JP2007308711A - 建築物用保護撥水性組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物の壁面や屋根瓦などに耐候性、密着性、耐水性、耐熱性に優れた皮膜を形成し、耐汚染性や撥水性を長期に持続して、それらの外面の美観を自然汚染や劣化から保護する建築物用保護撥水性組成物を提供する。
【解決手段】本発明の建築物用保護撥水性組成物は、(a)コロイダルシリカのコア80〜5重量%と、(b)平均組成式R SiO(4−a)/2(式中、Rは水素原子または、置換あるいは非置換の1価の炭化水素基、aは1.80〜2.20の数)で表されるポリオルガノシロキサンのシェル20〜95重量%とから成るコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体を主成分として含有する。アルコール類をさらに含有することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、コロイダルシリカコア−シリコーンシェル体を含有した建築物用保護撥水性組成物に係わり、特に、建築物の壁面等に耐汚染性や撥水性を与える建築物用保護撥水性組成物に関する。
近年、環境保全および安全衛生面などにより、塗料や接着剤などの有機溶剤を含む各種コーティング剤の無公害化ないしは安全衛生化が強く要望されている。このため、エマルジョン型コーティング剤の用途が拡大されつつあり、溶剤型コーティングを使用している分野でも注目されている。
上記事情に伴って、エマルジョン型コーティング剤においても高度な塗膜性能が要求されつつある。かかる目的のため、有機ポリマーエマルジョンにコロイダルシリカを添加して、塗膜性能を改質することが広く行われているが、有機ポリマーとシリカとの相互の結び付きが弱く、その結果として、長期的には塗膜の耐水性および耐アルカリ性などといった耐久性の面での劣化を回避し得ないという欠点がある。また、特に建築用保護膜においては次のような問題があった。
すなわち、建築物の壁面や屋根瓦などの外面は、排気ガス、酸性雨、砂塵などの影響や、塩害、凍害などを受けて表面が劣化し、美観が低下するという問題がある。そのため、建築物外面の美観の低下を防止する方法、および美観の低下した外面を補修する方法が種々検討されている。補修する方法としては、例えば洗浄剤を用いて外面の表面を洗浄し、汚れを除去する方法がある。しかしながら、洗浄剤を用いる方法は、外面表面に付着した汚れは除去できても、洗浄剤およびブラシなどの影響を受けるため、表面の美観を再度向上させるまでには至らない。洗浄後の美観向上剤として、炭化水素などのワックス成分を主成分とした水性エマルジョンや有機溶剤溶液を塗布することも提案されているが、ほこりの巻き込みによる汚れの再付着、耐水性不良に伴う皮膜の流れ落ちや剥離などの問題があった。また、石膏を主成分とするコーティング剤なども提案されているが、硬化時の収縮による皮膜表面のクラック、反りなどの発生の問題があった。さらに、コンクリートなどの多孔質無機材料などに、シラン化合物やポリシロキサンを主成分とするコーティング剤を塗布し、撥水性を付与して劣化を防止する方法が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)が、建築物の壁面や屋根瓦などの外面の長期間にわたる美観保護に対して、十分に満足するものではなかった。
特開昭57−126878号公報 特開昭62−197369号公報 特開平1−292089号公報 特開平2−70787号公報 特開平2−150477号公報
本発明は、以上のような従来技術の課題を背景になされたもので、建築物の壁面や屋根瓦などに耐候性、密着性、耐水性、耐熱性に優れた皮膜を形成し、耐汚染性や撥水性を長期に持続して、それらの外面の美観を自然汚染や劣化から保護する、建築物用保護撥水性組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意検討を重ねた結果、コロイダルシリカにポリオルガノシロキサンをシロキサン結合を介して結合させて成るシリカコア−シリコーンシェル体を含有した建築物用保護撥水性組成物が、上記目的を達成できることを見出だし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(a)コロイダルシリカのコア80〜5重量%と、(b)平均組成式R SiO(4−a)/2………(I)(式中、Rは水素原子または、置換あるいは非置換の1価の炭化水素基、aは1.80〜2.20の数)で表されるポリオルガノシロキサンのシェル20〜95重量%とから成るコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体を主成分として含有することを特徴とする建築物用保護撥水性組成物を提供する。
本発明によれば、コロイダルシリカにポリオルガノシロキサンをシロキサン結合を介して結合させて成るコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体を建築物用保護撥水性組成物に適用することにより、建築物の壁面や屋根瓦などに耐候性、密着性、耐水性、耐熱性に優れた皮膜を形成し、耐汚染性や撥水性を長期間持続して、それらの外面の美観を長期間にわたって自然汚染や劣化から保護することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の実施形態は、(a)コロイダルシリカのコア80〜5重量%と、(b)平均組成式R SiO(4−a)/2………(I)(式中、Rは水素原子または、置換あるいは非置換の1価の炭化水素基、aは1.80〜2.20の数)で表されるポリオルガノシロキサンのシェル20〜95重量%とから成るコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体を主成分として含有する。
本発明において使用するコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体は、水が除去された後にエラストマー状硬化物を形成する成分であり、(a)成分の一つのコロイダルシリカ粒子を、(b)成分のポリオルガノシロキサンが覆ったものである。
より単純な系のもので更に詳しく言えば、このコアシェル体とは、1)ポリオルガノシロキサンの両末端がシリカ表面とシロキサン結合を介して結合したもの、2)ポリオルガノシロキサンの片末端がシリカ表面とシロキサン結合を介して結合し、他の末端が水酸基で封鎖されたもの、3)ポリオルガノシロキサンの両末端が水酸基で封鎖され、シリカ表面とのシロキサン結合を持たないものの3種類の形態で構成されたものである。
そして、3、4官能性アルコキシシランやチェーンストッパーの併用により、これらの形態の種類は増加し、複雑なものとなる。なお、ここでコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体とは、コロイダルシリカをコアとし、少なくとも一部をシリコーンが被覆した構成を主成分とし、分離したシリコーン粒子などが若干含まれていてもよい。
本発明において使用される(a)成分のコロイダルシリカとは、SiO2 を基本単位とする水中分散体を指称するものであって、本発明においては平均粒子径4〜300nm、特に好ましくは30〜150nmのものが適する。このコロイダルシリカとしてはその特性分類から酸性とアルカリ性との双方があるが、これらは乳化重合時における条件によって適宜選択することができる。たとえばアニオン系界面活性剤を用いた酸性条件下での乳化重合を行う場合には、酸性コロイダルシリカの使用が好ましい。
本発明において使用される(b)成分のポリオルガノシロキサンシェルの含有部は20〜95重量%の範囲で選択される。20重量%未満では反発弾性や柔軟性などが大きく低下して、エラストマー的特性に欠けるとともに、充分な耐候性、密着性、耐水性、耐熱性、撥水性、耐汚染性に劣る保護皮膜となる。一方、95重量%を超えるとコロイダルシリカの補強性をポリオルガノシロキサンに十分に付与するには至らず、皮膜としての充分な強度が得られず、また成膜性も悪化する。
本発明に使用される(b)成分のオルガノシロキサンは、前記の(I)式で表される構造単位を有し、かつ水酸基を含有しないケイ素原子数2〜10のものであり、この構造は直鎖状、分岐状または環状など特に限定しないが、環状構造を持つものが好ましい。
ここで、ケイ素原子数が10を超えると、乳化重合を行う際、シロキサンミセル中にコロイダルシリカを取り込みにくいため、コアシェル体の形成に参加できないものが生じ、結果として目的のコアシェル体の他、フリーな状態のコロイダルシリカおよびポリオルガノシロキサンが共存したエマルジョンとなる。また、水酸基含有シロキサンでは、乳化初期時に重縮合反応が起きてケイ素原子数10を超えるシロキサンとなり、上記問題点が生じるので使用は好ましくない。
上記(b)成分のオルガノシロキサンとしては、具体的にへキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラフェニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラベンジルテトラメチルシクロテトラシロキサンなどの環状化合物が例示され、これらを単独あるいは2種以上の混合物として用いる。
また、(b)成分のポリオルガノシロキサンシェルのケイ素原子上に結合するR1 は、水素原子または、置換あるいは非置換の一価の炭化水素基である。
非置換の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、へキシル基、オクチル基、デシル基、へキサデシル基、オクタデシル基などの直鎖または分岐状アルキル基、フェニル基、ナフチル基、キセニル基などのアリール基、ベンジル基、β−フェニルエチル基、メチルベンジル基、ナフチルメチル基なとのアラルキル基および、シクロヘキシル基、シクロペンチル基などのシクロアルキル基などが例示される。
一方、置換の炭化水素基としては、上に例示した非置換有機基の水素原子をフッ素や塩素のようなハロゲン原子で置換した基が挙げられ、そのようなものとして、3,3,3−トリフルオロプロピル基、3−フルオロプロピル基などが例示される。
さらに、(b)成分における別の一価の有機基として、炭素原子と水素原子と、さらに窒素および酸素のうち少なくとも1種の原子とによって構成される有機官能基、あるいはエチレン性不飽和基を含む基が挙げられ、このような有機官能基あるいはエチレン性不飽和基を含むコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体を用いると基材等に対する密着性に優れるため、耐久性がより良好である。
このような有機官能基としては、たとえば
Figure 2007308711
などが挙げられる。
また、エチレン性不飽和基を含む基としては、一般式
Figure 2007308711
で表されるものが挙げられる。その他、エチレン性不飽和基を含む基として、一般式CH2 =CH−(CH2 ………(V)で表されるものが挙げられる。ただし、上記(II)〜(V)の式中、nは0〜10の整数を示す。
上記(II)式で表されるエチレン性不飽和基を含む基としては、ビニロキシプロピル基、ビニロキシエチル基などが挙げられ、好ましくはビニロキシプロピル基である。
エチレン性不飽和基が上記(III )式で表される場合、R3 は水素原子または炭素数1〜6のアルキル基、好ましくは水素原子またはメチル基である。このような(III )式で表されるエチレン性不飽和基を含む基としでは、ビニルフェニル基、1−(ビニルフェニル)エチル基、2−(ビニルフェニル)エチル基、(ビニルフェニル)メチル基、イソプロペニルフェニル基などが挙げられ、好ましくはビニルフェニル基、1−(ビニルフェニル)エチル基、2−(ビニルフェニル)エチル基である。
エチレン性不飽和基が上記(IV)式で表される場合、R4 は水素原子またはメチル基である。また、R5 は炭素数1〜6のアルキレン基、−O−、−S−、−N(R6 )R7 −で表される基であり、R6 は炭素数1〜6の炭化水素基もしくは(メタ)アクリロイル基、R7 は炭素数1〜6のアルキレン基である。この(IV)式で表されるエチレン性不飽和基を含む基としては、γ−アクリロキシプロピル基、γ−メタクリロキシプロピル基、N−メタクリロイル−N−メチル−γ−アミノプロピル基、N−アクリロイル−N−メチル−γ−アミノプロピル基、N,N−ビス−(メタクリロイル)−γ−アミノプロピル基などが挙げられ、好ましくはN−メタクリロイル−N−メチル−γ−アミノプロピル基、N−アクリロイル−N−メチル−γ−アミノプロピル基である。
また、上記(V)式で表されるエチレン性不飽和基を含む基としては、ビニル基、アリル基、ホモアリル基、5−へキセニル基、7−オクテニル基などが挙げられ、好ましくはビニル基、アリル基である。
かかる有機官能基およびエチレン性不飽和基を含む基は、前記(I)式中のR1 の総量に対して、通常0.01〜25モル%、好ましくは0.05〜5モル%の範囲内である。0.01%未満では、組成物の耐久性の改善効果が小さく、逆に25モル%を超えるとコーティング処理により形成される皮膜が硬くなりすぎ、基材に対する密着性が悪くなる恐れがある。
さらにこのような有機官能基、あるいはエチレン性不飽和基を含む基を導入するために、これらの有機官能基を含有したシラン化合物、エチレン性不飽和基を含有したシラン化合物、有機官能基を含有したオルガノシロキサンあるいはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンを使用することができる。
有機官能基を含有したシラン化合物としては、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−トリエチレンジアミンプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3,4−エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシランなどのほか、これらの混合物を挙げることができる。
エチレン性不飽和基を含有したシラン化合物(b−2)としては、たとえば、3−アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、(ビニロキシプロピル)メチルジメトキシシラン、(ビニロキシエトキシプロピル)メチルジメトキシシラン、p−ビニルフェニルメチルジメトキシシラン、1−(m−ビニルフェニル)メチルジメチルイソプロポキシシラン、2−(p−ビニルフェニル)エチルメチルジメトキシシラン、3−(p−ビニルフェノキシ)プロピルトリエトキシシラン、3−(p−ビニルベンゾイロキシ)プロピルメチルジメトキシシラン、1−(p−ビニルフェニル)エチルメチルジメトキシシラン、1−(o−ビニルフェニル)−1,1,2−トリメチル−2,2−ジメトキシジシラン、m−ビニルフェニル−[(3−トリエトキシシリル)プロピル]ジフェニルシラン、[3−(p−イソプロペニルベンゾイルアミノ)プロピル]フェニルジプロポキシシラン、N−メタクリロイル−N−メチル−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−アクリロイル−N−メチル−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N,N−ビス(メタクリロイル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N,N−ビス(アクリロイル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−メタクリロイル−N−メチル−3−アミノプロピルフェニルジエトキシシラン、1−メタクリロキシプロピル−1,1,3−トリメチル−3,3−ジメトキシジシロキサン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルエチルジイソプロポキシシラン、アリルメチルジメトキシシラン、5−へキセニルメチルジエトキシシラン、3−オクテニルエチルジエトキシシランなどが例示され、これらを単独あるいは2種以上の混合物として用いる。
一方、有機官能基を含有したオルガノシロキサン(b−3)としてはトリメチルトリフェニルシクロトリシロキサン、トリス(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリメチルシクロトリシロキサン、1,3,5,7−テトラ(3−アミノプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ[N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル]テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(3−メルカプトプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(3−グリシドキシプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサンなどの環状物が例示される。
さらに、エチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサン(b−4)としては、1,3,5,7−テトラ(3−メタクリロキシプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(3−アクリロキシプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(ビニロキシプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(ビニロキシエトキシプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(p−ビニルフェニル)テトラメチル シクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ[1−(m−ビニルフェニル)メチル]テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ[2−(p−ビニルフェニル)エチル]テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ[3−(p−ビニルフェノキシ)プロピル]テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ[3−(p−ビニルベンゾイロキシ)プロピル]テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ[3−(p−イソプロペニルベンゾイルアミノ)プロピル]テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(N−メタクリロイル−N−メチル−3−アミノプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(N−アクリロイル−N−メチル−3−アミノプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ[N,N−ビス(メタクリロイル)−3−アミノプロピル]テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ[N,N−ビス(アクリロイル)−3−アミノプロピル]テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラビニルテトラメチルシクロテトラシロキサン、オクタビニルシクロテトラシロキサン、1,3,5−トリビニルトリメチルシクロトリシロキサン、1,3,5,7−テトラアリルテトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(5−ヘキセニル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(7−オクテニル)テトラメチルシクロテトラシロキサンなどの環状化合物が例示され、これらは単独あるいは2種以上の混合物として用い得る。またこの他、直鎖状あるいは分岐状の有機官能基あるいはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンオリゴマーを用いてもよい。ただし、直鎖状あるいは分岐状の有機官能性基含有のオルガノシロキサンオリゴマーの場合、分子鎖末端は特に制限されないが、取扱いの容易性や生成するポリオルガノシロキサンへの有機官能性基の導入性の観点から、分子鎖末端は水酸基以外の有機基、例えばアルコキシ基、トリメチルシリル基、ジメチルビニルシリル基、メチルフェニルビニルシリル基、メチルジフェニルシリル基、3,3,3−トリフルオロプロピルジメチルシリル基などで封鎖されているものが好ましい。
そして、上述したような(b)成分のオルガノシロキサン、あるいは必要により使用する有機官能基を含有したシラン化合物、エチレン性不飽和基を含有したシラン化合物、有機官能基を含有したオルガノシロキサン、あるいはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンは、本発明に係るコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体におけるシリコーンシェル部が20〜95重量%となるように配合される。
次に、本発明に係る組成物の製造方法について説明する。まず、(a)成分のコロイダルシリカと(b)成分のオルガノシロキサンオルガノシロキサンと、そして、必要に応じて有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したシラン化合物あるいは有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンとを、水性媒体中、界面活性剤の存在下にホモジナイザーなどを用いてせん断混合し、有効量の乳化剤または乳化剤混合物の存在下に重縮合させることによってコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体エマルジョンを調製する。
次いで、従来から使用されている各種の揮発性または不揮発性油剤、ブロッキング剤、研磨剤、凍結防止剤、粘度調製剤、pH調製剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防錆剤、香料、着色剤、接着性向上剤、樹脂加工剤などの任意成分を適宜配合することによって製造できる。
上述した乳化剤は主に(b)成分のオルガノシロキサンと生成してくるコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体を乳化させるための界面活性剤の役割を果たすと同時に、(a)成分と(b)成分、および必要により使用した有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したシラン化合物あるいは有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンとの重縮合反応の触媒の働きをするものであり、アニオン系界面活性剤あるいはカチオン系界面活性剤を適宜、選択使用することができる。
このようなアニオン系界面活性剤としては、一般式R8 6 4 SO3 H………(VII )、R8 OSO3 H………(VIII)、R9 CH=CH(CH2 SO3 H………(IX)およびR9 CH2 CH(OH)(CH2 )nSO3 H………(X)(ただし、式中R8 は炭素原子数6〜30の一価の脂肪族炭化水素基、R9 は炭素原子数1〜30の一価の脂肪族炭化水素基、また、nは(IX)式および(X)式の界面活性剤中の全炭素数が6〜30となるような整数である)でそれぞれ示される脂肪族置換ベンゼンスルホン酸、脂肪族水素サルフェート類、または不飽和脂肪族スルホン酸と水酸化脂肪族スルホン酸の混合物が好適に使用される。
ここで、(VII )式および(VIII) 式中のR8 は炭素原子数6〜30、好ましくは6〜18の一価の脂肪族炭化水素基であり、例えばへキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、セチル基、ステアリル基、ミリシル基、オレイル基、ノネニル基、オクチニル基、フィチル基、ペンタデカジエニル基等が挙げられる。
また、(X)式中のR9 は炭素原子数1〜30、好ましくは6〜18の一価の脂肪族炭化水素基であり、例えばR8 と同様の一価の脂肪族炭化水素基が挙げられる。
このような(VII )式あるいは(VIII)式のアニオン系界面活性剤としては、へキシルベンゼンスルホン酸、オクチルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、セチルベンゼンスルホン酸、オクチルサルフェート、ラウリルサルフェート、オレイルサルフェート、セチルサルフェートなどが例示される。
また、(IX)式のアニオン系界面活性剤としては、例えばテトラデセンスルホン酸が例示され、(X)式のアニオン系界面活性剤としては、ヒドロキシテトラデカンスルホン酸が例示される。
さらに、触媒作用の弱いアニオン系界面活性剤も重合触媒と併用することで、使用することができる。このようなアニオン系界面活性剤としては、上記(VII)式の脂肪族置換ベンゼンスルホン酸、(VIII)式の脂肪族水素サルフェート類、または(IX)、(X)式の不飽和脂肪族スルホン酸と水酸化脂肪族スルホン酸の混合物のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などが挙げられ、具体的にはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、オクチルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸アンモニウム、ナトリウムラウリルサルフェート、アンモニウムラウリルサルフェート、トリエタノールアミンラウリルサルフェート、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ヒドロキシテトラデカンスルホン酸ナトリウムが例示される。
また、上述した(VII )式あるいは(VIII)式のアニオン系界面活性剤以外にも、例えばポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル硫酸、ポリオキシエチレン(13)セチルエーテル硫酸、ポリオキシエチレン6)ステアリルエーテル硫酸、ポリオキシエチレン(4)ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(4)オクチルフェニルエーテル硫酸アンモニウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルまたはその塩、ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテルカルボン酸、ポリオキシエチレン(3)ステアリルエーテルカルボン酸、ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(6)オクチルエーテルカルボン酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸エステルまたはその塩などの1種または2種以上を使用することができるが、なんらこれらに限定されるものではない。
なお、上記アニオン界面活性剤と併用する重合触媒としては、通常、低分子量オルガノシロキサンの重合触媒として使用される脂肪族置換ベンゼンスルホン酸、脂肪族水素サルフェート類、不飽和脂肪族スルホン酸と水酸化脂肪族スルホン酸の混合物、塩素、硫酸、リン酸などの酸性触媒が好適に用いられるが、なんらこれらに限定されるものではなく、水の存在下で低分子量オルガノシロキサンを重合させることが可能な触媒であれは、いずれの触媒も使用できる。
このアニオン界面活性剤の使用量は、(a)成分と(b)成分および必要により使用する有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したシラン化合物あるいは有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンの合計量100重量部に対して0.5〜20重量部、特に0.5〜10重量部にすることがより好ましく、0.5重量部に満たないとエマルジョンの安定性が悪く分離する可能性があり、20重量部を越えるとエマルジョンが増粘して流動性が悪くなる場合がある。
また、重合触媒を併用する場合、重合触媒の使用量は特に限定されないが、(a)成分と(b)成分および必要により使用する有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したシラン化合物あるいは有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンの合計量100重量部に対して0.05〜10重量部とすることが好ましい。
また、界面活性剤として使用できるカチオン系界面活性剤としては、下記の一般式
Figure 2007308711
(但し、式中R10は炭素原子数6以上の脂肪族一価炭化水素基、R11、R12、R13はそれぞれ一価の有機基、Xは水酸基、塩素原子または臭素原子である。)で示される第四アンモニウム塩系界面活性剤が好適である。
(XI)式において、R10は炭素原子数6以上、好ましくは8〜18の脂肪族炭化水素基であり、例えばへキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、セチル基、ステアリル基、ミリシル基、オレイル基、へキサデシル基、ノネニル基、オクチニル基、フィチル基、ペンタデカジエニル基などが挙げられる。また、R11、R12、R13はそれぞれ同種または異種の一価の有機基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル基、キセニル基、ナフチル基などのアリール基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基などが挙げられる。
このような、(XI)式の第四級アンモニウム塩系界面活性剤としては、ラウリルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ステアリルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ジオクチルジメチルアンモニウムヒドロキシド、ジステアリルジメチルアンンモニウムヒドロキシド、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジコロイルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルロニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウムなどが挙げられ、これらの1種、または2種以上を用いることができる。
なお、上記カチオン系界面活性剤は触媒作用が弱いので、重合触媒と併用することが好ましく、この併用する重合触媒としては、通常、低分子量のオルガノシロキサンの重合触煤として使用される水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられる。
カチオン系界面活性剤の使用量は、(a)成分と(b)成分および必要により使用する有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したシラン化合物あるいは有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンの合計量100重量部に対して0.5〜50重量部、特に1〜20重量部にすることが好ましく、0.5重量部に満たないとエマルジョン自体のカチオン性が不十分であり、なおかつエマルジョンの安定性が悪く分離する場合があり、50重量部を越えるとエマルジョンが増粘して流動性が無くなる場合がある。
また、重合触媒を併用する場合、重合触媒の使用量は特に限定されないが、(a)成分と(b)成分および必要により使用する有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したシラン化合物あるいは有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンの合計量100重量部に対して、0.05〜10重量部とすることが好ましい。
さらに、乳化重合によって得られたコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体エマルジョンに上述したような任意成分を配合した後、最終的に得られる組成物の安定性を向上させるために、ノニオン系界面活性剤を本発明の目的を損なわない範囲で、上記界面活性剤と乳化重合前もしくは乳化重合後に併用させて使用しても良い。
このようなノニオン系界面活性剤としては、HLB(親水性親油性バランス)が6〜20のものが好ましく、このようなものとしては例えば、ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(7)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(3)オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(18)ノニルフェニルエーテル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(EO14)、ジステアリン酸ポリエチレングリコール(EO80)、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油、モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、モノバルミチン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(6)ソルビタントリオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(40)ソルビット、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(15)グリセリル、モノステアリン酸ポソオキシエチレン(15)グリセリル、モノバルミチン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン(10)ベヘニルエーテル、ポリオキシエチレン(10)フィトステロール、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(5)ステアリルアミン、ポリオキシエチレン(8)ステアリルプロピレンジアミンポリオキシエチレン(5)セチルエーテルリン酸ナトリウムなどが挙げられるが、これに限定されるものではない。
このようなノニオン系界面活性剤の使用量は、乳化重合前に併用する場合には、土記界面活性剤100重量部に対して500重量部を越えると重合触媒としての活性を損なうので、0〜500重量部とすることが好ましい。
なお、前記コロイダルシリカコア−シリコーンシェル体エマルジョンの調製にあたり、コロイダルシリカを安定な状態に保持しておくため、酸性コロイダルシリカ−アニオン系界面活性剤、アルカリ性コロイダルシリカ−カチオン系界面活性剤の組合せを選択する。
この際の水の使用量は(a)成分と(b)成分および必要により使用する有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したシラン化合物あるいは有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンの合計量100重量部に対して、通常、50〜500重量部、好ましくは100〜300部重量であり、縮合温度は通常、5〜100℃である。
なお、本発明に係る組成物中のコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体エマルジョンの調製に際し、シリコーンシェル部の強度を向上させるために架橋剤を添加することもできる。
この架橋剤としては、たとえばトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリメトキシシランなどの3官能性架橋剤、テトラエトキシシランなどの4官能性架橋剤を挙げることができる。
この架橋剤の添加量は(a)成分と(b)成分および必要により使用する有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したシラン化合物あるいは有機官能基またはエチレン性不飽和基を含有したオルガノシロキサンの合計量100重量部に対して、通常、10重量部、好ましくは5重量部以下である。
上記により得られる本発明に係る組成物中のコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体エマルジョンは酸性あるいはアルカリ性になっているので、長期安定性を保つため、アルカリあるいは酸で中和する必要がある。
このアルカリ性物質としては、たとえば水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、トリエタノールアミンなどが用いられ、また酸としては塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、しゅう酸などが用いられる。
本発明の建築物用保護撥水性組成物は、上述したコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体エマルジョンを含有していればよく、そのまま、あるいは必要に応じて本発明の目的を損なわない程度に、任意の成分を任意量添加して得られる。好ましくは、0〜99.9重量%の任意成分を添加する。
このような任意の成分としては、トリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、トリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ(n−プロポキシ)シランなどのシラン化合物、ならびにこれらの1種類または2種類以上の部分加水分解物;3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3,4−エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、4−エテニルフェニルトリメトキシシランなどの有機官能基含有シラン化合物、ならびにこれらの1種類または2種類以上の部分加水分解物あるいは反応混合物;3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、3−グリシドキシプロピル基、3,4−エポキシシクロヘキシルエチル基、3−メルカプトプロピル基、ビニル基、3−メタクリロキシプロピル基、4−エテニルフェニル基などを含有する有機官能基含有ポリジメチルシロキサンおよびこれらの反応混合物;前記の有機官能基含有シラン化合物と有機官能基含有ポリジメチルシロキサンの反応混合物;SiH結合を含有した分子末端がトリメチルシリル基、アルコキシ基あるいは水酸基等で封止された直鎖状または分岐状のポリオルガノハイドロジェンシロキサン;前記の特定の有機官能基を含有していない分子末端がトリメチルシリル基、アルコキシ基あるいは水酸基等で封止された直鎖状または分岐状のポリオルガノシロキサン;ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズラウレート、ジブチルスズジアセテート、オクチル酸スズ、オクチル酸鉄、オクチル酸亜鉛などの有機酸金属塩;コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、白金系などの遷移金属化合物;テトラブトキシチタンなどの有機金属アルコラート;n−ブチルアミン、イミダゾールなどのアミン類;カオリン、タルク、ケイ石、ケイ藻土、パーライト、炭酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、含水ケイ酸、酸化クロム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、酸化セリウム、酸化マグネシウム、フッ化カルシウム、ベントナイト、モンモリロナイト、シラスパルーン、マイカ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸ジルコニウム、ダイヤモンド、ガラス、セラミック、ポリオレフィンパウダー、ナイロンパウダー、ポリスチレンパウダー、セルロースパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、高級脂肪酸ビスアマイド、高級脂肪酸金属石鹸、アミノ酸系パウダー、シリコーン系パウダー、その他合成樹脂パウダー;流動パラフィン、ワセリン、固形パラフィン、スクワランおよびオレフィンオリゴマー等の炭化水素;イソプロピルパルミテート、ステアリルステアレート、ミリスチン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸トリグリセライド等のエステル;ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール;パラミチン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸;モルホリン、モノエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチルアミノエタノール、へキサメトキシメチル化メラミン樹脂などの完全アルキル型メチル化メラミン樹脂、部分アルキル化メチル化メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、アルキルエーテル化尿素樹脂などのアミン化合物;エチレングリコール・ジグリシジルエーテル、へキサンジオール・ジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコール・ジグリシジルエーテル、グリセリン・ジグリシジルエーテル、グリセリン・ポリグリシジルエーテル、ジグリセリン・ポリグリシジルエーテル、ソルビトール・ポリグリシジルエーテル、水添ビスフェノールA・ジグリシジルエーテルまたはビスフェノールA・ジグリシジルエーテルなどの多価アルコールのポリグリシジルエーテル、あるいはp−オキシ安息香酸のグリシジルエーテル、フタル酸ジグリシジルエーテルまたはへキサヒドロフタル酸・ジグリシジルエーテル、さらにはヒダントイン環含有エポキシ樹脂、側鎖にエポキシ基を有するビニル系重合体などのエポキシ化合物;トリレンジイソシアネートならびにその水素添加物およびアダクト、ジフェニルメタンジイソシアネートおよびその水素添加物、トリフェニルメタントリイソシアネートおよびその水素添加物、へキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートおよびその水素添加物、イソホロンジイソシアネート、ジアニシジンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、イソシアネート基をブロック化したブロック化ポリイソシアネートなどのイソシアネート化合物;トリス−2,4,6−(1−アジリジニル)−1,3,5−トリアジン、トリス〔1−(2−メチル)アジリジニル〕ホスフィンオキシド、ヘキサ〔1−(2−メチル)アジリジニル〕トリホスファトリアジンなどのアジリジン化合物;シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジドなどのヒドラジン化合物;グリオキザール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂のような樹脂加工剤;エタノール等の溶剤;水;前記例示した各種界面活性剤;殺菌剤;香料;着色剤などがある。また、その他に、粘度調整剤、pH調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防錆剤、香料、着色剤の成分を必要に応じて配合しても差し支えない。
本発明の建築物用保護撥水性組成物に前記した任意の成分を添加するには、上述した変性ポリオルガノシロキサン系エマルジョンおよび他の任意成分を単に均一に混合するか、または変性ポリオルガノシロキサン系エマルジョン以外の成分を、あらかじめホモジナイザー、コロイドミル、ラインミキサーなどの乳化機により乳化、または撹拌機により均一に混合しておき、これに変性ポリオルガノシロキサン系エマルジョンを添加すればよい。
なお、この建築物用保護撥水性組成物により、保護皮膜が形成できる建築物の材質としては、通常使用されている物であれば特に限定はないが、コンクリート、モルタル、タイル、レンガ、石材などの無機質材料;アルミニウム、鉄、ステンレスなどの金属材料;これらの材料の表面をウレタン樹脂系、アクリル樹脂系、エポキシ樹脂系などの合成樹脂で塗装や吹き付け処理したもの;これらの材料の表面をシリカゾール系、水ガラス系、ケイ酸塩材料系などのケイ酸質材料で吹き付け処理したものなどが例示される。
本発明の保護撥水性組成物の建築物の壁面や屋根瓦などへの塗布方法としては、刷毛塗り、スプレー塗り、ローラー塗りなどの方法により塗布した後、室温あるいは加温乾燥により皮膜の硬化を行えばよく、この際の硬化皮膜の膜厚は0.1〜50μmの範囲、好ましくは0.5〜15μmの範囲とすることがよい。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。なお、実施例中の部および%は特に断らない限り、重量部および重量%である。また、コロイダルシリカコア−シリコーンシェル体エマルジョンの評価は下記のようにして行った。
〔コロイダルシリカコア−シリコーンシェル体エマルジョンの評価方法〕
(1)平均粒径
原料となるコロイダルシリカおよびコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体の平均粒径は、動的光散乱法の採用された大塚電子(株)製レーザー粒径解祈システムLPA−3000S/3100を用いて測定した。
(2)グラフト率、グラフト効率
コロイダルシリカコア−シリコーンシェル体をグラフト重合体と見なした場合、つまりコロイダルシリカコアを幹ポリマー、シリコーンシェルを枝ポリマーと見なした場合のグラフト率およびグラフト効率は以下の方法で求めた。
すなわち、コアシェル体含有エマルジョンを40℃/0.5mmHg、5時間減圧乾燥することで得たコアシェル体乾燥物の一定重量(1)をシクロヘキサン中に投入し、振とう機で2時間振とうして遊離のポリオルガノシロキサンを溶解させ、遠心分離機を用いて回転数23,000rpm で30分間連心分離し、不溶分を得た。次に、真空乾燥機を用いて120℃で1時間乾燥し、不溶分重量(m)を得、次式によりグラフト率、グラフト効率を算出した。
Figure 2007308711
[ポリオルガノシロキサンエマルジョンの調製]
[エマルジョンA]
酸性コロイダルシリカであるスノーテックスOL−40(日産化学工業(株)製、平均粒子径84nm、SiO2 40.8%、Na2 O0.0049%、pH2.3;シリカ−1と略記)500部、イオン交換水500部、n−ドデシルベンゼンスルホン酸(日産化学工業(株)製、ソフト王洗5S;乳化剤1と略記)8.2部の混合液中に、オクタメチルシクロテトラシロキサン(b−1と略記)204部を加え、ホモミキサーにより予備撹拌した後、ホモジナイザーにより300kgf /cm2 の圧力で2回通すことにより、乳化、分散させた。
この混合液をコンデンサー、窒素導入口および撹拌機を備えたセパラブルフラスコに移し、撹拌混合しながら85℃で5時間加熱し、5℃で48時間冷却することによって重合を完結させた。次いで、このポリオルガノシロキサンエマルジョンを炭酸ナトリウム水溶液でpH7に中和し、重合を終わらせた。得られたポリオルガノシロキサンエマルジョンの105℃×3時間での不揮発分は34.2%であり、オクタメチルシクロテトラシロキサンの重合率は99.4%であった。また、このポリオルガノシロキサンがコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体であるということが、動的光散乱法に基づく粒径解祈および電子顕微鏡観察により確認できた。すなわち、レーザー粒径解析システム(大塚電子(株)製LPA−3000S/3100)を用いて粒径解祈したところ、原料コロイダルシリカの84nm付近にピークを持つ単一分散の粒径分布が完全に消失し、153nm付近にピークを持った、単一分散の粒径分布が新たに現れた。さらに、電子顕微鏡により観察したところ、シリコーン粒子像のみが確認され、原料シリカ粒子像は全く観察されなかった。
一方、このコアシェル体エマルジョンの一部を多量のアセトン中に投入し、コアシェル体を祈出させ、ろ過後、真空乾燥機で50℃、12時間乾燥し、コアシェル体凝集物を得た。
そして、このコアシェル体凝集物をグラフト重合体とみなした場合のグラフト率およびグラフト効率はそれぞれ41.7%であった。
[エマルジョンB〜E、a、b]
エマルジョンAにおいて、各原料組成を変更した以外はエマルジョンAと同様にして、ポリオルガノシロキサンエマルジョンを調製した。これらのエマルジョンについて、エマルジョンAの場合と同様に評価した結果を表1に示す。
[エマルジョンF、G]
エマルジョンAにおいて、b−1に、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン(b−2と略記)(D)もしくは4−エテニルフェニルメチルジメトキシシラン(b−3と略記)(F)2.1部をあらかじめ添加配合した以外はエマルジョンAの場合と同様にして、ポリオルガノシロキサンエマルジョンを調製した。得られたこれらのポリオルガノシロキサンは、動的光散乱に基づく粒径解祈および電子顕微鏡観察によって、単一分散の粒径分布を有するコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体であると確認できた。これらのコアシェル体について、エマルジョンAの場合と同様に評価した結果を表1に示す。
[エマルジョンH]
アルカリ性コロイダルシリカのスノーテックス20L(日産化学工業 (株)製、平均粒子径72nm、SiO2 20.4%、Na2 O0.0022%、pH9.9;シリカ−2と略記)1000部、30%セチルトリメチルアンモニウムクロリド水溶液(花王(株)製、コータミン60W、有効成分30%;乳化剤2と略記)54.7部、ポリオキシエチレン(18)ノニルフェニルエーテル(日光ケミカルズ(株)製、NIKKOL NP−18TX、HLB19;乳化剤3と略記)32.8部および水酸化カリウム6.0部の混合液中に、b−1 204部を加え、エマルジョンAの場合と同一条件でポリオルガノシロキサン系エマルジョンを調製した。得られたこのポリオルガノシロキサンは、動的光散乱に基づく粒径解析および電子顕微鏡観察によって、単一分散の粒径分布を有するコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体であると確認できた。このコアシェル体について、エマルジョンAの場合と同様に評価した結果を表1に示す。
[エマルジョンc]
乳化剤1を4.1部とイオン交換水337部の混合液中に、b−1を204部加え、ホモミキサーにより予備撹拌した後、ホモジナイザーにより300kgf /cm2 の圧力で2回通すことにより、乳化、分散させた。
この混合液をコンデンサー、窒素導入口および撹拌機を備えたセパラブルフラスコに移し、撹拌混合しながら85℃で5時間加熱し、5℃で48時間冷却することによって重合を完結させた。そして、この分散体を10%炭酸ナトリウム水溶液によりpH7に中和して重合反応を停止させることで、ポリオルガノシロキサンエマルジョンを得た。
このエマルジョンの10℃×3時間での不揮発分は34.4%であり、平均粒子径は260nmであった。さらに、このエマルジョンをイソプロピルアルコールで破壊し、ポリオルガノシロキサン系重合体を取り出してGPC測定を行ったところ、重量平均分子量は520,000であった。
[エマルジョンd]
エマルジョンcで製造したポリオルガノシロキサンエマルジョン545重量部に対して、シリカ−1を500重量部、n−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ライオン(株)製、ライポンLS−250;乳化剤4と略記)4.1重量部およびイオン交換水163重量部を撹拌機を備えたセパラブルフラスコに入れ、室温下、15分間撹拌することで、ポリオルガノシロキサン系エマルジョンを得た。
このエマルジョンの105℃×3時間での不揮発分は32.6%であり、また粒径解析の結果、原料コロイダルシリカに起因する84nmのピークと比較例3のポリオルガノシロキサンエマルジョンに起因する260nm付近のピークのみが確認された(平均粒子径139nm)。
Figure 2007308711
次に、建築物用保護撥水性組成物としての実施形態について説明する。
[建築物用保護撥水性組成物の調製](実施例27〜34および比較例17〜20)
上記のようにして得られたエマルジョンA〜Hおよびa〜d50部に対して、エチレングリコール5部、乳化剤としてニューレックスR(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、日産化学(株)製)2部、溶剤としてIPソルベント1620(脂肪族99.8Vol %、出光石油化学(株)製、沸点166〜208℃、アニリン点79℃、比重0.762)10部、イオン交換水33部を配合して建築物用保護撥水性組成物を調製した。
〔建築物用保護撥水性組成物の試験方法〕
15×15cmの大きさの白色タイル板を、サンドペーパーで軽く擦って擦り傷を付けた。これにエアーガンを用いて保護撥水性組成物を吹き付け、一日風乾して保護皮膜を形成させ、試験片を作成した。そして、この試験片および未処理の白色タイル板を1年間、屋外に暴露させ、以下の項目について試験評価を行う。
(1)汚れの被り性:汚れの被り状況について、同時に暴露した未処理の白色タイルと目視にて比較し、以下の4段階で評価する。(◎…未処理の白色タイルより汚れの被りが少ない、○…未処理の白色タイルと同程度の汚れである、△…未処理の白色タイルより汚れている、×…著しく汚れていて見苦しい状態である)
(2)撥水性の持続効果:撥水性の持続について、新たに用意した未暴露の試験片と目視にて比較し、以下の4段階で評価する。(◎…未暴露の試験片と同等の撥水性である、○…未暴露の試験片よりも撥水性が若干劣るが、十分な撥水である、△…未暴露の試験片よりも撥水性が大きく劣るが、若干の撥水性はある、×…撥水性が全くない)
(3)汚れの除去されやすさ:(2)の評価の終了後、ウレタンスポンジを用いて一様に水洗いを行い、その後、きれいな綿タオルで水切りを行って、被った汚れの落ちた態を未処理の白色タイルと目視にて比較し、以下の4段階で評価する。(◎…ほとんどきれいに汚れが落ちる、○…未処理の白色タイルより汚れが落ちやすい、△…未処理の白色タイルと同等の汚れである、×…未処理の白色タイルより汚れている)
(4)防汚性の持続効果:(3)の試験後、汚染状況について、未暴露の試験片と目視にて比較し、以下の4段階で評価する。(◎…全く汚染されていない、○…汚染の程度が少ない、△…汚染されている、×…著しく汚染されていて見苦しい状態である)
(5)光沢性の持続効果(耐候性):(4)と同様に(3)の試験後、光沢性の持続について、未暴露の試験片と目視にて比較し、以下の4段階で評価する。(◎…未暴露の試験片と同等の光沢性である、○…未暴露の試験片よりも光沢性が若干劣るが、十分な光沢性である、△…未暴露の試験片よりも光沢性が大きく劣るが、若干の光沢性はある、×…光沢性が全くない)
(6)汚染化皮膜の除去性:一年間の試験を終了して、汚染化された皮膜が、一般の洗浄剤で除去できるかどうかを調べる。(◎…汚れが少なく、容易に汚れが除去できる、○…未処理の白色タイルより汚れが除去されやすい、△…未処理の白色タイルと同等の汚れ除去性である、×…未処理の白色タイルより汚れが除去しにくい)
Figure 2007308711
表2に示した結果から明らかなように、実施例27〜34(エマルジョンA〜H)は、本発明の範囲のコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体を用いた例であり、本発明の目的とする建築物用保護撥水性組成物が得られている。これに対し、比較例17(エマルジョンa)はコロイダルシリカのコアの構成重量%が本発明の範囲を超える例であり、皮膜の強度・弾性および密着性に劣り、その結果、評価を行った各特性に劣る。比較例18(エマルジョンb)はポリオルガノシロキサンのシェルの構成重量%が本発明の範囲を超え、コロイダルシリカのコアの構成重量%が本発明の範囲に満たない例であり、また、比較例19(エマルジョンc)はコロイダルシリカコアを含有していない単純な乳化重合エマルジョンの例であり、それぞれ塗布性、成膜性に劣り、油状の皮膜しか得られず、評価を行った各特性に劣る。さらに、比較例20(エマルジョンd)は単純な乳化重合エマルジョンとコロイダルシリカの混合物で、コアシェル体が形成されていない例であり、皮膜強度と密着性に劣り、その結果、評価を行った各特性に劣る。

Claims (2)

  1. (a)コロイダルシリカのコア80〜5重量%と、
    (b)平均組成式R SiO(4−a)/2………(I)
    (式中、Rは水素原子または、置換あるいは非置換の1価の炭化水素基、aは1.80〜2.20の数)で表されるポリオルガノシロキサンのシェル20〜95重量%とから成るコロイダルシリカコア−シリコーンシェル体を主成分として含有することを特徴とする建築物用保護撥水性組成物。
  2. アルコール類をさらに含有することを特徴とする請求項1記載の建築物用保護撥水性組成物。
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