JP7486896B2 - 電気機器収納用箱 - Google Patents

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本発明は、電気機器収納用箱に関するものである。
屋外に電気機器収納用箱が設置されると、雨天時には、雨水が電気機器収納用箱の屋根をつたって流れ落ちる。通常、雨水は屋根の端部から真下方向には落ちず、屋根の下方端部に設けられた曲げ部をつたって流れ落ちる。このため、雨天時に扉を開けて作業をすると、雨水が筐体の内部に流れ落ち、筐体の内部に配置された機器を濡らしてしまう虞があった。また、扉を閉めた状態であっても扉の内側に雨水が流れ落ちる虞があった。その対策として、特許文献1に記載されているように、屋根の防水部材を屋根の外方に突出するように設け、筐体への水の浸入を防止することがなされていた。
特開2019-013081号公報
ところで、例えば高圧受電設備のような電気機器収納用箱を設置先へ搬送する際には、電気機器収納用箱を固定バンドで車などに固定するが、防水部材を屋根の外方に突出するように設けると、固定バンドからかけられる力により防水部材が変形してしまう虞があった。
本件の発明者は、この点について鋭意検討することにより、解決を試みた。本発明が解決しようとする課題は、搬送時に使用する固定バンドとの当接が回避できる位置に防水部を設けることである。
上記課題を解決するため、扉及び扉に覆われる開口を備えた筐体と、筐体の上部に掛け渡される屋根本体と、を備えた電気機器収納用箱であって、屋根本体に、上面を構成する天井面と、天井面の端部から下方に形成した端面と、端面より筐体の内側方向に形成した内辺部と、内辺部より下方に形成した防水辺部と、を備え、防水辺部は、扉に覆われる開口を形成した面と間隔をあけて、扉に覆われる開口を形成した面の幅方向に延びる電気機器収納用箱とする。
また、内辺部は端面から筐体の内側方向に折曲形成し、防水辺部は内辺部から下方に折曲形成する構成とするのが好ましい。
また、扉よりも前側かつ屋根本体の端面よりも後側に防水辺部を設けた構成とすることが好ましい。
また、換気孔を有する換気板を備えるとともに、換気孔を通して筐体内の空気の換気に用いることが可能な換気空間を屋根本体と筐体の間に備え、内辺部に載置した換気板の下方に突出するように防水辺部を設けた構成とすることが好ましい。
また、屋根本体の天井面の側部及び屋根本体の端面の側部を覆う屋根カバーを備え、防水辺部は、屋根カバーの下方に位置するカバー下防水部を備えた構成とすることが好ましい。
本発明では、搬送時に使用する固定バンドとの当接が回避できる位置に防水部を設けることが可能となる。
実施形態における電気機器収納用箱の斜視図である。ただし、扉に覆われる開口を形成した面の幅方向を白抜き矢印で表している。 図1に示す電気機器収納用箱の一端側の上部を斜め下方から見た部分拡大図である。ただし、扉に覆われる開口を形成した面の幅方向を白抜き矢印で表している。 図2に示す屋根カバー周りを斜め下方から見た部分拡大図である。 図3のIV-IV断面図である。 図4と内辺部の構成が異なる例の図である。 図3に示す付近を扉側から見た図である。
以下に発明を実施するための形態を示す。図1乃至図4に示されていることから理解されるように、本実施形態の電気機器収納用箱1は、高圧受電設備であり、扉21及び扉21に覆われる開口22を備えた筐体2と、筐体2の上部に掛け渡される屋根本体3と、を備えている。また、この電気機器収納用箱1は、屋根本体3に、上面を構成する天井面31と、天井面31の端部から下方に形成した端面32と、端面32より筐体2の内側方向に形成した内辺部33と、内辺部33より下方に形成した防水辺部34と、を備えている。この防水辺部34は、扉21に覆われる開口22を形成した面23と間隔をあけて、扉21に覆われる開口22を形成した面23の幅方向に延びる。つまり、防水辺部34は、屋根本体3の端面32より内側に形成されているため、搬送時に使用する固定バンドとの当接を回避できる。
実施形態の電気機器収納用箱1は、筐体2の上部に屋根本体3が固定されているが、この屋根本体3は、一方側に雨水が流れ落ちやすいようにするために傾斜させている。図1に示す例では、傾斜した屋根本体3のうち、高さが低い側の端部付近の下方には、筐体2内部に設けられた内部機器の操作及びメンテナンスを行う際に開閉する扉21を備えていることが示されているが、高さが高い側の端部付近の下方にも、筐体2内部に設けられた内部機器の操作及びメンテナンスを行う際に開閉する扉(図示せず)を備えている。なお、本実施形態では、傾斜した屋根本体3のうち、高さが低い側を電気機器収納用箱1の背面側とし、高さが高い側を電気機器収納用箱1の正面側としている。
この例では、屋根本体3に沿って流れ落ちてきた雨水が、扉21が位置する面側に移動しにくいようにするため、防水辺部34を設けているが、この防水辺部34は屋根本体3の天井面31を構成する板状の部材を屈曲させることで設けている。このため部材としての点数を増やさずに防水性能を高めることができる。なお、図5の例のように内辺部33を複数部材で構成し、防水辺部34を何れかの内辺部33から下方に折曲形成してもよい。その場合においても、防水辺部34は、屋根本体3の端面32より内側に形成されているため、搬送時に使用する固定バンドとの当接を回避できる。
ところで、屋根本体3とは別に設けた防水部材を屋根本体3の下面に取り付けて防水用の部分を構成すると、屋根本体3と防水部材の間に水が浸入し、水溜りして、錆や苔が発生しやすくなるという問題も生じ得る。また、屋根の端面32と内辺部33に対して防水部材を溶接する場合、コスト高となるし、溶接時にスパッタや塵で防錆性能が低下する虞がある。一方、内辺部33は端面32から筐体2の内側方向に折曲形成し、防水辺部34は内辺部33から下方に折曲形成した構成とすれば、このような問題を解消できる分、有利である。また、端面32から筐体2の内側方向に折曲形成した内辺部33の上面に重ねたもう一つの内辺部33から下方に折曲形成した部分で防水辺部34を構成すれば、屋根本体3と防水部材の間への水の浸入は抑制できる。
図2から図4に示すことから理解されるように、実施形態の防水辺部34は、扉21よりも前側かつ屋根本体3の端面32よりも後側に設けられている。このため、扉21よりも前側で水を落とすことができる。したがって、扉21に流れ落ちる雨水を抑制することができる。なお、この防水辺部34の下端は扉21よりも上方に位置しているため、回動する扉21の開閉操作も問題なく行うことができる。
また、図2から図4に示す例の電気機器収納用箱1では、換気孔81を有する換気板8を備えるとともに、換気孔81を通して筐体2内の空気の換気に用いることが可能な換気空間Sを屋根本体3と筐体2の間に備えている。また、内辺部33に載置した換気板8の下方に突出するように防水辺部34を設けている。このため、暴風雨時など吹き上がってくる水が換気板8の換気孔81から筐体2内に入ることを抑制することができる。
例えば、電気機器収納用箱1では、下から上方向に吹き上がって換気板8を通って入ってくる水を筐体2内に入らないようにするための部材として水返し部61を換気板8の上方に位置するように設けていることがある。しかしながら、勢いよく水が吹き上げられた場合、水返し部61があっても水が勢いよく跳ね返ることで、換気空間Sを通り抜けた水が筐体2内に浸入してしまう虞がある。一方、防水辺部34を内辺部33に載置した換気板8の下方に突出するように設けることで、換気孔81への浸入角度を制限することができるため、換気板8に到達する水を軽減でき、筐体2に水が入る虞を低減できる。このため、水返し部61を小型にしても性能を満たすようになり得る。
なお、図4に示す例では、水返し部61に換気板8の一方を載せ、他方を内辺部33に載せ、ねじを用いて内辺部33と換気板8を固定している。より詳しくは換気板8に備えたクリップナット71の雌ねじと内辺部33の下方から差し込んだボルト91を螺合させることで換気板8を内辺部33に固定している。
実施形態では、天井面31の端部から下方に形成した端面32と防水辺部34との距離を短くするために内辺部33の幅を短くしているが、そうすると、換気板8を固定する雄ねじの頭部が防水辺部34に当たり、雄ねじを適切に締めこむことができない場合がある。このため、図2などに示す例では、内辺部33に設けられた雄ねじ用の穴と隣り合う位置に、防水辺部34の下端から切り欠かれたような形状の切り欠き部37を備えている。このような切り欠き部37を設けることで、換気板8を固定するボルト91などの雄ねじを適切に使用することができる。
なお、切り欠き部37は雄ねじの頭部の幅程度の幅にするのが好ましい。切り欠き部37の幅が大きくなりすぎると防水辺部34としての機能が損なわれるからである。なお、切り欠き部37の幅が雄ねじの頭部の幅と同程度であれば、雄ねじの頭部の一部が切り欠き部37側に水が浸入することを抑制する役割を果たすこともあり、防水辺部34の機能の損失を適切に抑制することができる。
また、図1から図3に示すことから理解されるように、実施形態の電気機器収納用箱1は、筐体2の上部に、屋根本体3とは別に屋根カバー4が取り付けられている。この屋根カバー4は、屋根本体3の天井面31の側部及び屋根本体3の端面32の側部を覆うように構成しており、図1や図2などに示す例では、一枚板で構成された屋根本体3の両側端のそれぞれに対応するように配置されている。
図2、図3、図6に示した例から理解されるように、実施形態の防水辺部34は、屋根カバー4の下方に位置するカバー下防水部35を備えた構成としているため、屋根カバー4の下方から雨水が筐体2内に侵入することを抑制することができる。
ところで、図6に示すことから理解されるように、実施形態の屋根カバー4は屋根本体3の端面32の下端よりも下方に延びるように構成されている。このようにすると、屋根本体3が覆うことができない部分を屋根カバー4が十分にカバーできる。しかしながら、このような構成に対して、屋根本体に防水部材を取り付ける構成とする場合、防水部材を適切に屈曲した形状とすることができず、水溜りなどができる可能性があるが、本発明のように防水辺部34を構成すると、そのような問題を回避できる。
以上、実施形態を例に挙げて本発明について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。例えば、水返し部に換気板の一方を載せ、他方を内辺部に載せているが、その他の方法により換気板の位置を定めても良い。
1 電気機器収納用箱
2 筐体
3 屋根本体
4 屋根カバー
8 換気板
21 扉
22 開口
23 開口を形成した面
31 天井面
32 端部
33 内辺部
34 防水辺部
35 カバー下防水部
81 換気孔
S 換気空間

Claims (5)

  1. 扉及び扉に覆われる開口を備えた筐体と、筐体の上部に掛け渡される屋根本体と、を備えた電気機器収納用箱であって、
    屋根本体に、
    上面を構成する天井面と、
    天井面の端部から下方に形成した端面と、
    端面より筐体の内側方向に形成した内辺部と、
    内辺部より下方に形成した防水辺部と、
    を備え、
    防水辺部は、前記端面より内側で前記内辺部から下方に延びるように折り曲げ形成され、扉に覆われる開口を形成した面と間隔をあけて、扉に覆われる開口を形成した面の幅方向に延びる電気機器収納用箱。
  2. 扉及び扉に覆われる開口を備えた筐体と、筐体の上部に掛け渡される屋根本体と、を備えた電気機器収納用箱であって、
    屋根本体に、
    上面を構成する天井面と、
    天井面の端部から下方に形成した端面と、
    端面より筐体の内側方向に形成した内辺部と、
    内辺部より下方に形成した防水辺部と、
    を備え、
    防水辺部は、扉に覆われる開口を形成した面と間隔をあけて、扉に覆われる開口を形成し、
    内辺部は端面から筐体の内側方向に折曲形成し、防水辺部は内辺部から下方に折曲形成した電気機器収納用箱。
  3. 扉よりも前側かつ屋根本体の端面よりも後側に防水辺部を設けた請求項1又は2に記載の電気機器収納用箱。
  4. 換気孔を有する換気板を備えるとともに、換気孔を通して筐体内の空気の換気に用いることが可能な換気空間を屋根本体と筐体の間に備え、
    内辺部に載置した換気板の下方に突出するように防水辺部を設けた請求項3に記載の電気機器収納用箱。
  5. 屋根本体の天井面の側部及び屋根本体の端面の側部を覆う屋根カバーを備え、
    防水辺部は、屋根カバーの下方に位置するカバー下防水部を備えた請求項4に記載の電気機器収納用箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019013081A (ja) 2017-06-30 2019-01-24 日東工業株式会社 電気機器収納用箱
JP2020089193A (ja) 2018-11-29 2020-06-04 日鉄日新製鋼株式会社 電気設備筐体

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