JP2007320613A - コンテナ - Google Patents

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宏 中津井
Masahiro Funaki
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Abstract

【課題】軽量かつ高剛性で丈夫であり、かつ、水洗い等が行えるようなメンテナンスが容易かつ適切に行えるようなコンテナを提供する。
【解決手段】パレット上に立設される側板に、独立発泡性の低発泡樹脂を芯材としてその表裏両面に金属膜が貼着された金属・樹脂複合板により形成された側面板を用いる。また、側板により囲まれる収容空間の底部付近に、収容空間に滞留する液体を外部に導出するための開孔を形成する。また、側板は、断面矩形の筒状部材を含む枠部材を有し、その枠部材に側面板が一体化されて形成された構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、組み立て式コンテナに係り、詳しくは、軽量かつ高剛性で丈夫であり、かつ、水洗い等が行えるようなメンテナンスが容易かつ適切に行えるコンテナに関する。
従来より、使用に際しては、側板をパレット上に組み立て、各種の製品を搬送して使用した後には、側板を分解してパレットの上に重ね合わせて容積を小さくした状態で回収し再利用する組み立て式コンテナが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなコンテナの側板や、あるいはその内部に収容されるトレー、ケース、棚板等として、近年、プラスチック製ハニカム構造板(プラスチック製ダンボール)が使用されている。プラスチック製ダンボールは、軽量である上に強度が維持できるものとし、このようなコンテナに使用するに好適な部材であるとされている。
特開2006−11328号公報
しかしながら、前述したプラスチック製ダンボールは、ポリプロピレン等で形成されているために、ホコリが付着し易いという問題がある。
また、プラスチック製ダンボールは、内部がハニカム構造で多数の連続穴が形成されているため、これを例えば水、洗浄液、薬品等で洗浄すると、連続穴に水等の液体が入り込むことになる。そしてこのような連続穴は小さな穴であるため、これに入り込んだ水等の液体を蒸発等させて完全に除去するためには、時間がかかることになる。従って、このような条件を考慮すると、プラスチック製ダンボールにより構成される部材は、これをコンテナとして組み立てた状態のままであっても、あるいは各構成部品に分解した状態であっても、実質的に水等による洗浄が行えなかった。
すなわち、プラスチック製ダンボールにより構成されるコンテナには、ホコリが付着し易いのに、その水洗い等ができないという問題があった。
また、近年、そのようなプラスチック製ダンボールを使用した組み立て式コンテナは、例えば食品や薬品から工業用の部品等まで種々の物品の搬送に使用されているが、重量の大きい物品の収容、搬送にも使用される機会が多くなるにつれて、その強度が十分ではないという問題も生じている。強度が不十分であると、破損するに至らないとしても、例えば胴ふくれと言われるような形崩れや変形が生じることとなり、収容物を適切に保護することが困難となる可能性がある。また、多数のコンテナを効率よく段積みして保管したり搬送したりすることが不可能になり、収容効率、搬送効率が悪くなるという問題も生じる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、軽量かつ高剛性で丈夫であり、かつ、水洗い等が行えるようなメンテナンスが容易かつ適切に行えるコンテナを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンテナは、パレットと、パレット上に立設される複数の側板とを有する折り畳み式のコンテナであって、前記側板は、独立発泡性の低発泡樹脂を芯材として当該芯材の表裏両面に金属膜が貼着された金属・樹脂複合板により形成された側面板を有することを特徴とするものである。
好ましくは、前記側板により囲まれる収容空間の底部付近に、当該収容空間に滞留する液体を外部に導出するための開孔が具備されているものである。
また好ましくは、前記側板は、断面矩形の筒状部材を含む枠部材を有し、当該枠部材に前記側面板が一体化されて形成されているものである。
なお、本発明において「低発泡」とは、発泡倍率が2倍以下であることを意味する。発泡倍率は、好ましくは1.2〜1.8倍である。
本発明によれば、軽量かつ高剛性で丈夫であり、かつ、水洗い等が行えるようなメンテナンスが容易かつ適切に行えるコンテナを提供することができる。
本発明の一実施形態のコンテナについて、図1〜図10を参照して説明する。
本実施形態に例示するコンテナは、特定の物を被収容対象とするものではなく任意の物を収容可能なコンテナであり、例えば、食品や医薬品等を収容してもよいし、あるいはまた、薄型ガラスを収容したトレーを段積みしてさらに収容するような工業製品の部品等の収容に用いてもよい。
図1は、そのコンテナ100の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、コンテナ100は、パレット110、下枠部材112、床板130、2枚の第1の側板140、2枚の第2の側板160及び上蓋180を有する。
パレット110は、コンテナ100の搬送台であり、その側面にはフォークリフトの爪部が差し込まれるリフト用孔111が形成されている。
パレット110の上部に、その周縁に沿った平面形状の下枠部材112が設置されている。
枠部材の平面図を図2(A)に、側面図を図2(B)及び図2(C)に、図2(B)のA−Aの位置での断面図を図3(A)に、また、図2(B)のB−Bの位置での断面図を図3(B)に各々示す。
下枠部材112は、図3(A)及び図3(B)に示すように断面レール形状(凹形状)の金属部材113(金属としては特に限定されないが、ステンレスおよびアルミニウムが好ましい)が図1及び図2(A)に示すようにパレット110の上面の周縁に沿って配置されるように、パレット110の平面形状に合わせて形成した部材である。金属部材113の凹部114(図3(A)及び図3(B)参照)には、後述する第1の側板140又は第2の側板160が嵌め合わせられ、これにより、第1の側板140及び第2の側板160の下辺の位置がパレット110の周縁の位置に規定される。
金属部材113は、図3(A)及び図3(B)に示すように、外側側壁115の方が内側側壁116よりも高くなるように形成されている。
また、金属部材113の外側側壁115には、ところどころに、図3(B)に示すような水抜き穴117が形成されている。本実施形態においては、図2(B)に示すように、パレット110の長手方向に相当する金属部材113に対しては、両端部及び中央部の3箇所に水抜き穴117が形成されている。また、図2(C)に示すように、パレット110の短手方向に相当する金属部材113に対しては、両端部の2箇所に水抜き穴117が形成されている。
また、下枠部材112の各角部には、図2(A)〜図2(C)に示すように、断面L形状のコーナー金具118が設けられている。
コーナー金具118の、パレット110の長手方向に相当する側面側には、第1の側板140に形成されるピン151を嵌合するための開口119が形成されている。
なお、パレット110は、ステンレス等の金属あるいはプラスチック等により構成される。
床板130は、パレット110上の第1の側板140及び第2の側板160で囲まれた範囲に載置される、コンテナ100の収容空間の下面を規定する板部材である。床板130は、ステンレスやアルミニウムなどの金属、プラスチック、プラスチック製ダンボール、あるいは、側板140、160と同様の後述する独立発泡性の低発泡樹脂を芯材に用いた部材等により構成される。
各々2枚の第1の側板140及び第2の側板160は、パレット110上に所望の被収容物を収容するための収容空間を形成するために、図1に示すように、パレット110上に設置された下枠部材112に嵌合されてパレット110の上周縁に沿って立設される板状部材である。
第1の側板140について図4〜図8を参照して説明する。
図4(A)〜図4(C)は、第1の側板140の構成を示す図であって、図4(A)は第1の側板140の正面図であり、図4(B)は第1の側板140の上面図であり、図4(C)は第1の側板140の側面図である。
また、図5は、図4(B)の領域Cの拡大図である。
また、図6(A)及び図6(B)は、各々、枠部材141の上辺部材145及び下辺部材146の断面形状、及び、これらに対する側面板142の設置形態を説明するための図である。
また、図7は、第1の側板140に形成される水抜き穴を説明するための図であり、図8は、図4に示した第1の側板を下枠部材に設置した時に形成される水抜き穴を説明するための図である。
図4(A)〜図4(C)に示すように、第1の側板140は、第1の側板140の周縁の枠を形成する枠部材141、枠部材141に接合される側面板142、第1の側板140の両側に配置される側部部材143、及び、側面板142を枠部材141に固定するための側面板固定部材147を有する。
枠部材141は、第1の側板140の左右両辺に沿って垂直に配置される2本の垂直部材144と、第1の側板140の上辺に沿って2本の垂直部材144の上端を接続するように水平に配置される上辺部材145と、第1の側板140の下辺に沿って2本の垂直部材144の下端を接続するように水平に配置される下辺部材146とを有する。
これら、2本の垂直部材144、及び、上辺部材145、下辺部材146は、例えば溶接により一体的に形成される。
枠部材141の2本の垂直部材144は、各々、断面が矩形の中空(筒状)金属パイプ(角パイプ)である。金属としては特に限定されないが、ステンレスおよびアルミニウムが好ましい。
図5に詳細に示すように、垂直部材144の外側側面に、断面L字の金属板状部材(金属としては特に限定されないが、ステンレスおよびアルミニウムが好ましい)である側部部材143が溶接等により固着される。この時、垂直部材144の前面(第1の側板140において側面板142が装着される面であってコンテナ100の外側となる面)と、この面のさらに前方に配置される側部部材143の一方の板面との間には、側面板142の厚みに相当する間隙(溝)150が形成されるように、側部部材143と垂直部材144とを固着する。側面板142を枠部材141に装着する際には、枠部材141の両側において垂直部材144と側部部材143との間に構成されるこの間隙(溝)150に側面板142が差し込まれる。
側部部材143の前面の下方には、図4(A)〜図4(C)に示すように、第1の側板140をパレット110上の下枠部材112に装着するためのピン151が形成されている。
また、側部部材143の垂直部材144との固着面の上方端部には、図4(C)に示すように、後述する第2の側板160の係合ピン171(図9参照)を係合させるための開口部152が形成されている。開口部152は、図示のごとく、大小2つの円形開口が8の字状に接合した形状を有する。開口部152においては、上方の円形開口が径の大きな開口であり、下方の開口が径の小さな開口となっている。第2の側板160と第1の側板140とを係合させる時には、第2の側板160の係合ピン171が開口部152の上方の大きな径の開口に挿入された後、第2の側板160の全体が下方にずらされる。その結果、第2の側板160の係合ピン171の支持部分(首部分)は開口部152の径の小さい部分に挿入され、第2の側板160を再び持ち上げない限り、係合ピン171の頭部は開口部152の径の小さい部分から抜けなくなる(図10参照)。その結果、第2の側板160は、第1の側板140に対して、面方向(第2の側板160の面が倒れる方向)において傾倒不能に固定される。
一方、枠部材141の上辺部材145及び下辺部材146は、各々、断面が図6(A)及び図6(B)に示すような形状に折り曲げられた金属板状部材(金属としては特に限定されないが、ステンレスおよびアルミニウムが好ましい)である。
すなわち、上辺部材145は、図6(A)に示すように、長方形の一方の長辺の一部を切り欠いたような断面形状の金属部材であり、上辺部材145は、この切り欠きが形成された長辺がコンテナ100の外側となるように枠部材141に組み込まれる。そして、枠部材141に側面板142を装着する際に、上辺部材145の部分においては、この切り欠いた部分を塞ぐように側面板142が配置され、これら上辺部材145及び側面板142に対して断面コの字形状の側面板固定部材147が嵌合される。これにより、第1の側板140の上辺において、側面板142が枠部材141に固定される。
また、下辺部材146は、図6(B)に示すように、長方形の1つの角部分を切り欠いたような断面形状の金属部材であり、下辺部材146は、この切り欠いた角部が枠部材141の内側(上辺部材145の側)でコンテナ100の外側となるように枠部材141に組み込まれる。このような形態において、下辺部材146は、図示のごとく、その外側で下側の角部の内側148に対して、上辺の外側先端部149が、側面板142の厚み分、内側にずれた構成となっている。その結果、下辺部材146に対して、図示のごとく側面板142を嵌合させることが可能となる。すなわち、下辺部材146の下側の角部148と上辺の先端部149とにより、下辺部材146に嵌入された側面板142を保持することができるようになっている。換言すれば、下辺部材146は、断面がこのような形態となるように形成される。
側面板142は、枠部材141に装着されることにより実質的に第1の側板140を形成し、パレット110上に被収容物の収容空間を形成する平板状部材である。
本実施形態において、側面板142は、独立発泡性の低発泡樹脂を芯材として、この表裏両面に金属膜を貼着した金属・樹脂複合材を用いる。低発泡樹脂の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどが挙げられるが、軽さと強度とのバランスより、ポリエチレンが好ましい。具体的には、芯材として、独立発泡性の低発泡ポリエチレンを用い、金属膜として、アルミニウム(A−3004)あるいはステンレス(例えば、SUS−304)を用いた金属・樹脂複合材を用いる。
このような部材により形成される側面板142は、芯材が独立発泡性の低発泡ポリエチレンであるため、非常に軽量である。また、その芯材は吸水が無い無水性の材料であり、耐水性が非常に高い。また、表面材として硬質の金属を用いているため、強度が強く剛性も高い。
本実施形態においては、側面板142として、三共ユナイト工業株式会社製のアルミニウム及び独立発泡性の低発泡ポリエチレンからなる金属・樹脂複合板(商品名:ライトニウム(ライトニウムは、株式会社三共化学産業の登録商標))、又は、ステンレス及び独立発泡性の低発泡ポリエチレンからなる金属・樹脂複合板(商品名:サスライト(サスライトは、三共ユナイト工業株式会社の登録商標))を用いる。本実施形態においては、共に、低発泡ポリエチレンの発泡倍率は1.5倍である。複合板全体の厚みは2〜4mmのものが好ましく、3〜4mmのものがより好ましい。表面の金属膜の厚さは好ましくは50〜500μmである。複合板の比重は0.8〜1.2g/cmのものが好ましい。
また、このような構成の第1の側板140において、その下端部には、図4(A)に示すように、水抜き穴153が3箇所形成されている。
水抜き穴153が形成されている部分の第1の側板140の断面を、図7に示す。
図7に示すように、水抜き穴153の部分においては、枠部材141の下辺部材146の下辺が、図4(A)に示すような平面半円形状に切り欠かれている。この部分においても、側面板142には切り欠きは形成されていない。第1の側板140の側面板142は、枠部材141の下辺部材146により下辺を支持されており、下辺部材146の板を介してパレット110上の下枠部材112に当接され設置される。従って、側面板142に切り欠きを形成しなくても、このように下辺部材146の下辺部に切り欠き部を形成することにより、第1の側板140には、第1の側板140の表裏を貫通する開口であって、下辺部材146の板厚に相当する高さを有する水抜き穴153が形成される。
また、水抜き穴153を形成する位置は、第1の側板140をパレット110上の下枠部材112上に設置した際に、図2(B)に示すような下枠部材112に形成されている水抜き穴117が配置される位置と同じ位置とする。
その結果、側面板142を下枠部材112上に設置した場合には、下枠部材112の水抜き穴117と第1の側板140の水抜き穴153とが重なって、図8に示すような断面形状となる。すなわち、水抜き穴117及び水抜き穴153とにより、コンテナ100の内部空間と外部とをつなぐ開口、すなわち水等をコンテナ100の内部から外部に放出する開孔が形成される。
次に、第2の側板160について、図8を参照して説明する。
図8(A)及び図8(B)は、第2の側板160の構成を示す図であって、図8(A)は第2の側板160の正面図であり、図8(B)は第2の側板160の上面図である。
第2の側板160の基本的な構成は、前述した第1の側板140と同じであって、第2の側板160が第1の側板140と異なるのは、その平面形状と、第2の側板160を隣接する第1の側板140と接続するための側部部材163の構成である。
すなわち、第2の側板160の枠部材161、側面板162及び側面板固定部材167の構成、材料等は、各々、第1の側板140の枠部材141、側面板142及び側面板固定部材147の構成、材料等と同じであり、側面板162の枠部材161への側面板固定部材167を用いた装着方法も第1の側板140と同じである。
また、水抜き穴173の構成も第1の側板140の水抜き穴153と同じである。ただし、第1の側板140には両端と中央の3箇所に水抜き穴153が形成されていたのに対して、第2の側板160においては、両端のみの2箇所に水抜き穴173が形成されている。
第2の側板160の側部部材163は、図9(B)に示すように断面L字状に折り曲げられた金属板状部材である。金属としては特に限定されないが、ステンレスおよびアルミニウムが好ましい。第1の側板140の側部部材143とは異なり、側部部材163においては、折り曲げられた各板面の幅はほぼ同じに形成されている。
そして、側部部材163の表面(側面板162が装着される面)側の板面の上方には、第2の側板160を第1の側板140に係合し固定するための係合ピン171が配置されている。前述したように、係合ピン171は、第1の側板140の開口部152に対応する位置に形成されており、係合ピン171を開口部152の径の大きい部分を通過させて開口部152に挿入した後、第2の側板160を下方に移動させることにより、係合ピン171の首部分が開口部152の径の細い部分に挿入され、係合ピン171の頭部は開口部152(の径の細い部分)から抜けなくなる。このような作用により、第2の側板160は第1の側板140に対して固定される。
また、パレット110上に立設される各々2枚の第1の側板140及び第2の側板160で囲まれた収容空間の上部開口に、上蓋180が装着される。上蓋180は、図示せぬ任意の係止手段により、第1の側板140及び上蓋180に対して係止され、コンテナ100の内部の収容区間を閉塞する。なお、上蓋180も、ステンレスやアルミニウムなどの金属、プラスチック、プラスチック製ダンボール、あるいは、側板140、160と同様の独立発泡性樹脂を芯材に用いた板部材等により構成される。
このような構成により、コンテナ100は、組み立て自在に構成される。
すなわち、所望の収容物を収容し搬送する際には、まず、コンテナ100の上に第1の側板140を対向させて立設する。その時は、第1の側板140の下辺を下枠部材112の溝部分114に嵌合し、第1の側板140のピン151を、コーナー金具118の開口119に挿入する。
次に、第2の側板160を、対向配置された2枚の第1の側板140の間の両端部に配置し、第2の側板160を下枠部材112の溝部分114から若干浮かせた状態で、第2の側板160の係合ピン171を第1の側板140の開口部152に挿入する。
そして、この状態で第2の側板160を下方に移動させる。すなわち、第2の側板160を下枠部材112の溝部分114に挿入するとともに、係合ピン171を開口部152の径の小さい部分に移動させる。
その結果、第1の側板140と第2の側板160との接合部分は図10のように係合ピン171と開口部152とが係止された状態となる。
この状態において、第2の側板160は、その両側端部は第1の側板140に当接されて規定されており、その下辺部はパレット110上の下枠部材112のレール状の溝114に嵌合されており、また、その上辺においては、係合ピン171が開口部152の径の細い部分に係合されており、パレット110及びパレット110上に対向配置された2枚の第1の側板140の間に固定される。
また、第1の側板140は、その下辺はパレット110上の下枠部材112のレール状の溝114に嵌合されており、その上方においては、側部部材143の開口部152が第2の側板160の係合ピン171と係合されているために、表裏両面に対して倒れないようになっている。また、第1の側板140のピン151が下枠部材112のコーナー金具118の開口119に係合されているので、第1の側板140は下枠部材112から垂直方向に上方に移動不能な状態とされている。
以上の結果、第1の側板140と第2の側板160は一体的に形成され、パレット110の上方に抜けないようにパレット110とも一体化されている。
また、第1の側板140及び第2の側板160で囲まれるパレット110の内部には床板130が配置され、また、第1の側板140及び第2の側板160で構成されるコンテナ100の収容空間の上方開口には上蓋180が装着される。
その結果、パレット110の上に、第1の側板140、第2の側板160、床板130及び上蓋180で囲まれた収容空間が形成され、この空間に被収容物を収容することにより、所望の被収容物を適切に収容し、搬送等することができる。
また、コンテナ100を解体する時には、上蓋180を外し、第2の側板160を上方に若干ずらして上部をコンテナ内側方向に傾けることにより、係合ピン171を開口部152から外す。その結果、第2の側板160は下枠部材112及び第1の側板140から分離されて取り外し可能となる。
また、第2の側板160を取り外したら、第1の側板140をコンテナの内側方向に倒すことができるので、そのようにコンテナの内側方向に倒す。その結果、第1の側板140のピン151が下枠部材112のコーナー金具118の開口119から分離される。
第1の側板140のピン151が開口119から抜けると、第1の側板140は上方に移動可能となるので、第1の側板140を持ち上げてパレット110の溝114から離脱させる。その結果、第1の側板140もパレット110から分離される。
このようにして、コンテナ100は容易に解体することができる。
このように、本実施形態のコンテナ100は、容易に組み立て及び解体が可能であり、組み立てた時には、任意の被収容物を内部に適切に収容することができる。また、解体した時には容積を小さくすることができ、コンテナ100の回収等を効率よく行うことができる。
また、コンテナ100においては、少なくとも第1の側板140及び第2の側板160の側面板を、前述したような、独立発泡性の低発泡ポリエチレンを芯材として両面にアルミニウムやステンレス等の金属膜を貼着した金属・樹脂複合材を用いている。従って、コンテナ100を軽量かつ高剛性で丈夫にすることができ、例えば従来生じていたような胴ふくれ等の変形を防止することができる。
また、側板140、160の枠部材141、161として、角パイプを用いているので、これを軽量かつ強固に形成することができる。その結果、この点においても、コンテナ100を軽量かつ高剛性で丈夫にすることができ、また、胴ふくれ等の変形を防止することができる。
また、このような側面板142、162は、独立発泡性の低発泡樹脂を芯材として使用していることにより、従来しばしば仕様されていたプラスチック製ダンボールのように内部に連続穴となる空間を有していないので、例えば水洗い等をした時でも側面板の内部に水分が入り込むことが無い。従って、コンテナ100を水等で洗浄することができ、メンテナンスが容易かつ適切に行えるようになる。
また、コンテナ100においては、第1の側板140及び第2の側板160に水抜き穴153及び水抜き穴173が形成されているので、コンテナ100の内部収容空間にたまった水分を、この水抜き穴153、173から外部に抜くことができる。従って、コンテナ100を組み立てた状態で丸洗いすること等が可能となり、この点においてもコンテナ100のメンテナンスが容易かつ適切に行えるようになる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
図1は、本発明の一実施形態のコンテナの構成を示す概略斜視図である。 図2は、図1に示したコンテナのパレット上に設置される下枠部材の構成を示す図である。 図3は、図2に示した下枠部材の断面形状を示す図である。 図4は、図1に示したコンテナの第1の側板の構成を示す図である。 図5は、図4に示した第1の側板の上方角部の詳細図である。 図6は、図4に示した第1の側板の上辺部材及び下辺部材の断面形状、及び、側面板との接合状態を説明する図である。 図7は、図4に示した第1の側板に形成される水抜き穴の構成を説明する図である。 図8は、図4に示した第1の側板を下枠部材に設置した時に形成される水抜き穴を説明するための図である。 図9は、図1に示したコンテナの第2の側板の構成を示す図である。 図10は、図4に示した第1の側板と図9に示した第2の側板とを係合設置した状態を説明するための図である。
符号の説明
100…コンテナ
110…パレット
111…リフト用孔
112…下枠部材
113…断面レール形状金属部材
114…側板嵌入用凹部
115…外側側壁
116…内側側壁
117…水抜き穴
118…コーナー金具
119…開口
140…第1の側板
141…枠部材
144…垂直部材
145…上辺部材
146…下辺部材
148…下辺部材の下辺外側角部
149…下辺部材の上辺先端部
153…水抜き穴
142…側面板
143…側部部材
150…側面板嵌入用溝(凹部)
151…ピン
152…開口部
147…側面板固定部材
160…第2の側板
161…枠部材
173…水抜き穴
162…側面板
163…側部部材
171…係合ピン
167…側面板固定部材

Claims (3)

  1. パレットと、パレット上に立設される複数の側板とを有する折り畳み式のコンテナであって、
    前記側板は、独立発泡性の低発泡樹脂を芯材として当該芯材の表裏両面に金属膜が貼着された金属・樹脂複合板により形成された側面板を有することを特徴とするコンテナ。
  2. 前記側板により囲まれる収容空間の底部付近に、当該収容空間に滞留する液体を外部に導出するための開孔が具備されていることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ。
  3. 前記側板は、断面矩形の筒状部材を含む枠部材を有し、当該枠部材に前記側面板が一体化されて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナ。
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