JPH09509198A - 水性ポリウレタンポリマー、剥離コーティング、接着テープ及びそれらの製造方法 - Google Patents

水性ポリウレタンポリマー、剥離コーティング、接着テープ及びそれらの製造方法

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JPH09509198A JP7520620A JP52062095A JPH09509198A JP H09509198 A JPH09509198 A JP H09509198A JP 7520620 A JP7520620 A JP 7520620A JP 52062095 A JP52062095 A JP 52062095A JP H09509198 A JPH09509198 A JP H09509198A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、新規水溶性又は水分散性ポリウレタン化合物、及びこの新規化合物を含み、例えば接着テープ用の低粘着性バックサイズとして有用な組成物に関する。本発明は前記新規化合物、組成物及びテープを製造する方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 水性ポリウレタンポリマー、剥離コーティング、接着テープ及びそれらの製造方 法 技術分野 本発明は、新規水溶性又は水分散性ポリウレタン化合物、及びこの新規化合物 を含み、例えば接着テープ用の低接着性バックサイズ(backsize)として有用な 組成物に関する。本発明は前記新規化合物、組成物及びテープを製造する方法に も関する。 発明の背景 感圧接着テープは、基本的に可撓性の基材裏地上に感圧接着剤が塗布されたも のである。このテープは、一般に、各々連続する接着剤層が下層の裏地と接触し た状態にあるロールの形態で貯蔵される。接着剤が粘着付与されたブロックコポ リマーであり、接着剤層と裏地とが過度に接着している場合には、使用のために テープの巻取りを解くときに接着剤層は裏地に接着し、テープの接着面から離層 又は分離する。 このような離層を防止するため、及び巻取りを解き易くするために、テープの 非接着面、即ち可撓性の基材裏地は、一般に低接着性のバックサイズにより被覆 される。低接着性バックサイズは、有効となるように種々の特性が釣り合ってい る必要がある。低粘着性バックサイズは可撓性及び強度を有しているべきである 。低接着性のバックサイズは、剥離性の均一な分布に適する裏地に接着し、そし て均一なフィルムを形成するものであるべきである。これは感圧接着剤を含むべ きではない。 低接着性バックサイズとして使用するのに適し、本質的に剥離性を有するもの として知られているポリウレタンは、一般に、有機溶剤にのみ可溶である。低接 着性バックサイズは溶液から適用され、有機溶剤の使用を伴うために、低接着性 バックサイズがテープ裏地に適用された後に、有機溶剤を除去及び処理しなけれ ばならない。環境上の観点から、有機溶剤の必要性を排除又は減少させる低接着 性バックサイズとして使用するのに適する水溶性、水分散性又は水性の化合物の 研究が開始された。 発明の開示及び詳細な説明 本発明の一態様において、ポリマー鎖がシリコーンポリカルビノールから誘導 されたセグメントを含み、且つシランにより末端封鎖されている水溶性又は水分 散性ポリウレタンポリマーが提供される。 前記ポリマーの水溶性又は水分散性を高めるために、そのポリマー鎖中にエチ レンオキシド部分を含ませることができる。これは水分散性を高めるが、ポリマ ーを望ましくない感湿性にする。従って、シリコーンカルビノールから誘導され なかったポリマー鎖のセグメントにエチレンオキシド単位を殆ど又は全く含まな いことが通常好ましい。水分散性を高めるための代法及び好ましい方法は、水溶 性の基を有するか又は水溶性に成りうる化合物をポリマー鎖中に含有せしめるこ とである。例えば、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸がポリマー 鎖中に組み込まれている場合には、カルボキシル基はポリマー鎖にぶらさがって いる。ペンダントのカルボキシル基を有するポリマーが、塩基、例えばトリエチ ルアミンと反応する場合には、カルボキシル基はカルボキシレートアニオンに変 換され、可溶化作用を有するようになる。イオン化を起こし、可水溶化アニオン 又はカチオンを形成させるのに適切な酸又は塩基と共に カルボキシル基のほかにイオン化しうる基を有する化合物を同様な方法で使用で きることが理解されるであろう。 本発明のもう一つの態様によると、 (i)イソシアネートを末端基とするポリウレタンプレポリマー; (ii)低分子量ポリアミン連鎖延長剤;及び (iii)モノアミンを末端基とするシラン連鎖停止剤; の間の反応生成物である水溶性又は水分散性ポリウレタンポリマーが提供される 。前記イソシアネートを末端基とするプレポリマー(i)は実質的に尿素結合を 含まないものであって、 (a)ポリエーテルポリオール又はポリエステルポリオール; (b)シリコーンポリカルビノール;及び (c)ポリイソシアネート; の間の反応生成物である。 存在するシリコーンポリカルビノールの量が多くなればなるほど、より良好な 剥離特性が得られることを注記しておく。同様に、シラン連鎖停止剤の量がシリ コーンポリカルビノールと共に多くなればなるほど、より好ましい剥離特性が得 られる。存在するシリコーンポリカルビノール及びシラン連鎖停止剤の量を変化 させることによりポリマーの剥離特性を調整することができ、量が多いほど剥離 特性が強められる。通常、シリコーンポリカルビノールはイソシアネートを末端 基とするウレタンプレポリマーの約10重量%〜約50重量%を構成する。シラ ン連鎖停止剤は、最終的なポリマーを形成するのに使用されるイソシアネートを 末端基とするウレタンプレポリマーの約1重量%〜5重量%、好ましくは約2重 量%〜4重量%を構成する。 イソシアネートを末端基とするウレタンプレポリマー中に低分子 量ジオール連鎖延長剤を組み込むことが好ましい。上記の2,2−ビス(ヒドロ キシメチル)プロピオン酸は、連鎖延長剤として及び可水溶化カルボキシレート アニオンの源としての2つの機能を果たすことができる。連鎖延長機能のみを果 たす好ましいジオール連鎖延長剤は1,4−ブタンジオールである。 例示のために、イソシアネートを末端基とするプレポリマー(i)において、 可能なポリイソシアネートはイソホロンジイソシアネートであり、可能な低分子 量ポリオール連鎖延長剤は1,4−ブタンジオールであり、可能なポリエステル ポリオール又はポリエーテルポリオールはポリカプロラクトンジオールであり、 及び可能なイソシアネート反応性の可水溶化化合物は2,2−ビス(ヒドロキシ メチル)プロピオン酸である。これらとシリコーンポリカルビノールが反応する ときに過剰のイソシアネートが使用される。この反応が起こるときに、イソホロ ンジイソシアネートから誘導されたセグメントが、種々のヒドロキシル含有化合 物から誘導されたセグメントを有するポリマー主鎖に沿って交互に存在するポリ ウレタンが形成される。ポリイソシアネートが過剰に存在すると、形成されたポ リウレタンはイソシアネート末端基を有する。即ち、形成されたポリウレタンは イソシアネートを末端基とするプレポリマーである。 更なる例示のために、イソシアネートを末端基とするプレポリマー(i)と反 応するポリアミン連鎖延長剤はエチレンジアミンであってよく、また、モノアミ ンを末端基とするシラン連鎖延長剤はγ−アミノプロピルトリエトキシシランで あってもよい。これらがイソシアネートを末端基とするプレポリマーと反応する ときに、イソシアネートプレポリマー部分とエチレンジアミンセグメントがポリ マーに沿って交互に存在するように、イソシアネートプレポリマーとエチレンジ アミン連鎖延長剤との間に尿素結合が形成される。ポ リマー主鎖は、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン停止剤により停止され、 イソシアネート基と反応して尿素結合を形成するアミノ基及びトリエトキシシラ ン基はポリマーの末端に位置する。イソシアネート反応性の水溶性化合物が2, 2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸である場合において、ポリマー主鎖 に結合しているカルボキシルと反応するトリエチルアミンを加え、それらをカル ボキシレートイオン基に変換し、そしてこのことによってポリマーの水溶性が高 まる。 本発明の更なる態様において、 a)ポリエーテルポリオール又はポリエステルポリオール; b)シリコーンポリカルビノール;及び c)ポリイソシアネート; を一緒に反応させることによりイソシアネートを末端基とするプレポリマーを形 成し、次いでこのようにして得られたプレポリマーを水溶液中で ポリアミン連鎖延長剤;及び アミノ官能性シラン連鎖停止剤 と反応させることによりイソシアネートを末端基とするプレポリマーを調製する ことを含んでなる水分散性又は水溶性ポリウレタンポリマーを製造する方法が提 供される。 好ましい態様において、水溶性又は水分散性ポリウレタンポリマーは、20〜 50重量%、より好ましくは25〜40重量%のポリエーテルポリオール又はポ リエステルポリオールから誘導されたセグメント、30〜45重量%、より好ま しくは35〜40重量%の低分子量連鎖延長剤及びポリイソシアネートから誘導 されたセグメント、10〜50重量%、より好ましくは25〜35重量%のシリ コーンポリカルビノールから誘導されたセグメント、及び1〜5重 量%、より好ましくは2〜4重量%のシラン連鎖停止剤から誘導されたセグメン トからなる。 ポリマーの種々のセグメントは、ポリマーの最終特性に影響を及ぼす。ウレタ ン基間又は尿素基間に長い間隔を生じる高分子量ポリエステル又はポリエーテル ポリオールから誘導されたセグメントは、可撓性及び接着性を与えるものであっ て、以下「軟質セグメント」と称する。低分子量ジオール連鎖延長剤及び低分子 量ジアミン連鎖延長剤のような低分子量成分から誘導されたセグメントは、ウレ タン基間又は尿素基間に短い間隔を生じるものであって、以下「硬質セグメント 」と称する。シリコーンポリカルビノール成分から誘導されたセグメントは剥離 性を高める。可水溶化セグメントは水中への分散又は溶解を容易にさせる。 しかしながら、諸特性の幾つかの重複がある。例えば、好ましい可水溶化化合 物は2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸であり、そして好ましいポ リイソシアネートはイソホロンジイソシアネートである。これらの化合物の双方 から誘導されたセグメントは、ポリマー中で硬質セグメントとしても作用する。 好ましいシリコーンポリカルビノールは約2,260の分子量を有し、そしてそ れから誘導されたセグメントは軟質セグメントとしても作用する。このポリマー の特性は、このポリマーを形成する際に使用される種々の成分の性質及び量を変 えることにより変化する。 剥離性は、慣習的に次の3段階に類別されている:容易、又は非常に剥離しや すい;中程度;及び僅かに、又は殆ど剥離しない。適切な剥離性は、用途に、そ してある程度消費者の選択に依存する。一般に40〜200g/cm(剥離角135 °で測定した場合)の範囲の剥離性を有する僅かに剥離する程度は、おむつ用テ ープのようなテープに適する。一般に、シリコーンポリカルビノールから誘導さ れたセグメントの高含有量は、剥離性を増大させる。即ち、g/cm単位でより小さ な剥離値を与える。 当然のことながら、ポリマーの分子量は、その製造に使用する成分の分子量に 依存する。決定的なポリマーの分子量は見出されていないが、約20,000〜 約120,000の範囲の分子量を有するポリマーが適切であることが見出され ている。 以下、重量平均分子量及び数平均分子量の双方を記載する。しかしながら、他 に記載が無いかぎり、分子量は、数平均分子量を意味する。 プレポリマーを形成するために、第1段階において、可水溶化基を有する化合 物、ポリオール、連鎖延長剤、ポリイソシアネート、シリコーンポリカルビノー ル、並びに触媒及び溶剤(必要な場合)が反応する。第1段階において、全ての イソシアネート反応性基がヒドロキシル基であることが好ましい。種々の化合物 上に存在する全てのヒドロキシル基がイソシアネート基と同じ速度で反応するた めに、これらの化合物から誘導されたセグメントはイソシアネートから誘導され たセグメントと交互にプレポリマー主鎖に沿ってランダムに配置する。従って、 尿素結合を有しないイソシアネートを末端基とするウレタンプレポリマーが形成 される。 過剰な枝分れは水分散性又は水溶性を低下させる。しかしながら、二官能性反 応物と少量の三官能性反応物との混合物、例えばプレポリマーの10重量%以下 の三官能性反応物との混合物が好ましい。枝分れポリマーを形成するために、少 量の低分子量トリオール連鎖延長剤、例えばトリメチロールプロパンを使用する ことができる。 ポリイソシアネート 脂肪族、脂環式、芳香族脂肪族(araliphatic)又は芳香族ポリイソシアネー トのような有機ポリイソシアネートを、単独で、又は 2種以上の混合物で使用してよい。有用な脂環式ポリイソシアネートの例には、 ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート[マイルス・コーティング・ディビジ ョン(Miles Coating Division)からDesmodur(商標)Wとして市販入手可能] 、イソホロンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1 ,4−シクロヘキサンビス(メチレンイソシアネート)、1,3−ビス(イソシ アナトメチル)シクロヘキサン、及びこれらの混合物が含まれる。有用な脂肪族 ポリイソシアネートの例には、炭素原子数5〜20のα,ω−アルキレンジイソ シアネート、例えば、ヘキサメチレン、1,6−ジイソシアネート、1,12− ドデカンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−ヘキサメチレンジイソシ アネート、2,4,4−トリメチル−ヘキサメチレンジイソシアネート、2−メ チル−1,5−ペンタメチレンジイソシアネート、ジメリルジイソシアネート、 及びこれらの混合物が含まれる。有用な芳香族脂肪族ジイソシアネートの例には 、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、p−テトラメチルキシリレン ジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシアネート、1,3−キシリレン ジイソシアネート、及びこれらの混合物が含まれる。好ましいポリイソシアネー トには、概して、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン4,4 ’−ジイソシアネート、及びこれらの混合物が含まれる。 一般に、脂肪族イソシアネート基は、水とよりも速く第1級アミンと反応する 。対照的に、芳香族イソシアネートは、第1級アミンと水との間の反応速度とあ まり違いがない。第1級アミンとの反応が望ましい反応であるために、反応速度 におけるこの相対的な違いは、脂肪族イソシアネートを使用した場合に望ましく ない副反応が起こりにくいことを意味する。この理由から、脂肪族イソシアネー トが好ましい。 長鎖ポリオール 長鎖ポリオールは、好ましくはポリエステル又はポリエーテルポリオールであ って、ポリマーに可撓性を付与する軟質セグメントを与える。ジオールが好まし い。混合物を使用してよく、少量のトリオールと共にジオールを使用してよい。 例示のためのポリオールには、以下の種類のものが含まれる: (i)ラクトンポリオール及びそれらのアルキレンオキシド付加物を含むポリ エステルポリオール; (ii)ポリオキシアルキレンポリオール、ポリオキシシクロアルキレンポリオ ール、ポリチオエーテル、及びそれらのアルキレンオキシド付加物を含むポリエ ーテルポリオール;及び (iii)制限するわけではないが、ポリブタジエンポリオール、水素化ポリブ タジエンポリオール、ポリカーボネートポリオール、ビスフェノールAのヒドロ キシアルキル誘導体、例えばビス(2−ヒドロキシエチル)ビスフェノールA、 ポリチオエーテルポリオール、フッ素化ポリエーテルポリオール、及びアクリル 系ポリオールを含む特別なポリオール。 「アルキレンオキシド」なる用語には、例えば、エチレンオキシド、1,2− エポキシプロパン、1,2−エポキシブタン、2,3−エポキシブタン、イソブ チレンオキシド、エピクロロヒドリン、これらの混合物等が含まれる。 ポリエステルポリオールは、ポリカルボン酸、それらの無水物、それらのエス テル又はそれらのハロゲン化物と、理論量よりも過剰のポリオールとの反応によ り調製することができるエステル化生成物である。この生成物は、液体から未架 橋固形物、即ち、一般的に不活性な通常の液状有機媒体の多くに溶解性の固形物 までにおよぶ。好ましいポリカルボン酸には、ジカルボン酸及びトリカルボン酸 、 例えば、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリ ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、クロレンド酸、1,2,4−ブタン−トリカ ルボン酸、フタル酸、テレフタル酸等が含まれる。有用なポリオールの例には、 ポリグリコールアジペート、ポリエチレンテレフタレートポリオール、ポリカプ ロラクトンポリオールが含まれる。ポリカプロラクトントリオールは少量で使用 できる。好ましいポリカプロラクトンジオールはTone 0230[ユニオン・カーバ イド・カンパニー(Union Carbide Co.)]である。もう一つの有用なポリエス テルポリオールは、Lexorez(商標)[イノレックス・インダストリアル・ケミ カル・カンパニー(Inolex Industrial Chemical Co.)]、例えば線状長鎖ポリ (1,6−ヘキサン−ジオールアジペート)であるLexorez(商標)1130-55であ る。 BASFから商標名Quadrolのもと入手可能な四置換ヒドロキシプロピルエチ レンジアミンは、少量で、即ち、ポリオールの少数成分として使用できる。他の 有用なポリエーテルポリオールには、スチレン/アクリロニトリルグラフト化ポ リエーテルポリオールのようなグラフト化ポリエーテルポリオールが含まれる。 デュポン(DuPon t)から入手可能な平均当量1000のポリ(テトラメチレン エーテルグリコール)であるTerathane(商標)2000が、適切なポリオールのも う一つの例である。 ポリエーテルポリオールの他の変種、付加物及び誘導体には、フッ素化ポリエ ーテルポリオール及びそれらの混合物が含まれる。 長鎖ポリオール成分の分子量は、ポリウレタンの最終特性を決定する重要な因 子であり、一般に、ポリオール成分の分子量が大きくなればなるほど得られるポ リウレタンは軟質になる。ポリオールの分子量が大きすぎると、得られるポリマ ーは低接着性バックサイズ 組成物として適切でなくなる。300〜6000の分子量を有する長鎖ポリオー ルが適切であり、500〜4000の分子量を有するものが好ましく、600〜 3000の分子量を有するものがより好ましく、1000〜2000の分子量を 有するものが特に好ましい。約800〜約4000の分子量を有するポリカプロ ラクトンポリオール及び約1000〜4000の分子量を有する1,6−ヘキサ ンジオールアジペートをベースとするポリエステルが特に好ましいことを言及し ておく。 長鎖ポリオールの選択は、テープ基材の裏地材料に依存する。前記基材がコロ ナ処理又は火炎処理されたポリプロピレンであるならば、結晶質又は半結晶質の 長鎖ポリオールが好ましく、例えばLexorez 1130-55、Tone-0230及びTerathane- 2000のように室温で通常の固体であるものが好ましい。コロナ処理又は火炎処理 されたポリプロピレンの基材は、おむつ及び箱用シールテープに使用されている 。セルロース又は紙ベースの裏地を使用するテープにとって、非晶質長鎖ポリオ ールも適切であろう。 シリコーンポリカルビノール カルビノールはシリコーン基及び非加水分解性カルビノール基を有する。従っ て、イソシアネート反応性ヒドロキシル基は炭素原子に結合しており、ケイ素原 子に結合していない。シリコーンポリカルビノールがジオールであることが好ま しい。適切なシリコーンジオールのある種類は下記式: (上式中、Rは、少なくとも3個且つ約60個以下の炭素原子を有 する二価基であり、ヒドロキシル基に結合している原子は炭素原子である) により表される。適切な二価基Rの例には、各々約3〜約14の繰返し単位を有 するポリ(アルキルオキシ)基、好ましくはポリエチレンオキシド基又はポリプ ロピレンオキシド基、及びポリカプロラクトン基が含まれる。R1は、低級アル キル、好ましくはメチル、又は低級アルコキシ、好ましくはメトキシであり、x は、30以下、好ましくは少なくとも2又は3、より好ましくは少なくとも5、 そして最も好ましくは約15である。ある好ましいポリカルビノールは、約2, 260の分子量を有し、xが15であり、Rが約12の繰返しアルコキシ単位を 有し、そしてR1がメチルであるQ4-3667[ダウ・コーニング(Dow-Corning)] である。 剥離性を付与するには十分なシリコーン単位が存在していなくてはならず、多 くのシリコーン単位が存在するか、又はRが非常に大きい場合には、得られるポ リマーは所望のものよりも大きくなる。シリコーンポリカルビノールの好ましい 分子量は、約1,000〜約5,000、より好ましくは約2,000〜約3, 000、特に好ましくは約2,100〜約2,600である。 シリコーンポリカルビノールは、低接着性バックサイズポリマーの軟質セグメ ント全体の一部を形成するものと考えられる。軟質セグメントの全体が、ポリマ ーの約60重量%に相当する場合には、シリコーンポリカルビノールの割合は8 %〜40%となりうる。シリコーンポリカルビノールはプレポリマーの好ましく は50重量%以下である。 ポリオール連鎖延長剤 イソシアネートを末端基とするプレポリマーにおいて、ポリオール連鎖延長剤 、好ましくはジオールを使用することが好ましい。イ ソシアネートとの反応速度が、長鎖ポリオールとイソシアネートとの反応速度と 同程度となるようなポリオール連鎖延長剤が好ましい。連鎖延長剤は低分子量化 合物であり、約250以下又は好ましくは200未満の分子量を有しているべき である。 有用なジオール連鎖延長剤には、1,4−ブタンジオール、エチレングリコー ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール 、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビス(2 −ヒドロキシエチル)ヒドロキノン、及びこれらの混合物が含まれる。1,4− ブタンジオールが好ましいポリオール連鎖延長剤である。 可水溶化基 これらの基は、親水性又はイオン性基であり、ポリマー中に存在することによ ってポリマーの水中への溶解性又は分散性を高め、またポリマー分散液の安定性 を高める。ポリウレタンは、一般に疎水性であり、水分散性ではない。可水溶化 基は、第1段階において不活性な形態でプレポリマー中に組み込まれ、次いで第 2段階において造塩化合物により活性化される。可水溶化基には、非イソシアネ ート反応性基が含まれ、アニオン又はカチオンであってもよい。適切なアニオン 基の例は、 (上式中、Mは、不活性な形態の水素又は可溶性カチオン、例えばナトリウム、 カリウム、カルシウム又はNR3+である) である。適切なカチオン基の例は、 (上式中、Xは可溶性アニオン、例えば、ハロゲン化物、水酸化物又はカルボキ シレートであってよく、そしてRはフェニル基、脂環式基、又は炭素原子数約1 〜約12の直鎖若しくは枝分れ鎖の脂 肪族基である) である。好ましくは、Rは炭素原子数1〜4の低級アルキル基である。 Mが水素である場合にアニオン基に関し、例えばジメチロールプロピオン酸と して知られている特に好ましい化合物2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピ オン酸におけるように酸基が立体障害をうけているならば、アニオン基とイソシ アネートとの反応は重要ではない。イソシアネート基と可溶化基の比は、一般に 、約4:1〜約16:1、好ましくは約5:1〜約11:1である。 連鎖延長剤としても作用する可水溶化化合物によって、このような可水溶化基 をプレポリマー中に導入することが好ましく、前記可水溶化化合物は第1段階に おいてプレポリマーを形成する混合物に加えてもよい。可水溶化化合物は不活性 又は潜在的(latent)な形態の可水溶化基を有してよい。例えば、カルボキシル 基は、塩の形成、例えばトリエチルアミンのような塩基との反応により活性にな ることができる潜在的可水溶化基である。可水溶化化合物は、好ましくはイソシ アネート反応性基としてヒドロキシル基を有するものであって、好ましくはジオ ールである。 溶剤 イソシアネートを末端基とするプレポリマーを形成する第1反応段階において 、溶剤は必要でない。しかしながら、混合しやすくするために反応混合物の粘度 を低下させるために溶剤が所望とされる場合がある。溶剤はイソシアネートに対 して不活性であるならばいずれでもよいが、無極性溶剤が好ましい。溶剤の例に は、N−メチルピロリドン、n−ブチルアセテート、ジメチルホルムアミド、メ トキシプロパノールアセテート、ジエチレングリコールモノエチルアセテート( DEアセテート)、ケトン、アルコール、ジメチルア セタミド、及びこれらの混合物が含まれる。 最終生成物の水性分散液中に融合助剤が含まれていることが好ましい。ポリウ レタン組成物がバックサイズ組成物として使用されるならば、この組成物がテー プ裏地に適用されるときに融合助剤は均一なフィルムの形成を助ける。適切な融 合助剤は、水よりもゆっくりと蒸発することによって、均一なフィルムの形成を 促進する。都合良いことに、第1段階における溶剤となり、且つ該組成物がテー プに適用されたときに融合助剤としての役割を果たす化合物を選択することがで きる。例えば、N−メチルピロリドンは融合助剤として作用することができる溶 剤である。 第1反応段階において使用する溶剤の量に特別な制限はないが、使用する量は 、都合良いことに、ポリマーの最終的な分散液中の融合助剤又は補助溶剤の望ま しい量を得るよう計算できる。イソシアネートを末端基とするウレタンプレポリ マーを形成するのに使用される混合物の約7〜10重量%の量でのN−メチル− ピロリドンの使用が好ましい。ポリマーの最終的な分散液中の補助溶剤の量は通 常約2%以下であり、そして最終的な分散液中の固形物の量は通常約5〜約10 %である。 触媒 第1段階におけるプレポリマーの形成は、触媒を使用せずに達成することがで きる。しかしながら、触媒を使用することが好ましい。反応温度及び使用するポ リイソシアネートに依存し、イソシアネートを末端基とするプレポリマーの約0 .5重量部以下、典型的には約0.005〜約0.5重量部の量の触媒を使用し てよい。有用な触媒の例には、ジラウリン酸錫及びオクタン酸錫のような錫(II )塩及び錫(III)塩、例えばT-9[エアー・プロダクツ・カンパニー(Air Prod ucts Co.)]、トリエチルアミン及びビス(ジメチルア ミノメチル)エーテルのような第3級アミン化合物、β,β’−ジモルホリノジ エチルエーテルのようなモルホリン化合物、カルボン酸ビスマス、カルボン酸亜 鉛−ビスマス、塩化鉄(III)、オクタン酸カリウム、並びに酢酸カリウムが含 まれる。他の有用な触媒の例は、Polyurethanes: Chemistry and Technology,P art I,Table 30,Chapter 4,Saunders and Frisch,Interscience Publishers ,New York,1963.に見ることができる。 ポリアミン連鎖延長剤 イソシアネートプレポリマーは、水分が存在しないもとで形成されるが、0. 5%以下の量の水分は許容できる。過剰量の水は、望ましくない副反応を引き起 こす。さらにイソシアネートプレポリマーは水中に更に分散する。最終的な連鎖 延長は水中で起こるために、水がイソシアネートと反応するよりもかなり速くイ ソシアネートと反応する化合物を連鎖延長剤として使用することが好ましい。こ のことによって、イソシアネートと水との反応が最低限に抑えられる。従って、 速く反応するポリアミン連鎖延長剤、例えば第1級アミンが第2反応段階におい て好ましい。第2段階の反応物とイソシアネートを末端基とするプレポリマーと の反応速度は、イソシアネート基の約10%以下、より好ましくは5%以下が水 と反応するようなものであることが好ましい。 低分子量第1級ジアミンが好ましい。ポリアミン連鎖延長剤は、好ましくは2 50未満、より好ましくは200未満の分子量を有する。有用なジアミン連鎖延 長剤の例には、エチレンジアミン、4,4’−メチレンビス(o−クロロアニリ ン)、2,5−ジエチル−2,4−トルエンジアミン、4,4’−メチレンビス (3−クロロ−2,6−ジエチルアニリン)、プロピレングリコールビス(4, 4’−アミノベンゾエート)、3,5−ジ(チオメチル)−2,4 −トルエンジアミン、メチレンビス(4,4’−アニリン)、エチル−1,2− ジ(2−アミノチオフェノール)、4−クロロ−3,4−ジアミノイソブチルベ ンゾエート、1,2−ジアミノエタン、1,4−ジアミノブタン、1,6−ジア ミノヘキサン、N,N’−ジアルキル(メチレンジアニリン)、N,N’−ジア ルキル(1,4−ジアミノベンゼン)、及びこれらの混合物が含まれる。エチレ ンジアミンが好ましいポリアミン連鎖延長剤である。 連鎖停止シラン化合物 第2反応段階において、連鎖延長及び連鎖停止によりポリマー生成物が形成さ れる。連鎖停止は、イソシアネート反応性基を一つ有するシラン化合物により達 成される。ケイ素原子上の加水分解性基1個以上及び有機基(イソシアネート反 応性基を含む)を含有するシラン化合物が最も適する。加水分解性基の存在によ って、ポリマー分散液がテープ裏地に適用され、水が除去された後(即ち、乾燥 後)、架橋が促進される。アルコキシ基は好ましくは加水分解性基であり、また 特に好ましい化合物は、(R3O)3Si−R4−Z[式中、R3は炭素原子数1〜 4、好ましくは1又は2の低級アルキル基;炭素原子数2〜5、好ましくは2又 は3の低級アシル基;及び式:−N=CR56(式中、R5及びR6は、メチル、 エチル、プロピル及びブチルからなる群より選ばれる同一又は異なっていてもよ い一価低級アルキル基である)により表される低級オキシム基からなる群より選 ばれる;R4は、オレフィン型不飽和基及びイソシアネート反応性基を含まない 二価ヒドロカルビル基、炭素原子2個当たり1個以上のエーテル酸素を含有して いない二価ポリオキシアルキレンモノ−又はポリオキシアルキレン基、並びに二 価ヒドロカルビルアミノ基からなる群より選ばれる炭素原子数2〜約20、好ま しくは3〜約10の二価有機結合基であり;及びZはイソ シアネート反応性基、例えば−OH、−SH、−NHR、−NH2−N(C24 OH)2(式中、Rは、フェニル、約1〜約12個の炭素原子を含む直鎖又は枝 分れ鎖の脂肪族基、及び3〜8個の炭素原子を有する脂環式基からなる群より選 ばれる)、又は他の活性水素末端基、好ましくはアミンである]の構造を有する ものである。 代表的な二価アルキレン基には、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、− CH2CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2CH2NHCH2CH2−、及びC H2CH264CH2CH2が含まれる。 他の好ましいシラン化合物は、1個以上の加水分解性基を有するもの、例えば 下記式: (上式中、R3及びR4並びにZは上記定義と同一である) により表される構造を有する化合物である。 一般に、これらの末端シリル基は水溶液中で加水分解し、ポリマーは相互作用 の結果、例えば下記反応によりシロキサン結合を形成することによって硬化する ことができる。 このようなシリコーン化合物は当業者に公知であり、市販入手できるものであ るか、又は容易に調製される。 代表的なイソシアネート反応性シラン化合物には、 及びこれらの混合物が含まれる。 γ−アミノプロピルトリエトキシシランは、ユニオン・カーバイドからA1100 として市販入手可能なシラン連鎖停止剤である。 シリコーンポリカルビノールの量に関係して使用するシラン停止剤の量を変え ることにより剥離性及び接着性を調節することができる。例えば、γ‐アミノプ ロピルトリエトキシシランを使用する場合には、プレポリマー100g当たり少 なくとも1gで使用することが好ましい。 造塩化合物 造塩化合物は、使用される可水溶化化合物と関連して選択される。有用な造塩 化合物の例には、アンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロ ピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミ ン、ジエタノールアミン、及 びこれらの混合物が含まれる。トリエチルアミンが好ましい造塩化合物である。 全ての可水溶化基を活性な形態又はイオンの形態に変換するのに十分な造塩化 合物を使用することが好ましい。 他の添加剤 低接着性バックサイズポリマーの接着性、フィルム形成性及び剥離性を阻害し ないかぎり、特別な特性を高めるため又は得るために他の化合物を添加してよい 。 特に有用な添加剤には、脱泡剤、例えばSurfynol(商標)DF11OL[エアー・プ ロダクツ・アンド・ケミカル・インコーポレイティッド(Air Products & Chemi cal,Inc.)から入手可能な高分子量アセチレングリコール非イオン界面活性剤 ]、SWS-211[ワッカー・シリコーン・コーポレーション(Wacker Silicone Cor p.)から入手可能なシリコーン添加剤]、Dehydran(商標)1620[ヘンケル・ コーポレーション(Henkel Corp.)から入手可能な改質ポリオール/ポリシロキ サン付加物]、並びにDB-31及びAdditone 65[ダウ・コーニング(Dow Corning )から入手可能なシリコーン添加剤];流れ調節剤及び均染剤、例えば、Igepal (商標)CO-630[ローヌ−プーラン・サーファクタント・アンド・スペシャルテ ィ・ディビジョン(Rhone-Poulenc Surfactant & Specialty Div.)から入手可 能なエトキシレート化ノニルフェノール非イオン界面活性剤]、Surfynol(商標 )104H[エアー・プロダクツ・アンド・ケミカル・インコーポレイティッドから 入手可能なテトラメチルデシンジオールのエチレングリコール溶液を含む非イオ ン界面活性剤]、Surfynol(商標)465[エアー・プロダクツ・アンド・ケミカ ル・インコーポレイティッドから入手可能なエトキシレート化テトラメチルデシ ンジオール非イオン界面活性剤]、Fluorad(商標)FC-129[3 Mカンパニーから入手可能なアニオン界面活性剤]、Fluorad(商標)FC-171[ 3Mカンパニーから入手可能な非イオン界面活性剤]、Fluorad(商標)FC-430 [3Mカンパニーから入手可能な非イオン界面活性剤]、及びRexol(商標)25/ 9[ハート・ケミカル・リミテッド(Hart Chemical Ltd.)から入手可能なアル キルフェノールエトキシレート非イオン界面活性剤];他の脱泡剤、例えば、Fo amkill(商標)649[クリューシブル・ケミカル・カンパニー(Crucible Chemic al Company)製]、1840X及び1317Aのようなウィットコ(Witco)脱泡剤、並び にTroykyd 999[トロイ・ケミカルズ・カンパニー・リミテッド(Troy Chemical s Company Ltd.)]が含まれる。Foamkill 649が特に好ましい。脱泡剤は低接 着性バックサイズポリマーの分散後に適切に添加される。 ポリプロピレンであるテープ裏地について、裏地への低接着性バックサイズの 接着を、接着促進剤の添加により改良してよい。接着促進剤の例は、塩素化ポリ オレフィン分散液、例えばCP347W、CP349W[イーストマン・ケミカル・カンパニ ー(Eastman Chemical Company)製]である。 好ましい方法において、攪拌機、ヒーター及び乾燥窒素ガスパージを備えた反 応器に、ポリイソシアネートが溶剤と共に充填される。第1反応段階において、 全ての反応物は、イソシアネートと水との望ましくない副反応を防ぐために乾燥 した状態に保たれるべきである。好ましくは含水率は0.05%を超えてはなら ず、より好ましくは0.03%をこえてはならない。次いで、他の第1段階の反 応物が加えられ、反応温度は反応が完了するまで80℃未満、好ましくは40〜 60℃に保たれる。反応は、一般に1時間〜1時間半後に完了する。反応の完了 は、残りのイソシアネート基を滴定することにより決定することができる。残り のイソシアネート基の量が全 ての使用可能なヒドロキシル基(イソシアネート反応性基)との反応後について 算出された理論的残量と一致した時に反応が完了し、そして得られたプレポリマ ーの第2反応段階のための準備が整う。プレポリマーを含む溶液の粘度は、第2 段階においてプレポリマーの分散が容易になるのに十分に低いことが好ましい。 粘度を低下させるために溶剤を加えることができる。 第1反応段階におけるイソシアネート基と全ての有効なイソシアネート反応性 基との比は、ジイソシアネートプレポリマーを形成するための2:1の理論値に 近いことが好ましく、例えば1.8〜2:1又は1.95:1であるが、1.4 :1程度の小さな値から5:1程度の大きな値に及んでもよい。 プレポリマーの重量平均分子量は約4,000〜約8,000、好ましくは約 7,000〜約8,000の範囲内にあることが好ましい。プレポリマーが水中 に容易に分散することが好ましい。 第2反応段階は、水性段階であり、従って、分散液を不安定化させる望ましく ない電解質を避けるために脱イオン水又は蒸留水を使用することが好ましい。第 1段階において得られたプレポリマーは第2段階の反応物の水溶液に徐々に加え られる。第2段階は、分散液が高剪断になるよう中程度で攪拌しながら「オムニ (Omni)」ミキサーのようなホモジナイザーを使用して適切に達成される。 水の量は、28〜30%固形分の初期分散液を得るようにプレポリマーの合計 量に関係して選ばれ、例えば水450g中にプレポリマーは175gである。固 形分が30%以上になると、過剰な水素結合が分散液を不安定にするために分散 液の保存寿命は短くなる傾向がある。 硬質セグメントの合計量がポリマー全体の約40重量%である場合には、連鎖 延長剤の合計量は4重量%〜15重量%におよび、残 りの36%〜25%はポリイソシアネートから誘導されたものであることができ る。イソシアネートから誘導されたセグメント及び連鎖延長剤を含む硬質セグメ ントの合計量は、低接着性バックサイズポリマーの約40重量%、例えば30重 量%〜45重量%となることが好ましい。 低接着性バックサイズを形成する場合には、このようにして得られた水性ポリ マー分散液は、更に水で約5〜10%固形分に稀釈される。 上記したように、ポリマー生成物の分散液は少量の融合助剤を含むことが望ま しい。10%固形分の分散液にとって、0.5〜2%が好ましい。融合助剤は、 第1段階において使用される有機溶剤と同種であることが都合良い。N−メチル ピロリドンは、第1段階の溶剤及びその後の融合助剤として好ましい。従って、 第1段階において使用される溶剤の量は、ポリマー生成物の分散液に望ましい量 であることが都合良く、追加の添加を必要としない。 分散液のpHは一般に関係ない。可水溶化基はカルボキシアニオンであり、そ して造塩化合物はトリエチルアミンであり、8のpHは十分な保存性を与える。 このポリマーは、例えば、おむつ用テープ、外科用テープ、ポリエステル裏地 を使用したテープ、例えば家庭用透明テープ、箱用シールテープ又はマスキング テープの裏地上の低接着性バックサイズとしての使用に適する。おむつテープ又 は箱用シールテープに対して、コロナ処理又は火炎処理された、特に処理された ばかりの二軸配向ポリプロピレンが好ましい。 本発明を以下の無制限の実施例により更に説明する。 例1〜6 例1(単独ポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオール としてポリカプロラクトンポリオールを使用) プレポリマーの調製: 加熱マントル、コンデンサー、攪拌羽根、窒素送込口/出口及び温度計を備え た500ml反応ガラスフラスコ内においてプレポリマーを最初に調製した。反応 フラスコ内に、155.4gのユニオン・カーバイド製のポリカプロラクトンジ オールTone-0230(0.249g当量)、22.26gの2,2−ビス(ヒドロ キシメチル)プロピオン酸(0.332g当量)、2.69gの1,4−ブタン ジオール(0.0597g当量)、147gのフルス・ケミカルズ(Huls Chemi cals)製のイソホロンジイソシアネート(1.3183g当量)、42.0gの N−メチルピロリドン、0.04gのT-9(オクタン酸錫触媒)、及び剥離成分 として58.809gのダウ・コーニング・カンパニー製のシリコーンポリカル ビノールQ4-3667(0.052g当量)を加えた。NCO測定値が理論値と一致 するまで混合物を80℃で約1時間45分〜2時間反応させた。指示薬を含むジ ブチルアミンとHClとの溶液を使用する滴定により実験値を測定した。プレポ リマーは、684.9の当量、及び1.9:1のNCO:OH比を有することが 分かった。 分散液の調製: 450gの水、6.79gのトリエチルアミン、6.29gのエチレンジアミ ン、及び4.55gのシランA1110(γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、 ユニオン・カーバイド製)を予備混合した溶液に、攪拌しながら175gの得ら れたプレポリマーを徐々に添加した。溶液を更に1時間攪拌し、次いで分散液を ポリエチレンボトル中で保存した。分散液を10%固形分に稀釈し、コーティン グのためにN−メチルピロリドンを2%に調節した。 例2 129.5gのポリカプロラクトンジオールTone-0230(0.208g当量) 、35gの2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸、3.5gの1,4 −ブタンジオール(0.078g当量)、35gのN−メチルピロリドン、87 .5gのQ4-3667(0.077g当量)、136.5gのイソホロンジイソシア ネート(0.22g当量)、及び0.02gのT-9触媒を使用し、シリコーンポ リカルビノールQ4-3667を増量して例1を繰り返した。プレポリマーは、702 .4の当量、及び1.9:1のNCO:OH比を有することが分かった。 450gの水、5.73gのトリエチルアミン、6.1gのエチレンジアミン (0.2g当量)、及び4.25gのシランA1110(0.109g当量)の混合 物中に、175gのプレポリマーを分散させた。 例3(長鎖ポリオールとして1,6−ヘキサンジオールを使用) プレポリマーの調製: 173.9g(0.1704g当量)のイオノレックス・コーポレーション( Ionolex Corporation)製のLexorez 11300-55、18.5gの2,2−ビス(ヒ ドロキシメチル)プロピオン酸(0.277g当量)、4.4gの1,4−ブタ ンジオール(0.0986g当量)、18.5gのTone-0230(0.0297g 当量)、125gのイソホロンジイソシアネート(1.211g当量)、37. 5gのN−メチルピロリドン、0.04gのT-9及び9.0gのQ4-3667(0.0 302g当量)を装入することにより上記のようにプレポリマーを調製した。プ レポリマーは、795.1の当量、及び1.85:1のNCO:OH比を有する ことが分かった。 分散液の調製: 400gの水、5.58gのトリエチルアミン、5.6gのエチ レンジアミン、及び連鎖停止剤として3.0gのシランA1110の混合物中に、1 60gの得られたプレポリマーを加えた。結果として得られた分散液をポリエチ レンボトル中に保存し、5%固形分に稀釈し、次いでコーティングのためにN− メチルピロリドンを1%に調節した。 例4(ポリテトラメチレンエーテルジオールと単独ポリエステルポリオール又 はポリエーテルポリオールとしての少量のポリカプロラクトンジオールとの混合 物を使用) 159.6gのTerathane-2000(0.1595g当量)、18.9gのTone-0 230(0.030g当量)、18.55gの2,2−ビス(ヒドロキシメチル) プロピオン酸(0.027g当量)、2.24gの1,4−ブタンジオール(0 .049g当量)、35gのN−メチルピロリドン、0.04gのT-9触媒、1 27gのイソホロンジイソシアネート(1.139g当量)、及び70.0gの Q4-3667(0.0619g当量)を装入することによりプレポリマーを調製した 。プレポリマーは、769.1の当量、及び1.97:1のNCO:OH比を有 することが分かった。 分散液の調製: 450gの水、5.84gのトリエチルアミン、5.6gのエチレンジアミン 、及び6.13gのA1110 混合物中に、175gの得られたプレポリマーを分散 させた。結果として得られた分散液をポリエチレンボトル中に保存した。分散液 を10%固形分に稀釈し、次いでN−メチルピロリドンを2.67%に調節した 。100gの10%固形分の分散液当たり5gのCP 349W(20%の水分散させ た塩素化ポリオレフィン)を加えた。 例5 120.0gのTerathane-2000(0.12g当量)、15.0g のTone-0230(0.024g当量)、15.9gの2,2−ビス(ヒドロキシメ チル)プロピオン酸(0.024g当量)、1.95gのイソホロンジイソシア ネート(0.043g当量)、30gのN−メチルピロリドン、0.04gのT- 9触媒、106.5gのイソホロンジイソシアネート(0.955g当量)、及 び90gのQ4-3667(0.0796g当量)から例4と同様にプレポリマーを調 製した。プレポリマーの当量は841.4であり、そしてNCO:OH比は1. 89:1であることが分かった。 380gの水、4.74gのトリエチルアミン、4.95gのエチレンジアミ ン(0.165g当量)、及び2.82gのシランA-1100(0.0126g当量 )の混合物中に150gの上記プレポリマーを分散させた。 例6 Toneポリオールを除外し、そして少量のトリオール連鎖延長剤を混合して例4 に従ってプレポリマーを調製した。以下の成分を使用した:69.0gのTerath ane-2000(0.069g当量)、11.55gの2,2−ビス(ヒドロキシメチ ル)プロピオン酸(0.172g当量)、1.15gのイソホロンジイソシアネ ート(0.025g当量)、23gのN−メチルピロリドン、0.02gのT-9 触媒、80.5gのイソホロンジイソシアネート(0.722g当量)、69g のシリコーンポリカルビノールQ4-3667(0.61g当量)、及び2.3gのト リメチロールプロパン(0.051g当量)。プレポリマーは747の当量を有 し、そしてNCO:OH比は1.89:1であることが分かった。 上記プレポリマーを、5.07gのトリエチルアミン、5.1gのエチレンジ アミン(0.17g当量)、及び2.82gのシランA-1100(0.0126g当 量)中に分散させた。 試験方法 クヌールロール(Knurl roll)を使用してコロナ及び火炎処理された1.6ミ ルの二軸配向ポリプロピレンフィルム(BOPP)上に分散液の均一なコーティ ングを形成した。分散液の固形分は10%以下であった。コーティングの完了後 、200平方センチメートルの裏地(4.0グレイン)当たり335mgのホッ トメルト接着剤を適用することによりフィルムをホットメルト塗布し、20ヤー ド×3インチのロールに切断した。接着剤は、50重量部のブロックコポリマー 及び50重量部の粘着付与剤を有するスチレン−イソプレン−スチレンブロック コポリマー/粘着付与剤接着剤であった。感圧接着テープに適する剥離表面とし ての透明な被覆フィルムの性能を、以下の試験方法を用いて評価した。BOPP に対する剥離性及び再接着性を、例1、3及び4について評価した。 巻出試験:これは、広げられた形態又は小さなロールの形態のいずれかの場合 における1g/cm単位での正面おむつ用テープの巻出値を決定するための方法 を述べる。Pressure Sensitive Tape Council試験方法PSTC #5及びPSTC #8に従 ってインストロン試験機により90°又は135°剥離試験で低接着性バックサ イズ被覆テープの初期剥離、接着及び巻出しを測定した。 対照試料は比較のためのものであって、5%の固形物を有する慣用的な溶剤可 溶なウレタン低接着性バックサイズ組成物である(米国特許第2,532,01 1号を参照)。 上記試料は、剥離性の「プレミアム」範囲内にある約40g/cm〜約160g/cm の範囲におよぶ剥離値を有する。上記試料は、本発明の組成物により達成するこ とができる広範な剥離値を示す。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年1月12日 【補正内容】 1)明細書 国際出願明細書第15頁(明細書翻訳文第18頁第25行〜第20頁第2行「このよう な・・・造塩化合物である。」) このようなシリコーン化合物は当業者に公知であり、市販入手できるものであ るか、又は容易に調製される。 本発明の範囲に含まれる好ましい連鎖停止化合物は、ω−アミノC1-4アルキ ルトリ(C1-4アルコキシ)シランである。 代表的なイソシアネート反応性シラン化合物には、 及びこれらの混合物が含まれる。 γ−アミノプロピルトリエトキシシランは、ユニオン・カーバイドからA1100 として市販入手可能なシラン連鎖停止剤である。 シリコーンポリカルビノールの量に関係して使用するシラン停止 剤の量を変えることにより剥離性及び接着性を調節することができる。例えば、 γ‐アミノプロピルトリエトキシシランを使用する場合には、プレポリマー10 0g当たり少なくとも1gで使用することが好ましい。 造塩化合物 造塩化合物は、使用される可水溶化化合物と関連して選択される。有用な造塩 化合物の例には、アンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロ ピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミ ン、ジエタノールアミン、及びこれらの混合物か含まれる。トリエチルアミンが 好ましい造塩化合物である。 国際出願明細書第18頁(明細書翻訳文第22頁第23行〜第24頁第1行「固形分が ・・・ポリオールを使用)」) 固形分が30%以上になると、過剰な水素結合が分散液を不安定にするために 分散液の保存寿命は短くなる傾向がある。 硬質セグメントの合計量がポリマー全体の約40重量%である場合には、連鎖 延長剤の合計量は4重量%〜15重量%におよび、残りの36%〜25%はポリ イソシアネートから誘導されたものであることができる。イソシアネートから誘 導されたセグメント及び連鎖延長剤を含む硬質セグメントの合計量は、低接着性 バックサイズポリマーの約40重量%、例えば30重量%〜45重量%となるこ とか好ましい。 低接着性バックサイズを形成する場合には、このようにして得られた水性ポリ マー分散液は、更に水で約2.5〜30%固形分、好ましくは2.5〜10%固 形分に稀釈される。 上記したように、ポリマー生成物の分散液は少量の融合助剤を含むことが望ま しい。10%固形分の分散液にとって、0.5〜2%が好ましい。融合助剤は、 第1段階において使用される有機溶剤と同種であることが都合良い。N−メチル ピロリドンは、第1段階の溶剤及びその後の融合助剤として好ましい。従って、 第1段階において使用される溶剤の量は、ポリマー生成物の分散液に望ましい量 であることが都合良く、追加の添加を必要としない。 分散液のpHは一般に関係ない。可水溶化基はカルボキシアニオンであり、そ して造塩化合物はトリエチルアミンであり、8のpHは十分な保存性を与える。 このポリマーは、例えば、おむつ用テープ、外科用テープ、ポリエステル裏地 を使用したテープ、例えば家庭用透明テープ、箱用シールテープ又はマスキング テープの裏地上の低接着性バックサイズとしての使用に適する。おむつテープ又 は箱用シールテープに対して、コロナ処理又は火炎処理された、特に処理された ばかりの二軸配向ポリプロピレンが好ましい。 本発明を以下の無制限の実施例により更に説明する。 例1〜6 例1(単独ポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオールとしてポリカ プロラクトンポリオールを使用) 2)請求の範囲(請求の範囲翻訳文第30頁〜第34頁) 請求の範囲 1.ポリマー鎖がシリコーンポリカルビノールから誘導されたセグメントを含 み、且つシランにより末端封鎖されている水溶性又は水分散性ポリウレタンポリ マー。 2.ポリマー鎖にぶらさがっている可水溶化基を有する請求項1記載のポリマ ー。 3.ポリマー主鎖がウレタンプレポリマーから誘導された単位及び前記シリコ ーンポリカルビノールを含み、前記ウレタンプレポリマー単位がジアミン連鎖延 長剤により連結されている、請求項1記載のポリマー。 4.ウレタンプレポリマー単位がヒドロキシ含有部分と交互に存在するポリイ ソシアネート部分からなり、前記ヒドロキシ含有部分がポリマー鎖中にランダム に配置されており、且つ(i)ポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオ ール、(ii)低分子量ジオール連鎖延長剤及び(iii)前記シリコーンポリカル ビノールから誘導されたものである請求項3記載のポリマー。 5.前記ウレタンプレポリマー単位が約4,000〜約8,000の分子量を 有する請求項4記載のポリマー。 6.前記ウレタンプレポリマー単位が約7,000〜約8,000の分子量を 有する請求項4記載のポリマー。 7.約20,000〜約120,000の範囲に及ぶ数平均分子量を有する請 求項4記載のポリマー。 8.ポリエステルポリオール又はポリエーテルかポリマーの約20〜約50% を構成し、低分子量ジオール連鎖延長剤とポリイソシ アネートとの合計量がポリマーの約30〜約45%を構成し、シリコーンポリカ ルビノールがポリマーの約10〜約50%を構成し、及びシラン連鎖停止剤がポ リマーの約1〜5%を構成する、請求項7記載のポリマー。 9.ポリエステルポリオール又はポリエーテルがポリマーの約30〜約45% を構成し、低分子量ジオール連鎖延長剤とポリイソシアネートとの合計量がポリ マーの約35〜約40%を構成し、シリコーンポリカルビノールがポリマーの約 25〜約35%を構成し、及びシラン連鎖停止剤がポリマーの約2〜4%を構成 する、請求項7記載のポリマー。 10.シリコーンポリカルビノールが下記式: (上式中、Rは、ヒドロキシ基に直接結合している約60個以下の炭素原子を有 する二価基であって、R1は低級アルキル基又は低級アルコキシ基であり、xは 2〜30の整数である) により表されるシリコーンジオールから誘導されたものである請求項4記載のポ リマー 11.Rが、約12個のエチレンオキシ基を含むポリ(エチレンオキシ)部分 であり、R1がメチルであり、及びxが約15の整数である請求項10記載のポ リマー。 12.ポリエステルポリオールが、約800〜約4,000の分子量を有する ポリカプロラクトンポリオールである、請求項4記載のポリマー。 13.ポリエステルポリオールが、約1,000〜約4,000 の分子量を有する1,6−ヘキサンジオールアジペートをベースとするポリエス テルである、請求項4記載のポリマー。 14.ポリイソシアネートが脂肪族ジイソシアネートである請求項4記載のポ リマー。 15.ポリイソシアネートがイソホロンジイソシアネートである請求項4記載 のポリマー。 16.低分子量連鎖延長剤が200未満の分子量を有する請求項4記載のポリ マー。 17.低分子量ジオール連鎖延長剤が1,4−ブタンジオールである請求項4 記載のポリマー。 18.プレポリマー中に組込まれたヒドロキシ含有部分の一つが2,2−ビス (ヒドロキシメチル)プロピオン酸である請求項4記載のポリマー。 19.ウレタンを連結しているジアミン部分が200未満の分子量を有するジ アミン連鎖延長剤から誘導されたものである請求項4記載のポリマー。 20.ウレタンを連結しているジアミン部分かエチレンジアミンから誘導され たものである請求項2記載のポリマー。 21.ポリマー鎖が、ω−アミノC1-4アルキルトリ(C1-4アルコキシ)シラ ンである連鎖停止剤により停止された、請求項4記載のポリマー。 22.連鎖停止剤がγ−アミノプロピルトリエトキシシランである請求項21 記載のポリマー。 23.水中に溶解又は分散した請求項1〜22のいずれか1項に記載のポリマ ーの2.5〜30重量%を構成する低接着性バックサイズコーティング組成物。 24.前記ポリマーの2.5〜10重量%を構成する請求項23 記載の組成物。 25.5重量%以下の融合助剤も含む請求項23記載の組成物。 26.0.5〜5重量%の量の融合助剤も含む請求項23記載の組成物。 27.第1主表面及び第2主表面を有する可撓性基材、前記基材の第1主表面 上に塗被された感圧接着剤、及び前記基材の第2主表面上に塗被された請求項1 〜22のいずれか1項に記載のポリウレタンポリマーを含んでなる感圧接着テー プ。 28.基材が火炎処理又はコロナ処理されたポリプロピレンである請求項27 記載の感圧接着テープ。 29.テープかおむつ用テープである請求項28記載の感圧接着テープ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C09D 175/04 PHM 8620−4J C09D 175/04 PHP PHP 6904−4J C09J 7/02 JHV C09J 7/02 JHV 6904−4J JJN JJN 6904−4J JKV JKV 7419−4H C09K 3/00 R C09K 3/00 7535−3B A41B 13/02 J (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,M X,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ポリマー鎖がシリコーンポリカルビノールから誘導されたセグメントを含 み、且つシランにより末端封鎖されている水溶性又は水分散性ポリウレタンポリ マー。 2.ポリマー鎖にぶらさがっている可水溶化基を有する請求項1記載のポリマ ー。 3.ポリマー主鎖がウレタンプレポリマーから誘導された単位及び前記シリコ ーンポリカルビノールを含み、前記ウレタンプレポリマー単位がジアミン連鎖延 長剤により連結されている、請求項1記載のポリマー。 4.ウレタンプレポリマー単位がヒドロキシ含有部分と交互に存在するポリイ ソシアネート部分からなり、前記ヒドロキシ含有部分がポリマー鎖中にランダム に配置されており、且つ(i)ポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオ ール、(ii)低分子量ジオール連鎖延長剤及び(iii)前記シリコーンポリカル ビノールから誘導されたものである請求項3記載のポリマー。 5.前記ウレタンプレポリマー単位が約4,000〜約8,000の分子量を 有する請求項4記載のポリマー。 6.前記ウレタンプレポリマー単位が約7,000〜約8,000の分子量を 有する請求項4記載のポリマー。 7.約20,000〜約120,000の範囲に及ぶ数平均分子量を有する請 求項4記載のポリマー。 8.ポリエステルポリオール又はポリエーテルがポリマーの約20〜約50% を構成し、低分子量ジオール連鎖延長剤とポリイソシアネートとの合計量がポリ マーの約30〜約45%を構成し、シリコーンポリカルビノールがポリマーの約 10〜約40%を構成し、 及びシラン連鎖停止剤がポリマーの約1〜5%を構成する、請求項7記載のポリ マー。 9.ポリエステルポリオール又はポリエーテルがポリマーの約30〜約45% を構成し、低分子量ジオール連鎖延長剤とポリイソシアネートとの合計量がポリ マーの約35〜約40%を構成し、シリコーンポリカルビノールがポリマーの約 20〜約35%を構成し、及びシラン連鎖停止剤がポリマーの約2〜4%を構成 する、請求項7記載のポリマー。 10.シリコーンポリカルビノールが下記式: (上式中、Rは、ヒドロキシ基に直接結合している約60個以下の炭素原子を有 する二価基であって、R1は低級アルキル基又は低級アルコキシ基であり、xは 2〜30の整数である) により表されるシリコーンジオールから誘導されたものである請求項4記載のポ リマー 11.Rが、約12個のエチレンオキシ基を含むポリ(エチレンオキシ)部分 であり、R1がメチルであり、及びxが約15の整数である請求項10記載のポ リマー。 12.ポリエステルポリオールが、約800〜約4,000の分子量を有する ポリカプロラクトンポリオールである、請求項4記載のポリマー。 13.ポリエステルポリオールが、約1,000〜約4,000の分子量を有 する1,6−ヘキサンジオールアジペートをベースとするポリエステルである、 請求項4記載のポリマー。 14.ポリイソシアネートが脂肪族ジイソシアネートである請求項4記載のポ リマー。 15.ポリイソシアネートがイソホロンジイソシアネートである請求項4記載 のポリマー。 16.低分子量連鎖延長剤が200未満の分子量を有する請求項4記載のポリ マー。 17.低分子量ジオール連鎖延長剤が1,4−ブタンジオールである請求項4 記載のポリマー。 18.プレポリマー中に組込まれたヒドロキシ含有部分の一つが2,2−ビス (ヒドロキシメチル)プロピオン酸である請求項4記載のポリマー。 19.ウレタンを連結しているジアミン部分が200未満の分子量を有するジ アミン連鎖延長剤から誘導されたものである請求項4記載のポリマー。 20.ウレタンを連結しているジアミン部分がエチレンジアミンから誘導され たものである請求項2記載のポリマー。 21.ポリマー鎖が、ω−アミノC1-4アルキルトリ(C1-4アルコキシ)シラ ンである連鎖停止剤により停止された、請求項4記載のポリマー。 22.連鎖停止剤がγ−アミノプロピルトリエトキシシランである請求項21 記載のポリマー。 23.水中に溶解又は分散した請求項1〜22のいずれか1項に記載のポリマ ーの5〜30重量%を構成する低接着性バックサイズコーティング組成物。 24.前記ポリマーの2.5〜10重量%を構成する請求項23記載の組成物 。 25.5重量%以下の融合助剤も含む請求項23記載の組成物。 26.0.5〜5重量%の量の融合助剤も含む請求項23記載の組成物。 27.基材の第1主表面上に塗布された感圧接着剤を有する可撓性基材及び前 記基材の第2主表面上に塗布された請求項1〜22のいずれか1項に記載のポリ ウレタンポリマーを含んでなる感圧接着テープ。 28.基材が火炎処理又はコロナ処理されたポリプロピレンである請求項27 記載の感圧接着テープ。 29.テープがおむつ用テープである請求項28記載の感圧接着テープ。 30.水溶性又は水分散性ポリウレタンポリマーを製造する方法であって、 (a)ポリイソシアネート、ポリエステルポリオール又はポリエーテルポリオ ール、低分子量ジオール連鎖延長剤及びシリコーンポリカルビノールを一緒に反 応させることによりイソシアネートを末端基とするウレタンプレポリマーを調製 する工程;次いで (b)イソシアネートを末端基とするウレタンプレポリマーを低分子量ジアミ ン連鎖延長剤及びモノアミンシラン連鎖停止剤と反応させる工程; を含んでなる方法。 31.工程(b)においてイソシアネートを末端基とするウレタンプレポリマ ーが連鎖延長剤及び連鎖停止剤の水溶液中に導入され、これによってポリウレタ ンの水溶液又は分散液が形成される、請求項30記載の方法。 32.加工工程(a)が有機溶剤中で行われ、有機溶剤中のイソシアネートを 末端基とするウレタンプレポリマーが連鎖延長剤及び連鎖停止剤の水溶液又は分 散液に加えられる、請求項31記載の方 法。 33.有機溶剤が低接着性バックサイズ組成物中で融合助剤として作用するこ とができる溶剤である、請求項32記載の方法。 34.有機溶剤がN−メチルピロリドンである請求項32記載の方法。 35.バックサイズ組成物として請求項1〜22のいずれか1項に記載のポリ マーを片面に有する接着テープ。 36.組成物が約40g/cm〜約160g/cmの範囲内の剥離値を示す、請求項3 5記載の接着テープ。
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