JP2007317951A - 光検出素子および撮像装置 - Google Patents

光検出素子および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】1つの画素に1色のマイクロレンズを配置した撮像素子では、画素と異なる色のデータは周囲画素から補間して求めていたため、瞳分割型位相差焦点調節などに使用する場合の画像品質が劣る問題があり、これを解決するための光検出素子および撮像装置を提供する。
【解決手段】一つのマイクロレンズ10に対して異なる分光感度特性を有する複数の光電変換部12〜15を備えた第1画素311〜314を複数個、規則的に配置する。これにより、補間の必要がなくなるか、あるいは補間を必要とする色数が減少し、撮影画像の品質が向上する。
【選択図】図3

Description

本発明は光検出素子および撮像装置に関する。
一対の光電変換部と、この一対の光電変換部に共通に設置されたマイクロレンズとを有する画素を複数個、2次元状に配置した撮像素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。この撮像素子では、一つの画素の中の一対の光電変換部は同じ分光感度特性(緑または青または赤)を有しており、緑画素、青画素、赤画素がベイヤー配列されている。そして、マイクロレンズにより一対の光電変換部を、撮像素子上に像を形成している撮像光学系の瞳に投影して射出瞳を分割し、複数の画素から得られる一対の光電変換部のデータ列のズレ量を検出することによって、いわゆる瞳分割型位相差検出方式で撮像光学系の焦点調節状態を検出している。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2001−083407号公報
ところで、上述した従来の撮像素子では、緑画素、青画素、赤画素がベイヤー配列に配置されているため、画素の光電変換部が持っている分光感度特性と異なる分光感度特性の画素の出力データを得るためには、周囲の画素の出力データから補間して求める必要がある。例えば緑画素の場合には、周囲の青画素の出力データに基づいて緑画素位置での青画素の出力データを補間するとともに、周囲の赤画素の出力データに基づいて緑画素位置での赤画素の出力データを補間する。
しかしながら、補間により求めた画素データは誤差を有するため、画像品質が低下してしまうという問題がある。
(1) 請求項1の発明は、一つのマイクロレンズに対して異なる分光感度特性を有する複数の光電変換部を備えた第1画素を複数個、規則的に配置した光検出素子である。
(2) 請求項2の光検出素子は、一つのマイクロレンズに対して一つの光電変換部を有する第2画素を、第1画素の周りに複数個、配置したものである。
(3) 請求項3の光検出素子は、第1画素を二次元状に配置したものである。
(4) 請求項4の光検出素子は、第1画素のマイクロレンズによって、第1画素の複数の光電変換部の像をマイクロレンズから所定距離前方の面に投影する。
(5) 請求項5の光検出素子は、第1画素の複数の光電変換部を、第1画素のマイクロレンズによる投影中心に対する円周上に配置したものである。
(6) 請求項6の光検出素子は、第1画素の複数の光電変換部の境界を、第1画素のマイクロレンズによる投影中心から放射線状に設定したものである。
(7) 請求項7の光検出素子は、第1画素の複数の光電変換部の形状が同一で、配置が異なる複数種類の第1画素を配列したものである。
(8) 請求項8の光検出素子は、分光感度特性の組み合わせが異なる複数種類の第1画素を規則的に配置したものである。
(9) 請求項9の光検出素子は、第1画素を第2画素よりも大きくしたものである。
本発明によれば、所望の色の画素出力を補間により求める必要がなくなるか、あるいは補間処理を必要とする色数を低減することができ、画像品質を向上させることができる。
本願発明を撮像装置としてのディジタルスチルカメラに適用した一実施の形態を説明する。図1は一実施の形態のディジタルスチルカメラの構成を示す図である。一実施の形態のディジタルスチルカメラ201は交換レンズ202とカメラボディ203とから構成され、交換レンズ202はカメラボディ203のマウント部204に装着される。
交換レンズ202はレンズ205〜207、絞り208、レンズ駆動制御装置209などを備えている。なお、レンズ206はズーミング用、レンズ207はフォーカシング用である。レンズ駆動制御装置209はCPUとその周辺部品を備え、フォーカシング用レンズ207と絞り208の駆動制御、ズーミング用レンズ206、フォーカシング用レンズ207および絞り208の位置検出、カメラボディ203の制御装置との通信によるレンズ情報の送信とカメラ情報の受信などを行う。
一方、カメラボディ203は撮像素子211、カメラ駆動制御装置212、メモリカード213、LCDドライバー214、LCD215、接眼レンズ216などを備えている。撮像素子211は交換レンズ202の予定結像面(予定焦点面)に配置され、交換レンズ202により結像された被写体像を撮像して画像信号を出力する。撮像素子211には画素(詳細後述)が二次元状に配置されている。
カメラ駆動制御装置212はCPUとメモリなどの周辺部品を備え、撮像素子211の駆動制御、撮像画像の処理、交換レンズ202の焦点検出および焦点調節、絞り208の制御、LCD215の表示制御、レンズ駆動制御装置209との通信、カメラ全体のシーケンス制御などを行う。なお、カメラ駆動制御装置212は、マウント部204に設けられた電気接点217を介してレンズ駆動制御装置209と通信を行う。
メモリカード213は撮像画像を記憶する画像ストレージである。LCD215は液晶ビューファインダー(EVF:電子ビューファインダー)の表示器として用いられ、撮影者は接眼レンズ216を介してLCD215に表示された撮像画像を視認することができる。なお、カメラボディ203にはシャッターボタンや焦点検出位置選択スイッチなど、
各種の操作部材(不図示)が設けられており、これらの操作部材の操作信号はカメラ駆動制御装置212へ送られ、操作信号に応じて撮像動作や焦点検出位置の設定動作が行われる。
交換レンズ202を通過して撮像素子211上に結像された被写体像は撮像素子211により光電変換され、画像出力がカメラ駆動制御装置212へ送られる。カメラ駆動制御装置212は、画素の出力に基づいて所定の焦点検出位置におけるデフォーカス量を演算し、このデフォーカス量をレンズ駆動制御装置209へ送る。また、カメラ駆動制御装置212は、画素の出力に基づいて生成した画像信号をLCDドライバー214へ送り、LCD215に表示するとともに、メモリカード213に記憶する。
レンズ駆動制御装置209は、ズーミングレンズ206、フォーカシングレンズ207および絞り208の位置を検出し、検出位置に基づいてレンズ情報を演算するか、あるいは予め用意されたルックアップテーブルから検出位置に応じたレンズ情報を選択し、カメラ駆動制御装置212へ送る。また、レンズ駆動制御装置209は、カメラ駆動制御装置212から受信したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を演算し、レンズ駆動量に基づいてフォーカシング用レンズ207を駆動制御する。
図2は一実施の形態の撮像素子211の画素を示す正面図である。また、図3は一実施の形態の撮像素子211の部分拡大図、図4は一実施の形態の撮像素子211の画素の配置図である。図2において、画素311はマイクロレンズ10と一対の光電変換部12,13を備えている。各光電変換部12,13は半円形状をしており、マイクロレンズ10の中心を通る直線に対して対称に配置される。一方の光電変換部12には緑色のフィルタ(G)が設置され、他方の光電変換部13には赤色のフィルタ(R)が設置されている。図3に示す画素312も、上述した画素311と同様にマイクロレンズ10と一対の光電変換部12,13を備えているが、光電変換部12,13の配置が画素311の配置と逆になっている。
また、図3に示す画素313も画素311と同様な構造となっており、マイクロレンズ10と一対の光電変換部14,15を備えている。そして、各光電変換部14,15は半円形状をしており、マイクロレンズ10の中心を通る直線に対して対称に配置される。一方の光電変換部14には緑色のフィルタ(G)が設置され、他方の光電変換部15には青色のフィルタ(B)が設置されている。図3に示す画素314も、画素313と同様にマイクロレンズ10と一対の光電変換部14,15を備えているが、光電変換部14,15の配置が画素313の配置と逆になっている。図5に、緑色フィルタ(G)、赤色フィルタ(R)、青色フィルタ(B)の分光透過特性を示す。各画素の分光感度特性は、これらのフィルターの分光透過特性に応じた特性となる。
図3および図4に示すように、画素311と312は交互に、一対の光電変換部12,13の並び方向に配置されている。また、画素313と314は交互に、一対の光電変換部14,15の並び方向に配置されている。図4に示す撮像素子211は、図3に示す画素配列で二次元状に画素を配置したものである。
図6は画素311の断面図である。画素311において、光電変換部12,13の前方に、これらの一対の光電変換部12と13に対して共通のマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部12,13が前方に投影される。マイクロレンズと光電変換部12,13との間には、緑色フィルター22と赤色フィルター23とが配置される。半導体イメージセンサーの製造工程において、半導体回路基板29上に光電変換部12,13が形成され、さらに光電変換部12,13の上に色フィルタ22,23とマイクロレンズ10がより一体的かつ固定的に形成される。なお、他の画素312、313および314の構造も、色フィルターの配置が異なる以外は図6に示す画素311の構造と同様であり、図示と説明を省略する。
次に、図7により瞳分割方式による焦点検出方法を説明する。図7において、交換レンズ202の光軸91上に配置される画素のマイクロレンズ50と、そのマイクロレンズ50の後方に配置される一対の光電変換部52,53、および交換レンズ202の光軸91外に配置される画素のマイクロレンズ60と、そのマイクロレンズ60の後方に配置される一対の光電変換部62,63を例にあげて説明する。交換レンズ202の予定結像面に配置したマイクロレンズ50、60の前方の距離d4の位置に、交換レンズ202の射出瞳90を設定する。ここで、距離d4は、マイクロレンズ50、60の曲率、屈折率、マイクロレンズ50、60と光電変換部52,53、62,63との間の距離などに応じて決まる値であって、この明細書では測距瞳距離と呼ぶ。
マイクロレンズ50、60は交換レンズ202の予定結像面に配置されており、光軸91上のマイクロレンズ50によって一対の光電変換部52,53の形状がマイクロレンズ50から投影距離d4だけ離間した射出瞳90上に投影され、その投影形状は測距瞳92,93を形成する。一方、光軸91外のマイクロレンズ60によって一対の光電変換部62,63の形状が投影距離d4だけ離間した射出瞳90上に投影され、その投影形状は測距瞳92,93を形成する。すなわち、投影距離d4にある射出瞳90上で各焦点検出画素の光電変換部の投影形状(測距瞳92,93)が一致するように、各画素の投影方向が決定される。なお、画素の配列方向は一対の測距瞳92,93の並び方向と一致させる。
光電変換部52は、測距瞳92を通過しマイクロレンズ50へ向う焦点検出光束72によってマイクロレンズ50上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部53は、測距瞳93を通過しマイクロレンズ50へ向う焦点検出光束73によってマイクロレンズ50上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部62は、測距瞳92を通過しマイクロレンズ60へ向う焦点検出光束82によってマイクロレンズ60上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。光電変換部63は、測距瞳93を通過しマイクロレンズ60へ向う焦点検出光束83によってマイクロレンズ60上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。
このような画素を直線状に多数配列し、各画素の一対の光電変換部の出力を測距瞳92と測距瞳93に対応した出力グループにまとめることによって、一対の測距瞳92と93を各々通過する焦点検出光束が画素列上に形成する一対の像の強度分布に関する情報を得ることができる。さらに、この情報に対して後述する像ズレ検出演算処理(相関処理、位相差検出処理)を施すことによって、いわゆる瞳分割方式で一対の像の像ズレ量を検出することができる。そして、この像ズレ量に所定の変換係数を乗ずることによって、予定結像面に対する現在の結像面(予定結像面上のマイクロレンズアレイの位置に対応した焦点検出位置における結像面)の偏差(デフォーカス量)を算出することができる。
なお、図7では、光軸91上にある画素(マイクロレンズ50と一対の光電変換部52,53)と隣接する画素(マイクロレンズ60と一対の光電変換部62,63)を模式的に例示したが、その他の画素においても同様に、一対の光電変換部がそれぞれ一対の測距瞳から各マイクロレンズに到来する光束を受光する。
この一実施の形態の撮像素子211は、各画素が異なる分光感度特性を有する一対の光電変換部から構成されているので、一本の画素列からは色ごとに(分光感度特性ごとに)一対の像の強度分布に関する情報が得られ、その結果、色ごとにデフォーカス量が算出される。例えば、図4に示す画素311と312からなる画素列からは、緑色に対するデフォーカス量と赤色に対するデフォーカス量が得られ、画素313と314からなる画素列からは、緑色に対するデフォーカス量と青色に対するデフォーカス量が得られる。
図8は射出瞳面における投影関係を示す正面図である。各画素から一対の光電変換部をマイクロレンズにより射出瞳面90に投影した測距瞳92,93の外接円は、結像面から見た場合に所定の開口F値(以下、測距瞳F値という)となる。画素の出力は画像データとしても用いるために、測距瞳F値は一番明るいレンズのF値をカバーするように設定される。
図9は、一実施の形態のディジタルスチルカメラ(撮像装置)の撮像動作を示すフローチャートである。ステップ100でカメラに電源が投入されると、カメラ駆動制御装置212はこの撮像動作を開始する。ステップ110において撮像素子211の画素データを読み出し、電子ビューファインダーのLCD215に表示させる。ステップ120で焦点検出位置に対応する画素列の一対の像データに基づいて後述する像ズレ検出演算処理(相関演算処理)を行い、像ズレ量を演算してデフォーカス量に換算する。なお、焦点検出位置は焦点検出位置選択スイッチ(不図示)により撮影者が選択した位置である。
ステップ130で合焦近傍か否か、すなわち算出したデフォーカス量の絶対値が所定値以内か否かを調べる。合焦近傍にないと判定された場合はステップ140へ進み、デフォーカス量をレンズ駆動制御装置209へ送信し、交換レンズ202のフォーカシングレンズ用レンズ207を合焦位置に駆動させた後、ステップ110へ戻って上述した動作を繰り返す。なお、焦点検出不能な場合もこのステップへ分岐し、レンズ駆動制御装置209へスキャン駆動指令を送信し、交換レンズ202のフォーカシング用レンズ207を無限から至近の間でスキャン駆動させた後、ステップ110へ戻って上述した動作を繰り返す。合焦近傍であると判定された場合はステップ150へ進み、シャッターボタン(不図示)が操作されてシャッターレリーズがなされたか否かを確認し、シャッターレリーズがなされていない場合はステップ110へ戻って上述した動作を繰り返す。
シャッターレリーズがなされた場合はステップ160へ進み、レンズ駆動制御装置209へ絞り調整指令を送信し、交換レンズ202の絞り208に制御F値(撮影者による手動設定値またはカメラによる自動設定値)を設定する。絞り制御が終了した時点で、撮像素子211に撮像動作を行わせ、撮像素子211の全画素からデータを読み出す。そして、各画素において、各画素の光電変換部によって検出できない色に関するデータを、その画素の周囲に存在する当該色を検出できる複数の画素のデータから補間して求める。ステップ170で全画素の画像データ(各画素のデータは緑データ、赤データ、青データから構成される)をメモリーカード213に保存し、ステップ110へ戻って上述した動作を繰り返す。
次に、図9のステップ120で実行される焦点検出動作について説明する。図10に焦点検出に用いる画素データの分類を示す。緑の光電変換部と赤の光電変換部を有する画素の画素列からは、緑色に関する一対の像に関するデータ(G1系列データ、g1系列データ)と、赤色に関する一対の像に関するデータ(R1系列データ、r1系列データ)を抽出する。また、緑の光電変換部と青の光電変換部を有する画素の画素列からは、緑色に関する一対の像に関するデータ(G2系列データ、g2系列データ)と、青色に関する一対の像に関するデータ(B1系列データ、b1系列データ)を抽出する。そして、(G1系列データ、g1系列データ)、(R1系列データ、r1系列データ)、(G2系列データ、g2系列データ)、(B1系列データ、b1系列データ)の組み合わせで像ズレ検出を行う。なお、図11に示すように、各画素の光電変換部のデータを(G11、G12・・・)と規定する。
一対のデータ列を(E1〜EL)、(F1〜FL)と一般化して表現した場合、データ列(E1〜EL)に対しデータ列(F1〜FL)を相対的にずらしながら、下記(1)式により2つのデータ列間のずらし量kにおける相関量C(k)を演算する。
C(k)=Σ|En−Fn+k| ・・・(1)
(1)式において、Σ演算においてnのとる範囲はずらし量kに応じてEn、Fn+kのデータが存在する範囲に限定される。また、ずらし量kは整数であり、一対のデータの検出ピッチを単位とした相対的シフト量である。
(1)式の演算結果は、図12(a)に示すように、一対のデータ列の相関が高いシフト量(図12(a)ではk=kj=2)において相関量C(k)が最小(小さいほど相関度が高い)になる。次の(2)式〜(5)式による3点内挿の手法を用いて、連続的な相関量に対する最小値C(x)を与えるシフト量xを求める。
x=kj+D/SLOP ・・・(2),
C(x)= C(kj)−|D| ・・・(3),
D={C(kj-1)−C(kj+1)}/2 ・・・(4),
SLOP=MAX{C(kj+1)−C(kj),C(kj-1)−C(kj)} ・・・(5)
(2)式で求めたシフト量xより、被写体像面の予定結像面に対するデフォーカス量DEFを下記(6)式で求めることができる。
DEF=KX・PY・x ・・・(6)
(6)式において、PYは検出ピッチであり、KXは一対の測距瞳の重心の開き角の大きさによって決まる変換係数である。
図11に示すような画素配置の場合は、検出ピッチは画素サイズの2倍である。また、一対のデータ列がぴったり合致した場合(x=0)は、実際にはデータ列が検出ピッチの半分だけずれた状態となるので、(2)式で求めたシフト量は半ピッチ分だけ補正されて(6)式に適用される。さらに、一対の測距瞳の重心の開き角の大きさは交換レンズの絞り開口の大きさ(開放絞り値)に応じて変化するので、レンズ情報に応じて決定される。
算出されたデフォーカス量DEFの信頼性があるかどうかは、次のようにして判定される。図12(b)に示すように、一対のデータ列の相関度が低い場合は、内挿された相関量の最小値C(x)の値が大きくなる。したがって、C(x)が所定値以上の場合は信頼性が低いと判定する。あるいは、C(x)をデータのコントラストで規格化するために、コントラストに比例した値となるSLOPでC(x)を除した値が所定値以上の場合は信頼性が低いと判定する。さらにまた、コントラストに比例した値となるSLOPが所定値以下の場合は、被写体が低コントラストであり、算出されたデフォーカス量DEFの信頼性が低いと判定する。
図12(c)に示すように、一対のデータ列の相関度が低く、所定のシフト範囲kmin〜kmaxの間で相関量C(k)の落ち込みがない場合は、最小値C(x)を求めることができず、このような場合は焦点検出不能と判定する。焦点検出が可能であった場合は、算出された像ズレ量に所定の変換係数を乗じてデフォーカス量を算出する。
なお、図11に示すような画素配置の場合、1つの画素列に対して2つの色に対するデフォーカス量が算出される。最終的に1つのデフォーカス量を決定する手法としては次のような方法がある。(1)2つのデフォーカス量の平均にする。(2)一方の色のデフォーカス量を優先する。例えば比視感度の高い緑のデフォーカス量を優先する。(3)データの平均値が高い色のデフォーカス量を選択することによって、SNが高く高精度な焦点検出ができる。(4)上述した信頼性判定に基づいてより信頼性が高いデフォーカス量を選択する。なお、1つの焦点検出位置に対して1列の画素列データを用いるという限定はなく、1つの焦点検出位置に対して近接する複数の画素列データを用いるようにしてもよい。
次に、図9のステップ170の動作を詳細に説明する。図11に示すような画素配置の場合、例えば緑の光電変換部(データG32)と赤の光電変換部(データR32)を備える画素の青に関するデータB32は次式で求められる。
B32=(B22+B42)/2 ・・・(7)
また、例えば緑の光電変換部(データG42)と青の光電変換部(データB42)を備える画素の赤に関するデータR42は次式で求められる。
R42=(R32+R52)/2 ・・・(8)
このように、一つのマイクロレンズに対して異なる分光感度特性を有する複数の光電変換部を備えた第1画素311〜314を複数個、規則的に配置するようにしたので、所望の色の画素出力を補間により求める必要がなくなるか、あるいは補間処理を必要とする色数を低減することができ、画像品質を向上させることができる。
また、一つのマイクロレンズに対して異なる分光感度特性を有する複数の光電変換部を備えた第1画素311〜314を複数個、二次元状に配置することによって、第1画素311〜314の出力を焦点検出に用いて撮影画面内の任意の位置で焦点検出を行うとともに、第1画素311〜314の出力を撮像用に用いて撮像を行うことができる。
《一実施の形態の変形例》
図1に示すディジタルスチルカメラ201に用いた撮像素子211は、一対の光電変換部を有する画素が撮像素子全面に配列されたものであるが、1つのマイクロレンズに対して1つの光電変換部を備える通常の撮像画素を撮像素子全面に配列し、その配列の一部の領域(固定された焦点検出位置)に1つのマイクロレンズに対して一対の光電変換部を有する焦点検出画素を配置する構成の撮像素子としてもよい。
図13は撮像素子211上の焦点検出位置を示す図である。撮像素子211上の5箇所に焦点検出を行うための領域101〜105が配置されている。長方形で示す領域101〜105の長手方向に焦点検出画素が直線的に配列される。例えば図14に示すように、領域101に焦点検出画素316を一列に配置し、その周囲を撮像画素310で取り囲む。また、図15に示すように、領域101に焦点検出画素316を複数列配置するようにしてもよい。
撮像画素310は、図16に示すようにマイクロレンズ10、光電変換部11、不図示の色フィルターから構成される。色フィルターは赤(R)、緑(G)、青(B)の3種類からなり、それぞれの分光感度は図5に示すものとなっている。そして、各色フィルターを備えた撮像画素がベイヤー配列されている。撮像画素310の光電変換部11は、マイクロレンズ10により明るい交換レンズの射出瞳(たとえばF1.0)を通過する光束をすべて受光するような形状に設計される。
このように、一つのマイクロレンズに対して異なる分光感度特性を有する複数の光電変換部を備えた第1画素316を複数個、規則的に配置するとともに、一つのマイクロレンズに対して一つの光電変換部を有する第2画素310を、前記第1画素316の周りに複数個、配置するようにしたので、焦点検出領域に配置された複数の第1画素316の出力に基づいて焦点検出を行うとともに、当該焦点検出領域の複数の第1画素316の出力を撮像用として用いるときに、所望の色の画素出力を補間により求める必要がなくなるか、あるいは補間処理を必要とする色数を低減することができ、当該焦点検出領域における画像品質を向上させることができる。
図17は撮像画素310の断面図である。撮像画素310において、光電変換部11の前方にマイクロレンズ10が配置され、マイクロレンズ10により光電変換部11が前方に投影される。マイクロレンズ10と光電変換部11の間には赤または緑または青の色フィルター21が配置される。光電変換部11は半導体回路基板29上に形成されるとともに、その上に色フィルター21およびマイクロレンズ10が半導体イメージセンサーの製造工程により一体的かつ固定的に形成される。
図1に示すディジタルスチルカメラ201の撮像素子211においては、図3に示すように一対の半円形の光電変換部を有する画素を2次元状に配置しているが、図18に示すように光電変換部の形状を長方形にすることもできる。このようにすれば光電変換部の外形が直線状になるので、半導体の回路構成や配線のレイアウトが容易になる。
図18において、画素311の各光電変換部12,13は長方形状をなし、マイクロレンズ10の中心を通る直線に対して対称に配置される。画素312も画素311と同様な構造となっており、光電変換部12,13の配置が画素311の逆になっている。画素313も画素311と同様な構造となっており、一対の光電変換部14,15の組み合わせは画素311と異なっている。各光電変換部14,15は長方形状をなし、マイクロレンズ10の中心を通る直線に対して対称に配置される。画素314も画素313と同様な構造となっており、光電変換部14,15の配置が画素313の逆になっている。
図18に示すように、画素311と画素312は交互に、一対の光電変換部の並び方向に配置される。また、画素313と画素314は交互に、一対の光電変換部の並び方向に配置される。さらに、画素311と画素312からなる行(列)と、画素313と画素314からなる行(列)は交互に配置される。撮像素子は図18に示す画素配列を2次元状にに広く展開しで構成される。
図19は、図18に示す画素311と画素312を時計回り方向に45度回転した画素321と画素322と、図18に示す画素313と画素314を反時計回り方向に45度回転した画素323と画素324とを配置した撮像素子の配列を示す。画素321と画素322は右45度上がり方向にそれぞれの画素が配列され、画素321からなる列と画素322からなる列は交互に配列されている。また、画素323と画素324は左45度上がり方向にそれぞれの画素が配列され、画素323からなる列と画素324からなる列は交互に配列されている。
このような配列によれば、光電変換部に対応する測距瞳の組み合わせによって、複数の方向で像ズレ検出(焦点検出)が可能である。例えば、水平方向に並ぶ画素から同じ色の光電変換部の測距瞳を組み合わせると、図20(a)または(b)に示すようになる。図20(a)において、測距瞳931と測距瞳921は射出瞳の垂直2等分線941に対して、その重心の水平方向の位置が異なっている。すなわち、測距瞳931を通過する光束により水平方向に形成された像と測距瞳921を通過する光束により水平方向に形成された像はデフォーカスに応じて相対的なズレを生ずる。この像ズレ量を検出することによって水平方向の焦点検出が可能になる。また、図20(b)において、測距瞳932と測距瞳922は射出瞳の垂直2等分線941に対して、その重心の水平方向の位置が異なっているので、同様にして水平方向の焦点検出が可能になる。
さらに、垂直方向に並ぶ画素から同じ色の光電変換部の測距瞳を組み合わせると、図21(a)または(b)のようになる。図21(a)において、測距瞳931と測距瞳932は射出瞳の水平2等分線942に対して、その重心の垂直方向の位置が異なっている。すなわち、測距瞳931を通過する光束により垂直方向に形成された像と測距瞳932を通過する光束によって垂直方向に形成された像は、デフォーカスに応じて相対的なズレを生ずる。この像ズレ量を検出することによって垂直方向の焦点検出が可能になる。さらに、図21(b)において、測距瞳921と測距瞳922は射出瞳の垂直2等分線942に対して、その重心の垂直方向の位置が異なっているので、同様にして垂直方向の焦点検出が可能になる。
左上がり45度方向に並ぶ画素から同じ色の光電変換部の測距瞳を組み合わせると、図22に示すようになる。図22において、測距瞳931と測距瞳922は射出瞳の右上がり45度の2等分線943に対して、その重心の左上がり45度方向の位置が異なっている。すなわち、測距瞳931を通過する光束により左上がり45度方向に形成された像と測距瞳922を通過する光束により左上がり45度方向に形成された像は、デフォーカスに応じて相対的なズレを生ずる。この像ズレ量を検出することによって、左上がり45度方向の焦点検出が可能になる。
また、右上がり45度方向に並ぶ画素から同じ色の光電変換部の測距瞳を組み合わせると、図23のようになる。図23において、測距瞳932と測距瞳921は射出瞳の左上がり45度の2等分線944に対して、その重心の右上がり45度方向の位置が異なっている。すなわち、測距瞳932を通過する光束により右上がり45度方向に形成された像と測距瞳921を通過する光束により右上がり45度方向に形成された像はデフォーカスに応じて相対的なズレを生ずる。この像ズレ量を検出することによって、右上がり45度方向の焦点検出が可能になる。したがって、図19に示すような配列においては縦方向、横方向、斜め方向で緑色、赤色、青色に関する焦点検出が可能となる。
図24に示すように画素315の光電変換部の形状を頂角90度の扇形にし、扇形の形状の光電変換部をマイクロレンズ10の中心を通る軸を中心に90度ずつ回転し、4つの扇形の光電変換部16,17,18,19として配置することもできる。光電変換部17,19には緑の色フィルター(G)、光電変換部16には赤の色フィルター(R)、光電変換部18には青の色フィルター(B)が付けられる。
このように、一つのマイクロレンズに対して異なる分光感度特性を有する複数の光電変換部を備えた第1画素315の複数の光電変換部16〜19を、第1画素315のマイクロレンズによる投影中心に対する円周上に配置し、第1画素315の複数の光電変換部16〜19の境界を、第1画素315のマイクロレンズ10による投影中心から放射線状に設定するようにしたので、交換レンズ202の絞り208を絞り込んだときに複数の光電変換部16〜19が均等に遮光され、それらの出力に基づいて正確な焦点検出結果と高品質の画像を得ることができる。
図25に示すように、各光電変換部16〜19をマイクロレンズにより射出瞳面90に投影した場合、測距瞳96〜99となり、これにより瞳分割が達成される。測距瞳96〜99は射出瞳の垂直2等分線および水平2等分線によって4分割されており、測距瞳97,98または測距瞳96,99の組み合わせによって垂直方向の像ずれ検出(焦点検出)が可能になる。また、測距瞳98,99または測距瞳96,97の組み合わせによって水平方向の像ずれ検出(焦点検出)が可能になる。さらに、測距瞳97,99の組み合わせによって右上がり45度方向の像ずれ検出(焦点検出)が可能になる。さらにまた、測距瞳96,98の組み合わせによって左上がり45度方向の像ずれ検出(焦点検出)が可能になる。
図26に示す撮像素子では、図24に示した画素315の光電変換部16〜19を時計回りに90度回転した光電変換部を有する画素を画素316とし、これを水平方向に交互に配列した画素行と、該配列を水平方向に1画素シフトした画素行を垂直方向に交互に配置している。このような配置においては、各色各方向において測距瞳の分割が達成できるので、垂直方向、水平方向、右上がり45度方向、左上がり45度方向について赤色、緑色、青色で焦点検出が可能になる。さらに、各画素が緑色、赤色、青色の光電変換部を備えているので画像データの補間が不要となり、画像品質が向上する。
図26に示す撮像素子では撮像素子全体を画素315と316で構成する例を示したがが、図27に示すように通常の撮像画素310の配列の一部の領域(固定された焦点検出位置)に焦点検出に用いる画素315,316を配置する構成の撮像素子を用いることもできる。
焦点検出画素315と焦点検出画素316は1つの画素中に4つの光電変換部を備えるため、撮像画素310と同じサイズにすると各光電変換部の受光量が減少してSN比が悪化する。これを防止するために、図28に示すように、焦点検出画素315と焦点検出画素316の画素サイズを縦横2倍した焦点検出画素317と焦点検出画素318を、図26の焦点検出画素315と焦点検出画素316に置換した撮像素子を用いてもよい。このようにすれば、焦点検出画素317と焦点検出画素318の各光電変換部の面積が撮像素子310の光電変換部の面積と同等になるので、SN比の低下を防ぎ画像品質を維持することができる。
図29は、図24に示す画素315の光電変換部の形状を扇形から矩形に変更した画素325と、画素325の光電変換部の配置を画素中心に時計回りに90度回転した光電変換部の配置を備える画素326とを交互(市松模様状)に配列した撮像素子の画素配列レイアウトである。
図30は、図29に示す画素レイアウトにおける赤色の光電変換部の位置とそのデータ(R11、R12・・・)を模式的に表した図である。例えば、水平方向の赤色の像ズレ検出はデータR11、R12,R13,R14・・・を用いて行うことができる。また、垂直方向の赤色の像ズレ検出はデータR11、R21,R31,R41・・・を用いて行うことができる。さらに、左上がり45度方向の赤色の像ズレ検出はデータR11、R22,R33,R44・・・を用いて行うことができる。さらにまた、右上がり45度方向の赤色の像ズレ検出はデータR11、R22,R33,R44・・・を用いて行うことができる。同様に、青色においても垂直、水平、斜め45度方向の焦点検出が可能である。
図31は、図29に示す画素レイアウトにおける緑色の光電変換部の位置とそのデータ(G11、G12・・・)(g11、g12・・・)を模式的に表した図である。例えば、水平方向の緑色の像ズレ検出はデータG11,G12,G13,G14・・・、またはg11,g12,g13,g14・・・を用いて行うことができる。また、垂直方向の緑色の像ズレ検出はデータG11,G21,G31,G41・・・、またはg11,g21,g31,g41・・・を用いて行うことができる。さらに、左上がり45度方向の緑色の像ズレ検出はデータg12,G12,G23,g23,g34,G34・・・を用いて行うことができる。さらにまた、右上がり45度方向の緑色の像ズレ検出はデータg13,G13,G22,g22,g31,G31・・・を用いて行うことができる。
図32は、図29に示す画素レイアウトにおける画素325の赤の光電変換部と下側の緑の光電変換部の配置を入れ替えた画素335、および画素335の赤の光電変換部と青の光電変換部の配置を入れ替えた画素336、および画素335と画素336の光電変換部の配置を上下入れ替えた画素337と画素338を配置した撮像素子の画素配列レイアウトである。このような画素配列であっても、図29に示す画素レイアウトと同様に赤色、緑色、青色に関して垂直、水平、斜め45度方向の焦点検出が可能である。
図33は、図32に示す画素レイアウトに置ける画素335と337の光電変換部の配置を時計方向に45度回転した光電変換部の配置を有する画素345と347、および画素336と338の光電変換部の配置を反時計方向に45度回転した光電変換部の配置を有する画素346と348を配置した撮像素子の画素配列レイアウトである。このような画素配列であっても、図32に示す画素レイアウトと同様に赤色、緑色、青色に関して垂直、水平、斜め45度方向の焦点検出が可能である。
図34は、図29に示す画素レイアウトに置ける画素325の光電変換部の配置を時計方向に45度、135度、225度、315度回転した光電変換部の配置を有する画素355、画素356、画素357、画素358を配置した撮像素子の画素配列レイアウトである。このような画素配列であっても、図29に示す画素レイアウトと同様に赤色、緑色、青色に関して垂直、水平、斜め45度方向の焦点検出が可能である。
図35は、図34に示す画素レイアウトに置ける画素355を配列した行と画素357を配列した行と交互に垂直方向に配列した撮像素子の画素配列レイアウトである。このような画素配列では、緑色に関して水平方向の焦点検出が可能であるとともに、緑色、青色に関して垂直方向の焦点検出が可能である。
図36に示すように、画素415の光電変換部の形状を頂角60度の扇形にし、扇形の形状の光電変換部をマイクロレンズ10の中心を通る軸を中心に60度ずつ回転し、6つの扇形の光電変換部41,42,43,44,45,46としてマイクロレンズ項軸を中心とした円周方向に対称的に配置することもできる。光電変換部42、45が対をなすとともに緑の色フィルター(G)が設けられる。また、光電変換部41,44が対をなすとともに赤の色フィルター(R)が設けられる。さらに、光電変換部43,46が対をなすとともに青の色フィルター(B)が設けられる。
画素415を稠密に配置した撮像素子においては、緑色に関する水平方向の焦点検出が可能になり、赤色に関する右上がり60度方向の焦点検出が可能になり、青色に関する左上がり60度方向の焦点検出が可能となる。
図37は、上記画素415の光電変換部の形状を扇形から正三角形に変更した光電変換部を有する画素425を稠密に配置した撮像素子の画素配列レイアウトである。このような画素配置においても、緑色に関する水平方向の焦点検出が可能になり、赤色に関する右上がり60度方向の焦点検出が可能になり、青色に関する左上がり60度方向の焦点検出が可能となる。
図38は、上記画素425の6つの光電変換部において同色のフィルタを有する光電変換部を隣り合わせて配置した光電変換部の配置を有する画素435を稠密に配置した撮像素子の画素配列レイアウトである。このような画素配置においては、緑色に関する水平方向の焦点検出が可能になり、赤色に関する左上がり60度方向の焦点検出が可能になり、青色に関する右上がり60度方向の焦点検出が可能となる。
図39は、上記画素435の隣接した同色のフィルタを有する光電変換部を1つの光電変換部のまとめることにより3つの光電変換部とし、該光電変換部をマイクロレンズ10の中心を通る軸を中心に30度、150度、270度ずつ回転した光電変換部の配置を持つ3つの画素445、画素445、画素447を六方稠密に配置した撮像素子の画素配列レイアウトである。このような画素配置においては、赤色、緑色、青色に関して垂直、水平、斜め45度方向の焦点検出が可能である。
図40は、上記画素447と、画素447の光電変換部の配置をマイクロレンズの垂直二等分線に対して線対称に変換した画素448とを交互に水平方向に配列した画素行と、画素447の光電変換部の配置をマイクロレンズの水へ二等分線に対して線対称に変換した画素449と、画素449の光電変換部の配置をマイクロレンズの垂直二等分線に対して線対称に変換した画素450とを交互に水平方向に配列した画素行とを交互に垂直方向に配列した撮像素子の画素配列レイアウトである。このような画素配置においても、赤色、緑色、青色に関して垂直、水平、斜め45度方向の焦点検出が可能である。
以上説明した光電変換部の形状、光電変換部の配置、画素の配列は上述した一実施の形態とその変形例に限定されず、他にも多くの変形例の撮像素子を構成することができる。要は、1つの画素中に少なくとも2つの分光感度特性の異なる光電変換部を配置した画素と、該画素と同じ少なくとも2つの分光感度特性の異なる光電変換部を持つとともに、その配置が前記画素と異なる画素とを交互に配列し、各画素の同色の光電変換部をマイクロレンズにより投影した測距瞳の画素配列方向の重心位置が異なるようにしておけば、異なる分光感度特性の像出力に対して、画素の配列方向における像ズレ検出が可能になる。
また、光電変換部の境界線をマイクロレンズの光軸を中心とした放射線方向とするとともに、光電変換部の形状を放射線方向に頂角を持つ形状にすることにより、光軸近傍まで感度を有するようにすることによって、絞り開口が小さい交換レンズに対しても受光量を確保することができる。
さらに、同形状の光電変換部をマイクロレンズの光軸を中心とした円周方向に配置とすることによって、受光量のバランスを保ちつつ限定された受光領域を効率的に利用できるとともに、瞳分割を確実に行うことができる。
以上の説明においては、赤、青,緑の3原色のフィルターを使用した例を示したが、2つの色のみの撮像素子や4色以上の色を検出するフィルタを備えた撮像素子にも適用可能である。
以上の説明において、色分解フィルターを原色フィルタ(RGB)とした例を示したが、補色フィルタ(緑:G、イエロー:Ye、マゼンタ:Mg,シアン:Cy)を採用してもよい。また、色分解は色フィルター以外にも光電変換部を構成するフォトダイオードの分光感度特性を光電変換部毎に変更することによっても達成することができる。
上述した撮像素子はCCDイメージセンサー、CMOSイメージセンサーとして形成することができる。また、上述した撮像素子は2次元イメージセンサーとして説明したが、1次元リニアーセンサーにも本発明を適用することができる。
図9に示すフローチャートでは、補正した画像データをメモリーカードに保存する例を示したが、補正した画像データを電子ビューファインダーやボディの背面に設けられた不図示の背面モニター画面に表示するようにしてもよい。
図1に示すディジタルスチルカメラ201では撮像素子211を画像データ生成用に用いているが、図41に示すように撮像専用の撮像素子212を設け、本発明に係わる撮像素子211を焦点検出と電子ビューファインダー表示用として用いるようにしてもよい。図41において、カメラボディ203には撮影光束を分離するハーフミラー221が配置され、透過側に撮像専用の撮像素子212が配置され、反射側に焦点検出兼電子ビューファインダー表示用の撮像素子211が配置される。撮影前は撮像素子211の出力に応じて焦点検出および電子ビューファインダー表示が行われる。レリーズ時は撮像専用の撮像素子212の出力に応じた画像データが生成される。ハーフミラー221を全反射ミラーとし、撮影時は撮影光路から退避するようにしてもよい。このようにすれば、焦点検出兼電子ビューファインダー表示用の撮像素子211の画素サイズを大きくしても、その出力は焦点検出と解像度の要求が低い電子ビューファインダー表示に用いるだけなので、画像データの解像度が低下することがない。
図41では焦点検出と電子ビューファインダー表示用に用いる撮像素子212を1次結像面に配置しているが、図42のように1次像面近傍に配置されたコンデンサーレンズ222を配置するとともに、その背後に再結像レンズ223を配置して撮像素子212上に縮小して再結像させるようにしてもよい。このようにすれば、撮像素子のサイズを小さく出来るので、低コスト化することができる。この場合、撮像素子212のマイクロレンズにより光電変換部の形状が再結像レンズ223の開口近傍に投影されることになる。
《発明の適用範囲》
本願発明の実施の形態による撮像装置は、交換レンズを装着したカメラボディから構成されるディタルスチルカメラやフィルムスチルカメラに限定されず、レンズ一体型のディタルスチルカメラやビデオカメラやフィルムカメラにも適用できる。携帯電話などに内蔵される小型カメラモジュールや監視カメラなどにも適用できる。また、カメラ以外の焦点検出装置や測距装置やステレオ測距装置にも適用できる。
以上説明したように、一実施の形態によれば、一つのマイクロレンズ下に異なる分光感度特性の複数の光電変換部を有する第1画素を複数個、規則的に配置するようにしたので、所望の色の画素出力を補間により求める必要がなくなるか、あるいは補間処理を必要とする色数を低減することができ、画像品質を向上させることができる。
一実施の形態によれば、上記第1画素の周りに、一つのマイクロレンズ下に一つの光電変換部を有する第2画素を複数個、配置するようにしたので、第1画素を焦点検出と撮像の兼用とし第2画素を撮像専用として第1画素の出力により焦点検出を行いながら撮像を行うことができ、撮像時には、第1画素の領域において所望の色の画素出力を補間により求める必要がなくなるか、あるいは補間処理を必要とする色数を低減することができ、画像品質を向上させることができる。
一実施の形態によれば、第1画素を二次元状に配置するようにしたので、第1画素を焦点検出と撮像の兼用として焦点検出を行いながら撮像を行うことができ、撮像時には、第1画素の領域において所望の色の画素出力を補間により求める必要がなくなるか、あるいは補間処理を必要とする色数を低減することができ、画像品質を向上させることができる。
一実施の形態によれば、第1画素のマイクロレンズにより第1画素の複数の光電変換部がマイクロレンズから所定距離前方の面に投影され、第1画素の複数の光電変換部を、第1画素のマイクロレンズによる投影中心に対し円周上に配置するようにしたので、第1画素を回転させることによって、分光感度特性の違いにより第1画素の複数の光電変換部の配置を容易に異ならせることができ、焦点検出に用いる複数対の第1画素の配列を容易に構成することができる。
一実施の形態によれば、第1画素のマイクロレンズにより第1画素の複数の光電変換部がマイクロレンズから所定距離前方の面に投影され、第1画素の複数の光電変換部の境界を、第1画素のマイクロレンズによる投影中心から放射線状に設定するようにしたので、第1画素を回転させることによって、分光感度特性の違いにより第1画素の複数の光電変換部の配置を容易に異ならせることができ、焦点検出に用いる複数対の第1画素の配列を容易に構成することができる上に、撮影光学系の絞りが絞り込まれても第1画素の中のすべての光電変換部が均一に遮光されることになり、すべての光電変換部から均一な出力を得ることができるから、撮影光学系の絞りを絞り込んだ状態でも焦点検出が可能になる。
一実施の形態によれば、第1画素の複数の光電変換部の形状を同一にし、分光感度特性の違いにより第1画素の複数の光電変換部の配置を異ならせるようにしたので、分光感度特性の違いにより第1画素の複数の光電変換部の配置を容易に異ならせることができ、焦点検出に用いる複数対の第1画素の配列を容易に構成することができる。
一実施の形態によれば、分光感度特性の組み合わせが異なる複数種類の第1画素を規則的に配置するようにしたので、焦点検出に用いる複数対の第1画素の配列を容易に構成することができる。
一実施の形態によれば、第1画素を第2画素よりも大きくするようにしたので、第1画素の中のすべての光電変換部の出力のSN比を良くすることができ、焦点検出精度と画像品質を向上させることができる。
一実施の形態のディジタルスチルカメラの構成を示す図 一実施の形態の撮像素子の画素を示す図 一実施の形態の撮像素子の部分拡大図 一実施の形態の撮像素子の画素配置図 各色フィルターの分光透過特性を示す図 画素の断面図 瞳分割方式による焦点検出方法を説明する図 射出瞳面における投影関係を示す図 一実施の形態の撮像動作を示すフローチャート 一実施の形態の焦点検出動作の説明図 一実施の形態の焦点検出動作の説明図 焦点検出結果の信頼性の説明図 一実施の形態の撮像素子の焦点検出位置を示す図 一実施の形態の変形例の撮像素子を示す図 一実施の形態の他の変形例の撮像素子を示す図 撮像画素の正面図 撮像画素の断面図 一実施の形態の他の変形例の撮像素子の部分拡大図 一実施の形態の他の変形例の撮像素子の部分拡大図 図18、図19に示す撮像素子の焦点検出方法を説明する図 図18、図19に示す撮像素子の焦点検出方法を説明する図 図18、図19に示す撮像素子の焦点検出方法を説明する図 図18、図19に示す撮像素子の焦点検出方法を説明する図 変形例の撮像素子の画素を示す図 図24に示す画素の投影図 図24に示す画素を用いた撮像素子を示す図 図26に示す撮像素子の変形例を示す図 図27に示す撮像素子の変形例を示す図 他の変形例の撮像素子を示す図 図29に示す撮像素子の焦点検出方法を説明する図 図29に示す撮像素子の焦点検出方法を説明する図 他の変形例の撮像素子を示す図 他の変形例の撮像素子を示す図 他の変形例の撮像素子を示す図 他の変形例の撮像素子を示す図 他の変形例の撮像素子の画素を示す図 他の変形例の撮像素子を示す図 他の変形例の撮像素子を示す図 他の変形例の撮像素子を示す図 他の変形例の撮像素子を示す図 変形例の撮像装置の構成を示す図 他の変形例の撮像装置の構成を示す図
符号の説明
10 マイクロレンズ
11〜19,41〜46 光電変換部
21〜23 フィルター
201 ディジタルスチルカメラ
211 撮像素子
212 カメラ駆動制御装置
310〜318,321〜326,335〜338,345〜348,355〜358,415,425,435,445〜450 画素

Claims (14)

  1. 一つのマイクロレンズに対して異なる分光感度特性を有する複数の光電変換部を備えた第1画素を複数個、規則的に配置することを特徴とする光検出素子。
  2. 請求項1に記載の光検出素子において、
    一つのマイクロレンズに対して一つの光電変換部を有する第2画素を、前記第1画素の周りに複数個、配置することを特徴とする光検出素子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光検出素子において、
    前記第1画素を二次元状に配置することを特徴とする光検出素子。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光検出素子において、
    前記第1画素のマイクロレンズは、前記第1画素の複数の光電変換部の像を前記マイクロレンズから所定距離前方の面に投影することを特徴とする光検出素子。
  5. 請求項4に記載の光検出素子において、
    前記第1画素の複数の光電変換部を、前記第1画素のマイクロレンズによる投影中心に対する円周上に配置することを特徴とする光検出素子。
  6. 請求項4に記載の光検出素子において、
    前記第1画素の複数の光電変換部の境界を、前記第1画素のマイクロレンズによる投影中心から放射線状に設定することを特徴とする光検出素子。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の光検出素子において、
    前記第1画素の複数の光電変換部の形状が同一で、配置が異なる複数種類の前記第1画素を配列したことを特徴とする光検出素子。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の光検出素子において、
    分光感度特性の組み合わせが異なる複数種類の前記第1画素を規則的に配置することを特徴とする光検出素子。
  9. 請求項2に記載の光検出素子において、
    前記第1画素を前記第2画素よりも大きくすることを特徴とする光検出素子。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の光検出素子と、
    前記光検出素子上に被写体像を形成する撮影光学系と、
    前記光検出素子の出力に基づいて前記撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項10に記載の撮像装置において、
    前記焦点検出手段は、同一の分光感度特性を有する一対の前記第1画素の出力データに基づいて焦点検出を行うことを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項10に記載の撮像装置において、
    前記焦点検出手段は、直線上に配置された前記第1画素の出力データに基づいて該直線方向における焦点検出を行うことを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項12に記載の撮像装置において、
    前記焦点検出手段は、複数の方向における焦点検出を同時に行うことを特徴とする撮像装置。
  14. 請求項10〜13のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記焦点検出手段は、前記第1画素の複数の光電変換部の分光感度特性に含まれない分光感度特性に相当する画素の出力データを、当該第1画素の周囲の画素の出力データに基づいて補間演算することを特徴とする撮像装置。
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