JP2007315141A - 対震ストライク - Google Patents

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Abstract

【課題】変形可能に嵩上げされた係止板部両側の開口を塞ぎながら、確実な変形が可能となる対震ストライクを提供する。
【解決手段】デッドボルトを進入させる係止穴49の穿設された係止板部21が扉枠の框から浮上するように嵩上げされ、外力によって係止板部21が框に接近する方向に変形可能な対震ストライク100あって、係止板部51を中央部に有しこの係止板部51の長手方向両端に係止板部51を嵩上げ位置に支持する傾斜当接片部53を連設して板金材によって一体形成されたストライク本体21と、ストライク本体21に固着され係止板部51が嵩上げされることにより形成された係止板部両長辺側の開口空間を塞ぎ少なくとも一方が係止板部51から框に下る傾斜面57で形成された樹脂材からなる一対の塞ぎ部材23a,23bとを具備した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デッドボルトを進入させる係止板部が外力によって扉枠の框に接近する方向に変形可能な対震ストライクに関する。
一般に、マンションなどにおいては、ドア枠に錠受を取付け、この錠受にドア側に設けた施解錠装置のデッドボルトを進退係脱させることにより、施錠や解錠を行う。近年では、地震などの災害発生時にドアを確実に開放させて室外への避難を可能とするため、ドアとドア枠の間に所定のクリアランス(13mm程度)を設けている。地震発生時には、ドア枠周辺の壁が破壊され、ドア枠が変形してドアに接触する外力が発生するので、錠受は、所定以上の外力が加えられたとき、上記クリアランスが確保される方向に変形可能とする必要がある。このように、所定以上の外力が発生したとき、錠受を変形させると、ドア枠とドアの間に所定の隙間を確保でき、しかも錠受の係止孔に係止されているドア側のデッドボルトを離脱させることもできるので、ドアの開放が補償されて室外への避難が容易となる。
従来では、例えば図9に示すようなドア用錠受1を用いている。この錠受1は、デッドボルトの係止孔3を形成した本体壁部5と、その上下両側に一体に設けた連結片7,7と、これら連結片7を介して本体壁部5と平行な段状に形成され、ドア枠9の内側面に固定する固定片11,11とを備えており、これらは鋼板をプレス加工して形成される。そして、ドア枠9の内面に各固定片11を固定ビスなどで固定して、本体壁部5の係止孔3にドア側のデッドボルトを係脱させることにより施錠や解錠を行う。
このドア用錠受1によれば、地震発生時に、ドア枠周辺の壁が破壊され、ドア枠が変形してドアに接触する外力が発生すると、本体壁部5が例えばドア木口に表出する錠箱フロントパネルに押しつけられ、連結片7,7の傾斜角度が小さくなる方向に潰れ、ドア用錠受1が大きな力によってドアに接触し、ドアの開放が不能となる事態を回避できる。このような効果は、ドア用錠受1がドアの室内面に取り付けられる面付け錠タイプの場合においても同様に得ることができる。
特開平11−62337号公報
しかしながら、上記した従来のドア用錠受は、鋼板を折曲加工或いはプレス加工して、本体壁部5を傾斜連結片7,7によって嵩上げした板金部材であるため、側面が開口13となり、使用者に軟弱な感じを与えて外観も悪い問題があった。このような見栄えの悪さは、ドア用錠受1がドアの室内面に取り付けられる面付け錠タイプの場合、特に顕著となった。これに対し、開口13を塞ぐ側壁部をプレス加工にて折曲形成すれば、開口13は覆え、デッドボルト等の表出はなくなるものの、側壁部により強度が高まり、ドア用錠受1が変形し難くなる新たな問題を招いた。また、ドア用錠受を潰す方向の外力が加わった際、折曲加工にて形成した側壁部が進入可能となる切り込みをトロヨケ等に設けておく構造も考えられるが、構造が複雑となるとともに、不規則方向の変形が生じた場合には切り込みに側壁部が進入不能となり、結局、ドア用錠受1が変形し難くなることが危惧された。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、潰れるなどの変形可能に嵩上げされた係止板部両側の開口を塞ぎながら、確実な変形が可能となる対震ストライクを提供し、もって、見栄えの向上と、地震発生時におけるクリアランス確保機能の信頼性向上を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の対震ストライクは、扉枠25に固定され該扉枠25の框延在方向に沿って長い矩形状で形成されるとともに、扉に設けられた錠箱から進出するデッドボルト47を進入させる係止穴49の穿設された係止板部51が前記框表面から浮上するように嵩上げされ、外力によって前記係止板部51が前記框に接近する方向に変形可能な対震ストライク100であって、
前記係止板部51を中央部に有し該係止板部51の長手方向両端に該係止板部51を嵩上げ位置に支持する傾斜当接片部53を連設して板金材によって一体形成されたストライク本体21と、
該ストライク本体21に固着され前記係止板部51が嵩上げされることにより形成された係止板部両長辺側の開口空間55を塞ぎ少なくとも一方が前記係止板部51から前記框に下る傾斜面57で形成された樹脂材からなる一対の塞ぎ部材23a,23bと、
を具備したことを特徴とする。
この対震ストライクでは、面積の大きい開口空間55が強度の小さい樹脂材により塞がれ、開口空間55を塞ぐ塞ぎ部材23a,23bが容易に変形することで、係止板部51の扉枠25に接近する方向の変形を阻害することがない。また、塞ぎ部材23a,23bの一方が傾斜面57で形成され、ラッチボルトを後退させるための反力が付与可能になるとともに、係止板部51の変形時には、一方の塞ぎ部材23aが傾斜角度を小さくするように変形して平坦に展開され、係止板部51の変形を阻害することがない。
請求項2記載の対震ストライクは、前記一対の塞ぎ部材23a,23bが、連結部59を介して一体的に連結されて成形されたことを特徴とする。
この対震ストライクでは、一対の塞ぎ部材23a,23bが一体の一部品で成形可能され、部品点数が少なくなる。また、傾斜面57となる一方の塞ぎ部材23aの傾斜面頂部61が連結部59を介して他方の塞ぎ部材23bに支持され、すなわち展開するような方向の変形となって、変形時には一方の塞ぎ部材23aが傾斜角度を小さくするように確実に変形する。
請求項3記載の対震ストライクは、前記連結部59に凸部63が突設され、
前記ストライク本体21に該凸部63が嵌入する貫通固定孔65が穿設され、
該貫通固定孔65に嵌入させた前記凸部63を加締めて前記塞ぎ部材23a,23bが前記ストライク本体21に固着されたことを特徴とする。
この対震ストライクでは、ストライク本体21と塞ぎ部材23a,23bとの固着構造が簡素となる。また、固定部が点在することにより、変形時における係止板部51への拘束力が小さくなる。さらに、凸部63の加締めという単純な連結構造であることで、互いが容易に外れやすくもなり、変形の阻害を少なくできる。
請求項4記載の対震ストライクは、前記ストライク本体21の外縁21aが接する前記塞ぎ部材23a,23bの縁部に、前記ストライク本体21の外縁21aを裏面から当接支持する段部67が設けられたことを特徴とする。
この対震ストライクでは、係止板部51が扉枠25に接近する方向に変形する際、係止板部51の変位に追従して係止板部51の外縁21a裏面に段部67が押圧されて、塞ぎ部材23a,23bが変形する。これにより、特に傾斜面57となった一方の塞ぎ部材23aが、確実に傾斜角度を小さくするように変形して略平坦に展開される。
本発明に係る請求項1記載の対震ストライクによれば、係止板部を中央部に有しその長手方向両端に傾斜当接片部を連設して板金材によって一体形成されたストライク本体と、このストライク本体に固着され係止板部が嵩上げされることにより形成された開口空間を塞ぐ樹脂材からなる一対の塞ぎ部材とを備えたので、面積の大きい開口空間が強度の小さい樹脂材により塞がれ、開口空間を塞ぎ部材が容易に変形することで、係止板部の扉枠に接近する方向の変形を阻害することがない。また、塞ぎ部材の一方が傾斜面で形成されるので、ラッチボルトを後退させるための反力を付与することができるとともに、係止板部の変形時には、傾斜角度を小さくするように変形して略平坦に展開され、係止板部の変形を阻害することがない。この結果、見栄えの向上と、地震発生時におけるクリアランス確保機能の信頼性向上とを同時に達成することができる。
請求項2記載の対震ストライクによれば、一対の塞ぎ部材が、連結部を介して一体的に連結されて成形されたので、一対の塞ぎ部材を一体の一部品で成形でき、部品点数を少なくすることができる。また、傾斜面となる一方の塞ぎ部材の傾斜面頂部が連結部を介して他方の塞ぎ部材に支持されるので、変形時には一方の塞ぎ部材が傾斜角度を小さくするように変形して略平坦に展開され、係止板部の変形を阻害しない。
請求項3記載の対震ストライクによれば、貫通固定孔に嵌入させた凸部を加締めて塞ぎ部材をストライク本体に固着するので、ストライク本体と塞ぎ部材との固着構造が簡素となるとともに、固定部を点在させることができ、変形時における係止板部への拘束力を小さくして、係止板部の変形を阻害しない。さらに、凸部の加締めという単純な連結構造であることから、互いが容易に外れやすくなり、このことからも変形の阻害を少なくできる。
請求項4記載の対震ストライクによれば、ストライク本体の外縁が接する塞ぎ部材の縁部に、ストライク本体の外縁を裏面から当接支持する段部を設けたので、係止板部が扉枠に接近する方向に変形する際、係止板部の変位に追従して係止板部の外縁裏面に段部が押圧されて、塞ぎ部材が変形し、特に傾斜面となった一方の塞ぎ部材は、傾斜角度を小さくするように変形して略平坦に展開され、係止板部の変形を阻害しない。
以下、本発明に係る対震ストライクの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る対震ストライクの外観斜視図、図2は図1に示したストライク本体及び塞ぎ部材の分解斜視図、図3は図1に示した対震ストライクの縦断面図、図4は図3のA−A矢視図、図5は図4のストライク本体及び塞ぎ部材を除いた正面図、図6は図4のB−B矢視図である。
本実施の形態による対震ストライク100は、図1、図2に示すストライク本体21と、一対の塞ぎ部材23a,23bとを備える。図3に示すように、扉枠25には凹状の収容空間27を有するトロヨケ29が、上下の固定フランジ部29a,29bを介してビス31により固定される。このトロヨケ29の内部には、略相似形に形成された箱状の可動部材33が、後退間隙35を有して収容されている。
可動部材33の長手方向(図3の上下方向)両端には略箱状に形成された一対の補強部材37a,37bが収容されている。補強部材37a,37bは、可動部材33の上端及び下端から挿入された固定ビス39により、可動部材33の内で固定される。可動部材33の上部、下部にはビス39,39を介して位置規制部材41,41が共締めされ、位置規制部材41,41は先端をトロヨケ29の内部天井面、及び底面に当接することで、可動部材33をトロヨケ29の上下方向中央に位置規制している。
可動部材33及びそれぞれの補強部材37a,37bの側面には係合穴43が穿設され、係合穴43にはトロヨケ29の両側面から内方に向けて突出した4つの突起45が挿入されている。これにより、可動部材33は、後退間隙35を縮める方向への移動が可能となるとともに、トロヨケ29からの脱落が規制されている。
図1に示したストライク本体21と塞ぎ部材23a,23bは、扉枠25の框延在方向に沿って長い矩形状で形成される。ストライク本体21は、図示しない扉に設けられた錠箱から進出するデッドボルト47を進入させる係止穴49の穿設された係止板部51を有する。ストライク本体21は、長手方向両端に連設された傾斜当接片部53,53によって、係止板部51が扉枠25から浮上するように嵩上げされて配置される。係止板部51と一対の傾斜当接片部53,53とは、ステンレス等の板金材によって一体形成される。
一対の塞ぎ部材23a,23bは、ストライク本体21に固着され、係止板部51が嵩上げされることにより形成された係止板部両長辺側の開口空間55を塞ぐ。一対の塞ぎ部材23a,23bの少なくとも一方23a、好ましくは扉の開く方向の面側となる一方は、係止板部51から扉枠25に下る傾斜面57で形成されている。
この一対の塞ぎ部材23a,23bは、図2に示すように、本実施の形態では一対の連結部59,59を介して樹脂材により一体的に連結されて成形される。樹脂材としては、例ばえAASなどの耐候性・耐衝撃性を有する合成樹脂を好適に用いることができる。このように、一対の塞ぎ部材23a,23bを、連結部59を介して一体的に連結成形することで、一対の塞ぎ部材23a,23bを一体の一部品で成形でき、部品点数を少なくすることができる。また、傾斜面57となる一方の塞ぎ部材23aの傾斜面頂部61が連結部59を介して他方の塞ぎ部材23bに支持されるので、変形時には一方の塞ぎ部材23aが傾斜角度を小さくするように変形して平坦に展開され、係止板部51の変形を阻害しない。
連結部59には複数、本実施の形態では2つの凸部63が突設され、上下一対の両連結部にて凸部63が4つ突設される。ストライク本体21には各凸部63が嵌入する複数、本実施の形態では4つの貫通固定孔65が穿設される。ストライク本体21と塞ぎ部材23a,23bは、貫通固定孔65に嵌入させた凸部63を加締めて一体に固着される。このように、貫通固定孔65に嵌入させた凸部63を加締め、塞ぎ部材23a,23bをストライク本体21に固着することで、ストライク本体21と塞ぎ部材23a,23bとの固着構造が簡素となるとともに、固定部を点在させることができ、変形時における係止板部51への拘束力を小さくして、係止板部51の変形を阻害しないようにできる。
また、図2に示すように、ストライク本体21の外縁21aが接する塞ぎ部材23a,23bの縁部には、ストライク本体21の外縁21aの裏面側を当接支持する段部67が設けられている。このように、ストライク本体21の外縁21aが接する塞ぎ部材23a,23bの縁部に、外縁21aを当接支持する段部67を設けることで、係止板部51が扉枠25に接近する方向に変形する際、係止板部51の変位に追従して外縁21aによって段部67が変形方向に押圧される。これにより、塞ぎ部材23a,23bが変形し、特に傾斜面57となった一方の塞ぎ部材23aは、傾斜下縁が外方向に滑ることとなって、傾斜角度を小さくするように変形して略平坦に展開され、係止板部51の変形を阻害しなくなる。
一体に固着されたストライク本体21と塞ぎ部材23a,23bは、ストライク本体21に穿設された固定孔69,69に、ビス71,71が挿入され、このビス71,71が補強部材37a,37bに設けられた図3に示すネジ孔73,73に螺合することで、可動部材33に固定される。可動部材33に固定されたストライク本体21は、図4に示す係止穴49が、可動部材33の図5に示す係止穴75に一致する。
ストライク本体21が可動部材33に螺着固定された状態で、図3に示すように、ストライク本体21の傾斜当接片部53の下端は、扉枠25に当接する。また、図6に示すように、塞ぎ部材23a,23bの下端も扉枠25に当接する。これにより、一体となったストライク本体21及び可動部材33は、扉枠25から離反する方向の移動が突起45により規制されるとともに、扉枠25に接近する方向の移動が傾斜当接片部53及び塞ぎ部材23a,23bによって規制されている。そして、この状態で、可動部材33は、略半部がトロヨケ29内に位置し、ストライク本体21と螺着固定されている側の略半部が扉枠25より突出して、その突出部分の周囲を、ストライク本体21の傾斜当接片部53と塞ぎ部材23a,23bとで覆うようになる。また、この状態では、図3に示すようにデッドボルト47が進出している状態でストライク本体21の係止穴49のみではなく、可動部材33内にも位置することとなる。
次に、上記のように構成された対震ストライクの作用を説明する。
図7は外力によりストライク本体及び塞ぎ部材が変形した状態の縦端面図、図8は図7のC−C矢視図である。
上記の対震ストライク100の取り付けられた扉枠25が、地震等により変形し、扉枠25と扉木口26、或いは扉枠25と、扉付設の面付け錠28との間隔を狭める変形が生じた場合、対震ストライク100のストライク本体21には、扉枠25に接近する方向の圧力が加わる。
対震ストライク100では、このような外力が加わると、先ず、ストライク本体21の傾斜当接片部53が傾斜角度を小さくする方向に、すなわち拡がるように、略平坦に展開されて変形する。これにより、扉枠25からの嵩上げ寸法Hが縮められることとなる。
また、この際同時にストライク本体21と一体となった塞ぎ部材23a,23bも、傾斜面57の角度が小さくなる方向に、略平坦に変形展開される。また、これらのストライク本体21及び塞ぎ部材23a,23bの変形変位に応じ、可動部材33は、凸部63に対して係合穴43が移動することで、トロヨケ29の後退間隙35を縮める方向に押し込められることとなる。
このように、対震ストライク100では、面積の大きい開口空間55が強度の小さい樹脂材により塞がれ、開口空間55を塞ぐ塞ぎ部材23a,23bが容易に変形することで係止板部51の扉枠25に接近する方向の変形を阻害することがない。また、塞ぎ部材23a,23bの一方が傾斜面57で形成され、図示しないラッチボルトを後退させるための反力が付与可能になるとともに、係止板部51の変形時には、一方の塞ぎ部材23aが傾斜角度を小さくするように変形して平坦に展開され、係止板部51の変形を阻害することがない。
したがって、上記の対震ストライク100によれば、係止板部51を中央部に有しその長手方向両端に傾斜当接片部53を連設して板金材によって一体形成されたストライク本体21と、このストライク本体21に固着され係止板部51が嵩上げされることにより形成された開口空間55を塞ぐ樹脂材からなる一対の塞ぎ部材23a,23bとを備えたので、面積の大きい開口空間55が強度の小さい樹脂材により塞がれ、開口空間55を塞ぐ塞ぎ部材23a,23bが容易に変形することから係止板部51の扉枠25に接近する方向の変形を阻害することがない。また、塞ぎ部材23a,23bの一方が傾斜面57で形成されるので、ラッチボルトを後退させるための反力を付与することができるとともに、係止板部51の変形時には、傾斜角度を小さくするように変形して略平坦に展開され、係止板部51の変形を阻害することがない。この結果、見栄えの向上と、地震発生時におけるクリアランス確保機能の信頼性向上とを同時に達成することができる。
なお、上記の実施の形態では、ストライク本体21と塞ぎ部材23a,23bとを凸部63の加締めにより固着する例を説明したが、ストライク本体21と塞ぎ部材23a,23bとは、加締め以外に、ビスによる螺着、接着剤による接着、凸部63を溶融変形させる溶着、或いはストライク本体21を塞ぎ部材23a,23bによって覆うように被せる被着であってもよい。
また、本発明に係る対震ストライクは、錠箱が扉に内設される扉内設錠、或いは錠箱が扉面に表出して取り付けられる面付け錠の何れにも適して同様の効果を奏するものである。
本発明に係る対震ストライクの外観斜視図である。 図1に示したストライク本体及び塞ぎ部材の分解斜視図である。 図1に示した対震ストライクの縦断面図である。 図3のA−A矢視図である。 図4のストライク本体及び塞ぎ部材を除いた正面図である。 図4のB−B矢視図である。 外力によりストライク本体及び塞ぎ部材が変形した状態の縦端面図である。 図7のC−C矢視図である。 従来の対震ストライクの概略斜視図である。
符号の説明
21…ストライク本体
21a…ストライク本体の外縁
23a,23b…塞ぎ部材
25…扉枠
47…デッドボルト
49…係止穴
51…係止板部
53…傾斜当接片部
55…開口空間
57…傾斜面
59…連結部
63…凸部
65…貫通固定孔
67…段部
100…対震ストライク

Claims (4)

  1. 扉枠に固定され該扉枠の框延在方向に沿って長い矩形状で形成されるとともに、扉に設けられた錠箱から進出するデッドボルトを進入させる係止穴の穿設された係止板部が前記框表面から浮上するように嵩上げされ、外力によって前記係止板部が前記框に接近する方向に変形可能な対震ストライクであって、
    前記係止板部を中央部に有し該係止板部の長手方向両端に該係止板部を嵩上げ位置に支持する傾斜当接片部を連設して板金材によって一体形成されたストライク本体と、
    該ストライク本体に固着され前記係止板部が嵩上げされることにより形成された係止板部両長辺側の開口空間を塞ぎ少なくとも一方が前記係止板部から前記框に下る傾斜面で形成された樹脂材からなる一対の塞ぎ部材と、
    を具備したことを特徴とする対震ストライク。
  2. 前記一対の塞ぎ部材が、連結部を介して一体的に連結されて成形されたことを特徴とする請求項1記載の対震ストライク。
  3. 前記連結部に凸部が突設され、
    前記ストライク本体に該凸部が嵌入する貫通固定孔が穿設され、
    該貫通固定孔に嵌入させた前記凸部を加締めて前記塞ぎ部材が前記ストライク本体に固着されたことを特徴とする請求項2記載の対震ストライク。
  4. 前記ストライク本体の外縁が接する前記塞ぎ部材の縁部に、前記ストライク本体の外縁を裏面から当接支持する段部が設けられたことを特徴とする請求項1,2,3のいずれか1つに記載の対震ストライク。
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