JP2007304279A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示装置において、ベゼルの構成を簡素化し、製造における材料の無駄を省きコストダウンを図る。
【解決手段】液晶表示装置10は、液晶表示パネル1と、バックライト2と、液晶表示パネル1を保持する筐体4と、液晶表示パネル1をその周縁と側面を覆って筐体4に固定するベゼル3とを備え、ベゼル3を長短2組の支持枠20、30を矩形に組み合わせて構成する。支持枠20、30に位置決め孔25、36と位置決めリブ28を、筐体4に位置決めボス部43及び間隔保持リブ48を設けて互いに嵌合させる。これによりベゼル3の形状が簡素化され、金型による打ち抜き支持枠材の無駄が省けコストダウンできる。また、各リブ28、48により液晶表示パネル1と筐体4の水平方向及び垂直方向の位置精度が向上し、液晶表示パネル1の位置ずれや平面的歪みを低減でき、画像歪や光漏れのない安定した画像表示が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置において、液晶表示パネルを筺体に固定するために液晶表示パネルの周辺に取り付けられる支持枠のベゼルに関する。
液晶表示装置は、薄型テレビ、ノート型パーソナル・コンピュータ、携帯電話、及びビデオ・カメラのモニタ用ディスプレイなど極めて広範な範囲において利用されている。
このような液晶表示装置は、画像を表示する液晶表示パネルとこの液晶パネルを背面から照射するバックライト等が積層された構造を有する。バックライトは、平面状の光源として液晶表示パネルを均一に照射する。また、液晶表示パネルは、バックライトから放出される光の透過率を画素ごとに制御し、所定の画像を表示する。
ところで、液晶表示装置においては、高輝度で輝度ムラの少ない画像を得るにはバックライトと液晶表示パネルとを互いに接近させて支持して固定する必要がある。この役割を果たす枠状の部材はベゼルと称され、このべゼルにより液晶表示パネルはバックライトを含む筐体と確実に固定される。
このような従来の液晶表示装置として、液晶表示素子を金属製の額縁状に形成されたベゼルにより筐体に取り付けた装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このような従来の液晶表示装置において、ベゼルは液晶表示素子のサイズに合わせて金属薄板材を所定の形状に打ち抜き加工し、さらにプレス加工することにより折り曲げ一体成形していた。しかしながら、この一体成形は、金属薄板材から枠状板材を打ち抜き、打ち抜かれて中央部の開口部の面積が不用となって廃棄されていたため大きな無駄が生じていた。また、異なるサイズの液晶表示素子について、液晶表示素子の種類に対応してそれぞれ複雑な枠状板材の設計、製作をする必要があり、ベゼルを共通化することが困難であった。さらに、液晶表示装置の大型化に伴う一体化成形による材料の無駄の増大と金型の大型化は、液晶表示装置の製造コストをさらに大きくする要因となっていた。また、一般にベゼルは表示装置の薄型軽量化のため、使用される金属薄板材は薄く、外圧による影響を受け易いので、特に矩形枠状のベゼルでは作業中や輸送中にも歪んで変形する可能性があった。
このような問題に対応する従来の液晶表示装置として、バックライトと液晶パネルとを支持固定するベゼルを複数の支持枠に分割して構成して、部品や金型の共通化を図った装置が知られている(例えば特許文献2参照)。また、他の従来の液晶表示装置として、ベゼルの構成において、最初にL字状の1対の構成板材を各々別個の金属薄板材を打ち抜いて形成し、次にこれら2つのL字状の構成板材を矩形に組み合わせて、両端縁を互いに溶着して、一旦矩形枠板材を形成し、この矩形枠板材を所要形状にプレス成型することにより矩形のベゼルを形成する装置が知られている(例えば特許文献3参照)。
ところが、特許文献2に示されるような装置においては、支持枠の断面を「コの字」状の部材で形成し、液晶パネルとバックライトを一体に積層体してこの「コの字」の内側に収納して固定するので、液晶パネルとバックライト間の間隔が一定に固定され、各部品の厚みの変更に対して設計に自由度がなくバックライトの最適な照射ができないことがあった。また、支持枠を積層体の側面の左右からはめ込むのでわずかの厚みのずれや挿入ずれで積層体を損傷する可能性があり、高精度の作業性が必要とされていた。また、各支持枠の連結において、支持枠の一方の断面をコの字形として他方の支持枠を嵌合させて結合するので各角の連結強度が弱くなる可能性があった。
また、特許文献3に示されるような装置においては、ベゼルの形成において、L字状の2つの構成板材の打ち抜き作業と、これら2つのL字状の構成板材を矩形枠板材の形成する溶着作業と、さらにこの矩形枠板材を矩形の支持枠の形成するプレス成型作業とを必要とし、作業工程を複雑化していた。
特開2001−13887号公報 特開平11−133418号公報 実開平4−73714号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、簡素な構成で、部品や金型を共通化することができ、しかも材料の無駄も少ないベゼルを有する液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、矩形平面形状の液晶表示パネルと、この液晶表示パネルを裏面より照射する面状光源のバックライトと、前記液晶表示パネルの表面の周縁及び側面を覆うベゼルと、前記液晶表示パネルを保持する筐体とを備え、前記ベゼルにより前記液晶表示パネルを前記筐体に固定する液晶表示装置であって、前記筐体は、前記液晶表示パネル取り付け用のフレームを備え、このフレームは前記ベゼルとの位置決め用の円形突起からなる複数のボス部と、前記ベゼルの長手方向に高さ一定で並行する2本の間隔保持用リブとを有し、前記ベゼルは、前記液晶表示パネルの長手方向及び短手方向に対応する長手、短手の2組からなる4つの支持枠で構成され、前記長手支持枠と短手支持枠は互いの両端部で直交するように配設されて矩形のベゼルを形成し、この長手支持枠は、その長手方向の両端部の側辺にこれら端部に直交した前記短手支持枠の両端部を位置決めする位置決め用リブを備え、前記各支持枠は、それぞれ両端に前記ボス部と嵌合する位置決め用貫通孔を有し、これら位置決め用貫通孔の内、一方は前記フレームの基準位置用のボス部に合わせるための丸孔であり、他方は前記丸穴より大きい長孔であり、前記各支持枠をそれぞれ前記フレームの間隔保持用リブ上に配設して前記位置決め用リブで位置決めし、前記長手支持枠の両端部を前記短手支持枠の両端部と前記フレームとにより挟み込むように前記フレームにねじ止めして前記液晶表示パネルを前記筐体に固定したものである。
請求項2の発明は、矩形の液晶表示パネルと、この液晶表示パネルを裏面より照射する面状光源のバックライトと、前記液晶表示パネルの表面の周縁及び側面を覆う固定用のベゼルと、前記液晶表示パネルを収納する筐体とを備え、前記ベゼルにより前記液晶表示パネルが前記筐体に固定された液晶表示装置であって、前記ベゼルは、前記液晶表示パネルの各辺に対応して分割された2組の対をなす4つの支持枠で構成され、前記4つの支持枠により前記液晶表示パネルが筐体に固定されているものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の液晶表示装置において、前記各支持枠は、これらの両端の端部にねじ用貫通孔を有し、互いの各端部を直交させるように重ね合わせ、前記貫通孔における共通のねじ止めにより前記液晶表示パネルが筐体に固定されているものである。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の液晶表示装置において、前記筐体は、前記液晶表示パネル取り付け用のフレームを備え、このフレームは前記ベゼルとの位置決め用の円形突起からなる複数のボス部を有し、前記各支持枠は、それぞれ前記ボス部と嵌合する位置決め用貫通孔を有し、前記各支持枠の貫通孔の内、一方は前記筐体の基準位置用のボス部に合わせるための丸孔であり、他方は前記丸穴より大きい長孔であるものである。
請求項5の発明は、請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載の液晶表示装置において、前記ベゼルは、前記液晶表示パネルの長手方向及び短手方向に対応する長手、短手の2組からなる4つの支持枠で構成され、前記長手支持枠と短手支持枠は互いの両端部で直交するように配設されて矩形のベゼルを形成し、この長手支持枠は、その長手方向の両端部の側辺にこれら端部に直交した前記短手支持枠の両端部を位置決めする位置決め用リブを備えたものである。
請求項1の発明によれば、ベゼルを4つの支持枠に分割して構成することにより、枠状の一体物金型加工に比べ、ベゼルの部品加工が簡単となり、枠内のベゼル材料を無駄にすることなく利用できるので、金型加工時における取り数が増加しコストダウンが可能となる。また支持枠を4分割して小型化したことにより、ベゼルが作業中や輸送中に歪んで変形する可能性を軽減することができる。また、支持枠の丸穴と支持フレームのボス部の位置合わせ、及び位置決め用リブによりベゼルによる液晶表示パネルと筐体の固定が精度良く行えるので、表示画面位置のバラツキを押さえることができる。また、支持枠を2つずつ共締めで支持フレームにねじ止めするので、ねじの増加なしで強固な固定が可能となる。また、支持フレームとベゼル間の間隔が一定となるので、ベゼルと液晶表示パネルの間隙を一定に保つことができ液晶表示パネルをフラットに保つことができ、光漏れがなくなり安定した表示が可能となる。
請求項2の発明によれば、ベゼルを4つの支持枠に分割して構成することにより、枠状の一体物金型加工に比べ、ベゼルの部品加工が簡単となり、枠内のベゼル材料を無駄にすることなく利用できるので、金型加工時における取り数が増加しコストダウンが可能となる。
請求項3の発明によれば、支持枠を2つずつ共締めでフレームにねじ止めするので、ねじの増加なしで強固な固定が可能となる。
請求項4の発明によれば、支持枠の丸穴とフレームの基準位置用のボス部との嵌合により、位置合わせ精度が高まり、ベゼルによる液晶表示パネルと筐体の固定が精度良く行えるので、表示画面位置のバラツキを押さえることができる。
請求項5の発明によれば、位置決め用リブにより支持枠間の接続を精度よく行えるので、ベゼルの枠の精度が向上し、ベゼルによる液晶表示パネルと筐体の固定をさらに精度良く行うことができる。
以下、本発明の実施形態に係る液晶表示装置について、図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態による液晶表示装置10は、矩形平面形状の液晶表示パネル1と、この液晶表示パネル1を裏面より照射する面状光源のバックライト2と、液晶表示パネル1の表面の周縁及び側面を覆うベゼル3と、液晶表示パネル1を保持する筐体4とを備える。さらに、バックライト2と筐体4との間には、バックライト2の光を液晶表示パネル1の方向に反射する反射シート5を有し、ベゼル3により液晶表示パネルを筐体4に固定する。また、液晶表示パネル1とバックライト2との間には、バックライト2からの出射光を拡散して均一な光束に変換するための拡散板6及び2枚の拡散シート7、8が下から順に積層されて配設されている。また、ベゼル3を筐体4にねじ止めするねじ9を有し、このベゼル3のねじ止めにより液晶表示パネル1を筐体4に固定して液晶表示装置10を形成する。これにより、バックライト2(通常約14〜16本)から出射される光束を液晶表示パネル1に照射して画像が表示される。
ベゼル3は、図2乃至図4に示すように、液晶表示パネル1の長手方向及び短手方向に対応する長手支持枠20と短手支持枠30を対とする2組からなる4つの支持枠で構成される。これら長手支持枠20と短手支持枠30は、それぞれ各本体部21、31と、両端の端部22a、22b及び32a、32bと、液晶表示パネル1の表面の周縁及び側面を覆う各支持枠の内側の側面部23、33と、フレーム41、42(後述)の各上底面44に垂直となる外側の側面24、34で構成される。また、これら各本体部21、31は、その両端部において筐体4に設けたボス部43と嵌合される位置決め用貫通孔25a、25b及び35a、35bをそれぞれ有し、これらの内、位置決め用貫通孔25b、35bは各フレーム41、42の各ボス部43の一方に正確に位置合わせするための丸孔であり、他方の位置決め用貫通孔25a、35aは、共にボス部43との嵌合の自由度を持たせるため丸穴より大きい長孔となっている。また、長手支持枠20と短手支持枠30の両端部22a、22b及び32a、32bにはそれぞれねじ穴用の貫通孔27(27a、27b)、36(36a、36b)が設けられ、これら貫通孔27、36は、フレーム41、42上に両支持枠20、30を直交して配設したときに共に重なるようになっている。また、短手支持枠30は、筐体4とねじ止めするために本体部31の両端にその一部をコの字型に切込んで短手支持枠30内にL字型に折り曲げた折り曲げ部37を複数個有し、この折り曲げ部37には折り曲げ部37自体を筐体4にねじ止めするねじ穴38が設けられている。一方、長手支持枠20には、その長手方向の両端部22(22a、22b)の枠外側の側辺24に、これら端部22において、各端部22に直交して短手支持枠30の両端部32(32a、32b)の先端を位置決めする位置決め用リブ28が設けられている。これら2組の長手支持枠20及び短手支持枠30は、互いの両端の端部22、32において直交するように配設されて矩形のベゼル3を形成する。
筐体4は、図4、図5に示すように、矩形の液晶表示パネル1を筐体4に取り付けるための互いに直交する長短のフレーム41、42を備える。フレーム42は、ベゼル3を装着する上底面44と、反射シート5を装着する下底面45と、これら両底面44、45に直交し、筐体4の枠外側の側面となる外側面46と、上底面44の一部を含みこの上底面44の裏面の設けられた一辺開放のコの字型の溝部44aと、下底面45と垂直の一部垂直面と、この垂直面から下底面45へ傾斜する傾斜側面47とで構成され、その全体断面は各面44〜47等で囲まれた略台形形状に形成されている。この溝部44aは、フレーム42の枠内部側に開口44bを有し、フレーム42の長手方向に沿って形成され、これにより拡散板6及び拡散シート7、8は、それらの各端部を重ねて開口44bに嵌入することにより挟持される。また、溝部44a上の上底面44には、液晶表示パネル1の端部を支持する支持台部44cが形成される。この支持台部44cには、支持される液晶表示パネル1の端部の裏面と支持台部44cとの圧着を良くするための弾性を有する緩衝材11が挿入される長溝44dがフレーム42の長手方向に沿って設けられている。また、フレーム42の上底面44には、ねじ穴44eが設けられ、液晶表示パネル1とフレーム42とを位置合わせした状態において、短手支持枠30により液晶表示パネル1の端部とフレーム42を覆い、この短手支持枠30のねじ穴38とフレーム42のねじ穴44eとのねじ止めにより液晶表示パネル1を筐体4に固定する。また、フレーム42には、その上底面44上にベゼル3との位置決め用の円形突起からなる複数のボス部43と、フレーム42の幅方向の両端側でフレーム42の長手方向に沿って高さ一定で並行する間隔保持用リブ48をそれぞれ設け、この間隔保持用リブ48によりべゼル3はフレーム42上で一定の高さに支持される。また、筐体4のフレーム42の内側には、底面45から一定の高さに傾斜側面47に沿ってバックライト2を保持する保持台49が複数個設けられている。なお、図4はフレーム42の断面を図示しているが、フレーム41の構成についても、保持台49を除いて基本的にはフレーム42と同様の構成を成す。
上記構成による液晶表示装置の組み立ては、図3乃至図5に示すように、筐体4の上方から先ず下底面45に反射シート5を装着し、その上から保持台49に約14〜16本のバックライト2を配設して保持する。次に、拡散板6及び拡散シート7、8の各端部を溝部44aに重ねて嵌入することにより挟持して固定する。さらに上底面44上の支持台部44cに液晶表示パネル1を装着する。この状態において、筐体4のフレーム41、42上に長手支持枠20を位置決めする2つのボス部43と貫通孔25a、25bとを合わせて装着し、同様に、この長手支持枠20の上から、フレーム42上に短手支持枠30を位置決めする2つのボス部43と貫通孔35a、35bとを合わせて装着する。このとき、短手支持枠30は、それらの両端部32が先に装着された長手支持枠20における位置決めリブ28に当たり、それぞれの両端部32a、32bの位置が固定されることにより位置決めされる。これにより、各フレーム41、42と長手支持枠20及び短手支持枠30との位置合わせを簡単にかつ確実に精度良行うことができる。また、長手支持枠20及び短手支持枠30の各フレーム41、42へのねじ止めは、それぞれのねじ穴用の貫通孔27(27a、27b)、36(36a、36b)を通してねじ9により筐体4に共通にねじ止めする。これにより、ねじの数を増やさず両支持枠20、30同士をねじ止めにて固定できるので、コストアップを抑制することができる。また、液晶表示装置の画面の大型化によりその重量が大きくなった場合においても、表示パネルを確実に固定し、振動や衝撃などに対する機械的耐久性をさらに高めることができる。
上述した実施形態に係る液晶表示装置10によれば、ベゼル3を長手支持枠20と短手支持枠30の2組の4つの支持枠に分割して構成することにより、ベゼル3を枠状の一体物の金型加工で形成する場合に比べ、ベゼル3の部品加工が簡単となる。また、ベゼル3の枠内のベゼル材料を無駄にすることなく利用できるので、金型加工時における取り数が増加しコストダウンが可能となる。また、従来の矩形枠状のベゼルは、作業中や輸送中に歪んで変形する可能性が高かったが、ベゼルを分割することにより部品を小型化し、これらの変形を軽減することができると共に、表示装置のキャビネットとの嵌合を良くすることができる。また、貫通孔25、35とボス部43による各支持枠20、30とフレーム41、42との位置合わせ、及び位置決め用リブ28による各支持枠20、30間の位置合わせを行えるので、ベゼル3による液晶表示パネル1と筐体4との固定を精度良く行うことができる。その結果、液晶表示パネル1の筐体4に対する画面位置の平行度のバラツキを押さえることができ、画面の傾きや歪を軽減することができる。また、各支持枠20、30を2つずつ共締めでフレーム41、42にねじ止めするので、ねじの増加なし強固な固定が可能になる。また、フレーム41、42上に高さ一定で並行する2本の間隔保持用リブ48を設けたことにより、このリブ48をベゼル3の表面の内側に当てて配設することにより、ベゼル3と液晶表示パネル1との間隙を一定に保つことができる。これにより、液晶表示パネル1をフラットに保つことができるので、光漏れがなくなり安定した表示が可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能である。本実施形態のベゼルでは、支持枠を液晶表示パネルの周縁を押さえる形で構成したが、支持枠をコの字型等にしてパネルを挟み込む形で構成することもできる。
本発明の実施形態に係る液晶表示装置の分解構成図。 (a)は上記装置のベゼルの分解構成図、(b)は(a)におけるベゼルの長手支持枠の側面図。 上記装置のベゼルの組み立て図。 上記装置の筐体に支持枠を取り付けた状態を説明する図。 図4のX1−X1線断面図。
符号の説明
1 液晶表示パネル
2 バックライト
3 ベゼル
4 筐体
10 液晶表示装置
20 長手支持枠
30 短手支持枠
25、35 位置決め用貫通孔(丸穴)
26、36 位置決め用貫通孔(長穴)
29 位置決め用リブ
43 ボス部
41、42 フレーム
48 間隔保持用リブ

Claims (5)

  1. 矩形平面形状の液晶表示パネルと、この液晶表示パネルを裏面より照射する面状光源のバックライトと、前記液晶表示パネルの表面の周縁及び側面を覆うベゼルと、前記液晶表示パネルを保持する筐体とを備え、前記ベゼルにより前記液晶表示パネルを前記筐体に固定する液晶表示装置であって、
    前記筐体は、前記液晶表示パネル取り付け用のフレームを備え、このフレームは前記ベゼルとの位置決め用の円形突起からなる複数のボス部と、前記ベゼルの長手方向に高さ一定で並行する2本の間隔保持用リブとを有し、
    前記ベゼルは、前記液晶表示パネルの長手方向及び短手方向に対応する長手、短手の2組からなる4つの支持枠で構成され、
    前記長手支持枠と短手支持枠は互いの両端部で直交するように配設されて矩形のベゼルを形成し、この長手支持枠は、その長手方向の両端部の側辺にこれら端部に直交した前記短手支持枠の両端部を位置決めする位置決め用リブを備え、
    前記各支持枠は、それぞれ両端に前記ボス部と嵌合する位置決め用貫通孔を有し、これら位置決め用貫通孔の内、一方は前記フレームの基準位置用のボス部に合わせるための丸孔であり、他方は前記丸穴より大きい長孔であり、
    前記各支持枠をそれぞれ前記フレームの間隔保持用リブ上に配設して前記位置決め用リブで位置決めし、
    前記長手支持枠の両端部を前記短手支持枠の両端部と前記フレームとにより挟み込むように前記フレームにねじ止めして前記液晶表示パネルを前記筐体に固定したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 矩形の液晶表示パネルと、この液晶表示パネルを裏面より照射する面状光源のバックライトと、前記液晶表示パネルの表面の周縁及び側面を覆う固定用のベゼルと、前記液晶表示パネルを収納する筐体とを備え、前記ベゼルにより前記液晶表示パネルが前記筐体に固定された液晶表示装置であって、
    前記ベゼルは、前記液晶表示パネルの各辺に対応して分割された2組の対をなす4つの支持枠で構成され、
    前記4つの支持枠により前記液晶表示パネルが筐体に固定されていることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 前記各支持枠は、これらの両端の端部にねじ用貫通孔を有し、互いの各端部を直交させるように重ね合わせ、前記貫通孔における共通のねじ止めにより前記液晶表示パネルが筐体に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記筐体は、前記液晶表示パネル取り付け用のフレームを備え、このフレームは前記ベゼルとの位置決め用の円形突起からなる複数のボス部を有し、前記各支持枠は、それぞれ前記ボス部と嵌合する位置決め用貫通孔を有し、
    前記各支持枠の貫通孔の内、一方は前記筐体の基準位置用のボス部に合わせるための丸孔であり、他方は前記丸穴より大きい長孔であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記ベゼルは、前記液晶表示パネルの長手方向及び短手方向に対応する長手、短手の2組からなる4つの支持枠で構成され、前記長手支持枠と短手支持枠は互いの両端部で直交するように配設されて矩形のベゼルを形成し、この長手支持枠は、その長手方向の両端部の側辺にこれら端部に直交した前記短手支持枠の両端部を位置決めする位置決め用リブを備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
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