JP2007324156A - 電子部品実装装置および電子部品実装方法ならびにトレイ引出し装置およびトレイ引出し方法 - Google Patents

電子部品実装装置および電子部品実装方法ならびにトレイ引出し装置およびトレイ引出し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品供給装置の装着互換性を向上させるとともに、機構簡略化・装置コンパクト化を可能とする電子部品実装装置および電子部品実装方法ならびにトレイ引出し装置およびトレイ引出し方法を提供すること。
【解決手段】引出し機構20を備えたトレイ引出し装置によってラックからトレイをトレイプレートともに引き出すトレイフィーダにおいて、駆動機構によって水平に移動し引出しレール30に沿って移動する移動部21に設けられた係合部42aを、揺動部材37を軸支点38廻りに回動させることにより、ラックに格納されたトレイプレートの切欠き部17cに係合する引出し開始時の位置と、部品取出し位置に保持されたトレイプレートの切欠き部17cに係合する引出し完了時の位置とに変位させる。これにより、移動部21が引出しレール30から突出することがなく、トレイ18を極力基板に近接させることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置および電子部品実装方法ならびに電子部品実装において電子部品を収納したトレイをラックから引き出すトレイ引出し装置およびトレイ引出し方法に関するものである。
電子部品実装装置において、半導体チップなどの電子部品を供給する方法として、トレイフィーダを用いる方法が知られている。このトレイフィーダは複数の電子部品を平面状に収納したトレイをラックなどの積層容器に多段に格納しておき、トレイを順次引き出して部品供給位置まで移動させることにより、電子部品を供給するものである(例えば特許文献1、2参照)。トレイは一般に板状のトレイプレートに保持されており、トレイはトレイプレートに保持された状態でラックからトレイプレートともに引き出される。この引き出し動作は、トレイプレートに設けられた切り欠き部に引き出し用の駆動部材を係合させ、この状態で駆動部材を引き出し方向に移動させることにより行われる。
特許文献1に示す例では、トレイプレートの引き出し方向の前方に位置するように配置された駆動部材によって、トレイプレートを牽引する形で引き出す方法を採用している。また特許文献2に示す例では、トレイプレートの引き出しレベルを部品実装対象の基板を搬送する搬送機構よりも低く設定し、トレイプレートを基板の下方まで引き込んだ状態で、トレイから部品を取り出すようにしている。
特開2004−288741号公報 特開2000−22387号公報
ところで近年電子部品実装ラインではフレキシブル生産に対応するため、ラインの汎用化が求められるようになっている。このため電子部品を供給するパーツフィーダとして、上述のトレイフィーダやテープに保持された状態の電子部品を供給するテープフィーダなどを必要に応じて使い分けることが可能な装着互換性が要求されている。しかしながら、従来のトレイフィーダにおいては、汎用型の実装装置にテープフィーダと装着互換性を持たせることが困難で、トレイフィーダがそのまま装着可能な機種が限定されていた。
すなわち、テープフィーダでは実装ヘッドによる部品取り出し位置がフィーダ本体の前端部に固定され、実装ヘッドはこの部品取り出し位置まで移動すればよいのに対し、トレイフィーダを用いる場合には、複数の部品を収納したトレイ全面に実装ヘッドが移動する必要があるため、実装ヘッドの移動ストロークをテープフィーダを対象とする場合よりも大きく設定する必要があった。例えば特許文献1に示す例では、トレイプレートの引き出し側の前方に牽引用の駆動部材が配置されているため、この駆動部材の長さ分を加味して実装ヘッドの移動ストロークを設定しなければならず、移動ストロークの短縮には限界があった。
このため従来の実装ラインにおいては、トレイフィーダの装着を可能とするため実装ヘッドのストロークを予め長く設定したトレイフィーダ対応機種を準備するか、またはトレイフィーダに専用の移載装置を設けてトレイから取り出した電子部品をシャトル式の部品搬送装置に一旦移し替え、この部品搬送装置を介して実装ヘッドに電子部品を受け渡すことが行われていた。また特許文献2に示す例では、トレイを実装対象の基板に平面的に近
接させることは可能であるものの、基板搬送機構の下方に位置するトレイから部品を取り出さなければならないことから、実装ヘッドに設けられた部品取り出し用のノズルの昇降ストロークをその分だけ大きく設定する必要があり、実装ヘッドの機構簡略化・コンパクト化の要請に反することとなっていた。
このように、従来の実装ラインにおいては、実装ヘッドに必要とされるストロークの制約に起因して、トレイフィーダ、テープフィーダなどの部品供給装置の装着互換性や機構簡略化・装置コンパクト化の実現に難点があり、この面での改善が求められていた。
そこで本発明は、部品供給装置の装着互換性を向上させるとともに、機構簡略化・装置コンパクト化を可能とする電子部品実装装置および電子部品実装方法ならびにトレイ引出し装置およびトレイ引出し方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装装置は、トレイ引出し装置から電子部品を収納したトレイを引き出し、引き出された前記トレイから実装ヘッドによって前記電子部品を取り出して基板に実装する電子部品実装装置であって、
少なくとも前記トレイ引出し装置を含む複数種類の部品供給装置が装着可能な部品供給部と、前記部品供給部から前記実装ヘッドによって電子部品を取り出して前記基板異実装する部品実装機構とを備え、前記トレイ引出し装置は、前記トレイを保持し端部に係合用の切欠き部が設けられたトレイ保持部と、前記トレイ保持部を複数段に格納する格納部と、前記トレイ保持部を前記格納部から第1方向に引き出して前記実装ヘッドによる部品取出し位置に保持する引出し機構とを有し、前記引出し機構は、前記トレイ保持部を下面側から支持する支持部と、前記切欠き部に係合する係合部が設けられ前記支持部に対して前記第1方向に移動する移動部と、前記係合部の前記移動部における前記第1方向の相対位置を変位させる係合部変位手段とを備えた。
本発明の電子部品実装方法は、電子部品が収納されたトレイを保持し端部に係合用の切欠き部が設けられたトレイ保持部と、前記トレイ保持部を複数段に格納する格納部と、前記トレイ保持部を前記格納部から第1方向に引き出して前記実装ヘッドによる部品取出し位置に保持する引出し機構とを備えたトレイ引出し装置によって前記トレイを引き出し、引き出されたトレイから実装ヘッドによって前記電子部品を取り出して基板に実装する電子部品実装方法であって、前記引出し機構は、前記トレイ保持部を下面側から支持する支持部と、前記切欠き部に係合する係合部が設けられ前記支持部に対して前記第1方向に移動する移動部と、前記係合部の前記移動部における前記第1方向の相対位置を変位させる係合部変位手段とを備え、前記引出し機構による前記トレイの引き出し動作において、前記相対位置を、前記係合部が前記格納部に格納されたトレイ保持部の切欠き部に係合する引出し開始時の位置と、前記係合部が前記部品取出し位置に保持されたトレイ保持部の前記切欠き部に係合する引出し完了時の位置とに変位させる。
本発明のトレイ引出し装置は、電子部品を収納したトレイを引き出すことにより前記電子部品を電子部品実装装置に供給するトレイ引出し装置であって、前記トレイを保持し端部に係合用の切欠き部が設けられたトレイ保持部と、前記トレイ保持部を複数段に格納する格納部と、前記トレイ保持部を前記格納部から第1方向に引き出して前記実装ヘッドによる部品取出し位置に保持する引出し機構とを有し、前記引出し機構は、前記トレイ保持部を下面側から支持する支持部と、前記切欠き部に係合する係合部が設けられ前記支持部に対して前記第1方向に移動する移動部と、前記係合部の前記移動部における前記第1方向の相対位置を変位させる係合部変位手段とを備えた。
本発明のトレイ引出し方法は、電子部品が収納されたトレイを保持し端部に係合用の切欠き部が設けられたトレイ保持部と、前記トレイ保持部を複数段に格納する格納部と、前記トレイ保持部を前記格納部から第1方向へ引き出して前記実装ヘッドによる部品取出し位置に保持する引出し機構とを備えたトレイ引出し装置によって前記トレイを引き出すトレイ引出し方法であって、前記引出し機構は、前記トレイ保持部を下面側から支持する支持部と、前記切欠き部に係合する係合部が設けられ前記支持部に対して前記第1方向に移動する移動部と、前記係合部の前記移動部における前記第1方向の相対位置を変位させる係合部変位手段とを備え、前記引出し機構による前記トレイの引き出し動作において、前記相対位置を、前記係合部が前記格納部に格納されたトレイ保持部の切欠き部に係合する引出し開始時の位置と、前記係合部が前記部品取出し位置に保持されたトレイ保持部の前記切欠き部に係合する引出し完了時の位置とに変位させる。
本発明によれば、引出し機構によるトレイの引出し動作において、トレイ保持部を引き出すために移動する移動部における係合部の水平方向の相対位置を、係合部を格納部に格納されたトレイ保持部の切欠き部に係合させる引出し開始時の位置と、係合部を部品取り出し位置に保持されたトレイ保持部の切欠き部と係合する引出し完了時の位置とに変位させることにより、実装ヘッドに必要とされる移動ストロークを移動部のサイズ分だけ短縮することができ、部品供給装置の装着互換性を向上させるとともに、機構簡略化・装置コンパクト化を実現することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の電子部品実装装置の平面図、図2は本発明の実施の形態1の電子部品実装装置に装着されるトレイフィーダの断面図、図3は本発明の実施の形態1のトレイフィーダに用いられる部品供給用のトレイの斜視図、図4は本発明の実施の形態1のトレイフィーダにおける引出し機構の斜視図、図5は本発明の実施の形態1のトレイフィーダにおける引出し機構の側面図、図6は本発明の実施の形態1のトレイフィーダにおける引出し機構の機構説明図、図7は本発明の実施の形態1のトレイフィーダにおける引出し機構の動作説明図、図8は本発明の実施の形態1の電子部品実装装置の部分平面図である。
まず図1を参照して、電子部品実装装置の構成を説明する。この電子部品実装装置は、部品供給部に配置されたテープフィーダやトレイフィーダなどの部品供給装置によって供給される電子部品を基板に実装する機能を有するものである。本実施の形態においては、トレイ引出し装置であるトレイフィーダから電子部品を収納したトレイを引き出し、引き出された前記トレイから実装ヘッドによって前記電子部品を取り出して基板に実装するようにしている。
図1において基台1の上面にはX方向(基板搬送方向)に搬送路2が配設されている。搬送路2は電子部品が実装される基板3を搬送し、中央部に設定された実装ステージに基板3を位置決めする。搬送路2の両側方には、部品供給部4A、4Bが配置されている。部品供給部4Aには、並設された複数のテープフィーダ5およびトレイフィーダ6が併設されており、部品供給部4Bには並設された複数のテープフィーダ5のみが配置されている。
テープフィーダ5は電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する部品実装機構に電子部品を供給する。またトレイフィーダ6は、電子部品が平面配列で収納されたトレイ18(図3参照)を多段に格納し、これらのトレイ18を順次第1方向(矢印a)に引き出すことにより、電子部品を部品実装機構に供給する。す
なわち本実施の形態において、部品供給部4Aは少なくともトレイ引出し装置としてのトレイフィーダ6を含む複数種類の部品供給装置が装着可能な構成となっている。
基台1のX方向の両端部にはY軸テーブル7A、7BがY方向に配設されており、Y軸テーブル7A、7BにはX軸テーブル8A、8Bが架設されている。X軸テーブル8A、8Bにはそれぞれ基板認識カメラ10と一体的に移動する実装ヘッド9が装着されており、Y軸テーブル7A、X軸テーブル8Aを駆動することにより、部品供給部4Aから実装ヘッド9によって取り出した電子部品は、搬送路2に位置決めされた基板3に実装される。またY軸テーブル7B、X軸テーブル8Bを駆動することにより、部品供給部4Bから実装ヘッド9によって取り出された電子部品は基板3に実装される。したがって、実装ヘッド9および実装ヘッド9を移動させるY軸テーブル7A、7B、X軸テーブル8A、8Bは、部品供給部から実装ヘッド9によって電子部品を取り出して基板3に実装する部品実装機構を構成する。
この実装ヘッド9の移動とともに、基板認識カメラ10は基板3の上方に移動し、基板3を撮像する。この撮像結果を認識処理することにより、基板3の位置検出が行われる。搬送路2の両側方にはそれぞれ部品認識カメラ11、ノズルホルダ12が配置されている。部品供給部4A、4Bから電子部品を取り出して保持した実装ヘッド9が部品認識カメラ11の上方を移動することにより、部品認識カメラ11は実装ヘッド9に保持された状態の電子部品を撮像する。この撮像結果を認識処理することにより、電子部品の種類識別や位置検出が行われる。そして実装ヘッド9による基板3の電子部品の実装に際しては、基板3の位置検出結果と電子部品の位置検出結果を加味して基板3における部品搭載位置の補正が行われる。
ノズルホルダ12は実装ヘッド9に装着される部品吸着用のノズルを複数種類収納しており、基板3に実装される部品種が切り換えられる度に実装ヘッド9をノズルホルダ12にアクセスさせる。そしてここで実装ヘッド9にノズル交換動作を行わせることにより、実装対象の部品種、すなわち、テープフィーダ5やトレイフィーダ6からそれぞれ取り出された電子部品の種類に適合したノズルが実装ヘッド9に装着される。
次に図2、図3を参照してトレイフィーダ6の構造およびトレイ18について説明する、図2に示すように、トレイフィーダ6はトレイ18が格納されたラック16を保持するラックホルダ15と、ラック16からトレイ18を引き出して所定位置に位置決めするトレイ位置決め部19より成る。トレイ位置決め部19は、ラック15に近接してトレイ18を水平方向に引き出す引出し機構20をラックホルダ15の前縁に沿って昇降させる構成となっている。ラック16にはトレイプレート17の両側端を下方からスライド自在に支持する形状の格納レール16a(図4参照)が複数段に設けられており、それぞれの格納レール16aには、トレイ18を保持したトレイプレート17が格納される。
図3に示すように、トレイ18は矩形の板部材に仕切枠18aを格子状に設けることによって、収納凹部18bを格子配列で形成した構成となっており、それぞれの収納凹部18bには電子部品Pが収納される。トレイプレート17はトレイ18と略同形状の板部材であり、手前側の矢印で示す引出し方向(図2で示す矢印bおよび図1における第1方向(矢印a)と同方向)の端部には、トレイプレート17を部分的に切除した切抜部17aが設けられている。切抜部17aの両側部に取付けられた係合ブロック17bには、引出し機構20による引き出し時の係合用の切欠き部17cが設けられている。
トレイ18を保持したトレイプレート17が予め格納されたラック16は、ラックホルダ15に後方(図2において右側)からセットされる。そしてこの状態のラック16から、トレイ18がトレイプレート17とともに引出し機構20によって矢印b方向に引き出
され、引出し機構20を矢印c方向に昇降させることにより、トレイプレート17、トレイ18は実装ヘッド9による部品取出し位置(図2にて破線で示すトレイプレート17、トレイ18の位置)に保持される。そして実装ヘッド9はこの状態のトレイ18から電子部品Pを取り出し、搬送路2上に位置決めされた基板3に電子部品Pを実装する。上記構成において、トレイプレート17はトレイ18を保持し端部に係合用の切欠き部17cが設けられたトレイ保持部となっており、ラックホルダ15に保持されたラック16は、トレイ保持部を複数段に格納する格納部となっている。
引出し機構20は、トレイプレート17の切欠き部17cに係合する係合部(図4に示す係合部42a参照)が設けられた移動部21を、駆動機構25によって水平往復動させる構成となっている。駆動機構25は、引出し機構20の両端部に位置する2つのプーリ23に調帯されたベルト22をモータ24によって水平駆動することにより、移動部21をベルト22を介して移動させる。引出し機構20の昇降動作は、引出し機構20に設けられたナット部材(図示省略)に垂直な送りねじ26を螺合させ、送りねじ26をモータ27によって回転駆動する構成の昇降駆動部28によって行われる。
次に図4、図5、図6を参照して引出し機構20の詳細構造を説明する。引出し機構20はラック16に設けられた格納レール16aと連結可能な形状の引出しレール30を備えており、ラック16からトレイ18とともに引き出されたトレイプレート17は、両側端部の下面を引出しレール30の支持面30aによって支持され、側端面をガイド面30bによってガイドされた状態で水平移動する。
引出しレール30の下方に水平に配設されたベース部31の上面には、上部にガイドレール33が装着された2つのレールブラケット32がY方向(第1方向と同一方向)に固着されている。ガイドレール33には水平な移動プレート35の下面に固着されたスライダ34がスライド自在に装着されており、移動プレート35には駆動機構25を構成するベルト22が結合されている。したがって、駆動機構25を駆動することにより、移動プレート35はY方向(図5に示す矢印d,e方向)に移動自在となっている。
移動プレート35の両側端にはサイドプレート36が垂直姿勢で結合されており、それぞれのサイドプレート36の外側面には、揺動部材37が水平な軸支点38廻りに第1方向を含む垂直面内で揺動自在に配設されている。図5に示すように、揺動部材37はそれぞれ軸支点38よりも上方、下方に位置する上部37a、下部37bより成り、下部37bは側面視してY方向に屈曲した略L字形状となっている。上部37aの側面にはスライドガイド39が上下方向に上部37aに沿って配設されており、スライドガイド39には細長形状のレバー部材40がスライド自在に保持されている。それぞれのレバー部材40の上端部には、連結部材42がX方向に水平姿勢で連結されている。
連結部材42の両側端部には、係合ブロック17bに設けられた切欠き部17cに係合可能な形状の係合部42aが設けられており、係合部42aを切欠き部17cに係合させた状態で移動部21が移動することにより、トレイプレート17は格納レール16aから引出しレール30に乗り移って引き出される。なお切欠き部17c、係合部42aの形状の組み合わせとしては、これらを相互に上下方向に接近させることにより係合可能で、係合部42aによって切欠き部17cを牽引可能な形状であればどのような形状の組み合わせでもよい。
図4に示すように、レバー部材40の内側面にはカムフォロア41が水平方向に突設されており、カムフォロア41はサイドプレート36に形成された略円弧形状のガイド溝36aに嵌合している。さらに、一方側の揺動部材37において下部37bの外側面には、カムフォロア44が水平方向に突設されており、カムフォロア44はレールブラケット3
2の外側にY方向に配設されたガイド部材43の直線状のガイド溝43aに嵌合している。移動部21のY方向の移動時には、カムフォロア44がガイド溝43aによってガイドされた状態で移動することにより、揺動部材37は軸支点38廻りにガイド溝43aの形状に応じた揺動を行う。すなわち、レバー部材40は、上端部に連結部材42を介して係合部42aが設けられた形態となっており、揺動部材37を介して移動部21に軸支されて、第1方向を含む垂直平面内で揺動自在となっている。
ここでは、図5に示すように、移動部21が矢印d,e方向のそれぞれの移動端にある状態におけるカムフォロア44の高さ位置が、それぞれ所定の高さ寸法h1、h2となるようにガイド溝43aの形状が決定される。そしてこの揺動に際しては、カムフォロア41がガイド溝36aに嵌合していることにより、レバー部材40はガイド溝36aの形状に応じたスライド動作を行い、レバー部材40は揺動角度に応じて、上部37aに対して所定パターンで伸縮する動作を行う。そしてこのレバー部材40の揺動と伸縮を組み合わせることにより、以下に説明するように、移動部21における係合部42aの引出し方向の相対位置を移動部21のY方向の位置に応じて変位させるようにしている。
次に図6を参照して、ガイド部材43におけるガイド溝43aの形状、引出しレール30におけるガイド溝36aの形状について説明する。図6(a)はガイド溝43aの形状を規定するh1、h2と揺動部材37の揺動角αとの関係を示すものである。前述のように、本実施の形態では、移動部21における係合部42aの引出し方向の相対位置を移動部21のY方向の位置に応じて変位させるようにしており、揺動部材37を揺動させることによってこの変位が実現される。すなわち必要とされる変位量に基づいて揺動角αが決定され、この揺動角αを得るための高さ差(h1−h2)が実現されるように、ガイド部材43におけるガイド溝43aの形状、高さ寸法h1,h2が決定される。
移動部21の移動中においては、揺動部材37は軸支点38廻りの傾斜角度を連続的に+αから−αまでの間で変化させて回動しながら移動する。したがって、そのままではレバー部材40の上端の係合部42aは、軸支点38を中心とした円弧を描きながら、図6(b)に示すように中心角2αの円弧に応じた高さ差Δhで移動することとなる。このように係合部42aが上下方向に変位すると切欠き部17cとの安定した係合状態を保つことができないため、本実施の形態においては、この高さ差Δhをガイド溝36aによって相殺するようにしている。
すなわち図6(c)に示すように、ガイド溝36aは軸支点38を中心とした中心角2αの範囲において、高さ差Δhを補正するような形状に設定される。これにより、カムフォロア41はガイド溝36aによってガイドされる過程において、図6(b)に示す上下方向の変位量を相殺する方向に移動し、係合部42aは常に同一の高さレベルに保たれ、切欠き部17cとの安定した係合状態を保つ。
次に図7を参照して、トレイフィーダ6における引出し機構20によるトレイ18の引き出し動作について説明する。図7(a)は移動部21が矢印d方向の移動端に位置した引き出し開始時の状態を示している。この状態では、カムフォロア44がガイド溝43aにガイドされて高さ寸法h1の位置に保たれることから、揺動部材37は軸支点38廻りに回動して予め設定された揺動角αだけ傾斜した姿勢となる。そしてこの揺動部材37の回動に伴って、カムフォロア41がガイド溝36aによってガイドされることにより、レバー部材40はガイド溝36aの形状に応じて移動し、これによりレバー部材40の先端部の係合部42aの高さは、引出しレール30の上面に対応した高さに保たれる。
そしてこの状態で引出し機構20を引き出し対象となるトレイ18が格納された高さに位置合わせする。すなわち、引出し機構20を全体を昇降させて、引出しレール30と取
り出し対象のトレイ18を保持した格納レール16aのレベルを合わせることにより、図7(a)に示すように、係合部42aはトレイプレートの係合ブロック17bに設けられた切欠き部17cに結合する。
図7(b)は、図7(a)に示す状態から、移動部21を矢印e方向の移動端まで到達させて、トレイ18を引出し完了時の位置に保持した状態を示している。このとき、カムフォロア44がガイド溝43aにガイドされて高さh2の位置に保たれることから、揺動部材37は軸支点38廻りに回動して逆の方向に揺動角αだけ傾斜した姿勢となる。この回動に伴ってカムフォロア41がガイド溝36aによってガイドされることにより、レバー部材40はガイド溝36aの形状に応じて伸縮方向に移動し、これにより係合部42aの高さは引出しレール30の上面に沿って一定に保たれ、係合部42aが切欠き部17cとの係合状態から外れることがない。
上述の引出し機構20の構成において、引出しレール30はトレイプレート17を下面側から支持する支持部となっており、切欠き部17cに係合する係合部42aが設けられた移動部21は、この支持部に対して第1方向に移動するようになっている。そして移動部21を移動させる駆動機構25、サイドプレート36、揺動部材37、軸支点38、スライドガイド39、レバー部材40、ガイド溝43a、カムフォロア44は、係合部42aの移動部21における第1方向の相対位置を変位させる係合部変位手段を構成している。
これにより、上述の電子部品実装装置に配置されたトレイフィーダ6を用いて、引出し機構20によってトレイ18を引出すトレイ引き出し方法、更には引き出されたトレイ18から実装ヘッド9によって電子部品Pを取り出して基板3に実装する電子部品実装方法では、引出し機構20によるトレイ18の引き出し動作において、係合部42aの移動部21における第1方向の相対位置を、係合部42aがラック15に格納されたトレイプレート17の切欠き部17cに係合する引出し開始時の位置と、係合部42aが部品取出し位置に保持されたトレイプレート17の切欠き部17cに係合する引出し完了時の位置とに変位させるようにしている。
また本実施の形態では、上述の係合部変位手段を構成するに際し、上端部に係合部17cが設けられ移動部21に軸支されて第1方向を含む垂直平面内で揺動自在なレバー部材40と、移動部21を第1方向に移動させる駆動機構25の駆動力を伝達してレバー部材40を揺動させる揺動駆動伝達手段とを組み合わせ、駆動機構25の駆動力によってレバー部材40を揺動させるようにしている。そしてこの揺動駆動伝達手段として、揺動部材37に設けられたカムフォロア44をガイド溝43aに嵌合させる構成を採用している。
さらに、サイドプレート36に設けられたガイド溝36aにカムフォロア41を嵌合させる構成により、レバー部材40が揺動することによる係合部42aの上下方向の変位を相殺する上下変位相殺機構を実現している。このように、引出し機構20において単一の駆動手段としてのモータ24によって、上述の動作機能全てを同期して行われる。これにより、引出し機構20によるトレイ18の引き出し動作を安定して高速で行わせることが可能となる。
そしてこのような構成のトレイフィーダ6を採用することにより、図8に示すように、電子部品実装装置におけるトレイフィーダ6のテープフィーダ5との装着互換性の向上と機構簡略化が可能となっている。すなわち、図6(b)に示す引出し完了時の状態において、係合部42aは移動部21において矢印e方向側の端部に位置していることから、引き出し対象のトレイプレート17が最先端部まで移動した状態にあっても、移動部21は引出しレール30から引出し方向に突出した状態とはならない。したがって、図8に示す
ように、トレイフィーダ6を部品供給部4Aにセットする際にトレイ18の引出し側の端部と搬送路2との間の間隔Dを極力小さく設定することができる。
特許文献1に示す例においては、トレイプレート17の前方に配設された駆動部材のサイズ分だけトレイプレート17の接近が妨げられ、このような装置コンパクト化に適した配置を実現することができなかった。これに対し本実施の形態においては、トレイ18を極力実装ヘッド9のストローク範囲へ近づけることができ、トレイ18において最も基板3から隔てられた位置にある収納凹部18bをテープフィーダ5の部品ピックアップ位置5aと同一のストローク位置Sに位置させることが可能となる。このことは、通常のテープフィーダ5を対象とする場合の実装ヘッド9の移動ストローク量でトレイ18の全範囲をカバーすることができることを意味しており、テープフィーダ5とトレイフィーダ6との装着互換性を大幅に向上させることができる。
さらに本実施の形態に示す例では、引き出されたトレイ18のレベルは実装対象の基板3のレベルと同一であることから、特許文献2に示す例において必要とされるような実装ヘッドのノズルストロークの増大を必要としない。したがって実装ヘッド9のコンパクトな形状を確保しつつ上述の効果を得ることができ、トレイによって供給される電子部品を対象とした電子部品実装装置の機構簡略化・装置コンパクト化を実現することが可能となっている。
(実施の形態2)
図9は本発明の実施の形態2のトレイフィーダの平面図、図10は本発明の実施の形態2のトレイフィーダにおける引出し機構に用いられる移動部の斜視図、図11は本発明の実施の形態2のトレイフィーダにおける引出し機構の動作説明図である。
実施の形態1においては、レバー部材40を垂直面内で揺動させることにより、係合部変位手段を実現した例を示したが、本実施の形態2においては、さらに簡便な機構により同様の機能を実現する例を示す。図9において、トレイフィーダ6Aは実施の形態1に示すトレイフィーダ6のうち、引出し機構20に相当する機能部を別機構と置き換えたものである。ラックホルダ15には図2に示す例と同様にラック16が装着され、ラック16からトレイ18、トレイプレート17が同様に引出しレール30に引き出される。この引出し動作に際しては、実施の形態1と同様の連結部材42を備えた移動部50を、ガイドレール51に沿って第1方向(矢印f方向)に移動させる。移動部50がトレイ18を引き出した移動端部にはストッパ65が配置されており、以下に説明するように、移動部50の一部がストッパ65に当接することにより、連結部材42の移動部50における第1方向の相対位置が変位するようになっている。
図10を参照して移動部50の構造を説明する。ガイドレール51には、水平な移動ベース53の下面に固着されたスライダ52がスライド自在に装着されており、移動ベース53は図2に示す駆動機構25と同様に、プーリ54、ベルト55を備えた駆動機構によって第1方向(矢印f方向)に移動する。移動ベース53の上面にはさらにY方向にガイドレール56が配設されており、ガイドレール56にはプレート58がスライダ57を介して第1方向にスライド自在に装着されている。プレート58の上面に立設された2つの支持ポスト59の上端には、実施の形態1と同様に両端に係合部42aが設けられた連結部材42が結合されている。
移動ベース53の上面にガイドレール56の側方には軸支点61が設けられており、軸支点61には細長板状のレバー部材60が水平面内で回転自在に軸支されている。レバー部材60の一端部には長穴形状の係合孔60aが設けられており、係合孔60aにはプレート58に設けられたピン62が長穴方向の遊びを許容された状態で係合している。また
レバー部材60の他端部にはストッパ65と当接可能な位置に当接部63が設けられており、さらにレバー部材60は軸支点61の外側の位置に結合された引張バネ64によって矢印g方向に付勢されている。
この付勢力によってプレート58はレバー部材60を介して矢印gの反対方向へ押し付けられており、この状態では係合部42aは移動部50において後方(ラックホルダ15側に近接した方向)の位置にあり、ラック16内にあるトレイプレート17の切欠き部17cに係合部42aを係合させる際には移動部50はこの状態にある。そして係合部42aが切欠き部17cに係合した状態で移動部50を矢印f方向に移動させて、トレイプレート17をトレイ18とともに引き出すと、図11に示すように、移動部50が移動端に到達する手前で当接部63がストッパ65に当接する。
これにより、レバー部材60が軸支点61廻りに引張バネ64の付勢力に抗して回動し、この回動によってプレート58が連結部材42とともに矢印g方向に移動する。すなわち図9に示す状態では移動部50の右端部に位置していた連結部材42は、トレイプレート17の引出しが完了した状態では、移動部50の左端部に変位する。したがって、プーリ54、ベルト55を備えた駆動機構、レバー部材60,引張バネ64、ストッパ65,ピン62,プレート58は、移動部50における係合部42aの相対位置を変位させる係合部変位手段を構成する。
そして本実施の形態2においても、引出し機構の移動部50によるトレイの引き出し動作において、係合部42aの移動部50における第1方向の相対位置を、係合部42aがラック15に格納されたトレイプレート17の切欠き部17cに係合する引出し開始時の位置と、係合部42aが部品取出し位置に保持されたトレイプレート17の切欠き部17cに係合する引出し完了時の位置とに変位させるようにしている。
なお上記実施の形態1,2においては、移動部21,50における係合部42aの相対位置を変位させる係合部変位手段として、移動部21,50を第1方向に移動させる駆動機構の駆動力を利用する構成例を示したが、移動部において係合部を相対変位させる駆動源を移動部自体に設けるようにしてもよい。
本発明の電子部品実装装置および電子部品実装方法ならびにトレイ引出し装置およびトレイ引出し方法は、部品供給装置の装着互換性を向上させるとともに、機構簡略化・装置コンパクト化を実現することができるという利点を有し、トレイに収納された形態で供給される電子部品を基板に実装する分野に有用である。
本発明の実施の形態1の電子部品実装装置の平面図 本発明の実施の形態1の電子部品実装装置に装着されるトレイフィーダの断面図 本発明の実施の形態1のトレイフィーダに用いられる部品供給用のトレイの斜視図 本発明の実施の形態1のトレイフィーダにおける引出し機構の斜視図 本発明の実施の形態1のトレイフィーダにおける引出し機構の側面図 本発明の実施の形態1のトレイフィーダにおける引出し機構の機構説明図 本発明の実施の形態1のトレイフィーダにおける引出し機構の動作説明図 本発明の実施の形態1の電子部品実装装置の部分平面図 本発明の実施の形態2のトレイフィーダの平面図 本発明の実施の形態2のトレイフィーダにおける引出し機構に用いられる移動部の斜視図 本発明の実施の形態2のトレイフィーダにおける引出し機構の動作説明図
符号の説明
3 基板
4A、4B 部品供給部
5 テープフィーダ
6、6A トレイフィーダ
7A、7B Y軸テーブル
8A、8B X軸テーブル
9 実装ヘッド
16 ラック
17 トレイプレート
17c 切欠き部
18 トレイ
19 トレイ位置決め部
20 引出し機構
21 移動部
25 駆動機構
28 昇降駆動部
30 引出しレール
36a ガイド溝
40 レバー部材
41 カムフォロア
42 連結部材
42a 係合部
43a ガイド溝
50 移動部
51 ガイドレール
60 レバー部材
65 ストッパ

Claims (9)

  1. トレイ引出し装置から電子部品を収納したトレイを引き出し、引き出された前記トレイから実装ヘッドによって前記電子部品を取り出して基板に実装する電子部品実装装置であって、
    少なくとも前記トレイ引出し装置を含む複数種類の部品供給装置が装着可能な部品供給部と、前記部品供給部から前記実装ヘッドによって電子部品を取り出して前記基板に実装する部品実装機構とを備え、
    前記トレイ引出し装置は、前記トレイを保持し端部に係合用の切欠き部が設けられたトレイ保持部と、前記トレイ保持部を複数段に格納する格納部と、前記トレイ保持部を前記格納部から第1方向に引き出して前記実装ヘッドによる部品取出し位置に保持する引出し機構とを有し、
    前記引出し機構は、前記トレイ保持部を下面側から支持する支持部と、前記切欠き部に係合する係合部が設けられ前記支持部に対して前記第1方向に移動する移動部と、前記係合部の前記移動部における前記第1方向の相対位置を変位させる係合部変位手段とを備えたことを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 電子部品が収納されたトレイを保持し端部に係合用の切欠き部が設けられたトレイ保持部と、前記トレイ保持部を複数段に格納する格納部と、前記トレイ保持部を前記格納部から第1方向に引き出して前記実装ヘッドによる部品取出し位置に保持する引出し機構とを備えたトレイ引出し装置によって前記トレイを引き出し、引き出されたトレイから実装ヘッドによって前記電子部品を取り出して基板に実装する電子部品実装方法であって、
    前記引出し機構は、前記トレイ保持部を下面側から支持する支持部と、前記切欠き部に係合する係合部が設けられ前記支持部に対して前記第1方向に移動する移動部と、前記係合部の前記移動部における前記第1方向の相対位置を変位させる係合部変位手段とを備え、
    前記引出し機構による前記トレイの引き出し動作において、前記相対位置を、前記係合部が前記格納部に格納されたトレイ保持部の切欠き部に係合する引出し開始時の位置と、前記係合部が前記部品取出し位置に保持されたトレイ保持部の前記切欠き部に係合する引出し完了時の位置とに変位させることを特徴とする電子部品実装方法。
  3. 電子部品を収納したトレイを引き出すことにより前記電子部品を電子部品実装装置に供給するトレイ引出し装置であって、
    前記トレイを保持し端部に係合用の切欠き部が設けられたトレイ保持部と、前記トレイ保持部を複数段に格納する格納部と、前記トレイ保持部を前記格納部から第1方向に引き出して前記実装ヘッドによる部品取出し位置に保持する引出し機構とを有し、
    前記引出し機構は、前記トレイ保持部を下面側から支持する支持部と、前記切欠き部に係合する係合部が設けられ前記支持部に対して前記第1方向に移動する移動部と、前記係合部の前記移動部における前記第1方向の相対位置を変位させる係合部変位手段とを備えたことを特徴とするトレイ引出し装置。
  4. 前記係合部変位手段は、前記係合部が前記格納部に格納されたトレイ保持部の切欠き部に係合する引出し開始時の位置と、前記係合部が前記部品取出し位置に保持されたトレイ保持部の前記切欠き部に係合する引出し完了時の位置とに前記係合部の位置を変位させることを特徴とする請求項3記載のトレイ引出し装置。
  5. 前記係合部変位手段は、上端部に前記係合部が設けられ前記移動部に軸支されて前記第1方向を含む垂直平面内で揺動自在なレバー部材と、前記移動部を前記第1方向に移動させる駆動機構の駆動力を伝達して前記レバー部材を揺動させる揺動駆動伝達手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載のトレイ引出し装置。
  6. 前記レバー部材が揺動することによる前記係合部の上下方向の変位を相殺する上下変位相殺機構を備えたことを特徴とする請求項5記載のトレイ引出し装置。
  7. 電子部品が収納されたトレイを保持し端部に係合用の切欠き部が設けられたトレイ保持部と、前記トレイ保持部を複数段に格納する格納部と、前記トレイ保持部を前記格納部から第1方向へ引き出して前記実装ヘッドによる部品取出し位置に保持する引出し機構とを備えたトレイ引出し装置によって前記トレイを引き出すトレイ引出し方法であって、
    前記引出し機構は、前記トレイ保持部を下面側から支持する支持部と、前記切欠き部に係合する係合部が設けられ前記支持部に対して前記第1方向に移動する移動部と、前記係合部の前記移動部における前記第1方向の相対位置を変位させる係合部変位手段とを備え、
    前記引出し機構による前記トレイの引き出し動作において、前記相対位置を、前記係合部が前記格納部に格納されたトレイ保持部の切欠き部に係合する引出し開始時の位置と、前記係合部が前記部品取出し位置に保持されたトレイ保持部の前記切欠き部に係合する引出し完了時の位置とに変位させることを特徴とするトレイ引出し方法。
  8. 上端部に前記係合部が設けられ前記移動部に軸支されて前記第1方向を含む垂直平面内で揺動自在なレバー部材を、前記移動部を前記第1方向に移動させる駆動機構の駆動力によって揺動させることにより、前記係合部の水平方向の相対位置を変位させることを特徴とする請求項7記載のトレイ引出し方法。
  9. 前記レバー部材が揺動することによる前記係合部の上下方向の変位を、上下変位相殺機構によって相殺することを特徴とする請求項8記載のトレイ引出し方法。
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