JP2007303561A - 内接噛合遊星歯車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外歯歯車を安定した状態で回転させ、騒音、バックラッシを低減し、且つ特別な装置等を要することなく組付け・分解ができるようにする。
【解決手段】内歯歯車130と、該内歯歯車130に内接噛合する外歯歯車126と、該外歯歯車126を揺動回転させる偏心体120と、を備え、入力軸114の回転を減速して出力する減速機G1或いはギヤドモータGM1において、偏心体120自体が、該偏心体120を入力軸114に対して直接摩擦結合するためのクランプ構造K1の一部を構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、内接噛合遊星歯車装置に関する。
特許文献1において、図8に記載されているようなギヤドモータが開示されている。
このギヤドモータGM0は、モータM0と減速機(遊星歯車装置)G0とを一体化したものである。モータ軸12の先端部は減速機G0の内部に臨んでおり、減速機G1の入力軸14とスプライン連結している。入力軸14は、2つの偏心体20と所謂「Dカット連結」により連結されている。即ち、入力軸14の一部を軸方向に沿ってカットしてその断面をアルファベットの「D」の形状とし、一方、この偏心体20の内周をこの「D」の形状に対応する形状とすることによって動力伝達を可能としている。
偏心体20が回転すると、その外周が偏心回転し、偏心体軸受28を介して外歯歯車26が揺動する。外歯歯車26は内歯歯車30と噛合しており、該外歯歯車26の揺動により外歯歯車26と内歯歯車30との噛合位置が順次ずれる。外歯歯車26と内歯歯車30は、例えば1〜6程度の僅少の歯数差を有しており、入力軸12が1回転する毎に外歯歯車26は内歯歯車30に対して、その歯数差分だけ位相がずれる(自転する)。この外歯歯車26の自転成分を、該内ピン42を介して出力軸36側に取り出すことで、モータ軸12の回転を減速して出力している。なお、外歯歯車26の揺動成分は、内ピン42と内ピン孔43との遊嵌によって吸収される。
特開平6-50395号公報
上述したギヤドモータGM0においては、入力軸14の回転を「Dカット連結」によって偏心体20に連結していた。しかしながら、このようないわゆる形状的な嵌合によってトルク伝達を行なう連結手法は、入力軸14と偏心体20との回転中心の位置決め(心出し)を精度良く行なうのが難しいという問題があった。それは、円と円との嵌合と比較して、円以外の形状の嵌合の場合には、製造時の公差をより大きく設定せざるを得ないためである。
しかしながら、この種の内接噛合型の遊星歯車装置においては、偏心体の外周に装着された外歯歯車が揺動しながら内歯歯車と噛合する構成が採用されているため、当該偏心体自体が入力軸に対してその軸心がずれた状態で装着されていると、騒音の小さな安定した外歯歯車の揺動作用が得られなくなってしまう。又、入力軸と偏心体との間に隙間が存在した場合には、装置全体のバックラッシ拡大の原因となり、又、フレッチング発生の原因ともなる。
このような問題は、Dカット連結に限らず、キー連結やスプライン連結等、その他の形状的な嵌合によってトルク伝達を行なうもの全てに多かれ少なかれ共通して存在する問題である。
こうした問題を解決するための1つの手法として、入力軸と偏心体とを圧入によって摩擦連結する手法も考えられるが、圧入による組み付けは、製造に当たってそれなりの組み付け装置を必要とし、又分解が困難になるという別の問題が発生する。特にギヤドモータとしてモータ軸を遊星歯車装置の入力軸として兼用させる場合には、「入力軸と偏心体との分解が困難」というのは、「遊星歯車装置とモータとの分解が困難」、ということにほかならないため、モータの交換が難しくなるという不具合の発生に直結する。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであって、外歯歯車を低騒音で且つ安定した状態で回転させることができ、且つ特別な組み付け装置等を要することなく組付け・分解が容易な内接噛合遊星歯車装置、あるいはこれを利用したギヤドモータを提供することをその課題としている。
本発明は、内歯歯車と、該内歯歯車に内接噛合する外歯歯車と、該外歯歯車を揺動回転させる偏心体と、を備え、入力軸の回転を減速して出力する内接噛合遊星歯車装置において、前記偏心体自体が、該偏心体を前記入力軸に対して直接摩擦結合するためのクランプ構造の一部を構成している内接噛合遊星歯車装置を提供することにより、上記課題を解決したものである。
本発明においては、偏心体自体が、該偏心体を入力軸に対して直接摩擦結合するためのクランプ構造の一部を構成するように形成されている。この結果、偏心体と入力軸はそれぞれの内周及び外周を基本的に真円で構成することができるようになり、両者の心ずれを最小限に抑えることができるようになる。したがって、外歯歯車を内歯歯車の内側で極めて安定的に揺動させることができ、騒音も低減できる。
又、クランプ構造による摩擦結合であるため、組付けに当たって特別な準備や装置等を必要とせず、又、分解・再組立も容易である。更には、入力軸と偏心体とが完全に一体化されることから、この部分においてバックラッシが発生することが一切なく、又、フレッチングが発生する恐れもない。
本発明によれば、外歯歯車を入力軸の周りで精度良く揺動回転させることができ、騒音やバックラッシを低減することができると共に、入力軸と偏心体との間にフレッチングが発生するのを防止することもできるようになる。又、入力軸と偏心体、ひいては、モータと減速機との分解も容易に行なうことができる。
以下図面に基づいて本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1〜図3に本発明の実施形態の一例が適用されたギヤドモータを示す。このギヤドモータGM1は、モータM1と減速機(遊星歯車装置)G1とを同軸に連結したものであり、産業用ロボット(図示略)の関節駆動用として好しく使用される。
図2及び図3に示されるように、モータM1のモータ軸112は、その先端部がそのまま減速機G1の入力軸114となっている。モータM1のフロントカバー116には軸受118が組み込まれ、モータ軸112(入力軸114)を回転自在に支持している。
入力軸114には3連の偏心体120が、くさび体122及びボルト(ボルト体)124を介して摩擦連結されている。偏心体120近傍の構造の詳細については、後に詳述する。
偏心体120の外周には、3枚の外歯歯車126(126A〜126C)がそれぞれ軸受128(128A〜128C)を介して装着されている。各外歯歯車126は、(単一の)内歯歯車130とそれぞれ円周方向に120度の位相差をもって内接噛合している。内歯歯車130は、外歯歯車126と(1〜6歯程度の)僅少の歯数差を有し、減速機G1のケーシング本体132と一体化されている。
各外歯歯車126の軸方向両サイドには支持ブロック134及び出力ブロック136が配置されている。支持ブロック134及び出力ブロック136は、それぞれ軸受138、140を介してケーシング本体132に回転自在に支持されており、出力ブロック136から突出形成された内ピン142、及びボルト144を介して一体的に連結されている。この実施形態では出力ブロック136が駆動対象に対する出力軸を構成している。なお符号136Aは出力ブロック136に形成された中空部である。
内ピン142は、外歯歯車126を貫通(遊嵌)し、該遊嵌によって外歯歯車126の揺動成分を吸収しながら自転成分のみを支持ブロック134および出力ブロック136に伝達する構成とされている。
なお、図3において、符号146は、出力ブロック136と相手機械の被駆動回転体(図示略)とを連結するためのボルト孔、148は、分解時に使用する抜き孔、149はノック孔である。
ここで、図1を参照して、入力軸114と偏心体120との連結構造(クランプ構造K1)について詳細に説明する。
入力軸114(モータ軸112)は、その断面が真円とされており、Dカット加工やキー溝加工などの特別な加工は特になされていない。
偏心体120は、その外周に本来的な部分、即ち、3つの偏心部120Eを有する。偏心体120の半径方向内側には、入力軸114の外周114Aに嵌合する(真円の)貫通孔120Aが形成されている。又、偏心体120の軸方向反モータ側(軸方向端部)には延長部120Bが形成されている。この延長部120Bの半径方向内側(入力軸114の外周と対向する内周面)には、前記貫通孔120Aの内周面と連続して、その内径が軸方向反モータ側に向かって徐々に拡大する第1くさび面120Cが形成されている。
前記くさび体122は、くさび部122A及び鍔状のフランジ部122Bを備え、くさび部122Aの外周に偏心体120の第1くさび面120Cと軸方向Xから係合する第2くさび面122Cを有する。又、フランジ部122Bには複数のボルト孔122Dが形成されている。ボルト孔122Dにはボルト(ボルト体)124が軸方向から係入可能とされ、係入されたボルト124は、偏心体120の延長部120Bの端面に形成されたボルト孔120Dに螺入することによってくさび体122を偏心体120側に(第1、第2くさび面120C、122Cを摺動させながら)押圧可能である。
次に、このギヤドモータGM1の作用を説明する。
モータ軸112は減速機G1の入力軸114を兼ねているため、該モータ軸112の回転はそのまま入力軸114の回転となる。
偏心体120の第1くさび面120Cに対し、くさび体122の第2くさび部122Aが、ボルト124の締付力によって軸方向Xから割り込むように係入されているため、該ボルト124の締め付け力により、第2くさび面122Cは、その内周側が入力軸114の外周114Aを強く押圧し、外周側が偏心体120の第1くさび面120Cを強く押圧する。この結果、それぞれの押圧力によって発生する摩擦により、入力軸114と偏心体120は、(くさび体122を介して)強力に摩擦連結されることになる。そのため、偏心体120が入力軸114とともに回転を開始し、該偏心体120の外周に装着されている外歯歯車126が揺動回転する。
外歯歯車126と内歯歯車130はごくわずかの歯数差を有しているため、外歯歯車126が偏心体120の回転によって1回揺動すると内歯歯車130との噛合位置が一回りし、外歯歯車126は固定状態にある内歯歯車130に対して該内歯歯車130との歯数差分だけずれる(自転する)。この外歯歯車126の自転成分は、該外歯歯車126を貫通している内ピン142を介して支持ブロック134及び出力ブロック136に伝達される。出力ブロック136に伝達された出力トルクは、駆動しようとする相手機械の回転部(図示略)に、ボルト孔146を介して伝達される。
ここで、入力軸114と偏心体120は、クランプ構造K1によって摩擦連結されている。入力軸114と偏心体120の心出しは、該入力軸114の外周(真円)と偏心体120の貫通孔(真円)120Aとの嵌合によって行なわれるため、極めて正確に行なうことができる。そのため、偏心体120は安定した状態で入力軸114の周りで回転することができる。そのため、騒音、伝達ロスの低減が図れる。又、入力軸114と偏心体120は、完全に一体化された状態で連結されているため、この部分において発生するバックラッシが無く、又、フレッチングの発生も生じにくい。低騒音で安定回転でき、且つ低バックラッシという作用は、精密で正確な位置決めが要求される産業用のロボットの関節駆動等の用途に最適である。
また、クランプ構造K1が偏心体120の軸方向端部において、偏心部120Eの軸方向位置と干渉しない位置に延在させた延長部120Bに形成されているため、外歯歯車126の揺動運動への影響が少ない。
更に、出力ブロック(出力軸)136が中空部136Aを有し、クランプ構造K1は、該中空部136Aを介してボルト124を軸方向から螺入し、くさび体122を偏心体120に係入させる構造であるため、減速機G1のケーシング本体132に、摩擦締結するためのボルトを係入するために貫通孔を半径方向に形成する必要が無く、そのためのシール構成も必要としない。また、減速機G1を相手機械に固定した状態でモータM1のみを取り外すことも可能である。
又、くさび体122は、入力軸114の端面114Sよりも軸方向モータ側で入力軸114と偏心体120とを連結しているため、当該連結のために装置全体の軸方向長が長くなるのを最小限に抑えることができている。
更に、ボルト124を取り外すことによって、入力軸114と偏心体120とを容易に分解することができるため、モータ軸112の加工が一切不要なことと相まって、モータM1の交換も容易である。
次に、図4を用いて本発明の他の実施形態の例を説明する。
先の実施形態に係るギヤドモータGM1においては、複数のボルト124をくさび体122の鍔状のフランジ部122B及び偏心体120に係入させるようにしていた。これに対し、本実施形態に係るギヤドモータGM2においては、くさび体222に入力軸214の端面214Sを覆う円板部222Bを設け、この円板部222Bの半径方向中央を貫通して1個の大きなボルト224を入力軸214に直接螺入するようにしてクランプ構造K2を構成している。
このような構成によっても、第1くさび面220C及び第2くさび面222Cにおいて先の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
この実施形態は、くさび体222を組み込むためのボルト224が1個で済むため、該くさび体222の組み込み、即ち入力軸214と偏心体220との摩擦締結をそれだけ簡易に行なうことができるようになる。
その他の構成については、モータM2、減速機G2とも、先の実施形態とほぼ同様であるため、図中で同一又は類似する部分に下2桁が同一の符号を付すに止め、重複説明を省略する。
図5及び図6に、更に他の実施形態の例を示す。
先の2つの実施形態では、くさび体122、222を偏心体120、220とは別に設け、偏心体120、220、くさび体122、222、及びボルト(ボルト体)124、224とで、クランプ構造K1、K2を構成するようにしていた。
これに対し、この実施形態に係るギヤドモータGM3においては、偏心体320の軸方向反モータ側の延長部320Bが第1スリット327を介して配置され、この延長部320Bが直接クランプ構造K3の中核部を形成している。延長部320Bは、図6に示されるように、円周方向から軸方向に沿って形成された第2スリット329を有し、この第2スリット329のスリット幅Wが、第1スリット327の存在と相俟ってボルト(ボルト体)324によって縮小可能とされている。スリット幅Wの縮小により、延長部320Bの内周が強く入力軸314の外周314Aに押しつけられ、該入力軸314と偏心体320とが一体的に摩擦連結される。即ち、先の実施形態と異なり、この実施形態においてはボルト324を(軸方向からではなく)半径方向から締め付けることによって摩擦連結を行うことになる。
この実施形態においては、くさび体が存在しないため、部品点数が少ないというメリットが得られる。また、モータ軸312の加工が不要であるため、汎用モータをそのまま使用できる。
なお、この図5及び図6に示した実施形態に係るギヤドモータGM3では、クランプ構造K3を偏心体320の反モータ側にのみ形成するようにしていたが、例えば図7に示されるギヤドモータGM4のように、偏心体420の軸方向両サイドに同様のクランプ構造K4A、K4Bを形成するようにすると、連結容量の増大、及び更なる連結部の安定化が図れる。また、この図7の実施形態によっても、別部材としてのくさび体が不要であるため、部品点数の増大が防止できる。
その他の構成については、モータM3、M4、減速機G3、G4とも、既に説明した実施形態に係るモータM1、M2、減速機G1、G2とほぼ同様であるため、図中で同一または類似する部分に下2桁が同一の符号付すにとどめ、重複説明を省略する。
なお、上記実施形態においては、外歯歯車としていずれも3枚の外歯歯車が組み込まれていたため、これに合わせて3連の偏心部を備える偏心体の例が示されていたが、本発明における偏心体は、このような偏心体に限定されず、偏心部は1個又は2個であってもよく、又、4個以上であってもよい。又、クランプ構造の具体的な構成も上記構成に限定されない。
産業用のロボットの関節駆動用のギヤドモータを含む、あらゆる分野のギヤドモータに適用できる。その中でも特に、本発明は、モータ軸が遊星歯車装置の入力軸として機能している内接噛合型のギヤドモータに適用すると好適である。モータ軸が遊星歯車装置の入力軸を兼用している場合、多くは、該モータ軸が片持ち状態で遊星歯車装置内に臨むことになるが、偏心体がモータ軸に対して軸心がずれた状態で、或いは隙間の存在する状態で組み込まれていると、該モータ軸の振れが大きくなり易い。本発明では、偏心体がモータ軸に隙間なく同心を維持して組み付けられるため、安定した運転が可能となる。また、分解が可能となるため、モータ等に不具合があった場合でもその交換が容易である。
本発明の実施形態の一例に係るギヤドモータの要部拡大図 同ギヤドモータの図3の矢視II−II線に沿う展開断面図 同ギヤドモータの正面図 本発明の他の実施形態の例を示す図2相当の展開断面図 本発明の更に他の実施形態の例を示す図2相当の展開断面図 同ギヤドモータの側面図 本発明の更に他の実施形態の例を示す図2相当の展開断面図 従来の内接噛合型遊星歯車装置を備えたギヤドモータを示す断面図
符号の説明
M1…モータ
G1…減速機
GM1…ギヤドモータ
K1…クランプ構造
112…モータ軸
114…入力軸
120…偏心体
120C…第1くさび面
122…くさび体
122C…第2くさび面
124…ボルト
126…外歯歯車
130…内歯歯車
134…支持ブロック
136…出力ブロック

Claims (6)

  1. 内歯歯車と、該内歯歯車に内接噛合する外歯歯車と、該外歯歯車を揺動回転させる偏心体と、を備え、入力軸の回転を減速して出力する内接噛合遊星歯車装置において、
    前記偏心体自体が、該偏心体を前記入力軸に対して直接摩擦結合するためのクランプ構造の一部を構成している
    ことを特徴とする内接噛合遊星歯車装置。
  2. 請求項1において、
    前記偏心体の軸方向端部が前記クランプ構造の一部を構成している
    ことを特徴とする内接噛合遊星歯車装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記クランプ構造が、軸方向からの押圧によって入力軸と偏心体との間に摩擦力を発生する構成とされた
    ことを特徴とする内接噛合遊星歯車装置。
  4. 請求項3において、
    前記内接噛合遊星歯車装置の出力軸が中空部を有し、前記軸方向からの押圧を実現する部材が該中空部を介して供給される
    ことを特徴とする内接噛合遊星歯車装置。
  5. 請求項3または4において、
    前記クランプ構造が、
    前記入力軸の外周と対向する内周面に形成され、前記クランプ構造の一部を構成する第1くさび面を有する前記偏心体と、
    該第1くさび面と係合する第2くさび面を有するくさび部を備えたくさび体と、
    該くさび体のくさび部を、前記偏心体と入力軸との間に軸方向から係入可能に押圧・固定するボルト体と、を備えている
    ことを特徴とする内接噛合遊星歯車装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記偏心体の偏心部の軸方向位置と干渉しない位置に、前記クランプ構造が形成されている
    ことを特徴とする内接噛合遊星歯車装置。
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