JP2007308917A - 笠木装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】晴天時には通気性を確保でき、強風を伴う雨天時に雨水が笠木被取付壁の内部に浸入することを適切に抑制できる笠木装置を提供する。
【解決手段】笠木装置2は、笠木被取付壁1の上面を覆う上面覆い部21および笠木被取付壁1の側面を覆う側面覆い部22aを有する笠木本体12を備える。笠木本体12の側面覆い部22aには、笠木被取付壁1の側面との間に通気部31を有するように弾性体13aを取り付ける。笠木被取付壁1の側面には、弾性体13aとの間および側面覆い部22aとの間に通気部32,33を有するように遮障体14を取り付ける。弾性体13aが風力で上方側に弾性変形すると、弾性体13aが遮障体14に接触して弾性体13aと遮障体14との間の通気部32が塞がる。
【選択図】図1

Description

本発明は、晴天時等には通気性を確保して笠木被取付壁の劣化の進行の抑制を図ることができるとともに、強風を伴う雨天時に雨水が笠木被取付壁の内部に浸入することを適切に抑制できる笠木装置に関するものである。
従来、例えばバルコニの手摺り壁等の笠木被取付壁の上面を覆う上面覆い部および笠木被取付壁の側面を覆う側面覆い部を有する笠木本体と、笠木被取付壁の側面に取り付けられ笠木本体の側面覆い部との間に通気部を有する遮障体(塞ぎ材)とを備え、この遮障体が、笠木被取付壁の側面に取り付けられる板状の取付部と、取付部の下部に突設された箱部と、箱部の内部に回動可能に設けられた弁部とを有する笠木装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−182259号公報(図3等)
しかしながら、上記従来の笠木装置では、強風を伴う雨天時に、雨水が笠木被取付壁の側面に沿って吹き上がり、その吹き上がった雨水が、遮障体と笠木本体の側面覆い部との間の通気部から笠木本体の内側に入って、笠木被取付壁の内部に浸入するおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、晴天時等には通気性を確保して笠木被取付壁の劣化の進行の抑制を図ることができるとともに、強風を伴う雨天時に雨水が笠木被取付壁の内部に浸入することを適切に抑制できる笠木装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の笠木装置は、笠木被取付壁の上面を覆う上面覆い部および前記笠木被取付壁の側面を覆う側面覆い部を有する笠木本体と、この笠木本体の側面覆い部に取り付けられ、前記笠木被取付壁の側面との間に通気部を有する弾性変形可能な弾性体と、前記笠木被取付壁に取り付けられ、前記弾性体の上方に位置し、前記弾性体との間および前記側面覆い部との間に通気部を有する遮障体とを備え、前記弾性体が風力で上方側に弾性変形した場合に、前記弾性体が前記遮障体に接触して前記弾性体と前記遮障体との間の前記通気部の少なくとも一部が塞がるものである。
請求項2記載の笠木装置は、請求項1記載の笠木装置において、遮障体は、笠木被取付壁に取り付けられる取付部と、この取付部から笠木本体の側面覆い部側に向って突出し、弾性体の上方に位置し、前記弾性体との間および前記側面覆い部との間に通気部を有する突出板部とを有し、前記弾性体が風力で上方側に弾性変形した場合に、前記弾性体が前記遮障体の突出板部の下面に接触して前記弾性体と前記遮障体の突出板部との間の前記通気部の少なくとも一部が塞がるものである。
請求項3記載の笠木装置は、請求項2記載の笠木装置において、遮障体は、取付部から笠木本体の側面覆い部側に向って突出し、突出板部の上方に位置し、先端部が前記笠木本体の側面覆い部に当接する当接突出板部を有し、この当接突出板部のうち前記突出板部の上方に位置する部分には、通気孔が形成されているものである。
請求項4記載の笠木装置は、請求項3記載の笠木装置において、遮障体は、軟質材料にて形成されているものである。
請求項5記載の笠木装置は、請求項1ないし4のいずれか一記載の笠木装置において、笠木被取付壁は、嵌合受け部を有し、遮障体は、前記嵌合受け部との嵌合のみによって前記笠木被取付壁に取り付けられるものである。
請求項1に係る発明によれば、風が無い時および風の弱い時等には遮障体と弾性体との間には通気部が開口しているが、風の強い時には弾性体が風力で上方側に弾性変形することでその通気部の少なくとも一部が塞がるため、風が無い時および風の弱い時、特に風が無い時および風の弱い時の晴天時等には通気性を確保して笠木被取付壁の劣化の進行の抑制を図ることができるとともに、強風を伴う雨天時に雨水が笠木被取付壁の内部に浸入することを適切に抑制できる。
請求項2に係る発明によれば、弾性体を弾性変形により遮障体の突出板部の下面に接触させることで、弾性体と遮障体の突出板部との間の通気部を適切に塞ぐことができ、強風を伴う雨天時に雨水が笠木被取付壁の内部に浸入することを効果的に抑制できる。
請求項3に係る発明によれば、強風を伴う雨天時に雨水が突出板部と弾性体との間の通気部から笠木本体の内側に入ったとしても、その雨水は当接突出板部に当たるため、強風を伴う雨天時に雨水が笠木被取付壁の内部に浸入することをより一層効果的に抑制できる。また、風が無い時および風の弱い時、特に風が無い時および風の弱い時の晴天時等には、通気部および通気孔を利用して通気性を適切に確保できる。
請求項4に係る発明によれば、遮障体が軟質材料にて形成されているため、遮障体の当接突出板部の先端部で笠木本体の側面覆い部を傷付けるようなことがない。
請求項5に係る発明によれば、遮障体を笠木被取付壁の嵌合受け部との嵌合のみによって笠木被取付壁に簡単に取り付けることができる。
本発明の笠木装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2において、1は笠木被取付壁で、この笠木被取付壁1は、例えばバルコニの手摺り壁であり、この笠木被取付壁1の上部に笠木装置2が笠木被取付壁1の長手方向に沿って取り付けられている。
笠木被取付壁1は、例えば垂直面に沿った木質製の壁部4と、この壁部4の上面に取り付けられた断面略コ字状のベース部材5とにて構成され、内部に空気層部6を有している。空気層部6は、笠木被取付壁1の上面を構成するベース部材5に形成された複数の孔部7によって上方に向って開口している(図2参照)。ベース部材5は、複数の孔部7が形成された長手状の水平板部8と、この水平板部8の短手方向両端部から下方に向って突出する垂直板部9とにて構成されている。また、笠木被取付壁1は、バルコニ外側の側面である一側面の上部に下方に向って開口する凹溝状の嵌合受け部10を有している。
笠木装置2は、図1等に示されるように、笠木被取付壁1の上面に複数の支持体であるブラケット11を介して取り付けられたアルミニウム等の金属からなる笠木本体12と、笠木本体12に取り付けられた軟質材料、例えばゴムや軟質合成樹脂等からなる弾性変形可能な略板状の水返し用弾性体等の弾性体13a,13bと、笠木被取付壁1の一側面上部の嵌合受け部10にこの嵌合受け部10との嵌合のみによって取り付けられ雨水等の浸入を防止する軟質材料、例えばゴムや軟質合成樹脂等からなる弾性変形可能な防水体である遮障体14とを備えている。
ブラケット11は、笠木被取付壁1の上面に笠木被取付壁1の長手方向に沿って所定間隔で複数配置されている。ブラケット11は、笠木被取付壁1の上面、つまりベース部材5の水平板部8に取り付けられた取付板部16と、取付板部16の両端に立設された支持板部17と、支持板部17に突設され笠木被取付壁1の側面よりバルコニ外方およびバルコニ内方に突出する係合板部18とを有している。
笠木本体12は、笠木被取付壁1の長手方向に沿って連続する長手状で、下方に向って開口する断面略コ字状をなすものである。笠木本体12は、複数のブラケット11の支持板部17にて支持され笠木被取付壁1の上面全体を覆う略矩形板状の上面覆い部21と、上面覆い部21の短手方向両端部から下方に向って突出し複数のブラケット11の係合板部18と係合し笠木被取付壁1の側面上部を覆う略矩形板状の側面覆い部22a,22bとを有している。
上面覆い部21は、バルコニ外側が高くかつバルコニ内側が低くなるように、水平面に対してやや傾斜状に配置されている。
側面覆い部22a,22bは、垂直面に沿って配置され、この側面覆い部22a,22bの笠木被取付壁1の側面と対向する側の面の上部には係合突起部分23が形成され、この係合突起部分23とブラケット11の係合板部18とが互いに係合している。また、側面覆い部22a,22bの笠木被取付壁1の側面と対向する側の面の下部には、断面略C字状の弾性体被取付部分24が突出状に形成され、この弾性体被取付部分24に弾性体13a,13bが取り付けられている。
なお、笠木本体12の側面覆い部22a,22bと笠木被取付壁1の側面との間には第1隙間部26a,26bが存在し、笠木本体12の上面覆い部21と笠木被取付壁1の上面との間には第2隙間部27が存在する。
バルコニ外側の側面覆い部22aに取り付けられた略矩形板状の弾性体13aは、笠木被取付壁1の長手方向に沿って連続する長手状のもので、第1隙間部26aに水平状に位置し、笠木被取付壁1の側面である外側面との間に通気部31を有する。すなわち、弾性体13aは、笠木本体12の側面覆い部22aの弾性体被取付部分24から笠木被取付壁1の側面に向って突出し、この弾性体13aの先端部と笠木被取付壁1の側面との間に通気部31が存在する。
なお、バルコニ内側の側面覆い部22bに取り付けられた弾性体13bは、笠木被取付壁1の長手方向に沿って連続する長手状のもので、その先端部が笠木被取付壁1の側面である内側面に当接している。
遮障体14は、笠木被取付壁1の長手方向に沿って連続する長手状のもので、第1隙間部26において弾性体13aの上方に位置し、弾性体13aとの間およびバルコニ外側の側面覆い部22aとの間にそれぞれ通気部32,33を有している。
ここで、図1に示されるように、遮障体14は、笠木被取付壁1の嵌合受け部10にこの嵌合受け部10との嵌合のみによって取り付けられた取付部41を有している。取付部41は、嵌合受け部10に嵌合する形状、すなわち例えば嵌合受け部10に対応して上方に向って開口する凹溝状に形成されている。
このため、図3に示すように、遮障体14を笠木被取付壁1の嵌合受け部10の下方位置から持ち上げ、遮障体14の取付部41と笠木被取付壁1の嵌合受け部10とを互いに嵌合させることのみによって、遮障体14を笠木被取付壁1に取り付けることができる。この際、遮障体14の水平板部46がベース部材5に干渉するのを避けるように遮障体14を撓ませながら取り付ける。なお、遮障体14を笠木被取付壁1の側面に取り付けた後、ブラケット11を笠木被取付壁1の上面に取り付け、そのブラケット11に笠木本体12を取り付ける。
取付部41の下部からは、先端側に向って徐々に下降する傾斜状の突出板部である下突出板部42が笠木本体12の側面覆い部22a側に向って突出し、この下突出板部42は弾性体13aの上方に位置する。そして、弾性体13aが弾性変形する前の状態では下突出板部42と弾性体13aとの間に通気部32が存在し、下突出板部42の先端部と笠木本体12の側面覆い部22aとの間に通気部33が存在する。
取付部41の上下方向中間部からは、先端側に向って徐々に下降する傾斜状の当接突出板部43が笠木本体12の側面覆い部22a側に向って突出し、この当接突出板部43は下突出板部42の上方にこの下突出板部42と略平行状に位置する。当接突出板部43の先端部は笠木本体12の側面覆い部22aに当接しており、当接突出板部43の先端部と笠木本体12の側面覆い部22aとの間には通気部は存在しないが、当接突出板部43の基端側には複数の通気孔45が当接突出板部43の長手方向に沿って所定間隔をおいて形成されている。複数の通気孔45は、下突出板部42の上方にこの下突出板部42と対向して位置する。
取付部41の上部からは、下突出板部42と略同一形状で先端側に向って徐々に下降する傾斜状の上突出板部44が笠木本体12の側面覆い部22a側に向って突出し、この上突出板部44は当接突出板部43の上方にこの当接突出板部43と略平行状に位置する。そして、上突出板部44の先端部と笠木本体12の側面覆い部22aとの間に通気部33が存在する。なお、下突出板部42の先端部および上突出板部44の先端部は、第1隙間部においてこの第1隙間部の幅方向略中央に位置する。
また、取付部41の上部からは、取付部41の嵌合受け部10からの抜けを防止する抜止め用の水平板部46が側面覆い部22a側とは反対側に向って突出し、この水平板部46は笠木被取付壁1の上面縁部上に位置する。
なお、笠木装置2の笠木本体12には、必要に応じて図示しない手摺り装置を立設する。
次に、上記笠木装置2の作用等を説明する。
図4に示すように、強風を伴う雨天時、例えば台風時に、弾性体13aが、笠木被取付壁1の側面に沿って吹き上がる強風に基づく風力を受けて上方側に弾性変形すると、弾性体13aの先端側上面が遮障体14の下突出板部42の下面に接触し、弾性体13aと遮障体14の下突出板部42との間の通気部32の少なくとも一部、例えば遮障体14の長手方向に沿った全部が一時的に塞がる。
このため、弾性体13aの弾性変形で通気部32が塞がった状態では、雨水が強風とともに笠木被取付壁1の側面に沿って吹き上がったとしても、雨水は、弾性体13aと遮障体14の下突出板部42とに当たるため、遮障体14と笠木本体12の側面覆い部22aとの間の通気部33には入らず、雨水が笠木被取付壁1の空気層部6に浸入することを防ぐことができる。
また、強風とともに雨水が弾性体13aと遮障体14の下突出板部42との間の通気部32から、遮障体14と笠木本体12の側面覆い部22aとの間の通気部33に入ってしまったとしても、その雨水は、当接突出板部43および上突出板部44に当たるため、雨水が笠木被取付壁1の空気層部6に浸入することを防ぐことができる。
すなわち、図5に示されるように、笠木本体12の側面覆い部22aと笠木被取付壁1の側面との間の第1隙間部26aには、弾性体13aと笠木被取付壁1の側面との間の通気部31と、遮障体14と弾性体13aとの間の通気部32と遮障体14と笠木本体12の側面覆い部22aとの間の通気部33と、遮障体14の当接突出板部43の通気孔45とによって通気路50が形成されているが、この通気路50は略ジグザグ状(段違い状)である。このため、強風を伴う雨天時に雨水が弾性体13aと遮障体14の下突出板部42との隙間から笠木本体12の内側に入ったとしても、その雨水が笠木被取付壁1の空気層部6に浸入することを防ぐことができる。
なお、遮障体14の下突出板部42、当接突出板部43および上突出板部44がいずれも先端側に向って徐々に下降する傾斜状になっているため、笠木本体12の内側に入った雨水は、笠木本体12の外部に良好に排出され、笠木本体12の内側で大量に溜まることはない。
なお、強風時でも、笠木被取付壁1の側面に沿って吹き上がる風が弱まった間には弾性体13aの先端部が遮障体14から離れ、通気部32が開くことがあるが、このときは、雨水が強く吹き上げられないため、遮障体14により、雨水が笠木被取付壁1の空気層部6に浸入することを防ぐことができる。また、強風時でも、弾性体13aの長手方向における一部分または複数の部分で、笠木被取付壁1の側面に沿って吹き上がる風が弱まった部分があれば、その吹き上がる風が弱まった間にはその吹き上がる風が弱まった部分の弾性体13aの先端部が遮障体14から離れ、通気部32が弾性体13aの長手方向において部分的に開くことがあるが、このときは、その吹き上がる風が弱まった弾性体13aの長手方向における部分では雨水が強く吹き上げられないため、遮障体14により、雨水が笠木被取付壁1の空気層部6に浸入することを防ぐことができる。
一方、風の弱い晴天時には、図5に示すように、笠木被取付壁1の空気層部6は、孔部7、第2隙間部27および略ジグザグ状の通気路50を介して、笠木本体12の外部に連通されており、笠木本体12の内側に通気性が確保されている。したがって、晴天時には、例えば笠木被取付壁1の内部から蒸発する水分等を笠木本体12の外部に排出でき、笠木被取付壁1の劣化の進行の抑制が可能である。
このように笠木装置2によれば、風の弱い晴天時等には遮障体14と弾性体13aとの間には通気部32が開口しているが、強風を伴う雨天時には弾性体13aが風力で上方側に弾性変形することでその通気部32が塞がるため、晴天時等には通気性を確保して笠木被取付壁1の劣化の進行を抑制できるとともに、強風を伴う雨天時に雨水が笠木被取付壁1の内部に浸入することを適切に抑制できる。
また、強風を伴う雨天時に雨水が弾性体13aと遮障体14の下突出板部42との間の通気部32から、遮障体14と笠木本体12の側面覆い部22aとの間の通気部33に入ったとしても、その雨水は当接突出板部43および上突出板部44に当たるため、雨水の空気層部6への浸入をより一層効果的に抑制できる。
さらに、遮障体14が軟質材料、例えばゴムや軟質合成樹脂等にて形成されているため、笠木本体12の取付時等において遮障体14の当接突出板部43の先端部で笠木本体12の側面覆い部22aを傷付けるようなことがなく、また、遮障体14および弾性体13aがいずれもゴム等の軟質材料にて形成されていることから、遮障体14と弾性体13aとの間の通気部32を、弾性体13aの弾性変形に基づく遮障体14と弾性体13aとの接触によって効果的に水密に閉じることができる。
また、遮障体14の取付部41と笠木被取付壁1の嵌合受け部10とを互いに嵌合させることのみによって遮障体14を笠木被取付壁1に取り付けることができるため、遮障体14をビス止めする場合等に比べて、容易に遮障体14を取り付けることができる。なお、状況に応じてビス等の止着具で止着することも可能であり、この場合も、遮障体14の取付部41と笠木被取付壁1の嵌合受け部10とを互いに嵌合させることのみによって遮障体14を笠木被取付壁1に取り付けた場合と同様に、強風を伴う雨天時に雨水が笠木被取付壁1の内部に浸入することを適切に抑制できる。
なお、上記実施の形態では、遮障体14を笠木被取付壁1の一側面のみに取り付けた構成について説明したが、例えばバルコニ内側の側面の上部にも凹溝状の嵌合受け部10を設けて、遮障体14を笠木被取付壁1の両側面に取り付けた構成でもよく、また遮障体14を笠木被取付壁1の他側面のみに取り付けた構成でもよい。
また、遮障体14を笠木被取付壁1の壁部4やベース部材5に直接取り付けた構成には限定されず、遮障体14をブラケット11を介して笠木被取付壁1に取り付けるようにしてもよい。
さらに、遮障体14が複数段状の突出板部、つまり下突出板部42、当接突出板部43および上突出板部44を有する構成には限定されず、例えば下突出板部42のみを有する構成、下突出板部42と当接突出板部43とを有する構成、或いは突出板部を4段以上設けた構成等でもよい。
また、遮障体14は、ゴムや軟質合成樹脂等の軟質材料で形成された可撓性を有するものには限定されず、金属等の硬質材料にて形成されたものでもよい。
本発明の一実施の形態に係る笠木装置の縦断面図である。 同上笠木装置の分解斜視図である。 同上笠木装置の遮障体の笠木被取付壁への取付方法を説明するための図である。 同上笠木装置の風雨時の部分縦断面図である。 同上笠木装置の通常時の部分縦断面図である。
符号の説明
1 笠木被取付壁
2 笠木装置
10 嵌合受け部
12 笠木本体
13a 弾性体
14 遮障体
21 上面覆い部
22a 側面覆い部
31,32,33 通気部
41 取付部
42 突出板部である下突出板部
43 当接突出板部
45 通気孔

Claims (5)

  1. 笠木被取付壁の上面を覆う上面覆い部および前記笠木被取付壁の側面を覆う側面覆い部を有する笠木本体と、
    この笠木本体の側面覆い部に取り付けられ、前記笠木被取付壁の側面との間に通気部を有する弾性変形可能な弾性体と、
    前記笠木被取付壁に取り付けられ、前記弾性体の上方に位置し、前記弾性体との間および前記側面覆い部との間に通気部を有する遮障体とを備え、
    前記弾性体が風力で上方側に弾性変形した場合に、前記弾性体が前記遮障体に接触して前記弾性体と前記遮障体との間の前記通気部の少なくとも一部が塞がる
    ことを特徴とする笠木装置。
  2. 遮障体は、
    笠木被取付壁に取り付けられる取付部と、
    この取付部から笠木本体の側面覆い部側に向って突出し、弾性体の上方に位置し、前記弾性体との間および前記側面覆い部との間に通気部を有する突出板部とを有し、
    前記弾性体が風力で上方側に弾性変形した場合に、前記弾性体が前記遮障体の突出板部の下面に接触して前記弾性体と前記遮障体の突出板部との間の前記通気部の少なくとも一部が塞がる
    ことを特徴とする請求項1記載の笠木装置。
  3. 遮障体は、取付部から笠木本体の側面覆い部側に向って突出し、突出板部の上方に位置し、先端部が前記笠木本体の側面覆い部に当接する当接突出板部を有し、
    この当接突出板部のうち前記突出板部の上方に位置する部分には、通気孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の笠木装置。
  4. 遮障体は、軟質材料にて形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の笠木装置。
  5. 笠木被取付壁は、嵌合受け部を有し、
    遮障体は、前記嵌合受け部との嵌合のみによって前記笠木被取付壁に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の笠木装置。
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