JP2007324116A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007324116A
JP2007324116A JP2007048576A JP2007048576A JP2007324116A JP 2007324116 A JP2007324116 A JP 2007324116A JP 2007048576 A JP2007048576 A JP 2007048576A JP 2007048576 A JP2007048576 A JP 2007048576A JP 2007324116 A JP2007324116 A JP 2007324116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
plasma display
electrode
discharge
protruding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007048576A
Other languages
English (en)
Inventor
Seong Nam Ryu
成男 柳
Woo Gon Jeon
佑坤 全
Sang Min Hong
相▲ミン▼ 洪
Woo-Tae Kim
禹泰 金
Kyung A Kang
▲キョン▼雅 姜
Jeong Hyun Hahm
正現 咸
Zaisei Kin
在聲 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LG Electronics Inc
Original Assignee
LG Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LG Electronics Inc filed Critical LG Electronics Inc
Publication of JP2007324116A publication Critical patent/JP2007324116A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/20Constructional details
    • H01J11/22Electrodes, e.g. special shape, material or configuration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/20Constructional details
    • H01J11/22Electrodes, e.g. special shape, material or configuration
    • H01J11/32Disposition of the electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/10AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
    • H01J11/12AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma with main electrodes provided on both sides of the discharge space
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/20Constructional details
    • H01J11/22Electrodes, e.g. special shape, material or configuration
    • H01J11/24Sustain electrodes or scan electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/20Constructional details
    • H01J11/34Vessels, containers or parts thereof, e.g. substrates
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2211/00Plasma display panels with alternate current induction of the discharge, e.g. AC-PDPs
    • H01J2211/20Constructional details
    • H01J2211/22Electrodes
    • H01J2211/24Sustain electrodes or scan electrodes
    • H01J2211/245Shape, e.g. cross section or pattern
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2211/00Plasma display panels with alternate current induction of the discharge, e.g. AC-PDPs
    • H01J2211/20Constructional details
    • H01J2211/22Electrodes
    • H01J2211/32Disposition of the electrodes
    • H01J2211/323Mutual disposition of electrodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、プラズマディスプレイ装置に備えられるパネルにおいて、ITOからなる透明電極を除去してパネルの製造コストを低減させて、ディスプレイ映像の点滅及び輝点発生を改善できるプラズマディスプレイ装置を提供するためのものである。
【解決手段】本発明は、プラズマディスプレイ(Plasma Display)装置に関し、当該プラズマディスプレイ装置は、上部基板201と、上部基板201上に形成される複数の第1電極202及び第2電極203と、上部基板201と対向して配置される下部基板211と、下部基板211上に形成される複数の第3電極213を含んで構成され、複数の第1、2電極201、202のうち、少なくとも1つは単一層(one layer)で形成され、複数の第1、2電極201、202のうち、少なくとも1つの厚みは3乃至7μmであることを特徴とする。
【選択図】図2A

Description

本発明は、プラズマディスプレイ(Plasma Display)装置に関し、より詳しくは、プラズマディスプレイ装置に備えられるパネル(Panel)に関する。
プラズマディスプレイパネルは、上部基板と下部基板との間に形成された隔壁が1つの単位セルをなすものであって、各セル内にはネオン(Ne)、ヘリウム(He)またはネオン及びヘリウムの混合気体(Ne+He)のような主放電気体と少量のキセノンを含有する不活性ガスが充填されている。高周波電圧により放電される際、不活性ガスは真空紫外線(Vacuum Ultraviolet rays)を発生し、隔壁間に形成された蛍光体を発光させて画像が具現される。このようなプラズマディスプレイパネルは軽量薄型の構成が可能であるので、次世代の表示装置として脚光を浴びている。
図1は、一般的なプラズマディスプレイパネルの構造を示す図である。図1に図示されたように、プラズマディスプレイパネルは、画像がディスプレイされる表示面である上部基板101の上にスキャン電極102及びサステイン電極103が対をなして形成された複数の維持電極対が配列された上部パネル100及び背面をなす下部基板111の上に複数の維持電極対と交差するように複数のアドレス電極113が配列された下部パネル110が一定距離を置いて平行に結合される。
上部パネル100は透明なITO(Indium Tin Oxide)で形成された透明電極102a、103aとバス電極102b、103bで備えられたスキャン電極102及びサステイン電極103が対をなして含まれる。スキャン電極102及びサステイン電極103は上部誘電体層104により覆われて、上部誘電体層104の上には保護層105が形成される。
下部パネル110は放電セルを区画するための隔壁112が含まれる。また、複数のアドレス電極113が隔壁112に対し平行に配置される。アドレス電極113の上にはR(Red)、G(Green)、B(Blue)の蛍光体114が塗布される。アドレス電極113と蛍光体114との間には下部誘電体層115が形成される。
一方、従来のプラズマディスプレイパネルのスキャン電極102またはサステイン電極103を構成する透明電極102a、103aは高価なITO(Indium Tin Oxide)からなる。透明電極102a、103aは、プラズマディスプレイパネルの製造コストを上昇させる原因となっている。したがって、最近は製造コストを減らしながら使用者が視聴するのに充分な視感特性及び駆動特性などを確保することができるプラズマディスプレイパネルを製造することに主眼点を置いている。
本発明は、前述した従来技術の問題点を解決するために案出したものであって、プラズマディスプレイ装置に備えられるるパネルにおいて、ITOからなる透明電極を除去してパネルの製造コストを低減させて、ディスプレイ映像の点滅及び輝点の発生を改善できるプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
このために、本発明の第1発明によるプラズマディスプレイ装置は、上部基板と、前記上部基板上に形成される複数の第1電極及び複数の第2電極と、前記上部基板と対向して配置される下部基板と、前記下部基板上に形成される第3電極とを含んで構成され、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方は単一層(one layer)で形成され、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも1つの厚みは3乃至7μmであることを特徴とする。
前記第1発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方が、前記複数の第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、前記ライン部から突出した突出部と、を含むことが好ましい。さらに、前記ライン部が2つ以上であり、前記2つ以上のライン部のうち、互いに隣り合う2つのライン部間の間隔が80乃至120μmであることが好ましく、また、前記突出部が、少なくとも1つの閉ループを形成することが好ましい。
また、前記第1発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち、少なくとも一方の抵抗が、50乃至65Ωであることが好ましい。
また、前記第1発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち、少なくとも一方の抵抗が、40乃至90Ωであることが好ましい。
また、前記第1発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極の抵抗が、パネルの有効表示領域内に位置する前記第1電極及び前記第2電極の両端部の間の抵抗であることが好ましい。
また、前記第1発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を覆う上部誘電体層を更に含み、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方が、前記上部誘電体層より色が暗いことが好ましい。
また、前記第1発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記下部基板上には、誘電体層と、放電セルを区画する隔壁と、蛍光体層と、が更に形成されていることが好ましい。
本発明の第2発明によるプラズマディスプレイ装置は、上部基板と、前記上部基板上に形成される複数の第1電極及び複数の第2電極と、前記上部基板と対向して配置される下部基板と、前記下部基板上に形成される複数の第3電極とを含んで構成され、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも1つは、単一層(one layer)で形成され、前記複数の第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、前記ライン部から突出した突出部とを含み、前記突出部の幅は30乃至70μmであることを特徴とする。
前記第2発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記突出部の幅が35乃至45μmであることが好ましい。
また、前記第2発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記突出部が2つ以上であることが好ましい。
また、前記第2発明によるプラズマディスプレイ装置は、少なくとも1つの閉ループを形成し、前記ライン部と交差する方向に突出することが好ましい。
前述した技術的課題を解決するための第3発明によるプラズマディスプレイ装置は、上部基板と、前記上部基板上に形成される複数の第1電極及び複数の第2電極と、前記上部基板と対向して配置される下部基板と、前記下部基板上に形成される複数の第3電極とを含んで構成され、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも1つは、単一層(one layer)で形成され、前記複数の第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、前記ライン部から突出した2以上の突出部を含み、前記突出部のうち、隣り合う2突出部間の間隔が30乃至100μmであることを特徴とする。
前記第3発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記突出部が、少なくとも1つの閉ループを形成し、前記ライン部と交差する方向に突出することが好ましい。
前述した技術的課題を解決するための第4発明によるプラズマディスプレイ装置は、上部基板と、前記上部基板上に形成される複数の第1電極及び複数の第2電極と、前記上部基板と対向して配置される下部基板と、前記下部基板上に形成される複数の第3電極とを含んで構成され、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極の少なくとも一方は単一層(one layer)で形成され、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極の両方は、前記複数の第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、前記ライン部から突出した突出部とをそれぞれ含み、前記第1電極の突出部と前記第2電極の突出部との間の間隔は15乃至165μmであることを特徴とする。
前記第4発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記第1電極の突出部と前記第2電極の突出部との間の間隔が60乃至120μmであることが好ましい。
また、前記第4発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記複数の第1電極及び前記複数の2電極を覆う上部誘電体層を更に含み、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方が、前記上部誘電体層より色が暗いことが好ましい。
また、前記第4発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記突出部が、少なくとも1つの閉ループを形成することが好ましい。
前述した技術的課題を解決するための第5発明によるプラズマディスプレイ装置は、上部基板と、前記上部基板上に形成される複数の第1電極及び複数の第2電極と、前記上部基板と対向して配置される下部基板と、前記下部基板上に形成される複数の第3電極とを含んで構成され、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも1つは、単一層(one layer)で形成され、前記複数の第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、前記ライン部から前記ライン部に隣り合う隔壁方向に突出した突出部とを含み、前記突出部の長さは30乃至100μmであることを特徴とする。
前記第5発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記突出部の長さが50乃至100μmであることが好ましい。
また、前記第5発明によるプラズマディスプレイ装置は、前記突出部と前記隣り合う隔壁間の間隔が70μm以下であり、前記突出部は少なくとも1つの閉ループを形成し、前記ライン部と交差する方向に突出することが好ましい。
前述したように構成される本発明によるプラズマディスプレイ装置に備えられるパネルによれば、ITOからなる透明電極を除去してプラズマディスプレイパネルの製造コストを低減させることができ、スキャン電極またはサステイン電極ラインから放電セルの中心方向またはその反対方向に突出する突出電極を形成することによって、放電開始電圧を低減し、放電セル内の放電拡散効率を高めることができる。
以下、添付した図面を参照しつつ本発明に係るプラズマディスプレイ装置に関して詳細に説明する。図2Aは、本発明に係るプラズマディスプレイ装置に備えられるパネルに関する第1実施例を示す斜視図である。
図2Aを参照すれば、プラズマディスプレイパネルは、所定の間隔を置いて合着する上部パネル200と下部パネル210を含む。維持電極対202、203に交差する方向に下部基板211上に形成されるアドレス電極213及び下部基板211上に形成され複数の放電セルを区画する隔壁212a、212bを含む。
上部パネル200は、上部基板201上に対をなして形成される維持電極対202、203を含む。維持電極対202、203はその機能によってスキャン電極202とサステイン電極203とに分けられる。維持電極対202、203は、放電電流を制限し、電極対間を絶縁させる上部誘電体層204により覆われて、上部誘電体層204の上面には保護膜層205が形成され、ガス放電時に発生される荷電粒子のスパッタリングから上部誘電体層204を保護し、2次電子の放出効率を高めることになる。
下部パネル210は、下部基板211上に複数個の放電空間、即ち、放電セルを区画する隔壁212a、212bが形成される。また、アドレス電極213が維持電極対202、203に交差する方向に配置され、下部誘電体層215と隔壁212a、212bの表面にはガス放電時に発生させた紫外線により発光し、可視光が発生する蛍光体214が塗布される。
隔壁212a、212bにより囲まれた放電セル内には、ネオン(Ne)、ヘリウム(He)またはネオン及びヘリウムの混合気体(Ne+He)などを含む主放電気体と少量のキセノンを含有する不活性ガスが充填されている。放電効率を高めてパネル製造工程を容易にするために、当該ガスの圧力は350乃至500Torrであり得る。
この際、隔壁212a、212bはアドレス電極213が並んだ方向に形成された縦隔壁212aと、アドレス電極213と交差する方向に形成された横隔壁212bで構成され、放電セルを物理的に区分し、放電により生成された紫外線と可視光が隣り合う放電セルに漏れることを防止する。
また、本発明の実施例に係るプラズマディスプレイパネルにおいて、維持電極対202、203は、図1に図示された従来の維持電極対102、103と異なり、不透明な金属電極だけで構成される。即ち、従来の透明電極材質であるITOを使用せず、従来のバス電極の材質である銀(Ag)、銅(Cu)またはクロム(Cr)等を使用して維持電極対202、203を形成する。即ち、本発明の実施例に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極対202、203の各々は、従来のITO電極を含まず、バス電極1つからなる単一層(one layer)で構成される。
例えば、本発明の実施例に係る維持電極対202、203の各々は銀で形成されることが好ましくて、銀(Ag)は感光性性質を有することが好ましい。また、本発明の実施例に係る維持電極対202、203の各々は上部基板201に形成される上部誘電体層204より色がより暗くて、光の透過度がより低い性質を有することが好ましい。
電極ライン202a、202b、203a、203bの厚みは、3乃至7μmであることが好ましい。電極ライン202a、202b、203a、203bが前述のような範囲の厚みで形成される場合、プラズマディスプレイパネルが正常動作できる範囲の抵抗及び必要とする開口率を有することによって、ディスプレイ装置の前面に反射されて出る光が当該電極により塞がれて、映像の輝度が減少することを防止することができる。電極ライン202a、202b、203a、203bが前述のような厚みを有することによって、その抵抗は50乃至65Ωであることが好ましい。
また、パネルの駆動マージン確保のために、パネルのキャパシタンスを大きく増加させないようにするためには、電極ライン202a、202b、203a、203bの抵抗は40乃至90Ωであることが好ましい。
電極ライン202a、202b、203a、203bの抵抗は、電極ライン202a、202b、203a、203bとパネルの駆動回路(図示していない)を連結するパッド部(図示していない)に隣り合う電極の両端部間の抵抗であることが好ましくて、または、パネルの有効表示領域内に位置する電極の両端部間の抵抗であってもよい。
R(Red)、G(Green)、B(Blue)の各々の蛍光体層214は、幅(Width)を実質的に同一にすることや、互いに相異にすることができる。R、G、B放電セルの各々での蛍光体層214の厚みを互いに相異にする場合には、GまたはB放電セルでの蛍光体層214の厚みをR放電セルでの蛍光体層214の厚みより大きくすることができる。
図2Aに図示されたように、1つの放電セル内に維持電極202、203が各々複数個の電極ラインで形成されることが好ましい。即ち、第1維持電極202が2つの電極ライン202a、202bで形成され、第2維持電極203が放電セルの中心を基準に第1維持電極202と対称に配列され、2つの電極ライン203a、203bで形成されることが好ましい。第1、2維持電極202、203は、各々スキャン電極とサステイン電極であることが好ましい。
これは、不透明な維持電極対202、203を使用することによる開口率と放電拡散効率を考えたものである。即ち、開口率を考慮して狭い幅を有する電極ラインを使用する一方、放電拡散効率を考えて複数個の電極ラインを使用する。この際、電極ラインの個数は開口率と放電拡散効率を同時に考えるようにして決めることが好ましい。
一方、図2Aには示していないが、各々の電極ライン202a、202b、203a、203bは、上部基板201と直接接触せず、所定のブラック層上に形成することができる。即ち、上部基板201と各々の電極ライン202a、202b、203a、203bの間にブラック層が形成され、上部基板201と各々の電極ライン202a、202b、203a、203bが直接接触することにより発生する可能性のある上部基板201の変色現象を改善することができる。
図2Aに図示された構造は、本発明に係るプラズマパネルの構造に関する一実施例に過ぎないので、本発明は、図2Aに図示されたプラズマディスプレイパネル構造に限定されない。例えば、外部から発生する外部光を吸収して反射を減らす光遮断機能と上部基板201のコントラストを向上させる機能を有するブラックマトリックス(Black Matrix、BM)を上部基板201に形成することができ、このようなブラックマトリックスは分離型及び一体型BM構造の構造を有することが可能である。
一方、このようなブラックマトリックスを、形成過程において、前述したブラック層と同時に形成し、物理的に連結することもでき、異なる時点で形成し、物理的に連結しないこともできる。また、物理的に連結して形成する場合、ブラックマトリックスとブラック層は同一の材質で形成するが、物理的に分離して形成する場合には異なる材質で形成することができる。
また、図2Aに図示されたパネルの隔壁構造は、縦隔壁212aと横隔壁212bにより放電セルが閉鎖構造を有するクローズタイプ(Close Type)を表しているが、縦隔壁のみを含むストライプタイプ(Stripe Type)または縦隔壁上に所定の間隔を置いて突出部が形成されたフィッシュボーン(Fish Bone)などの構造も可能である。
また、本発明の一実施例は、図2Aに図示された隔壁の構造だけでなく、多様な形状の隔壁の構造も可能である。例えば、縦隔壁212aと横隔壁212bの高さが異なる差等型隔壁構造、縦隔壁212aまたは横隔壁212bの中の1つ以上に排気通路として使用可能なチャンネル(Channel)が形成されたチャンネル型隔壁構造、縦隔壁212aまたは横隔壁212bの中の1つ以上に溝(Hollow)が形成された溝型隔壁構造などが可能である。ここで、差等型隔壁構造の場合には、横隔壁212bの高さが縦隔壁212aの高さより高いことが好ましくて、チャンネル型隔壁構造や溝型隔壁構造の場合には、横隔壁212bにチャンネルが形成されたり、溝が形成されることが好ましい。
一方、本発明の一実施例では、R、G及びB放電セルの各々を同一線上に配列することが図示及び説明されているが、異なる形状で配列することも可能である。例えば、R、G及びB放電セルが三角形形状で配列されるデルタ(Delta)タイプの配列も可能である。また、放電セルの形状も四角形状のみならず、五角形、六角形などの多様な多角形状も可能である。
また、縦隔壁212aの幅と横隔壁212bの幅を異なるようにすることができ、このような隔壁の幅を、上幅または下幅にすることができる。また、横隔壁212bの幅が縦隔壁212aの幅の1.0倍乃至5.0倍であることが好ましい。
一方、本発明の一実施例に係るプラズマディスプレイパネルでのR、G及びB放電セルのピッチ(Pitch)を実質的に同一にすることもできるが、R、G及びB放電セルでの色温度を合せるために、R、G及びB放電セルのピッチを異なるようにすることができる。この場合、R、G及びB放電セル別にピッチを全て異なるようにすることができるが、R、G及びB放電セルの中の1つの色を表現する放電セルのピッチのみを異なるようにすることができる。例えば、R放電セルのピッチが最も小さくて、G及びB放電セルのピッチをR放電セルのピッチより大きくすることもできる。
また、下部基板211上に形成されるアドレス電極は、幅や厚みを実質的に一定にすることもできるが、放電セルの内部での幅や厚みが放電セルの外部での幅や厚みと異なるようにすることができる。例えば、放電セル内部での幅や厚みが放電セル外部でのそれより広く厚くすることができる。
隔壁212a、212bの材料としては、鉛(Pb)を使用しないことが好ましく、使用してもプラズマディスプレイパネルの総重量の0.1重量%または1000PPM(Parts Per Million)以下に鉛(Pb)の含有量が少なくなるようにすることが好ましい。
ここで、鉛成分の全体含有量を1000PPM以下にする場合は、プラズマディスプレイパネルの重量対比鉛の含有量が1000PPM以下になるようにすることができる。
または、プラズマディスプレイパネルの特定構成要素での鉛成分の含有量を1000PPM以下にすることも可能である。例えば、隔壁の鉛成分、誘電体層の鉛成分または電極での鉛成分の含有量を各々の構成要素(隔壁、誘電体層、及び電極)の重量対比1000PPM以下になるようにすることができる。
また、プラズマディスプレイパネルの隔壁、誘電体層、電極、蛍光体層などの全ての構成要素の鉛成分の含有量をプラズマディスプレイパネルの重量対比で各々1000PPM以下にすることも可能である。これと共に、鉛成分の全体含有量を1000PPM以下に設定する理由は、鉛成分が人体に悪影響を及ぼす可能性があるためである。
図2Bは、プラズマディスプレイパネルの電極配置に対する一実施例を示したものであって、プラズマディスプレイパネルを構成する複数の放電セルを、図2Bに図示されたように、マトリックス形態で配置することが好ましい。複数の放電セルは各々スキャン電極ライン(Y1乃至Ym)、サステイン電極ライン(Z1乃至Zm)及びアドレス電極ライン(X1乃至Xn)の交差部に設けられる。スキャン電極ライン(Y1乃至Ym)は順次に駆動され、サステイン電極ライン(Z1乃至Zm)は共通的に駆動される。アドレス電極ライン(X1乃至Xn)は奇数番目ラインと偶数番目ラインに分割されて駆動する。
図2Bに図示された電極配置は、本発明に係るプラズマパネルの電極配置に関する一実施例に過ぎないので、本発明は、図2Bに図示されたプラズマディスプレイパネルの電極配置及び駆動方式に限定されない。例えば、スキャン電極ライン(Y1乃至Ym)のうち、2つのスキャン電極ラインが同時に駆動されるデュアルスキャン(dual scan)やダブルスキャン(double scan)方式も可能である。ここで、デュアルスキャン方式は、プラズマディスプレイパネルを上下2つの領域に分けて、上部領域と下部領域の各々に属している1つずつのスキャン電極ラインを同時に駆動する方式である。また、ダブルスキャン方式は連続に配置された2つのスキャン電極ラインを同時に駆動する方式である。
図2Aに図示された本発明によるプラズマディスプレイパネル構造の第1実施例に関して、次の図3を通じてより詳細に説明する。
図3は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第1実施例を示す断面図であって、図2Aに図示されたプラズマディスプレイパネルのうち、1つの放電セル内に形成される維持電極対202、203の配置構造のみを簡略に図示した。
図3に図示されたように、本発明の第1実施例に係る維持電極202、203は基板上に放電セルの中心を基準に対称になるように対をなして形成される。維持電極の各々は放電セルを横切る少なくとも2つの電極ライン202a、202b、203a、203bを含むライン部、放電セルの中心に最も近い電極ライン202a、203aに連結され、放電セル内で放電セルの中心方向に突出する少なくとも1つの突出電極202c、203cを含む突出部からなる。また、図3に図示されたように、維持電極202、203の各々は、2つの電極ライン202aと202b、及び203aと203bを連結する1つのブリッジ電極202d、203dを更に含むことが好ましい。
電極ライン202a、202b、203a、203bは放電セルを横切って、プラズマディスプレイパネルの一方向に延びる。本発明の第1実施例に係る電極ラインは開口率を向上させるために幅を狭く形成する。また、放電拡散効率を向上させるために複数個の電極ライン202a、202b、203a、203bを使用し、かつ、開口率を考えて電極ラインの個数を決めることが好ましい。
突出電極202c、203cは、1つの放電セル内で放電セルの中心に最も近い電極ライン202a、203aに連結され、放電セルの中心方向に突出することが好ましい。突出電極202c、203cは、プラズマディスプレイパネル駆動時に放電開始電圧を低減する。電極ライン202a、203a間の距離(c)により放電開始電圧が増加するため、本発明の第1実施例では電極ライン202a、203aの各々に連結される突出電極202c、203cを備える。近くに形成された突出電極202c、203cの間には低い放電開始電圧でも放電が開始されるので、プラズマディスプレイパネルの放電開始電圧を低減することができる。ここで、放電開始電圧とは、維持電極対202、203のうち、少なくともいずれか1つの電極にパルスを供給する際に放電が始まる電圧レベルをいう。
このような突出電極202c、203cは、その大きさが非常に小さいため、製造工程の公差により実質的に突出電極202c、203cの電極ライン202a、203aと連結される部分の幅(W1)が突出電極の終端部分の幅(W2)より広く形成される可能性があるが、必要に応じてその終端の幅(W2)をより広くすることも可能である。
維持電極対203、202の各々を構成する隣り合う2つの電極ライン間の間隔、即ち203aと203b間の間隔、または、202aと202bとの間の間隔は80乃至120μmであることが好ましい。隣り合う2つの電極ライン間の間隔が前述のような値を有する場合、プラズマディスプレイパネルの開口率を十分に確保してディスプレイ映像の輝度を増加させることができ、放電空間内での放電拡散効率を増加させることができる。
突出電極202c、203cの幅(W1)は30乃至70μmであることが好ましい。突出電極202c、203cの幅が前述のような値を有する場合、プラズマディスプレイパネルの開口率が小さく、ディスプレイ装置の前面に反射されて出る光が突出電極202c、203cにより塞がれて、映像の輝度が減少することを防止することができる。
また、突出電極202c、203cの幅(W1)が35乃至45μmである時、ディスプレイ映像の輝度を向上させると共に、放電効率を極大化させることができる。
突出電極202c、203c間の間隔(a)は15乃至165μmであることが好ましい。突出電極202c、203c間の間隔(a)が前述のような値を有する場合、プラズマディスプレイパネル駆動に適切な放電開始電圧を有することになる。
また、突出電極202c、203c間に放電がしきい値以上に過発生して電極の寿命が短縮することを防止するために、突出電極202c、203c間の間隔(a)を60乃至120μmにすることができる。
ブリッジ電極202d、203dは、維持電極202、203の各々を構成する2つの電極ライン202aと202b、及び203aと203bをそれぞれ連結する。ブリッジ電極202d、203dは突出電極202c、203cを通じて開始された放電が放電セルの中心から遠い電極ライン202b、203bまで容易に拡散することを促進させる。
このように、本発明の第1実施例に係る電極構造は電極ラインの個数を制限することによって、開口率を向上させることができる。また、突出電極202c、203cを形成することによって、放電開始電圧を低減することができる。また、ブリッジ電極202d、203dと放電セルの中心から遠い電極ライン202b、203bにより放電拡散効率を増加させて、全体的にプラズマディスプレイパネルの発光効率を向上させることができる。即ち、従来のプラズマディスプレイパネルの明るさと等しいか、より明るくすることができるので、ITO透明電極の不使用が可能である。
図4は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルに関する第2実施例を示す斜視図である。図4に図示されたように、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第2実施例は、所定の間隔を置いて合着する上部パネル400と下部パネル410を含む。維持電極対402、403に交差(intersect)する方向に下部基板411上に形成されるアドレス電極413及び上部基板401と下部基板411との間に形成され、複数の放電セルを区画する隔壁412を含む。ここで、本発明の第2実施例に係るプラズマディスプレイパネルの特徴のうち、本発明の第1実施例で記述された内容と同一部分に関する説明は省略する。
本発明の第2実施例に係る維持電極対402、403は、不透明な金属電極だけで構成されることが好ましい。これで、プラズマディスプレイパネルの製造コストを低減することができる。即ち、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの維持電極対402、403の各々は、従来のITO電極を含まず、バス電極1つからなる単一層(one layer)で構成することが好ましい。
例えば、本発明の実施例に係る維持電極対402、203の各々を銀で形成することが好ましくて、銀は感光性の性質を有することが好ましい。また、本発明の実施例に係る維持電極対402、403の各々は上部基板401に形成される上部誘電体層404より色が暗くて、光の透過度がより低い性質を有することが好ましい。
また、図4は、R、G、B各々の単位放電セルを示すものであって、1つの放電セル内には維持電極402、403の各々が複数個の電極ラインで形成される。これは、開口率と放電拡散効率を考えたものである。また、本発明の第2実施例では、放電セルの中心方向の反対方向に延びる第2突出電極402e、403eを備えることによって、本発明の第1実施例より向上した放電効率を有することができる。
維持電極対の電極ライン402a、402b、403a、403bの厚みは3乃至7μmであることが好ましくて、電極ライン402a、402b、403a、403bの抵抗は50乃至65Ωであることが好ましい。電極ラインの厚み及び抵抗の上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図2Aを参考にして説明したことと同一であるのでここでは説明を省略する。
図4に図示された構造は、本発明に係るプラズマパネルの構造に関する一実施例に過ぎないので、本発明は図4に図示されたプラズマディスプレイパネル構造に限定されない。
図4に図示された本発明の第2実施例に係る維持電極対402、403の構造に関するより詳細な説明は、次の図5A乃至図7を通じて記述する。
図5Aは、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第2実施例を示す断面図であって、図4に図示されたプラズマディスプレイパネルの中の1つの放電セル内に形成される維持電極対402、403の配置構造のみを簡略に示したものである。
図5Aに図示されたように、維持電極402、403の各々は、放電セルを横切る少なくとも2つの電極ライン402a、402b、403a、403bと、放電セルの中心に最も近い電極ライン402a、403aに連結され、放電セル内で放電セルの中心方向に突出する第1突出電極402c、403c、2つの電極ライン402aと402b、及び403aと403bをそれぞれ連結するブリッジ電極402d、403d及び放電セルの中心から最も遠い電極ライン402b、403bに連結され、放電セル内で放電セルの中心の反対方向に突出する第2突出電極402e、403eを含む。
電極ライン402a、402b、403a、403bは放電セルを横切り、プラズマディスプレイパネルの一方向に延びる。本発明の第2実施例に係る電極ラインは開口率を向上させるために幅を狭く形成することが好ましい。好ましくは、電極ラインの幅(W1)は20μm以上70μm以下にして開口率を向上させると共に、放電が円滑に生じるようにすることが好ましい。
図5Aに図示されたように、放電セルの中心に近い電極ライン402a、403aは第1突出電極402c、403cと連結され、放電セルの中心に近い電極ライン402a、403aは放電が開始されると共に放電拡散が始まる経路を形成する。放電セルの中心から遠い電極ライン402b、403bは第2突出電極402e、403eと連結される。放電セルの中心から遠い電極ライン402b、403bは放電セル周辺部まで放電を拡散する役割をする。
第1突出電極402c、403cは、1つの放電セル内で放電セルの中心に近い電極ライン402a、403aに連結され、放電セルの中心方向に突出する。好ましくは、第1突出電極は、電極ライン402a、403aの中心に形成される。第1突出電極402c、403cは互いに対応して電極ラインの中心に形成されることによって、プラズマディスプレイパネルの放電開始電圧をより効果的に低減することができる。
突出電極402c、403cの幅(W1)は、35乃至45μmであることが好ましくて、突出電極402c、403c間の間隔(a)は15乃至165μmであることが好ましい。突出電極402c403cの幅及び間隔の上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図3を参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
ブリッジ電極402d、403dは、維持電極402、403の各々を構成する2つの電極ライン402aと402b、及び403aと403bをそれぞれ連結する。ブリッジ電極402d、403dは突出電極を通じて開始された放電が放電セルの中心から遠い電極ライン402b、403bまで容易に広がることを促進させる。ここで、ブリッジ電極402d、403dは放電セル内に位置しているが、その必要に応じて、放電セルを区画する隔壁412上に形成することも可能である。
これによって、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に対する第2実施例では、電極ライン402b、403bと隔壁412との間の空間にも放電を拡散させることができる。それによって、放電拡散効率を増加させ、プラズマディスプレイパネルの発光効率を向上させることができる。
第2突出電極402e、403eは放電セルの中心から遠い電極ライン402b、403bに連結され、放電セルの中心方向の反対方向に突出する。第2突出電極402e、403eの長さは30乃至100μmであるもことが好ましくて、前述のような値を有することにより、放電セル中心から遠い放電空間まで放電が効果的に広がるようにすることができる。
また、パネルの開口率を25乃至45%に維持すると共に、それによって、ディスプレイ映像の輝度を向上させるために、第2突出電極402e、403eの長さを50乃至100μmにすることができる。
図5Aに図示されたように、第2突出電極402e、403eは放電セルを区画する隔壁412まで延びるように形成することができる。また、他の部分で十分に補償された開口率を受けることができれば、放電拡散効率をより向上させるために隔壁412上に一部延長することも可能である。但し、第2突出電極402e、403eが隔壁412まで延びるようにして形成されない場合、第2突出電極402e、403eとそれに隣り合う隔壁412間の間隔は70μm以下であることが好ましい。第2突出電極402e、403eと隔壁412間の間隔が70μm以下である時、放電セルの中心から遠い放電空間まで放電が効果的に広がることができる。
本発明の第2実施例では第2突出電極402e、403eを電極ライン402b、403bの中心に形成して、放電セルの周辺部に放電を均等に拡散させるようにすることが好ましい。
一方、本発明の第2実施例では、放電セルを区画する隔壁のうち、第2突出電極402e、403eが延びる方向に位置する隔壁の幅(Wb)を200μm以下に形成することが好ましい。また、外部光を吸収して明室コントラストを確保し、放出される放電光が隣り合う放電セルに広がって表示されることを防止するためのブラックマトリックス(図示していない)を隔壁412上に形成させることが好ましい。隔壁412の幅を200μm以下に制限することによって、放電セルの面積が増加する。これによって、発光効率を増加させることができ、第2突出電極などによる開口率の低減を補償することができる。第2突出電極が延びる方向に位置する隔壁の幅(Wb)を90乃至100μmにすることが好ましく、これにより最適の発光効率を得ることができる。
ディスプレイ映像の輝度を向上させると共に、コントラストを向上させ、駆動パネルの駆動マージンを確保するための電極の抵抗値を確保するために、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの開口率は25乃至45%であることが好ましい。
パネルの開口率は、パネルの有効表示領域、即ちパネルの放電セルのうち、ディスプレイ映像に影響を及ぼす放電セルが位置する領域の面積対比開口率であることが好ましい。
図5Bを参照すれば、突出部403cは曲率を有する曲線部分を含むことができる。図5Bに図示されたように、突出部403cが曲線形態で形成される場合、電極の製造工程をより容易にすることができる。また、パネルの駆動の際、壁電荷(Wall Charge)が特定位置に過度に集中することを防止することができ、これによって、放電特性を安定させて駆動安定性を向上させることができる。
図5Bに図示されたように、突出部403cが曲線形態で形成される場合、突出部403cの幅(W)は突出部403cの中間部分の幅と定義することが好ましい。
また、ブリッジ電極402d、403dと電極ライン402a、403aが連結される部分も図5Bに図示された突出部403cのように曲率を有することができる。
図6は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第3実施例を示す断面図である。図6に図示された電極構造の中で、図5A及び図5Bに記述された内容と同一の内容に関する説明は省略する。
図6に図示されたように、本発明に係る電極構造に関する第3実施例では、維持電極602、603の各々に2つの第1突出電極602a、603aが形成される。第1突出電極602a、603aは放電セルの中心に近い電極ラインに連結され、放電セルの中心方向に突出する。第1突出電極602a、603aの各々は電極ラインの中心を基準に互いに対称に形成されることが好ましい。
第1突出電極602a、603aの幅は、35乃至45μmであることが好ましい。突出電極幅の上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図3を参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
1つの電極ラインから突出した2つの第1突出電極間の間隔(d1、d2)は、プラズマディスプレイパネルが42インチ(inch)の大きさ及びVGAの解像度を有する場合には50乃至100μmであり、プラズマディスプレイパネルが42インチ(inch)の大きさ及びXGAの解像度を有する場合には30乃至80μmであり、プラズマディスプレイパネルが50インチ(inch)の大きさ及びXGAの解像度を有する場合には40乃至90μmであることが好ましい。
第1突出電極の間隔(d1、d2)が前述のような範囲を有する際、ディスプレイ装置に要求される映像の輝度が具現できる開口率の確保が可能であり、第1突出電極が隔壁にあまり近接して無効電力が増加することにより、ディスプレイに消耗される電力が限界値以上に増加することを防止することができる。
維持電極602、603の各々に2つの第1突出電極602a、603aを形成することによって、放電セル中心での電極面積が増加する。これによって、放電が開始される前には放電セル内に空間電荷が多く形成されて放電開始電圧がより低くなり、放電速度が速くなる。併せて、放電が開始された後には壁電荷量が増加して輝度が上昇して、放電が全体放電セルに均一に広がる。
また、第1突出電極602c、603c間の間隔(a1、a2)、即ち電極ライン602、603と交差する方向への2つの突出電極間の間隔(a1、a2)は15乃至165μmであることが好ましい。突出電極の間隔の上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図3を参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
図7は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に対する第4実施例を示す断面図である。図7に図示された電極構造の中で、図5A及び図6に記述された内容と同一の内容に関する説明は省略する。
図7に図示されたように、本発明に係る電極構造に関する第4実施例では、維持電極702、703の各々は3つの第1突出電極702a、703aが形成される。
第1突出電極702a、703aは電極ラインの中で、放電セルの中心に近い電極ラインに連結され、放電セルの中心方向に突出する。好ましくは、いずれか1つの第1突出電極は電極ラインの中心に形成され、残りの2つの第1突出電極は電極ラインの中心を基準に互いに対称に形成されることが好ましい。維持電極702、703の各々に3つの第1突出電極702a、703aを形成することによって、図5Aと図6の場合より放電開始電圧がより一層低くなり、放電速度もより一層速くなる。併せて、放電開始後には輝度がより一層上昇し、放電が全体放電セルに一層均一に広がる。
前述のように、第1突出電極の個数を増加させることによって、放電セルの中心での電極面積が増加して放電開始電圧が低くなり、輝度が増加する。一方、放電セルの中心で最も強い放電が生じ、最も明るい放電光が放出される点を考えなければならない。即ち、第1突出電極の個数が増加するほど放電セルの中心から放出される光を遮断することによって、放出される光が格段に減少する点と共に、放電開始電圧と輝度効率を同時に考えて、最善の個数を選択して維持電極の構造を設計することが好ましい。
第1突出電極702a、703aの幅は、35乃至45μmであることが好ましくて、第1突出電極702c、703c間の間隔(a1、a2、a3)は15乃至165μmであることが好ましい。第1突出電極702a、703aの幅及び間隔に対する上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図3を参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
図8は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第5実施例を示す断面図であって、維持電極800、810の各々は放電セルを横切る3つの電極ライン800a、800b、800c、及び、810a、810b、810cをそれぞれ含む。当該電極ラインは放電セルを横切ってプラズマディスプレイパネルの一方向に延びる。当該電極ラインは開口率の向上のために幅が狭く形成され、好ましくは20乃至70μmの幅を有するようにして開口率を向上させると共に、放電が円滑に生じるようにする。
維持電極対の電極ライン800a、800b、800c、及び、810a、810b、810cの厚みは、3乃至7μmであることが好ましくて、各々の維持電極を構成する3つの電極ラインの間の間隔(a1、a2)を互いに同一にすることや相異にすることができ、電極ラインの幅(b1、b2、b3)も互いに同一にすることや相異にすることができる。電極ラインの厚みの上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図2Aを参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
図9は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第6実施例を示す断面図であって、維持電極900、910の各々は放電セルを横切る4つの電極ライン900a、900b、900c、900d、及び、910a、910b、910c、910dを含む。当該電極ラインは放電セルを横切ってプラズマディスプレイパネルの一方向に延びる。当該電極ラインは開口率の向上のために幅が狭く形成され、好ましくは20乃至70μmの幅を有するようにして、開口率を向上させると共に、放電が円滑に生じるようにする。
維持電極対900、910の電極ライン900a、900b、900c、900d、及び、910a、910b、910c、910dの厚みは、3乃至7μmであることが好ましい。電極ライン厚みの上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図2Aを参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
各々の維持電極を構成する4つの電極ラインの間の間隔(c1、c2、c3)を互いに同一にすることや相異にすることができ、電極ラインの幅(d1、d2、d3、d4)も互いに同一にすることや相異にすることができる。
図10は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に対する第7実施例を示す断面図であって、維持電極1000、1010の各々は放電セルを横切る4つの電極ライン1000a、1000b、1000c、1000d、及び、1010a、1010b、1010c、1010dを含む。当該電極ラインは放電セルを横切ってプラズマディスプレイパネルの一方向に延びる。
維持電極対の電極ライン1000a、1000b、1000c、1000d、及び、1010a、1010b、1010c、1010dの厚みは3乃至7μmであることが好ましい。電極ライン厚みの上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図2Aを参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
ブリッジ電極1020、1030、1040、1050、1060、1070は、各々2つの電極ラインを連結する。ブリッジ電極1020、1030、1040、1050、1060、1070は開始された放電が放電セルの中心から遠い電極ラインまで容易に広がるようにする。図10に図示されたように、ブリッジ電極1020、1030、1040、1050、1060、1070の位置は、互いに一致しないようにすることができ、いずれか1つのブリッジ電極(ここでは電極1040)を隔壁1080上に位置することができる。
図11は本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に対する第8実施例を示す断面図であって、図10に図示された場合とは異なり、電極ラインを連結するブリッジ電極が同一な位置に形成されて、維持電極1100、1110の各々に対して4つの電極ライン1100a、1100b、1100c、1100d、及び、1110a、1110b、1110c、1110dを連結する1つのブリッジ電極1120、1130を形成したものである。
維持電極対の電極ライン1100a、1100b、1100c、1100d、及び、1110a、1110b、1110c、1110dの厚みは3乃至7μmであることが好ましい。電極ラインの厚みの上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図2Aを参考にして説明したことと同一であるので、ここで説明を省略する。
図12は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に対する第9実施例を示す断面図であって、電極ライン1200、1210の各々に対して閉ループ(closed loop)を含む形態の突出電極1220、1230を形成したものである。図12に図示したような閉ループを含む突出電極1220、1230を通じて、放電開始電圧を低減すると共に、開口率を向上させることができる。突出電極及び閉ループの形態は多様に変形が可能である。
維持電極対の電極ライン1200、1210の厚みは3乃至7μmであることが好ましい。電極ラインの厚みの上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図2Aを参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
突出電極1220、1230の線幅(W1、W2)は35乃至45μmであることが好ましい。突出電極1220、1230の線幅(W1、W2)が前述のような値を有する場合、充分なパネルの開口率を確保してディスプレイ装置の前面に反射されて出る光が突出電極により塞がれて、映像の輝度が減少することを防止することができる。
また、2つの突出電極1220、1230間の間隔は15乃至165μmであることが好ましい。突出電極の間隔の上限値と下限値の臨界的意味は、図3を参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
図13は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第10実施例を示す断面図であって、電極ライン1300、1310の各々に対して四角形形状の閉ループを含む突出電極1320、1330を形成したものである。
維持電極対の電極ライン1300、1310の厚みは3乃至7μmであることが好ましい。電極ラインの厚みの上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図2Aを参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
突出電極1320、1330の線幅(W1、W2)は35乃至45μmであることが好ましい。突出電極1320、1330の線幅(W1、W2)の上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図12を参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
また、2つの突出電極1320、1330間の間隔は15乃至165μmであることが好ましい。突出電極間隔の上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図3を参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
図14A及び図14Bは、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に対する第11実施例を示す断面図であって、電極ライン1400、1410の各々に対して放電セルの中心方向に突出した第1突出電極1420a、1420b、及び、1430a、1430bと、放電セルの中心方向またはその反対方向に突出した第2突出電極1440、1450、または、1460、1470を形成させたものである。
図14Aに図示されたように、電極ライン1400、1410の各々に対して放電セルの中心方向に突出した2つの第1突出電極1420a、1420b、及び、1430a、1430bを形成して、放電セルの中心方向の反対方向に突出した1つの第2突出電極1440、1450を形成することが好ましい。または、図14Bに図示されたように、第2突出電極1460、1470は、放電セルの中心方向に突出することができる。
維持電極対の電極ライン1400、1410の厚みは3乃至7μmであることが好ましい。電極ラインの厚みの上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図2Aを参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
第1突出電極1420a、1420b、及び、1430a、1430bの幅は35乃至45μmであることが好ましい。突出電極の幅の上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図3を参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
1つの電極ラインから突出した2つの第1突出電極間の間隔(d1、d2)は、プラズマディスプレイパネルが42インチ(inch)の大きさ及びVGAの解像度を有する場合には50乃至100μmであり、プラズマディスプレイパネルが42インチ(inch)の大きさ及びXGAの解像度を有する場合には50乃至100μmであり、50インチ(inch)の大きさ及びXGAの解像度を有する場合には40乃至90μmであることが好ましい。第1突出電極間の間隔(d1、d2)の上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図6を参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
更に他の第1突出電極間の間隔、即ち1420aと1430aとの間の間隔(a1)または1420bと1430bとの間の間隔(a2)は15乃至165μmであることが好ましい。突出電極の間隔の上限値と下限値の臨界的意味は、前述の図3を参考にして説明したことと同一であるので、ここでは説明を省略する。
図15は、前述したような構造を有する本発明に係るプラズマディスプレイパネルに対して、1つのフレーム(frame)を複数のサブフィールドに分けて時分割駆動させる方法に関する一実施例を示すタイミング図である。単位フレームは時分割階調表示を実現するために、所定個数、例えば8つのサブフィールド(SF1、・・・、SF8)に分割することができる。また、各サブフィールド(SF1、・・・SF8)はリセット区間(図示していない)と、アドレス区間(A1、・・・、A8)及びサステイン区間(S1、・・・、S8)に分割される。
各アドレス区間(A1、・・・、A8)では、アドレス電極(X)に表示データ信号が供給され、各スキャン電極(Y)に相応するスキャンパルスが順次に供給される。
各サステイン区間(S1、・・・、S8)では、スキャン電極(Y)とサステイン電極(Z)にサステインパルスが交互に供給されて、アドレス区間(A1、・・・、A8)で壁電荷が形成された放電セルでサステイン放電を起こす。
プラズマディスプレイパネルの輝度は単位フレームに占めるサステイン放電区間(S1、・・、S8)内のサステイン放電パルス個数に比例する。1画像を形成する1つのフレームが、8つのサブフィールドと256階調で表現される場合に、各サブフィールドには順に1、2、4、8、16、32、64、128の割合で互いに異なるサステインパルスの数を割り当てることができる。仮に、133階調の輝度を得るためには、サブフィールド1区間、サブフィールド3区間及びサブフィールド8区間の間、セルをアドレッシングしてサステイン放電すればよい。
各サブフィールドに割り当てられるサステイン放電数は、APC(Automatic Power Control)段階によるサブフィールドの加重値によって可変的に決定することができる。即ち、図15では1フレームを8つのサブフィールドに分割する場合を例として説明したが、本発明はそれに限るのでなく、1フレームを形成するサブフィールドの数を設計仕様によって多様に変形可能である。例えば、1フレームを12または16サブフィールドなどのように、8サブフィールド以上、または、それ以下に分割してプラズマディスプレイパネルを駆動することができる。
また、各サブフィールドに割り当てられるサステイン放電数は、ガンマ特性やパネル特性を考えて多様に変形可能である。例えば、サブフィールド4に割り当てられた階調度を8から6に減少させ、サブフィールド6に割り当てられた階調度を32から34に増加させることができる。
図16は、分割されたサブフィールドに対して、プラズマディスプレイパネルを駆動させるための駆動信号に関する一実施例を示すタイミング図である。
まず、スキャン電極(Y)の上に正極性壁電荷を形成し、サステイン電極(Z)の上に負極性壁電荷を形成するためのプリリセット(pre reset)区間が存在し、この後、各サブフィールドはプリリセット区間により形成された壁電荷の分布を利用して全画面の放電セルを初期化するためのリセット(Reset)区間、放電セルを選択するためのアドレス(address)区間及び選択された放電セルの放電を維持させるためのサステイン(sustain)区間を含む。
リセット区間はセットアップ(setup)区間及びセットダウン(setdown)区間からなり、セットアップ区間では全てのスキャン電極に上りランプ波形(Ramp-up)が同時に供給されて、全ての放電セルで微細放電が生じ、これによって壁電荷が生成される。セットダウン区間には上りランプ波形(Ramp-up)のピーク電圧より低い正極性電圧で下降する下りランプ波形(Ramp-down)が全てのスキャン電極(Y)に同時に供給されて、全ての放電セルで消去放電が生じ、これによって、セットアップ放電により生成された壁電荷及び空間電荷の中、不要電荷を消去させる。
アドレス区間にはスキャン電極に負極性のスキャン信号(scan)が順次に供給され、これと共に、アドレス電極(X)に正極性のデータ信号(data)が供給される。このようなスキャン信号(scan)とデータ信号(data)との間の電圧差とリセット区間の間に生成された壁電圧によりアドレス放電が発生されて、セルが選択される。一方、セットダウン区間とアドレス区間の間に、サステイン電極にはサステイン電圧(Vs)を維持する信号が供給される。
サステイン区間にはスキャン電極とサステイン電極に交互にサステインパルスが供給されて、スキャン電極とサステイン電極との間に面放電形態でサステイン放電が発生する。
図16に図示された駆動波形は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルを駆動させるための信号に関する一実施例であって、図16に図示された波形により本発明は限定されない。例えば、プリリセット区間を省略することができ、図16に図示された駆動信号の極性及び電圧レベルは必要に応じて変更可能であり、サステイン放電が完了した後に壁電荷消去のための消去信号をサステイン電極に供給することができる。また、サステイン信号がスキャン電極(Y)とサステイン(Z)電極のうち、いずれか1つのみに供給されてサステイン放電を起こすシングルサステイン(single sustain)駆動も可能である。
以上、本発明の好ましい実施例に対して詳細に記述したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、添付した請求範囲に定義された本発明の精神及び範囲から逸脱しない範囲内で本発明を種々変形または変更して実施できることが分かる。したがって、本発明の今後の実施例の変更は本発明の技術から逸脱しないはずである。
プラズマディスプレイ装置に備えられる一般的なパネル(panel)の構造を説明する図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルに関する第1実施例を示す斜視図である。 プラズマディスプレイパネルの電極配置に関する一実施例を示す図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第1実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルに関する第2実施例を示す斜視図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第2実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第2実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第3実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第4実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第5実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第6実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第7実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第8実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第9実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第10実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第11実施例を示す断面図である。 本発明に係るプラズマディスプレイパネルの電極構造に関する第11実施例を示す断面図である。 1つのフレーム(frame)を複数のサブフィールド(subfield)に分けてプラズマディスプレイパネルを時分割駆動させる方法に関する一実施例を示すタイミング図である。 プラズマディスプレイパネルを駆動させるための駆動信号に関する一実施例を示すタイミング図である。
符号の説明
100 上部パネル
104 上部誘電体層
105 保護膜層
110 下部パネル
111 下部基板
112 隔壁
113 アドレス電極
114 蛍光体
115 下部誘電体層
200 上部パネル
204 上部誘電体層
205 保護膜層
210 下部パネル
211 下部基板
212a 隔壁
212b 隔壁
213 アドレス電極
214 蛍光体
215 下部誘電体層
400 上部パネル
404 上部誘電体層
410 下部パネル
411 下部基板
412 隔壁
413 アドレス電極
1080 隔壁

Claims (20)

  1. 上部基板と、前記上部基板上に形成される複数の第1電極及び複数の第2電極と、前記上部基板と対向して配置される下部基板と、前記下部基板上に形成される複数の第3電極とを含んで構成されるプラズマディスプレイ装置であって、
    前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方は単一層(one layer)で形成され、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方の厚みは3乃至7μmであることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方は、
    前記複数の第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、
    前記ライン部から突出した突出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち、少なくとも一方の抵抗は、50乃至65Ωであることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち、少なくとも一方の抵抗は、40乃至90Ωであることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  5. 前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極の抵抗は、
    パネルの有効表示領域内に位置する前記第1電極及び前記第2電極の両端部の間の抵抗であることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  6. 前記ライン部は2つ以上であり、
    前記2つ以上のライン部のうち、互いに隣り合う2つのライン部間の間隔は80乃至120μmであることを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイ装置。
  7. 前記突出部は、少なくとも1つの閉ループを形成することを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイ装置。
  8. 前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を覆う上部誘電体層を更に含み、
    前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極のうち少なくとも一方は、前記上部誘電体層より色が暗いことを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  9. 前記下部基板上には、
    誘電体層と、
    放電セルを区画する隔壁と、
    蛍光体層と、
    が更に形成されていることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  10. 上部基板と、前記上部基板上に形成される複数の第1電極及び複数の第2電極と、前記上部基板と対向して配置される下部基板と、前記下部基板上に形成される複数の第3電極とを含んで構成されるプラズマディスプレイ装置であって、
    前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方は、単一層(one layer)で形成され、前記複数の第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、
    前記ライン部から突出した突出部を含み、
    前記突出部の幅は30乃至70μmであることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  11. 前記突出部の幅は35乃至45μmであることを特徴とする請求項10記載のプラズマディスプレイ装置。
  12. 前記突出部は2つ以上であることを特徴とする請求項10記載のプラズマディスプレイ装置。
  13. 前記突出部は、少なくとも1つの閉ループを形成することを特徴とする請求項10記載のプラズマディスプレイ装置。
  14. 上部基板と、前記上部基板上に形成される複数の第1電極及び複数の第2電極と、前記上部基板と対向して配置される下部基板と、前記下部基板上に形成される複数の第3電極とを含んで構成されるプラズマディスプレイ装置であって、
    前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方は単一層(one layer)で形成され、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極の両方は、前記複数の第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、
    前記ライン部から突出した突出部と、をそれぞれ含み、
    前記第1電極の突出部と前記第2電極の突出部との間の間隔は15乃至165μmであることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  15. 前記第1電極の突出部と前記第2電極の突出部との間の間隔は60乃至120μmであることを特徴とする請求項14記載のプラズマディスプレイ装置。
  16. 前記複数の第1電極及び前記複数の2電極を覆う上部誘電体層を更に含み、
    前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方は、前記上部誘電体層より色が暗いことを特徴とする請求項14載のプラズマディスプレイ装置。
  17. 前記突出部は、少なくとも1つの閉ループを形成することを特徴とする請求項14記載のプラズマディスプレイ装置。
  18. 上部基板と、前記上部基板上に形成される複数の第1電極及び複数の第2電極と、前記上部基板と対向して配置される下部基板と、前記下部基板上に形成される複数の第3電極とを含んで構成されるプラズマディスプレイ装置であって、
    前記複数の第1電極と前記複数の第2電極のうち少なくとも一方は、単一層(one layer)で形成され、前記複数の第3電極と交差する方向に形成されたライン部と、
    前記ライン部から前記ライン部に隣り合う隔壁方向に突出した突出部を含み、
    前記突出部の長さは30乃至100μmであることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  19. 前記突出部の長さは、50乃至100μmであることを特徴とする請求項18記載のプラズマディスプレイ装置。
  20. 前記突出部と前記隣り合う隔壁間の間隔は70μm以下であることを特徴とする請求項18記載のプラズマディスプレイ装置。
JP2007048576A 2006-05-30 2007-02-28 プラズマディスプレイ装置 Withdrawn JP2007324116A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020060048816A KR100762249B1 (ko) 2006-05-30 2006-05-30 플라즈마 디스플레이 장치

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007324116A true JP2007324116A (ja) 2007-12-13

Family

ID=38523518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007048576A Withdrawn JP2007324116A (ja) 2006-05-30 2007-02-28 プラズマディスプレイ装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7714510B2 (ja)
EP (1) EP1863063B1 (ja)
JP (1) JP2007324116A (ja)
KR (1) KR100762249B1 (ja)
CN (1) CN101083029A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100836563B1 (ko) * 2006-10-26 2008-06-10 엘지전자 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
JP4503699B2 (ja) * 2007-05-07 2010-07-14 株式会社日立製作所 プラズマディスプレイパネル

Family Cites Families (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980065367A (ko) * 1996-06-02 1998-10-15 오평희 액정표시소자용 백라이트
JP3039437B2 (ja) * 1997-04-15 2000-05-08 日本電気株式会社 カラープラズマディスプレイパネル
TW396365B (en) * 1997-08-27 2000-07-01 Toray Industries Plasma display decive and its method of manufacture
JPH1196924A (ja) 1997-09-19 1999-04-09 Toray Ind Inc プラズマディスプレイおよびその製造方法
JPH11283511A (ja) 1998-03-31 1999-10-15 Toray Ind Inc プラズマディスプレイ用基板およびその製造方法
JP3156677B2 (ja) * 1998-09-14 2001-04-16 日本電気株式会社 プラズマディスプレイパネル
KR100794059B1 (ko) * 1999-01-22 2008-01-10 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 가스방전패널
KR100794076B1 (ko) * 1999-06-04 2008-01-10 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 가스방전 표시장치와 그 제조방법
JP2001160361A (ja) * 1999-09-21 2001-06-12 Mitsubishi Electric Corp プラズマディスプレイパネル用基板及びプラズマディスプレイパネル
JP3706012B2 (ja) 1999-11-24 2005-10-12 三菱電機株式会社 面放電ac型プラズマディスプレイパネル用基板、面放電ac型プラズマディスプレイパネル及び面放電ac型プラズマディスプレイ装置
JP2001312972A (ja) * 2000-04-24 2001-11-09 Samsung Sdi Co Ltd プラズマディスプレーパネル及びその隔壁製造方法
JP2002042661A (ja) * 2000-07-24 2002-02-08 Nec Corp プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
JP3958918B2 (ja) * 2000-07-24 2007-08-15 パイオニア株式会社 プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
CN101303951B (zh) * 2000-08-18 2012-02-29 松下电器产业株式会社 气体放电屏
US6873103B2 (en) * 2000-08-29 2005-03-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Gas discharge panel
US20060028406A1 (en) * 2001-05-29 2006-02-09 Pioneer Corporation AC plasma display panel and driving method therefor
JP2003007216A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Nec Corp プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
JP2003031133A (ja) 2001-07-12 2003-01-31 Dainippon Printing Co Ltd プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
US6838828B2 (en) * 2001-11-05 2005-01-04 Lg Electronics Inc. Plasma display panel and manufacturing method thereof
JP2004079314A (ja) 2002-08-15 2004-03-11 Gendai Plasma Kk 金属電極のみを用いるセル構造のpdp並びにその前面パネルの電極構造
DE60323453D1 (de) * 2002-12-31 2008-10-23 Samsung Sdi Co Ltd Plasmaanzeigetafel mit Aufrechterhaltungselektroden mit Doppelspalt
TWI317965B (en) * 2003-03-07 2009-12-01 Chunghwa Picture Tubes Ltd Plasma display panel and method of forming the same
KR100525888B1 (ko) * 2003-06-23 2005-11-02 엘지전자 주식회사 화이트백 형성용 페이스트 조성물 및플라즈마디스플레이패널의 하판제조방법
KR100536215B1 (ko) * 2003-08-05 2005-12-12 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
KR20050028182A (ko) * 2003-09-17 2005-03-22 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 방전 방법 및 이를 적용한 플라즈마 디스플레이
TWI278000B (en) * 2003-10-29 2007-04-01 Au Optronics Corp AC plasma display panel
KR20060100407A (ko) 2003-10-30 2006-09-20 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 플라스마 디스플레이 패널
KR100589369B1 (ko) * 2003-11-29 2006-06-14 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
KR20050070216A (ko) * 2003-12-29 2005-07-07 엘지전자 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널 소자 상판 전극 및 그 제조를위한 잉크 조성 방법
US7019460B2 (en) * 2004-02-05 2006-03-28 Au Optronics Corporation Plasma display panel and method of driving thereof
KR100637456B1 (ko) * 2004-02-05 2006-10-20 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
US20050236994A1 (en) * 2004-04-21 2005-10-27 Jae-Ik Kwon Plasma display panel
KR20050104215A (ko) * 2004-04-28 2005-11-02 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
JP2005339944A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Pioneer Electronic Corp プラズマディスプレイパネル
KR100658740B1 (ko) 2004-06-18 2006-12-15 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
KR20050121931A (ko) * 2004-06-23 2005-12-28 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
JP2006012571A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Fujitsu Ltd ガス放電パネル用基板の製造方法およびガス放電パネル
KR100578972B1 (ko) * 2004-06-30 2006-05-12 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
KR20060013030A (ko) * 2004-08-05 2006-02-09 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
KR100658315B1 (ko) * 2004-10-11 2006-12-15 엘지전자 주식회사 스캔 전극과 서스테인 전극을 포함하는 플라즈마디스플레이 패널
JP2006114496A (ja) * 2004-10-11 2006-04-27 Lg Electronics Inc プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイ装置
KR100648728B1 (ko) * 2004-11-30 2006-11-23 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
JP2006222035A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd プラズマディスプレイパネル
KR100717782B1 (ko) * 2005-04-06 2007-05-11 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널

Also Published As

Publication number Publication date
EP1863063A3 (en) 2007-12-12
CN101083029A (zh) 2007-12-05
EP1863063A2 (en) 2007-12-05
US7714510B2 (en) 2010-05-11
KR100762249B1 (ko) 2007-10-01
EP1863063B1 (en) 2011-09-07
US20070279325A1 (en) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100762251B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
KR100735605B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
KR100806306B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
KR100762252B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
KR100755327B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
JP2007324116A (ja) プラズマディスプレイ装置
JP2007324117A (ja) プラズマディスプレイ装置
KR100811605B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
JP2007324115A (ja) プラズマディスプレイ装置
KR100837661B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
KR100755403B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
KR100849110B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
JP2008016437A (ja) プラズマディスプレイ装置
KR20090002870A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
EP1983545A2 (en) Plasma display apparatus
KR20080017204A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
KR20100113896A (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
KR20100059525A (ko) 플라즈마 디스플레이 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100511