JP2007320998A - 注型用硬化性樹脂組成物およびタイヤ空気圧センサー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】硬化性樹脂を含む主剤と、硬化剤および/または硬化触媒を含む添加剤とを有する注型用硬化性樹脂組成物であって、主剤および添加剤のうちの少なくとも一方が、ガラスバルーンとヘテロ原子を含んでもよい炭素原子数3以上の1価の鎖状飽和炭化水素基を有するケイ素原子含有化合物とを反応させることにより得られうる鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンを含み、鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンの量が、硬化性樹脂と硬化剤および/または硬化触媒との合計100質量部に対し、1〜30質量部である注型用硬化性樹脂組成物およびこれを用いてなるタイヤ空気圧センサー。
【選択図】なし
Description
空気圧直接測定方式において、空気圧センサーの圧力センサーによって測定されたタイヤ内の空気圧の情報は、電波送信機によって車体側に送信され、受信アンテナを介してレシーバーで受信される。レシーバーは、受信した空気圧の値が正常か異常かを判断し、異常の場合は、コンビネーションメーター内に配置されている警告灯を点灯させて、ドライバーにタイヤの空気圧の異常を知らせ、その点検を促す。
空気注入バルブにナットで固定して取り付けるタイプの空気圧センサーは、通常、圧力センサーおよび電波発信機を内蔵する基盤と電池とバルブとケースとポッティング材とから構成される。このタイプの空気圧センサーは、バルブとケースとが一体的になっている。ケース内には基盤と電池とが収納されており、これにポッティング材を注入して硬化させ、ケースに基盤と電池とを固定させる。
タイヤホイールのリムに接着剤または溶接で固定して取り付けるタイプの空気圧センサーは、通常、圧力センサーおよび電波発信機を内蔵する基盤と電池とケースとポッティング材とから構成される。このタイプの空気圧センサーは、ケース内に基盤と電池とが収納されており、これにポッティング材を注入して硬化させ、ケースに基盤と電池とを固定させる。このタイプの空気圧センサーは、バルブがない分、空気注入バルブにナットで固定して取り付けるタイプのものよりも軽量である。
そして、このような空気圧センサーをタイヤに付ける際には、リムのどこかにタイヤのバランスを補正するためのおもりを取り付ける必要がある。
したがって、空気圧センサーが重いと、おもりとしても重いものを付けなければならず、その結果走行性に悪影響を及ぼすことが多い。このようなことから空気圧センサーは軽いものである必要がある。
このような問題に対して、例えば、特許文献1には、硬化物の機械的特性が優れた低比重のポリオルガノシロキサン組成物の提供を目的として、「(A)分子中にケイ素官能基を2個以上有するケイ素官能性ポリオルガノシロキサン、(B)硬化触媒、(C)純度96%以上、(C)成分の静水圧による50%破壊圧100kgf/cm2以上であるホウケイ酸ガラス中空状充填剤を含むことを特徴とする低比重の室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。」が提案されている。特許文献1には、(C)成分が表面の水酸基を有機ケイ素化合物により処理されたものであることが記載されている。
Yの合計量(X+Y)が350以上となるように設定されていることを特徴とする半導
体封止用エポキシ樹脂組成物。
(A)エポキシ樹脂。
(B)フェノール樹脂。
(C)硬化促進剤。
(D)平均粒子径が4〜100μmであり、平均の殻厚みが1.5μm以上である中空無機充填剤。」が記載されている。また、中空無機充填剤の粒子表面をシランカップリング剤で予め被覆することが記載されている。
また、特許文献2に記載されている半導体封止用エポキシ樹脂組成物について、発明者は、その粘度が高く流動性が悪いこと、ゲル化しやすいことを見出した。
(1)硬化性樹脂を含む主剤と、硬化剤および/または硬化触媒を含む添加剤とを有する注型用硬化性樹脂組成物であって、
前記主剤および前記添加剤のうちの少なくとも一方が、ガラスバルーンと下記式(1)で表されるケイ素原子含有化合物とを反応させることにより得られうる鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンを含み、
前記鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンの量が、前記硬化性樹脂と前記硬化剤および/または硬化触媒との合計100質量部に対し、1〜30質量部である注型用硬化性樹脂組成物。
(R1O)m−Si−R2 4-m (1)
(式中、R1は、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアラルキル基を表し、R2は、それぞれ独立に、ヘテロ原子を含んでもよい炭素原子数3以上の1価の鎖状飽和炭化水素基を表し、mは1〜3の整数である。)
(2)前記鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンが、前記主剤および前記添加剤の両方に含まれる上記(1)に記載の注型用硬化性樹脂組成物。
(3)硬化後の硬度が、JIS A硬度で60以上となる上記(1)または(2)に記載の注型用硬化性樹脂組成物。
(4)圧力センサーと電波送信機とを配置したケースに、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の注型用硬化性樹脂組成物を注入して硬化させることにより得られうるケース入りタイヤ空気圧センサー。
(5)圧力センサーと電波送信機とを配置した型に、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の注型用硬化性樹脂組成物を注入して硬化させ、前記型から取り出すことにより得られうるケースレスタイヤ空気圧センサー。
(6)前記硬化性樹脂が、ポリイソシアネートである上記(5)に記載のケースレスタイヤ空気圧センサー。
まず、本発明の注型用硬化性樹脂組成物について以下に詳細に説明する。
本発明の注型用硬化性樹脂組成物は、
硬化性樹脂を含む主剤と、硬化剤および/または硬化触媒を含む添加剤とを有する注型用硬化性樹脂組成物であって、
前記主剤および添加剤のうちの少なくとも一方が、ガラスバルーンと下記式(1)で表されるケイ素原子含有化合物とを反応させることにより得られうる鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンを含み、
前記鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンの量が、前記硬化性樹脂と前記硬化剤および/または硬化触媒との合計100質量部に対し、1〜30質量部である注型用硬化性樹脂組成物である。
本発明の注型用硬化性樹脂組成物に使用される主剤は、硬化性樹脂を含むものである。
主剤に含まれる硬化性樹脂は、例えば、ポッティング材、キャスティング材、電子電気機器用の封止剤、接着剤として使用されるものであれば特に限定されない。具体的には、例えば、反応性ポリオルガノシロキサン、エポキシ樹脂、ポリイソシアネート、オレフィン化合物が挙げられる。
なかでも、硬化性、より軽量であること、流動性、電気絶縁性の観点から、反応性ポリオルガノシロキサン、オレフィン化合物が好ましい。
また、硬化性、より軽量であること、流動性、耐衝撃性、硬化物の硬度、接着性の観点から、ポリイソシアネート、エポキシ樹脂が好ましい。
以上有するポリオルガノシロキサンであれば特に制限されない。
加水分解性基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基のようなアルコキシ基;2−メトキシエトキシ基、2−エトキシエトキシ基のような置換アルコキシ基;イソプロペノキシ基のようなエノキシ基;アセトキシ基、オクタノキシ基のようなアシルオキシ基;ジメチルケトオキシマト基、メチルエチルケトオキシマト基、ジエチルケトオキシマト基、メチルブチルケトオキシマト基、エチルブチルケトオキシマト基のようなケトオキシマト基;ジメチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルブチルアミノ基のようなアミノ基;アセトアミド基、N−メチルアセトアミド基のようなアミド基;メチルエチルアミノキシ基、ジエチルアミノキシ基、エチルブチルアミノキシ基のような置換アミノキシ基;N−メチルアセトアミノ基のような置換カルボニルアミノ基;ブチルアミノ基、シクロヘキシルアミノ基のような置換アミノ基が挙げられる。
れ独立に、加水分解性基、ヒドロキシ基、アルケニル基およびハイドロシリル基からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、pは、1〜3の整数であり、nは、1〜2,000の整数である。
また、1価の炭化水素基は、官能基を有することができる。官能基としては、例えば、塩素原子、臭素原子のようなハロゲン原子;シアノ基が挙げられる。官能基を有する1価の炭化水素基としては、例えば、クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、ブロモメチル基のようなハロゲン化アルキル基;3−シアノプロピル基のようなシアノアルキル基が挙げられる。
シリル基からなる群から選ばれる少なくとも1種である。
加水分解性基は、上記と同様のものが挙げられる。
なかでも、Xは、取扱い性と反応性の観点から、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アシ
ルオキシ基、メチルエチルケトオキシマト基が好ましく、特にメトキシ基が好ましい。Xは、互いに同一であっても、異なっていてもよい。
Xがヒドロキシ基の場合、硬化性、粘度、取扱い性の観点から、pは1であるのが好
ましい。
Xがヒドロキシ基であるポリオルガノシロキサンは、その製法について特に制限され
ない。例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサンのような環状ジオルガノシロキサン低量体を、水の存在下に酸性触媒またはアルカリ性触媒によって開環重合または開環共重合させることにより、ポリオルガノシロキサンを製造することができる。得られたポリオルガノシロキサンの末端には、ケイ素原子に結合するヒドロキシ基が導入される。
ましい。Xが加水分解性基であるポリオルガノシロキサンは、その製法について特に制
限されない。例えば、末端にヒドロキシ基を有するポリオルガノシロキサンと、加水分解性基を2個以上有するシランとを縮合させて合成することができる。
硬化性樹脂は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の注型用硬化性樹脂組成物に使用される添加剤は、硬化剤および/または硬化触媒を含むものである。
添加剤に含まれる硬化剤としては、硬化性樹脂と反応可能なものであれば特に制限されない。例えば、加水分解性基を有するケイ素化合物および/またはその部分加水分解縮合物、ポリオール、アミン系硬化剤、酸または酸無水物系硬化剤、塩基性活性水素化合物、イミダゾール類、ポリメルカプタン系硬化剤、フェノール樹脂が挙げられる。硬化剤は、硬化性樹脂の種類に応じて選択することができる。
は、前記と同義であり、qは、2〜4の整数である。
1価の炭化水素基は、上記と同様のものが挙げられる。なかでも、硬化性の観点から、メチル基、ビニル基であるのが好ましい。
官能基としては、例えば、アミノ基、イミノ基、エポキシ基、イソシアネート基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、メルカプト基、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子)が挙げられる。
官能基を有する1価の炭化水素基としては、例えば、アミノ基、イミノ基、エポキシ基含有基、イソシアネート基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、メルカプト基およびハロゲン原子からなる群から選ばれる少なくとも1種で置換されたアルキル基またはフェニル基が挙げられる。また、官能基を有するアルキル基としては、例えば、上記の官能基を有するメチル基、3位に官能基を有するプロピル基、4位に官能基を有するブチル基が挙げられる。
硬化剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
具体的には、反応性ポリオルガノシロキサンに対する硬化剤の使用量は、混合性の観点から、反応性ポリオルガノシロキサン100質量部に対して、1〜1,000質量部であるのが好ましく、5〜500質量部であるのがより好ましい。
添加剤に含有される硬化触媒は、硬化性樹脂と反応可能なものであれば特に制限されない。例えば、金属触媒、アミン系触媒、イミダゾール類(例えば、2−メチルイミダゾール)、リン系触媒(例えば、トリフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート)が挙げられる。硬化触媒は、硬化性樹脂に応じて選択することができる。
なかでも、微量で大きな触媒能を有するという観点から、有機スズ化合物、アルコキシチタン類、白金触媒が好ましい。
なかでも、電気絶縁性の観点から、非導電性であるのが好ましい。
硬化触媒は、それぞれ単独でまたは2種以上で組合せて使用することができる。
具体的には、反応性ポリオルガノシロキサンの硬化触媒の使用量は、硬化速度、硬化物物性の観点から、反応性ポリオルガノシロキサン100質量部に対して、0.01〜20質量部であるのが好ましく、0.1〜10質量部であるのがより好ましい。
本発明の注型用硬化性樹脂組成物に含まれる鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンは、ガラスバルーンと、下記式(1)で表されるケイ素原子含有化合物とを反応させることにより得られうるものである。
ベンジル基、フェネチル基が挙げられる。なかでも、反応性の観点から、R1はメチル基であるのが好ましく、すべてのR1がメチル基であるのがより好ましい。
炭素原子数は、硬化性樹脂に対する分散性、分散安定性の観点から、3〜20であるのが好ましく、3〜15であるのがより好ましい。
鎖状飽和炭化水素基としては、直鎖状または分岐状のものが挙げられる。具体的には、例えば、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、2−エチルヘキシル基、n−デシル基が挙げられる。なかでも、ガラスバルーンがより分離しにくく、入手の容易さの観点から、n−ヘキシル基、n−デシル基が好ましい。
ヘテロ原子を含む鎖状飽和炭化水素基としては、例えば、−CH2CH2CH2−NH−C(=O)O−(CH2CH2CH2)n−OR(例えば、Rはメチル基、エチル基を表し、nは1〜5の整数を表す。)、イソシアネートシランとモノアルコールとの反応物が挙げられる。
式(I)において、n−ヘキシルトリメトキシシラン(a)のメトキシ基が、ガラスバルーンの表面のシラノール基(b)とアルコール交換反応して新たなシロキサン結合(c)が生成する。このような反応によって、ガラスバルーンは、n−ヘキシル基を含有することができる。
なお、1つのn−ヘキシルトリメトキシシラン(a)は、1つのガラスバルーンの表面上の少なくとも1箇所でシラノール基(b)と反応すればよい。このような場合、得られるガラスバルーンは、n−ヘキシル基を少なくとも1個含有するものとなる。
鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンは、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
添加剤の粘度は、20℃の条件下でのE型粘度計による測定値が、混合性、流動性、吐出性の観点から、10Pa・S以下であるのが好ましく、0.01〜5Pa・Sであるのがより好ましい。
老化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系、ベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系の化合物が挙げられる。
有機顔料としては、例えば、アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料が挙げられる。
接着付与剤としては、例えば、テルペン樹脂、フェノール樹脂、テルペン−フェノール樹脂、ロジン樹脂、キシレン樹脂が挙げられる。
脱水剤としては、例えば、アシロキシシリル基含有ポリシロキサンが挙げられる。
また、硬化性樹脂としてポリイソシアネートを使用する場合、ポリイソシアネートと硬化剤および/または硬化触媒を含む添加剤とを、5〜100℃で加熱しかくはんして硬化させる方法が挙げられる。
硬化物の硬度がこのような範囲となる硬化性樹脂と硬化剤との組み合わせとしては、例えば、硬化性樹脂がTDI、XDI、MDI、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートおよびクルードMDIからなる群から選ばれる少なくとも1種のポリイソシアネートであり、硬化剤がトリエチレングリコール、N,N′−テトラ(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、ポリブタジエンポリオール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシプロピレンテトラオールおよびポリオキシプロピレントリオールからなる群から選ばれる少なくとも1種のポリオールである組み合わせが挙げられる。なかでも、硬化性樹脂がMDI、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートおよびクルードMDIからなる群から選ばれる少なくとも1種のポリイソシアネートであり、硬化剤がトリエチレングリコール、N,N′−テトラ(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミンおよびポリブタジエンポリオールである組み合わせが、より硬度が高くなることから好ましい。
本発明の注型用硬化性樹脂組成物において、鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンは硬化性樹脂と比重の差が大きくても、分離しにくい。
このように、鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンが組成物中で分離しにくいのは、(1)鎖状飽和炭化水素基が炭素原子数3以上と長いこと、(2)鎖状飽和炭化水素基が硬化性樹脂に対する高い親和性を有すること、(3)鎖状飽和炭化水素基が組成物中において縮こまらず、長く伸びた状態であることによって、硬化性樹脂と鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンとのなじみがよくなり、かつ、組成物中において鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンが比重の違いによって移動しようとするのを抑制することができるためであると、本発明者は推察する。
このようなことから、本発明の注型用硬化性樹脂組成物は、鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンが分離しにくく分散性に優れる。また、鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンが分離するような場合も、その分離速度は遅いので、組成物を混合した後鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンがすぐに組成物中で分離することはなく、貯蔵安定性に優れる。
また、本発明の注型用硬化性樹脂組成物を上記のようなポッティング材、キャスティング材、電子電気機器の封止材として使用することにより、例えば、タイヤ空気圧センサー、速度センサーを製造することができる。
本発明のケース入りタイヤ空気圧センサーは、圧力センサーと電波送信機とを配置したケースに、本発明の注型用硬化性樹脂組成物を注入して硬化させることにより得られうるタイヤ空気圧センサーである。
きるが、タイヤのリム(図示せず)の曲率に沿って密着し易いように湾曲させるのが好ましい態様の1つとして挙げられる。
設けることが可能である。この突起部11を設けることで、リムの曲率が変化した場合や、形状が変化した場合にも、接着手段の厚さを調整することが可能となり、あらゆる形態のリム取付け部にも対応させることができる。突起部11の形状としては、例えば、図2、図3のようなピン状の突起、板状の突起、その他種々の形態のものが挙げられる。
図5に示すように、ベース側ケース6bには、電池7と、基盤8とが配置されている。基盤8には、圧力センサー(図示せず)と電波送信機(図示せず)とが内蔵されている。
また、図6に示すように、蓋側ケース6aと、ベース側ケース6bとは、複数の連結ネジ10により連結されている。
図7に示すように、電池7と基盤8とはベース側ケース6bに、それぞれの支持部材9a、9bを介して収容されている。
本発明のケース入りタイヤ空気圧センサーの重さは、1個当たり、50g以下であるのが好ましい態様として挙げられる。
本発明のケースレスタイヤ空気圧センサーは、圧力センサーと電波送信機とを配置した型に、本発明の注型用硬化性樹脂組成物を注入して硬化させ、型から取り出すことにより得られうるタイヤ空気圧センサーである。
なかでも、流動性、耐衝撃性、硬化物の硬度、取扱い性の観点から、硬化性樹脂がポリイソシアネートであるのが好ましく、接着発現が早いという観点、耐衝撃性、硬化物の硬度により優れ、反応性の観点から、イソシアネート基が芳香環に結合している低分子のポリイソシアネートであるのがより好ましく、4,4′−MDI、2,4′−MDI、クルードMDI、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートであるのがさらに好ましい。
硬化剤は、作業性、取扱い性の観点から、ポリオール化合物であるのが好ましく、トリエチレングリコール、N,N′−テトラ(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、ポリブタジエンポリオール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシプロピレントリオール、ポリオキシプロピレンテトラオールであるのがより好ましい。
硬化触媒は、硬化性、配合量の観点から、スズ系化合物および/またはアミン系化合物であるのが好ましい。
鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンは、分散性、入手の容易さの観点から、n−ヘキシル基を含有するガラスバルーンであるのが好ましい。
各成分の使用量は上記と同様である。
また、本発明のケースレスタイヤ空気圧センサーを製造する際、本発明の注型用硬化性樹脂組成物を、少なくとも圧力センサーおよび電波送信機の上にポッティングし硬化させてケースレスタイヤ空気圧センサーとすることができる。また、圧力センサーおよび電波送信機を本発明の注型用硬化性樹脂組成物に埋め込んで硬化させケースレスタイヤ空気圧センサーとすることができる。なかでも、耐衝撃性、機械的強度、回路の保護の観点から、圧力センサーおよび電波送信機を本発明の注型用硬化性樹脂組成物に埋め込んで硬化させるのが好ましい。
本発明のケースレスタイヤ空気圧センサーに使用される注型用硬化性樹脂組成物を硬化させて得られる硬化物は、その硬度がJIS A硬度で60以上となるのが、耐衝撃性の観点から好ましい。また、耐衝撃性、機械的強度の観点から、硬化後の硬度は、80以上であるのが好ましく、85〜100であるのがより好ましい。このような範囲の場合、タイヤの製造時またはタイヤを車に組み込む際の衝撃によって、ケースレスタイヤ空気圧センサーが破損しにくくなる。JIS A硬度の測定方法は、上記と同様である。
本発明のケースレスタイヤ空気圧センサーの重さは、1個当たり、30g以下であるのが好ましい態様として挙げられる。
図8は、本発明のケースレスタイヤ空気圧センサーを取付けたタイヤホイールを有するタイヤの一部を切欠して、タイヤの内部構造を模式的に示す斜視図である。図8において、1はタイヤ、2はタイヤホイール、3はリム、4はリムフランジ、15はケースレスタイヤ空気圧センサーを示す。
ケースレスタイヤ空気圧センサー15においては、その表面は、本発明の注型用硬化性樹脂組成物の硬化物であり、その内部に、電池(図示せず)と圧力センサーおよび電波送信機を内蔵した基盤(図示せず)とが埋め込まれている。また、ケースレスタイヤ空気圧センサー15には、圧力センサー(図示せず)によりタイヤ1内の圧力を検出できるように小さな連通穴9が設けられている。ケースレスタイヤ空気圧センサー15は、ケースを使用しないので、図1〜図3のケース入りタイヤ空気圧センサーのように上下に分割されていない。
そして、ケースレスタイヤ空気圧センサー15は、例えば、接着剤、両面接着テープのような接着手段(図示せず)を介してリム3の表面の一部に対して取付けられている。
ガラスバルーン100質量部(富士シリシア化学社製、フジバルーンH−40)に、n−ヘキシルトリメトキシシラン100質量部(信越化学社製)を加え、80℃に加熱しかくはんし、生成するメタノールを留去しながら24時間反応させて、表面にn−ヘキシル基が結合しているガラスバルーンを得た。
第1表に示す各実施例の注型用硬化性樹脂組成物について、分散性、粘度、混合性、硬化物の比重、硬化時間を下記の評価方法に従って評価した。結果を第1表に示す。なお、第1表中に示す各成分の配合量の単位は質量部である。
2−1.分散性
A液、B液およびA液とB液との混合液のそれぞれについて、配合から1時間後の各液の分散性を目視で確認した。
ガラスバルーンが液の上層に浮いて分離している場合やガラスバルーンが液の中で層となって分離している場合を×とし、液のなかでガラスバルーンが均一に分散および/または混合している場合を○として評価した。
第1表のとおりの配合で、A液、B液およびA液とB液との混合液のそれぞれについて、E型粘度計を用いて20℃の条件下で粘度を測定した。
第1表のとおりの配合で、A液とB液とをスタティックミキサーで混合した。
A液とB液が均一に混合された場合を○、A液とB液が均一に混合されず硬化が均一に起こらない場合を×とした。
各注型用硬化性樹脂組成物1gを、20℃、65%RHの条件下で24時間硬化させた後、得られた硬化物の比重を水中置換法によって25℃の条件下において測定した。
2−5.硬化時間
注型用硬化性樹脂組成物を縦6cm、横2.5cmの容器に高さ1cmとなるように入れて、23℃、65%RHの条件下で硬化するまでの時間を、硬化温度を変えて測定した。
第1表に示す各成分を、第1表に示す量(単位は質量部)で混合し、各注型用硬化性樹脂組成物を調製した。
・シリコーン樹脂1:ELASTOSIL RT601A、旭化成ワッカーシリコーン社製
・シリコーン樹脂2:ELASTOSIL RT604A、旭化成ワッカーシリコーン社製
・シリコーン樹脂3:ELASTOSIL RT745SA、旭化成ワッカーシリコーン社製
・硬化剤1:ELASTOSIL RT601B、旭化成ワッカーシリコーン社製
・硬化剤2:ELASTOSIL RT604B、旭化成ワッカーシリコーン社製
・硬化剤3:ELASTOSIL RT745SB、旭化成ワッカーシリコーン社製
・ガラスバルーン1:上記のとおり調製したガラスバルーン
・ガラスバルーン2:フジバルーンH−40、富士シリシア化学社製
第2表に示す注型用硬化性樹脂組成物を用いてケースレスタイヤ空気圧センサーを次のように作製した。
まず、金型に、圧力センサーと電波発信機とを内蔵する基盤(1個あたり3g)と電池(1個あたり6.5g)とをセットし、金型を閉じて、注型用硬化性樹脂組成物を注入した。注入を完了後、金型温度20℃の条件下で、10分間硬化させ、金型からケースレスタイヤ空気圧センサーを取り出した。得られたケースレスタイヤ空気圧センサーの重さを第2表に示す。
得られたケースレスタイヤ空気圧センサーについて、JIS A硬度、耐衝撃性を下記の方法で測定し評価した。結果を第2表に示す。
5−1.JIS A硬度
JIS K6253−1997に準じて、ケースレスタイヤ空気圧センサーのJIS A硬度を測定した。
5−2.耐衝撃性
JIS K7110−1997に準じて、アイゾット衝撃試験機を用い、アイゾット衝撃試験機で試験体としてのケースレスタイヤ空気圧センサーに1kgf・cmの衝撃エネルギーを与える耐衝撃性試験を行った。
試験後、試験体に割れが認められなかったものを○、認められたものを×として評価した。
・ポリイソシアネート:クルードMDI(PAPI135、ダウ・ケミカル日本社製、式(3)で表される化合物を2種以上含む混合物。nの平均値=2.7)
・硬化触媒1:4価スズ化合物(商品名No918、三共有機合成社製)
・硬化触媒2:1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、和光純薬社製
・ガラスバルーン1:上記のとおり調製したガラスバルーン
・ガラスバルーン2:フジバルーンH−40、富士シリシア化学社製
また、実施例1〜7の注型用硬化性樹脂組成物においては、A液、B液およびこれらの混合液の粘度が低い。実施例1〜7の注型用硬化性樹脂組成物は、鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンと硬化性樹脂との親和性が高くなっていることから粘度が高くなることが予想されるが、しかし、予想に反して、粘度を低く抑えることができた。これに対して、比較例4および比較例8は鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンの量が多すぎるので、粘度が高く、流動性、作業性に劣る。
さらに、A液とB液との混合液はその粘度が低いことから、本発明の注型用硬化性樹脂組成物はゲル化しにくいことがわかる。これは、鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンが鎖状飽和炭化水素基の末端に官能基を有さず、このような末端は硬化性樹脂、硬化剤および硬化触媒と反応しないためと本発明者は推察する。
実施例1〜7の注型用硬化性樹脂組成物から得られる硬化物は、比重が低く軽量である。
実施例1〜7の注型用硬化性樹脂組成物は、A液とB液との両方に鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンを含むため、A液とB液との混合性に優れる。
2 タイヤホイール
3 リム
4 リムフランジ
5 ケース入りタイヤ空気圧センサー
6a 蓋側ケース
6b ベース側ケース
6x ベース側ケース6bの長手方向の取付け部の底面
6y ケース入りタイヤ空気圧センサー5の幅方向の面取り部
7 電池
8 基盤
9 連通穴
9a 支持部材
9b 支持部材
10 連結ネジ
11 突起部
13 領域
15 ケースレスタイヤ空気圧センサー
Claims (6)
- 硬化性樹脂を含む主剤と、硬化剤および/または硬化触媒を含む添加剤とを有する注型用硬化性樹脂組成物であって、
前記主剤および前記添加剤のうちの少なくとも一方が、ガラスバルーンと下記式(1)で表されるケイ素原子含有化合物とを反応させることにより得られうる鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンを含み、
前記鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンの量が、前記硬化性樹脂と前記硬化剤および/または硬化触媒との合計100質量部に対し、1〜30質量部である注型用硬化性樹脂組成物。
(R1O)m−Si−R2 4-m (1)
(式中、R1は、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアラルキル基を表し、R2は、それぞれ独立に、ヘテロ原子を含んでもよい炭素原子数3以上の1価の鎖状飽和炭化水素基を表し、mは1〜3の整数である。) - 前記鎖状飽和炭化水素基含有ガラスバルーンが、前記主剤および前記添加剤の両方に含まれる請求項1に記載の注型用硬化性樹脂組成物。
- 硬化後の硬度が、JIS A硬度で60以上となる請求項1または2に記載の注型用硬化性樹脂組成物。
- 圧力センサーと電波送信機とを配置したケースに、請求項1〜3のいずれかに記載の注型用硬化性樹脂組成物を注入して硬化させることにより得られうるケース入りタイヤ空気圧センサー。
- 圧力センサーと電波送信機とを配置した型に、請求項1〜3のいずれかに記載の注型用硬化性樹脂組成物を注入して硬化させ、前記型から取り出すことにより得られうるケースレスタイヤ空気圧センサー。
- 前記硬化性樹脂が、ポリイソシアネートである請求項5に記載のケースレスタイヤ空気圧センサー。
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