JP4542410B2 - 農用トラクタ - Google Patents
農用トラクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4542410B2 JP4542410B2 JP2004304183A JP2004304183A JP4542410B2 JP 4542410 B2 JP4542410 B2 JP 4542410B2 JP 2004304183 A JP2004304183 A JP 2004304183A JP 2004304183 A JP2004304183 A JP 2004304183A JP 4542410 B2 JP4542410 B2 JP 4542410B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- support frame
- fan
- shielding member
- outside air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
これにより、ファンの回転により外気が前方からラジエータに導入されて、ラジエータを通過した外気がエンジンの周囲を通って後方に流れる。
これにより、ファンの回転により外気が前方からラジエータに導入されて、ラジエータを通過した外気がエンジンの周囲を通って後方に流れるのに加えて、ラジエータを通過した外気の一部が右又は左の支持フレームの横外側を下方に流れることがあり、外側の風向きによっては、前述のラジエータを通過した外気の一部が右又は左の支持フレームの横外側を前方に流れ、上方に流れてラジエータの前面に達し、ラジエータに再び導入されることがある。ラジエータを通過した外気の一部は高温であるので、前述のようにラジエータを通過した外気の一部がラジエータに再び導入されると、ラジエータの冷却性能の低下を招くおそれがある。
本発明は農用トラクタにおいて、機体の前部にエンジン及びラジエータを配置した場合に、ラジエータの冷却性能の低下を防止することを目的としている。
本発明の第1特徴は、
機体の前部に備えられたエンジンの前部に、前記エンジンからの動力が伝動ベルトにより伝達されて回転駆動されるファンを備えて、前記エンジンの下部から前方に向けて右及び左の支持フレームを延出し、前記右及び左の支持フレームよりも幅広のラジエータを、前記右及び左の支持フレームにおける前記ファンの前側部分に支持させて、前記ファンの回転により外気が前方から前記ラジエータに導入されるように構成し、
前記右及び左の支持フレームのうちの一方の支持フレームの横外側で前記ラジエータの下部の後側に、ラジエータホースを前後方向に配置し、
前記右及び左の支持フレームのうちの他方の支持フレームのみの横外側で前記ラジエータの下部から後方の部分に、前記ラジエータを通過した外気が下方に流れるのを止める第1遮蔽部材を備えて、当該第1遮蔽部材の後端側を前記伝動ベルトの横外側にまで延長し、
前記ラジエータ及び前記ファンの下側における前記右及び左の支持フレームの下部に亘って横平板状の横フレームを連結し、前記ラジエータの下側に、前記ラジエータと前記横フレームとに亘って、かつ前記右及び左の支持フレームに亘って、前記ラジエータを通過した外気が前方に流れるのを止める縦平板状の第2遮蔽部材を備えてある。
本発明の第1特徴によると、例えば図2,3,4に示すように、ファン12の回転により外気が前方からラジエータ20に導入されて、ラジエータ20を通過した外気がエンジン1の周囲を通って後方に流れる。この場合、ラジエータ20を通過した外気の一部が右又は左の支持フレーム11の横外側を下方に流れようとしても、ラジエータ20を通過した外気の一部が第1遮蔽部材29又はラジエータホース32によって止められる。これにより、ラジエータ20を通過した外気の一部が右又は左の支持フレーム11の横外側を下方に流れ、右又は左の支持フレーム11の横外側を前方に流れて上方に流れ、ラジエータ20の前面に達してラジエータ20に再び導入されると言う状態が防止される。
ところで、右及び左の支持フレームでラジエータを支持させた場合、ラジエータを通過した外気の一部が右及び左の支持フレームの間を下方に流れることがあり、外側の風向きによっては、ラジエータを通過した外気の一部が右及び左の支持フレームの間を前方に流れ、上方に流れてラジエータの前面に達し、ラジエータに再び導入されることがあるが、本発明の第1特徴によると、例えば図2,3,4に示すように、ラジエータ20の下側で右及び左の支持フレーム11の間に第2遮蔽部材30を備えていることから、ラジエータ20を通過した外気の一部が右及び左の支持フレーム11の間を流れてラジエータに再び導入されると言う状態が、第2遮蔽部材30によって防止される。
本発明の第1特徴によると、ラジエータを通過した外気の一部が右又は左の支持フレームの横外側や右及び左の支持フレームの間を流れてラジエータに再び導入されると言う状態を防止することができる点、及びラジエータを通過した外気の一部が第1遮断部材によって後方に案内されるようになることが期待できる点により、ラジエータの冷却性能の低下を防止することができるようになった。
本発明の第2特徴は、上記第1特徴において、
前記右及び左の支持フレームの左右中央から前記他方の支持フレーム側に、前記ファンの回転中心を偏位させると共に、
前記ファンが偏位する側の前記他方の支持フレームの横外側に、前記第1遮蔽部材を備えてある。
農用トラクタでは、各部の配置等の関係により、右及び左の支持フレームの左右中央から右又は左にファンの回転中心が偏位していることがある。
本発明の第2特徴によると、ラジエータを通過した外気の一部が他方の支持フレームの横外側を流れてラジエータに再び導入されると言う状態を有効に防止することができるようになって、ラジエータの冷却性能の低下を防止することができるようになった。
本発明の第3特徴は、上記第1又は第2特徴において、
前記右及び左の支持フレームにおける前記ファンの前側部分の上部から横外側に向けて右及び左のブラケットを延出し、当該右及び左のブラケットの上側に前記ラジエータの下部を支持し、
前記第1遮蔽部材を、横板部と、当該横板部の横外端から斜め外方上方に延出された縦板部とを備えた断面へ字状に形成し、
前記他方の支持フレームに備えられた前記ブラケットの下面側に前記第1遮蔽部材の横板部を下側から当て付けた状態で前記第1遮蔽部材を固定してある。
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、左の支持フレーム11の横外側に第1遮蔽部材29を備え、右の支持フレーム11の横外側にラジエータホース32や他の配管(図示せず)が前後方向に配置されるように構成してもよい。又、右及び左の支持フレーム11の両方の横外側に第1遮蔽部材29を備えるように構成してもよい。
11 右及び左の支持フレーム
11a 右及び左のブラケット
12 ファン
13 伝動ベルト
20 ラジエータ
29 第1遮蔽部材
29a 横板部
29b 縦板部
30 第2遮蔽部材
31 横フレーム
32 ラジエータホース
CL 右及び左の支持フレームの左右中央
Claims (3)
- 機体の前部に備えられたエンジンの前部に、前記エンジンからの動力が伝動ベルトにより伝達されて回転駆動されるファンを備えて、前記エンジンの下部から前方に向けて右及び左の支持フレームを延出し、前記右及び左の支持フレームよりも幅広のラジエータを、前記右及び左の支持フレームにおける前記ファンの前側部分に支持させて、前記ファンの回転により外気が前方から前記ラジエータに導入されるように構成し、
前記右及び左の支持フレームのうちの一方の支持フレームの横外側で前記ラジエータの下部の後側に、ラジエータホースを前後方向に配置し、
前記右及び左の支持フレームのうちの他方の支持フレームのみの横外側で前記ラジエータの下部から後方の部分に、前記ラジエータを通過した外気が下方に流れるのを止める第1遮蔽部材を備えて、当該第1遮蔽部材の後端側を前記伝動ベルトの横外側にまで延長し、
前記ラジエータ及び前記ファンの下側における前記右及び左の支持フレームの下部に亘って横平板状の横フレームを連結し、前記ラジエータの下側に、前記ラジエータと前記横フレームとに亘って、かつ前記右及び左の支持フレームに亘って、前記ラジエータを通過した外気が前方に流れるのを止める縦平板状の第2遮蔽部材を備えてある農用トラクタ。 - 前記右及び左の支持フレームの左右中央から前記他方の支持フレーム側に、前記ファンの回転中心を偏位させると共に、
前記ファンが偏位する側の前記他方の支持フレームの横外側に、前記第1遮蔽部材を備えてある請求項1に記載の農用トラクタ。 - 前記右及び左の支持フレームにおける前記ファンの前側部分の上部から横外側に向けて右及び左のブラケットを延出し、当該右及び左のブラケットの上側に前記ラジエータの下部を支持し、
前記第1遮蔽部材を、横板部と、当該横板部の横外端から斜め外方上方に延出された縦板部とを備えた断面へ字状に形成し、
前記他方の支持フレームに備えられた前記ブラケットの下面側に前記第1遮蔽部材の横板部を下側から当て付けた状態で前記第1遮蔽部材を固定してある請求項1又は2に記載の農用トラクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004304183A JP4542410B2 (ja) | 2004-10-19 | 2004-10-19 | 農用トラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004304183A JP4542410B2 (ja) | 2004-10-19 | 2004-10-19 | 農用トラクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006117005A JP2006117005A (ja) | 2006-05-11 |
JP4542410B2 true JP4542410B2 (ja) | 2010-09-15 |
Family
ID=36535321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004304183A Active JP4542410B2 (ja) | 2004-10-19 | 2004-10-19 | 農用トラクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4542410B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008263886A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Kubota Corp | 水田作業車 |
JP5473816B2 (ja) * | 2010-07-23 | 2014-04-16 | 株式会社クボタ | 作業車 |
KR102275197B1 (ko) * | 2015-01-19 | 2021-07-08 | 주식회사 대동 | 농업용 작업차 및 농업용 작업차의 흡기/냉각 모듈 조립 방법 |
JP6540136B2 (ja) * | 2015-03-23 | 2019-07-10 | 井関農機株式会社 | 作業車両 |
JP6297518B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2018-03-20 | ヤンマー株式会社 | トラクタ |
JP6283621B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2018-02-21 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
WO2016157651A1 (ja) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
JP6448507B2 (ja) | 2015-10-20 | 2019-01-09 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5676119U (ja) * | 1979-11-15 | 1981-06-22 | ||
JPS6343826U (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-24 | ||
JPH1191370A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-06 | Kubota Corp | 走行車両の冷却空気流通構造 |
-
2004
- 2004-10-19 JP JP2004304183A patent/JP4542410B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5676119U (ja) * | 1979-11-15 | 1981-06-22 | ||
JPS6343826U (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-24 | ||
JPH1191370A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-06 | Kubota Corp | 走行車両の冷却空気流通構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006117005A (ja) | 2006-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8544582B2 (en) | Utility vehicle | |
CN106794756B (zh) | 作业车辆 | |
JP6498017B2 (ja) | 作業車両 | |
US8684116B2 (en) | Construction machine provided with engine room | |
US8631895B2 (en) | Exhaust device for work vehicle | |
EP1582715A1 (en) | Vehicle Cooling Package | |
JP6566817B2 (ja) | 作業車 | |
US11292335B2 (en) | Working vehicle | |
JP4542410B2 (ja) | 農用トラクタ | |
US8887858B2 (en) | Exhaust device for work vehicle | |
JP6297518B2 (ja) | トラクタ | |
JP6283621B2 (ja) | 作業車両 | |
JP6109341B2 (ja) | トラクタのボンネットの構造 | |
JP6401568B2 (ja) | トラクタ | |
WO2016157651A1 (ja) | 作業車両 | |
JP6032569B2 (ja) | 作業車輌の原動部構造 | |
JP5071797B2 (ja) | 車両用エンジンの冷却装置 | |
JP4771867B2 (ja) | トラクタ | |
JP2018043636A (ja) | 車両用冷却装置 | |
KR100680538B1 (ko) | 흡/배기 역전 엔진의 센서부 열해방지를 위한 에어 디플렉터 | |
JP6309424B2 (ja) | 作業車両 | |
JP5473816B2 (ja) | 作業車 | |
JP5470094B2 (ja) | トラクタのマフラ配置構造 | |
JP5984503B2 (ja) | トラクタの排気装置 | |
WO2016060027A1 (ja) | 作業車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090911 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090917 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100527 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100625 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4542410 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140702 Year of fee payment: 4 |