JP2010174612A - 換気機能を備えた窓用雨除け具 - Google Patents

Abstract

【課題】 庇などの雨除けが無い窓、若しくは、庇が小さい窓には窓を開けて自然換気をしている際に雨などが降ると、雨が吹き込んで室内が濡れてしまうという問題があった。これは、一般的に窓には開放時の雨除け機能が無い為である。
【解決手段】 ルーバーなどの通気可能な雨除け本体の両側に、上端と下端に切り欠きを設けた支柱を取り付け、それぞれの支柱の上端に固定用部品Ａ、Ｂを付けて窓のガラス戸用レール部に宛がい、位置を決めてネジで固定するものである。この雨除けの取り付けにより庇などの雨除けが備わっていない、若しくは、雨除けが小さい窓であっても窓を開ける事が可能となり、雨の日にも自然換気が可能となる。
【選択図】図１

Description

この発明は、換気機能を備えた窓用雨除け具の形状と固定方法に関するものである。

一般的に窓には開放時の雨除け機能が無いため、雨天時に窓を開けて自然換気をしたい場合には、雨が吹き込まない様に庇などが必要である。しかし、全ての窓に庇などを設ける事は住宅事情を考えると現実的に難しい。

雨天時にも開閉可能な窓として複数のガラス板がブラインド状に構成されるジャロジーがあり、これには採光、換気、目隠しの機能がある。

庇などの雨除けが備わっていない、若しくは、庇があっても小さい場所に設置された窓には、開放時の雨除け機能が無い、若しくは、雨除け機能が不十分なため以下の様な欠点があった。

窓を開けて自然換気をしている時に雨が降ると雨が室内に吹き込み、床やカーテン等が濡れてしまうため、雨の日には窓による自然換気が困難である。

本発明は、前記の欠点を解決するため、雨天時でも自然換気が可能で窓の施錠などにも支障が生じない窓用の雨除け具を提供するものである。

図２に示すようにルーバー形状などの通気性がある雨除け本体（１）の両側に溝を設けた左支柱（２）と右支柱（３）を設け、支柱（２）、（３）のそれぞれの上端に固定用部品Ａ（４）、固定用部品Ｂ（５）を設けてネジ（６）を設けたものを窓（７）に取り付ける。本発明は、以上の構成によりなる雨天でも自然換気が可能な窓用の雨除け具である。

図３に示すように、本発明の雨除けの固定用部品Ａ、及び、固定用部品Ｂは上下左右を逆に用いる事ができる構造になっている。これは、必要に応じて取り付け時の形状などを選択できる汎用性を持たせるための工夫である。尚、各部品は組み立てた状態で窓の施錠などに支障がない厚みに設定する。

また、雨除け自体に強度が必要とされる場合には、雨除け本体（１）の上端と下端に左支柱（２）と右支柱（３）を連結して補強する部品を設けても良い。

本発明の窓用雨除け具により、庇などの雨除けが無い位置に設置された窓であっても、雨除けを取り付けた範囲には雨が吹き込まなくなり、雨天でも自然換気が可能となる。

この発明の一実施形態を示す斜視図である。 この発明の要部の形状例を示す斜視図である。 この発明の要部の形状例を示す斜視図である。

この発明の一実施形態を図１に示す。
ルーバー形状などの通気可能な雨除け本体（１）の両側に両端に切り欠き形状を持つ左支柱（２）、右支柱（３）を設け、左支柱（２）、右支柱（３）のそれぞれの上端に固定用部品Ａ（４）、固定用部品Ｂ（５）を設けて窓のガラス戸用レールに宛がい、位置決めをしてからネジ（６）で窓（７）に取り付ける。

この時、固定用部品Ａ、及び、固定用部品Ｂは、上下左右を逆に用いる事ができる構造になっているので、必要に応じて取り付け時の形状などを選択できる汎用性を有する。
また、窓への取り付けにおいて、高さなどに調整が不要な場合には左支柱（２）、右支柱（３）の上端に固定用部品Ａ（４）、固定用部品Ｂ（５）を設けずにネジ（６）で固定しても良い。

１ 雨除け本体
２ 左支柱
３ 右支柱
４ 固定用部品Ａ
５ 固定用部品Ｂ
６ ネジ
７ 窓

Claims (3)

1. 換気機能を有する事を特徴とする雨除け具。
2. 窓のガラス戸用レール部に取り付け、取り付けた後も施錠などが可能な事を特徴とする請求項１記載の雨除け具。
3. 取り付け先の形状に合わせられるように、形状を工夫して支柱と固定用部品に汎用性を有する事を特徴とする、請求項１記載の雨除け具。

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