JP2007321873A - バルブ制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】位置センサを用いることなくバルブの開閉を正確に制御できるとともに、弁体の機械的ロックの発生を防止可能なバルブの制御方法を提供する。
【解決手段】バルブの制御方法において、バルブの動作開始時、ステッピングモータ64により、弁体62をシール材72の最大つぶれ量よりも大きな第1距離だけ開位置側に移動させた後、ステッピングモータにより、シール材が弁体に押圧されて最大つぶし量だけつぶれる全閉位置まで弁体を閉位置方向へ移動させ、この全閉位置を初期化位置と設定する。初期化位置を基準として、ステッピングモータにより、最大つぶれ量に相当する距離よりも小さい第2距離だけ初期化位置から開位置側に離間した通常閉位置、あるいは、第1距離よりも大きな第3距離だけ初期化位置から開位置側に離間し連通口を開放する通常開位置、へ弁体を移動させる。
【選択図】 図2
【解決手段】バルブの制御方法において、バルブの動作開始時、ステッピングモータ64により、弁体62をシール材72の最大つぶれ量よりも大きな第1距離だけ開位置側に移動させた後、ステッピングモータにより、シール材が弁体に押圧されて最大つぶし量だけつぶれる全閉位置まで弁体を閉位置方向へ移動させ、この全閉位置を初期化位置と設定する。初期化位置を基準として、ステッピングモータにより、最大つぶれ量に相当する距離よりも小さい第2距離だけ初期化位置から開位置側に離間した通常閉位置、あるいは、第1距離よりも大きな第3距離だけ初期化位置から開位置側に離間し連通口を開放する通常開位置、へ弁体を移動させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、空気流路等を開閉するバルブを制御するバルブ制御方法に関する。
例えば、流量制御装置のような流体の流れを制御する装置は、流路を開閉するバルブを備え、装置の動作状態に応じてバルブを開閉することにより流路を通る流体を制御している。このようなバルブは、流通路が形成されたケースと、流通路を閉塞する閉位置と流通路を開放する開位置との間を移動可能にケース内に設けられた弁体と、弁体を移動させるモータ等の駆動部とを備えている。弁体は軸受により支持されている。位置センサを備えたバルブにおいては、位置センサによって弁体の位置を検出し、弁体を閉位置および開位置に移動させることができる。
一方、バルブの小型化およびコスト低減を図るため、位置センサを持たないバルブが提供されている。このようなバルブでは、動作開始時、弁体の位置を初期化(イニシャライズ)し、以後、初期化された位置を基準位置として、弁体の閉位置および開位置を定めている。例えば、初期化時に弁体を全閉位置へ移動させた後、弁体が僅かに開放側へ移動された位置を制御上の閉位置として弁体の位置を制御している(例えば、特許文献1)。
特開2005−265104号公報
しかしながら、弁体を閉位置方向に押し付けた状態で放置した後にバルブを動作させる場合、バルブの初期化時、最初に弁体の閉動作を行うと、軸受のこじり等によって弁体が機械的にロックされる場合がある。弁体が機械的にロックされると、バルブが動作不能となり流体の制御が困難となる。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、位置センサを用いることなくバルブの開閉を正確に制御できるとともに、弁体の機械的ロックの発生を防止可能なバルブの制御方法を提供することにある。
上記課題を達成するため、この発明の態様に係るバルブ制御方法は、流通口の周囲に設けられ、所定の最大つぶし量を有した弾性変形可能なシール材と、前記シール材に当接して前記シール材を押しつぶし、このシール材と共同して前記流路を閉じる閉位置と、前記シール材から離間して前記流通口を開放する開位置と、の間を移動可能に設けられた弁体と、前記弁体を移動させるステッピングモータを有する駆動部と、を備えたバルブの制御方法であって、
前記バルブの動作開始時、前記ステッピングモータにより、前記弁体を前記シール材の最大つぶれ量よりも大きな第1距離だけ前記開位置側に移動させた後、前記ステッピングモータにより、前記シール材が前記弁体に押圧されて最大つぶし量だけつぶれる全閉位置まで前記弁体を閉位置方向へ移動させ、この前記全閉位置を初期化位置と設定し、前記初期化位置を基準として、前記ステッピングモータにより、前記最大つぶれ量に相当する距離よりも小さい第2距離だけ前記初期化位置から前記開位置側に離間した通常閉位置、あるいは、前記第1距離よりも大きな第3距離だけ前記初期化位置から前記開位置側に離間し前記連通口を開放する通常開位置、へ前記弁体を移動させることを特徴としている。
前記バルブの動作開始時、前記ステッピングモータにより、前記弁体を前記シール材の最大つぶれ量よりも大きな第1距離だけ前記開位置側に移動させた後、前記ステッピングモータにより、前記シール材が前記弁体に押圧されて最大つぶし量だけつぶれる全閉位置まで前記弁体を閉位置方向へ移動させ、この前記全閉位置を初期化位置と設定し、前記初期化位置を基準として、前記ステッピングモータにより、前記最大つぶれ量に相当する距離よりも小さい第2距離だけ前記初期化位置から前記開位置側に離間した通常閉位置、あるいは、前記第1距離よりも大きな第3距離だけ前記初期化位置から前記開位置側に離間し前記連通口を開放する通常開位置、へ前記弁体を移動させることを特徴としている。
上記構成によれば、位置センサを用いることなくバルブの開閉を正確に制御できるとともに、弁体の機械的ロックの発生を防止可能なバルブの制御方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係るバルブ制御方法によって制御されるバルブを備えた燃料電池装置について詳細に説明する。
図1は燃料電池装置の循環系の構成を示している。図1に示すように、燃料電池装置10は、メタノールを液体燃料としたDMFCとして構成されている。燃料電池装置10は、起電部を構成したDMFCスタック12、燃料タンク14、および起電部に燃料および空気を供給する循環系20を備えている。
図1は燃料電池装置の循環系の構成を示している。図1に示すように、燃料電池装置10は、メタノールを液体燃料としたDMFCとして構成されている。燃料電池装置10は、起電部を構成したDMFCスタック12、燃料タンク14、および起電部に燃料および空気を供給する循環系20を備えている。
DMFCスタック12は、積層された複数の単セルを有し、各単セルは、触媒層とカーボンペーパとで構成されたほぼ矩形板状のカソード(空気極)21およびアノード23(燃料極)、これらカソード、アノード間に挟持されたほぼ矩形状の高分子電解質膜を一体化した膜・電極接合体(MEA)を備えている。
燃料タンク14は密閉構造を有し、その内部には液体燃料として高濃度メタノールが収容されている。燃料タンク14は、燃料電池装置10に対して脱着自在な燃料カートリッジとして形成してもよい。
循環系20は、燃料タンク14から供給された燃料を含む液体をDMFCスタック12を通して循環させる液体流路22、およびDMFCスタック12を通して空気を含む気体を循環させる気体流路24、燃料流路内および空気流路内に設けられた複数の補機を有している。液体流路22および空気流路24は、それぞれ配管等によって形成されている。
液体流路22に設けられる補機は、燃料タンク14の出力部に配管接続された燃料制御バルブ26、燃料供給ポンプ28、燃料供給ポンプ28の出力部に配管を介して接続された混合タンク30、混合タンク45の出力部に接続された送液ポンプ32、および混合タンクと送液ポンプとの間に設けられたイオンフィルタ34を備えている。送液ポンプ32の出力部は配管を介してDMFCスタック12のアノード23に接続される。
アノード47の出力部は、液体流路22の一部である回収流路を規定した配管36を介して混合タンク30の入力部に接続されている。配管36は、DMFCスタック12のアノード23から排出される排出流体、つまり化学反応に用いられなかった未反応メタノール水溶液および生成された二酸化炭素、を混合タンク30に戻す流路を規定している。配管36の周囲には多数の放熱フィンが取り付けられている。放熱フィンは、アノード23から排出されるメタノール水溶液を冷却するアノード冷却部38を構成している。放熱フィンの近傍には図示しない冷却ファンが取り付けられている。
一方、空気流路24は、吸気口を有した吸気端24aおよび排気口を有した排気端24bを備えている。吸気端24aとDMFCスタック12との間で空気流路24には、吸気フィルタ40、送気ポンプ42、吸気制御バルブ44が順に設けられている。送気ポンプ42は吸気端24aを通して空気流路24内に空気を吸い込み、空気流路を通してDMFCスタック12のカソード21に供給する。吸気フィルタ40は、吸気端4aから吸気された空気中に含まれるゴミ、および不純物、有害物質を捕獲し除去する。吸気制御バルブ44は、上述するように、気体流路24を開閉し、空気の供給を制御する。
DMFCスタック12の流出端と排気端24bとの間で空気流路24には、水回収タンク46、排気フィルタ48および排気制御バルブ50が順に設けられている。水回収タンク46は、配管によって規定された回収流路52を介して混合タンク30の入力部に接続されている。回収流路52には水回収ポンプ54が設けられている。
DMFCスタック12のカソード21の出力部から排出される排出流体(水蒸気、水)は、水回収タンク46に送られ、ここで、流体中の水が回収される。回収された水は、水回収ポンプ54により、配管36を通して混合タンク30へ送られ、メタノールと混合される。また、水回収タンク46内の気体は、排気フィルタ48を通りここで不純物、ゴミ等が除去された後、排気制御バルブ50を介して外部に排気される。
DMFCスタック12、種々のポンプ28、32、42、54、燃料制御バルブ26、吸気制御バルブ44、および排気制御バルブ50は電池制御部56に接続され、この電池制御部によって動作が制御される。DMFCスタック12で発生した電力は、電池制御部56から外部機器に供給される。
次に、気体流路24に設けられた吸気制御バルブ44および排気制御バルブ50の構成およびその制御方法について説明する。吸気制御バルブ44および排気制御バルブ50は同一の構成を有していることから、吸気制御バルブ44を代表して説明する。
図2は吸気制御バルブ44が閉じた状態を示し、図3は、吸気制御バルブ44が開いた状態を示している。図2に示すように、吸気制御バルブ44は、中空のケース60、このケース内に配設された弁体62、ケース内に配設され弁体を移動させる直動ステッピングモータ64を備えている。
ケース60には、それぞれ気体流路24に接続された流入口66aおよび流出口66bが形成されている。ケース60内には、流入口66aと流出口66bとを連通した流通路68が形成されている。ケース60の内面において、流入口66aの周囲には環状の収納溝70が形成され、この収納溝には、シール部材として機能するOリング72が固定されている。Oリング72は弾性変形可能な材料で形成され、その一部はケース内面から流通路68内に突出している。
弁体62は流通路68内に配設され、軸受74によって移動自在に支持されている。すなわち、弁体62は、図2に示すように、Oリング72に当接して流入口66aを閉塞する閉位置と、図3に示すように、Oリングから離間して流入口66aを開放し流入口と流出口66bとを連通する開位置との間を移動可能に支持されている。弁体62とケース内面との間には弾性シール76が架設されている。弾性シール76は、弁体62を開位置方向へ弾性的に付勢しているとともに、弁部材と軸受け74との間を気密にシールしている。
駆動部を構成する直動ステッピングモータ64は、回転軸64aを有している。この回転軸64aは、弁体62の移動方向とほぼ平行に延びているとともに、その一端は弁体62に当接している。直動ステッピングモータ64は、電池制御部56からの駆動信号、例えば、駆動パルス信号に応じて回転軸64aを回転させる。回転軸64aは回転に同期して軸方向に直動する。例えば、直動ステッピングモータ64を正転駆動することにより、回転軸64aは弁体62側へ移動し、逆転駆動することにより、回転軸64aは弁体から離間する方向へ移動する。直動ステッピングモータ64によって回転軸64aを弁体62方向へ移動させることにより、弁体62は閉位置方向に向かって移動される。また、直動ステッピングモータ64により回転軸64aを逆方向へ移動させることにより、弁体62は弾性シール76により付勢され、回転軸64aとともに開位置方向へ移動される。
図4は、吸気制御バルブ44の開状態、全閉状態、通常閉状態をそれぞれ示している。図4(a)に示すように、弁体62が開位置に移動しOリング72から離間した状態において、Oリングはつぶれることなくほぼ円形の断面を有している。弁体62がOリング72に当接する閉位置は、図4(b)に示す全閉位置および図4(c)に示す通常閉位置を含んでいる。
全閉位置において、弁体62はケース60の内面に当接する直前の位置まで移動している。Oリング72は弁体62に押圧され、その最大つぶれ量だけ押しつぶされた状態で弁体に密着している。Oリング72がつぶれていない状態のOリング端からOリングが最大つぶれ量だけ押しつぶされ時のOリング端までの距離、すなわち、Oリングの最大つぶれ量に相当する距離をL0としている。
図4(c)に示すように、通常閉位置において、弁体62は、全閉位置から開位置側に第2距離L2だけ移動している。第2距離L2は、最大つぶれ量に相当する距離L0よりも小さい距離に設定されている。第2距離L2は、弁体62とOリング72に接触し、かつ、弁体とOリングとの間の流体の漏れ量が所定の値以下となる距離に設定されている。
後述するように、弁体62の開位置は、通常開位置と、この通常開位置よりも更に開方向へ移動した全開位置とを含んでいる。
後述するように、弁体62の開位置は、通常開位置と、この通常開位置よりも更に開方向へ移動した全開位置とを含んでいる。
上記のように構成された吸気制御バルブ44は、動作開始時、電池制御部56の制御の下、初期化(イニシャライズ)が行われ、この初期化によって得られた初期化位置に基づいて、弁体を通常閉位置あるいは通常開位置へ移動される。
図5において、上段部分は、吸気制御バルブ44を開ける際のシーケンスを示し、下段部分は、吸気制御バルブ44を閉じる際のシーケンスを示している。始めに、吸気制御バルブ44を開ける場合について説明する。動作開始時、電池制御部56は、開始前の弁体62の位置に関係なく、すなわち、図5の上段に示すように、弁体62が通常閉位置C2にある場合、通常開位置O2にある場合、および通常閉位置と通常開位置との間にある場合、のいずれにおいても、直動ステッピングモータ64により、弁体62をOリング72の最大つぶれ量に相当する距離L0よりも大きな第1距離L1(>L0)だけ開位置側に移動させる。ここでは、直動ステッピングモータ64を第1距離L1に相当する動作時間aだけ駆動する。続いて、直動ステッピングモータ64を動作時間bだけ作動することにより、弁体62は全閉位置C1まで閉位置方向へ移動される。全閉位置C1において、Oリング72は弁体62に押圧されて最大つぶし量だけつぶれる。電池制御部56は、この全閉位置C1を初期化位置として設定し、以後、初期化位置を基準として弁体62の位置を制御する。
なお、弁体62が全閉位置に移動した後に、更に、直動ステッピングモータ64に駆動信号を通電しつづけた場合でも、回転軸64aはモータ内で脱調状態となる。そのため、弁体62が閉位置方向に過度に押込まれることがなく、弁体は確実に全閉位置C1に保持される。
続いて、電池制御部56は、直動ステッピングモータ64により回転軸64aを予め決められた動作時間cだけ駆動し、第1距離L1よりも大きな所定の第3距離L3だけ、弁体62を初期化位置(全閉位置C1)から開位置側に移動させる。これにより、弁体62は正確に通常開位置O2に設定される。
動作開始時、弁体62が通常開位置O2にある場合、上記と同様に、直動ステッピングモータ64により、弁体62を通常開位置から更に開方向へ第1距離L1だけ移動させる。これにより、弁体62は、通常開位置から更に開方向へずれた全開位置O1に移動される。全開位置O1において、弁体62はケース60内面に当接し、開放側へのそれ以上の移動が規制される。続いて、直動ステッピングモータ64を動作時間bだけ作動することにより、弁体62を全閉位置C1まで移動させ、この全閉位置C1を初期化位置に設定する。その後、直動ステッピングモータ64により回転軸64aを予め決められた動作時間cだけ駆動し、第3距離L3だけ、弁体62を全閉位置C1から開位置側に移動させる。これにより、弁体62は正確に通常開位置O2に設定される。
次に、吸気制御バルブ44を閉める場合について説明する。図5の下段に示すように、、動作開始時、電池制御部56は、開始前の弁体62の位置に関係なく、直動ステッピングモータ64により、弁体62をOリング72の最大つぶれ量に相当する距離L0よりも大きな第1距離L1だけ開位置側に移動させる。ここでは、直動ステッピングモータ64を第1距離L1に相当する動作時間aだけ駆動する。続いて、直動ステッピングモータ64を動作時間bだけ作動することにより、Oリング72が弁体62に押圧されて最大つぶし量だけつぶれる全閉位置C1まで弁体を閉位置方向へ移動させ、この全閉位置C1を初期化位置と設定する。
続いて、直動ステッピングモータ64を動作時間dだけ駆動し、最大つぶれ量よりも小さい第2距離L2だけ初期化位置から開位置側に離間した通常閉位置C2へ弁体を移動させる。これにより、弁体62は全閉位置C1を基準として正確に通常開位置O2に設定される。
電池制御部56は、弁体62の移動距離である第1距離、第2距離、第3距離にそれぞれ相当する直動ステッピングモータの駆動パルス数あるいは動作時間を予め格納し、この駆動パルス数あるいは動作時間に応じて、直動ステッピングモータに駆動信号を入力し、弁体を移動させる。
なお、排気制御バルブ50も上記と同様のバルブ制御方法によって、初期化および閉位置あるいは開位置への切換えが行われる。
なお、排気制御バルブ50も上記と同様のバルブ制御方法によって、初期化および閉位置あるいは開位置への切換えが行われる。
以上のように構成されたバルブ制御方法によれば、バルブの動作開始時、弁体の位置によらず、動作シーケンスを開方向からはじめている。そのため、弁体の状態を検知する位置センサを用いることなく、軸受74のこじりによる動作不良を回避し、安定な初期設定動作が得られる。また、上記バルブ制御方法によれば、位置センサが不要となり、バルブの小型化、製造コストの低減を図ることが可能となる。更に、弁体を全閉位置へ移動させた後、僅かに開方向に移動した通常閉位置を設定することで、駆動力伝達系の機械的ロックを防止することができる。
以上のことから、位置センサを用いることなくバルブの開閉を正確に制御できるとともに、弁体の機械的ロックの発生を防止可能なバルブ制御方法が得られる。
以上のことから、位置センサを用いることなくバルブの開閉を正確に制御できるとともに、弁体の機械的ロックの発生を防止可能なバルブ制御方法が得られる。
この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、発明に係るバルブの制御方法は、燃料電池装置に設けられたバルブに限らず、他の流体制御機器等に設けられたバルブにも適用することができる。
例えば、発明に係るバルブの制御方法は、燃料電池装置に設けられたバルブに限らず、他の流体制御機器等に設けられたバルブにも適用することができる。
10…燃料電池装置、12…DMFCスタック、44…吸気制御バルブ、
50…排気制御バルブ、60…ケース、62…弁体、64…直動ステッピングモータ、
64a…回転軸、72…Oリング、74…軸受
50…排気制御バルブ、60…ケース、62…弁体、64…直動ステッピングモータ、
64a…回転軸、72…Oリング、74…軸受
Claims (3)
- 流通口の周囲に設けられ、所定の最大つぶし量を有した弾性変形可能なシール材と、前記シール材に当接して前記シール材を押しつぶし、このシール材と共同して前記流路を閉じる閉位置と、前記シール材から離間して前記流通口を開放する開位置と、の間を移動可能に設けられた弁体と、前記弁体を移動させるステッピングモータを有する駆動部と、を備えたバルブの制御方法であって、
前記バルブの動作開始時、前記ステッピングモータにより、前記弁体を前記シール材の最大つぶれ量よりも大きな第1距離だけ前記開位置側に移動させた後、
前記ステッピングモータにより、前記シール材が前記弁体に押圧されて最大つぶし量だけつぶれる全閉位置まで前記弁体を閉位置方向へ移動させ、この全閉位置を初期化位置と設定し、
前記初期化位置を基準として、前記ステッピングモータにより、前記最大つぶれ量に相当する距離よりも小さい第2距離だけ前記初期化位置から前記開位置側に離間した通常閉位置、あるいは、前記第1距離よりも大きな第3距離だけ前記初期化位置から前記開位置側に離間し前記連通口を開放する通常開位置、へ前記弁体を移動させるバルブの制御方法。 - 前記第1距離、第2距離、第3距離にそれぞれ相当するパルス数だけ前記ステッピングモータに駆動信号を入力し、前記弁体を移動させる請求項1に記載のバルブ制御方法。
- 前記第2距離は、前記弁体とシール材との間の流体の漏れ量が所定の値以下となる距離に設定する請求項1又は2に記載のバルブ制御方法。
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