JP2007320504A - トラクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ボンネット内のボンネットサポート前方にエンジンが配置され、ボンネット内のエンジン上方にパワステコントローラが設けられ、パワステコントローラから後方のステアリングハンドル側に動力を取り出すようにしたトラクタにおいて、
前端側がエンジンに固定された前サポートと、後端側がエンジンに固定された後サポートとが設けられ、前サポートの後端部と後サポートの前端部とが互いに連結固定され、前サポートと後サポートとの連結部分に、パワステコントローラが取り付けられ、後サポートの中途部とボンネットサポートとを連結する連結部材が設けられている。
【選択図】図1
Description
この種の従来のトラクタでは、エンジンに1のサポートを突設し、このサポートにパワステコントローラを取り付るようにしたのが一般的であり、なかには、上記サポートの中途部とボンネットサポートとを連結部材により連結するようにしたものもあった(特に公知文献としては開示されていないが、実際のトラクタにそのように実施していた)。
本発明は上記問題点に鑑み、ボンネットサポートによるボンネットの支持及びサポートによるパワステコントローラの固定を強固になすことにより、パワステコントローラが発生する異音を低減すると共に、ボンネットの支持も強化し得るようにしたものである。
前端側がエンジンに固定された前サポートと、後端側がエンジンに固定された後サポートとが設けられ、前サポートの後端部と後サポートの前端部とが互いに連結固定され、前サポートと後サポートとの連結部分に、パワステコントローラが取り付けられ、後サポートの中途部とボンネットサポートとを連結する連結部材が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記ボンネットサポートは、トラクタ車体に立設した左右一対の支柱と、左右一対の支柱間に連結した連結杆とを備え、前記連結部材が後サポートの中途部とボンネットサポートの連結杆との間に連結されている点にある。
前記後サポートは、エンジンの前端面に沿って上下方向に配置されたエンジン固定部と、エンジン固定部の上端から前方に突設された中間板部と、中間板部の前端から上方に突出された連結板部とを備え、後サポートのエンジン固定部がエンジンの前端面にボルト等の固定具で固定され、
前サポートの連結板部と後サポートの連結板部とは互いに重合されて、ボルト等の締結具で締結され、この重合された連結板部に、前記パワステコントローラが前方突出状に取り付けられ、前サポートの連結板部と後サポートの連結板部とに、パワステコントローラの回転軸が前後方向に挿通され、この回転軸は、ベアリングを介して前後方向の軸心廻りに回転自在に支持されている点にある。
図1はトラクタの側面図であり、トラクタ車体1はエンジン2、クラッチハウジング3、ミッションケース4、前車軸フレーム5等を直結して構成されている。トラクタは2軸4輪型であり、エンジン2からの駆動で2輪駆動又は4輪駆動に切換可能になっている。エンジン2から前方へ延出して設けられた前車軸フレーム5の上方には、エンジン2をはじめ、その周辺に付設される各種機器類やエンジン補機等を含めて全体的に取り囲むようにしたボンネット7が設けられている。
図1に示すように、ボンネット7内には、エンジン2の前部からその前方へ向けて空調用コンプレッサ9、ベルト駆動部10、冷却ファン11、ラジエータ12、オイルクーラ13、空調用レシーバ14、空調用コンデンサ15及びバッテリ16が設けられ、冷却ファン11、空調用コンプレッサ9をエンジン2の動力によって回転駆動するように構成されている。
前記空調設備は、エアコン本体の他に、空調用コンプレッサ9、空調用レシーバ14、空調用コンデンサ15等を備えて成り、例えば、冷媒を空調用コンプレッサ9で圧縮し、その圧縮した冷媒を、冷却ファン11の駆動によってボンネット7内に吸入した外気を利用して、空調用コンデンサ15で冷却した後、その冷媒を空調用レシーバ14に貯えておき、空調用レシーバ14から冷媒をエアコン本体に送り、エアコン本体側で冷媒によって空気を冷却して、その冷却空気でキャビン内を冷房するように構成されている。
ボンネット7の後端部に、トラクタ車体1のクラッチハウジング3に立設したボンネットサポート31が設けられている。ボンネットサポート31は、左右一対の支柱32と、左右一対の支柱32の上端部間に連結した上連結杆33と、左右一対の支柱32の上下方向の中途部間に連結した下連結杆34と、上連結杆33上に取付固定されたコの字状の支持杆35とを備える。支持杆35に左右方向の支持軸36が保持されている。ボンネットサポート31の上連結杆33にボルト等の締結具30により、L字状の支持ステー38が前方突出状に取り付けられ、支持ステー38にマフラーパイプ42が載置して固定され、これによりボンネットサポート31の上部にマフラーパイプ42が取り付けられている。マフラーパイプ42の後部側は、ボンネット7の天板部25後端に上下貫通間状に挿通されてボンネット7上方に突出されている。
前端側がエンジン2に固定された前サポート47と、後端側がエンジン2に固定された後サポート48とが設けられ、前サポート47の後端部と後サポート48の前端部とが互いに連結固定され、前サポート47と後サポート48との連結部分に、パワステコントローラ43が取り付けられ、後サポート48の中途部とボンネットサポート31とを連結する連結部材49が設けられている。連結部材49の前端部は後サポート48の中途部にボルトナット等の締結具50により固定され、連結部材49の後端部はボンネットサポート31の下連結杆34にボルトナット等の締結具51により固定されている。
前サポート47の連結板部54と後サポート48の連結板部63とは互いに重合されて、ボルト等の締結具65で締結され、この重合された連結板部54,56に、前記パワステコントローラ43が前方突出状に取り付けられ、前サポート47の連結板部54と後サポート48の連結板部54とに、パワステコントローラ43の回転軸44が前後方向に挿通され、この回転軸44はベアリング67を介して前後方向の軸心廻りに回転自在に支持されている。
2 エンジン
7 ボンネット
2 天板部
31 ボンネットサポート
32 支柱
34 下連結杆
36 支持軸
42 マフラーパイプ
43 パワステコントローラ
44 回転軸
47 前サポート
48 後サポート
49 連結部材
53 エンジン固定部
54 連結板部
55 ダンパ取付板
57 エンジン固定板
58 固定具
61 エンジン固定部
62 中間板部
63 連結板部
64 固定具
65 締結具
67 ベアリング
70 ダンパ
Claims (5)
- ボンネット(7)の後端部側に、トラクタ車体(1)に立設したボンネットサポート(31)が設けられ、ボンネットサポート(31)の上端部に、ボンネット(7)の天板部(25)側の後端部が左右方向の支持軸(36)廻りに開閉自在に支持され、ボンネット(7)内のボンネットサポート(31)前方にエンジン(2)が配置され、ボンネット(7)内のエンジン(2)上方にパワステコントローラ(43)が設けられ、パワステコントローラ(43)から後方のステアリングハンドル側に動力を取り出すようにしたトラクタにおいて、
前端側がエンジン(2)に固定された前サポート(47)と、後端側がエンジン(2)に固定された後サポート(48)とが設けられ、前サポート(47)の後端部と後サポート(48)の前端部とが互いに連結固定され、前サポート(47)と後サポート(48)との連結部分に、パワステコントローラ(43)が取り付けられ、後サポート(48)の中途部とボンネットサポート(31)とを連結する連結部材(49)が設けられていることを特徴とするトラクタ。 - 前記ボンネット(7)の天板部(25)側を左右方向に支持軸(36)廻りに開閉揺動させるダンパ(70)がボンネット(7)内のエンジン(2)上方に設けられ、ダンパ(70)の一端部は前サポート(47)側に取り付けられ、ダンパ(70)の他端部はボンネット(7)の天板部(25)側の後端部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
- 前記ボンネットサポート(31)は、トラクタ車体(1)に立設した左右一対の支柱(32)と、左右一対の支柱(32)間に連結した連結杆(34)とを備え、前記連結部材(49)が後サポート(48)の中途部とボンネットサポート(31)の連結杆(34)との間に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
- 前記前サポート(47)は、前後方向に配置されたエンジン固定部(53)とエンジン固定部(53)の前端部から上方に突出した連結板部(54)とを有し、前サポート(47)のエンジン固定部(53)の後端部にダンパ取付板(55)が側方に向けて突設され、ダンパ取付板(55)の側端部にエンジン固定板(57)が固設され、エンジン固定板(57)がボルト等の固定具(58)でエンジン(2)に固定され、
前記後サポート(48)は、エンジン(2)の前端面に沿って上下方向に配置されたエンジン固定部(61)と、エンジン固定部(61)の上端から前方に突設された中間板部(62)と、中間板部(62)の前端から上方に突出された連結板部(63)とを備え、後サポート(48)のエンジン固定部(61)がエンジン(2)の前端面にボルト等の固定具(64)で固定され、
前サポート(47)の連結板部(54)と後サポート(48)の連結板部(63)とは互いに重合されて、ボルト等の締結具(65)で締結され、この重合された連結板部(54,63)に、前記パワステコントローラ(43)が前方突出状に取り付けられ、前サポート(47)の連結板部(54)と後サポート(48)の連結板部(63)とに、パワステコントローラ(43)の回転軸(44)が前後方向に挿通され、この回転軸(44)は、ベアリング(67)を介して前後方向の軸心廻りに回転自在に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。 - 前記ボンネットサポート(31)の上部にマフラーパイプ(42)が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010076486A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Kubota Corp | 走行車輌のボンネット装置 |
JP2011000932A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Kubota Corp | 走行車両のボンネット支持構造 |
JP2016187970A (ja) * | 2015-03-28 | 2016-11-04 | 井関農機株式会社 | 作業車両 |
-
2006
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