JP2009190846A - エレベータの操作盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】フェースプレートの着脱作業を容易に行うことができ、意匠性の高いエレベータの乗り場の操作盤を提供する。
【解決手段】操作盤100は、壁面4に取り付けられた表面に凹部3aが形成された取付板3と、取付板3の表面にスライド可能に取り付けられた凹部3aに対応する貫通穴6aが形成されたラッチ6と、取付板3を覆うフェースプレートであって、凹部3aに対応する棒1aを備え、棒1aの側壁に鍵溝1bが形成されたフェースプレート1とを備え、棒1aは貫通穴6aを貫通して凹部3aに挿入され、ラッチ6は、スライドすることにより、貫通穴6aの上辺6cが、凹部3aに挿入した棒1aの鍵溝1bに嵌まり、フェースプレート1を取付板3に取り付ける。
【選択図】図3
【解決手段】操作盤100は、壁面4に取り付けられた表面に凹部3aが形成された取付板3と、取付板3の表面にスライド可能に取り付けられた凹部3aに対応する貫通穴6aが形成されたラッチ6と、取付板3を覆うフェースプレートであって、凹部3aに対応する棒1aを備え、棒1aの側壁に鍵溝1bが形成されたフェースプレート1とを備え、棒1aは貫通穴6aを貫通して凹部3aに挿入され、ラッチ6は、スライドすることにより、貫通穴6aの上辺6cが、凹部3aに挿入した棒1aの鍵溝1bに嵌まり、フェースプレート1を取付板3に取り付ける。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えば、エレベータ乗り場の壁面に設置されるエレベータの操作盤に関するものである。特に、エレベータの操作盤の係止方式(係止装置)に関する。
従来のエレベータ乗り場の壁に取り付けられた操作盤(壁掛け式操作盤)は、壁にアンカーボルトなどで固定されている取付板(ボックス相当)に、箱曲げされたフェースプレート(表板ともいう)がネジ等で固定されている。フェースプレートは、上部と下部に固定用のネジ穴が設けられ、フェースプレートの表面からネジ穴にネジを通して取付板にネジ止めすることにより固定されている。
特開平9−315711号公報
従来のエレベータの操作盤は、ネジが意匠面(フェースプレートの表面)に現れてしまうため、見栄えが悪いという課題がある。昨今では、意匠性(デザイン性)を良くするために、フェースプレートを係止する方法として、意匠面にネジが見えないように固定する方法、あるいは、ネジレス(ネジを使用しない)で固定する方法が望まれている。
本発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、フェースプレートの表面にネジが見えないように、あるいは、フェースプレートにネジを使用しないようにしてフェースプレートを係止し、意匠性を向上させるとともに、フェースプレートの着脱作業を容易に行うことができるエレベータの乗り場の操作盤を提供することを目的とする。
本発明に係るエレベータの操作盤は、エレベータ乗り場の壁面に設置されるエレベータの操作盤であって、上記壁面に取り付けられ、表面に凹みが形成された取付板と、上記取付板の表面にスライド可能に設置され、上記凹みに対応する貫通穴が形成された係止板と、係止されることにより上記取付板を覆うフェースプレートであって、上記凹みに対応する突出部と、上記突出部に上記貫通穴に対応する溝とが形成されたフェースプレートとを備え、上記突出部は、上記貫通穴を貫通して上記凹みに挿通し、上記係止板は、スライドすることにより、上記貫通穴の周縁部の一部が、上記凹みに挿通した上記突出部の上記溝に嵌合して、上記フェースプレートを係止することを特徴とする。
本発明に係るエレベータの操作盤によれば、ネジを使用せずにフェースプレートを係止することができるので、操作盤の意匠性が向上するとともに、フェースプレートの着脱作業が容易になるという効果を奏する。
実施の形態1.
図1〜図8を用いて実施の形態1について説明する。
図1〜図8を用いて実施の形態1について説明する。
図1は、実施の形態1に係るエレベータの操作盤100の正面図である。図2は、実施の形態1に係るエレベータの操作盤100の正面透視図である。
操作盤100(エレベータの操作盤)は、例えば、エレベータ乗り場の壁面に設置されている壁掛け式の操作盤であり、エレベータの利用者がエレベータを呼ぶためのボタン等が配設されている操作盤である。操作盤100において、利用者に向いている側(すなわち、利用者から見える側)は、フェースプレート1で覆われている。フェースプレート1には、利用者がエレベータを呼ぶための上下ボタン2が配設されている。
図3は、図1及び図2に示される操作盤100のA−A断面図である。なお、上下ボタン2は、断面としていない。図3を用いて、実施の形態1に係るエレベータの操作盤100の構成について説明する。
図3において、操作盤100は、壁面4に取り付けられる取付板3と、取付板の表面にスライド可能に取り付けられたラッチ6(係止板の一例)と、取付板3を覆うように取付板3に係止されるフェースプレート1とから構成される。図3は、壁面4に取り付けられた取付板3にフェースプレート1が取付けられ係止(固定)されている状態を示している。
フェースプレート1は、箱蓋状(凸形状、箱形状)をしており、壁面4に取り付けられている取付板3に被せるように取り付けられる。フェースプレート1の内側の面であって壁面4と対向する面(裏面1g、箱蓋の内側の面)には、突起状の棒1a(突出部の一例)が形成されている。棒1aは、フェースプレート1の成型時に同時に形成されるものでもよいし、フェースプレート1の成型後に棒状の部材を接着材あるいは溶接等によりフェースプレート1の裏面に取り付けたものでもよい。棒1aは、フェースプレート1の中心に対して上部と下部との対称の位置の2箇所に形成されている。
フェースプレート1の棒1aの側面(側壁)の少なくとも一部には、鍵溝1b(溝の一例)が形成されている。さらに、フェースプレート1は、箱蓋状のフェースプレート1が取付板3を覆うように取り付けられた場合に、下方に向く面となる下面1fに、開口穴1cを備える。開口穴1cは、例えば、エレベータ保守等の作業員が開口穴1cにマイナスドライバー等を挿入することができる程度の大きさの穴である。
取付板3は、壁面4に、例えば、アンカーボルト5(図2参照)等で固定されている。取付板3には、取付板3の表面(フェースプレートに対向する面)に、凹みである凹部3a(凹みの一例)が形成されている。凹部3aは、フェースプレート1が取り付けられる際に、棒1aに対応する凹みである。すなわち、フェースプレート1が取り付けられる際に、棒1aは凹部3aに挿入される。凹部3aは、フェースプレート1の棒1aに対応する位置に形成される。
取付板3の裏側の面(壁面4と対向する面)には、凹部3aが裏側に突き出た凸部3cが現れる。壁面4には、取付板3を壁面に取り付けた際に取付板3の凸部3cに対応する箇所に、凸部3cを収容するための壁穴4aが形成されている。すなわち、壁面4(建築壁)には、凹部3a(すなわち凸部3c)を逃がすために、予め壁穴4aが開けてある。
また、取付板3には、取付板3の上方の周縁である上縁部が略垂直に折り曲げられた折り曲げ部3bが形成されている。また、取付板3の下方の周縁である下縁部には、切り欠き部8(図5参照)が形成されている。
取付板3の表面には、ラッチ6(係止板の一例)がスライド可能に取り付けられている。ラッチ6は、取付板3の表面を上下方向にスライド移動できるようにスライド機構Bにより取り付けられる。ラッチ6をスライド可能に取付板3に取り付けるためのスライド機構Bについては後述する。
また、ラッチ6には、ラッチ6の上方の周縁が略垂直に折り曲げられたラッチ折り曲げ部6bが形成されている。取付板3の折り曲げ部3bと、ラッチ折り曲げ部6bとの間には、バネ7(弾性体の一例)が挿入される。ラッチ6には、バネ7の弾力により常に下方に力がかかるようになっている。
ラッチ6には、フェースプレート1を取付板3に取り付ける際に、フェースプレート1の棒1aがラッチ6を貫通して取付板3の凹部3aに挿入できるように、凹部3aに対応する貫通穴6aが形成される。貫通穴6aは、略四角形状である。
ここで、棒1aがラッチ6によって係止されるメカニズムを簡単に説明する。フェースプレート1を取付板3に取り付ける際に、まず、作業員がフェースプレート1の下方の開口穴1cからマイナスドライバー等を挿入してラッチ6を押し上げた状態で、フェースプレート1の棒1aをラッチ6の貫通穴6aを貫通させて取付板3の凹部3aに挿入する。次に、作業員がマイナスドライバーを外してラッチ6を押し上げる力を解除すると、ラッチ6がバネ7のバネ力(弾力)により下方にスライドして、略四角形状の貫通穴6aの上辺6c(周縁部の一部)が、凹部3aに挿入した棒1aの鍵溝1bに嵌まって(嵌合して)係止され、フェースプレート1が取付板3に係止される。貫通穴6aの形状は、略四角形状に限るわけではなく、貫通穴6aの周縁部の一部が鍵溝1bに嵌合するものであれば、円形状、楕円形状、多角形状等でも構わない。また、鍵溝1bは、フェースプレート1が取付板3に取り付けられる際に、棒1aにおいて貫通穴6aに対応する位置に形成される。本実施の形態では、鍵溝1bは、棒1aの側壁の貫通穴6aに対応する位置の上部(すなわち、上辺6cに対応する位置)に形成されている。ただし、鍵溝1bとして、棒1aの貫通穴6aに対応する位置の側壁の周囲全部に溝を設けても構わない。
貫通穴6aの上辺6cと鍵溝1bとの嵌合を解除するには、例えば、乗り場の作業員等が、フェースプレート1の開口穴1cからマイナスドライバー等を挿入してラッチ6を上方に押して(S21)、ラッチ6を上方にスライドさせる。ラッチ6が上方にスライドすることにより、貫通穴6aの上辺6cを鍵溝1bから外すことができる。
また、ラッチ6は、下方の縁部(下縁部)に、壁側の面に若干の厚みを持たせて段を形成した段部9を有する。段部9については後述する。
以下では、「フェースプレート1が取付板3に装着された状態」を次の意味で用いる。すなわち、フェースプレート1の棒1aがラッチ6の貫通穴6aを貫通して取付板3の凹部3aに挿入されてはいるが、貫通穴6aの上辺6cと棒1aの鍵溝1bとがまだ嵌合していない状態を意味するものとする。そして、貫通穴6aの上辺6cと棒1aの鍵溝1bとが嵌合した状態を、「フェースプレート1が取付板3に係止(固定)された状態」と呼ぶものとする。
図4(a)は、図3に示すスライド機構Bの部分拡大図を示す図である。図4(a’)は、図4(a)の長穴10、ナット11a,11b、ネジ棒12部分の矢視図である。図4(a)(a’)を用いて、ラッチ6をスライド可能に取付板3に取り付けるためのスライド機構Bについて説明する。
図4(a)では、取付板3は、ネジ切りが形成されたネジ棒12を備えている。ラッチ6には、ネジ棒12に対応する位置にネジ棒12に係合する長穴10が設けられる。ラッチ6を取付板3にスライド可能に取り付ける際には、ラッチ6の長穴10にネジ棒を貫通させて、ネジ棒12の先端部からラッチ6を挟むようにナット11を取り付ける。ナット11は、2つのナット11a,11bが互いに締め付けるように螺合して、ネジ棒12の所定の位置で固定される。ナット11aは、ラッチ6がナット11bと取付板3との間をスライド可能な位置でネジ棒12に固定される。このように、ラッチ6の長穴10がネジ棒12に案内されて、ラッチ6が取付板の表面を上下にスライドすることができる。図4(a’)に示すように、ナット11a,11bの径m1を長穴10の幅Bよりも大きくすることにより、ラッチ6は取付板3から外れることはない。
ラッチ6に対してバネ7の弾力により下方に力が加わると、ラッチ6は下方にスライドして、ネジ棒12の側壁の上部が長穴10の周縁の上部にぶつかって止まる。ラッチ6において、この位置が下方にスライドする際の限界位置(以下、下方限界位置という)である。また、ラッチ6に対して、作業員等がマイナスドライバー等により開口穴1cから下方から上方への押力を加えると、ラッチ6は上方にスライドして、ネジ棒12の側壁の下部が長穴10の周縁の下部にぶつかって止まる。ラッチ6において、この位置が上方にスライドする際の限界位置(以下、上方限界位置という)である。すなわち、ラッチ6は、長穴10の上下の長さLからネジ棒12の径dを引いた長さ(L−d)だけ上下にスライドすることができる。
図4(b)は、スライド機構Bの他の例を示す図である。図4(b’)は、図4(b)の長穴10、段付き棒13部分の矢視図である。図4(a)では、ネジ棒12とナット11によってスライド機構Bを構成したが、ネジ棒12とナット11に替えて、段付き棒13を用いてスライド機構Bを構成しても良い。ナット11(11a、11b)や段付き棒13の頭13aは、ラッチ6が取付板3から外れないための抜け止めの役目もしている。図4(b’)に示すように、頭13aの径m2を長穴10の幅Bよりも大きくすることにより、ラッチ6は取付板3から外れることはない。したがって、ナット11(11a、11b)の径m1あるいは段付き棒13の頭13aの径m2が長穴10の幅Bよりも大きければ、ナット11(11a、11b)の径m1あるいは段付き棒13の頭13aの径m2は長穴10の長さLよりも大きくても小さくてもよい。
次に、図3及び図5〜図8を用いて、実施の形態1の操作盤100におけるフェースプレート1の着脱方法の動作手順について説明する。図5は、フェースプレート1を外した状態での、取付板3とラッチ6との位置関係を示す正面図である。図6は、フェースプレート1を外した状態での、ラッチ6に下方から押力を与えている場合の取付板3とラッチ6の位置関係を示す正面図である。図7は、フェースプレート1を取付板3に装着する前(S10)(あるいは、外した後(S20))の状態を示すA−A断面図である。図8は、フェースプレート1が取付板3に装着されているが係止されていない状態を示す図である。
図5において、取付板3は、略長方形であり、角部付近の4箇所でアンカーボルト5により壁面4に固定されている。取付板3の上部の辺(上縁部)は、図3で説明したように、正面方向に略垂直に折り曲げられ、折り曲げ部3bを形成している。取付板3の左右の辺(側縁部)も、正面方向に折り曲げられ、側縁折り曲げ部3dを形成している。取付板3は、側縁折り曲げ部3dを形成しなくても構わない。
また、取付板3の凹部3aは、取付板3の横中心線Lxに対して、略線対称の位置であり、やや周縁寄り(外側寄り)の2箇所に設けられている。凹部3aは、2箇所に限ることはなく、略中心付近に1箇所でも構わない。また、3箇所以上でも構わない。しかし、フェースプレート1を適切に係止(固定)するためには、取付板3の上部と下部の2箇所の凹部3aでフェースプレート1の上部と下部の2箇所の棒1aを係止するのが好適である。
取付板3の下部の辺(下縁部)には、ラッチ6の幅よりもやや広い幅で形成された切り欠き部8が形成されている。
ラッチ6は、取付板3の表面にスライド機構Bにより上下方向にスライド可能に取り付けられている。スライド機構Bは、上述したようにネジ棒12、ナット11、長穴10から構成される。また、スライド機構Bは、ラッチ6の横中心線Lxに対して、略線対称の位置であり、やや周縁寄り(外側寄り)であり、かつ、取付板3の2箇所の凹部3aよりは内側の位置に2箇所設けられている。スライド機構Bは、2箇所に限ることはなく、略中心付近に1箇所でも構わない。また、3箇所以上でも構わない。
ラッチ6の下縁部には、上述したように、ラッチ6の壁側の面に若干の厚みを持たせて形成された段部9が形成されている。
図5では、折り曲げ部3bとラッチ折り曲げ部6bとの間に設けられたバネ7の弾力により、ラッチ6は下方にスライドされている。すなわち、ラッチ6は、スライド機構Bにより下方限界位置で止まっている。
以下に、実施の形態1における操作盤100において、フェースプレート1を取付板3に取り付ける(係止する)手順について説明する。
ラッチ6が、下方限界位置で止まっている状態では、取付板3の凹部3aは、貫通穴6aの上辺6cによって開口の上方部分の一部が塞がれた状態である。このままでは、フェースプレート1の棒1aを挿入することはできない。
図6に示すように、ラッチ6に対して下方から上方に向けてマイナスドライバー等により押力を与えると、ラッチ6は上方(すなわち、バネを押し縮める方向)にスライドする。ラッチ6が上方にスライドする(すなわち、バネを押し縮める方向にスライドする)過程で、取付板3の凹部3aがラッチ6の貫通穴6aの略中心に位置する状態(図6に示す状態)となる。取付板3の凹部3aが貫通穴6aの略中心に位置すると、凹部3aの開口は、貫通穴6aの上辺6cにより塞がれることなく開放され、フェースプレート1の棒1aを挿入することができる状態となる。
取付板3は、凹部3aが貫通穴6aの略中心に位置する位置でラッチ6を止めるようにラッチ6の位置決めするための切り欠き部8(位置決め部の一例)を備えている。取付板3の切り欠き部8は、貫通穴6aの略中心に凹部3aが位置する位置で、ラッチ6の下方に形成された段部9が切り欠き部8の上縁である切り欠き部上縁8aと当接(係合)し、ラッチ6が止まるように形成されている。すなわち、切り欠き部上縁8aと段部9とは、ラッチ6を上方向に押し上げた際の、ラッチ6のストッパとなる。ラッチ6を押し上げ過ぎて、ラッチ6が上方限界位置まで達してしまうと、貫通穴6aの下辺6dで凹部3aの開口を塞いでしまう虞がある。ストッパを設けることにより、凹部3aが貫通穴6aの略中心に位置する位置でラッチ6を停止することができ、貫通穴6aの下辺6dで凹部3aの開口を塞いでしまう虞がなくなる。また、ストッパを設けることにより、凹部3aにフェースプレート1の棒1aを挿入できることが確認できので、作業がより容易になる。
ストッパ(位置決め部)としてスライド機構Bを用いて、ラッチ6の上方限界位置が、ちょうど凹部3aが貫通穴6aの略中心に位置する位置となるように、スライド機構Bを構成してストッパとしてもよい。
次に、図7を用いて、図6で示す状態のラッチ6及び取付板3にフェースプレート1を装着する手順について説明する。図7では、ラッチ6と取付板3との位置関係は、ラッチ6に対して下方からバネ7を押し縮める方向に押力を与え、段部9が切り欠き部8(切り欠き部上縁8a)に当接してラッチ6が停止した状態である。この状態では、取付板3の凹部3aが貫通穴6aの略中心に位置し、凹部3aの開口は開放され、フェースプレート1の棒1aを挿入することができる。
図7の(S10)に示すように、フェースプレート1を取付板3に「装着」する。すなわち、作業員等は、フェースプレート1の棒1aを貫通穴6aを貫通させて凹部3aに挿入する。すると、フェースプレート1とラッチ6と取付板3との位置関係は、図8に示す状態となる。図8に示す「装着」の状態では、まだ棒1aの鍵溝1bに貫通穴6aの上辺6cは嵌合していない。ここで、図8の(S11)に示すように、ラッチ6に与えていた下方からの押力(バネ7を押し縮める方向の力)をラッチ6から外す。
具体的には、例えば、作業員がマイナスドライバーでラッチ6の下面を下方から押したままの状態で、フェースプレート1の棒1aを取付板3の凹部3aに挿入してフェースプレート1を取付板3に「装着」する(図7の(S10))と、作業員はマイナスドライバーをフェースプレート1の下面1fに設けられた開口穴1cに通してそのままラッチ6の下面を下方から押し続けることができる。したがって、作業員が開口穴1cからマイナスドライバーを抜き取ることで、ラッチ6に与えていた下方からの押力(バネ7を押し縮める方向の力)をラッチ6から外すことができる。
ラッチ6に与えていた下方からの押力(バネ7を押し縮める方向の力)が外されると、ラッチ6はバネ7の弾力により下方にスライドされ、貫通穴6aの上辺6cが鍵溝1bに嵌合する。ラッチ6は、この嵌合状態でもバネ7の弾力により下方に押されているので、貫通穴6aの上辺6cは鍵溝1bにしっかり係止される。このようにして、図3に示すように、フェースプレート1が取付板3に係止される。
次に、実施の形態1における操作盤100において、取付板3に係止されたフェースプレート1を取付板3から外す手順について説明する。
まず、図3の(S21)に示すように、フェースプレート1が取付板3に係止されている状態で、作業員がマイナスドライバー等を開口穴1cから挿入し、ラッチ6を押し上げる。ラッチ6は、段部9が切り欠き部上縁8aと当接して止まる(図8に示す状態)。図8に示す状態では、棒1aの鍵溝1bから、ラッチ6の貫通穴6aの上辺6cが外れ、嵌合が解除されている。次に、作業員がラッチ6を押し上げたままで、図7の(S20)に示すように、フェースプレート1を手前に引くことでフェースプレート1を取付板3から外すことができる。
本実施の形態では、以下のようなエレベータの操作盤100について、説明した。
本実施の形態に係るエレベータの操作盤100は、乗り場の壁(壁面4)に取り付けられた取付板3と、その取付板3を覆うように取り付けられたフェースプレート1を有する乗り場の操作盤100であって、フェースプレート1の裏面には、取付板に嵌合するための鍵溝1b付きの突起状の嵌合部位(棒1a)を、取付板3には、その嵌合部位を係止するための係止部材(ラッチ6)を備えたことを特徴とする。
以上のように、本実施の形態の操作盤100によれば、ネジ等を使用せずにフェースプレート1を取付板3に係止することができるので、フェースプレート1の表面にネジ等が現れることがなく、操作盤100の意匠性を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態の操作盤100によれば、簡単な構造でフェースプレート1の係止方式(係止装置)を実現することができるので、部品数を少なくすることができ、生産コストを低減することができる。
以上のように、本実施の形態の操作盤100によれば、フェースプレート1の着脱作業を容易にすることができる。
1 フェースプレート、1a 棒、1b 鍵溝、1c 開口穴、1f 下面、1g 裏面、2 上下ボタン、3 取付板、3a 凹部、3b 折り曲げ部、3c 凸部、4 壁面、4a 壁穴、5 アンカーボルト、6 ラッチ、6a 貫通穴、6b ラッチ折り曲げ部、6c 上辺、6d 下辺、7 バネ、8 切り欠き部、8a 切り欠き部上縁、9 段部、10 長穴、11,11a,11b ナット、12 ネジ棒、13 段付き棒、B スライド機構。
Claims (5)
- 壁面に設置されるエレベータの操作盤であって、
上記壁面に取り付けられ、表面に凹みが形成された取付板と、
上記取付板の表面にスライド可能に取り付けられ、上記凹みに対応する貫通穴が形成された係止板と、
上記取付板を覆うフェースプレートであって、上記凹みに対応する突出部を備え、上記突出部の側壁に溝が形成されたフェースプレートと
を備え、
上記突出部は、
上記貫通穴を貫通して上記凹みに挿入され、
上記係止板は、
スライドすることにより、上記貫通穴の周縁部の一部が、上記凹みに挿入した上記突出部の側壁の上記溝に嵌まり、上記フェースプレートを上記取付板に取り付ける
ことを特徴とするエレベータの操作盤。 - 上記取付板は、周縁の少なくとも一部が略垂直に折り曲げられた折り曲げ部を備え、
上記エレベータの操作盤は、さらに、
上記折り曲げ部と、上記係止板との間に設けられた弾性体を備え、
上記突出部は、
上記係止板が上記弾性体を押し縮める方向にスライドした場合に、上記貫通穴を貫通して上記凹みに挿入され、
上記係止板は、
上記弾性体の弾力によりスライドした場合に、上記貫通穴の周縁部の一部が、上記凹みに挿入した上記突出部の側壁の上記溝に嵌まる
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの操作盤。 - 上記係止板は、
上記係止板が上記弾性体を押し縮める方向にスライドした場合に、上記貫通穴の周縁部の一部と上記溝との嵌め合いを解除する
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータの操作盤。 - 上記取付板は、
上記係止板の位置決めのための位置決め部を備え、
上記係止板は、
上記係止板が上記弾性体を押し縮める方向にスライドした場合に、所定の位置で上記位置決め部と係合する係合部を備える
ことを特徴とする請求項2または3に記載のエレベータの操作盤。 - 上記取付板は、
上記凹みが裏側に凸部として現れるとともに、上記凸部は上記壁面に形成された壁穴に収容される
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエレベータの操作盤。
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