JP2007325764A - クレーンゲーム機 - Google Patents
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Abstract
【課題】景品の価値を損なうことがない新たなゲーム性を有するクレーンゲーム機を提供する。
【解決手段】少なくとも一部が、透過状態又は不透過状態に切り替え可能な調光ガラス21で形成され、景品10を収容するプレイエリア2Aと、景品10を把持し、プレイエリア2Aに設けられた景品落し口2bまで運搬する把持ユニット3と、把持ユニット3を操作する操作手段5とを備える。そして、調光ガラス21を制御し、遊技が開始されることを契機に調光ガラス21を透過状態から不透過状態に切り替える。また、少なくとも把持ユニット3と景品10との位置関係が把握できるように、プレイエリア2A内を撮像するCCDカメラ33と、撮像した撮像内容を表示するモニタ6とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】少なくとも一部が、透過状態又は不透過状態に切り替え可能な調光ガラス21で形成され、景品10を収容するプレイエリア2Aと、景品10を把持し、プレイエリア2Aに設けられた景品落し口2bまで運搬する把持ユニット3と、把持ユニット3を操作する操作手段5とを備える。そして、調光ガラス21を制御し、遊技が開始されることを契機に調光ガラス21を透過状態から不透過状態に切り替える。また、少なくとも把持ユニット3と景品10との位置関係が把握できるように、プレイエリア2A内を撮像するCCDカメラ33と、撮像した撮像内容を表示するモニタ6とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、載置された景品を遊技者が操作するアームユニットで把持して景品取出口まで運ぶゲームを行うクレーンゲーム機に関するものである。
一般的なクレーンゲーム機は、複数のアームが開閉可能に設けられたアームユニットを遊技者が操作して、載置された景品を景品取出口まで運ぶことができれば、その景品を獲得できるようになっている。このようなクレーンゲーム機の人気が高まるにつれ、様々な方法で景品を獲得するゲーム機が提案されている。例えば、特許文献1には、景品を収容する筐体内にカメラを設け、遊技者が筐体外部から視認し難い領域をカメラにより確認することができるクレーンゲーム機が開示されている。これにより、遊技者の技量が低い場合であっても、アームユニットを獲得したい景品に対して位置合わせしやすくなり、遊技者が景品を獲得できる確率を向上させることができるようになっている。
特許文献1のようなクレーンゲーム機により、遊技者は景品を獲得しやすくなったが、ゲーム提供者側にとっては、簡単に景品を獲得されることで、売り上げなどの利益が低下してしまうおそれがある。また、クレーンゲーム機の景品は、獲得が困難であるために価値があった。このため、遊技者側にとっても景品を簡単に獲得できてしまうと、その価値が低下してしまい、クレーンゲーム機の本来の面白さ、ゲーム達成感が味わえなくなってしまうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、景品の価値を損なうことがない新たなゲーム性を有するクレーンゲーム機を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のクレーンゲーム機は、少なくとも一部が、透過状態又は不透過状態に切り替え可能な液晶シャッターで形成され、景品を収容する景品収容空間と、景品を把持し、景品収容空間に設けられた景品取出口まで運搬する把持ユニットと、把持ユニットを操作する操作部と、遊技を開始させる遊技開始手段と、液晶シャッターを制御し、遊技開始手段により遊技が開始されることを契機に液晶シャッターを透過状態から不透過状態に切り替える制御部と、少なくとも把持ユニットと景品との位置関係が把握できるように、景品収容空間内を撮像する撮像装置と、操作部の近傍に設けられ、撮像装置が撮像した撮像内容を表示する表示装置とを備えていることを特徴とする。
この構成によると、遊技開始と同時に液晶シャッターが不透過状態となるため、景品収容空間の景品が視認できなくなるが、遊技者は表示装置により把持ユニットと景品との位置関係を把握できるようになっている。これにより、遊技者は表示装置のみをモニタリングしながら把持ユニットを操作して景品を獲得するといった従来にないゲーム性を有するクレーンゲーム機を提供できる場合がある。
さらに、本発明は、液晶シャッターが不透過状態である場合において、景品収容空間を照射する照射手段を備えていることを特徴とする。
この構成によると、景品収容空間を照射することで、撮像装置により撮像される撮像内容をより明瞭なものとすることができる場合がある。
また、本発明の照射手段は、少なくとも移動中の把持ユニットが景品を掴むことができる範囲内にある景品を照射することを特徴とする。
この構成によると、移動中の把持ユニットが掴むことができる範囲内にある景品を照射することで、遊技者は、把持ユニットを把持したい景品に対して位置合わせ等の操作がしやすくなる場合がある。
本発明の照射手段は、範囲内に目印を形成できるように構成されていることを特徴とする。
この構成によると、把持ユニットが景品を掴むことができる範囲内に目印が形成されるため、遊技者は把持ユニットを把持したい景品に照準を合わせやすくなる場合がある。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
クレーンゲーム機1は、内部の略中央に景品10を載置する基台2aが形成された直方体の筐体2を備え、その基台2aと筐体2の天板22との間の正面と左右側面には調光ガラス21が嵌め込まれている。この調光ガラスは、液晶を利用し、電気のオン・オフの切り替えにより透過・不透過となる一般的な調光ガラスである。即ち、調光ガラス21が透過状態の場合、図1に示すように、筐体内部の景品10を外部から視認でき、調光ガラス21が不透過状態の場合、図2に示すように、外部から景品10を視認できなくなる。
また、基台2aの前面側の端には、載置された景品10が通過できる大きさの景品落し口2bが形成され、筐体2の外部で景品落し口2bの直下となる位置には景品取出口2cが形成されている。そして、景品落し口2bは、景品取出口2cに連通しており、景品が景品落し口2bに落とし込まれると、景品取出口2cまで落下し、遊技者は景品取出口2cから景品10を取り出すことができるようになっている。なお、景品落し口2bの周囲には、周囲にある景品10が落下しないように基台2a上の景品10と略同じ高さとなる壁が形成されている。即ち、景品10を後述の把持ユニット3により上方に持ち上げなければ、景品落し口2bに景品10を落下させることができない。この基台2aに載置する景品10は、フィギアや玩具など適宜変更可能であって、これら景品を基台2a上に一定間隔で配置してもよいし、ランダムに配置してもよい。
なお、以下の説明において、調光ガラス21が透過状態の場合に視認できる筐体2内の領域をプレイエリア2Aと称する。
筐体2のプレイエリア2Aには、基台2aに載置された景品10を上方から掴み、把持した状態で景品10を景品落し口2bまで運搬するための把持ユニット3が懸吊されている。具体的には、把持ユニット3は、本体31と、一対の開閉把持爪32a・32bとを有している。本体31は、基台2aに平行に設けられた後述の移動機構4により上下方向(以下、「Z軸方向」と言う)及び水平方向に移動するように保持されている。また、一対の開閉把持爪32a・32bは、景品10を把持するための爪であって、本体31の上下動に同期して開閉するように、本体31に設けられている。
なお、開閉把持爪32a・32bは、図3に示すように、略くの字型で、本体31に左右対称に設けられており、その先端が接触した図3(a)に示す状態を「閉状態」、開閉把持爪32a・32bの先端が離れた図3(b)に示す状態を「開状態」とする。この開閉把持爪32a・32bは、本体31がプレイエリア2Aの上方に位置している場合は、開状態となっている。そして、本体31が最降下地点に達すると、開状態から閉状態になる。この際に、開閉把持爪32a・32bの間に景品10が介在していれば、閉状態となる開閉把持爪32a・32bに景品10が挟持されるようになる。そして、景品10を挟持した状態で本体31が上昇することで、景品10を持ち上げることができ、景品落し口2bまで運搬することができる。その後、景品落し口2b上まで移動すると、閉状態から開状態へとなる。このときに、開閉把持爪31a・31bが景品10を挟持していると、景品10が景品落し口2bに落下し、遊技者は景品取出口2cから景品10を取り出すことができる。
また、本体31は、CCDカメラ33を有している。CCDカメラ33は、光軸が基台2aに対して略垂直となり、本体31の真下を撮影可能に設けられている。このCCDカメラ33により撮影された映像は、後述のモニタ6に表示される。また、CCDカメラ33は、自動焦点調整装置を有しており、把持ユニット3が上下動した場合であっても、景品10との合焦状態を常に保つことができるようになっている。
CCDカメラ33により本体31の真下を撮影することで、筐体2の調光ガラス21が不透過状態で内部を視認できない場合であっても、遊技者はモニタ6で景品10に対する把持ユニット3の位置を確認できるようになる。即ち、遊技者は、把持ユニット3で掴みたい景品10がモニタ6の略中央に位置するように把持ユニット3を操作することで、その景品10が開状態の開閉把持爪31a・31bの略中央に位置するようにでき、より確実に景品10を把持ユニット3で掴むことができるようになる。
移動機構4は、基台2aに対向するように筐体2の天板22の内側に設けられており、上記の把持ユニット3を水平移動及び上下移動させる。具体的には、移動機構4は、直線状の水平移動用バー41及び昇降用バー42(図3参照)を有しており、水平移動用バー41は、図4に示すように、クレーンゲーム機1の左右方向(以下「Y軸方向」という)にY軸方向に直交し、かつ、Y軸方向に移動可能に天板22に設けられている。また、昇降用バー42は、移動バー41に沿ってスライド可能(即ち、クレーンゲーム機1の前後方向(以下「X軸方向」という)にスライド可能)であって、かつ、Z軸方向(鉛直方向)にスライド可能に水平移動用バー41に取り付けられている。そして、この垂直用バー42に把持ユニット3の本体31が設けられている(図3参照)。これにより、把持ユニット3は、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動可能となる。なお、これらの移動構造は、既存技術を用いたものであって、油圧を利用したものであってもよいし、ローラを利用したものであってもよく、特に限定される構造ではない。
さらに、筐体2内のプレイエリア2Aには、ライト7が設けられている。ライト7は、クレーンゲーム機1の背面側に設けられ、筐体2の調光ガラス21が不透過状態となった場合に把持ユニット3のCCDカメラ33の撮影領域に光を照らすように、前面側に向かって照射する照射手段である。このライト7は、把持ユニット3のX軸方向及びY軸方向の移動に同期して照射方向を調整する調整機構71を有している。
より具体的に説明すると、把持ユニット3のCCDカメラ33は、本体31の略直下を撮影している。そして、ライト7は、ライト7の照射領域7AがCCDカメラ33の撮影領域3Aを囲繞するように基台2aに照射する。このとき、ライト7は、光の中心軸が、基台2aにおいてCCDカメラ33の光軸と交わるように光を照射する。そして、把持ユニット3が矢印方向に移動すると、それに伴い、光の中心軸が常にCCDカメラ33の光軸と交わるように調整機構71が作動してライト7の照射方向を変える。なお、調整機構71は、後述の制御部8により把持ユニット3のX軸方向及びY軸方向の位置にライト7の照射方向を合わせるように制御される。これにより、CCDカメラ33の撮影領域3Aは、常に光が照射されるようになるため、より明確に撮影できるようになる。
また、ライト7は、遊技者が光の中心軸を把握しやすいように照射レンズ等に例えば「×印」が形成(印字)されており、図5に示すように、中心軸上に×印7aが形成される。上記したようにライト7の光の中心軸は、CCDカメラ33の光軸と交わるようになっているため、遊技者はCCDカメラ33の撮影領域3Aの中心を把握しやすくなる。CCDカメラ33は、本体31の直下を撮影しているため、遊技者は、×印7aが景品10に重合するように把持ユニット3を操作することで、把持ユニット3と景品10とをZ軸方向において直線上に位置させることができるようになる。即ち、遊技者は、景品10をより確実に掴むことができる位置に把持ユニット3を移動させ易くなる。
なお、上記ライト7の光強度は適宜変更可能であって、ゲームの難易度に応じて変更するようにしてもよい。例えば、難易度を上げたい場合は、光強度を小さくしプレイエリア2A内を薄暗くすることで景品10の位置を明確に把握できなくなり、把持ユニット3の操作を難しくすることができる。
筐体2の前面側には、操作手段5が設けられている。操作手段5は、上記した把持ユニット3を移動させる左ボタン5aと、右ボタン5bと、遊技を開始する際にコインを投入する投入口5cを有している。投入口5cは、コインの投入を検知するセンサを有しており、コインが投入されると、遊技を開始できるようになる。左ボタン5aは、把持ユニット3をY軸方向に移動させるボタンである。右ボタン5bは、把持ユニット3をX軸方向に移動させるボタンである。遊技者は、これら2つのボタン5a・5bを押し続けることで、把持ユニット3を移動させることができ、目的地に達した際にボタンから手を離すと、把持ユニット3が停止するようになっている。なお、遊技者がこれらボタン5a・5bから一度手を離し、把持ユニット3を停止させたり、一定時間ボタン5a・5bを操作しなかったりすると、把持ユニット3は移動しないようになっている。また、把持ユニット3は、一定時間同じ位置に停止すると自動的にZ軸方向に移動するようになっている。
操作手段5の近傍には、モニタ6が設けられている。モニタ6は、上述のCCDカメラ33が撮影した撮影内容が表示される。図6(a)は、把持ユニット3の移動時における撮影内容を示している。図6(b)は、把持ユニット3の停止時における撮影内容を示している。図6(c)は、把持ユニット3の降下時における撮影内容を示している。図6(d)は、把持ユニット3が景品10を掴む際の撮影内容を示している。図6に示すように、遊技者は、×印7aが景品10と重合するように、モニタ6をモニタリングしながら把持ユニット3を操作することで、景品10を把持しやすくなる。
なお、上述した把持ユニット構3等は、Y軸方向において、2人の遊技者が同時に遊技を行うことができるように、左右対称に設けられている。
上記した調光ガラス21、把持ユニット3、移動機構4、操作手段5、モニタ6及びライト7は、図7に示すように、制御部8に接続されており、制御部8により制御されるようになっている。制御部8は、CPUやROM、RAM等から構成されるマイクロコンピュータであり、後述の処理ルーチンを実行する。制御部8の具体的な処理動作については後述する。
(クレーンゲーム機の動作)
次に、図8を参照して、クレーンゲーム機1の制御部8における処理内容について説明する。
次に、図8を参照して、クレーンゲーム機1の制御部8における処理内容について説明する。
電源が投入されると、制御部8は、まず、初期化処理を行う(S1)。具体的には、調光ガラス21を透過状態とし、プレイエリア2Aの景品が視認可能な状態にする。そして、把持ユニット3を所定の位置に移動させ、開閉把持爪32a・32bを開状態とする。所定の位置とは、景品落し口2bの鉛直上方である。即ち、把持ユニット3は、景品落し口2bの鉛直上方を原点として水平(X軸方向及びY軸方向)に移動する。次に、コインが投入されたか否かを判定する(S2)。コインが投入されていない場合(S1:NO)、コインが投入されるまで待機する。コインが投入された場合(S1:YES)、調光ガラス21に電気を印加し、不透過状態に切り替える(S3)。
次に、ライト7及びCCDカメラ33を作動させる(S4)。CCDカメラ33を作動させることで、モニタ6にCCDカメラ33の撮影内容が表示される。その後、水平移動処理を行う(S5)。水平移動処理とは、把持ユニット3を遊技者の操作に従って移動させる処理である。具体的には、左ボタン5aが押されている間、把持ユニット3をY軸方向に移動させ、右ボタン5bが押されている間、把持ユニット3をX軸方向に移動させる。ボタン5a・5bは、一度操作されると、操作不能となる。即ち、把持ユニット3は、一度移動し停止すると、再び移動できないようになっている。なお、所定時間ボタン5a・5bが操作されなければ、把持ユニット3は水平移動することなくS5に移行する。
なお、水平移動処理と平行して、ライト調整処理を行う。ライト調整処理では、移動する把持ユニット3に同期して調整機構71を制御し、ライト7の照射方向を調整する。
次に、把持処理を行う(S6)。具体的には、移動機構4の昇降用バー42を下方にスライドさせ把持ユニット3を降下させる。そして、最降下地点に達すると、開閉把持爪32a・32bを開状態から閉状態に切り替える。その後、その状態で移動機構4の昇降用バー42を上方にスライドさせ本体31を上昇させる。これにより、景品10を開閉把持爪32a・32bで把持していれば、その景品10を他の景品10よりも上方に持ち上げることができる。そして、把持ユニット3を元の位置、即ち、景品落し口2bの鉛直上方まで移動させる(S7)。そして、開閉把持爪32a・32bを開状態へと切り替える(S8)。このとき、景品10を把持していれば、景品10を景品落し口2bに落とし込むことができる。その後、調光ガラス21を透過状態へと切り替え(S9)、S1に戻る。
(本実施の形態の概要)
以上説明したように、本実施の形態のクレーンゲーム機は、少なくとも一部が透過状態又は不透過状態に切り替え可能な液晶シャッター(調光ガラス21)で形成され、景品(景品10)を収容する景品収容空間(プレイエリア2A)と、景品を把持し、景品収容空間に設けられた景品取出口(景品落し口2b、景品取出口2c)まで運搬する把持ユニット(把持ユニット3)と、把持ユニットを操作する操作部(操作手段5)と、遊技を開始させる遊技開始手段(投入口5c、制御部8)と、液晶シャッターを制御し、遊技開始手段により遊技が開始されることを契機に液晶シャッターを透過状態から不透過状態に切り替える制御部(制御部8)と、少なくとも把持ユニットと景品との位置関係が把握できるように、景品収容空間内を撮像する撮像装置(CCDカメラ33)と、操作部の近傍に設けられ、撮像装置が撮像した撮像内容を表示する表示装置(モニタ6)とを備えた構成されている。
以上説明したように、本実施の形態のクレーンゲーム機は、少なくとも一部が透過状態又は不透過状態に切り替え可能な液晶シャッター(調光ガラス21)で形成され、景品(景品10)を収容する景品収容空間(プレイエリア2A)と、景品を把持し、景品収容空間に設けられた景品取出口(景品落し口2b、景品取出口2c)まで運搬する把持ユニット(把持ユニット3)と、把持ユニットを操作する操作部(操作手段5)と、遊技を開始させる遊技開始手段(投入口5c、制御部8)と、液晶シャッターを制御し、遊技開始手段により遊技が開始されることを契機に液晶シャッターを透過状態から不透過状態に切り替える制御部(制御部8)と、少なくとも把持ユニットと景品との位置関係が把握できるように、景品収容空間内を撮像する撮像装置(CCDカメラ33)と、操作部の近傍に設けられ、撮像装置が撮像した撮像内容を表示する表示装置(モニタ6)とを備えた構成されている。
この構成によると、遊技開始と同時に液晶シャッターが不透過状態となるため、景品収容空間の景品が視認できなくなるが、遊技者は表示装置により把持ユニットと景品との位置関係を把握できるようになっている。これにより、遊技者は表示装置のみをモニタリングしながら把持ユニットを操作して景品を獲得するといった従来にないゲーム性を有するクレーンゲーム機を提供できる場合がある。
さらに、本実施の形態は、液晶シャッターが不透過状態である場合において、景品収容空間を照射する照射手段(ライト7)を備えた構成にされている。
この構成によると、景品収容空間を照射することで、撮像装置により撮像される撮像内容をより明瞭なものとすることができる場合がある。
また、本実施の形態の照射手段は、少なくとも移動中の把持ユニットが景品を掴むことができる範囲内にある景品を照射する構成にされている。
この構成によると、移動中の把持ユニットが掴むことができる範囲内にある景品を照射することで、遊技者は、把持ユニットを把持したい景品に対して位置合わせ等の操作がしやすくなる場合がある。
本実施の形態の照射手段は、範囲内に目印(×印7a)を形成できるように構成されている。
この構成によると、把持ユニットが景品を掴むことができる範囲内に目印が形成されるため、遊技者は把持ユニットを把持したい景品に照準を合わせやすくなる場合がある。
(本実施の形態の変形例)
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、ライト7は、CCDカメラ33の撮影領域を照射しているが、プレイエリア2A全体を照射するようにしてもよい。また、ライトを把持ユニット3と一体に設けるようにしてもよい。この様な場合、把持ユニット3の移動に同期してライトの照射方向を変える必要がないため、クレーンゲーム機の構成をより簡単にすることができる。また、例えば、ライトによりプレイエリア2Aを照射せずに、景品に発光する部材を付して、その部材の光を目安にして把持ユニット3を操作するようなゲーム内容であってもよい。
さらに、CCDカメラを複数台プレイエリア内に設け、遊技者がどのCCDカメラの映像をモニタ6に表示させるかを切り替えることができるように構成してもよい。この場合、遊技者が所望の角度から把持ユニット等を確認することができるため、調光ガラス21が不透過状態であっても景品10を獲得しやすくなる。
また、景品10を把持する把持ユニット3や移動機構4、筐体2を不透過状態にするための構成、各装置の配置等は、当然に上記実施の形態に限定されない。
1 クレーンゲーム機
2 筐体
2A プレイエリア
3 把持ユニット
4 移動機構
5 操作手段
6 モニタ
7 ライト
10 景品
21 調光ガラス
33 CCDカメラ
2 筐体
2A プレイエリア
3 把持ユニット
4 移動機構
5 操作手段
6 モニタ
7 ライト
10 景品
21 調光ガラス
33 CCDカメラ
Claims (4)
- 少なくとも一部が、透過状態又は不透過状態に切り替え可能な液晶シャッターで形成され、景品を収容する景品収容空間と、
前記景品を把持し、前記景品収容空間に設けられた景品取出口まで運搬する把持ユニットと、
前記把持ユニットを操作する操作部と、
遊技を開始させる遊技開始手段と、
前記液晶シャッターを制御し、前記遊技開始手段により遊技が開始されることを契機に前記液晶シャッターを透過状態から不透過状態に切り替える制御部と、
少なくとも前記把持ユニットと前記景品との位置関係が把握できるように、前記景品収容空間内を撮像する撮像装置と、
前記操作部の近傍に設けられ、前記撮像装置が撮像した撮像内容を表示する表示装置と
を備えていることを特徴とするクレーンゲーム機。 - 前記液晶シャッターが不透過状態である場合において、前記景品収容空間内を照射する照射手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のクレーンゲーム機。
- 前記照射手段は、少なくとも前記把持ユニットが前記景品を掴むことができる範囲内にある景品を照射することを特徴とする請求項2に記載のクレーンゲーム機。
- 前記照射手段は、
前記範囲内に目印を形成できるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のクレーンゲーム機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006159479A JP2007325764A (ja) | 2006-06-08 | 2006-06-08 | クレーンゲーム機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006159479A JP2007325764A (ja) | 2006-06-08 | 2006-06-08 | クレーンゲーム機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007325764A true JP2007325764A (ja) | 2007-12-20 |
Family
ID=38926679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006159479A Pending JP2007325764A (ja) | 2006-06-08 | 2006-06-08 | クレーンゲーム機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007325764A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2467331A (en) * | 2009-01-29 | 2010-08-04 | Steven Day | Crane grabber machine with video display and camera |
JP2012165850A (ja) * | 2011-02-14 | 2012-09-06 | Square Enix Co Ltd | クレーンゲーム装置 |
-
2006
- 2006-06-08 JP JP2006159479A patent/JP2007325764A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2467331A (en) * | 2009-01-29 | 2010-08-04 | Steven Day | Crane grabber machine with video display and camera |
JP2012165850A (ja) * | 2011-02-14 | 2012-09-06 | Square Enix Co Ltd | クレーンゲーム装置 |
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