一郎 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 ク リナップ株式会社内 (72)発明者 下村 誠郎 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 久米 清司 茨城県猿島郡総和町女沼1663番地 金澤工 業株式会社内 Fターム(参考) 3B060 GB04 HA03 3L058 BE01 BF06 BG02 BH01 BH02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気を外部へ排出する蒸気排出ユニット
    において、 蒸気を吸い込むための第1の蒸気吸込口と、該第1の蒸
    気吸込口とは実質的に異なる高さ位置に設けられた第2
    の蒸気吸込口と、蒸気を外部へ排出するための排気口
    と、前記第1の蒸気吸込口および前記第2の蒸気吸込口
    と前記排気口との間に設けられた連通ダクトと、該連通
    ダクトの経路中に設けられたファンモータとを備えてい
    ることを特徴とする蒸気排出ユニット。
  2. 【請求項2】 比較的薄い薄段部と比較的厚い厚段部と
    を有する全体的に段形状のケーシングを備え、 前記薄段部には、前記第1の蒸気吸込口が設けられ、 前記厚段部には、前記第2の蒸気吸込口、前記ファンモ
    ータおよび前記排気口が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の蒸気排出ユニット。
  3. 【請求項3】 蒸気を発生する機器を収納するための仕
    切り空間を有する収納棚において、 前記仕切り空間の上部には、前記機器の発生する蒸気を
    吸い込んで外部へ排出するための蒸気排出ユニットが着
    脱自在に取り付けられていることを特徴とする収納棚。
  4. 【請求項4】 前記仕切り空間の下部には、前記機器を
    載置するための載置棚が設けられ、 前記載置棚は、前記仕切り空間から引き出し自在に構成
    されていることを特徴とする請求項3に記載の収納棚。
  5. 【請求項5】 前記蒸気排出ユニットは、請求項1また
    は2に記載の蒸気排出ユニットであり、 前記第1の蒸気吸込口の下方に比較的背の高い機器が収
    納され、前記第2の蒸気吸込口の下方に比較的背の低い
    機器が収納されることを特徴とする請求項3または4に
    記載の収納棚。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の
    収納棚を備えていることを特徴とするシステムキッチ
    ン。
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