JPH0567900U - 液化ガス燃料容器 - Google Patents
液化ガス燃料容器Info
- Publication number
- JPH0567900U JPH0567900U JP749792U JP749792U JPH0567900U JP H0567900 U JPH0567900 U JP H0567900U JP 749792 U JP749792 U JP 749792U JP 749792 U JP749792 U JP 749792U JP H0567900 U JPH0567900 U JP H0567900U
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- JP
- Japan
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- liquefied gas
- gas fuel
- container
- fuel container
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器内での液化ガス燃料の残量が少なくなっ
た場合でも、安定して液化ガス燃料を気化させることの
できる液化ガス燃料容器を提供する。 【構成】 連続気泡を有する多孔物質や繊維体で形成し
た吸液体(4)を液化ガス燃料容器(1)の内部に、容器本
体(3)の内面(5)と接触する状態、あるいは容器本体
(3)の内面(5)との間に微少間隙を持たせた状態で配置
して、液化ガス燃料を毛細管現象で吸いあげて、液化ガ
ス燃料と容器壁面とを十分広い面積で接触させる。
た場合でも、安定して液化ガス燃料を気化させることの
できる液化ガス燃料容器を提供する。 【構成】 連続気泡を有する多孔物質や繊維体で形成し
た吸液体(4)を液化ガス燃料容器(1)の内部に、容器本
体(3)の内面(5)と接触する状態、あるいは容器本体
(3)の内面(5)との間に微少間隙を持たせた状態で配置
して、液化ガス燃料を毛細管現象で吸いあげて、液化ガ
ス燃料と容器壁面とを十分広い面積で接触させる。
Description
【0001】
本考案は、携帯式ガスこんろや携帯式ガスランタン等の燃焼器具での燃料源と して使用する燃料カートリッジに関する。
【0002】
一般に、携帯式燃焼器具の燃料源として使用する燃料カートリッジは、円筒状 の容器に液化石油ガスを収容し、容器内で気化した気体を取り出して使用する構 造になっている。 そして、燃焼状態を長時間安定して維持するためには、液化ガスの気化を安定 させる必要がある。液化ガスが気化するためには、その気化潜熱に相当する熱量 を液層に入熱しなければならないが、従来の液化ガス燃料容器ではこの気化潜熱 に相当する熱量を容器の壁面部分から得るようにしていた。 また、液化ガス燃料容器から液化ガスの液出しを防止して気体だけを確実に取 り出せるようにするために、容器内に通気性を有する多孔物質を充填したものが ある。
【0003】
ところが、容器内の残留液量が減少すると、液層と壁面との接触面積が狭くな ることから、十分な入熱量が得られず、気化速度が低下して、液化ガス燃料容器 からガス燃焼器具へのガス供給が不安定になるという問題があった。そして、こ の現象はガスの使用速度に比較して、容器が小型である場合によく発生する。 また、容器内に多孔質物質を充填したものでは、多孔質物質の体積のために容 器内の容積が減少し、貯蔵する液化ガス燃料量が少なくなるうえ、コスト高にな るという問題があった。 本考案は、このような点に着目してなされたもので、容器内での液化ガス燃料 の残量が少なくなった場合でも、容器壁面と液化ガス燃料との接触面積を十分確 保でき、安定して液化ガス燃料を気化させることのできる液化ガス燃料容器を提 供することを目的とする。
【0004】
上述の目的を達成するために、本考案は、液化ガス燃料容器の内壁面に微少間 隙を持たせた状態、あるいは、液化ガス燃料容器の内壁面に接触させた状態で連 続気泡を有する多孔体や繊維状物質などの吸液性物質を配置するようにしたこと を特徴としている。
【0005】
本考案では、液化ガス燃料容器の内部に吸液物質を、液化ガス燃料容器の内壁 面に接触させた状態あるいは、液化ガス燃料容器の内壁面との間に微少間隙を持 たせた状態で配置していることから、液化ガス燃料容器中に貯溜されている液化 ガス燃料が吸液物質の毛細管現象で吸いあげられ、液化ガス燃料と容器壁面とを 十分広い面積で接触させることができることになる。これにより液化ガスの気化 に必要な熱量を容器壁面から得ることができ、気化量の不足による燃焼状態の不 安定化を防止することができることになる。
【0006】
図面は本考案の実施例を示し、図1は液化ガス燃料容器の一部破断正面図、図 2はその要部取り出し拡大図である。
【0007】 この液化ガス燃料容器(1)は、密閉円筒容器で形成してあり、その上面壁に流 路遮断弁(2)を固定するとともに、この流路遮断弁(2)を取囲む状態で燃焼器具 の取り付け部を形成してある。 この液化ガス燃料容器(1)の容器本体(3)の内部には、連続気泡を有する多孔 物質で形成した円筒状吸液体(4)が容器本体(3)の周壁内面(5)との間に微少な 間隙(6)を有する状態で対向させて配置してある。
【0008】 したがって、液化ガス燃料容器(1)の内部に貯溜している液化ガス燃料(7)は 、多孔物質製吸液体(4)での毛細管現象、及び吸液体(4)と容器本体(3)での周 壁内面(5)との間の間隙(6)での毛細管現象により、液化ガス燃料(7)の正規の 液位よりも高い位置まで吸い上げられ、容器本体(3)での周壁内面(5)と広い面 積で接触することになるから、液化ガス燃料容器(1)の周壁部分を介して容器本 体(3)外から気化潜熱に相当する入熱量を得ることができる。
【0009】 図3は別実施例での要部拡大図を示し、この場合には、連続気泡を有する多孔 物質で形成した円筒状吸液体(4)を容器本体(3)の周壁内面(5)に内接する状態 で配置している。このように円筒状吸液体(4)を容器本体(3)の周壁内面(5)に 接触させた場合でも、吸液体(4)での毛細管現象で吸い上げられ、吸液体(4)に 保持されている液化ガス燃料(7)に容器周壁からの熱を直接的に作用させること ができ、液化ガス燃料(7)を気化させることになる。
【0012】 図4は異なる別実施例での縦断面図を示す。この実施例では、液化ガス燃料容 器(1)の上面壁(8)における内面全体に連続気泡を有する多孔物質でシート状に 形成した吸液体(4)を張設固定し、このシート状吸液体(4)の周側壁寄り端部を 容器内で底壁(9)の近傍位置まで垂下させたものである。この場合シート状吸液 体(4)の垂下している部分は容器の周側壁内面に接触していても、接触していな くてもよい。吸液体(4)をこのように配置した場合には、液化ガス燃料容器(1) の上面壁は燃焼部からの輻射熱の影響をより多く受けることから、液化ガス燃料 の気化をより効率よく行うことができる。
【0011】 なお、上記各実施例では、連続気泡を有する多孔物質で円筒状吸液体(4)を形 成したが、この円筒状吸液体(4)を不織布や織布等の吸液性を有する繊維体で形 成してもよい。また、液化ガス燃料容器(1)は横置きにして使用する形式のもの であってもよい。
【0012】
本考案は、連続気泡を有する多孔物質や繊維体で形成した吸液物質を液化ガス 燃料容器の内部に、液化ガス燃料容器の内周面と接触する状態、あるいは液化ガ ス燃料容器の内周面との間に微少間隙を持たせた状態で配置したので、液化ガス 燃料容器中の液化ガス燃料が吸液物質の毛細管現象で吸いあげられ、液化ガス燃 料と容器壁面とを十分広い面積で接触させることができる。これにより液化ガス 燃料の残量が減少しても、液化ガスの気化に必要な熱量を容器壁面から得ること ができるから、気化量の不足による燃焼状態の不安定化を防止して、長期間にわ たって安定した燃焼を維持することができる。
【0013】 しかも、吸液物質は、液化ガス燃料容器の内周壁面に沿って配置するだけであ るから、液化ガス燃料容器の容積を減少させることがなく、小さな外形寸法で十 分な貯液量を確保することができる。
【図1】液化ガス燃料容器の一部破断正面図である。
【図2】液化ガス容器の要部取り出し拡大図である。
【図3】別実施例での図2相当図である。
【図4】異なる別実施例の縦断正面図である。
3…容器本体、 4…円筒状吸液
体、5…容器の周壁内面、 6…微少間
隙、7…液化ガス燃料。
体、5…容器の周壁内面、 6…微少間
隙、7…液化ガス燃料。
Claims (3)
- 【請求項1】 液化ガス燃料(7)を貯蔵する容器本体
(3)の内部に、その周壁内面(5)との間に微少間隙(6)
を持たせた状態で円筒状吸液体(4)を配置した液化ガス
燃料容器。 - 【請求項2】 液化ガス燃料(7)を貯蔵する容器本体
(3)の内部に、容器本体(3)の周壁内面(5)に内接する
状態で円筒状吸液体(4)を配置した液化ガス燃料容器。 - 【請求項3】 液化ガス燃料(7)を貯蔵する容器本体
(3)の上壁内面に吸液体(4)を接する状態で固定し、こ
の吸液体(4)の少なくとも一端部を容器内の底部近傍ま
で垂下させた液化ガス燃料容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP749792U JPH0567900U (ja) | 1991-03-15 | 1992-01-24 | 液化ガス燃料容器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-23220 | 1991-03-15 | ||
JP2322091 | 1991-03-15 | ||
JP749792U JPH0567900U (ja) | 1991-03-15 | 1992-01-24 | 液化ガス燃料容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0567900U true JPH0567900U (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=26341796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP749792U Pending JPH0567900U (ja) | 1991-03-15 | 1992-01-24 | 液化ガス燃料容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0567900U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007154940A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Soft99 Corporation | 液化ガス容器 |
JP2007319729A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Kyowa Industrial Co Ltd | 吸引式噴射器 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP749792U patent/JPH0567900U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007154940A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Soft99 Corporation | 液化ガス容器 |
JP2007319729A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Kyowa Industrial Co Ltd | 吸引式噴射器 |
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