JP2007304245A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光センサ素子が内蔵された液晶表示装置において、光の検出動作を効率的に実施でき、画像品質を向上する。
【解決手段】被検知体Fが接触することによって変形され、その被検知体Fが接触した領域において第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さが変わるように形成する。そして、第1基板1において第2基板2に対面する面の側に光センサ素子32を形成し、バックライト300によって照明された光を、その光センサ素子32が液晶層3を介して受光する。
【選択図】図7

Description

本発明は、液晶表示装置に関する。特に、画像を表示する画素が複数配置された表示領域に、光を検出する光センサ素子が複数形成されている液晶パネルを有し、被検知体が液晶パネルの面に接触した位置を、その光センサ素子によって検出された光に基づいて検知する液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、薄型、軽量、低消費電力といった利点を有する。このため、液晶表示装置は、携帯電話、デジタルカメラなどのモバイル用途の電子機器において多く使用されている。
液晶表示装置は、一対の基板の間に液晶層が封入された液晶パネルを有しており、その液晶パネルの背面に設けられたバックライトなどの平面光源から照射された光を、その液晶パネルが変調する。そして、その変調した光によって画像の表示が液晶パネルの正面にて実施される。
このような液晶表示装置においては、液晶パネルにて画像を表示する表示領域に、画素スイッチング素子として機能する薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)と共に、光センサ素子として機能するTFTがマトリクス状に内蔵されたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このように、液晶パネルの表示領域に光センサ素子を内蔵する場合においては、ユーザーインターファイスとしての機能が実現できるため、液晶パネルの前面に、別途、タッチパネルを設置する必要がなくなる。このため、ユーザーインターファイスとして小型化が容易になっている。
ここでは、たとえば、液晶パネルの前面に触れられたユーザーの指やタッチペンなどの被検知体から反射する光を、その内蔵された光センサ素子が検出する。そして、その検出された光に基づいて、その被検知体が接触した位置を特定し、その特定された位置に対応する操作が、液晶表示装置自身や、その液晶表示装置に接続された他の電子機器において実施される。
特開平7−325319号公報
上記のように液晶パネルに内蔵された光センサ素子は、太陽光などの外光によってユーザーの指やタッチペンなどの被検知体から反射される光を、液晶パネルの前面に設置された偏向板を介して受光する。このため、その光センサ素子に入射する光の強度が小さくなるために、光の検出が的確に実施されず、操作性が低下する場合がある。特に、ユーザーの指を検知する場合については、指の光反射率が低いために、この不具合が顕在化する場合がある。
よって、このような不具合を改善するためには、光センサ素子の受光感度を高感度化することや、その受光面積を大きくすることが必要になる。
しかし、液晶パネルに光センサ素子を内蔵する場合においては、製造プロセスの効率化を考慮すると、アモルファスシリコンやポリシリコンなどのように限られた材料を用いて、その光センサ素子としてのTFTを、画素スイッチング素子としてのTFTと共に形成する必要があるために、高感度化を容易に実現することができない場合がある。
また、光センサ素子の受光面積を大きくする場合においては、受光面積が大きくなるに伴って、バックライトからの光が遮光される割合が増加する。このため、正面側へ透過する際の光透過率が低下するために、表示領域にて表示する画像の輝度が低下し、画像品質が低下する場合がある。さらに、使用環境によっては、想定外な方向から入射した外光を光センサ素子が受光する場合があるため、誤作動を生じ、操作性が低下する場合がある。特に、この光センサ素子が内蔵された液晶表示装置を、モバイル用途の電子機器に適用した場合においては、この不具合が顕在化する。
このように、光センサ素子が内蔵された液晶表示装置においては、光の検出動作を効率的であって正確に実施できない場合や、画像品質が低下する場合がある。
したがって、本発明は、画像を表示する画素が複数配置された表示領域に、光を検出する光センサ素子が複数形成されている液晶パネルにおいて、光の検出動作を効率的かつ正確に実施でき、画像品質を向上可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、画像を表示する画素が複数配置された表示領域に、光を検出する光センサ素子が複数形成されている液晶パネルと、前記液晶パネルの一方の面に対面しており、前記表示領域に光を照明する照明部と、前記液晶パネルにおいて前記照明部が設置された一方の面に対して反対側となる他方の面に、被検知体が接触した位置を、前記光センサ素子によって検出された光に基づいて検知する位置検知部とを有しており、前記照明部が前記表示領域を照明すると共に、前記表示領域に照明された光を前記液晶パネルが変調することによって、前記表示領域にて画像を表示する液晶表示装置であって、前記液晶パネルは、第1基板と、前記第1基板よりも前記照明部の側であって前記第1基板に対して間隔を隔てるよう対面している第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、配向処理された液晶層とを含み、前記被検知体が前記他方の面に接触することによって変形され、前記被検知体が接触した領域において前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持される前記液晶層の厚さが変わるように形成されていると共に、前記第1基板において前記第2基板に対面する面の側に前記光センサ素子が形成され、前記照明部によって照明された光を当該光センサ素子が前記液晶層を介して受光する。
本発明によれば、光センサ素子が内蔵された液晶表示装置において、光の検出動作を効率的に実施でき、画像品質を向上可能な液晶表示装置を提供することができる。
本発明にかかる実施形態の一例について説明する。
(液晶表示装置の全体構成)
図1は、本発明の実施形態において、液晶表示装置100の構成を示す断面図である。
本実施形態の液晶表示装置100は、図1に示すように、液晶パネル200と、バックライト300と、位置検知部400とを有する。各部について順次説明する。
液晶パネル200は、図1に示すように、第1の位相差板4と第2の位相差板5とのそれぞれが、液晶パネル200の両面側において対面するように設置されている。ここでは、λ/4板が、第1の位相差板4と第2の位相差板5として設置されている。また、図1に示すように、第1の位相差板4と第2の位相差板5とのそれぞれを挟むように、第1の偏光板6と第2の偏光板7とのそれぞれが、液晶パネル200の両面側において対面するように設置されている。ここでは、偏光板と位相差板とを透過した光が、円偏光であって、楕円率が0.7から1.0になるように配置する。そして、液晶パネル200は、画像を表示する表示領域10を含み、液晶パネル200の背面側に設置されたバックライト300から照明させた光を、第2の偏光板7と第2の位相差板5とのそれぞれを順次介して背面から受け、その背面から受けた光を表示領域10にて変調する。そして、その変調された光が、第1の位相差板4と第1の偏光板6とを順次介して、正面側に出射し、画像が表示される。
バックライト300は、液晶パネル200の背面に対面しており、その液晶パネル200表示領域10に光を照明する。たとえば、バックライト300は、LEDなどの光源(図示無し)と、その光源からの光を面状の光に変換する導光板(図示無し)とを有しており、液晶パネル200の表示領域10の全面に白色光を照射する。
位置検知部400は、液晶パネル200においてバックライトが設置された背面に対して反対側となる正面に、ユーザーの指やタッチペンなどの被検知体が接触した位置を、液晶パネル200の光センサ素子32によって検出された光に基づいて検知する。
(液晶パネルの全体構成)
液晶パネル200について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態において、液晶パネル200を示す平面図である。また、図3は、本発明の実施形態において、表示領域10において形成される回路の一部を示す回路図である。
図2に示すように、液晶パネル200は、表示用垂直駆動回路11と、表示用水平駆動回路12と、センサ用垂直駆動回路13と、センサ読出し用水平駆動回路14とを有しており、表示用垂直駆動回路11と、表示用水平駆動回路12と、センサ用垂直駆動回路13と、センサ読出し用水平駆動回路14とのそれぞれが、表示領域10の周囲に対応するように形成されている。そして、液晶パネル200において表示領域10に対応する領域には、図2に示すように、複数の画素Pが水平方向xと垂直方向yとのそれぞれにマトリクス状に並ぶように配置されている。
また、図3に示すように、表示領域10においては、画素回路30aとセンサ回路30bとが画素Pに対応するように形成されている。
各部について、順次説明する。
表示用垂直駆動回路11は、図3に示すように、水平方向xに延在し、垂直方向yに並んだ複数のゲート線G1のそれぞれに接続されている。そして、その垂直方向yに並んだゲート線G1のそれぞれに、順次、選択パルスを供給する。
表示用水平駆動回路12は、図3に示すように、垂直方向yに延在し、水平方向xに並んだ複数の第1データ線S1のそれぞれに接続されている。そして、その水平方向xに並んだ第1データ線S1のそれぞれに、順次、映像信号を供給する。
センサ用垂直駆動回路13は、図3に示すように、水平方向xに延在し、垂直方向yに並んだ複数の読み出し線Readのそれぞれに接続されている。そして、その垂直方向yに並んだ読み出し線Readのそれぞれに、順次、選択パルスを供給する。
センサ読出し用水平駆動回路14は、垂直方向yに延在し、水平方向xに並んだ複数の第2データ線S2のそれぞれに接続されている。そして、その水平方向xに並んだ第2データ線S2のそれぞれから、順次、撮像信号を読み出す。
画素回路30aは、図3に示すように、画素スイッチング素子31と、補助容量素子Csとを含み、画素Pのそれぞれを駆動する。
この画素回路30aにおいて、画素スイッチング素子31と補助容量素子Csとのそれぞれは、図3に示すように、垂直方向yに延在する表示用の第1データ線S1と、水平方向xに延在するゲート線G1との交点付近に設けられている。そして、画素スイッチング素子31は、ゲート電極がゲート線G1に接続され、ソース電極が第1データ線S1に接続され、ドレイン電極が補助容量素子Csおよび液晶層3に接続されている。また、補助容量素子Csは、図3に示すように、一方の電極が補助容量線に接続され、他方の電極が、画素スイッチング素子31のソース電極に接続されている。そして、図3に示すように、ゲート線G1が表示用垂直駆動回路11に接続され、第1データ線S1が表示用水平駆動回路12に接続されている。
このため、表示用垂直駆動回路11によってゲート線G1に選択パルスが供給されて画素スイッチング素子31がオン状態となった場合において、表示用水平駆動回路12によって第1データ線S1に映像信号が供給された場合には、画素スイッチング素子31は、その映像信号を補助容量素子Csおよび液晶層3に書き込む。
センサ回路30bは、光センサ素子32と、リセットトランジスタ33と、キャパシタ34と、増幅トランジスタ35と、選択トランジスタ36とを有する。
ここで、光センサ素子32は、基準電位Vssにソースが、フローティングディフュージョンFDにドレインが接続されている。光センサ素子32のゲートには、しきい値電圧以下の電圧Vgが印加される。
また、リセットトランジスタ33は、電源電圧Vddにドレインが、フローティングディフュージョンFDにソースが接続されている。リセットトランジスタ33のゲートにリセット信号(Reset)が与えられることによって、フローティングディフュージョンFDの電位がリセットされる。
また、キャパシタ34は、フローティングディフュージョンFDと基準電位Vssとの間に接続されている。キャパシタ34に蓄積される電荷量に応じてフローティングディフュージョンの電圧が変化する。
また、増幅トランジスタ35は、フローティングディフュージョンFDにゲートが、電源電圧Vddにドレインが、選択トランジスタ36のドレインにソースが接続されたソースフォロア回路を構成している。
また、選択トランジスタ36は、増幅トランジスタ35のソースにドレインが、第2データ線S2にソースが接続されている。センサ用垂直駆動回路13により選択トランジスタ36のゲートに読み出し信号(Read)が供給されると、選択トランジスタ36はオン状態となり、増幅トランジスタ35によって増幅された信号が、第2データ線S2に出力される。
このセンサ回路30bでは、まず、リセットトランジスタ33のゲートにリセット信号が供給されることにより、リセットトランジスタ33がオン状態となり、キャパシタ34に電荷が蓄積され、フローティングディフュージョンFDの電圧が電源電圧Vddに応じた値となる。その後、リセットトランジスタ33はオフ状態とされる。そして、光センサ素子32が受光すると、光量に応じたリーク電流ないしオフ電流が生じる。これにより、キャパシタ34に蓄積された電荷が放電し、フローティングディフュージョンFDの電圧が下がる。そして、このフローティングディフュージョンFDの電圧は、増幅トランジスタ35によって増幅され、センサ用垂直駆動回路13により読み出し信号が選択トランジスタ36のゲートに供給されることにより、信号電圧として第2データ線S2に読み出される。そして、第2データ線S2に読み出された信号電圧は、光センサ素子32の受光量に応じた値となる。その後、この信号電圧がセンサ読出し用水平駆動回路14に送られる。
(液晶パネルの細部構成)
図4は、本発明の実施形態において、液晶パネル200の断面の一部を拡大して示す断面図である。図5は、本発明の実施形態において、液晶パネル200の表示領域10にて形成される画素Pを示す平面図である。図4は、図5においてX1−X2部分の断面を示している。
図4に示すように、液晶パネル200は、第1基板1と、第2基板2と、液晶層3とを有している。液晶パネル200は、第1基板1と第2基板2とがスペーサ(図示無し)によって間隔を隔てられて貼り合わされており、その第1基板1と第2基板2との間の間隔に液晶層3が設けられている。
また、図4と図5とに示すように、液晶パネル200は、遮光領域RAと光透過領域TAとを含む。遮光領域RAにおいては、バックライト300から照明された光を遮光する。ここでは、図5に示すように、遮光領域RAにおいては、遮光層21Kが形成されており、バックライト300から照明された光を、その遮光層21Kが遮光する。一方で、光透過領域TAにおいては、バックライト300から照明された光を、第2基板2の側から第1基板1の側へ透過させる。ここでは、光透過領域TAには、図5に示すように、カラーフィルタ層21が形成されており、バックライト300から照明された光を着色させて、第2基板2の側から第1基板1の側へ透過させる。
そして、図4と図5とに示すように、遮光領域RAは、受光領域SAを含み、バックライト300から照明された光を、光センサ素子32が受光するように、受光領域SAにおいて、その光が透過し、光センサ素子32へ入射する。
また、液晶パネル200においては、図4に示すように、第1基板1と第2基板2との間にて挟持する液晶層3の厚さが、受光領域SAと光透過領域TAとのそれぞれにおいて異なるように形成されている。本実施形態においては、液晶パネル200は、受光領域SAにおいて第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さD1が、光透過領域TAにおいて第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さD2に対して略半分になるように形成されている。また、図4に示すように、受光領域SA以外の遮光領域RAについても同様に、第1基板1と第2基板2との間にて挟持する液晶層3の厚さが、光透過領域TAにおいて第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さD2に対して略半分になるように形成されている。
そして、液晶パネル200においては、ユーザーの指やタッチペンなどの被検知体が、画像が表示される表示面に接触することによって変形され、その被検知体が接触した領域において、第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さが変わるように形成されている。
液晶パネル200の各部について説明する。
第1基板1について下記に示す。
第1基板1は、光を透過する絶縁体の基板であり、たとえば、ガラスにより形成されている。この第1基板1においては、図4に示すように、第2基板2に対面する側の面に、画素スイッチング素子31と、補助容量素子Csと、光センサ素子32と、画素電極62とが形成されている。ここで、画素スイッチング素子31と、補助容量素子Csと、光センサ素子32とについては、遮光領域RAに形成されている。このため、バックライト300から照明され、第2基板2と液晶層3とのそれぞれを介して入射した光が、光センサ素子32において受光領域SA以外の部分と、画素スイッチング素子31と、補助容量素子Csとのそれぞれに照射されない。なお、前述のリセットトランジスタ33とキャパシタ34と増幅トランジスタ35と選択トランジスタ36とについても同様に、この遮光領域RAにおいて集積形成されているが、図面の簡略化のため、これらの素子についての記載は省略している。また、図4においては、画素Pのカラーフィルタ層21において赤フィルタ層21Rに対応するドット領域について示しているが、その他の緑フィルタ層21Gと青フィルタ層21Bとに対応するドット領域においては、光センサ素子32などの光センサ回路を除いた他の部材が、赤フィルタ層21Rに対応するドット領域の場合と同様に形成されている。
そして、本実施形態においては、ユーザーの指やタッチペンなどの被検知体が、画像が表示される表示領域に接触することによって変形されるように、第1基板1の厚さを調整している。
図6は、本発明にかかる実施形態において、第1基板1が変形する変形量(たわみ量)H(μm)と、表示領域に配置されたスペーサの間隔G(mm)との関係を、第1基板1の厚さTIに対応付けて測定した結果を示す図である。ここでは、ユーザーの指が接触する場合の圧力に対応するように、0.1MPaの圧力にて測定した結果を示している。
ここでは、第1基板1が変形する変形量(たわみ量)Hが1.0μmになるように、第1基板1の厚さTIを調整する。このため、図6に示すように、たとえば、表示領域に配置されたスペーサの間隔Gを1mmピッチとし、第1基板1が変形する変形量(たわみ量)Hが1.0μmを確保できるように、第1基板1の厚さTIを0.05mmとした。これは、当初、0.7mm程度の厚さの第1基板1に上記の各部材を形成し、第2基板2を貼り合わせた後に、その0.7mm程度の厚さのガラス基板を研磨することによって、第1基板1の厚さを0.05mmまで薄くしている。
第1基板1の各部について示す。
画素スイッチング素子31は、図4に示すように、第1基板1において第2基板2に対面する側の面に、絶縁層42を介して形成されている。画素スイッチング素子31は、ゲート電極45と、ゲート絶縁膜46gと、半導体層48とを含み、ボトムゲート型TFTとして形成されている。
具体的には、ゲート電極45は、たとえば、モリブデンなどの金属材料を用いて形成されている。また、ゲート絶縁膜46gは、シリコン酸化膜などの絶縁材料を用いて形成されている。また、半導体層48は、たとえば、ポリシリコンなどの半導体材料を用いて形成されている。そして、半導体層48においては、ゲート電極45に対応するようにチャネル形成領域が形成されると共に、そのチャネル領域を挟むように一対のソース・ドレイン領域が形成されている。そして、ドレイン電極53とソース電極54とが、半導体層48を被覆する絶縁層49に設けられた開口に、アルミニウムなどの導電材料を埋め込み、パターン加工することによって形成されている。
補助容量素子Csは、図4に示すように、第1基板1において第2基板2に対面する側の面に、絶縁層42を介して形成されている。本実施形態においては、図4に示すように、第1電極44aと第2電極44bとのそれぞれで誘電体膜46cを挟むように形成されている。ここでは、画素スイッチング素子31のゲート電極45と同じ工程にて第1電極44aが形成される。そして、画素スイッチング素子31のゲート絶縁膜46gと同じ工程にて誘電体膜46cが形成され、半導体層48と同様な工程にて第2電極44bが形成される。そして、補助容量素子Csは、液晶層3による静電容量と並列になるように形成され、液晶層3に印加されるデータ信号による電荷を保持する。
光センサ素子32は、図4に示すように、第1基板1において第2基板2に対面する側の面に、遮光膜41と絶縁層42とを介して形成されている。光センサ素子32は、いわゆるフォトトランジスタであって、ゲート電極43と、ゲート絶縁膜46sと、半導体層47とを含み、ボトムゲート型TFTとして形成されている。
具体的には、ゲート電極43は、たとえば、モリブデンなどの金属材料を用いて形成されている。また、ゲート絶縁膜46sは、シリコン酸化膜などの絶縁材料を用いて形成されている。また、半導体層47は、たとえば、ポリシリコンなどの半導体材料を用いて形成されている。そして、この半導体層47においては、ゲート電極43に対応するようにチャネル形成領域が形成されると共に、そのチャネル領域を挟むように一対のソース・ドレイン領域が形成されている。そして、ソース電極51とドレイン電極52とが、絶縁層49に設けられた開口にアルミニウムを埋め込むことによって形成されている。ここでは、画素スイッチング素子31と同じ工程にて各部が形成される。
また、この他に、本実施形態においては、光センサ素子32には、光を受光し光電変換を実施する受光領域SAに対応するように、偏光層OPが形成されている。たとえば、この偏光層OPは、Optiva製Eタイプ偏光板材料であるNO15STD2とナカンのスロット・ダイコータを用いることにより実現できた。そして、光センサ素子32は、バックライト300から照明され、液晶層3を介して、受光領域SAにおいて遮光層21Kの開口21aから入射する光を、その偏光層OPが偏光する。そして、その偏光層OPによって偏光され、入射する光を受光し、光電変換することによって、電気信号を出力する。
画素電極62は、図4に示すように、第1基板1において第2基板2に対面する面を被覆するように形成された層間絶縁膜60を覆うように形成されている。ここでは、図4に示すように、受光領域SAにおいて第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さD1が、光透過領域TAにおいて第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さD2に対して略半分になるように、層間絶縁膜60の厚さが調整されており、画素電極62は、その層間絶縁膜60の上において、光透過領域TAと、遮光領域RAにて受光領域SAを除いた領域とのそれぞれに対応するように形成されている。たとえば、エッチング処理によってパターン加工することによって、受光領域SAから画素電極62を除去することにより形成される。つまり、画素電極62は、受光領域SAに対応する領域に、開口62aが形成されている。また、画素電極62は、画素Pに対応するように表示領域10においてマトリクス状に複数が配列されている。そして、画素電極62は、いわゆる透明電極であって、たとえば、ITOを用いて形成されている。そして、画素電極62は、バックライト300によって照明された光を変調するために、対向電極23と共に、液晶層3に電圧を印加する。
第2基板2について示す。
第2基板2は、第1基板1の場合と同様に、光を透過する絶縁体の基板であり、ガラスにより形成されている。そして、第2基板2は、図1に示すように、第1基板1よりもバックライト300の側であって、第1基板1に対して間隔を隔てるよう対面している。そして、第2基板2には、図4に示すように、カラーフィルタ層21と、遮光層21Kと、平坦化膜22と、対向電極23とが形成されている。第2基板2の各部について示す。
カラーフィルタ層21は、図4に示すように、第2基板2にて第1基板1に対面する側の面に形成されている。カラーフィルタ層21は、図5に示すように、光透過領域TAに対応するように、赤フィルタ層21Rと緑フィルタ層21Gと青フィルタ層21Bとが形成されている。ここでは、赤フィルタ層21Rと緑フィルタ層21Gと青フィルタ層21Bとのそれぞれは、矩形形状であり、水平方向xに並ぶように形成されている。カラーフィルタ層21は、たとえば、顔料や染料などの着色剤を含有するポリイミド樹脂を用いて形成される。ここでは、赤と緑と青との3原色を1組として構成されている。そして、カラーフィルタ層21は、バックライト300から照射された光を着色する。
遮光層21Kは、図4に示すように、第2基板2にて第1基板1に対面する側の面に形成されている。遮光層21Kは、図4と図5に示すように、光遮光領域RAにおいて受光領域SA以外の領域に対応するように形成されている。つまり、遮光層21Kは、受光領域SAに対応する領域に、開口21aが形成されている。遮光層21Kは、たとえば、黒色の金属酸化膜を用いて形成される。ここでは、遮光層21Kは、第2基板2の背面側に設置されたバックライト300から照射された光が、第1基板1の正面側へ出射しないように、遮光する。
平坦化膜22は、図4に示すように、光透過領域TAと、遮光領域RAとのそれぞれに対応するように、第2基板2にて第1基板1に対面する側の面に形成されている。ここでは、平坦化膜22は、光透過性の材料によって形成されている。そして、カラーフィルタ層21と遮光層21Kとのそれぞれを被覆し、第2基板2にて第1基板1に対面する面側を平坦化している。
対向電極23は、図4に示すように、光透過領域TAと、遮光領域RAとを含む画素Pのそれぞれに対応するように、第2基板2にて第1基板1に対面する側の面に形成されている。ここで、対向電極23は、平坦化膜22を被覆するように形成されている。対向電極23は、いわゆる透明電極であって、たとえば、ITOを用いて形成されている。そして、対向電極23は、各画素Pにおいて共通な共通電極として機能する。
液晶層3について示す。
液晶層3は、図4に示すように、第1基板1と第2基板2との間にて挟持されており、配向処理されている。たとえば、液晶層3は、第1基板1と第2基板2との間において、スペーサにより所定の距離が保持された間隔に、封入されている。そして、液晶層3は、第1基板1および第2基板2に形成された液晶配向膜(図示なし)によって配向されている。
(製造方法)
以下より、本実施形態の液晶パネル200を製造する方法の一例について説明する。
まず、第1基板1と第2基板2とのそれぞれの面に、各部材を上記のようにして形成する。
つぎに、第1基板1に柱状スペーサを形成する。
ここでは、たとえば、8μm径であって高さが2.0μmの柱状スペーサ(図示なし)を、9つの画素Pに対して1個になるように配置する。
つぎに、配向処理を実施する。
ここでは、たとえば、ホモジイニアス配向になるように、第1基板1と第2基板2とを配向処理する。
つぎに、第1基板1と第2基板2とを間隔を隔てて貼り合わせる。
つぎに、第1基板1と第2基板2とを間隔に液晶を注入し、第1基板1と第2基板2との間に液晶層3を形成する。
ここでは、たとえば、Δn=0.076の液晶を注入し、液晶層3を形成する。これにより、光透過領域TAにおける液晶層3の位相差は、290nmとなり、受光領域SAにおける液晶層3の位相差は、145nmとなる。
つぎに、前述したように、第1基板1を研磨し、厚さを薄くする。
つぎに、第1の位相差板4および第2の位相差板5,第1の偏光板6および第2の偏光板7を設置する。
ここでは、たとえば、液晶パネル200内に形成した偏光層OPと第2の偏光板7とにおいて、透過軸が同じになるように設置する。そして、液晶表示モードを、たとえば、ノーマリホワイトモードとする。
このようにして、液晶パネル200を完成させる。
(動作)
以下より、上記の液晶表示装置100において、ユーザーの指などの被検知体が液晶パネル200の表示領域10に接触した位置を検出する際の動作について説明する。
図7は、本発明にかかる実施形態において、液晶表示装置100において被検知体Fが液晶パネル200の表示領域10に接触した位置を検出する際の様子を示す断面図である。図7において、図7(A)は、被検知体Fが表示領域10に接触していない状態を示しており、図7(B)は、被検知体Fが表示領域10に接触している状態を示している。
図7(A)に示すように、ユーザーの指などの被検知体Fが表示領域10に接触していない場合には、第1基板1が変形していないため、液晶層3の位相差は、光透過領域TAにおいては、λ/2であり、受光領域SAにおいては、λ/4である。このため、バックライト300から照射され、光センサ素子32に入射する光hは、直線偏光になっている。そして、光センサ素子32に設けられた偏光層OPの透過軸が、その直線偏光の振動面に対して直交するように設けられているため、光センサ素子32は、そのバックライト300からの光の受光面に入らない。
一方、図7(B)に示すように、ユーザーの指などの被検知体Fが表示領域10に接触している場合には、第1基板1が変形するため、液晶層3の厚さが薄くなる。つまり、図7(A)に示すように、受光領域SAにおいて第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さD1が、図7(B)に示すように、薄い厚さD11に変動する。このため、位相差は小さくなり、受光領域SAに入射した光hが直線偏光から楕円偏光になる。よって、光センサ素子32は、そのバックライト300からの光が偏光層OPを透過して受光面に入り、電気信号を出力する。ここでは、第1基板1の変形量が大きくなるに伴って、光センサ素子32の受光面に入る光強度が大きくなるため、電気信号の出力値も大きくなる。
したがって、画素Pに対応するようにマトリクス状に表示領域10に配置された複数の光センサ素子32において、電気信号を出力した光センサ素子32の位置と、その電気信号の強度とのそれぞれに基づいて、被検知体Fが表示領域10において接触した位置を、位置検知部400が算出することができる。
以上のように、本実施形態において、液晶パネル200は、複数の画素がマトリクス状に配置された表示領域10に、光を検出する光センサ素子32が、複数、マトリクス状に形成されている。そして、バックライト300が、その液晶パネル200の背面面に対面しており、その表示領域10に光を照明する。そして、位置検知部400が、その液晶パネル200においてバックライト300が設置された背面に対して反対側となる正面側に、ユーザーの指などの被検知体Fが接触した位置を、その光センサ素子32によって検出された光に基づいて検知する。
ここで、液晶パネル200は、第1基板1と、その第1基板1よりもバックライト300の側であって第1基板1に対して間隔を隔てるよう対面している第2基板2と、その第1基板1と第2基板2との間にて挟持されており、配向処理された液晶層3とを含む。そして、被検知体Fが正面側の面に接触することによって変形され、その被検知体Fが接触した領域において第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さが変わるように形成されている。また、これと共に、第1基板1において第2基板2に対面する面の側に、光センサ素子32が形成されている。バックライト300によって照明された光を、その光センサ素子32が液晶層3を介して受光する。ここでは、光センサ素子32は、偏光層OPを含み、バックライト300によって照明され、液晶層3を介して入射される光を偏光層OPが偏光する。そして、その偏光層OPにて変更された光を光センサ素子32が受光して、電気信号に変換する。
そして、位置検知部400は、図7(A)に示したように、その液晶パネル200の正面側の面に被検知体Fが接触されない第1の状態においては、光センサ素子32によって検出され、光の強度に対応するように得られた電気信号を光センサ素子32から受けると共に、図7(B)に示したように、その液晶パネル200の正面側の面に被検知体Fが接触され、液晶層3の位相差が第1の状態から異なった第2の状態において、光センサ素子32によって検出され、光の強度に対応するように得られた電気信号を光センサ素子32から受ける。その被検知体Fが接触されない第1の状態にて出力された電気信号と、その被検知体Fが接触した第2の状態にて出力された電気信号とのそれぞれに基づいて、被検知体Fが液晶パネルの正面側の面に接触した位置を検出する。
したがって、本実施形態は、被検知体Fが接触することによって生ずる液晶層3の位相差の変化に応じて、光センサ素子32に入射する光の強度が変化することを利用し、その被検知体Fが表示領域に接触した位置を検出しているため、指のように光反射率が低い被検知体Fであっても、その位置を効率的かつ正確に検出することができる。そして、また、光センサ素子32の受光面積を大きくする必要がないため、表示領域10にて表示する画像の輝度が低下することを防止でき、画像品質を向上させることができる。
また、本実施形態においては、第1基板1と第2基板2との間にて挟持する液晶層3の厚さが、受光領域SAと光透過領域TAとのそれぞれにおいて異なるように形成されている。ここでは、受光領域SAにおいて第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さD1が、光透過領域TAにおいて第1基板1と第2基板2との間にて挟持される液晶層3の厚さD2に対して略半分になるように形成されている。したがって、本実施形態は、画像表示と光検出とを効率的に実施することができる。
なお、本発明の実施に際しては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、画素スイッチング素子31や光センサ素子32を構成する薄膜トランジスタは、ボトムゲート型に限られず、トップゲート型であってもよい。
また、たわみ量をより大きく設定することにより、光センサ素子32に入る光の変化率をより大きくすることができる。また、バックライト300からの光の波長に対応するように、設計することによって効率化ができる。また、液晶材料として、Δnが大きいものを採用することによって、さらに効果的に光を検知することができる。
また、複数の画素Pに対して一対になるように光センサ素子32を設ける場合について示したが、これに限定されない。たとえば、複数の画素Pに対して1つの光センサ素子32を設けてもよく、逆に、1つの画素Pに対して複数の光センサ素子32を設けてもよい。
図1は、本発明の実施形態において、液晶表示装置100の構成を示す断面図である。 図2は、本発明の実施形態において、液晶パネル200を示す平面図である。 図3は、本発明の実施形態において、表示領域10において形成される回路の一部を示す回路図である。 図4は、本発明の実施形態において、液晶パネル200の断面の一部を拡大して示す断面図である。 図5は、本発明の実施形態において、液晶パネル200の表示領域10にて形成される画素Pを示す平面図である。 図6は、本発明にかかる実施形態において、第1基板1が変形する変形量(たわみ量)H(μm)と、表示領域に配置されたスペーサの間隔G(mm)との関係を、第1基板1の厚さTIに対応付けて測定した結果を示す図である。 図7は、本発明にかかる実施形態において、液晶表示装置100において被検知体Fが表示領域に接触した位置を検出する際の様子を示す断面図である。
符号の説明
1…第1基板、
2…第2基板、
3…液晶層、
4…第1の位相差板、
5…第2の位相差板、
6…第1の偏光板、
7…第2の偏光板、
10…表示領域、
11…表示用垂直駆動回路、
12…表示用水平駆動回路、
13…センサ用垂直駆動回路、
14…センサ読出し用水平駆動回路、
21…カラーフィルタ層、
21K…遮光層、
22…平坦化膜、
23…対向電極、
30a…画素回路、
30b…センサ回路、
31…画素スイッチング素子、
32…光センサ素子、
33…リセットトランジスタ、
34…キャパシタ、
35…増幅トランジスタ、
36…選択トランジスタ、
41…遮光膜、
42…絶縁層、
43…ゲート電極、
44a…第1電極、
44b…第2電極、
46c…誘電体膜、
45…ゲート電極、
46g…ゲート絶縁膜、
46s…ゲート絶縁膜、
47…半導体層、
48…半導体層、
62…画素電極、
100…液晶表示装置、
200…液晶パネル、
300…バックライト、
400…位置検知部、
Cs…補助容量素子、
P…画素、
x…水平方向、
y…垂直方向、
G1…ゲート線、
S1…第1データ線、
Read…読み出し線、
RA…遮光領域、
TA…光透過領域、
F…被検知体

Claims (9)

  1. 画素が複数配置された表示領域に、光を検出する光センサ素子が複数形成されている液晶パネルと、
    前記液晶パネルの一方の面に対面しており、前記表示領域に光を照明する照明部と、
    前記液晶パネルにおいて前記照明部が設置された一方の面に対して反対側となる他方の面に、被検知体が接触した位置を、前記光センサ素子によって検出された光に基づいて検知する位置検知部と
    を有しており、前記照明部が前記表示領域を照明すると共に、前記表示領域に照明された光を前記液晶パネルが変調することによって、前記表示領域にて画像を表示する液晶表示装置であって、
    前記液晶パネルは、
    第1基板と、
    前記第1基板よりも前記照明部の側であって前記第1基板に対して間隔を隔てるよう対面している第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持されており、配向処理された液晶層と
    を含み、
    前記被検知体が前記他方の面に接触することによって変形され、前記被検知体が接触した領域において前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持される前記液晶層の厚さが変わるように形成されていると共に、
    前記第1基板において前記第2基板に対面する面の側に前記光センサ素子が形成され、前記照明部によって照明された光を当該光センサ素子が前記液晶層を介して受光する
    液晶表示装置。
  2. 前記位置検知部は、前記液晶パネルの他方の面に被検知体が接触されない第1の状態において前記光センサ素子が検出した光の強度と、前記液晶パネルの他方の面に前記被検知体が接触され、前記液晶層の位相差が前記第1の状態から異なった第2の状態において前記光センサ素子が検出した光の強度とのそれぞれに基づいて、前記被検知体が前記液晶パネルの他方面に接触した位置を検出する
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記光センサ素子は、前記表示領域においてマトリクス状に複数が配置されている
    請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記光センサ素子は、
    前記照明部によって照明され、前記液晶層を介して入射される光を、偏光する偏光層と、
    前記偏光層にて変更された光を受光し、電気信号に変換する光電変換部と
    を有する
    請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記液晶パネルは、
    前記表示領域において前記光センサ素子の前記光電変換部が受光する受光領域と、
    前記表示領域において前記照明部から照明された光が透過する光透過領域と
    を有しており、
    前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持する前記液晶層の厚さが、前記受光領域と前記光透過領域とのそれぞれにおいて異なるように形成されている
    請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記液晶パネルは、前記受光領域において前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持される前記液晶層の厚さが、前記光透過領域において前記第1基板と前記第2基板との間にて挟持される前記液晶層の厚さに対して略半分になるように形成されている
    請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 前記液晶パネルは、
    前記光透過領域においては、前記照明部によって照明された光を変調するために前記液晶層に電圧を印加する画素電極と対向電極とのそれぞれが、前記第1基板と前記第2基板とのそれぞれに設けられており、
    前記受光領域においては、前記画素電極と前記対向電極との少なくとも一方が設けられていない
    請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 前記液晶パネルは、
    前記画素電極に接続された画素スイッチング素子が、前記表示領域に対応するように前記第1基板に形成されている
    請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記光センサ素子と前記画素スイッチング素子とのそれぞれは、薄膜トランジスタとして形成されている
    請求項8に記載の液晶表示装置。
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