JP2007321634A - 防霜ファン装置用の取付け台の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の改良に係る防霜ファン装置は、首振り機構部にモータべースを介して設置する構成であって、少なくとも3部品を介して建柱に取付ける構成である。部品点数の省略によるコストの低下を考えた場合には、改良の余地が考えられる。またこの構成による部品点数の省略は一部に留まるので、組付けの容易化の達成と、組付け時間の短縮化等に課題を残す。また重量の軽減化を図るには、問題を抱えている。
【構成】本発明は、建柱に被嵌された枢軸を備えた取付け筒と、枢軸に枢着し、かつ取付け筒に可動可能に設けた取付け台と、取付け台の長手方向の略中心位置に設けられ、かつその一端を枢軸に、また他端を取付け台の基端側に設けたクランク機構とで構成し、取付け台の基端側の裏面にモータを設け、モータの出力軸をクランク機構の基端側に設け、かつ取付け台に俯角調整自在に防霜ファン装置を設ける防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
【選択図】図1

Description

本発明は、茶園、果樹園等に圃場に設置される防霜ファン装置用の取付け台の構造に関する。
従来の防霜ファン装置は、特開平6−330889号の「首振送風機」に示されている構造が一般的である。この構造は、柱に被嵌される固定部と、この固定部に設けた回転部と、この回転部に架承したクランク機構を内設する旋回架台と、この旋回架台に俯角調整自在に設けたモータベースと、このモータベースに設けた防霜ファンとで構成されている。従って、この発明(従来の防霜ファン装置)は、防霜ファン装置が、少なくとも、固定部、回転部、旋回架台、と、モータベースとの四部品を介して柱に取付けられる構成である。従って、部品点数が多くなること、これによるコストの上昇が考えられる。また部品点数が多くなることは、組付けの複雑化、時間の無駄となり、また重量が嵩むこと等の課題が考えられる。
以上のような課題を解決するための一例として、特開昭58−131397号の「首振装置付送風機」がある(文献(1)とする)。この発明は、柱に被嵌される取付け金具と、この取付け金具に首振り自在に設けた首振り機構部と、この首振り機構部に俯角調整自在に設けた防霜ファン用のモータベースと、このモータべースに設けた防霜ファン装置と、この防霜ファン装置の首振りを司る前記首振り機構部に内設するクランク機構とで構成されている。
特開昭58−131397号
前記文献(1)は、従来の参考文献に対しては、簡略化されているが、この発明は、防霜ファン装置を、首振り機構部にモータべースを介して設置する構成であって、3部品を介して建柱に取付けられる構成である。従って、部品点数の省略を介してコストの低下を考えた場合には、改良の余地が考えられる。またこの文献(1)の構成では、部品点数の省略が図れないので、例えば、組付けの容易化の達成と、組付け時間の短縮化等に課題を残すとともに、重量の軽減化を図るには、問題を抱えているものと思料される。
またこの文献(1)は、取付け金具に取付けフランジを介して固止したファンモータ支持軸に、このファンモータ支持軸に首振り機構部を設ける構成であるので、首振り機構部の取付け機構における安定性に問題があると考えられる。
そして、この文献(1)は、前述の如く、取付け金具に先上がり形状の首振り機構部を設ける構成であるので、首振り機構部の安定性に問題があると考えられる。
請求項1の発明は、防霜ファン装置を取付けるに際して、少ない部品を介して安定して取付けることを意図する。そして、この部品点数の減少化を介して組付けの容易化の達成と、組付け時間の短縮化等を達成すること、又は重量の軽減化を図ること等を意図する。また必要により、部品点数の省略を介してコストの低下を達成することを意図する。
請求項1は、建柱に被嵌され、かつこの建柱の軸心位置に設けられた枢軸を備えた取付け筒と、この取付け筒の枢軸に枢着し、かつこの取付け筒に可動可能に設けられた取付け台と、この取付け台の長手方向の略中心位置に設けられ、かつその基端側に前記枢軸を枢着し、かつ他端をこの取付け台の基端側に設けられたクランク機構とで構成した防霜ファン装置用の取付け台であって、
この取付け台の基端側の裏面にモータ、又は減速機構を設け、このモータ、又は減速機構の出力軸を前記クランク機構の基端側に設けるとともに、この取付け台の自由端側に俯角調整自在に防霜ファン装置を設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なクランク機構を提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、このクランク機構を、取付け筒に設けた枢軸に第一のクランク板を固止し、この第一のクランク板の自由端側に第二のクランク板の基端側を枢着し、またこの第二のクランク板の自由端側に揺動板の基端側を枢着し、この揺動板を前記モータ、又は減速機構の出力軸に設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な揺動板の取付け構造を提供することを意図する。
請求項3は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この揺動板を、前記取付け台の長手方向の基端側であって、その短手方向に開設した長孔に挿入するとともに、この長孔を隠蔽する支持板に架承し、当該揺動板に前記モータの出力軸を貫通する構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な取付け台への防霜ファンの取付け構造を提供することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この防霜ファン装置を、取付け台の自由端側に設けた固定用のボルトと、この取付け台の自由端側のやや内側に設けた二条の円弧溝に嵌入した少なくとも一本のボルトとを介して俯角調整自在に取付ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適なクランク機構の構造を提供することを意図する。
請求項5は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、そのクランク機構を、前記取付け台の上面に設置し、このクランク機構をこの取付け台に設けたカバーで隠蔽する構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
請求項6・7の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な取付け台の構造を提供することを意図する。
請求項6は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この取付け台は、長手方向において、略山形状でなる構成であって、当該取付け台を、略平行な側板と、この側板に差渡し設けた上板とで一体に形成する構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
請求項7は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この取付け台は、取付け筒に略水平位置関係に設ける構成であって、側面視して略T字形状に設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
請求項8の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適で、かつ安全な取付け台の構造を提供することを意図する。
請求項8は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この取付け台に、電源ON、OFF用のスイッチを設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
請求項9の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適で、かつ取付け台及び/又は防霜ファン装置を強固に取付け得る構造を提供することを意図する。
請求項9は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この取付け台は、取付け筒に補強板及び/又は支持台を介して設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
請求項1の発明は、建柱に被嵌され、かつ建柱の軸心位置に設けられた枢軸を備えた取付け筒と、取付け筒の枢軸に枢着し、かつ取付け筒に可動可能に設けられた取付け台と、取付け台の長手方向の略中心位置に設けられ、かつ基端側に枢軸を枢着し、かつ他端を取付け台の基端側に設けられたクランク機構とで構成した防霜ファン装置用の取付け台であって、
取付け台の基端側の裏面にモータ、又は減速機構を設け、モータ、又は減速機構の出力軸をクランク機構の基端側に設けるとともに、取付け台の自由端側に俯角調整自在に防霜ファン装置を設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
従って、請求項1は、防霜ファン装置を取付けるに際して、少ない部品を介して安定して取付け得る特徴がある。そして、この部品点数の減少化を介して組付けの容易化の達成と、組付け時間の短縮化等を達成できること、又は重量の軽減化が図れること等の特徴を有する。また必要により、部品点数の省略を介してコストの低下を達成できる実益がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、クランク機構を、取付け筒に設けた枢軸に第一のクランク板を固止し、第一のクランク板の自由端側に第二のクランク板の基端側を枢着し、また第二のクランク板の自由端側に揺動板の基端側を枢着し、揺動板をモータ、又は減速機構の出力軸に設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なリンク機構を提供できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、揺動板を、取付け台の長手方向の基端側であって、短手方向に開設した長孔に挿入するとともに、長孔を隠蔽する支持板に架承し、揺動板に前記モータの出力軸を貫通する構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な揺動板の取付け構造を提供できること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、防霜ファン装置を、取付け台の自由端側に設けた固定用のボルトと、取付け台の自由端側のやや内側に設けた二条の円弧溝に嵌入した少なくとも一本のボルトとを介して俯角調整自在に取付ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な取付け台への防霜ファンの取付け構造を提供できること等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、クランク機構を、取付け台の上面に設置し、クランク機構をこの取付け台に設けたカバーで隠蔽する構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
従って、請求項5は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適なクランク機構の構造を提供できること等の特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、取付け台は、長手方向において、略山形状でなる構成であって、取付け台を、略平行な側板と、側板に差渡し設けた上板とで一体に形成する構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
請求項7の発明は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、取付け台は、取付け筒に略水平位置関係に設ける構成であって、側面視して略T字形状に設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
従って、請求項6・7は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な取付け台の構造を提供できること等の特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、取付け台に、電源ON、OFF用のスイッチを設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
従って、請求項8は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適で、かつ安全な取付け台の構造を提供できること等の特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、取付け台は、取付け筒に補強板及び/又は支持台を介して設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造である。
従って、請求項9は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適で、かつ取付け台及び/又は防霜ファン装置を強固に取付け得る構造を提供できること等の特徴を有する。
以下、本発明の実施の態様(形態)を説明する。
先ず、図面の説明をすると、図1は防霜ファン装置と取付け台とを全体視した斜視図、図2は図1の側面図、図3はクランク機構と取付け台とを示した要部の拡大側面図、図4は図3の俯瞰図、図5−1はクランク機構の動作を示しておりセンターに対し、防霜ファンが向って右に振った状態の拡大平面図、図5−2はクランク機構の動作を示しておりセンターに対し、防霜ファンがセンターに位置している状態の拡大平面図、図5−3はクランク機構の動作を示しておりセンターに対し、防霜ファンが向って左に振った状態の拡大平面図、図6はクランク機構の他方と揺動板とはモータの出力軸を介して連繋し、またこのクランク機構の一方と取付け筒とは枢軸を介して連繋した状態を示した拡大断面図、図7は取付け台と取付け筒との関係を示した拡大裏面図、図8は図7の斜視図、図9はクランク機構の他方と揺動板とは減速機構の出力軸を介して連繋し、またこのクランク機構の一方と取付け筒とは枢軸を介して連繋した状態を示した他の実施例の拡大断面図である。
図において、1は建柱2に被嵌される取付け筒で、この取付け筒1は筒状を呈する。そして、この取付け筒1にはフランジ3を介して枢軸5が立設されている。そして、この枢軸5はベアリング6を介して後述する取付け台7に枢着されるとともに、この枢軸5にフランジ3が設けられている。尚、この取付け台7は、長手方向7aにおいて、略山形状でなる構成であって、かつこの取付け台7を、略平行な側板70、70(70)とすると、側板70に差渡し設けた上板71とで一体に形成する。従って、この取付け台7に設けた枢軸5及び/又はフランジ3を介して着脱自在に、前記取付け筒1を設ける。そして、この例では、この取付け筒1の着脱をボルト8で行う構成であり、例えば、フランジ3の下側に、取付け筒1の上面を添接し、この添接した安定した状態で、ボルト8を締付けることで、簡易かつ確実に取付けができる。またその取外しは、その逆の操作で簡易にできる。そして、この取付け筒1の着脱で、組立て及び/又は修理等の作業の簡易化、確実性、又は迅速化、安定化等を意図する。また組立て及び/又は修理等の際の部品調達と、交換部品の共通化等にも途を開くものと考えられる。
前記取付け台7は、側板70と上板71で一体に形成し、その自由端側72には、上板71を切欠いて後述する防霜ファン装置のモータを取付ける空間10を形成する。またこの空間10の側板70に俯角調整用の円弧溝11をそれぞれ形成する。この例では、防霜ファン装置の大きさを考慮して、二条開設する。この例の如く、空間10に位置する側板70をモータベースとして利用することで、従来のモータベースを省略し、目的とする部品点数の減少化を意図する。
図中15はクランク機構で、このクランク機構15は、取付け台7の略中心位置に設けた枢軸5に基端側を固止した第一のクランク板150と、この第一のクランク板150の自由端側に(第二のクランク板の基端側)設けた第二のクランク板151と、この第二のクランク板151の自由端側に(揺動板の基端側)設けた揺動板152とで構成する。そして、各連結部にはワッシャー16及び/又は連結ピン17が設けられている。
また18は取付け台7の基端側73の上板71に開設した長孔で、この長孔18は、その短手方向7bに沿って開設されている。そして、この長孔18は、この基端側73の裏面側に設けた支持板19で隠蔽される。この長孔18と支持板19で形成されたスペース20にブッシュ21を挿入する。このブッシュ21を貫通する首振り用のモータ22の出力軸23を設け、この出力軸23を前記揺動板152に固止する。尚、前記モータ22は支持板19に取付けるとともに、ベアリング25を設ける。
図中28は防霜ファン装置で、この防霜ファン装置28は、ファン280と、このファン280を回転する防霜ファン用のモータ281とを主構成とし、取付け台7の自由端側72の側板70に開設した円弧溝11に挿入し、モータ281の構成部材に螺入したボルト29(止め具)と、同側板70及び/又はモータ281の構成部材に螺入したボルト30(止め具)とを介して、当該取付け台7の自由端側72に固止される。またボルト29の位置調整で、俯角調整する。
そして、防霜ファン装置28に対する安全性の向上と、個々の防霜ファン装置28の制御を意図して、電源ON、OFF用のスイッチ32を設けることもあり得る。この例は、図9に示しているが、図1〜図8の構成においても採用可能である。尚、320はスイッチレバーを示す。
以上のような構成において、取付け台7の動きと、防霜ファン装置28の動きの一例を説明する。図2に示した建柱2に対して、側面視して略T字形状に於いては、取付け台7は、平面視して図5−1の状態であって、第一のクランク板150と、第2のクランク板151並びに揺動板152は、取付け台7の長手方向7aの中心位置7cにある。従って、このクランク機構15は最短の長さとなり、かつ取付け台7と、この取付け台7と同調する防霜ファン装置28は、首振りの中心位置7cにある。
そして、この首振りの中心位置7cより、首振りが向って右側位置7dに至る動きを説明する。即ち、この中心位置7cにある取付け台7と防霜ファン装置28を基点として、図5−2の状態に到るので、以下の動作を説明すると、モータ22が回転し、出力軸23が矢印(イ)の方向に回転することで、揺動板152と、第二のクランク板151が、それぞれの基端側を支点としてその自由端側が矢印(イ)の方向に振られる(移動する)とともに、この第二のクランク板151の自由端側の矢印(イ)の方向への移動に付随して、第一のクランク板150が矢印(ロ)の方向に振られる。しかし、第一のクランク板150の基端側が、枢軸5及び取付け筒1を介して建柱2に固定され、また揺動板152に設けられた出力軸23がモータ22を介して取付け台7に固定されている構成である。
この構成を採用することで、前述した第一のクランク板150の矢印(ロ)の方向、また第二のクランク板151、並びに揺動板152の矢印(イ)の方向に振られる動きは、取付け台7の動きに変換(第一のクランク板150の基端側が建柱2に固定されており、この第一のクランク板150の自由端側の動きに変換)されて、結果的には、この取付け台7が枢軸5を支点として振られる。従って、取付け台7は、中心位置7cから離れて、向って右側位置7dにある。
そして、前述の第一のクランク板150、第二のクランク板151、並びに揺動板152の動きは、モータ22の出力軸23を、取付け台7の長手方向7aの中心線に対して偏芯した位置に設ける構成であることが望ましい(他の動きも同様である)。
次の動きであるこの首振りの右側位置7dより、首振りが向って左側位置7eに至る動きを説明する。尚、この動きの場合には、一度、前述の中心位置7cを経由するが、その詳細は割愛し、図5−3の状態に到るので、以下その動作を説明する。即ち、この向って右側位置7dにある取付け台7と防霜ファン装置28を基点として、以下の動作を説明すると、モータ22が回転し、出力軸23が矢印(イ)の方向に回転することで、揺動板152と、第二のクランク板151が、それぞれの基端側を支点としてその自由端側が矢印(イ)の方向に振られ、かつ中心位置7cを経過しながら矢印(イ)の方向に振られるとともに、この第二のクランク板151の自由端側の矢印(イ)の方向への大きな移動に付随して、第一のクランク板150がさらに矢印(ロ)の方向に振られ、かつ中心位置7cを経過しながら矢印(ロ)の方向に振られる。しかし、第一のクランク板150の基端側が、枢軸5及び取付け筒1を介して建柱2に固定され、また揺動板152に設けられた出力軸23がモータ22を介して取付け台7に固定されている構成である。
この構成を採用することで、前述した第一のクランク板150の中心位置7cを越えた矢印(ロ)の方向、また第二のクランク板151、並びに揺動板152の中心位置7cを越えた矢印(イ)の方向に振られる動きは、取付け台7の動きに変換(第一のクランク板150の基端側が建柱2に固定されており、この第一のクランク板150の自由端側の動きに変換)されて、結果的には、この取付け台7が枢軸5を支点として振られる。従って、取付け台7は、中心位置7cから離れて、向って左側位置7eにある。
そして、前記取付け台7の基端側73に開設した長孔18の下側を隠蔽するように、支持板19を着脱自在に設け、この支持板19にモータ22及び/又は出力軸23を設ける構成であるので、例えば、モータ22及び/又は出力軸23を安定して取付け得ること、この出力軸23の立設と、精度の向上が図れること、またクランク機構15の動きの安定性と、取付け台7への平行な組付け及び/又は動きが確保できること等の実益がある。そして、モータ22及び/又は出力軸23、又は揺動板152等の分解及び/又は組付けの容易化、迅速化等に寄与できる。尚、図中40は、取付け台7の上方に設けたクランク機構15閉塞用のカバーである。
また図9の他の実施例は、取付け台7の強度の向上と、クランク機構15の簡易な取付けを意図した構成であり、取付け台7は、取付け筒1に補強板35と支持台36を介して設ける。この構成は、防霜ファン装置28の重量(重心)が掛かる位置と、取付け筒1の軸心に掛かる位置とのバランスを確保し、取付け台7の強度を確保することを意図する。そして、支持台36を山形形状とすることも、前記バランス感覚及び/又は強度の向上に寄与できる特徴がある。尚、37は支持板で、この支持板37は、取付け台7の裏面に設け、支持台36と取付け台7の上板71とを連繋する。またこの例では、モータ22の回転を減速機構38(ギヤボックス)を介して出力軸230に伝達する構成であり、所定の回転をクランク機構15に伝える構造である。尚、この他の実施例は長孔18を設けない構成であるが、他の構成は前述の例に準ずる。
図1は防霜ファン装置と取付け台とを全体視した斜視図 図2は図1の側面図 図3はクランク機構と取付け台とを示した要部の拡大側面図 図4は図3の俯瞰図 図5−1はクランク機構の動作を示しておりセンターに対し、防霜ファンがセンターに位置している状態の拡大平面図 図5−2はクランク機構の動作を示しておりセンターに対し、防霜ファンが向って右に振った状態の拡大平面図 図5−3はクランク機構の動作を示しておりセンターに対し、防霜ファンが向って左に振った状態の拡大平面図 図6はクランク機構の他方と揺動板とはモータの出力軸を介して連繋し、またこのクランク機構の一方と取付け筒とは枢軸を介して連繋した状態を示した拡大断面図 図7は取付け台と取付け筒との関係を示した拡大裏面図 図8は図7の斜視図 図9はクランク機構の他方と揺動板とは減速機構の出力軸を介して連繋し、またこのクランク機構の一方と取付け筒とは枢軸を介して連繋した状態を示した他の実施例の拡大断面図
符号の説明
1 取付け筒
2 建柱
3 フランジ
5 枢軸
6 ベアリング
7 取付け台
7a 長手方向
7b 短手方向
7c 中心位置
7d 右側位置
7e 左側位置
70 側板
71 上板
72 自由端側
73 基端側
8 ボルト
10 空間
11 円弧溝
15 クランク機構
150 第一のクランク板
151 第二のクランク板
152 揺動板
16 ワッシャー
17 連結ピン
18 長孔
19 支持板
20 スペース
21 ブッシュ
22 モータ
23 出力軸
230 出力軸
25 ベアリング
28 防霜ファン装置
280 ファン
281 モータ
29 ボルト
30 ボルト
32 スイッチ
320 スイッチレバー
35 補強板
36 支持台
37 支持板
38 減速機構
40 カバー

Claims (9)

  1. 建柱に被嵌され、かつこの建柱の軸心位置に設けられた枢軸を備えた取付け筒と、この取付け筒の枢軸に枢着し、かつこの取付け筒に可動可能に設けられた取付け台と、この取付け台の長手方向の略中心位置に設けられ、かつその基端側に前記枢軸を枢着し、かつ他端をこの取付け台の基端側に設けられたクランク機構とで構成した防霜ファン装置用の取付け台であって、
    この取付け台の基端側の裏面にモータ、又は減速機構を設け、このモータ、又は減速機構の出力軸を前記クランク機構の基端側に設けるとともに、この取付け台の自由端側に俯角調整自在に防霜ファン装置を設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
  2. 請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、このクランク機構を、取付け筒に設けた枢軸に第一のクランク板を固止し、この第一のクランク板の自由端側に第二のクランク板の基端側を枢着し、またこの第二のクランク板の自由端側に揺動板の基端側を枢着し、この揺動板を前記モータ、又は減速機構の出力軸に設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
  3. 請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この揺動板を、前記取付け台の長手方向の基端側であって、その短手方向に開設した長孔に挿入するとともに、この長孔を隠蔽する支持板に架承し、当該揺動板に前記モータの出力軸を貫通する構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
  4. 請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この防霜ファン装置を、取付け台の自由端側に設けた固定用のボルトと、この取付け台の自由端側のやや内側に設けた二条の円弧溝に嵌入した少なくとも一本のボルトとを介して俯角調整自在に取付ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
  5. 請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、そのクランク機構を、前記取付け台の上面に設置し、このクランク機構をこの取付け台に設けたカバーで隠蔽する構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
  6. 請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この取付け台は、長手方向において、略山形状でなる構成であって、当該取付け台を、略平行な側板と、この側板に差渡し設けた上板とで一体に形成する構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
  7. 請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この取付け台は、取付け筒に略水平位置関係に設ける構成であって、側面視して略T字形状に設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
  8. 請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この取付け台に、電源ON、OFF用のスイッチを設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
  9. 請求項1に記載の防霜ファン装置用の取付け台の構造であって、この取付け台は、取付け筒に補強板及び/又は支持台を介して設ける構成とした防霜ファン装置用の取付け台の構造。
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