JPH07139772A - 換気ガラリ - Google Patents
換気ガラリInfo
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- JPH07139772A JPH07139772A JP5289025A JP28902593A JPH07139772A JP H07139772 A JPH07139772 A JP H07139772A JP 5289025 A JP5289025 A JP 5289025A JP 28902593 A JP28902593 A JP 28902593A JP H07139772 A JPH07139772 A JP H07139772A
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- JP
- Japan
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- ventilation
- wall
- main body
- upper edge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コーキング材の納まりが良く、外観品質が良
好であると共に、風雨の吹上げに対しても室内への侵入
を防止することが出来る換気ガラリを提供する。 【構成】 換気ガラリ本体24の上縁部25の裏面側に
外壁3面に対して平行となるように、外壁当接部25a
を形成している。フィン27…には、真下方からの風の
吹上を抑制する吹上阻止部としての前側傾斜面部27a
…が形成されている。しかも、このフィン27…は、通
風開口2,6水平延長線B上からオフセットした下方位
置に配設されている。
好であると共に、風雨の吹上げに対しても室内への侵入
を防止することが出来る換気ガラリを提供する。 【構成】 換気ガラリ本体24の上縁部25の裏面側に
外壁3面に対して平行となるように、外壁当接部25a
を形成している。フィン27…には、真下方からの風の
吹上を抑制する吹上阻止部としての前側傾斜面部27a
…が形成されている。しかも、このフィン27…は、通
風開口2,6水平延長線B上からオフセットした下方位
置に配設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の壁面に配設
され、室内と屋外との換気を行なう通風開口の外側開口
周縁に固定されてなる換気ガラリに関するものである。
され、室内と屋外との換気を行なう通風開口の外側開口
周縁に固定されてなる換気ガラリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の換気ガラリとしては、例えば、図
6に示す特開平4−257640号公報に記載されてい
る様なものが知られている。このようなものでは、建築
物壁部1の通風開口2に外壁3側から室内外の換気を行
なう換気ガラリ本体4が装着されている。
6に示す特開平4−257640号公報に記載されてい
る様なものが知られている。このようなものでは、建築
物壁部1の通風開口2に外壁3側から室内外の換気を行
なう換気ガラリ本体4が装着されている。
【0003】この換気ガラリ本体4は、中空箱型のケー
ス4a内に複数のフィン4b…を配設すると共に、この
ケース4aの下面部に連通孔4cを形成して、この連通
孔4c,前記フィン4b…,前記通風開口2を介して室
内壁5の通風開口6から外部空気を室内7に導入するよ
うにしている。このため、横風や雨水等は、前記ケース
4a及びフィン4b…によって遮られ、室内7側に侵入
しないように構成されている。
ス4a内に複数のフィン4b…を配設すると共に、この
ケース4aの下面部に連通孔4cを形成して、この連通
孔4c,前記フィン4b…,前記通風開口2を介して室
内壁5の通風開口6から外部空気を室内7に導入するよ
うにしている。このため、横風や雨水等は、前記ケース
4a及びフィン4b…によって遮られ、室内7側に侵入
しないように構成されている。
【0004】この換気ガラリ本体4は、外壁3から突設
される庇8の下に配設され、前記外壁3とこの換気ガラ
リ本体上縁部の壁側端部4dとの間をコーキング材9に
よってコーキングするようにしている。
される庇8の下に配設され、前記外壁3とこの換気ガラ
リ本体上縁部の壁側端部4dとの間をコーキング材9に
よってコーキングするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、庇8が配設されていない外
壁3にこの換気ガラリ本体4を配設しようとすると、前
記換気ガラリ本体上縁部は薄板状で、しかも、外壁3と
略直交しているので、壁側端部4dと外壁3とが接触し
ている面積は少なく、コーキング材9を大量に用いなけ
れば、水密状態が保てない。このため、外観品質も良好
であるとは言い難かった。
うな従来のものにあっては、庇8が配設されていない外
壁3にこの換気ガラリ本体4を配設しようとすると、前
記換気ガラリ本体上縁部は薄板状で、しかも、外壁3と
略直交しているので、壁側端部4dと外壁3とが接触し
ている面積は少なく、コーキング材9を大量に用いなけ
れば、水密状態が保てない。このため、外観品質も良好
であるとは言い難かった。
【0006】また、風雨が前記連通孔4cから吹き上げ
てケース4a内部に侵入すると、前記フィン4b…は、
通風開口2,6と略水平位置にあり、室内7にフィン4
に滞留したこれらの雨水が、通風開口2,6を介して侵
入する虞もあった。
てケース4a内部に侵入すると、前記フィン4b…は、
通風開口2,6と略水平位置にあり、室内7にフィン4
に滞留したこれらの雨水が、通風開口2,6を介して侵
入する虞もあった。
【0007】そこで、この発明は、コーキング材の納ま
りが良く、外観品質が良好であると共に、風雨の吹上げ
に対しても室内への侵入を防止することが出来る換気ガ
ラリを提供することを課題としている。
りが良く、外観品質が良好であると共に、風雨の吹上げ
に対しても室内への侵入を防止することが出来る換気ガ
ラリを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明に記載されたものでは、建築物壁面の通風開口
に外壁側から装着されて室内外の換気を行なう換気ガラ
リ本体を有し、前記外壁と該換気ガラリ本体上縁部との
間をコーキング材によってコーキングすると共に、前記
換気ガラリ本体上縁部から下方に延設されて、前記通風
開口を覆い横風の室内への直接の侵入を防止する前壁部
及び該前壁部に覆われ、通風開口水平延長線上からオフ
セットした下方位置に配設されるフィンを有する換気ガ
ラリであって、前記換気ガラリ本体上縁部の傾斜角度を
前記外壁面角度に対して鋭角又は平行となるように形成
して該上縁部の裏面側に外壁当接部を形成すると共に、
前記フィンには、真下方からの風の吹上を抑制する吹上
阻止部が形成されている換気ガラリを特徴としている。
本願発明に記載されたものでは、建築物壁面の通風開口
に外壁側から装着されて室内外の換気を行なう換気ガラ
リ本体を有し、前記外壁と該換気ガラリ本体上縁部との
間をコーキング材によってコーキングすると共に、前記
換気ガラリ本体上縁部から下方に延設されて、前記通風
開口を覆い横風の室内への直接の侵入を防止する前壁部
及び該前壁部に覆われ、通風開口水平延長線上からオフ
セットした下方位置に配設されるフィンを有する換気ガ
ラリであって、前記換気ガラリ本体上縁部の傾斜角度を
前記外壁面角度に対して鋭角又は平行となるように形成
して該上縁部の裏面側に外壁当接部を形成すると共に、
前記フィンには、真下方からの風の吹上を抑制する吹上
阻止部が形成されている換気ガラリを特徴としている。
【0009】
【作 用】かかる構成によれば、外壁当接部が、傾斜角
度を前記外壁面角度に対して鋭角又は平行となるように
形成した換気ガラリ本体上縁部の裏面側に形成されてい
るので、外壁との接触面積を広く確保することが出来
る。このため、当接させるだけで、水密性能が良好であ
るので、例えば、コーキング材等の充填も納まりが良
く、小量のコーキング材を塗布すればよいので、外観品
質も良好である。
度を前記外壁面角度に対して鋭角又は平行となるように
形成した換気ガラリ本体上縁部の裏面側に形成されてい
るので、外壁との接触面積を広く確保することが出来
る。このため、当接させるだけで、水密性能が良好であ
るので、例えば、コーキング材等の充填も納まりが良
く、小量のコーキング材を塗布すればよいので、外観品
質も良好である。
【0010】また、吹上阻止部が、前記フィンに形成さ
れているので、吹き上げられる風雨は、一旦、このフィ
ンに当接して圧力が弱まる。しかも、このフィンは、通
風開口水平延長線上からオフセットした下方位置に配設
されるので、フィンに滞留した雨水がこのフィン位置か
ら上方に進行する可能性は少なく、通風開口から室内側
に侵入する虞が殆どない。
れているので、吹き上げられる風雨は、一旦、このフィ
ンに当接して圧力が弱まる。しかも、このフィンは、通
風開口水平延長線上からオフセットした下方位置に配設
されるので、フィンに滞留した雨水がこのフィン位置か
ら上方に進行する可能性は少なく、通風開口から室内側
に侵入する虞が殆どない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、図
面を参照しつつ説明する。
面を参照しつつ説明する。
【0012】図1は、この発明の第1実施例の換気ガラ
リ本体24を示すものである。前記従来例と同一乃至均
等な部分については同一符号を付して説明する。
リ本体24を示すものである。前記従来例と同一乃至均
等な部分については同一符号を付して説明する。
【0013】この換気ガラリ本体24は、上縁部25の
傾斜角度を前記外壁3面の角度に対して鋭角となるよう
に形成している。この上縁部25の裏面側には、外壁当
接部25aが形成されている。この外壁当接部25a
は、所定の上下方向の幅bを有している。そして、この
上縁部25裏面と前記外壁3面との間には、水密材22
が充填されると共に、表面側からコーキング材9が塗布
されるようにしている。
傾斜角度を前記外壁3面の角度に対して鋭角となるよう
に形成している。この上縁部25の裏面側には、外壁当
接部25aが形成されている。この外壁当接部25a
は、所定の上下方向の幅bを有している。そして、この
上縁部25裏面と前記外壁3面との間には、水密材22
が充填されると共に、表面側からコーキング材9が塗布
されるようにしている。
【0014】また、前壁部17の下端17aは、外壁3
側に傾斜して形成されると共に、この下端17a内側に
下面側開口部26が形成されている。この下面側開口部
26内には、前記下端17aと略同角度で外壁3側に傾
斜する複数のフィン27…が形成されている。このフィ
ン27は、前壁部下端17aに覆われ、通風開口2,6
水平延長線B上からオフセットした下方位置に配設され
ている。
側に傾斜して形成されると共に、この下端17a内側に
下面側開口部26が形成されている。この下面側開口部
26内には、前記下端17aと略同角度で外壁3側に傾
斜する複数のフィン27…が形成されている。このフィ
ン27は、前壁部下端17aに覆われ、通風開口2,6
水平延長線B上からオフセットした下方位置に配設され
ている。
【0015】そして、このフィン27は、下方からの投
影面積を増大させる吹上阻止部としての前側傾斜面部2
7a…を有している。この前側傾斜面部27a…は、真
下方からの風の吹上を抑制するように形成されている。
影面積を増大させる吹上阻止部としての前側傾斜面部2
7a…を有している。この前側傾斜面部27a…は、真
下方からの風の吹上を抑制するように形成されている。
【0016】更に、この下面側開口部26の後端には、
フィン27よりも上方に一体に延設されることにより、
雨水の侵入を阻止する侵入阻止立壁部26aが形成され
ている。この侵入阻止立壁部26aは、先端26bを一
部前記通風開口2内に挿入すると共に、前記下面側開口
部26方向に向かって、滞留した雨水を流下させるスロ
ープ26cが形成されている。
フィン27よりも上方に一体に延設されることにより、
雨水の侵入を阻止する侵入阻止立壁部26aが形成され
ている。この侵入阻止立壁部26aは、先端26bを一
部前記通風開口2内に挿入すると共に、前記下面側開口
部26方向に向かって、滞留した雨水を流下させるスロ
ープ26cが形成されている。
【0017】また、最上部の横フィン15aの後端は、
前記室内壁5の通風開口6まで延設されている。そし
て、この後端に通風開口6周縁に係止する係止部28が
形成されている。そして、この横フィン15aと前記外
壁3の通風開口2周縁との間には、水密材22が充填さ
れている。
前記室内壁5の通風開口6まで延設されている。そし
て、この後端に通風開口6周縁に係止する係止部28が
形成されている。そして、この横フィン15aと前記外
壁3の通風開口2周縁との間には、水密材22が充填さ
れている。
【0018】このように構成された第1実施例の換気ガ
ラリでは、外壁当接部25aが、傾斜角度を前記外壁面
角度に対して鋭角となるように形成した換気ガラリ本体
上縁部25の裏面側25aに形成されているので、外壁
3との接触面積を幅bと広く確保することが出来る。こ
のため、当接させるだけで、水密性能が良好であるの
で、例えば、水密材22等の充填も納まりが良く、小量
のコーキング材9を外側に塗布すればよいので、外観品
質も良好である。
ラリでは、外壁当接部25aが、傾斜角度を前記外壁面
角度に対して鋭角となるように形成した換気ガラリ本体
上縁部25の裏面側25aに形成されているので、外壁
3との接触面積を幅bと広く確保することが出来る。こ
のため、当接させるだけで、水密性能が良好であるの
で、例えば、水密材22等の充填も納まりが良く、小量
のコーキング材9を外側に塗布すればよいので、外観品
質も良好である。
【0019】また、吹上阻止部としての前側傾斜面部2
7aが、前記フィン27に形成されているので、吹き上
げられる風雨は、一旦、このフィン27の前側傾斜面部
27aに当接して圧力が弱まる。しかも、このフィン2
7は、通風開口2,6の水平延長線B上からオフセット
した下方位置に配設されるので、フィン27…に滞留し
た雨水がこのフィン27位置から上方に進行する可能性
は少なく、通風開口2,6を介して室内側に侵入する虞
が殆どない。
7aが、前記フィン27に形成されているので、吹き上
げられる風雨は、一旦、このフィン27の前側傾斜面部
27aに当接して圧力が弱まる。しかも、このフィン2
7は、通風開口2,6の水平延長線B上からオフセット
した下方位置に配設されるので、フィン27…に滞留し
た雨水がこのフィン27位置から上方に進行する可能性
は少なく、通風開口2,6を介して室内側に侵入する虞
が殆どない。
【0020】更に、この第1実施例では、このフィン2
7位置から上方に進行した場合でも、前記侵入阻止立壁
部26aの先端26bで、進行が確実に阻止される。そ
して、前記スロープ26cが滞留した雨水を流下させ、
前記下面側開口部26から排出するので、雨水の侵入す
る虞が更に減少する。
7位置から上方に進行した場合でも、前記侵入阻止立壁
部26aの先端26bで、進行が確実に阻止される。そ
して、前記スロープ26cが滞留した雨水を流下させ、
前記下面側開口部26から排出するので、雨水の侵入す
る虞が更に減少する。
【0021】図2は、この発明の第2実施例の換気ガラ
リ本体31の上縁部32を示すものである。この第2実
施例では、外壁3下端に段部3aが形成され、この段部
3aに、前記換気ガラリ本体31の上縁部32が、裏面
側に形成された外壁当接部32aを当接させて固定され
ている。この上縁部32は、前記外壁3面の角度に対し
て平行となるように形成されている。この上縁部32の
裏面側には、凹部が形成され、この凹部と前記段部3a
との間には、更に水密材22が充填されている。
リ本体31の上縁部32を示すものである。この第2実
施例では、外壁3下端に段部3aが形成され、この段部
3aに、前記換気ガラリ本体31の上縁部32が、裏面
側に形成された外壁当接部32aを当接させて固定され
ている。この上縁部32は、前記外壁3面の角度に対し
て平行となるように形成されている。この上縁部32の
裏面側には、凹部が形成され、この凹部と前記段部3a
との間には、更に水密材22が充填されている。
【0022】このため、接触面積は広く当接させるだけ
で、水密性能が良好であると共に、水密材22等の充填
も納まりが良い。したがって、小量のコーキング材9を
外側に塗布すればよいので、外観品質も良好である。他
の構成及び作用については、前記第1実施例と略同一で
あるので記載を省略する。
で、水密性能が良好であると共に、水密材22等の充填
も納まりが良い。したがって、小量のコーキング材9を
外側に塗布すればよいので、外観品質も良好である。他
の構成及び作用については、前記第1実施例と略同一で
あるので記載を省略する。
【0023】図3は、この発明の第3実施例の換気ガラ
リ本体41の下面側開口上縁部42を示すものである。
この第3実施例では、外壁3下端に切欠部3bが形成さ
れ、壁部1内側の横桟43,44に直接、前記第2実施
例の換気ガラリ本体31の上縁部32と略同一形状の上
縁部42が裏面側に形成された外壁当接部42aを当接
させて固定されている。
リ本体41の下面側開口上縁部42を示すものである。
この第3実施例では、外壁3下端に切欠部3bが形成さ
れ、壁部1内側の横桟43,44に直接、前記第2実施
例の換気ガラリ本体31の上縁部32と略同一形状の上
縁部42が裏面側に形成された外壁当接部42aを当接
させて固定されている。
【0024】このため、更に当接させるだけで、水密性
能が良好であるので、例えば、水密材22等の充填も納
まりが良く、小量のコーキング材9を外側に塗布すれば
よいので、外観品質も良好である。他の構成及び作用に
ついては、前記第2実施例と略同一であるので記載を省
略する。
能が良好であるので、例えば、水密材22等の充填も納
まりが良く、小量のコーキング材9を外側に塗布すれば
よいので、外観品質も良好である。他の構成及び作用に
ついては、前記第2実施例と略同一であるので記載を省
略する。
【0025】図4は、この発明の第4実施例の換気ガラ
リ本体51の下面側開口部52を示すものである。この
第4実施例では、下面側開口部52内に形成されるフィ
ン53…に、吹上阻止部としての水平片53a…及び5
3b…が、交互に複数突設されている。
リ本体51の下面側開口部52を示すものである。この
第4実施例では、下面側開口部52内に形成されるフィ
ン53…に、吹上阻止部としての水平片53a…及び5
3b…が、交互に複数突設されている。
【0026】このように構成された第4実施例では、吹
上阻止部としての水平片53a…及び53b…が、交互
に複数突設されているので、吹き上げられる風雨は、一
旦、このフィン53の水平片53a…及び53b…に当
接して圧力が弱まる。しかも、このフィン53は、通風
開口2,6の水平延長線B上からオフセットした下方位
置に配設されるので、フィン53に滞留した雨水がこの
フィン53位置から上方に進行する可能性は少なく、通
風開口2,6を介して室内側に侵入する虞が殆どない。
他の構成及び作用については、前記第1実施例と略同一
であるので記載を省略する。
上阻止部としての水平片53a…及び53b…が、交互
に複数突設されているので、吹き上げられる風雨は、一
旦、このフィン53の水平片53a…及び53b…に当
接して圧力が弱まる。しかも、このフィン53は、通風
開口2,6の水平延長線B上からオフセットした下方位
置に配設されるので、フィン53に滞留した雨水がこの
フィン53位置から上方に進行する可能性は少なく、通
風開口2,6を介して室内側に侵入する虞が殆どない。
他の構成及び作用については、前記第1実施例と略同一
であるので記載を省略する。
【0027】図5は、この発明の第5実施例の換気ガラ
リ本体61の下面側開口部62を示すものである。この
第5実施例では、下面側開口部62内に形成されるフィ
ン63…の上部に、吹上阻止部の一部としての傾斜面部
63a…が形成されると共に、このフィン63…の上方
に吹上阻止部の一部としての水平板状部材63b…及び
63c…が、交互に複数配設されている。
リ本体61の下面側開口部62を示すものである。この
第5実施例では、下面側開口部62内に形成されるフィ
ン63…の上部に、吹上阻止部の一部としての傾斜面部
63a…が形成されると共に、このフィン63…の上方
に吹上阻止部の一部としての水平板状部材63b…及び
63c…が、交互に複数配設されている。
【0028】このように構成された第5実施例では、吹
上阻止部としての傾斜面部63a…を形成すると共に、
水平板状部材63b…及び63c…が、交互に複数配設
されているので、吹き上げられる風雨は、一旦、この傾
斜面部63a…、水平板状部材63b…及び63c…に
当接して圧力が弱まる。しかも、このフィン63は、通
風開口2,6の水平延長線B上からオフセットした下方
位置に配設されるので、フィン63…等に滞留した雨水
がこのフィン63位置から上方に進行する可能性は少な
く、通風開口2,6を介して室内側に侵入する虞が殆ど
ない。他の構成及び作用については、前記第1実施例と
略同一であるので記載を省略する。
上阻止部としての傾斜面部63a…を形成すると共に、
水平板状部材63b…及び63c…が、交互に複数配設
されているので、吹き上げられる風雨は、一旦、この傾
斜面部63a…、水平板状部材63b…及び63c…に
当接して圧力が弱まる。しかも、このフィン63は、通
風開口2,6の水平延長線B上からオフセットした下方
位置に配設されるので、フィン63…等に滞留した雨水
がこのフィン63位置から上方に進行する可能性は少な
く、通風開口2,6を介して室内側に侵入する虞が殆ど
ない。他の構成及び作用については、前記第1実施例と
略同一であるので記載を省略する。
【0029】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても
この発明に含まれる。例えば、前記第1実施例では、前
壁部17が上縁部25から斜め下方に延設されているも
のを示したが、特にこれに限らず、換気ガラリ本体11
が略箱型形状を呈し、前壁部17が略垂直に下方に延設
されるもの等、どの様な形状であっても良いことは当然
である。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても
この発明に含まれる。例えば、前記第1実施例では、前
壁部17が上縁部25から斜め下方に延設されているも
のを示したが、特にこれに限らず、換気ガラリ本体11
が略箱型形状を呈し、前壁部17が略垂直に下方に延設
されるもの等、どの様な形状であっても良いことは当然
である。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、外壁当接部が、傾斜角度を前記外壁面角度に対し
て鋭角又は平行となるように形成した換気ガラリ本体上
縁部の裏面側に形成されているので、外壁との接触面積
を広く確保することが出来る。このため、当接させるだ
けで、水密性能が良好であるので、例えば、コーキング
材等の充填も納まりが良く、小量のコーキング材を塗布
すればよいので、外観品質も良好である。
れば、外壁当接部が、傾斜角度を前記外壁面角度に対し
て鋭角又は平行となるように形成した換気ガラリ本体上
縁部の裏面側に形成されているので、外壁との接触面積
を広く確保することが出来る。このため、当接させるだ
けで、水密性能が良好であるので、例えば、コーキング
材等の充填も納まりが良く、小量のコーキング材を塗布
すればよいので、外観品質も良好である。
【0031】また、吹上阻止部が、前記フィンに形成さ
れているので、吹き上げられる風雨は、一旦、このフィ
ンに当接して圧力が弱まる。しかも、このフィンは、通
風開口水平延長線上からオフセットした下方位置に配設
されるので、風雨がこのフィン位置から上方に進行する
可能性は少なく、通風開口から室内側に侵入する虞が殆
どない。このため、風雨の吹上げに対しても室内への侵
入を防止することが出来る、という実用上有益な効果を
発揮する。
れているので、吹き上げられる風雨は、一旦、このフィ
ンに当接して圧力が弱まる。しかも、このフィンは、通
風開口水平延長線上からオフセットした下方位置に配設
されるので、風雨がこのフィン位置から上方に進行する
可能性は少なく、通風開口から室内側に侵入する虞が殆
どない。このため、風雨の吹上げに対しても室内への侵
入を防止することが出来る、という実用上有益な効果を
発揮する。
【図1】この発明の第1実施例の換気ガラリ本体を示
し、壁部に配設した様子を説明する断面図である。
し、壁部に配設した様子を説明する断面図である。
【図2】第2実施例の換気ガラリ本体上部を示し、壁部
に配設した様子を説明する断面図である。
に配設した様子を説明する断面図である。
【図3】第3実施例の換気ガラリ本体上部を示し、壁部
に配設した様子を説明する断面図である。
に配設した様子を説明する断面図である。
【図4】第4実施例の換気ガラリ本体下部を示し、壁部
に配設した様子を説明する断面図である。
に配設した様子を説明する断面図である。
【図5】第5実施例の換気ガラリ本体下部を示し、壁部
に配設した様子を説明する断面図である。
に配設した様子を説明する断面図である。
【図6】従来例の換気ガラリを示し、壁部に配設した様
子を説明する断面図である。
子を説明する断面図である。
24,31,41,51,61 換気ガラリ本体 25,32,42 上縁部 25a,32a,42a 外壁当接部 17 前壁部 27,53,63 フィン 吹上阻止部 27a 前側傾斜面部 53a,53b 水平片 63a 傾斜面部 63b,63c 水平板状部材
Claims (1)
- 【請求項1】 建築物壁面の通風開口に外壁側から装着
されて室内外の換気を行なう換気ガラリ本体を有し、前
記外壁と該換気ガラリ本体上縁部との間をコーキング材
によってコーキングすると共に、前記換気ガラリ本体上
縁部から下方に延設されて、前記通風開口を覆い横風の
室内への直接の侵入を防止する前壁部及び該前壁部に覆
われ、通風開口水平延長線上からオフセットした下方位
置に配設されるフィンを有する換気ガラリであって、 前記換気ガラリ本体上縁部の傾斜角度を前記外壁面に対
して鋭角又は平行となるように形成して該上縁部の裏面
側に外壁当接部を形成すると共に、 前記フィンには、真下方からの風の吹上を抑制する吹上
阻止部が形成されていることを特徴とする換気ガラリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289025A JPH07139772A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 換気ガラリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289025A JPH07139772A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 換気ガラリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07139772A true JPH07139772A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=17737857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5289025A Pending JPH07139772A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 換気ガラリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07139772A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010132284A (ja) * | 2010-02-09 | 2010-06-17 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械用運転室および建設機械 |
-
1993
- 1993-11-18 JP JP5289025A patent/JPH07139772A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010132284A (ja) * | 2010-02-09 | 2010-06-17 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械用運転室および建設機械 |
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