JP2007321877A - ホース端末金具の固定用ブラケット及びその成形法 - Google Patents

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久直 丸山
Yasuyuki Kurita
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Abstract

【課題】ホースの固定と配管接続時の締付けトルクの保持が確実で、部品点数と組立加工費を低減するホース端末金具の固定用ブラケットとその成形法の提供。
【解決手段】前記ブラケット11自体の発明は、六角形の廻止めRと位置決め用保持部Hをもつホース端末金具Kを固定のため、廻止めR用の六角形凹部12とこれと一体に保持部H用の保持穴13を形成し、六角形凹部12は六角形の各頂点12aに最深部を設けた。同ブラケットの成形法の発明は、六角形凹部12と保持穴13のプレス成形の際、凹部12の裏側14を六角形の頂点12aに接近して円形に剪断成形し、各頂点12aの成形深さ15を同各辺12b中央部の成形深さ16より大とした。ブラケットの部品点数の削減と組立加工費の節減、ホース固定用板スプリングの向きによらずホースの確実固定、ホースと配管をねじで接続する際の回転トルクの確実保持、六角形の各頂点での成形深さの確保が可能。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホース端末金具の固定用ブラケット及びその成形法に関するものである。
ブレーキホースなどにおけるホース端末Tには図4に示すように、六角形の廻り止めRと位置決め用保持部Hが一体となったホース端末金具Kが設けられ、これを車体などに固定した固定用ブラケットBに嵌合し、これを、その反対側からホーク状板スプリングSをホース端末金具Kに形成された円周溝Mに押入することにより固定しているのが一般的である。
この場合に使用される固定用ブラケットBとしては、従来図5、図6に示すようなブラケット10、20が使用されていた。
即ち図5に示すブラケット10は、斜めに立ち上がる固定ブラケット本体1の所定箇所に前記ホース端末金具Kの六角形の廻り止めRのための六角形穴2を形成するとともに、前記本体1と同じ板厚の別部材3に位置決め保持部H用の保持穴4を明け、これを前記六角形穴2と保持穴4が同芯となるように、前記固定ブラケット本体1の裏面に溶接したものである。
しかしながら図5に示すブラケット10では、固定ブラケット本体1に六角形穴2、また別部材3に保持穴4をそれぞれ設けたので、それらの穴2、4の深さは任意に設定できる利点はあるが、固定ブラケット本体1、別部材3と部品点数が多くなり、その分加工費が増加するだけでなく、組立て加工費が増加する問題がある。
図6に示すブラケット20では、固定ブラケット本体5に穴の一部が円形穴6、他が略六角の変形穴7を有し、円形穴6と六角穴7の縁の座面を成形により略板厚1枚分の段差を持たせたものであり、図5に示すものより別部材を用いないので部品点数の増加はない。
しかしながら図6に示すブラケット20では、廻り止めの六角穴7が全周にないのでホースの廻り止め強度が低下するだけでなく、円形穴6廻りの座面も全周にないので、ホース端末金具を固定するばね(図示せず)の設定方向によってはホースが振動により脱落する恐れがあり、更に前記円形穴6、六角穴7ともその深さを大きくとることができない。
実公平2−14707号公報
本発明が解決しようとする課題は、ホースの固定と配管接続時の締付けトルクの保持が確実であり、部品点数と組立て加工費を低減し得るホース端末金具の固定用ブラケット及びその成形法を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明は、六角形の廻り止めと位置決め用保持部をもつホース端末金具を固定するブラケットであって、前記六角形の廻り止め用の六角形凹部とこれと一体にその底部に前記保持部用の保持穴を形成するとともに、前記六角形凹部は六角形の各頂点に最深部を形成したことを特徴とするホース端末金具の固定用ブラケットに係る発明と、前記ホース端末金具の固定用ブラケットにおける前記六角形凹部と前記保持穴をプレス成形するに際し、六角形凹部の裏側を六角形の頂点に接近して円形に剪断成形し、六角形の各頂点における成形深さを六角形の各辺中央部における成形深さより大としたことを特徴とするホース端末金具の固定用ブラケットの成形法に係る発明とから成る。
本発明のホース端末金具の固定用ブラケットは、六角形の廻り止めと位置決め用保持部をもつホース端末金具を固定するブラケットであって、前記六角形の廻り止め用の六角形凹部とこれと一体にその底部に前記保持部用の保持穴を形成するとともに、前記六角形凹部は六角形の各頂点に最深部を形成したことを特徴とするので、六角形の廻り止め用の六角形凹部とこれと一体でその底部に形成した前記保持部用の保持穴が一体のブラケットに配置されることにより、ブラケットの部品点数削減と組立て加工費の節減が可能となる。
また、ホースを固定する前記保持部用の保持穴の座面が全周にあるので、ホース固定用の板スプリングの向きにかかわらずホースを確実に固定できる。
さらに、ホースの廻り止め用の六角形凹部が全周にわたって確保されるため、ホースと配管をねじで接続する際の回転トルクを確実に保持できる。
本発明のホース端末金具の固定用ブラケットの成形法は、前記ホース端末金具の固定用ブラケットにおける前記六角形凹部と前記保持穴をプレス成形するに際し、六角形凹部の裏側を六角形の頂点に接近して円形に剪断成形し、六角形の各頂点における成形深さを六角形の各辺中央部における成形深さより大としたことを特徴とするので、前記端末金具と前記ブラケット間に働く面圧が大きいとされる六角形の各頂点における成形深さを大きく確保することができ、一枚のブラケット用素材で十分な回転防止機能を発揮できるブラケットが得られる。
本発明の好ましい実施の形態を図1乃至図4により説明すると、本発明のホース端末金具の固定用ブラケット11に係る発明は、六角形の廻り止めRと位置決め用保持部Hをもつホース端末金具Kを固定するブラケットであって、前記六角形の廻り止め用の六角形凹部12とこれと一体にその底部に前記保持部用の保持穴13を形成するとともに、前記六角形凹部12は六角形の各頂点12aに最深部を形成したことを特徴とするものである。
また、本発明のホース端末金具の固定用ブラケットの成形法に係る発明は、前記ホース端末金具Kの固定用ブラケット11における前記六角形凹部12と前記保持穴13をプレス成形するに際し、六角形凹部12の裏側14を六角形の頂点12aに接近して円形に剪断成形し、六角形の各頂点12aにおける成形深さ15を六角形の各辺12b中央部における成形深さ16より大としたことを特徴とするものである。
図に示す実施例について更に詳細に説明すると、前記固定用ブラケット11は図1の例では、車体等に固定される固定部11aより鋭角に屈曲して斜めに立ち上がる取付け部11bから成り、取付け部11bに前記のように六角形の廻り止め用の六角形凹部12とこれと一体にその底部に前記保持部用の保持穴13を形成するとともに、前記六角形凹部12は六角形の各頂点12aに最深部を形成した上、固定部11aを車体等の所定箇所に溶接またはリベット等で固定される。なお、本実施例では、固定部11aと取付け部11bが鋭角に屈曲しているが、本発明の適用できる固定用ブラケットは図1の形状に限定されることはない。
前記の如く、取付け部11bには六角形凹部12とこれと一体にその底部に前記保持部用の保持穴13が形成されるが、その際前記六角形凹部12は六角形の各頂点12aが最深部となるように構成する。これは次のような理由からである。
即ち、ホース端末金具の六角形の廻り止めRの周面と前記ブラケット11の六角形凹部12とによりホースの回転を拘束する場合、六角形の廻り止めRとブラケット11の間に作用する面圧は、六角穴内周面の法線とホース端末金具Kの軸心即ち、保持穴13の中心との距離が最大となる六角形凹部12の頂点部12aの方が大きく、従って、前記頂点部12aの深さを十分確保されていればホースの回転の防止性能は十分確保されるからである。
上記のように前記頂点部12aの深さを十分確保するため、本発明では成形法に工夫をこらし、六角形凹部12と保持穴13を成形するに際して、六角形凹部12の裏側を六角形の頂点12aに接近して円形に剪断成形し、これによって六角形の各頂点における成形深さ15を六角形の各辺12b中央部における成形深さ16より大としたのである。
更に前記成形法において、前記六角形凹部12の底をブラケット素材の板厚より小さくなるようコイニングすることにより余剰材料が生じ、これによっても前記六角形凹部12の成形深さ15、16を大とするとともに、板スプリングSの座面となる六角穴裏面の平坦度を確保することができる。
本発明のホース端末金具の固定用ブラケット及びその成形法以外への利用は考えられない。但し前記六角形以外にも四角形などの多角形に適用することは可能である。
本発明ホース端末金具の固定用ブラケットの一例を示す斜視図である。 図1のA−A線矢視断面図である。 本発明ホース端末金具の固定用ブラケットの要部裏面図である。 一般のホース端末金具を固定用ブラケットに装着した状態を示す断面図である。 従来のホース端末金具の固定用ブラケットの一例を示す斜視図である。 従来のホース端末金具の固定用ブラケットの他の例を示す斜視図である。
符号の説明
10、20 ブラケット
1、5 固定用ブラケット本体
2 六角形穴
3 別部材
4、13 保持穴
6 円形穴
7 六角穴(変形穴)
11、B 固定用ブラケット
12 六角形凹部
12a 六角形の頂点
12b 六角形の辺
14 裏側
15、16 成形深さ
T ホース端末
R 六角形の廻り止め
H 位置決め用保持部
K ホース端末金具
S 板スプリング
M 円周溝
P 連結パイプ
N パイプ固定ねじ。

Claims (3)

  1. 六角形の廻り止めと位置決め用保持部をもつホース端末金具を固定するブラケットであって、前記六角形の廻り止め用の六角形凹部とこれと一体にその底部に前記保持部用の保持穴を形成するとともに、前記六角形凹部は六角形の各頂点に最深部を形成したことを特徴とするホース端末金具の固定用ブラケット。
  2. 前記ホース端末金具の固定用ブラケットにおける前記六角形凹部と前記保持穴をプレス成形するに際し、六角形凹部の裏側を六角形の頂点に接近して円形に剪断成形し、六角形の各頂点における成形深さを六角形の各辺中央部における成形深さより大としたことを特徴とするホース端末金具の固定用ブラケットの成形法。
  3. 前記成形法において、前記六角形凹部の底をブラケット素材の板厚より小さくなるようコイニングし、該コイニングにより生ずる余剰材料により前記六角形凹部の成形深さを大としたことを特徴とする請求項2記載のホース端末金具の固定用ブラケットの成形法。
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