JP2010182120A - 情報入力装置、及び情報入出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高感度で、かつ、歩留まりのよい情報入力装置、および情報入出力装置を提供する。
【解決手段】第1の基板2と、第2の基板3と、位置検出部24と、画素電極9と、共通電極7とを有する。第1の基板2と第2の基板3は対向して形成されるものである。また、位置検出部24は、少なくとも3つ以上のセンサ電極19a,19b,16で構成されており、第1の基板2または、第2の基板3の少なくとも一方の基板のたわんだ位置を、3つのセンサ電極間の電気的変化により検出するものである。また、画素電極9及び共通電極7は画素毎に形成されており、画素電極9と共通電極7の、電極間の電圧もしくは電流の変化により、第1の基板2、又は第2の基板3から射出する光の光量を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報入力装置及び情報入出力装置に関する。
液晶表示装置は、薄型、軽量、低消費電力といった利点を有する。このため、液晶表示装置は、携帯電話、デジタルカメラ等のモバイル用途の電子機器において多く使用されている。液晶表示装置は、一対の基板の間に、液晶層が封入された液晶パネルを有しており、その液晶パネルの背面に設けられたバックライトなどの平面光源から照射された光を、その液晶パネルが変調する。そして、その変調した光によって、画像の表示が液晶パネルの正面にて実施される。
また、近年、液晶表示装置の画面上に表示されたアイコン等を、ユーザが直接タッチすることにより、ユーザの指示内容を入力する、タッチパネルを具備する液晶表示装置が使用されている。
このタッチパネルは、液晶表示装置の画面上に示す指示内容を、人の手、又は物体で直接的に接触することにより選択できるように、液晶表示装置の最上側に設置される。タッチパネルでは、手、又は物体が接触された位置が検出され、接触された位置で指示する内容を入力信号として、液晶表示装置を駆動する。タッチパネルを具備する液晶表示装置は、コンピュータ等に使用される場合や、キーボード、又はマウスのような入力装置、携帯電話のようなモバイル製品に使用される場合、キーパッドのような入力装置を別に必要としない。このため、このようなタッチパネルを具備する液晶表示装置の使用が拡大している傾向にある。
一方、タッチパネルが、液晶表示装置の上部に配置されることにより、タッチパネルを具備した製品では、厚み、又はサイズの増加、屈折界面の影響による光学特性の低下が起こる。また、液晶表示装置の他に、タッチパネルが必要なことによる製造コスト高などの問題があり、液晶表示装置と、タッチパネルを一体形成することが検討されている。
近年、このような、液晶表示装置とタッチパネルが一体形成された、いわゆるセンサ機能を有する液晶表示装置が提案されている。センサ機能を有する液晶表示装置の一つとして、下記特許文献1には、液晶表示装置の液晶パネルに、手、又は物体が接触する場合に発生する外部圧力を、液晶パネルを構成する一対の基板間の電気的接触によって検出する方法が記載されている。
図22A,Bに、従来のセンサ機能を有する液晶表示装置、すなわち、タッチパネル内蔵液晶表示装置の概略構成を示す。従来のセンサ機能を有する液晶表示装置100は、アレイ基板101と、アレイ基板101に対向して設けられる対向基板102と、アレイ基板101、及び対向基板102の間に介在される、液晶層103とを含んで構成される。
まず、アレイ基板101について説明する。
アレイ基板101は、絶縁基板104と、その絶縁基板104上に画素に対応して形成される複数個のスイッチング素子である薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下TFT)107とを有して構成される。そして、TFT107上部には、TFT107を被覆して平坦化するための平坦化膜105を有し、平坦化膜105に形成されたコンタクト部118を通して、TFT107に接続される画素電極106が、その平坦化膜105上にパターン形成されている。さらに、その画素電極106上部には、図示しない配向膜を有する。
次に、対向基板102について説明する。
対向基板102は、ガラス、又はポリカーボネート(PC)等のような透明な絶縁基板109と、絶縁基板109の一主面に形成されるカラーフィルタ層110と、カラーフィルタ層110上に形成される平坦化膜111とを有する。また、平坦化膜111上には、突起状のセンサ調整層115と、そのセンサ調整層115を含む全面に形成される共通電極112とを有する。さらに、その共通電極112上の所定の位置に、液晶層103の厚さを保持する為に形成されるスペーサ層114と、そのスペーサ層114を除く全面に形成される図示しない配向膜とを有する。
カラーフィルタ層110は、赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色を持つ染料や顔料の入った樹脂膜で構成される。
平坦化膜111は、カラーフィルタ層110面上を平坦化するものであり、光透過性の材料で構成される。
センサ調整層115は、平坦化膜111上の所定の位置に突起状に形成されるものであり、セル厚(液晶層103の厚さ)よりも小さい値を有するように形成される。このセンサ調整層115を含む全面に、共通電極112が形成される。従来例においては、このセンサ調整層上面に形成される共通電極112により、センサ電極116が構成される。
また、スペーサ層114は、共通電極112上に等間隔で離間して形成されるものであり、柱状に、所定のセル厚の高さに形成される。このスペーサ層114により、アレイ基板101と対向基板102との間のセル厚が保持されることとなる。
以上の構成を有する対向基板102と、アレイ基板101とは、それぞれの配向膜108,113とが内側に面するように、所定のセル厚を保持して配置される。このセル厚は、スペーサ層114の高さにより面上で一定に保持されるものであり、このセル厚内に、所定の液晶材料が封入されることで液晶層103が形成される。
以上の構成を有する液晶表示装置100では、画素121毎に形成された画素電極106と共通電極112と液晶層103とにより、液晶セルが構成される。また、センサ電極116と、そのセンサ電極116に対向する位置の画素電極106とにより、タッチ位置を検出する位置検出部126が構成される。
また、図22Bに、液晶表示装置100の概略平面構成を示す。図22Bでは、簡単の為、アレイ基板101に形成された画素電極と、アレイ基板の画素電極、TFTに接続される信号配線及び走査配線を示す。液晶表示装置100では、信号配線120と走査配線123とで囲まれる領域が1つの画素121を構成する。また、図22Bには、センサ電極116が形成された位置を配線で示す。
図23に、図22A,Bに示すタッチセンサ内蔵型の液晶表示装置100の等価回路を示す。書き込み回路127から入力される信号は、信号配線120を介して、TFT107のソース電極Sに接続されている。また、信号配線120には、読み出し回路128が接続されている。TFT107のドレイン電極Dは、液晶セルLC、及び位置検出部126を構成する画素電極106に接続される。TFT107のゲート電極Gには、走査配線123から所望のパルス信号が入力される。液晶セルLCの共通電極112と位置検出部126のセンサ電極116は、コモン信号配線Vcomに接続されている。
液晶表示装置100において表示を行うときは、書き込み回路127からの信号が、スイッチSW1をオンすることにより、TFT107を介して液晶セルLCを構成する画素電極106に入力され、画素電極106と共通電極112との間に電圧が印加される。これにより、液晶セルLCにおける液晶117の配向が変化され、所望の表示がなされる。
また、図22A,Bに示す液晶表示装置100において、手や指等のタッチ対象125により、対向基板102を押して、圧力印加をする。そうすると、センサ電極116と、そのセンサ電極116に対向するアレイ基板101の画素電極106とが、配向膜108,113を介して接触する。そのとき、図20に示す回路では、コモン信号配線Vcomからの信号が、TFT107を介して信号配線120に入力され、スイッチSW2がオンされることにより、読み出し回路128に読み出される。このように、センサ電極116と、画素電極106との接触を検出することにより、タッチ対象125によるタッチされた位置を検出することができる。
このような従来のセンサ機能を有する液晶表示装置100では、センサ電極116と画素電極106とが電気的に接続することで、タッチ対象125によりタッチされた位置の検出がされる。このため、2つの電極間距離が近いほど、小さい外圧の印加で、タッチされた位置の検出が可能となる。そして、スペーサ層114とセンサ電極116との高さの差は小さければ小さい程、センサとしてのタッチ性がよくなる。また、このような液晶表示装置100では、1対のセンサ電極116と画素電極106との接触により簡単にタッチ位置が検出できる。しかしながら、その一方で、スペーサ層114とセンサ電極116との高さの差が小さすぎると、導電性の異物があった場合は、センサ電極116と画素電極106とが常時接触することになり、誤検知してしまう可能性が大きくなる。さらに、センサ電極116を、画素電極106側に形成し、画素電極106とセンサ電極116を兼ねる構成とした場合では、センサ電極116の部分は点欠陥となり、画質にも影響を及ぼす。つまり、歩留まりや品質面で生産上に大きな問題が生じる。
特に、液晶表示装置100では、アレイ基板101と対向基板102の液晶層103に面する表面は、液晶の配向させるためのラビング処理がなされるが、ラビング処理による異物や、また、カラーフィルタの塗料などの異物が発生しやすい。このため、上述の問題が起こりやすい。
また上述のような異物によるセンサ機能の誤検知の問題は、センサ機能が液晶表示装置に内蔵された場合に限らず、センサ機能が他の表示装置に内蔵される構成や、タッチパネルのみの構成においても起こる。
特開2007−95044号公報
上述の点に鑑み、本発明は、高感度で、かつ、歩留まりのよい情報入力装置、および情報入出力装置を提供するものである。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の情報入力装置は、第1の基板と、第2の基板と、位置検出部とを有する。第1の基板と第2の基板は対向して形成されるものである。また、位置検出部は、少なくとも3つ以上のセンサ電極で構成されており、第1の基板または、第2の基板の少なくとも一方の基板のたわんだ位置を、3つのセンサ電極間の電気的変化により検出するものである。
本発明の情報入力装置では、3つ以上のセンサ電極により、基板のたわんだ位置が検出されるので、基板にタッチした位置を検出することができ、また、3つ以上のセンサ電極を用いることで、誤検知が低減される。
また、本発明の情報入出力装置は、第1の基板と、第2の基板と、位置検出部と、画素電極と、共通電極とを有する。第1の基板と第2の基板は対向して形成されるものである。また、位置検出部は、少なくとも3つ以上のセンサ電極で構成されており、第1の基板または、第2の基板の少なくとも一方の基板のたわんだ位置を、3つのセンサ電極間の電気的変化により検出するものである。また、画素電極及び共通電極は画素毎に形成されており、画素電極と共通電極の、電極間の電圧もしくは電流の変化により、第1の基板、又は第2の基板から射出する光の光量を制御する。
本発明の情報入出力装置では、3つ以上のセンサ電極により、基板のたわんだ位置が検出されるので、基板にタッチした位置を検出することができ、また、3つ以上のセンサ電極を用いることで、誤検知が低減される。
また、画素電極と共通電極の、電極間の電圧もしくは電流の変化により、第1の基板、又は第2の基板から射出される光の光量を制御することにより、所望の映像が表示される。
本発明によれば、高感度で、かつ、歩留まりのよい情報入力装置及び情報入出力装置を得ることができる。
A,B 本発明の第1の実施形態における情報入出力装置の概略断面構成及び、平面構成である。 本発明の第1の実施形態における情報入出力装置をタッチ対象により動作させたときの概略断面構成図である。 本発明の第1の実施形態における情報入出力装置の等価回路図である。 本発明の第1の実施形態における情報入出力装置と従来の情報入出力装置における不良率のグラフである。 本発明の第1の実施形態における情報入出力装置に適用できるカラーフィルタ層の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態における情報入出力装置に適用できるカラーフィルタ層の概略構成図である。 A,B 本発明の第2の実施形態における情報入出力装置の概略断面構成及び、平面構成である。 本発明の第2の実施形態における情報入出力装置をタッチ対象により動作させたときの概略断面構成図である。 A,B 本発明の第2の実施形態の変形例1における平面構成図及びそのA−A’線上に沿う断面構成図である。 A,B 本発明の第2の実施形態の変形例2における平面構成図及びそのA−A’線上に沿う断面構成図である。 A,B 本発明の第3の実施形態における情報入出力装置の概略断面構成図及び、平面構成図である。 本発明の第3の実施形態における情報入出力装置をタッチ対象により動作させたときの概略断面構成図である。 A,B 本発明の第4の実施形態における情報入出力装置の概略断面構成図、及び平面構成図である。 本発明の第4の実施形態における情報入出力装置をタッチ対象により動作させたときの概略断面構成図である。 本発明の第5の実施形態における情報入出力装置の概略断面構成図である。 A,B 本発明の第5の実施形態における情報入出力装置における共通電極の平面構成である。 本発明の第5の実施形態における情報入出力装置をタッチ対象により動作させたときの概略断面構成図である。 本発明の第6の実施形態における情報入出力装置の概略平面構成図である。 A,B 本発明の第6の実施形態における情報入出力装置の概略断面構成図である。 本発明の第6の実施形態における情報入出力装置をタッチ対象により動作させたときの概略断面構成図である。 本発明の第7の実施形態における情報入力装置の概略断面構成図である。 A,B 従来例における情報入出力装置の概略断面構成及び、平面構成図である。 従来例における情報入出力装置の等価回路図である。
以下に、本発明の実施形態に係る情報入力装置及び情報入出力装置の一例を、図1〜図21を参照しながら説明する。本発明の実施形態は以下の順で説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではない。
1.第1の実施形態:情報入出力装置の例(タッチパネル内蔵液晶表示装置)
2.第2の実施形態:情報入出力装置の例(タッチパネル内蔵液晶表示装置)
3.第3の実施形態:情報入出力装置の例(タッチパネル内蔵液晶表示装置)
4.第4の実施形態:情報入出力装置の例(タッチパネル内蔵液晶表示装置)
5.第5の実施形態:情報入出力装置の例(タッチパネル内蔵液晶表示装置)
6.第6の実施形態:情報入出力装置の例(タッチパネル内蔵液晶表示装置)
7.第7の実施形態:情報入力装置の例(タッチパネル)
〈1.第1の実施形態〉
[情報入出力装置の構成]
図1A,Bに、本発明の第1の実施形態に係る情報入出力装置の概略断面構成及び平面構成を示す。図1A,Bに示す情報入出力装置1は、センサ機能を有する液晶表示装置、すなわち、タッチパネル内蔵液晶表示装置を例としたものである。
図1Aに示すように、本実施形態例の情報入出力装置1は、複数の薄膜トランジスタ(以下、TFT)11が形成される側の第1の基板2と、その第1の基板2に対向して設けられた第2の基板3と、その2つの基板間に設けられた液晶層4を有して構成されている。さらに、第1の基板2、及び第2の基板3間に構成される位置検出部24を有して構成されている。第1の基板2、第2の基板3、液晶層4、及び位置検出部24について、順に詳述する。
まず、第1の基板2について説明する。
第1の基板2は、絶縁基板5、TFT11、絶縁膜6、共通電極7、絶縁膜8、センサ調整層10a,10b、画素電極9、第1センサ電極19a,19b、スペーサ層18、及び図示しない配向膜を含んで構成されている。
絶縁基板5は、例えば、ガラスやポリカーボネート等からなる透明な材料で構成されている。絶縁基板5の、液晶層4に面する側の上部には、図1Bに示すように、複数本の信号配線20と、その信号配線20と交差するように形成された複数本の走査配線23とが形成されている。また、図1Bでは図示を省略するが、信号配線20と走査配線23との交差部には、図1Aに示すTFT11が形成されている。信号配線20と走査配線23とに囲まれた領域が1つの画素21を構成する。
TFT11は、スイッチング素子として用いられるものであり、画素21に対応してアレイ状に複数個設けられている。図示しないが、図1Bに示す信号配線20は、TFT11のゲート電極に接続されており、走査配線23は、TFT11のソース電極に接続されている。そして、TFT11のゲート電極及びソース電極には、信号配線20及び走査配線23からそれぞれの信号が供給される。
絶縁膜6は、光透過性の絶縁材料により、絶縁基板5上のTFT11を被覆する全面に形成されている。そして、絶縁膜6上部には、共通電極7が形成されている。
共通電極7は、透明電極とされ、例えばITO等の透光性導電材料を用いて形成されている。共通電極7は、複数の画素21に跨って形成されてもよく、複数の画素21に形成された共通電極7には、共通の電位が供給される。
絶縁膜8は、共通電極7を被覆して絶縁膜6上に形成されており、光透過性の絶縁材料で形成される。
2つのセンサ調整層10a,10bは、隣接する2つの画素21の絶縁膜8上に1つずつ、それぞれ突起状に形成されており、液晶層4の厚さ、すなわち、セル厚よりも低く形成されている。センサ調整層10a,10bは、画素21の光透過領域以外の遮光領域に形成されるのが好ましい。このセンサ調整層10a,10bは、位置検出部24を構成する、後述の第1センサ電極19a,19bと、第2センサ電極16の間の距離を調整する層である。
画素電極9は、センサ調整層10a,10bを含む絶縁膜8上に、画素21毎にパターン形成されており、画素電極9の光透過領域には、複数本(図1Bでは1本)のスリット22が形成されている。画素21毎に形成された画素電極9は、絶縁膜8及び絶縁膜6に形成されたコンタクト部12を介して、対応するTFT11のドレイン電極(図示を省略)に電気的に接続されている。画素電極9は、透明電極とされ、例えばITO等の透光性導電材料を用いて形成されている。
そして、本実施形態例では、センサ調整層10a,10bの上部に形成された画素電極9は、位置検出部24を構成する第1センサ電極19a,19bを兼ねる。そして、本実施形態例では、隣接する二つの画素21に1つずつ形成された2つの第1センサ電極19a,19bで一組とされる。各画素電極9は、対応するTFT11のドレイン電極を介して、画素21毎に異なる信号配線20に接続されている。これにより、一組の第1センサ電極19a,19には、異なる信号配線20からそれぞれの電位が供給されることとなる。
スペーサ層18は、液晶層4の厚さ、すなわち、セル厚(セルギャップ)を面内で一定に保持するために、画素電極9上の所望の領域に、柱状に形成される。スペーサ層18は、画素の光透過領域以外の遮光領域に形成されるのが好ましい。
そして、画素電極9を含む液晶層4に面する絶縁膜8上には、図示しない配向膜が形成されている。
また、本実施形態例では、共通電極7と、共通電極7に対向する画素電極9とにより、表示電極が構成される。
次に、第2の基板3について説明する。
第2の基板3は、絶縁基板13と、カラーフィルタ層14と、平坦化膜15と、第2センサ電極16と、図示しない配向膜とを含んで構成されている。
絶縁基板13は、例えば、ガラスやポリカーボネート等からなる透明な材料で構成されている。
カラーフィルタ層14は、絶縁基板上の液晶層に面する側に形成されており、赤(R)、青(B)、緑(G)の三原色を持つ染料や顔料の入った樹脂膜で、画素21毎に形成されている。
平坦化膜15は、光透過性の絶縁材料により、カラーフィルタ層14上の液晶層4に面する側に形成されている。この平坦化膜15は無くても構わないが、電気的な変化を読み取るセンサ電極間の距離の段差を低くするためには、平坦化膜15が形成されることが好ましい。
第2センサ電極16は、第2の基板3の平坦化膜15上に形成されており、第1の基板2に形成された第1センサ電極19a,19bに対向する領域に形成されている。この第2センサ電極16は、電位が供給されない、フローティング電極とされている。
また、第2センサ電極16は、透明な導電性材料で形成される画素電極9や、共通電極7とは別工程で形成される。このため、第2センサ電極16を、導電性材料であるMo,Al,Cr等の金属材料や導電性樹脂材料等で形成し、ブラックマトリックス形成と同一工程で形成することで、工程数を削減しながら、光学特性の向上を図ることができる。
そして、第2センサ電極16を含む液晶層4に面する平坦化膜15上には、図示しない配向膜が形成されている。
ところで、第1の基板上の配向膜もそうだが、配向膜は絶縁性が高く、そのまま配置すると感度が著しく落ちる。そこで、望ましくは別プロセスで、第2センサ電極16上の配向膜を除去するか、工程の順番を変更して、第2センサ電極16を、配向膜上に形成することが望ましい。また、センサ調整層上に形成された配向膜はセンサ調整層上以外の電極上の配向膜より、薄いか、もしくはほとんどないため、センサ感度を向上させることができる。そのため、第1の基板側もしくは両方の基板にセンサ調整層を形成するのが望ましい。
次に、液晶層4について説明する。
液晶層4は、互いの図示しない配向膜を向き合わせて配置された第1の基板2と第2の基板3との間に液晶17が封入されることにより形成されている。液晶層4の厚さは、前述したスペーサ層18の高さにより安定に保持されている。本実施形態例では、液晶層4と、画素電極9と、共通電極7とにより画素21毎に液晶セルが構成される。
この液晶層4では、画素電極9及び共通電極7に印加された電圧によって液晶17の配向が変化される。液晶17の配向を変化させて、液晶層4を透過する光を変調することにより、所望の情報を出力することができる。
以上のような、液晶層4を狭持して構成される第1の基板2と第2の基板との間では、一組の第1センサ電極19a,19bと、第2センサ電極16の、3つの電極により、位置検出部24が構成されている。これにより、本実施形態例の情報入出力装置1はタッチセンサの機能を有する構成とされている。
位置検出部24では、センサ調整層10a,10bの高さを調整することにより、第1センサ電極19a,19bと、第2センサ電極16との間の電極間距離を調整することができる。タッチセンサの感度を向上させるために、第1センサ電極19a,19bと、第2センサ電極16との間の電極間距離は、0.5μm以下とされることが好ましい。また、このとき、センサ調整層10a,10bの高さはそろっていることが好ましく、第1センサ電極19aと第1センサ電極19bとの高さの差は、0.1μm以下であることが好ましい。
このように、センサ調整層10a,10bの高さを調整して、第1センサ電極19a,19bと第2センサ電極との電極間距離を調整することにより、タッチセンサの感度を向上させることができる。本実施形態例では、第1センサ電極19a,19bをセンサ調整層10a,10b上に形成する構成としたが、これに限られるものではない。第2センサ電極16をセンサ調整層上に形成する例としてもよく、また、第1センサ電極19a,19b及び第2センサ電極16を全てセンサ調整層上に形成する例としてもよい。
また、このような位置検出部24は、光学的特性の劣化を防止するために、走査配線23を遮光する遮光膜や、ブラックマトリックスが形成される遮光領域に形成されることが好ましい。また、このように位置検出部24は遮光領域に形成される必要があるため、解像度によっては開口率に影響する場合がある。このため、情報入出力装置1における、位置検出部24の光透過率への影響を考慮すると、位置検出部24は、赤色(R)や青色(B)のカラーフィルタ層14に相当する領域に配置されるのが好ましい。
上述した本実施形態例の情報入出力装置1では、図2に示すように、表示面26を指等のタッチ対象25によりタッチすることにより、第2の基板3が第1の基板2側にたわむ。これにより、位置検出部24においては、第2センサ電極16と、2つの第1センサ電極19とが電気的接触をする。そうすると、異なる信号配線20に接続されている2つの第1センサ電極19a,19bが、フローティング電極である第2センサ電極16の橋渡しによって電気的に接続され、タッチ位置が検出される。
このように、本実施形態例の情報入出力装置1では、液晶層4を透過する光を変調することにより、所望の情報を出力することができると共に、位置検出部24にて表示面のタッチ位置を検出することにより、所望の情報を入力することができる。
[情報入出力装置の駆動方法]
以下に、本実施形態例の情報入出力装置におけるタッチ位置の検出時の動作を、図3に示す等価回路を用いて説明する。
図3では、隣接する2つの画素21分に相当する等価回路を示している。この隣接する2つの画素21の一方の画素21aには、第1センサ電極19aが形成されており、他方の画素21bには、第1センサ電極19bが形成されている。
一方の画素21aのTFT11のソース電極Sには、信号配線20aが接続されており、ゲート電極Gには、走査配線23が接続されている。また、TFT11のドレイン電極Dは、液晶セルLC1の画素電極、蓄積容量の一方の電極、及び位置検出部24を構成する第1センサ電極19aに接続されている。信号配線20aには、スイッチTSW1を介して所望の信号が入力される。また、信号配線20aには、スイッチRSWを介して、検出信号Rの出力部47が接続されている。
他方の画素21bのTFT11のソース電極Sには、信号配線20bが接続されており、ゲート電極Gには、走査配線23が接続されている。また、TFT11のドレイン電極Dは、液晶セルLC2の画素電極、蓄積容量の一方の電極、及び位置検出部24を構成する第1センサ電極19bに接続されている。信号配線20bには、スイッチTSW2を介して所望の信号が入力される。
画素21a,21bを構成するそれぞれの共通電極7には、コモン信号配線Vcomが接続されており、また、蓄積容量Cs1,Cs2には、容量配線Csが接続されている。また、画素21a,21bのTFT11では、走査配線23からのパルス信号により、ソース電極Sとドレイン電極Dが電気的に接続される。
まず、画素21aでは、スイッチTSW1をオンすることにより、信号配線20aからプリチャージ信号Tsig1がTFT11のソース電極Sに入力される。一方、画素21bでは、スイッチTSW2をオンすることにより、信号配線20bから、プリチャージ信号Tsig1と逆極性のプリチャージ信号Tsig2がTFT11のソース電極Sに印加される。プリチャージ信号Tsig1,Tsig2は、走査配線23からのパルス信号により、所望の期間、画素電極9、蓄積容量Cs1,Cs2の一方の電極、第1センサ電極19a,19bに印加される。
ここで、位置検出部24において、タッチ対象による押圧により、第2センサ電極16が第1センサ電極19a,19bに接続され、第1センサ電極19aと第1センサ電極19bが電気的に接続される。このとき、スイッチTSW1はオフされており、信号配線20aはフローティングにされている。そうすると、第1センサ電極19bには逆極性のプリチャージ信号Tsig2が印加されているため、一方の信号配線、図3では、信号配線20a側に、プリチャージ信号Tsig2の電位による検出信号Rが入力される。
信号配線20aに、TFT11を介して位置検出部24から入力された検出信号Rは、スイッチRSWをオンすることにより、出力部47を介して出力される。
このように、本実施形態例の情報入出力装置1では隣接する2つの画素21(21a,21b)の信号配線20(20a,20b)に、逆極性のプリチャージ信号を入力しておくことで、位置検出部24からの検出信号Rが読み出される。
図3において、位置検出部24における電気的変化は、第1センサ電極19a,19b間の電気的な接続による電圧変化で検出したが、第1センサ電極19aと第1センサ電極19b間の容量変化で検出してもよい。
図4に、本実施形態例の情報入出力装置1と、従来のタッチセンサ内蔵型液晶表示装置の不良率を示す。ここでいう不良とは、位置検出部を構成する電極が異物等により、常時接触することによる誤検知や点欠陥のことを指す。図4では横軸に位置検出部を構成する電極間距離(本実施形態例では、第1センサ電極19a,19bと、第2センサ電極16間の距離)を示し、縦軸に、発生率を示す。
図4によれば、従来のタッチセンサ内蔵型液晶表示装置では、位置検出部を構成する電極間距離を小さくするにつれて、不良率が大幅に増加している。これに対し、本実施形態例の情報入出力装置1では、第1センサ電極19a,19bと第2センサ電極16間の距離を0.3μmまで小さくしても、不良率がほぼ0%となっている。
この結果により、本実施形態例の情報入出力装置1は、高感度で、かつ、歩留まりが良いことがわかる。
本実施形態例の情報入出力装置1では、2つの第1センサ電極19a,19b間の電気的変化を、電位が印加されていないフローティング電極である第2センサ電極16の橋渡しにより行われる。すなわち、3つのセンサ電極が接触して初めてタッチ位置が検出されるという構成であるので、2つのセンサ電極間の電気的変化によってタッチ位置を検出場合に比べて、誤検知が低減される。このため、センサ調整層10a,10bを用いてセンサ電極間の距離を小さくし、位置検出部24のセンサ感度を向上させた場合でも、異物等による誤検知などが低減され、歩留りの向上が図られる。
ところで、通常、カラーフィルタ層14は、図1Aに示すように、隣接画素間で色が異なるように形成されている。そして、カラーフィルタ層14は、色毎に、パターニングによって形成するため、隣接するカラーフィルタ層14の膜厚が互いに異なり、画素間で段差が発生したり、また、カラーフィルタ層14が、凹状、凸状に形成されたり、もしくは傾斜して形成されたりする。そうすると、位置検出部24において、第1センサ電極19a,19bと第2センサ電極16との間の距離に差が生じるので、感度制御が難しくなる問題や、歩留まりが悪化するという問題がある。
そこで、位置検出部24を構成する第2センサ電極16が、同色のカラーフィルタ層14上に形成されることが好ましい。図5は、カラーフィルタ層14の平面図であり、カラーフィルタ層14を、第2センサ電極16が形成される領域において、隣接する画素21に延在するようにパターニングした例である。
図5における例では、赤色のカラーフィルタ層14rを隣接画素に延在させて形成し、赤色のカラーフィルタ層14r上に、第2センサ電極16を形成している。このように、同色のカラーフィルタ層14r上に第2センサ電極16が形成されることにより、タッチ感度の低下を抑えることが可能となる。
また、図6に示すように、カラーフィルタ層14と同層の、第2センサ電極16が形成される位置に、ブラックマトリックス27を形成し、そのブラックマトリックス27上に第2センサ電極16を構成する例としてもよい。この場合も、位置検出部24を構成する第1センサ電極19a,19b及び第2センサ電極16間の距離を安定に形成することができる。
〈2.第2の実施形態〉
[情報入出力装置の構成]
図7A,Bに、本発明の第2の実施形態に係る情報入出力装置の概略断面構成及び平面構成を示す。図7A,Bに示す情報入出力装置は、センサ機能を有する液晶表示装置、すなわち、タッチパネル内蔵液晶表示装置を例としたものである。図7において、図1に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
本実施形態例の情報入出力装置は、第1の実施形態の情報入出力装置1の画素電極及び、位置検出部の構成を一部変更した例である。
図7A,Bに示すように、本実施形態例の情報入出力装置30では、2つのセンサ調整層31a,31bは、1つの画素21内の、走査配線23が伸びる方向に並んで形成されている。この例での「1つの画素内」とは、1画素分のカラーフィルタ層14が形成された領域をいう。そして、2つのセンサ調整層のうち、一方のセンサ調整層31a上には、その画素21を構成する画素電極39が形成されており、他方のセンサ調整層31b上には、その画素21に隣接する画素21を構成する画素電極39が延在して形成されている。
そして、本実施形態例では、センサ調整層31a,31bの上部に形成された画素電極39は、位置検出部24を構成する第1センサ電極39a,39bを兼ねる。本実施形態例では、1つの画素21に形成された2つの第1センサ電極39a,39bで一組とされる。画素電極9には、ドレイン電極を介して画素21毎に異なる電位が供給されるが、一組の第1センサ電極39a,39bは、隣接する画素電極39でそれぞれ構成されているので、それぞれの第1センサ電極39a,39bには、異なる電位が供給されることとなる。すなわち、一組の第1センサ電極39a,39bは、それぞれTFT11を介して異なる信号配線20に接続される構成とされている。
また、第2センサ電極36は、第2の基板3の平坦化膜15上の、第1の基板2に形成された第1センサ電極39a,39bに対向する領域に形成されている。また、この第2センサ電極36は、電位が供給されない、フローティング電極とされている。本実施形態例においては、第1センサ電極39a,39bは、それぞれ同一画素内に形成されているので、第2センサ電極36は、同一色のカラーフィルタ層14に対向する位置に形成することができる。前述したように、異なる色のカラーフィルタ層14は、それぞれのカラーフィルタ層14間で段差が形成されてしまうため、異なる色のカラーフィルタ層14上に延在して形成される膜では、凹凸が形成されてしまう。しかしながら、本実施形態例では、1つの画素21内に、2つの第1センサ電極39a,39bを形成しているので、同一色のカラーフィルタ層に対向する位置に第2センサ電極36を形成することができ、第2センサ電極36の平坦性を確保することができる。これにより、情報入出力装置30の信頼性が向上する。
本実施形態例では、一組の第1センサ電極39a,39bと、第2センサ電極36の、3つの電極により、位置検出部24が構成されている。
本実施形態例の情報入出力装置30では、図8に示すように、表示面26を指等のタッチ対象25によりタッチすることにより、第2の基板3が第1の基板2側にたわむ。これにより、位置検出部34においては、第2センサ電極36と、2つの第1センサ電極39a,39bとが電気的接触をする。そうすると、異なる信号配線20に接続されている2つの第1センサ電極39a,39bが、フローティング電極である第2センサ電極36の橋渡しによって電気的に接続され、タッチ位置が検出される。
このとき、本実施形態例の情報入出力装置30においても、第1の実施形態と同様の回路構成による検出方法により、タッチ位置の検出がなされる。
本実施形態例では、1画素内に2つの第1センサ電極39a,39bが形成されることにより、同一のカラーフィルタ層14に対向して第2センサ電極36が形成されるので、カラーフィルタ層14の段差の影響を受けることがない。その他、第1の実施形態と同様の効果を得る。
本実施形態例では、走査配線23方向に並んで2つの第1センサ電極39a,39bを構成する例としたが、その他、以下の変形例が可能である。
[第2の実施形態の変形例1]
図9Aに、第2の実施形態における変形例1の概略平面構成を示し、図9Bに、図9AのA−A’断面構成を示す。図9A,Bにおいて、図1A,Bに対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
変形例1においては、2つの第1センサ電極33a,33bは、1つの画素21内の走査配線23と直交する方向に並んで形成されている。その為、図9Bに示すように、第1センサ電極33a,33bの高さを出すために構成されるセンサ調整層32a,32bも、単位画素21内の走査配線23が伸びる方向と直交する方向に並んで形成される。またセンサ調整層32a上には、センサ調整層32aが形成される画素21に隣接する画素21の画素電極33が延在して形成されることにより第1センサ電極33aを構成されている。一方、センサ調整層32b上には、センサ調整層32aが形成される画素21の画素電極33が形成されることにより、第1センサ電極33bが構成されている。すなわち、これらの第1センサ電極33a,33bは、それぞれ異なる信号配線20に接続されている。
第2センサ電極37は、第2の基板3の平坦化膜15上に形成されており、第1の基板2に形成された第1センサ電極33a,33bに対向する領域に形成されている。この第2センサ電極37は、電位が供給されない、フローティング電極とされている。変形例においては、第1センサ電極33a,33bは、それぞれ同一画素内に形成されているので、第2センサ電極37は、同一色のカラーフィルタ層14(図9Aでは、赤色(R)のカラーフィルタ層14)に対向する位置に形成することができる。
変形例1では、一組の第1センサ電極33a,33bと、第2センサ電極37の、3つの電極により、位置検出部35が構成されている。
この変形例1においても、表示面26を指等の図示しないタッチ対象によりタッチすることにより、第2の基板3が第1の基板2側にたわむ。これにより、位置検出部35においては、第2センサ電極37と、2つの第1センサ電極33a,33bとが電気的接触をする。そうすると、異なる信号配線20に接続されている2つの第1センサ電極33a,33bが、フローティング電極である第2センサ電極37の橋渡しによって電気的に接続され、タッチ位置が検出される。
変形例1によれば、1画素内に2つの第1センサ電極33a,33bが形成されることにより、同一のカラーフィルタ層14に対向して第2センサ電極37が形成されるので、カラーフィルタ層14の段差の影響を受けることがない。このため、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
ところで、近年の液晶表示装置における高精細化により、画素幅が狭く、色間の膜厚が異なる場合、同じ色のカラーフィルタでも高さに傾斜ができる場合がある。プロセスやレイアウトにも依存はするが、例えば、赤色のカラーフィルタ層を中心に、緑色のカラーフィルタ層が厚く、青色のカラーフィルタ層が薄い場合を例にする。このような場合、同じ赤色のカラーフィルタ層でも緑色側は厚く、青色側は薄くなる場合がある。そのとき、図7の例のでは、センサ電極の電極間距離は均等にはならないが、この図9の例によると、電極間の距離は均等になるように維持される。
また、センサ調整層などのような構造物があると、一般にはその後ろはラビングが入りづらくなり、配向が乱れコントラストなど、画質の低下につながる。そこで、なるべくそれが低下しないような配置にする必要もあるため、ラビング方向にあわせて、図7及び図9のようなレイアウトで調整することも可能である。
[第2の実施形態の変形例2]
図10Aに、第2の実施形態における変形例2の概略平面構成を示し、図10Bに、図10AのA−A’断面構成を示す。図10A,Bにおいて、図1A,Bに対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
変形例2においては、2つの第1センサ電極38a,38bは、1つの画素21内の走査配線23と直交する方向に並んで形成されている。そして、図10Bに示すように、第1センサ電極38a,38bの高さを出すために構成されるセンサ調整層28は、1つの画素21内の走査配線23と直交する方向に1つ形成されている。センサ調整層28上の一部には、センサ調整層28が形成される画素21に隣接する画素21の画素電極29が延在して形成されることにより第1センサ電極38aが構成されている。一方、センサ調整層28上の一部には、センサ調整層28が形成される画素21の画素電極29が形成されることにより、第1センサ電極38bが構成されている。すなわち、これらの第1センサ電極38a,38bは、同一のセンサ調整層28上にパターニングされて形成されており、また、それぞれ異なる信号配線20に接続されている。
第2センサ電極37は、第2の基板3の平坦化膜15上に形成されており、第1の基板2に形成された第1センサ電極38a,38bに対向する領域に形成されている。この第2センサ電極37は、電位が供給されない、フローティング電極とされている。変形例においては、第1センサ電極38a,38bは、それぞれ同一画素内に形成されているので、第2センサ電極37は、同一色のカラーフィルタ層14(図10Aでは、赤色(R)のカラーフィルタ層14)に対向する位置に形成することができる。
変形例2では、一組の第1センサ電極38a,38bと、第2センサ電極37の、3つの電極により、位置検出部48が構成されている。
この変形例2においても、表示面26を指等の図示しないタッチ対象によりタッチすることにより、第2の基板3が第1の基板2側にたわむ。これにより、位置検出部48においては、第2センサ電極37と、2つの第1センサ電極38a,38bとが電気的接触をする。そうすると、異なる信号配線20に接続されている2つの第1センサ電極38a,38bが、フローティング電極である第2センサ電極37の橋渡しによって電気的に接続され、タッチ位置が検出される。
変形例2によれば、1画素内に2つの第1センサ電極38a,38bが形成されることにより、同一のカラーフィルタ層14に対向して第2センサ電極37が形成されるので、カラーフィルタ層14の段差の影響を受けることがない。このため、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
〈3.第3の実施形態〉
[情報入出力装置の構成]
図11A,Bに、本発明の第3の実施形態に係る情報入出力装置の概略断面構成及び平面構成を示す。図11A,Bに示す情報入出力装置40は、センサ機能を有する液晶表示装置、すなわち、タッチパネル内蔵液晶表示装置を例としたものである。図11において、図1に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
本実施形態例の情報入出力装置40は、第1の実施形態の情報入出力装置1の画素電極及び、位置検出部の構成を一部変更した例である。本実施形態例では、3つの第1センサ電極49a,49b,49cと、2つの第2センサ電極46a,46bの、計5つの電極により、位置検出部44が構成されている。
図11A,Bに示すように、本実施形態例の情報入出力装置40では、3つのセンサ調整層41a,41b,41cが第1の基板2の絶縁膜8上に形成されており、隣接する3つの画素21に対してそれぞれ1つずつ形成されている。そして、3つのセンサ調整層41a,41b,41cのうち、一方端のセンサ調整層41a上、及び他方端のセンサ調整層41b上には、それぞれの画素21を構成する画素電極49が形成されている。そして、センサ調整層41a,41b上に形成された画素電極は、第1センサ電極49a,49bを兼ねる。また、センサ調整層41aが形成される画素21と、センサ調整層41bが形成される画素21との間の画素21に形成されたセンサ調整層41c上には、画素電極49と電気的に接続されない第1センサ電極49cが形成されている。この第1センサ電極49cは、フローティング電極とされるものである。
第2センサ電極46aは、第2の基板3の平坦化膜15上に形成されており、第1の基板2に形成された第1センサ電極49aと、第1センサ電極49cの一部に対向する領域に形成されている。また、第2センサ電極46bは、第2の基板3の平坦化膜15上に形成されており、第1の基板2に形成された第1センサ電極49bと、第1センサ電極49cの一部に対向する領域に形成されている。また、この第2センサ電極46a,46bは、電位が供給されない、フローティング電極とされている。
本実施形態例の情報入出力装置40では、図12に示すように、表示面26を指等のタッチ対象25によりタッチすることにより、第2の基板3が第1の基板2側にたわむ。これにより、位置検出部44においては、2つの第2センサ電極46a,46bと、3つの第1センサ電極49a,49b,49cが電気的接触をする。そうすると、異なる信号配線20に接続されている2つの第1センサ電極49a,49bが、フローティング電極である第2センサ電極46a,46b及び第1センサ電極49cの橋渡しによって電気的に接続され、タッチ位置が検出される。
このとき、本実施形態例の情報入出力装置40においても、第1の実施形態と同様の回路構成による検出方法により、タッチ位置の検出がなされる。
本実施形態例では、3つの第1センサ電極49a,49b,49cと、2つの第2センサ電極46a,46bの計5つの電極により、位置検出部44が構成される。これにより、異物混入による誤信号の検知をさらに回避することができる。
〈4.第4の実施形態〉
[情報入出力装置の構成]
図13A,Bに、本発明の第4の実施形態に係る情報入出力装置の概略断面構成及び平面構成を示す。図13A,Bに示す情報入出力装置80は、センサ機能を有する液晶表示装置、すなわち、タッチパネル内蔵液晶表示装置を例としたものである。図13において、図11に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
本実施形態例の情報入出力装置80は、第4の実施形態の情報入出力装置40の画素電極及び、位置検出部の構成を一部変更した例である。本実施形態例では、3つの第1センサ電極49a,49b,49cと、1つの第2センサ電極86の、計4つの電極により、位置検出部84が構成されている。
図13A,Bに示すように、本実施形態例の情報入出力装置80では、3つのセンサ調整層41a,41b,41cが第1の基板2の絶縁膜8上に形成されており、隣接する3つの画素21対してそれぞれ1つずつ形成されている。そして、3つのセンサ調整層41a,41b,41c上には、それぞれの画素21を構成する画素電極49が形成されている。センサ調整層41a,41b,41c上に形成されたこれらの画素電極49は、第1センサ電極49a,49b,49cを兼ねる。
第2センサ電極86は、第2の基板3の平坦化膜15上に形成されており、第1の基板2に形成された第1センサ電極49a,49b,49cに対向する領域に形成されている。また、この第2センサ電極86は、電位が供給されない、フローティング電極とされている。
本実施形態例の情報入出力装置80では、図14に示すように、表示面26を指等のタッチ対象25によりタッチすることにより、第2の基板3が第1の基板2側にたわむ。これにより、位置検出部44においては、第2センサ電極86と、3つの第1センサ電極49a,49b,49cが電気的接触をする。そうすると、異なる信号配線20に接続されている2つの第1センサ電極49a,49b,49cが、フローティング電極である第2センサ電極86の橋渡しによって電気的に接続され、タッチ位置が検出される。
このとき、本実施形態例の情報入出力装置80においても、第1の実施形態と同様の回路構成による検出方法により、タッチ位置の検出がなされる。この場合、少なくとも2つの第1センサ電極と、第2センサ電極86との電気的接触により、タッチ位置が検出されればよい。
本実施形態例では、3つの第1センサ電極49a,49b,49cと、1つの第2センサ電極86の計4つの電極により、位置検出部84が構成される。これにより、異物混入による誤信号の検知をさらに回避することができる。
また、本実施形態例のように、3つの第1センサ電極のうち、少なくとも2つの第1センサ電極をタッチ位置検出に用いる構成は、1つの第1センサ電極が、絶縁物からなる異物によって、使用できなくなった場合に有効である。すなわち、1つの第1センサ電極と、第2センサ電極間が、異物により電気的に接触できなくても、他の2つの第1センサ電極が機能すればよいので、絶縁異物が多い場合にも歩留りを向上させることができる。
〈5.第5の実施形態〉
[情報入出力装置の構成]
図15に、本発明の第5の実施形態に係る情報入出力装置の概略断面構成を示す。図15に示す情報入出力装置50は、センサ機能を有する液晶表示装置、すなわち、タッチパネル内蔵液晶表示装置を例としたものである。図15において、図1Aに対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。また、本実施形態例における要部の平面構成は、図1Bと同様であるから、図示を省略する。
本実施形態例の情報入出力装置50は、第1の実施形態の情報入出力装置1の共通電極の構成を一部変更した例である。
本実施形態例の情報入出力装置50においては、共通電極57が、第2の基板3における平坦化膜15上の、第2センサ電極16の同一平面上に形成されている。すなわち、本実施形態例では、第1の基板2側には、画素電極9のみが形成される。
図16Aに、本実施形態例の共通電極57の概略平面構成を示す。本実施形態例では、共通電極57と第2センサ電極16とが同層に形成され、また、第2センサ電極16がフローティング電極とされている。このため、本実施形態例では、平面状に形成された電極層をパターニングして分離部58を形成することにより、同一工程で、共通電極57と第2センサ電極16とを形成することができる。
また、本実施形態例においては、図16Bに示すように、分離部58の他に、共通電極57の所定の位置をエッチングにより除去し、開口部55を設ける構成としてもよい。この開口部55は、液晶層4の液晶17の配向を調整するために設けられるものである。この場合においても、共通電極57と第2センサ電極16とを同一工程で形成することができ、また、第2センサ電極16を共通電極57から分離するための分離部58と、配向を調整する開口部55とを同一工程で形成することができる。
本実施形態例の情報入出力装置50では、図17に示すように、表示面26を指等のタッチ対象25によりタッチすることにより、第2の基板3が第1の基板2側にたわむ。これにより、位置検出部24においては、第2センサ電極16と、2つの第1センサ電極19a,19bが電気的接触をする。そうすると、異なる信号配線20に接続されている2つの第1センサ電極19a,19bが、フローティング電極である第2センサ電極16aの橋渡しによって電気的に接続され、タッチ位置が検出される。
このとき、本実施形態例の情報入出力装置50においても、第1の実施形態と同様の回路構成による検出方法により、タッチ位置の検出がなされる。
本実施形態例においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
〈6.第6の実施形態〉
[情報入出力装置の構成]
図18に、本発明の第6の実施形態に係る情報入出力装置の概略構成を示す。また、図19A,Bに、図18のA−A’線上に沿う断面構成、及びB−B’線上に沿う断面構成を示す。図18に示す情報入出力装置60は、センサ機能を有する液晶表示装置、すなわち、タッチパネル内蔵液晶表示装置を例としたものであり、半透過型の液晶表示装置の例である。図18,19において、図1B及び図15に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
本実施形態例の情報入出力装置60は、第5の実施形態の情報入出力装置50の画素電極の構成を一部変更した例であり、半透過型のタッチパネル内蔵液晶表示装置に本発明を適用する例である。
本実施形態例において、第1の基板2側に形成された画素電極70は、例えばITO等の透光性導電材料からなる透過部68と、AlやAg等の反射率の高い導電性金属材料からなる反射部69とで構成されている。本実施形態例において、反射部69の下層の絶縁膜6は、凹凸形状に形成されている。これにより、画素電極70は、外光を反射して表示する反射板としても機能するので、本実施形態例の液晶表示装置は、半透過型の情報入出力装置60とされる。
また、センサ調整層10a,10b上に形成された反射部69からなる画素電極70は、第1センサ電極69a,69bを兼ねる。
共通電極63は、第2の基板3の平坦化膜上に形成されたギャップ調整層67上に形成され、また、第2センサ電極66は、第2の基板3上のギャップ調整層67上の、第1センサ電極69a,69bに対向する位置形成されている。このとき、第2センサ電極66は、共通電極63と電気的に分離されており、フローティング電極とされている。
本実施形態例では、画素電極70を構成する反射部69からなる第1センサ電極69a,69bと、第2センサ電極66により、位置検出部64が構成されている。
本実施形態例の情報入出力装置60では、図20に示すように、表示面26を指等のタッチ対象25によりタッチすることにより、第2の基板3が第1の基板2側にたわむ。これにより、位置検出部24においては、第2センサ電極66と、2つの第1センサ電極69a,69bが電気的接触をする。そうすると、異なる信号配線20に接続されている2つの第1センサ電極69a,69bが、フローティング電極である第2センサ電極66の橋渡しによって電気的に接続され、タッチ位置が検出される。
このとき、本実施形態例の情報入出力装置60においても、第1の実施形態と同様の回路構成による検出方法により、タッチ位置の検出がなされる。
本実施形態例においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した第1〜第6の実施形態の情報入出力装置は、第1の基板と第2の基板のギャップ精度が高く、また、第1センサ電極と画素電極を兼ねる構成とすることができるため、タッチパネル内蔵型の液晶表示装置に最も適した装置である。また、第1〜第6の実施形態の情報入出力装置は、画素電極と第1センサ電極を兼ねる構成としたが、別途、第1センサ電極に接続される信号配線と走査配線とを設ける構成としてもよい。そうすることで、レイアウトの自由度や、位置検出部の反応速度を上げることができる。
また、第1〜第6の実施形態の情報入出力装置では、画素電極を兼ねる2つの第1センサ電極と、フローティング電極である第2センサ電極の3つの電極を用いて、タッチ位置を検出する構成とした。しかしながら、この構成に限られるものではなく、画素電極、共通電極、フローティング電極の3つの電極の組み合わせであっても、本発明を実施することができる。また、第1センサ電極を画素電極と兼ねる構成としたが、第1センサ電極及び第2センサ電極の3つの電極を、表示とは関係なく別途設ける構成としてもよい。
また、第1〜第6の実施形態の情報入出力装置は、タッチパネル内蔵型の液晶表示装置を例として用いた。しかし、本発明は、これに限られるものではなく、有機ELなどの表示装置にも適用することができる。
また、抵抗膜式のタッチパネル等、2つの相対する基板があり、外圧で反応する装置であれば、本発明が適応可能である。以下に、液晶表示装置等の所望の表示装置の上部に設置して用いることのできる情報入力装置に本発明を適用する例を示す。
〈7.第7の実施形態〉
[情報入力装置の構成]
図21に本発明の第7の実施形態に係る情報入力装置の概略断面構成を示す。本実施形態例の情報入力装置90は、液晶表示装置等の表示装置上に取り付けて用いることのできるタッチパネルを例とするものである。
本実施形態例の情報入力装置90は、第1の基板91と、第1の基板91に対向して形成される第2の基板92と、第1の基板91及び第2の基板92間に形成される位置検出部97とから構成されている。
第1の基板91は、例えば、ガラスやポリカーボネート等からなる透明な材料により、平板状に形成されている。第1の基板91上には、所定の高さに形成されたスペーサ層93が、面内で所定の間隔を有して形成されている。
第2の基板92は、第1の基板91に対向して形成され、例えば、ガラスやポリカーボネート等からなる透明な材料により、平板状に形成されている。第1の基板91と第2の基板92との距離は、スペーサ層93の高さにより一定に保持されている。
位置検出部97は、2つの第1センサ電極96a,96bと、1つの第2センサ電極95とから構成されている。
第1センサ電極96a,96bは、第1の基板91上に形成されている。また、第2センサ電極95は、第2の基板92上の、第1センサ電極96a,96bに対向する領域に形成されている。本実施形態例では、第1センサ電極96a,96bには電圧が印加される構成とされており、第2センサ電極はフローティング電極とされている。
本実施形態例では、指などのタッチ対象により、第1の基板91もしくは第2の基板92面に外圧を印加して、第1の基板91もしくは第2の基板92をたわませる。これにより、2つの第1センサ電極96a,96bと1つの第2センサ電極95が電気的に接触し、タッチ位置が検出される。このとき、第2センサ電極95をフローティング電極とし、第1センサ電極96a,96bのみに電位が印加することにより、図3に示したような検出方法で検出することができる。すなわち、2つの第1センサ電極96a,96bの電気的接続が、フローティング電極である第2センサ電極95によって行われる構成とされている。本実施形態例では、第1センサ電極96a及び第1センサ電極96b間の電圧変化により位置検出する構成としたが、第1センサ電極96aと第1センサ電極96b間の容量変化により位置検出する構成としてもよい。
本実施形態例では、第1センサ電極96a,96bは第1の基板91上に形成する例としたが、第1の基板91上にセンサ調整層を形成する構成としてもよい。液晶表示等が無いため、スペーサの高さの制約がないため、センサ調整層がなくてもよく、この場合、ニュートンリングや、ムラも抑えられ、品質が向上する。
本実施形態例によれば、少なくとも3つのセンサ電極の電気的接触によってタッチ位置が検出されるので、異物の混入などによる誤検知の確率が低減される。
以上の第1〜第7の実施形態を用いて説明したように、本発明によれば、高感度でありながら、高歩留まりの情報入力装置及び情報入出力装置を提供することができる。
1・・情報入出力装置、2・・第1の基板、3・・第2の基板、4・・液晶層、5・・絶縁基板、6・・絶縁膜、7・・共通電極、8・・絶縁膜、9・・画素電極、10a・・センサ調整層、11・・TFT、12・・コンタクト部、13・・絶縁基板、14・・カラーフィルタ層、14r・・カラーフィルタ層、15・・平坦化膜、16・・第2センサ電極、16a・・第2センサ電極、17・・液晶、18・・スペーサ層、19・・第1センサ電極、19a・・第1センサ電極、19b・・第1センサ電極、20・・信号配線、20a・・信号配線、20b・・信号配線、21・・画素、21a・・画素、21b・・画素、22・・スリット、23・・走査配線、24・・位置検出部、25・・タッチ対象、26・・表示面、27・・ブラックマトリックス、28・・センサ調整層、29・・画素電極、30・・情報入出力装置、31a・・センサ調整層、31b・・センサ調整層、32a・・センサ調整層、32b・・センサ調整層、33・・画素電極、33a・・第1センサ電極、33b・・第1センサ電極、34・・位置検出部、35・・位置検出部、36・・第2センサ電極、37・・第2センサ電極、38a・・第1センサ電極、38b・・第1センサ電極、39・・画素電極、39a・・第1センサ電極、40・・情報入出力装置、41a・・センサ調整層、41b・・センサ調整層、41c・・センサ調整層、44・・位置検出部、46a・・第2センサ電極、46b・・第2センサ電極、47・・出力部、48・・位置検出部、49・・画素電極、49a・・第1センサ電極、49b・・第1センサ電極、49c・・第1センサ電極、50・・情報入出力装置、55・・開口部、57・・共通電極、58・・分離部、60・・情報入出力装置、63・・共通電極、64・・位置検出部、67・・ギャップ調整層、66・・第2センサ電極、68・・透過部、69・・反射部、69a・・第1センサ電極、70・・画素電極、90・・情報入力装置、91・・第1の基板、92・・第2の基板、93・・スペーサ層、94a・・センサ調整層、95・・第2センサ電極、96a・・第1センサ電極、97・・位置検出部

Claims (16)

  1. 第1の基板と、
    前記第1の基板に対向して形成される第2の基板と、
    少なくとも3つ以上のセンサ電極で構成され、前記第1の基板、及び前記第2の基板の少なくとも一方の基板のたわんだ位置を、前記センサ電極間の電気的変化により検出する位置検出部
    を含む情報入力装置。
  2. 前記位置検出部の前記少なくとも3つ以上のセンサ電極は、第1の基板に形成された少なくとも2つ以上の第1センサ電極と、第2の基板に形成された少なくとも1以上の第2センサ電極とから構成される
    請求項1記載の情報入力装置。
  3. 前記第2センサ電極は、フローティング電極であり、前記一方の基板のたわんだ位置は、前記第2センサ電極による前記2つ以上の第1センサ電極間の電気的変化により検出する請求項2記載の情報入力装置。
  4. 前記第1センサ電極及び/又は前記第2センサ電極は、センサ調整層上に形成される
    請求項3記載の情報入力装置。
  5. 前記電気的変化は、前記センサ電極間の電圧変化である
    請求項4記載の情報入力装置。
  6. 前記電気的変化は、前記センサ電極間の容量変化である
    請求項4記載の情報入力装置。
  7. 第1の基板と、
    前記第1の基板に対向して形成される第2の基板と、
    少なくとも3つ以上のセンサ電極で構成され、前記第1の基板、及び前記第2の基板の少なくとも一方の基板のたわんだ位置を、前記センサ電極間の電気的変化より検出する位置検出部と、
    電極間の電圧もしくは電流の変化により、前記第1の基板、又は第2の基板から射出する光の光量を制御するために画素毎に形成された画素電極、及び前記画素電極に対向して形成された共通電極、
    を含む情報入出力装置。
  8. 前記画素電極は前記センサ電極を兼ねる
    請求項7記載の情報入出力装置。
  9. 前記位置検出部の前記少なくとも3つ以上のセンサ電極は、第1の基板に形成された少なくとも2つ以上の第1センサ電極と、第2の基板に形成された少なくとも1以上の第2センサ電極とから構成され、前記第1センサ電極は、画素電極を兼ねる
    請求項8記載の情報入出力装置。
  10. 前記第2センサ電極は、フローティング電極である
    請求項9記載の情報入出力装置。
  11. 前記2以上の第1センサ電極のうち、少なくとも2つの第1センサ電極は、それぞれ異なる画素の画素電極で構成され、異なる信号配線に接続されている
    請求項10記載の情報入出力装置。
  12. 前記第1センサ電極及び/又は第2センサ電極はセンサ調整層上に形成される
    請求項11記載の情報入出力装置。
  13. 画素毎に形成されたカラーフィルタ層を有し、
    前記第1センサ電極及び前記第2センサ電極は、同一のカラーフィルタ層に対向する領域に形成される
    請求項12記載の情報入出力装置。
  14. 前記第1の基板と前記第2の基板間に、液晶材料が封入された液晶層を有する
    請求項13記載の情報入出力装置。
  15. 前記電気的変化は、前記センサ電極間の電圧変化である
    請求項14記載の情報入出力装置。
  16. 前記電気的変化は、前記センサ電極間の容量変化である
    請求項14記載の情報入出力装置。
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