JP2007319729A - 吸引式噴射器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本願発明に係る吸引式噴射器は、噴射機構部3と、噴射機構部3に接続された噴射ボンベ2と、噴射ボンベ2とは別個に噴射機構部3に接続された被噴射物収納室4とを備え、噴射機構部3は、噴射ボンベ2のガスを噴出させることにより被噴射物収納室4の被噴射物を吸引して噴射させる。噴射ボンベ2は、液化ガスを収容し、当該噴射ボンベ2のガス収容室は、多孔質部材6を備える。多孔質部材6は、噴射ボンベ2のガス収容室内にて、液化ガスの液状の部分に浸されている。
【選択図】 図1
Description
上記の噴射用のガスとして、圧縮ガス以外の他、用途によって、液化ガスを利用することが考えられる。
液化ガスは、ボンベ中、気体部分と液体部分の2相になっており、使用時、当該気体部分が、ボンベから噴射される。
また、第2の課題として、噴射器を正立状態で使用する他、倒立させた状態で使用したい場合がある。このような場合、液化ガスでは、ボンベの上下に拘わらず、常に液状の部分より上方に位置する気化した部分を噴射すると共に、液体の被噴射物について、容器の上下に拘わらず、容器中の空気よりも常に下方に位置する液体を吸引する必要がある。液化ガスを利用する吸引式噴射器において、このような正立状態及び倒立状態の双方の使用に、簡単な構成で十分対処できるものは見当たらない。
即ち、上記噴射ボンベ2は、液化ガスを収容し、当該噴射ボンベ2のガス収容室は、多孔質部材6を備える。上記の多孔質部材6は、噴射ボンベ2のガス収容室内にて、少なくともその一部分が上記液化ガスの液状の部分に浸されたものである。
即ち、噴射器の正立状態において、上記噴射機構部3は、上記噴射ボンベ2及び被噴射物収納室4よりも上方に位置する。上記の被噴射物は、液体である。上記噴射ボンベ2と被噴射物収納室4は、夫々、その口の開閉手段22,42と、内部空間に配された第1及び第2の流路23,43,24,44と、弁手段25,45とを備える。上記の第1及び第2の流路23,43,24,44の夫々は、一端が上記噴射ボンベ2又は被噴射物収納室4の口に接続され、他端が開放端である。噴射器の正立状態において、上記の第1流路23,43の開放端は液面よりも下方に位置し、上記の第2流路24,44の開放端は液面よりも上方に位置する。噴射器の倒立状態において、上記の第1流路23,43の開放端は液面よりも上方に位置し、上記の第2流路24,44の開放端は液面よりも下方に位置する。噴射ボンベの弁手段は、正立状態での噴射時、第2流路24を通じ液面より上方の気化したガスを上記噴射機構部3へ連絡させ、倒立状態での噴射時、第2流路から液状のガスが上記噴射機構部3へ連絡するのを断つと共に、第1流路23を通じて液面上方の気化したガスを上記噴射機構部3へ連絡させる。被噴射物収納室4の弁手段は、正立状態での噴射時、第1流路43を通じて液体を上記噴射機構部3へ連絡させると共に第2流路44から空気が上記噴射機構部3へ連絡するのを断ち、倒立状態での噴射時、第2流路44を通じ被噴射物収納室4内の液体を上記噴射機構部3へ連絡する。
即ち、上記噴射ボンベ2は、上記の開閉手段22と、上記の第1流路23と、流路接続部と、液溜りとを備える。上記開閉手段22は、ステムと、噴射ボンベの口を塞ぎ当該ステムの基端側を受容する受容部と、当該受容部とガス収容室とを連絡する連絡口とを備える。上記のステムは、上記の噴射機構部3へ接続されると共に、上記連絡口を閉鎖し、作動させることにより当該連絡口を開放して噴射ボンベ2内のガス収容室と噴射機構部とを連絡する。上記の第1流路23は、噴射ボンベ2のガス収容室内に配され、基端が上記の流路接続部を介して上記の開閉手段22に接続され、噴射器の倒立時に液化ガスの液面より上方に位置する気化したガスを、上記連絡口に向けて導く。上記の流路接続部は、上記連絡口と第1流路23とを連絡するものであり、当該流路接続部の内部には、上記第1流路23の基端側の開口部と対面するよう上記の液溜りが設けられている。噴射器を倒立させる際、第1流路23内の液状のガスを上記液溜りに落とすことができ、当該液状のガスが、上記連絡口へ侵入するのを抑制する。
即ち、上記の多孔質部材の配設は、突沸を防ぐために沸騰石を投入するのと同様の作用を得るためである。この突沸は、滑らかな容器に液体を入れて加熱すると、本来の沸点の温度になっても、沸騰が起こらず、沸点よりやや高い温度になったとき、突然に沸騰が激しく起こる現象である。沸点になった液体の内部では、内部でも蒸発(気化)が起ころうとしているが、非常に小さな蒸気の粒(気泡)ができても、それがすぐつぶれてしまうためにこのような現象が生じる。つぶれる原因は、気泡の外の液体の圧力のほうが気泡の圧力よりも少し高く、気泡は押しつぶされてしまうからである。押しつぶされないためには、気泡がある程度大きくなくてはならず、このため、表面に多数の穴があいている沸騰石を利用する。多孔性物質である沸騰石の穴の中には空気が入っており、温度が上がるにつれて孔の中の空気が膨張して空気の気泡ができる。沸点になると、その空気の気泡をめがけて、液体が蒸発し、できた気泡は、おしつぶされることなく、比較的大きな気泡となって出てくることになる。
本願発明者において、このような水やエタノールの加熱における現象を、常温下、噴射器の液化ガスのボンベ中に再現するという奇抜な発想により、本願発明を創作したものである。
図1は、本願発明の実施の形態に係る吸引式噴射器の(正立状態の)全体断面図である。図2は、上記吸引式噴射器の噴射ボンベの正立状態の断面図である。図3は、上記吸引式噴射器の噴射ボンベの倒立状態の断面図である。図4〜図6は、上記吸引式噴射器の被噴射物収納室の(正立状態の)要部拡大断面図である。図7は、上記吸引式噴射器の被噴射物収納室の(正立状態の)更に要部の拡大断面図である。図8は、上記吸引式噴射器の被噴射物収納室の(倒立状態の)要部拡大断面図である。尚、図1において、煩雑避けるため、ハッチングを省略してある。
各図において、説明の便宜上、Uは上方を示し、Sは下方を示す。また、図1において、Fは前方を示し、Bは後方を示す。
このケーシング1は、噴射機構部3と、被噴射物を収納する被噴射物収納室4と、上記噴射ボンベ2を収容するボンベ収容部5とを備える。噴射ボンベ2と、被噴射物収納室4とは、夫々上記の噴射機構部3に接続され、噴射機構部3は、噴射ボンベ2のガスを噴出させることにより被噴射物収納室4の被噴射物を吸引して噴射させる。
この蓋体11の上面、即ちケーシング1の外部を望む部位には、上記の噴射機構部3が設けられている。即ち、噴射器(ケーシング1)の正立状態において、上記噴射機構部3は、上記噴射ボンベ2及び被噴射物収納室4よりも上方に位置する。
噴射ボンベ2は、液化ガスを収容し、多孔質部材を備える。上記の多孔質部材は、噴射ボンベのガス収容室内にて、少なくともその一部分が上記液化ガスの液状の部分に浸されたものである。
以下、各部の構成について、更に詳しく説明する。
図2へ示す通り、上記の噴射ボンベ2の内部は、上記噴射用の液化ガスを収容するガス収容室20である。収容する液化ガスとしては、例えば、DME、HFC−152a、LPG、弗化炭化水素を採用することができる。液化ガスは、エアゾール製品として一般的な圧力を有するものや、それ以上高圧のものでもよい。その噴射によって、後述の被噴射物収納室内の被噴射物を吸引して噴射させることができるものであれば、その種類や圧力は問わない。
液化ガスは、噴射ボンベ2のガス収容室20において、気化した部分(気相部g1)と、液状の部分(液相部g2)とに分かれている。g0は、当該気化した部分と液状の部分の界面を示している。
噴射ボンベ2は、図2へ示す通り、ボンベの上方に向けて開口する口21と、当該口21の開閉手段22と、ガス収容室20内に配された第1流路23と、同じくガス収容室20内に配された第2流路24と、第2流路24を開閉する弁手段25と、流路接続部26と、液溜り27と、上記の多孔質部材6とを備える。
以下、上記の開閉手段22をボンベ開閉手段22と、第1流路23を第1ガス流路23と、第2流路24を第2ガス流路24と、弁手段25を液弁手段25と呼ぶ。
多孔質部材6には、スポンジに代表される発泡ウレタン、発泡ポリエチレン、多孔質セラミック、多孔質プラスチック(多孔質ポリプロピレン、多孔質ポリエチレン)に代表される焼結部材、不織布、沸石などの沸騰石を採用することができる。
上記多孔質部材6が備える孔については、ガスの種類によって異なるものであるが、一般的には、10〜500μmの径を有するのものが好ましい。
但し、温度、圧力などの条件によっては、このような数値の範囲外のものであっても、実施可能である。
また、多孔質部材6を、上記のようにガス収容室20内の特定位置に固定せずに、液化ガスと共にガス収容室20内に収容するものとしても実施可能である(この場合、多孔質部材6は、ボンベの正立・倒立に伴って、液化ガスと共に、上下に移動することができる)。
この実施の形態において、第1ガス流路23は、チューブである。また第2ガス流路24の開放端24bに、上記の液弁手段25が設けられている。液弁手段25は、弁体25aを収容し、ガス導入口25bを備える。
第1ガス流路23及び第2ガス流路24の上記基端23a,24aは、上記の流路接続部26を介して上記のボンベ開閉手段22に接続されている。
上記のように、噴射ボンベ20を正立状態から倒立した状態にしたとき、第1ガス流路23内に溜まった液化ガスの液状部分g2を、液溜り27内に落とすことができ、気化した部分g0が第1ガス流路23を通れなくなるのを防ぐことができる。
被噴射物収納室4内に収納される被噴射物は、噴射ガスの噴射によって吸引され得ることを条件に自由に選定して実施することができ、芳香剤、消臭剤、洗浄剤などの液状の日用品類、化粧品類、医薬品、塗料、インキ、アルコール、水などの液状の流動体である。即ち、被噴射物収納室4は、図1へ示すように、このような液体を被噴射物W1として、収納している。上記の蓋体11を外すことによって、被噴射物収納室4内へ被噴射物W1を収納することができる。
図1、図4〜図6及び図8において、W0は、被噴射物W1の液面を示している。被噴射物収納室4内において、液面W0より上方は、空気W2である。
図4は、以下に説明するステム48の、作動前の状態を示し、図5は当該ステム48の作動の途中の状態を示し、図6は当該テスム48を完全に作動させた状態を示している。
以下、上記の開閉手段42を液開閉手段42と、第1流路43を第1液流路43と、第2流路44を第2液流路44と、弁手段45を気弁手段45と呼ぶ。
この実施の形態において、被噴射物収納室4の上方を外部と画する上記の蓋体11に、上記の口41が設けられている。また、当該蓋体11の被噴射物収納室4内部を望む部位に、上記液開閉手段42、第1液流路43と、第2液流路44と、気弁手段45が設けられている。
この実施の形態において、第1液流路43は、チューブである。また第2液流路44の開放端44bに、上記の気弁手段45が設けられている。気弁手段45は、弁体45aを収容し、液導入口45bを備える。
第1液流路43及び第2液流路44の上記基端43a,44aは、上記の流路接続部46を介して上記の液開閉手段42に接続されている。
次に、このような空気抜きの手段を中心に、上記被噴射物W1を排出するための、更に具体的な構成について、上記の図4〜図7を用いて説明する。
一方、ステム本体48aの外周と、被噴射物収納室4の口41内周面との間には、空気を通し液体を通さない隙間a1が形成されている。
また、口41周囲は、被噴射物収納室4内に向けて隆起する隆起部11aを備え、上記の液開閉手段42は、当該隆起部11aと一体となるよう隆起部11aに接続されている。但し、隆起部11aと液開閉手段42との間において、一部接続されてない間欠部a2が形成されている。
図4へ示すように(正立状態において)、受容部49の内周面には、上記閉鎖状態の環状部48cより下方には、第3当接部となる環状部48cの下端部に対して対向するように、第3被当接部となる段差49aが設けられている。図4に示すステム未作動の状態では、環状部48cの下端(第3当接部)は、上記段差49a(第3被当接部)から上方に離れている。
尚、図8に示す通り、倒立させて使用する場合であっても、液漏れが生じないように、上記空気導入の通路(間欠部a2と上記隙間a1)を、表面張力により液体が通り抜けられない幅に設定しておけばよい。
図1へ示す通り、噴射機構部3は、ケーシング1の蓋体11に設けられており、噴射ボンベ2と被噴射物収納室4のステム28,48が、夫々、接続されている。具体的には、噴射機構部3は、ケーシング1の蓋体11に設けられた支持部31と、当該支持部31に軸止された作動本体32とを備える。作動本体32は、軸33を中心として、回動可能に、支持部31に取り付けられている。作動本体32は、噴射部34と、ボンベ接続部35と、収納室接続部36と、指掛け部37とを備える。ボンベ接続部35は、噴射ボンベ2の上記ステム28が接続される。収納室接続部36は、被噴射物収納部4の上記ステム48が接続される。 噴射部34は、ガスを噴射するノズル部34aと、ノズル部34aの噴射方向(ノズル部34aの前方)に設けられた負圧発生室34bと、負圧発生室34bに設けられた噴射口34cとを備える。上記のボンベ接続部35は、上記ノズル部34aに連絡する。また、上記の負圧発生室34bは、収納室接続部36に連絡する。
噴射ボンベ2の表面が直接被噴射物収納室4内の被噴射物と接触しても構わない場合、上記と異なり、噴射ボンベ2は、直接、被噴射物収納室4内に配置されるものであっても実施可能である。例えば、噴射ボンベ2自身を樹脂製としても実施可能である。
上記の噴射機構部3については、トリガー型、即ち、指掛け部37を引くことにより作動本体32が軸33を中心に回動して、両ステム28,48を作動させるものであった。この他、作動本体32は、軸33中心に回動するのではなく、即ち、指掛け部37を引くのではなく(指掛け部37を持たず)、上方から下方に押し下げることによって、両ステム28,48を下方に作動させる形式のものを採用して実施することも可能である。
噴射ボンベ2や被噴射物収納室4の開閉手段や弁手段についても、上記の実施の形態のものに限定するものではなく、周知の他の形態を採るものであっても実施可能である。
例えば、液化ガスとして、HFC−152aを採用した場合、噴射圧Pの0.5MPaから0.25MPaへの降下(半減)に、30秒程度の時間を確保することが可能となった。
この圧力降下について、本願発明に係る噴射器の試験結果を以下に示す。
1)〜4)は、多孔質部材/噴射直後から噴射の勢いに変化が生じるまでの時間を示している。
1) なし / 2〜3秒
2) スポンジ / 15〜20秒
3) 焼結部材 / 15〜20秒
4) 沸石 / 10〜15秒
上記2)のスポンジとしては、0.15g/8cm3(一辺2cmの立方体について重さ0.15g)のものを、採用した。また、3)の焼結部材としては、ポリエチレン粉末を焼結させたものを採用した。但し、ポリエチレン粉末を焼結させた焼結部材を採用しても、ポリエチレン粉末を焼結させた焼結部材と同様の結果であった。また、4)の沸石については、二酸化珪素の鉱物を採用した。
2 噴射ボンベ
3 噴射機構部
4 被噴射物収納室
6 多孔質部材
Claims (3)
- 噴射機構部と、この噴射機構部に接続された噴射ボンベと、噴射ボンベとは別個に噴射機構部に接続された被噴射物収納室とを備え、噴射機構部は、噴射ボンベのガスを噴出させることにより被噴射物収納室の被噴射物を吸引して噴射させるものである吸引式噴射器において、
上記噴射ボンベは、液化ガスを収容し、当該噴射ボンベのガス収容室は、多孔質部材を備え、
上記の多孔質部材は、噴射ボンベのガス収容室内にて、少なくともその一部分が上記液化ガスの液状の部分に浸されたものであることを特徴とする吸引式噴射器。 - 噴射器の正立状態において、上記噴射機構部は、上記噴射ボンベ及び被噴射物収納室よりも上方に位置し、
上記の被噴射物は、液体であり、
上記噴射ボンベと被噴射物収納室は、夫々、その口の開閉手段と、内部空間に配された第1及び第2の流路と、弁手段とを備え、
上記の第1及び第2の流路の夫々は、一端が上記噴射ボンベ又は被噴射物収納室の口に接続され、他端が開放端であり、
噴射器の正立状態において、上記の第1流路の開放端は液面よりも下方に位置し、上記の第2流路の開放端は液面よりも上方に位置し、
噴射器の倒立状態において、上記の第1流路の開放端は液面よりも上方に位置し、上記の第2流路の開放端は液面よりも下方に位置し、
噴射ボンベの弁手段は、正立状態での噴射時、第2流路を通じ液面より上方の気化したガスを上記噴射機構部へ連絡させ、倒立状態での噴射時、第2流路から液状のガスが上記噴射機構部へ連絡するのを断つと共に、第1流路を通じて液面上方の気化したガスを上記噴射機構部へ連絡させ、
被噴射物収納室の弁手段は、正立状態での噴射時、第1流路を通じて液体を上記噴射機構部へ連絡させると共に第2流路から空気が上記噴射機構部へ連絡するのを断ち、倒立状態での噴射時、第2流路を通じ被噴射物収納室内の液体を上記噴射機構部へ連絡するものであることを特徴とする請求項1記載の吸引式噴射器。 - 上記噴射ボンベは、上記の開閉手段と、上記の第1流路と、流路接続部と、液溜りとを備え、
上記開閉手段は、ステムと、噴射ボンベの口を塞ぎ当該ステムの基端側を受容する受容部と、当該受容部とガス収容室とを連絡する連絡口とを備え、
上記のステムは、上記の噴射機構部へ接続されると共に、上記連絡口を閉鎖し、作動させることにより当該連絡口を開放して噴射ボンベ内のガス収容室と噴射機構部とを連絡するものであり、
上記の第1流路は、噴射ボンベのガス収容室内に配され、基端が上記の流路接続部を介して上記の開閉手段に接続され、噴射器の倒立時に液化ガスの液面より上方に位置する気化したガスを、上記連絡口に向けて導くものであり、
上記の流路接続部は、上記連絡口と第1流路とを連絡するものであり、当該流路接続部の内部には、上記第1流路の基端側の開口部と対面するよう上記の液溜りが設けられ、
噴射器を倒立させる際、第1流路内の液状のガスを上記液溜りに落とすことができ、当該液状のガスが、上記連絡口へ侵入するのを抑制するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の吸引式噴射器。
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