JP2007314189A - 袋体開封装置及び袋体搬送装置 - Google Patents

袋体開封装置及び袋体搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】袋体の開封箇所からの雑菌等の混入を防止できるとともに、作業環境の悪化を回避することができる袋体開封装置を提供する、及び当該袋体開封装置に好適な袋体搬送装置を提供する。
【解決手段】粉末状又は液体状の内容物を収容した袋体Hを開封し、当該袋体H内の内容物を外部に取り出すための袋体開封装置2において、袋体Hの外表面の一部を覆いつつ密着して外部と隔成された閉塞空間Sを形成する密着手段7と、該密着手段7が袋体Hの外表面に密着することにより形成された閉塞空間S内で当該袋体Hを開封する管状部材8及び刃具10とを具備したものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、粉末状又は液体状の内容物を収容した袋体を開封するための袋体開封装置、及び開封前の当該袋体を順次送り出すための袋体搬送装置に関するものである。
病院等で腎不全患者の治療に使用される透析液(バイカーボネイト透析液)は、一般に、各種電解質、ブドウ糖、PH調製剤等の重炭酸ソーダ以外の複数成分から成るA剤と、重炭酸ソーダを含むB剤との2種類の薬剤(透析用薬剤)に水を混合して調整されるものが挙げられる。近年、運搬性向上の観点から、これらA剤及びB剤を粉末化(顆粒状も含む)したもの(以下、透析用粉末薬剤という。)を透析前に溶解してそれぞれの濃厚液(透析用原液という)を作製し、これらを混合して所定濃度の透析液を調製するものが主流となっている。各透析用原液を得るには、透析用粉末薬剤を溶解するための溶解装置が用いられている。
ところで、透析用粉末薬剤を例えば可撓性の袋体に収容しておき、透析用原液の作製時、当該袋体の一部を切除して開封するとともに、溶解装置の溶解槽に投入する技術が従来より提案されている(例えば特許文献1参照)。かかる従来の袋体開封装置は、コンベアにて順次送られた袋体の上部を切除して開封し、当該袋体を上下反転させ、内部の透析用原液を溶解槽に落下させて投入するよう構成されている。
特開2005−271945号公報
しかしながら、上記従来の袋体開封装置においては、袋体の開封が外気に曝された状態にて行われるため、雑菌や異物等が開封箇所から混入し易く、衛生管理上好ましくないという問題があった。また、袋体を単に上下反転させて内容物としての透析用薬剤を溶解槽に落下させているので、落下過程で透析用薬剤が周囲に飛散してしまう虞があり、特にA剤の場合は酢酸臭が周囲に広がり、作業環境を悪化させてしまうという問題もあった。尚、このような問題は、袋体に収容された透析用薬剤が液体状態のものである場合においても同様に生じてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、袋体の開封箇所からの雑菌等の混入を防止できるとともに、作業環境の悪化を回避することができる袋体開封装置を提供すること、及び当該袋体開封装置に好適な袋体搬送装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、粉末状又は液体状の内容物を収容した袋体を開封し、当該袋体内の内容物を外部に取り出すための袋体開封装置において、前記袋体の外表面の一部を覆いつつ密着して外部と隔成された閉塞空間を形成する密着手段と、該密着手段が前記袋体の外表面に密着することにより形成された閉塞空間内で当該袋体を開封する開封手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の袋体開封装置において、前記密着手段は、前記袋体の外表面を負圧で吸引することにより密着することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の袋体開封装置において、前記袋体における前記密着手段が密着した面とは反対側の面を押圧し得る押圧手段を具備したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の袋体開封装置において、前記閉塞空間は、前記袋体から取り出された内容物を水と混合して溶解するための溶解槽と連通されたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の袋体開封装置において、前記開封手段は、内部に水を流通させ得る管状部材と、該管状部材の先端に形成されて袋体を切り裂いて開封し得る刃具と、該刃具を待機位置から袋体の開封位置まで移動させ得る駆動手段とを具備し、前記刃具にて袋体を開封した状態で、管状部材内で水を流通させることにより管状部材先端から水を噴出し、当該袋体内の内容物を閉塞空間に流出させることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の袋体開封装置において、前記開封手段は、前記溶解槽上部に形成されるとともに、袋体の下面を切り裂いて開封し得る刃具を有し、当該刃具にて開封することにより内容物を前記溶解槽内に落下させ得ることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の袋体開封装置において、前記袋体は、少なくとも前記密着手段が密着する外表面が略平坦とされたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、開封前の袋体を複数保持するとともに、順次袋体を送り出すための袋体搬送装置であって、各袋体を載置し得るとともに順次取出位置まで移動し得る複数の載置手段と、当該取出位置にある前記載置手段上の袋体を順次取り出す取出手段と、前記載置手段の載置面に形成され、載置された袋体の下面との接触を回避し得る凹部とを具備したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、密着手段が袋体の外表面に密着することにより形成された閉塞空間内において開封手段にて当該袋体を開封するので、袋体の開封箇所からの雑菌等の混入を防止できるとともに、周囲への飛散等を防止して作業環境の悪化を回避することができる。
請求項2記載の発明によれば、密着手段が袋体の外表面を負圧で吸引することにより密着するので、当該外表面に対する密着をより確実に行わせることができるとともに、内容物を取り出した後において容易に密着を解除させることができる。
請求項3記載の発明によれば、袋体における密着手段が密着した面とは反対側の面を押圧し得る押圧手段を具備したので、密着手段の密着動作を補助して袋体外表面に対する密着をより確実に行わせることができる。
請求項4記載の発明によれば、閉塞空間は、袋体から取り出された内容物を水と混合して溶解するための溶解槽と連通されているので、開封動作、内容物の取り出し動作、当該内容物の溶解槽への投入動作といった一連の動作を自動的に行わせることができる。
請求項5記載の発明によれば、刃具にて袋体を開封した状態で、管状部材内で水を流通させることにより管状部材先端から水を噴出し、当該袋体内の内容物を閉塞空間に流出させるので、より確実に内容物の取り出しを行わせることができるとともに、内容物の溶解を促進させることができる。
請求項6記載の発明によれば、刃具にて袋体の下面を開封することにより内容物を溶解槽内に落下させ得るので、素早く且つスムーズに袋体内の内容物を溶解槽内に投入させることができる。
請求項7記載の発明によれば、袋体は、少なくとも密着手段が密着する外表面が略平坦とされているので、密着手段による密着を容易且つ確実に行わせることができる。
請求項8記載の発明によれば、開封前の袋体を請求項1〜請求項7記載の袋体開封装置の密着手段まで送り出すようにすれば、複数の袋体の収容、袋体の順次送り出し、開封といった一連の動作を自動的に行わせることができるとともに、載置面の凹部により袋体の下面における開封箇所が載置手段と接触して異物等が付着してしまうのを防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
第1の実施形態に係る袋体開封装置は、透析装置に供給される透析液を作製するための透析用薬剤を収容した袋体を開封するためのもので、図1に示すように、袋体搬送装置1で送り出された袋体を順次受け取って、開封後、内容物を溶解装置3に投入し得るよう構成されている。ここで、袋体は、可撓性の袋状部材(軟質のビニール材等)の内部に透析用薬剤(粉末状及び液体状のもの含む)を所定量収容して密封したものとされる。尚、同図においてはA剤或いはB剤の何れかの透析用薬剤における各種装置を示しており、他の透析用薬剤についても同様な装置が必要である。
袋体搬送装置1は、図2に示すように、パレット状の複数の載置手段4と、取出位置Aに配設されたプッシャ等から成る取出手段6とから主に構成されている。載置手段4は、各袋体Hを載置し得るとともに上流側から順次取出位置Aまで移動し得るものであり、各々の下部が環状に懸架されたチェーン5により連結され、搬送経路に沿って移動し得るよう構成されている。即ち、不図示のモータ等を駆動させてチェーン5を回動させると、載置手段4が搬送方向に沿って移動するので、上流側で開封前の袋体Hを載置手段4に載置させれば、取出位置Aまで搬送されるのである。尚、チェーン5に代えて各載置手段4を連結して移動させ得るベルト等としてもよい。
また、載置手段4は、図3に示すように、袋体Hを保持する立壁部4aと、該立壁部4a間の略平坦面から成る載置面4bと、該載置面4bに溝状に形成され、載置された袋体Hの下面との接触を回避し得る凹部4cとを有している。そして、作業者が搬送経路の上流側で載置面4bに袋体Hを載置すると、その下面における前後方向の縁部近傍のみが載置面4bと接触して載置されるとともに、その他の位置(凹部4cに対応する略中央位置であって、後に開封箇所となる位置)では袋体Hの下面が凹部4cの底面と離間しているため、当該部位が接触しない状態を維持しつつ袋体Hが搬送されることとなる。
取出手段6は、図示しない駆動源により搬送方向に対して略垂直方向に移動することにより、取出位置Aにある載置手段4上の袋体Hを搬送経路から外れた位置Bまで移動させ得るものである。これにより、例えば位置Bに、後述する袋体開封装置2の密着手段7を配設しておけば、搬送される袋体Hを順次密着手段7まで送り出すことができる。一方、凹部4cは、取出手段6の移動方向に沿って延びた溝形状とされているため、当該取出手段6による送り出し時においても、袋体Hの下面における略中央が接触しないようになっている。
上記袋体搬送装置1によれば、開封前の袋体Hを袋体開封装置2の密着手段まで送り出すことができ、複数の袋体Hの収容、袋体Hの順次送り出し、袋体開封装置2による開封といった一連の動作を自動的に行わせることができるとともに、載置面の凹部4cにより袋体Hの下面における開封箇所が載置手段と接触して異物等が付着してしまうのを防止することができる。尚、上記の如き取出手段6に代えて、他の手段(持ち上げて移載するもの等)としてもよい。
ここで、袋体開封装置2は、袋体搬送装置1にて順次送り出された袋体Hを開封し、当該袋体H内の内容物(透析用薬剤)を外部に取り出して溶解装置3の溶解槽13に投入するためのものであり、図4〜図9に示すように、袋体Hの外表面と密着し得る密着手段7と、袋体Hを開封すべく管状部材8及び刃具10等から成る開封手段と、袋体Hを上方から押圧する押圧手段19とを有して構成されている。
密着手段7は、袋体Hの下面(外表面)の一部を覆いつつ密着して外部と隔成された閉塞空間Sを形成するためのもので、閉塞空間Sを形成する開口部7eと、該開口部7eの周縁に形成されて袋体Hの外表面と密着し得る密着面7aと、該密着面7aに臨みつつ略円環状に形成された溝7bと、管状部材8が挿通される挿通孔7cと、溝7bと負圧発生手段12とを連結する連結部7dとを有している。尚、挿通孔7cの内壁面にはシール部材11が形成されている。
そして、図9に示すように、密着面7a上に袋体Hを載置しつつ負圧発生手段12を駆動させると、溝7bを介する負圧で袋体Hの外表面が吸引され、当該外表面と密着面7aとが強固に密着することとなり、溝7bで囲まれた外表面で開口部7eが塞がれて閉塞空間Sが形成されるのである(挿通孔7cは、管状部材8及びシール部材11にて塞がれている)。かかる閉塞空間Sは、液密状態とされており、後述する如く内部に供給された水が配管L1を介して排出され得るよう構成されている。
開封手段は、管状部材8及び刃具10等から成るものであり、このうち管状部材8は、後述する配管L2と接続されて内部の流路8aで水を流通させ得るとともに、駆動手段9(図4参照)により上下方向に移動可能とされている。かかる管状部材8の先端(図中上端)には、図7に示すように、2枚の刃具10a、10bを固定するためのホルダ8bが取り付けられている。
即ち、ホルダ8bには、図8に示すように、略直交する方向に取付溝8ba、8bbが形成されており、これら取付溝8ba、8bbにそれぞれ刃具10a、10bが挿通されて取り付けられているのである。刃具10(10a、10b)は、袋体Hを切り裂いて開封し得るもので、開封時に当該刃具10が袋体H内に挿入されると、袋体H内部と流路8aとが連通するよう構成されている。
然るに、駆動手段9を駆動させると、管状部材8が待機位置から開封位置まで移動するよう構成されている。即ち、管状部材8が待機位置にあるとき、図9に示すように、刃具10は袋体Hの下面から離間しており、駆動手段9の駆動で管状部材8が開封位置まで移動すると、刃具10が袋体Hの下面を切り裂いて、その内部に至るようになっているので、当該内部と流路8aとが連通するのである。
押圧手段19は、袋体Hにおける密着手段7(密着面7a)が密着した面とは反対側の面(図中、袋体Hの上面)を押圧し得るもので、これにより、当該密着手段7による密着時、袋体Hの下面を密着面7aに確実に当接させ、溝7bによる吸引作用をより確実に付与させることができる。従って、密着手段7の密着動作を補助して袋体H外表面(下面)に対する密着をより確実に行わせることができる。尚、内容物が粉末状のものの場合、押圧手段19にて押圧することにより、固結して袋体内部で塊状となったものを砕きつつ溶解させることができ、溶解をよりスムーズに行わせることができる。
また、押圧手段19には、開封手段による開封箇所の詰まり(閉塞)を検知する検知手段を設けるようにしてもよい。かかる検知手段として袋体Hの膨らみをその変位或いは圧力にて検知するものが挙げられる。これにより、開封が不十分のまま後述する水を袋体Hの内部に噴出し続けてしまうのを回避できる。
溶解装置3は、図4に示すように、内部にフロートスイッチF1が配設されるとともに水供給源18と連結された溶解槽13と、該溶解槽13より下方に配設されるとともに、内部にフロートスイッチF2が配設された貯槽14とから主に構成されている。溶解槽13と貯槽14とは配管L3を介して連結されており、配管L3の途中には、電磁弁16が接続されている。
更に、溶解槽13と閉塞空間Sとは配管L1、L2を介して連結されており、当該配管L2の途中にはポンプ15が接続されている。より具体的には、配管L1の端部は閉塞空間Sの底面側に接続され、配管L2の端部は管状部材8の下端と接続されており、ポンプ15を駆動すると、配管L2を水(溶解過程の液体含む)が流通し、その水が管状部材8を介して袋体H内に至り、内容物と共に閉塞空間Sに落下した後、配管L1を介して溶解槽13に排出されるよう構成されている。
即ち、水(溶解過程の液体含む)は、溶解槽13と袋体H内及び閉塞空間S内との間を循環し、その過程において袋体H内の内容物が取り出されて溶解されるのである。溶解された透析用薬剤は、透析用原液となって溶解槽13内に収容され、電磁弁16を開くことにより、下方の貯槽14に落下して収容されることとなり、排出ラインL5を介して逐次透析装置側へ排出されることとなる。尚、同図中符号L4及び17は、貯槽14(溶解槽13も同様)と外部とを連通させる配管、及び当該配管L4の途中に配設されたエアフィルタを示している。
次に、上記袋体開封装置2及び溶解装置3における作用について説明する。
袋体搬送装置1から順次送り出された開封前の袋体Hは、密着手段7上に載置された後、押圧手段19により上面が押圧される。かかる状態で、負圧発生手段12を駆動させて、袋体Hの下面を密着させることにより、閉塞空間Sを形成した後、駆動手段9を駆動させて管状部材8を待機位置から袋体Hの開封位置まで移動させ、袋体Hを開封する。
一方、溶解槽13内に水供給源18から溶解用の水を供給し、フロートスイッチF1の検出により所定量の水(1つの袋体H内に収容された透析用薬剤を溶解すべき容量の水)を収容しておく。このとき、電磁弁16は閉じた状態とされている。そして、ポンプ15を駆動させると、溶解槽13内の水は、配管L2及び管状部材8内の流路8aを介して袋体H内に至り、袋体H内の内容物(透析用薬剤)と共に閉塞空間Sに落下した後、配管L1を介して溶解槽13に流動することとなる。
尚、ポンプ15の駆動開始は、刃具10による開封前であっても開封後であってもよいが、開封前からポンプ15を駆動させ、管状部材8の先端から水を噴出するようにすれば、開封時において当該水の圧力により刃具10が内容物を突き刺してしまうのを回避でき、当該刃具10の寿命を向上させることができる。また、ポンプ15の動作時には多量の水を流す必要がないので、インバータなどを利用して少ない流量に設定することができる。
しかして、溶解槽13と袋体H内及び閉塞空間Sとで水(溶解過程の液体含む)が循環することとなり、袋体H内の内容物が全て取り出され、且つ、循環液が均一な濃度となった時点でポンプ15を停止させる。これにより、溶解槽13内には、所定の濃度に調製された透析用原液が収容されることとなるので、電磁弁16を開いて貯槽14側に当該透析用原液を落下して収容させることができる。
尚、ポンプ15を停止させた後においては、負圧発生手段12及び押圧手段19の押圧が停止されて袋体Hに対する密着動作及び押圧動作が解除され、その後、図示しない取り出し手段により、空の袋体Hが密着手段7上から取り出されることとなる。そして、袋体搬送装置1にて次に送られる開封前の袋体Hが密着手段7上に載置され、上記と同様の作用がなされることとなる。
上記実施形態によれば、密着手段7が袋体Hの外表面に密着することにより形成された閉塞空間S内において開封手段(刃具10)にて当該袋体Hを開封するので、袋体Hの開封箇所からの雑菌等の混入を防止できるとともに、周囲への飛散等を防止して作業環境の悪化を回避することができる。また、密着手段7が袋体Hの外表面を負圧で吸引することにより密着するので、当該外表面に対する密着をより確実に行わせることができるとともに、内容物を取り出した後において容易に密着を解除させることができる。
更に、閉塞空間Sは、袋体Hから取り出された内容物を水と混合して溶解するための溶解槽13と連通されているので、開封動作、内容物の取り出し動作、当該内容物の溶解槽への投入動作といった一連の動作を自動的に行わせることができる。また更に、刃具10にて袋体Hを開封した状態で、管状部材8内(流路8a)で水を流通させることにより管状部材8先端から水を噴出し、当該袋体H内の内容物を閉塞空間Sに流出させるので、より確実に内容物の取り出しを行わせることができるとともに、内容物の溶解を促進させることができる。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る袋体開封装置は、第1の実施形態と同様、透析装置に供給される透析用薬剤を収容した袋体を開封するためのもので、図10に示すように、密着手段7と、刃具20及び腕部22等から成る開封手段と、押圧手段19とから主に構成されている。尚、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
刃具20は、袋体Hの外表面(下面)を切り裂いて開封し得るもので、図中実線で示した待機位置と、二点鎖線で示した開封位置との間を揺動し得るよう構成されている。即ち、刃具20は、駆動手段21による駆動で揺動軸Cを中心に揺動可能な腕部22の先端に形成され、当該駆動手段21の駆動で待機位置と開封位置との間を揺動するよう構成されており、当該開封位置にて袋体Hを開封し、内容物(透析用薬剤)を落下させ得るよう構成されているのである。尚、駆動手段21としてリバーシブルモータ等が挙げられる。
一方、密着手段7における閉塞空間は、溶解槽13の上部に形成されて当該溶解槽13と連結されているとともに、上記の如き開封手段も当該溶解槽13の上部に配設されている。従って、溶解槽13内に所定量の水(1つの袋体H内に収容された透析用薬剤を溶解すべき容量の水)を収容させておき、袋体Hを開封すれば、内容物(透析用薬剤)が落下して水と混合することとなるので、図示しない撹拌手段等で撹拌すれば、略均一濃度とすることができ、所定濃度の透析用原液を得ることができる。
ここで、内容物が粉末状のものである場合、押圧手段19による押圧に加え、袋体Hの側面に対して揉むような動作を付与する、袋体Hに対して振動を付与する、袋体Hに対して揺動運動を行わせる等を行わせるのが好ましい。振動の付与や揺動運動を行わせる場合は、密着手段7と溶解槽13との間にジャバラ状の弾性部材を介装して当該密着手段7を支持させ、振動及び揺動動作が行われ易いよう構成してもよい。
本実施形態によれば、刃具20にて袋体Hの下面を開封することにより内容物(透析用薬剤)を溶解槽13内に落下させ得るので、素早く且つスムーズに袋体H内の内容物を溶解槽13内に投入させることができる。また、袋体Hの開封直後、刃具20を待機位置まで揺動させれば、刃具20により内容物の落下が妨げられてしまうという不具合を回避することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、例えば袋体Hを図11の如き形状(密封箇所H1a、H1bが対向する側面にそれぞれ形成されるとともに、密着手段7が密着する外表面(下面)が略平坦とされた形状)の袋体H1、或いは図12の如き形状(密封箇所H2aが上部に形成されるとともに、密着手段が密着する外表面(下面)が略平坦とされた形状)の袋体H2としてもよい。これら袋体を用いれば、少なくとも密着手段7が密着する外表面が略平坦とされているので、密着手段7による密着を容易且つ確実に行わせることができる。
また、図13に示すように、密着手段24による密着後の袋体Hの上下反転を目的として、袋体Hの外表面に対して負圧を付与し吸引するエアパッド等から成る補助吸引手段23を具備させてもよい。かかる構成によれば、密着手段24による吸引及び密着と同時に補助吸引手段23による吸引を行うことができ、上下反転を容易且つ確実に行わせることができ、その後、開封手段(上記実施形態の如き閉塞空間内で移動する刃具等)による開封を行うことができる。
上下反転させて開封すれば、袋体の上面を刃具等で開封することとなるため、以下の如き効果が得られる。即ち、内容物が粉末状のものの場合、重力で当該内容物が袋体の下部に偏在することから、上面を開封すれば刃具が内容物を突き刺してしまうのを回避でき、袋体のみを切り裂いて開封することができる。開封後、第1の実施形態の如き水を供給する場合は、上下反転のまま溶解槽に投入させることができ、第2の実施形態の如き内容物を直接溶解槽に落下させる場合は、更に上下反転させる必要がある。
尚、上記実施の形態の如く、袋体Hにおける密着手段24が密着する面とは反対側の面を押圧手段19(図13参照)にて押圧するように構成するのが好ましい。この場合、押圧により密着手段24及び補助吸引手段23の吸引を補助することができるとともに、上下反転時の袋体Hの支えとしても機能することとなる。更に、密着手段24による袋体Hに対する密着力(負圧による吸引力)を増大させるため、図14及び図15に示すように、負圧発生手段12と連結された溝24bを同心円状に複数(同図では3つ)形成するようにしてもよい。
更に、本実施形態においては、袋体搬送装置1がチェーンやベルトにて複数の載置手段を移動させ取出位置まで搬送するものであるが、これに代えて例えばベルトコンベアや回転テーブル等他の汎用的な搬送装置としてもよい。袋体搬送装置1による袋体の収容が不要な場合は、作業者が直接密着手段7上に袋体を載置させるよう構成してもよい。袋体Hに収容される内容物は、本実施形態の如く透析用薬剤に代えて、粉末状又は液体状の他のものとしてもよい。
袋体の外表面の一部を覆いつつ密着して外部と隔成された閉塞空間を形成する密着手段と、該密着手段が袋体の外表面に密着することにより形成された閉塞空間内で当該袋体を開封する開封手段とを具備した袋体開封装置及びそれに好適な袋体搬送装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
本発明の実施形態(第1及び第2の実施形態共通)に係る袋体開封装置、袋体搬送装置及びそれに適用される溶解装置を示すブロック図 本発明の実施形態に係る袋体搬送装置を示すための(a)平面図(b)正面図 同袋体搬送装置における載置手段を示す斜視図 本発明の第1の実施形態における袋体開封装置及び溶解装置を示す概略図 同袋体開封装置における密着手段を示す上面図 同密着手段を示す断面模式図 同袋体開封装置における開封手段を示す分解斜視図 同開封手段を示す正面図 同袋体開封装置を示す全体断面図 本発明の第2の実施形態における袋体開封装置及び溶解装置を示す概略図 本発明で適用され得る他の形態の袋体を示す斜視図 本発明で適用され得る更に他の形態の袋体を示す斜視図 本発明における密着手段を上下反転させる他の実施形態における模式図 同他の実施形態における密着手段に複数の溝を形成した状態を示す上面図 同複数の溝を形成した密着手段を示す断面模式図
符号の説明
1 袋体搬送装置
2 袋体開封装置
3 溶解装置
4 載置手段
4b 載置面
4c 凹部
5 チェーン
6 取出手段
7、24 密着手段
7a 密着面
7b 溝
8 管状部材(開封手段)
9 駆動手段(開封手段)
10(10a、10b) 刃具(開封手段)
11 シール部材
12 負圧発生手段
13 溶解槽
14 貯槽
15 ポンプ
16 電磁弁
17 エアフィルタ
18 水供給源
19 押圧手段
20 刃具(開封手段)
21 駆動手段
22 腕部
23 補助吸引手段
H、H1、H2 袋体
S 閉塞空間

Claims (8)

  1. 粉末状又は液体状の内容物を収容した袋体を開封し、当該袋体内の内容物を外部に取り出すための袋体開封装置において、
    前記袋体の外表面の一部を覆いつつ密着して外部と隔成された閉塞空間を形成する密着手段と、
    該密着手段が前記袋体の外表面に密着することにより形成された閉塞空間内で当該袋体を開封する開封手段と、
    を具備したことを特徴とする袋体開封装置。
  2. 前記密着手段は、前記袋体の外表面を負圧で吸引することにより密着することを特徴とする請求項1記載の袋体開封装置。
  3. 前記袋体における前記密着手段が密着した面とは反対側の面を押圧し得る押圧手段を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の袋体開封装置。
  4. 前記閉塞空間は、前記袋体から取り出された内容物を水と混合して溶解するための溶解槽と連通されたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の袋体開封装置。
  5. 前記開封手段は、
    内部に水を流通させ得る管状部材と、
    該管状部材の先端に形成されて袋体を切り裂いて開封し得る刃具と、
    該刃具を待機位置から袋体の開封位置まで移動させ得る駆動手段と、
    を具備し、前記刃具にて袋体を開封した状態で、管状部材内で水を流通させることにより管状部材先端から水を噴出し、当該袋体内の内容物を閉塞空間に流出させることを特徴とする請求項4記載の袋体開封装置。
  6. 前記開封手段は、前記溶解槽上部に形成されるとともに、袋体の下面を切り裂いて開封し得る刃具を有し、当該刃具にて開封することにより内容物を前記溶解槽内に落下させ得ることを特徴とする請求項4記載の袋体開封装置。
  7. 前記袋体は、少なくとも前記密着手段が密着する外表面が略平坦とされたことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の袋体開封装置。
  8. 開封前の袋体を複数保持するとともに、順次袋体を送り出すための袋体搬送装置であって、
    各袋体を載置し得るとともに順次取出位置まで移動し得る複数の載置手段と、
    当該取出位置にある前記載置手段上の袋体を順次取り出す取出手段と、
    前記載置手段の載置面に形成され、載置された袋体の下面との接触を回避し得る凹部と、
    を具備したことを特徴とする袋体搬送装置。
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