JP2001064346A - 有機無機ハイブリッドポリウレタン用組成物および有機無機ハイブリッドポリウレタン - Google Patents
有機無機ハイブリッドポリウレタン用組成物および有機無機ハイブリッドポリウレタンInfo
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Abstract
ま、無機系基材を含む各種基材に対する接着性を向上さ
せ、かつ耐熱性に優れる有機・無機ハイブリッドポリウ
レタン、および当該有機・無機ハイブリッドポリウレタ
ンを提供しうる組成物を提供すること。 【解決手段】 水酸基および/またはアミノ基を有し、
かつ水酸基価とアミン価の合計が1以上のポリウレタン
(a)と加水分解性アルコキシシラン(b)を含有して
なる有機無機ハイブリッドポリウレタン用組成物。
Description
ッドポリウレタン用組成物およびその用途に関する。本
発明の有機無機ハイブリッドポリウレタン用組成物は、
塗料、インキ、コーティング剤、接着剤等の各種分野に
利用できる。特に、プラスチック、ガラス、金属、モル
タル、コンクリート、皮革材料、木、紙、ゴム、織布、
不織布等の各種基材のコーティング、接着に有効であ
り、具体的には、前記各種基材のコーティング剤、接着
剤、シーリング剤等として利用できる。殊に、耐熱性を
必要とする耐熱塗料、耐熱コーティング剤、耐熱接着剤
等の用途に効果的に利用できる。
をコーティング又は接着する手段としてさまざまな有機
ポリマーが使用されている。たとえば、ゴム弾性を有
し、機械的強度に優れていることから、ポリウレタンは
コーティング剤、塗料、インキ、接着剤、シーリング剤
等として賞用されている。かかるポリウレタンのゴム弾
性は、強靭性を有するハードセグメントが、柔軟性を有
するソフトセグメントのマトリックスから不溶化してド
メインを形成することから発現される。しかし、ポリウ
レタンは、一般的に無機系基材に対する密着性が充分で
はなかった。
材料であり、通常、100〜160℃でハードセグメン
トの溶融により、ゴム弾性が消失して、液状化してしま
う問題がある。したがって、ポリウレタンは高温環境下
での接着分野に適用することはできなかった。
る接着性を向上させる方法としては、末端にシランカッ
プリング剤を反応させたポリウレタンを使用する方法が
提案されている(特開昭2−145660号公報)。し
かし、シランカップリング剤により、無機系基材に対す
る接着性はある程度改善されるものの、耐熱性を充分に
向上させることはできない。
方法としては、ハードセグメントの割合を増やしたり、
ハードセグメントに多くのウレア結合を導入する方法等
がある。しかし、こうした方法によるとポリウレタンの
溶剤不溶化や粘度上昇を招き好ましくない。
付与する方法としては、ゾル−ゲル法を応用した、無機
ガラスとのハイブリッド体を合成する方法がある。すな
わち、テトラエトキシシラン等の加水分解性アルコキシ
シランの加水分解と重縮合を利用して、いわゆるフィラ
ー効果によりポリウレタンに無機ガラスを分散させたハ
イブリッド体を製造するものである。かかるゾル−ゲル
法によれば、育成されるガラス粒子は数nmサイズと非
常に小さいため、当該ガラス粒子がポリウレタンに分散
されていても有機ポリマーの透明性が失われることはな
い。しかし、ゾル−ゲル法によってポリウレタンの有機
・無機ハイブリッド体を製造すると、フィラー効果によ
って耐熱性等の性能が向上する一方で、ガラス粒子がポ
リウレタン全体に分散されるためポリウレタン固有のソ
フトセグメントの柔軟性が失われて脆くなり、接着剤等
として充分機能しない場合がある。たとえば、特開平6
−136321号公報には、親水性ソフトセグメントの
ポリウレタン、加水分解性アルコキシシラン、必要に応
じて触媒とを低級アルコールに溶解したアルコールゾル
溶液を用いた有機・無機ハイブリッド体の製造方法が記
載されているが、得られる有機・無機ハイブリッド体
は、柔軟性がなく、脆いものである。
ンの有する柔軟性を保持したまま、無機系基材を含む各
種基材に対する接着性を向上させ、かつ耐熱性に優れる
有機・無機ハイブリッドポリウレタン、および当該有機
・無機ハイブリッドポリウレタンを提供しうる組成物を
提供することを目的とする。
解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、所定量の水酸基お
よび/またはアミノ基を有するポリウレタンと加水分解
性アルコキシシランを含有してなる組成物を、ゾル−ゲ
ル法により硬化させることにより、前記目的に合致した
有機無機ハイブリッドポリウレタンが得られることを見
出した。なお、こうして形成される有機無機ハイブリッ
ドポリウレタンにおいて、加水分解性アルコキシシラン
の反応により生成するシリカの殆どは、ポリウレタンの
ハードセグメントのドメインに導入されて複合ドメイン
となり、当該複合ドメインとソフトセグメントが二層分
離(海島)構造をとるハイブリッド体となる。かかる二
層分離(海島)構造によりハイブリッド体のマトリック
スを構成するポリウレタンのソフトセグメントではシリ
カを含まないためその柔軟性をそのまま保持する一方、
当該ポリウレタンのハードセグメントではシリカとの複
合ドメインにより当該ドメインのみを強靭にして耐熱性
を向上できる。本発明は、かかる新たな知見に基づい
て、完成されたものである。
はアミノ基を有し、かつ水酸基価とアミン価の合計が1
以上のポリウレタン(a)と加水分解性アルコキシシラ
ン(b)を含有してなる有機無機ハイブリッドポリウレ
タン用組成物;当該組成物を硬化させて得られる有機無
機ハイブリッドポリウレタン;当該組成物からなる接着
剤用組成物;当該組成物からなるコーティング剤用組成
物、に関する。
水酸基および/またはアミノ基を有するものを用いる。
水酸基および/またはアミノ基は、アルコキシシランの
加水分解によって生成するシラノール基と水素結合又は
化学結合して、シリカをハードセグメントへと導く作用
を有するため、ポリウレタン(a)の水酸基価とアミン
価の合計は1以上であり、さらには2以上とするのが好
ましい。また、水酸基価とアミン価の合計が多くなる
と、ポリウレタンの有機溶剤への溶解性が低下したり、
合成時にゲル化を発生する原因となりうるため、水酸基
価とアミン価の合計は、100以下、さらには50以下
とするのが好ましい。
/またはアミノ基は、ポリウレタン(a)の末端、主鎖
のいずれに存在していてもよい。かかる水酸基および/
またはアミノ基は、各種手段により、ポリオール成分お
よび有機ポリイソシアネート化合物、さらには鎖伸長
剤、鎖長停止剤を、水酸基価とアミン価の合計が前記所
定の範囲になるように適宜に調整して反応させることに
より、ポリウレタン(a)に導入できる。
酸基を導入する場合には、ポリオール成分および有機ポ
リイソシアネート化合物を、有機ポリイソシアネート化
合物のイソシアネート基の当量に対してポリオール成分
の水酸基の当量が過剰になるように反応させる。
フトセグメントを形成するものであり、水酸基を2個以
上有する各種の化合物を使用できるが、高分子ポリオー
ルを使用するのが好ましい。高分子ポリオールとして
は、例えば酸化エチレン、酸化プロピレン、テトラヒド
ロフラン等の重合体または共重合体等のポリエーテルポ
リオール類;エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、オクタンジオー
ル、1,4−ブチンジオール、ジプロピレングリコール
等の飽和もしくは不飽和の各種公知の低分子グリコール
類またはn−ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘ
キシルグリシジルエーテル等のアルキルグリシジルエー
テル類、バーサティック酸グリシジルエステル等のモノ
カルボン酸グリシジルエステル類と、アジピン酸、マレ
イン酸、フマル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、コハク酸、しゅう酸、マロン酸、グルタル
酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、スベリン
酸等の二塩基酸またはこれらに対応する酸無水物やダイ
マー酸などとを脱水縮合せしめて得られるポリエステル
ポリオール類;環状エステル化合物を開環重合して得ら
れるポリエステルポオール類;その他ポリカーボネート
ポリオール類、ポリブタジエンジオール、ポリイソプレ
ンジオール、ポリクロロプレンジオール、ポリブタジエ
ングリコールの水素化物、ポリイソプレングリコールの
水素化物等のポリオレフィンジオール類、ビスフェノー
ルAに酸化エチレンまたは酸化プロピレンを付加して得
られたグリコール類、2つ以上の水酸基およびメルカプ
ト基等の連鎖移動基を1つ有する連鎖移動剤の存在下に
アルキル(メタ)アクリレート等の各種のラジカル重合
性不飽和単量体を重合させて得られるアクリルポリマー
等のマクロモノマー、ポリジメチルシロキサン等のポリ
アルコキシシラン類、ヒマシ油ポリオール、塩素化ポリ
プロピレンポリオール等があげられる。かかる高分子ポ
リオールのなかでも、本発明では、接着性に優れること
から、ポリエステルポリオール類を使用するのが好まし
い。なお、これら高分子ポリオールの数平均分子量は、
通常1000以上、さらには2000以上とするのが好
ましく。また数平均分子量は、6000以下とするのが
好ましい。
レタンのハードセグメントを形成するものである。有機
ポリイソシアネート化合物としては、たとえば、鎖状脂
肪族ポリイソシアネート、環状脂肪族ポリイソシアネー
ト、芳香族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシ
アネート、アミノ酸誘導体から得られるポリイソシアネ
ート等の各種のものを例示できる。
ては、メチレンジイソシアネート、イソプロピレンジイ
ソシアネート、ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸が
有するカルボキシル基をイソシアネート基に置き換えた
ダイマージイソシアネート等があげられる。環状脂肪族
ジイソシアネートの具体例としては、シクロヘキサン−
1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、ジシクロヘキシルメタン−4,4´−ジイソシアネ
ート、1,3−ジ(イソシアネートメチル)シクロヘキ
サン、メチルシクロヘキサンジイソシアネート等があげ
られる。芳香族ジイソシアネートの具体例としては、
4,4´−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート
等のジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、
4,4´−ジフェニルテトラメチルメタンジイソシアネ
ート等のテトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネ
ート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4´
−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4´−ジベ
ンジルイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシア
ネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4
−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソ
シアネート等があげられる。芳香脂肪族ジイソシアネー
トの具体例としては、キシリレンジイソシアネート、m
−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等があげら
れる。アミノ酸誘導体から得られるジイソシアネートの
具体例としては、リジンジイソシアネート等があげられ
る。
アネート化合物に、さらに、鎖伸長剤を反応させた場合
には、ポリウレタン(a)の末端および/または主鎖
に、水酸基および/またはアミノ基を導入できる。ポリ
オール成分、有機ポリイソシアネート化合物および鎖伸
長剤の反応は、一般的なポリウレタンの製法を採用でき
るが、通常は、ポリオール成分と有機ポリイソシアネー
ト化合物を予め反応させた後に鎖伸長剤を反応させるウ
レタンプレポリマー法を採用する。
酸基を導入する場合には鎖伸長剤として低分子ポリオー
ルを用い、末端にアミノ基を導入する場合には鎖伸長剤
として低分子ポリアミンを用いる。これらの場合にはウ
レタンプレポリマーのイソシアネート基の当量よりも鎖
伸長剤のアミノ基および/または水酸基の当量が過剰に
なるように各成分を調整する。
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ペンタンジオール、3−
メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール等の低分子グリコール類、グリセリン、ブタン
トリオール、ペンタントリオール、ヘキサントリオー
ル、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等
の3価アルコール;ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル等の4価以上のアルコールがあげられる。
ミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
イソホロンジアミン、ジシクロヘキシルメタン−4,4
´−ジアミン等があげられる。
またはアミノ基を導入する場合には、鎖伸長剤として鎖
伸長反応に関与しない水酸基またはアミノ基を持つ化合
物を用いる。
水酸基を導入する場合には、鎖伸張剤として、水酸基を
有するポリアミン化合物を用いる。水酸基を有するポリ
アミン化合物は、アミノ基のみが鎖伸長反応に関与し、
水酸基は未反応のままポリウレタン(a)の主鎖中に残
存する。このような水酸基を有するポリアミン化合物と
しては、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、2−
ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、ジ−2−ヒドロ
キシエチルエチレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチ
ルプロピレンジアミン、2−ヒドロキシプロピルエチレ
ンジアミン、ジ−2−ヒドロキシプロピルエチレンジア
ミン等が例示できる。
導入する場合には、鎖伸張剤として、1級アミノ基と2
級アミノ基を有するポリアミン化合物を用いる。ポリア
ミン化合物は、反応性の良い1級アミノ基のみが鎖伸長
反応に関与し、2級アミノ基はポリウレタン(a)の主
鎖中に残存する。このようなポリアミン化合物として
は、トリエチレンテトラミン、ジエチレントリアミン等
が例示できる。
以上を併用できるが、低分子ポリオールと前記ポリアミ
ン化合物を併用する場合には、まず低分子ポリオールで
鎖伸長した後、ポリアミン化合物で更に鎖伸長する2段
階鎖伸張法を採用するのが好ましい。
には、水酸基価とアミン価の合計が、前記所定の範囲に
入るものであれば、必要に応じて、ジ−n−ブチルアミ
ン等のジアルキルアミン類;エタノール、イソプロパノ
ール等の一価アルコール等の鎖長停止剤を用いることも
できる。
用量は水酸基価とアミン価の合計が、前記所定の範囲に
入るものであれば、特に制限されないが、ポリオール成
分と有機ポリイソシアネート化合物との合計量の20重
量%以下、さらには15重量%以下とすることが望まし
い。
平均分子量は5000〜100000程度とするのが好
ましい。
加水分解性アルコキシシラン(b)は、一般的にゾル−
ゲル法に用いられているものを使用できる。たとえば、
一般式:R1 nSi(OR2)4−n(式中、nは0〜
2の整数示し、R1は炭素原子に直結した官能基を持っ
ていてもよい低級アルキル基、アリール基、不飽和脂肪
族残基。同一でも異なっていてもよい。R2は水素原子
または低級アルキル基を示す。)で表される化合物また
はこれらの部分縮合物等を例示できる。なお、低級アル
キル基とは炭素数6以下の直鎖または分岐鎖のアルキル
基を示す。
(b)の具体的としては、テトラメトキシシラン、テト
ラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトライ
ソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン等のテトラ
アルコキシシラン類、メチルトリメトキシシラン、メチ
ルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、
メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラ
ン、エチルトリエトキシシラン、n−プロピルトリメト
キシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、イソプ
ロピルトリメトキシシラン、イソプロピルトリエトキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3
−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカ
プトプロピルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキ
シシラン、フェニルトリエトキシシラン、3,4−エポ
キシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン、3,4
−エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン等
のトリアルコキシシラン類、ジメチルジメトキシシラ
ン、ジメチルジエトキシシラン、ジエチルジメトキシシ
ラン、ジエチルジエトキシシランまたはこれらの部分縮
合物等があげられる。これらのなかでもテトラアルコキ
シシラン類またはこれらの部分縮合物等が好ましい。特
に、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシランまた
はこれらの部分縮合物が好ましい。
量は、当該加水分解性アルコキシシラン(b)の縮合に
より生成するシリカが、ポリウレタン(a)のハードセ
グメントが形成するドメインの総量を超えると、当該シ
リカが接着層で凝集、沈殿して、相分離してしまい、良
好な接着状態が得られないため、ポリウレタン(a)1
00重量部に対して、生成するシリカに換算して1〜5
0重量部程度とするのが好ましい。より好ましくは3重
量以上であり、また、より好ましくは30重量部以下で
ある。
ン用組成物は、前記ポリウレタン(a)および加水分解
性アルコキシシラン(b)を含有してなる。かかる本発
明の組成物は、当該組成物をそのまま無溶剤型組成物と
して使用でき、またこれらを溶解可能な有機溶媒に溶解
した溶液組成物として使用できる。本発明の組成物を無
溶剤型組成物または溶液組成物のいずれの形態で使用す
るかは、本発明の組成物が適用される各種用途に応じ
て、適宜に決定すればよい。通常は、溶液組成物として
使用するのが、取扱性がよく好ましい。
ては、前記ポリウレタン(a)および加水分解性アルコ
キシシラン(b)を溶解でき、加水分解性アルコキシシ
ラン(b)の加水分解を進行できる程度の水を含有する
ことのできるものを用いる。たとえば、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族系溶剤;酢酸エチル、酢酸ブ
チル等のエステル系溶剤;メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール等のアルコール系溶
剤;アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;ジメチルホ
ルムアミド等のアミド系溶剤;ジメチルスルホキシド等
のスルホキシド系溶剤;ジメチルエーテル、ジエチルエ
ーテル等のエーテル系溶剤等があげられる。通常、溶液
組成物の固形分濃度は10〜40重量%程度に調製する
のが好ましい。
にあたっては、硬化を促進するため、加水分解性アルコ
キシシラン(b)の加水分解、縮合を行うことのできる
硬化触媒を用いることができる。硬化触媒としては、ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、パラトルエンスルホン酸、メ
タンスルホン酸等の有機酸触媒、ホウ酸、リン酸等の無
機酸触媒やアンモニア、トリエチルアミン、ジメチルア
ミン、ジエタノールアミン、ジメチルエタノールアミ
ン、メチルジエタノールアミン等のアミン触媒、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ触媒等があげ
られる。
有する場合には、酸性触媒はアミノ基との中和反応によ
って消費され、硬化触媒として機能しないため、必然的
に触媒はアミン触媒、アルカリ触媒等の塩基性物質に限
定される。これら塩基性物質のなかでも3級アミン触媒
が好ましく、特にトリエチルアミン、ジメチルエタノー
ルアミン、メチルジエタノールアミンが好ましい。な
お、ポリウレタン(a)がアミノ基を有する場合には、
当該アミノ基が硬化触媒として作用するため、特に硬化
触媒を加える必要はない。
有する場合には、硬化触媒の種類は特に制限されない
が、有機酸触媒を用いた場合に、溶液の安定が良く好ま
しい。これら有機酸触媒のなかではギ酸、酢酸、パラト
ルエンスルホン酸が、より好ましい。
なわち、前記触媒の使用量は使用する触媒の活性により
適宜決めることができる。通常、使用する加水分解性ア
ルコキシシラン(b)に対しモル比率で、触媒能力の高
いパラトルエンスルホン酸、3級アミン触媒などで0.
001〜5モル%程度、触媒能力の低いギ酸、酢酸など
で0.01〜50モル%程度使用される。硬化触媒の添
加時期は特に制限されず、ポリウレタン(a)および加
水分解性アルコキシシラン(b)から無溶剤型組成物を
調製する際や、ポリウレタン(a)および加水分解性ア
ルコキシシラン(b)を有機溶剤に溶解して溶液組成物
を調製する際に添加してもよく、当該組成物を各種用途
に供する直前に添加してもよい。
ウレタン用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲
で、粘度調節剤、可塑剤、抗菌剤、防黴剤、レベリング
剤、消泡剤、着色剤、安定剤、溶解性を調製するための
溶剤等、有機、無機系各種添加剤を必要に応じて添加す
ることもできる。また、各種の用途において、通常使用
される成分を配合して使用できるのはもとよりである。
ブリッドポリウレタン用組成物は、各種用途への使用が
可能であるが、接着用又はコーティング用組成物して使
用するこのが好ましい。特に、金属、モルタル、金属蒸
着ポリマーフィルム等の基材に対する接着性に優れてい
る。
ン用組成物は硬化(加水分解、縮合)させて、有機無機
ハイブリッドポリウレタンとする。硬化に必要な水は、
適宜に加えることができ、また空気中に存在するものを
利用することもできる。硬化温度は、室温でも十分であ
るが、シリカの前駆体の蒸発に注意しながら、適宜に3
00℃以下の温度で加熱することもできる。なお、本発
明の有機無機ハイブリッドポリウレタン用組成物によ
り、基材と基材を接触させる場合には、当該組成物を介
して基材と基材を接触させたのち、硬化させることによ
り基材を接着させる。基材は、各種用途に応じたものを
適宜に選択して使用できる。
基材に対し優れた接着性を有する有機・無機ハイブリッ
ドポリウレタンを提供しうる。また、有機・無機ハイブ
リッドポリウレタンは、ポリウレタンの有する柔軟性を
有し、かつ耐熱性にも優れる。
具体的に説明する。なお、各例中、部および%は特記な
し限り重量基準である。
スコに、アジピン酸と3−メチル−1,5−ペンタンジ
オールから成る数平均分子量2000のポリエステルジ
オール1000部とイソホロンジイソシアネート278
部を仕込み、窒素気流下に100℃で6時間反応させウ
レタンプレポリマーを製造した後、ジメチルホルムアミ
ド300部を加えてウレタンプレポリマーの均一溶液1
578部を得た。次いで、イソホロンジアミン105.
3部、アミノエチルエタノールアミン15.7部、ジ−
n−ブチルアミン8.4部、ジメチルホルムアミド33
19部から成る混合物を前記ウレタンプレポリマー溶液
1578部に添加し、50℃で3時間反応させた。こう
して得られたポリウレタン樹脂溶液Aは、樹脂固形分濃
度が28%、固形分アミン価が4、固形分水酸基価が
6、数平均分子量が17000であった。
ウレタンプレポリマー溶液1578部に、イソホロンジ
アミン109.7部、ジエタノールアミン22.4部、
ジメチルホルムアミド3326部の混合物を添加し、5
0℃で3時間反応させた。こうして得られたポリウレタ
ン樹脂溶液Bは、樹脂固形分濃度が28%、固形分アミ
ン価が0、固形分水酸基価が17、数平均分子量が13
000であった。
ウレタンプレポリマー溶液1578部に、イソホロンジ
アミン109.7部、ジブチルアミン27.7部、ジメ
チルホルムアミド3339部の混合物を添加し、50℃
で3時間反応させた。こうして得られたポリウレタン樹
脂溶液Cは、樹脂固形分濃度が28%、固形分アミン価
および固形分水酸基価は0、数平均分子量が13000
であった。
60℃で、攪拌しながら、テトラメトキシシラン縮合物
(多摩化学製,商品名MS―51)5.49g、ジブチ
ル錫ジラウレート0.05gを加え、3時間反応した。
更に溶剤としてジメチルホルムアミドを4.51g加え
て、有機無機ハイブリッドポリウレタン用溶液組成物
(不揮発分28%)とした。
60℃で、攪拌しながら、テトラメトキシシラン縮合物
(多摩化学製,商品名MS―51)3.84gを加え、
3時間反応させ、有機無機ハイブリッドポリウレタン用
溶液組成物(不揮発分28%)とした。
ン樹脂溶液A及び実施例1〜2で調製した溶液組成物
を、フッ素樹脂コーティングされた容器(縦×横×深さ
=10cm×10cm×1.5cm)に注ぎ、3日間放
置して硬化させた後、100℃で1時間乾燥させ残存す
る溶剤を除去してコーティング膜を形成した(膜厚約
0.6mm)。コーティング膜を容器から剥がし取り、
粘弾性測定器(レオロジ社製,商品名DVE−V4,測
定条件:振幅10μm,振動数10Hz,スロープ3℃
/分)を用いて動的貯蔵弾性率を測定し、耐熱性を評価
した。温度−Tanδの関係を図1に、温度−貯蔵弾性率
の関係を図2に示す。
ン樹脂溶液A及び実施例1〜2で調製した溶液組成物か
ら得られたフィルムのガラス転移点(Tg:Tanδの極
大点)の温度は変わらず、ソフトセグメントの運動性が
シリカの束縛を受けていないことが分かる。つまり、こ
のことから実施例1〜2で調製した溶液組成物から得ら
れたハイブリッドフィルム中のシリカはソフトセグメン
トからなる連続相には関与せず、ハードセグメントのド
メインに結合してハイブリッドドメインを形成すること
が分かる。
ウレタン樹脂溶液Aから得られたポリウレタンフィルム
が100℃付近から徐々に溶融し始め、170℃では完
全に溶融するのに対して、実施例1〜2で調製した溶液
組成物から得られたハイブリッドフィルムは炭化するま
で溶融せず、ゴム弾性を維持していることが分かる。つ
まり、ハイブリッドフィルムは、低温でポリウレタンの
ソフトセグメントのガラス転移点を保持し、高温までゴ
ム弾性を示す、極めて広いゴム領域を持つフィルムであ
る。ハイブリッドフィルムは耐寒性を維持し、耐熱性に
優れていることが分かる。
液Aの代わりに製造例2で得られたポリウレタン溶液B
を用いた以外は実施例1と同様にして有機無機ハイブリ
ッドポリウレタン用溶液組成物を調製した。
液Aの代わりに製造例2で得られたポリウレタン溶液B
を用いた以外は実施例2と同様にして有機無機ハイブリ
ッドポリウレタン用溶液組成物を調製した。
液Aの代わりに比較製造例1で得られたポリウレタン溶
液Cを用いた以外は実施例1と同様にして有機無機ハイ
ブリッドポリウレタン用溶液組成物を調製した。
成物および製造例1、比較製造例1で得られたポリウレ
タン溶液A、Cを以下の試験に供し、コーティング剤、
接着剤としての評価を行った。評価結果を表1に示す。
ポリウレタン溶液を、ガラス板(3cm×5cm)にディッ
ピング法で塗装後、24時間室温で硬化、乾燥した。得
られたコーティング膜にメチルエチルケトンを膜表面に
数滴垂らして、1分間放置後、溶け出してくる樹脂分に
よって生じるタックを指触によって以下の基準で評価し
た。○:タックなし。△:わずかにタックあり。×:タ
ックあり。
はポリウレタン溶液をシリカ蒸着ポリエステルフィルム
(PET)にバーコーターNo.8で塗工乾燥後、セロ
ハンテープを塗工面に貼り付けた後に剥がし、その剥が
れ方を以下の基準で観察した。○:70%以上フィルム
に樹脂が残る。△:30%以上70%未満フィルムに樹
脂が残る。×:30%未満フィルムに樹脂が残る。
物またはポリウレタン溶液を、耐熱性の項と同様にして
コーティング膜とした。得られたコーティング膜をダン
ベル1号で切り抜き、テンシロン試験機(オリエンテッ
ク社製,商品名UCT−500)を用いて、50cm/
分の引っ張り速度でフィルムを引き伸ばし、破断するま
でのフィルム伸び(最大伸張)、弾性率、100%伸張
時の応力強度を測定した。25℃で3回、同じ方法の引
っ張り試験を繰り返し、得られた値の平均値を示す。
シラン縮合物(多摩化学製,商品名MS―51)を表
す。
ラフである。
のグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 水酸基および/またはアミノ基を有し、
かつ水酸基価とアミン価の合計が1以上のポリウレタン
(a)と加水分解性アルコキシシラン(b)を含有して
なる有機無機ハイブリッドポリウレタン用組成物。 - 【請求項2】 (b)加水分解性アルコキシシランが、
テトラアルコキシシランおよび/またはその縮合物であ
る請求項1記載の有機無機ハイブリッドポリウレタン用
組成物。 - 【請求項3】 硬化触媒を含有してなる請求項1または
2記載の有機無機ハイブリッドポリウレタン用組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物
を硬化させて得られる有機無機ハイブリッドポリウレタ
ン。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物
からなる接着剤用組成物。 - 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物
からなるコーティング剤用組成物。
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