JP2008029773A - 蒸気排出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理器具から生ずる蒸気によって、収納庫内の天井のみならず、収納庫の前面開口部に対向する奥内壁全体の結露を防止する蒸気排出装置を提供する。
【解決手段】キッチンキャビネット1に備えられた前面のみが開放された蒸気を発生する調理器具設置用の収納庫4に設置され、該収納庫4の前面開口部に対向した奥内壁5において、収納庫4に設置した調理器具Wの蒸気排出口W1と同一レベル以下の高さ位置に、送風口10を上向きに当接配置した送風機11から成り、該送風機11の送風口10から前記奥内壁5の横幅に沿って広がる上昇気流を生じさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キッチンキャビネットに備えられた前方のみが開放された調理器具の収納庫において、使用時に調理器具から発生する蒸気を収納庫外へ排出する蒸気排出装置に関する。
従来、上記キッチンキャビネットには、戸棚式や引出式等の多数の収納部のほかに、主に炊飯器、スーチムオーブンレンジ、湯沸かしポット、コーヒーメーカーなどの調理器具を設置する様にした前面のみが開放された収納庫を備えているものが多い。
上記収納庫は、調理時の作業台としても利用できる様に大きいスペース(例えばキッチンキャビネットと同一の横幅に形成されたものでは、最大で1600mm程度の幅と500mm程度の高さを有する。)を確保したものがある。
そして、上記調理器具の使用時に調理器具から多量の蒸気が放出されると、収納庫内全体に蒸気が滞留して、収納庫の内壁表面や調理器具表面が結露し、その結露に塵埃等が付着するため、頻繁に清掃する必要があった。
かかる不具合を解消するため、特許文献1では、収納庫の天井の奥行き側に空気流発生装置から流れ出す空気の送風口を位置させ、該送風口からの送風によって天井に沿う空気流を生じさせる蒸気排出装置が開示されている。
この装置によれば、蒸気発生源である調理器具よりも上方位置において収納庫の開放部側に向けて空気流を生じさせ、この空気流に調理器具から上昇する蒸気を乗せて開放部へ流し、収納庫の天井に生じる結露を防止する。
特開平10−115445号
しかしながら、上記空気流発生装置は、収納庫の奥行側上部に設置され、収納庫の天井の奥行き側の送風口から収納庫の開放部側に向けて空気流を生じさせるだけのため、調理器具から放出される蒸気が、収納庫の天井へ到達する間に、送風口より後方で、収納庫の前面開口部に対向する奥内壁を被覆する様に配置した空気流発生装置のケーシング表面や、該ケーシングで覆われていない収納庫の奥内壁表面に接触して結露する課題を有している。
そこで、本発明は、調理器具から生ずる蒸気によって、収納庫内の天井のみならず、収納庫の前面開口部に対向する奥内壁全体の結露を防止する蒸気排出装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明に係る蒸気排出装置は、キッチンキャビネットに備えられた前面のみが開放された蒸気を発生する調理器具設置用の収納庫に設置され、該収納庫の前面開口部に対向する奥内壁において、収納庫に設置した調理器具の蒸気排出口と同一レベル以下の高さ位置に、送風口を上向きに当接配置した送風機から成り、該送風機の送風口から前記奥内壁の横幅に沿って広がる上昇気流を生じさせることを特徴とする。
又、送風機は、その内部に一対の遠心ファンを横手に隣接する様に並設すると共に、各遠心ファンの吹出口の夫々を一方は左側斜め上方へ指向させ、他方は右斜め上方へ指向させて送風口に望ませ、該送風口を収納庫における奥内壁の横幅方向中間部の上記高さ位置に当接配置してもよい。
上記キッチンキャビネットの奥内壁の最下部に沿って断面方形状の幕板が横設された収納庫にあっては、幕板上面に送風機を載置し、この場合には、送風機は、その底部後方を幕板上に載置し、底部前方に吸気口を設けるのがよりよい。
更に、送風機は、収納庫の底板を介した下層に設けた送風機が吸気可能な収容空間に設置されると共に、送風口を前記底板において収納庫の奥内壁の最下部に隣接して設けた前記収容空間との連通口に配置してもよい。
要するに請求項1に係る発明では、キッチンキャビネットに備えられた前面のみが開放された蒸気を発生する調理器具設置用の収納庫に設置され、該収納庫の前面開口部に対向する奥内壁において、収納庫に設置した調理器具の蒸気排出口と同一レベル以下の高さ位置に、送風口を上向きに当接配置した送風機から成り、該送風機の送風口から前記奥内壁の横幅に沿って広がる上昇気流を生じさせたので、その上昇気流は、収納庫の奥内壁の横幅に沿って上昇すると共に、収納庫の天井でその前面開口部側へ向かう水平気流に方向転換して天井前端から収納庫外部へと導く空気の流れを生じせることができ、かかる気流によって前記奥内壁及び天井との間にエアカーテンを形成し、該エアーカーテンの気流に調理器具から放出されることで上昇する蒸気が乗って収納庫外部へ排出されるため、収納庫内における蒸気の滞溜や、収納庫の奥内壁及び天井の結露発生を防止できる。
請求項2に係る発明では、送風機は、その内部に一対の遠心ファンを横手に隣接する様に並設したので、送風機の横幅を狭められてその小型化が可能となる。
又、一方の遠心ファンの吹出口を左側斜め上方へ指向させると共に、他方の遠心ファンの吹出口を右斜め上方へ指向させて、送風機の上向きな送風口に望ませ、該送風口を収納庫における奥内壁の横幅方向中間部の上記高さ位置に当接配置したので、収納庫の横幅に相当する長さのクロスフローファンを内蔵した送風機を用いることなく、両遠心ファンの作動によって送風口から送風される噴出空気を収納庫の奥内壁の横幅に沿って広がる様に上昇させられ、奥内壁及び天井を順次に伝う気流を生じさせて調理器具から放出される蒸気をその気流に乗せて収納庫外部へ排出できるため、送風機自体をコンパクトに形成でき、送風機の据え付けも比較的簡単に行える。
請求項3に係る発明では、上記キッチンキャビネットにおいて、奥内壁の最下部に沿って断面方形状の幕板が横設された収納庫にあっては、幕板上面に送風機を載置したので、送風口を収納庫の奥内壁の上記高さ位置に難なく当接配置でき、よって送風機の作動による送風口からの噴出空気を収納庫の奥内壁の横幅に沿って広がる様に上昇させられ、奥内壁及び天井を順次に伝う気流を生じさせて調理器具から放出される蒸気をその気流に乗せて収納庫外部へ排出できる。
請求項4に係る発明では、送風機は、その底部後方を幕板上に載置し、底部前方に吸気口を設けたので、該吸気口を調理器具の蒸気排出口からより離隔でき、送風機の吸気によって蒸気を誘引して吸気することがなく、蒸気吸引による送風機の故障等を阻止できる。
請求項5に係る発明では、送風機は、収納庫の底板を介した下層に設けた送風機が吸気可能な収容空間に設置したので、送風機による収納庫空間の占有を極力少なくして見栄えを良くできると共に、送風機の吸気が収納庫内部でなく、該収納庫をその底板を介して区画された前記収容空間で行われるため、調理器具から放出される蒸気を吸引することが全くなく、蒸気吸引による送風機の故障等がない。
又、送風機の送風口を上記底板において収納庫の奥内壁の最下部に隣接して設けた上記収容空間との連通口に配置したので、送風機からの噴出空気を収納庫の奥内壁の横幅に沿って広がる様に上昇させられ、奥内壁及び天井を順次に伝う気流を生じさせて調理器具から放出される蒸気をその気流に乗せて収納庫外部へ排出できる等その実用的効果甚だ大である。
以下本発明の実施の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
図1はキッチンキャビネットの正面図、図2はキッチンキャビネットの一部を破断した側面図である。
このキッチンキャビネット1は、台所等に設置され、各種台所用品類を収納する上方収納部2と下方収納部3とを備えると共に、該上方及び下方収納部2、3の間に調理器具W等の収納庫4を備えている。
上方収納部2は、左右に区画された引戸式の戸棚から成り、下方収納部3は右側に高さの異なる3段の引出し3a〜3c、左側の上下段の夫々に前面が開放された収納棚3dと引出し3eとから成る。
収納庫4は、キッチンキャビネット1と同程度の横幅を有すると共に所定高さを有する前面のみが開放された仕切り空間から成るものにして、収納庫4の前面開口部に対向する奥内壁5、底板6、天井7及び左右側壁8の5面壁に囲繞され、主に使用時に蒸気を発生する炊飯器、スーチムオーブンレンジ、湯沸かしポット、コーヒーメーカーなどの調理器具(図示例では炊飯器)Wが収納設置される。
又、収納庫4において、奥内壁5にはその最下部に沿う様に薄肉な断面方形状の幕板9が奥内壁5の横幅方向全域に渡って横設されている。
尚、キッチンキャビネット1は、上記構成に限定されることなく、調理器具Wを設置する様に適宜スペースを有して前面のみが開放された収納庫4を備えたものであれば、該収納庫4のキッチンキャビネット1におけるスペースや配置、その他に収納部2、3の引出し式や戸棚式等の形式、配置及び個数は何等限定されない。
そして、収納庫4には、これを構成する上記5面壁5〜8で囲繞された仕切り空間を利用して、調理器具Wの使用時に発生する蒸気を収納庫4の外部へ排出する蒸気排出装置を設けている。
蒸気排出装置は、奥内壁5において、収納庫4に設置した調理器具Wの蒸気排出口W1と同一レベル(底板6から蒸気排出口W1までの高さ)以下の高さ位置に、上向きに当接配置した送風口10から調理器具Wの背後に存する奥内壁5の横幅に沿って広がる上昇気流を生じさせる送風機11から成る。
送風機11は、図3〜6に示す様に、本体部12が前面のみを開放して成るリヤカバー13により保持され、該リヤカバー13には本体部12前面を所定間隔を置いて被覆するフロントカバー14が着脱自在に取付けられる。
リヤカバー13の上面には、複数の横長な羽板を前後に等間隔置きに配置したルーバーを有する送風口10を設け、又送風機11の底部15後方に相当するリヤカバー13の底面部15aは、幕板9上面と同長の奥行きを有すると共に、底面部15aの前側縁に幕板9の高さより短い幕板9前面との当接平板15bを垂設し、該当接平板15bとフロントカバー14の下端部側との間隙(送風機11の底部15前方に相当)には、その横幅方向全域に渡って吸気口16が形成されている。
フロントカバー14は、その左右側縁の夫々に設けた細長な略帯状の側壁17後端を、リヤカバー13の前傾した側壁18前端に衝合すると共に、フロントカバー14の各側壁17内側の上下の夫々に後方へ突設した爪片19を、各爪片19に対応してリヤカバー13の各側壁18内側に設けた凹部20の夫々に掛止することにより、リヤカバー13の垂直な背面21に対し前傾姿勢でリヤカバー13に取付けられている。
又、フロントカバー14の上方部14aは下方部14bより若干前方へ張り出す様に形成され、上方部14aと下方部14b間に設けた前傾段差部に、その横幅方向の略全域に渡る吸気口22を設けている。
尚、フロントカバー14の吸気口22は、調理器具Wから放出される蒸気を送風機11が吸い込まない様に、上方に存する調理器具Wの蒸気排出口W1より離隔した位置で、横手一条のスリットを下向きに開口形成したものを示したが、上方部14aより後退した位置にある下方部14bであれば、ここに別途吸気口を設けても蒸気を吸い込むことはないので、下方部14bに吸気口22の他に複数の吸気口(図示せず)を設けてもよい。
又、送風機11の底部12に設けた吸気口16からその内部へ充分に空気を取り入れられて、送風機11が所望の風量の送風を可能とする場合には、フロントカバー14には吸気口を一切設けなくてもよい。
そして、送風機11は、その底部15後方(リヤカバー13の底面部15a)を幕板9の上面中央に載置すると共に、背面21を奥内壁5に当接して、当接平板15bを幕板9にビス止めすることにより、奥内壁5の下部(蒸気排出口W1と同一レベル以下の高さ位置)中央(奥内壁5の横幅方向中間)に上向きの送風口10が当接配置される様に固定される。
送風機10内に設けた本体部12は、一対の遠心ファン23、各遠心ファン23の駆動モータ24を制御する制御盤25、スイッチ26とから主に構成されている。
遠心ファン23は、そのケーシング内部に多翼羽根車27と該多翼羽根車27を軸支する駆動モータ24とを収容した小型で薄型の駆動モータ内蔵式のシロッコファンから成り、各遠心ファン23を横手に隣接する様に並設させてリヤカバー13の背面21内側に固定し、フロントカバー14との間に設けられた通気空間28を介して遠心ファン23の吸込口29をフロントカバー14に対向させると共に、一方の遠心ファン23の吹出口30を左側斜め上方へ指向させ、他方の遠心ファン23の吹出口30を右斜め上方へ指向させて送風口10に望ませている。
これにより、送風機11の吸気口16、22から取り入れられた空気が通気空間28を通って各遠心ファン23の吸込口29から吹出口30を経て送風口10へ至る送風経路を形成している。
上記の様に、送風機11は、その横幅方向に2基の小型シロッコファン23を並設するだけのため、奥内壁5の横幅に対し送風口10(送風機11)の横幅を大幅に狭めて送風機11自体の小型化が可能であると共に、小型であっても大風量の空気流を排出可能なシロッコファン23を2基用いて各吹出口30から送風口10を経て空気流を上方へ広角に送風できるので、上記の奥内壁5の下部中央に送風口10を上向きに当接配置する様に送風機11を設置することにより、送風口10から送風される空気は、送風口10より上方の奥内壁5の横幅全体に沿って広がる上昇気流を生じさせることが可能となる。
よって、送風機11は、一対の遠心ファン23を上記の様に内装したものが望ましいが、送風機11を収納庫4の横幅と同一長さに形成し、その内部に送風機11の横幅に相当するクロスフローファンを設け、該クロスフローファンの作動により送風口10から奥内壁5の横幅に沿って広がる上昇気流を生じさせる様に構成してもよい。
尚、図6に送風機11における左右の遠心ファン23の一配置例を示したが、かかる配置例には何等限定されない。
制御盤25は、リヤカバー13の背面21内側の適所に固定され、各駆動モータ24と、リヤカバー13の左右側壁18の夫々に設けたスイッチ26とを電気的に接続し、スイッチ26のいずれか一方のオン・オフ操作で両駆動モータ24を同時に作動する様に成している。
尚、制御盤25には図示しない電源コードが接続され、該電源コード先端のプラグが収納庫4の適所に設けた図示しないコンセントに差し込まれて各駆動モータ24に電力が供給される。
又、上記コンセントは、調理器具Wの電源コードのプラグも差し込まれる。
次に、第2の実施例について、図7、8に基づき説明する。
本実施例における蒸気排出装置は、キッチンキャビネット1の収納庫4に幕板9が備えられていない場合において、その収納庫4に対応して設置される様に送風機11の構成を一部変更したものであり、上記第1実施例と同一又は相当部分には同じ符号を図中に付し、説明を省略する。
この送風機11は、フロントカバー14の下端部をリヤカバー13の底面部15aに位置対応する様に形成すると共に、該底面部15aをフロントカバー14の下端部まで水平に延設することにより、送風機11の底部15を構成している。
又、フロントカバー14の下方部14bには、吸気口22と平行に複数の別途吸気口31を設けている。
そして、送風機11の底部15(底面部15a)を奥内壁5の最下部中央に隣接する収納庫4の底板6上に載置し、リヤカバー13の背面21の適所を奥内壁5にビス止め(図示せず)して送風機11が固定され、これにより、奥内壁5の下部中央に送風口10が上向きに当接配置される。
次に、第3の実施例について、図9〜11に基づき説明する。
本実施例における蒸気排出装置は、キッチンキャビネット1の収納庫4に幕板9が備えられず、且つ収納庫4の下層に底板6を介して送風機専用の収容空間32を設けたものであり、上記第1、2実施例と同一又は相当部分には同じ符号を図中に付し、説明を省略する。
上記収容空間32は、キッチンキャビネット1において、収納庫4の底板6を介した下方収納部3の上部中央に、下方収納部3における他の引出し3a〜3cと区画して設けられ、その前面を開口すると共に、かかる開口部に複数の羽板を所定間隔置きに配置したルーバー33を設け、ルーバー33を介して収容空間32を外部と通ずる吸気ダクトと成して送風機11が吸気を可能な空間と成している。
又、底板6において収納庫4の奥内壁5の最下部に隣接して設けた収容空間32との連通口32aに送風機11の送風口10を配置している。
本実施例にあっては、第2実施例で用いた送風機11を使用しており、該送風機11の背面21を収納庫4の奥内壁5と連続している収容空間32の奥内壁にビス止めすることにより固定している。
尚、スイッチ26は、送風機11のリヤカバー13から離間すると共に、スイッチ26に接続されたリード線を引き延ばしてルーバー33の枠部の片隅に取付けられている。
又、送風機11の電源は、その電源コードのプラグが収容空間32の適所に取付けられたコンセント(図示せず)に差し込まれることで供給される。
更に、本実施例にあっては、送風機11が収納庫4内においてその底板6上にのみ送風口10が露出しているだけのため、送風機11はフロントカバー14を外した状態で収容空間32内に設置してもよい。
上記の様に構成された蒸気排出装置にあっては、調理器具Wの使用時に、スイッチ26のオン操作により、各駆動モータ24を起動させると、左右の遠心ファン23の多翼羽根車27が回転し、送風機11の吸気口16、22、31から取り入れられた空気が通気空間28を通って各遠心ファン23の吸込口29から吸い込まれ、吹出口30から空気が噴出され、この噴出空気は送風機11の送風口10から上方へ送り出される。
スイッチ26は、第3実施例の送風機11では、ルーバー33に取付けられたそれをオン操作するのであるが、第1、2実施例の送風機11では、その左右側壁18に設置されているので、収納庫4内における調理器具Wの設置状態に応じ、操作し易い片側(図示例では、右側)のスイッチ26を操作するのが好ましい。
又、送風機11の吸気にあっては、第1実施例の送風機11では、フロントカバー14における上方部14aと下方部14bとの間の下向きの吸気口22と、送風機11下部の吸気口16から空気を吸い込み、第2実施例の送風機11では、フロントカバー14の前記と同一の吸気口22と、下方部14bに設けた吸気口31から空気を吸い込み、第3実施例の送風機11では、収納庫4と区画された収容空間32内の空気を前記と同一の吸気口22、31から吸い込む。
各実施例における送風機11は、いずれも吸気口16、22、31が調理器具Wの蒸気排出口W1より離隔しているため、調理器具Wから放出される蒸気を誘引して吸い込むことはない。
そして、送風機11の送風口10から送風される空気流は、送風機11内の左側の遠心ファン23の吹出口30が左側斜め上方へ指向し、右側の遠心ファン23の吹出口30は右斜め上方へ指向しているため、上方へ広角に吹き送られて奥内壁5の下部中央に当接した送風口10より上方の奥内壁5の横幅全体に沿って広がって上昇する。
この様に、調理器具Wの蒸気排出口W1以下にして、且つ奥内壁5の下部中央に隣接する様に配置された上向きの送風口10から奥内壁5の横幅全体に沿って広がる上昇気流は、収納庫4の天井7でその前面開口部側へ向かう水平気流に方向転換して天井7前端から収納庫4外部へと導く空気の流れを生じせられ、かかる気流によって奥内壁5及び天井7との間にエアカーテンを形成する。
そして、エアーカーテンの気流に調理器具Wから放出されることで上昇する蒸気が乗って収納庫4外部へ排出され、これにより収納庫4内における蒸気の滞溜や、収納庫4の奥内壁5及び天井7に蒸気を接触させず、結露させない。
尚、調理器具Wは、収納庫4の左側に設置したものを示したが、送風機11から生ずる気流は、調理器具Wの蒸気排出口W1と同一レベル以下の高さ位置から奥内壁5の横幅に沿って広がって上昇するため、収納庫4の中央や右側に調理器具Wを設置しても、調理器具Wから放出される蒸気は、上記と同様に奥内壁5及び天井7に接触することなく収納庫4外部に排出される。
キッチンキャビネットの正面図である。 キッチンキャビネットの一部を破断した側面図である。 送風機の正面図である。 送風機の平面図である。 送風機の縦断面図である。 フロントカバーを外した送風機の一部省略正面図である。 第2実施例を示すキッチンキャビネットの正面図である。 送風機の縦断面図である。 第3実施例を示すキッチンキャビネットの正面図である。 図9のAーA拡大断面図である。 図9の要部拡大図である。
符号の説明
1 キッチンキャビネット
4 収納庫
5 奥内壁
6 底板
9 幕板
10 送風口
11 送風機
15 底部
16 吸気口
23 遠心ファン
30 吹出口
32 収容空間
32a 連通口
W 調理器具
W1 蒸気排出口

Claims (5)

  1. キッチンキャビネットに備えられた前面のみが開放された蒸気を発生する調理器具設置用の収納庫に設置され、該収納庫の前面開口部に対向する奥内壁において、収納庫に設置した調理器具の蒸気排出口と同一レベル以下の高さ位置に、送風口を上向きに当接配置した送風機から成り、該送風機の送風口から前記奥内壁の横幅に沿って広がる上昇気流を生じさせることを特徴とする蒸気排出装置。
  2. 送風機は、その内部に一対の遠心ファンを横手に隣接する様に並設すると共に、各遠心ファンの吹出口の夫々を一方は左側斜め上方へ指向させ、他方は右斜め上方へ指向させて送風口に望ませ、該送風口を収納庫における奥内壁の横幅方向中間部の上記高さ位置に当接配置したことを特徴とする請求項1記載の蒸気排出装置。
  3. 上記奥内壁の最下部に沿って断面方形状の幕板が横設された収納庫にあっては、幕板上面に送風機を載置したことを特徴とする請求項1又は2記載の蒸気排出装置。
  4. 送風機は、その底部後方を幕板上に載置し、底部前方に吸気口を設けたことを特徴とする請求項3記載の蒸気排出装置。
  5. 送風機は、収納庫の底板を介した下層に設けた送風機が吸気可能な収容空間に設置されると共に、送風口を前記底板において収納庫の奥内壁の最下部に隣接して設けた前記収容空間との連通口に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の蒸気排出装置。
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