JP2007285354A - 揺動内接噛合型減速装置 - Google Patents

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誠 環
Takuya Hirose
拓哉 廣瀬
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Abstract

【課題】入力軸(モータ軸)と偏心体との嵌合部において、形状的な嵌合構造を採用してトルク伝達を図ると共に、簡単且つ高精度に芯出しする。
【解決手段】モータ軸(入力軸)102の回転を、内歯歯車136と該内歯歯車136に噛合する外歯歯車134との相対回転成分として減速して出力する減速機構とを備えた揺動内接噛合型減速装置であって、先端に雄スプライン102S及び真円の雄圧入部102Pを軸方向に区画して形成したモータ軸(入力軸)102と、外歯歯車134を揺動回転させることが可能な偏心体130を備え、該偏心体130に、軸方向に延在して貫通孔130Hを形成し、且つ、該貫通孔134Hの内部に、雄スプライン102Sに対応する雌スプライン130S及び雄圧入部102Pに対応する雌圧入部130Pを軸方向に区画して形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動源からの動力を受ける入力軸と、該入力軸の回転を、内歯歯車と該内歯歯車に噛合する外歯歯車との相対回転成分として減速して出力する減速機構とを備えた揺動内接噛合型減速装置の技術分野に関する。
従来、図4記載のギアドモータGM1が知られている(特許文献1参照)。
このギアドモータGM1は、モータM1と減速機(減速装置)G1とが連結されて構成されている。モータ軸2の先端部は減速機G1の内部に臨んでおり、スプラインを介して減速機G1の入力軸2´と連結されている。この入力軸2´には、偏心体30が連結されている。この偏心体30は自身が偏心回転することで、偏心体用軸受32を介して外歯歯車34を揺動回転させることが可能な構成とされている。又、この外歯歯車34は内歯歯車36の内歯36Aとも噛合しており、外歯歯車34の揺動によって生じる「外歯歯車34と内歯歯車36との相対回転成分」を内ピン44によってフランジ44へと取り出すことで、モータ軸2の回転を減速し出力している。
又、このギアドモータGM1では、モータ軸2と入力軸2´がスプラインにより、又、入力軸2´と偏心体30とが所謂「Dカット」により一体的に回転可能に連結されている。
特開平6-50395号公報
上述したギアドモータGM1のように、入力軸2´が偏心体30に連結される場合には、入力軸2´の回転を偏心体30へと伝達する必要性から、「Dカット」あるいは「キー」による嵌合構造が採用されている。
一方で、運転時、高速回転するモータ軸と共に回転し、外歯歯車を揺動回転させる偏心体は、自身の回転中心が入力軸の回転中心(軸心)と精度良く一致して連結されている必要がある。仮に回転中心がずれていると、設計通りに外歯歯車を揺動させることができずに、不要な振動の原因となったり、更には伝達ロスの原因ともなってしまう。
この点、前述の「Dカット」構造では、形状的な嵌合によってトルク伝達を図ると共に、当該形状によって入力軸と偏心体との回転中心の位置決め(芯出し)が行われていた。しかしながら、形状的な要素、即ち、真円以外の形状の要素が存在すると、嵌め合わされる雄部材(入力軸)と雌部材(偏心体)との回転中心が一致しない可能性が高くなる。即ち、いくら各部材の形成精度(加工精度)をよくしたとしても必ずいくらかの形成誤差(加工誤差)は生じるのであり、かかる誤差が形状的な要素部分に生じれば、これに起因して連結時(嵌め合わせ時)の回転中心のズレを誘発してしまう。これを形成精度の向上によって解決しようとすれば、新たに専用の装置が必要となる等、形成に要するコストが膨らんでしまう。
又、長期の運転や高負荷運転等によって、形状的な嵌合部にガタが生じ、当該ガタによって回転中心がずれてしまう可能性も存在する。
本発明は、このような問題点を解決することをその課題としている。
本発明は、駆動源からの動力を受ける入力軸と、該入力軸の回転を、内歯歯車と該内歯歯車に噛合する外歯歯車との相対回転成分として減速して出力する減速機構とを備えた揺動内接噛合型減速装置であって、先端に雄スプライン部及び真円の雄圧入部が軸方向に区画されて形成された入力軸と、前記外歯歯車を揺動回転させることが可能な偏心体を備え、該偏心体に、軸方向に延在して凹部又は貫通孔を形成し、且つ、該凹部又は貫通孔の内部に、前記雄スプライン部に対応する雌スプライン部及び前記雄圧入部に対応する雌圧入部を軸方向に区画して形成することにより上記課題を解決するものである。
このようにトルク伝達を行うスプライン部とは別に、軸方向に区画して真円形状の圧入部を設けることによって、入力軸と偏心体との嵌め合いにおける回転中心を一致させている。又、本発明では、当該圧入部を「真円」の形状として構成している。真円形状の加工においては、円の一部だけに誤差が生じる可能性は低く、円全体に渡って形成誤差が現れる。その結果、雄部材と雌部材の形成誤差が生じても、嵌合に要する力が多少増減するに留まり、嵌合時に各部材の回転中心がずれることは無い。その結果、形成精度の高い専用の装置を新たに設けずとも、従来からの装置をそのまま利用できる。更に、お互い真円形状の圧入であるから、長期の使用や高負荷の使用によっても、当該圧入部にガタが生じることも無い。
又、圧入部を、組み付け時において半径方向に外歯歯車が存在しない軸方向位置に区画形成するのが望ましい。これは、圧入によって極僅かではあっても偏心体が変形する可能性があり、変形すれば外歯歯車の揺動の軌道にずれが生じることになる。よって、圧入部は、組み付け時、その半径方向に外歯歯車が存在しない位置の方がより安全である。
又、前記雌圧入部を前記雌スプライン部よりも反駆動源側に区画形成し、且つ、前記雌圧入部の内径を、前記雌スプライン部の歯先円の直径よりも小径とし、更に、前記雄圧入部を前記雄スプライン部よりも反駆動源側に区画形成し、且つ、前記雄圧入部の直径を、前記雄スプライン部の歯底円の直径よりも小径として構成すれば、雄スプライン部を例えばボブ切りにより形成し易くなるという利点がある。
又、前記雌圧入部を前記雌スプライン部よりも駆動源側に区画形成し、且つ、前記雌圧入部の内径を、前記雌スプライン部の歯底円の直径よりも大径とし、更に、前記雄圧入部を、前記雄スプライン部よりも駆動源側に区画形成し、且つ、前記雄圧入部の直径を、前記雄スプライン部の歯先円の直径よりも大径として構成すれば、雌スプラインの形成を例えばブローチ加工により形成し易くなり、更に大径の真円によって芯出しできるため、形成誤差により回転中心がずれてしまうことを一層防止できる。
又、前記雌圧入部を前記雌スプライン部の軸方向両側に区画形成し、且つ、反駆動源側に区画形成した第1の雌圧入部の内径を、前記雌スプライン部の歯先円の直径よりも小径とし、駆動源側に区画形成した第2の雌圧入部の内径を、前記雌スプライン部の歯底円の直径よりも大径とし、更に、前記雄圧入部を、前記雄スプライン部の軸方向両側に区画して形成し、且つ、反駆動源側に区画形成した第1の雄圧入部の直径を、前記雄スプライン部の歯底円の直径よりも小径とし、駆動源側に区画形成した第2の雄圧入部の直径を、前記雄スプライン部の歯先円の直径よりも大径として構成すれば、スプライン部を挟んだ軸方向両側で芯出しできるため、より精度の高い芯出しが可能となる。
なお、本明細書及び特許請求の範囲における「圧入部」とは、文字通り圧入(雄部材と雌部材との形成寸法の公差を考慮しても、嵌め合い部分が常にしめしろとなる嵌め合い。)を意味することは勿論であるが、所謂「中間ばめ」(雄部材と雌部材との形成寸法の公差を考慮すると、嵌め合い部分に各部材の実寸法によって隙間が生じたり、しめしろが生じたりする場合、即ち、雄部材と雌部材との形成寸法の公差域が全部又は部分的に重なり合う嵌め合い。)をも含む概念である。
入力軸と偏心体との嵌合部において、形状的な嵌合構造を採用してトルク伝達を図ると共に、簡単且つ精度の良い位置決め(芯出し)が可能となる。
以下、添付図面を用いて、本発明にかかる実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例であるギアドモータの側部断面図(モータについては一部省略)であり、図2は、図1における矢示II部周辺の拡大図である。
ギアドモータGM101は、モータ(駆動源)M101と、減速機(減速装置)G101とが連結された構成とされている。このモータM101の種類は特に限定されるものではなく、種々のモータを採用可能であるが、精密制御が可能なサーボモータを用いることが好ましい。
<モータ部>
モータM101は、その略中心にモータ軸102を備えている。
モータ軸102の先端付近には、フロントカバー118が備わっている。又、当該フロントカバー118には、モータ軸102の先端が貫通可能なモータ軸先端貫通孔118Hが備わっており、モータ軸102が軸受150を介して、当該モータ軸先端貫通孔118Hを貫通する態様で設置されている。
モータ軸102の先端には、雄スプライン102Sと、当該雄スプライン102Sのより先端側に、軸方向に区画されて雄圧入部102Pが形成されている。この雄圧入部102Pの断面は真円となるように形成されている。又、雄圧入部102Pの直径D1は、雄スプライン102Sの歯底円の直径D2よりも小径とされているため、モータ軸102に雄スプライン102Sを例えばホブ切りによって形成し易い構成とされている。又、雄圧入部102Pは半径方向に外歯歯車134(後述)が存在しない軸方向位置に形成されている。
なお、フロントカバー118は、モータM101のケーシングの構成要素である。
<減速機部>
モータ軸102の先端は、減速機G101の内部に臨むように配置されている。又、本実施形態においては、モータ軸102が直接減速機G101の入力軸として機能する構成とされている。モータ軸102の先端には、偏心体130が配置・固定されている。この偏心体130には、軸方向に延在して貫通孔130Hが形成され、該貫通孔130Hの内部には軸方向に区画されて、前述したモータ軸102の雄スプライン102Sと噛合して動力を受ける雌スプライン130S、及び、自身と前記モータ軸102との位置決め(軸心Oに対する位置決め、芯出し)を行う真円の雌圧入部130Pが形成されている。又、雌圧入部130Pは半径方向に外歯歯車134が存在しない軸方向位置に形成されている。又、雌圧入部130Pは真円の形状とされている。又、雌圧入部130Pの内径D1は、雌スプライン130Sの歯先円の直径D2よりも小径とされている。このように構成することによって、組み合わされる相手(モータ軸102)に形成される雄スプライン102Sを例えばホブ切りにより形成し易くなるという利点がある。
又、偏心体130は偏心体用軸受132を介して外歯歯車134の中心孔134C内に嵌合している。なお、本実施形態においては、外歯歯車134が3枚の構成とされており、これに対応するように、偏心体130、偏心体用軸受132が配置構成されているが、これに限定されるものではなく、1枚、2枚の構成であってもよいし、4枚以上の構成であってもよい。
又、外歯歯車134は、自身の中心孔134C部分に偏心体130(偏心体用軸受132)を嵌合させると同時に、内歯歯車136の内歯136Aとも噛合している。なお、図面上には現れていないが、外歯歯車134が有する外歯の歯数と、内歯136Aの数とは、僅少の差(1〜4程度)を有して構成されている。又、本実施形態においては、内歯136Aと内歯歯車本体136Bとで内歯歯車136を構成し、更に、この内歯歯車本体136Bは、減速機ケーシング本体138と一体的に形成されている。
又、外歯歯車134には、複数の内ピン孔134Hが形成されており(図面上は1枚の外歯歯車134に対して1つしか現れていない)、当該内ピン孔134Hを貫通する態様で、内ピン144及びローラ145が配置されている。又、この内ピン144は、フランジ140と固定されている。このフランジ140は、モータM101側に配置される第1フランジ140Aと、反モータM101側に配置される第2フランジ140Bから構成されており、本実施形態においては、第2フランジ140Bと内ピン144とが一体的に形成されている。
なお、内ピン144の、第1フランジ140A側の端面中央には、タップ144Tが形成されており、当該タップ144Tに螺合可能な連結ボルト156によって、内ピン144と第1フランジ140Aとが連結されている。
又、第1フランジ140Aと減速機ケーシング本体138とは、軸受146によって相対的に回転可能に支持されている。一方、第2フランジ140Bと減速機ケーシング本体138とは、軸受148によって相対的に回転可能に支持されている。これら第1フランジ140Aと、第2フランジ140Bと、減速機ケーシング本体138とで、減速機ケーシング142を構成している。
又、偏心体130は、フランジ140(第1フランジ140A、第2フランジ140B)に対して軸受支持されておらず、モータ軸102を回転自在に支持する軸受150によって支持されている。その結果、専用軸受を不要とし、コストダウン、コンパクト性に寄与している。
なお、符号152は、第2フランジ140Bに備わるシールキャップであり、符号154はオイルシールである。
<ギアドモータGM101の作用>
続いて、ギアドモータGM101の作用について説明する。
モータM101に通電されると、図示せぬドライバによって制御され、モータ軸102が軸心Oを中心に回転を始める。このモータ軸102の回転は、モータ軸102の先端に固定された偏心体130を偏心回転させる。当該偏心体130の偏心回転は偏心体用軸受132を介して外歯歯車134へと伝達される。その結果、外歯歯車134は内歯歯車136に対して揺動回転することになる。しかしながら、当該外歯歯車134は内歯歯車136の内歯136Aとの噛合によって回転を規制され、ほとんど揺動のみを行なうことになる。但し前述の通り、外歯歯車134の外歯の数と内歯136Aの数とは僅少の差を有して構成されているため、外歯歯車134が1回揺動する毎に当該(歯数)差分だけ外歯歯車134が自転(内歯歯車136に対する相対回転)する。この相対回転成分はローラ145を介して内ピン144によって取り出され、各フランジ140A、140Bへと伝達される。更に、第2フランジ140Bに備わるタップ140Tを利用して連結される相手機械(図示しない)へと減速された動力が伝達される。なお、外歯歯車134の揺動成分は、内ピン孔134Hと、当該内ピン孔134Hに遊嵌するローラ145及び内ピン144によってキャンセルされ、相対回転成分のみが出力されることになる。
ギアドモータGM101においては、前述の構成で説明したように、先端に雄スプライン102S及び真円の雄圧入部102Pが軸方向に区画されて形成されたモータ軸102と、外歯歯車134を揺動回転させることが可能な偏心体130を備え、偏心体130には、軸方向に延在して貫通孔130Hが形成され、且つ、該貫通孔130Hの内部には、雄スプライン102Sに対応する雌スプライン130S及び雄圧入部102Pに対応する雌圧入部130Pが軸方向に区画されて形成されている。このように、主にトルク伝達を担当するスプライン部と、主に芯出しを担当する圧入部とを軸方向に区画して形成している。更に、圧入部を真円の形状としているため、精度の良い芯出しが可能となっており、更に、長期間の使用や高負荷の使用によっても当該圧入部にガタが生じることも無い。このように、スプラインによる結合だけでは不可能であった精度のよい芯出しが可能となった結果、偏心体130を、例えば専用の軸受でフランジ140に対して支持させなくとも、モータ軸102を支持する軸受150によって精度良く支持させることが可能となっている。更に、当該圧入部は、その半径方向に外歯歯車が存在しない位置に形成されている。よって、万が一圧入によって偏心体に変形が生じた場合でも、外歯歯車への影響を最小限に抑えることが可能となっている。
次に、図3を用いて、本発明の他の実施形態の一例を説明する。
図3は、(A)、(B)共に、本発明の他の実施形態の例を示す図であって、偏心体を中心に示した拡大図である。なお、ギアドモータGM101と同一又は類似する部分については、数字下2桁が同一の符号を付するに止め、重複説明は省略する。又、図示していないその他の部分は、ギアドモータGM101と同一である。
図3(A)に示すモータ軸202においては、雄圧入部202Pが、雄スプライン202Sよりも後端側(駆動源側、モータ側)に区画されて形成され、且つ、雄圧入部202Pの直径D4は、雄スプライン202Sの歯先円の直径D3よりも大径とされている。
これを偏心体230側から見ると、雌圧入部230Pは雌スプライン230Sよりも駆動源側に区画形成され、且つ、雌圧入部230Pの内径D4は、雌スプライン230Sの歯底円の直径D3よりも大径とされている。
これらの構成により、雌スプライン230Sの形成を例えばブローチ加工により形成し易くなり、更に大径の真円によって芯出しできるため、形成誤差により回転中心がずれてしまうことを一層防止できる。
一方、図3(B)に示すモータ軸302においては、雄圧入部302Pは、雄スプライン302Sの軸方向両側に区画されて形成され、且つ、先端側(反駆動源側、反モータ側)に区画形成された第1の雄圧入部302P1の直径D5は、雄スプライン302Sの歯底円の直径D6よりも小径とされ、後端側(駆動源側、モータ側)に区画形成された第2の雄圧入部302P2の直径D8は、雄スプライン302Sの歯先円の直径D7よりも大径とされている。
これを偏心体330側から見ると、雌圧入部330Pは雌スプライン330Sの軸方向両側に区画形成され、且つ、反駆動源側に区画形成された第1の雌圧入部330P1の内径D5は、雌スプライン330Sの歯先円の直径D6よりも小径とされ、駆動源側に区画形成された第2の雌圧入部330P2の内径D8は、雌スプライン330Sの歯底円の直径D7よりも大径とされている。
これらの構成により、スプライン部Sを挟んだ軸方向両側の圧入部P1、P2で芯出しできるため、より精度の高い芯出しが可能となる。
なお、今まで説明した実施形態では全てに共通して、偏心体に軸方向に延在する貫通孔が形成されていたが、この貫通孔を、例えば凹部として構成しても同様の効果を得ることが可能である。
又、雄スプラインの歯先円と雌スプラインの歯底円、及び、雄スプラインの歯底円と雌スプラインの歯先円とが一致している前提で説明しているが、一致していない場合も同様の構成によって相応の効果を得ることが可能である。
特に、産業用ロボットの駆動などに用いるのに好適である。
本発明の実施形態の一例であるギアドモータの側部断面図(一部) 図1における矢示II部周辺の拡大図 本発明の他の実施形態の例を示す図(図2相当図) 特許文献1記載のギアドモータの側部断面図
符号の説明
GM101…ギアドモータ
G101…減速機
M101…モータ
O…軸心
102…モータ軸
102P…雄圧入部
102S…雄スプライン
118…フロントカバー
118H…モータ軸先端貫通孔
130…偏心体
130H…貫通孔
130P…雌圧入部
130S…雌スプライン
132…偏心体用軸受
134…外歯歯車
136…内歯歯車
136A…内歯
136B…内歯歯車本体
138…減速機ケーシング本体
140A…第1フランジ
140B…第2フランジ
140T、144T…タップ
142…減速機ケーシング
144…内ピン
145…ローラ
146、148、150…軸受
152…シールキャップ
154…オイルシール
156…連結ボルト
170…止め輪

Claims (6)

  1. 駆動源からの動力を受ける入力軸と、該入力軸の回転を、内歯歯車と該内歯歯車に噛合する外歯歯車との相対回転成分として減速して出力する減速機構とを備えた揺動内接噛合型減速装置であって、
    雄スプライン部及び真円の雄圧入部が軸方向に区画されて形成された入力軸と、
    前記外歯歯車を揺動回転させることが可能な偏心体を備え、
    該偏心体には、軸方向に延在して凹部又は貫通孔が形成され、且つ、該凹部又は貫通孔の内部には、前記雄スプライン部に対応する雌スプライン部及び前記雄圧入部に対応する雌圧入部が軸方向に区画されて形成されている
    ことを特徴とする揺動内接噛合型減速装置。
  2. 請求項1において、
    前記雄圧入部及び雌圧入部は、組み付け時において、半径方向に前記外歯歯車が存在しない軸方向位置に区画形成されている
    ことを特徴とする揺動内接噛合型減速装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記雌圧入部は前記雌スプライン部よりも反駆動源側に区画形成され、且つ、前記雌圧入部の内径は、前記雌スプライン部の歯先円の直径よりも小径であり、更に、
    前記雄圧入部は、前記雄スプライン部よりも反駆動源側に区画されて形成され、且つ、前記雄圧入部の直径は、前記雄スプライン部の歯底円の直径よりも小径とされている
    ことを特徴とする揺動内接噛合型減速装置。
  4. 請求項1又は2において、
    前記雌圧入部は前記雌スプライン部よりも駆動源側に区画形成され、且つ、前記雌圧入部の内径は、前記雌スプライン部の歯底円の直径よりも大径であり、更に、
    前記雄圧入部は、前記雄スプライン部よりも駆動源側に区画されて形成され、且つ、前記雄圧入部の直径は、前記雄スプライン部の歯先円の直径よりも大径とされている
    ことを特徴とする揺動内接噛合型減速装置。
  5. 請求項1又は2において、
    前記雌圧入部は前記雌スプライン部の軸方向両側に区画形成され、且つ、
    反駆動源側に区画形成された第1の雌圧入部の内径は、前記雌スプライン部の歯先円の直径よりも小径とされ、駆動源側に区画形成された第2の雌圧入部の内径は、前記雌スプライン部の歯底円の直径よりも大径とされており、更に、
    前記雄圧入部は、前記雄スプライン部の軸方向両側に区画形成され、且つ、
    反駆動源側に区画形成された第1の雄圧入部の直径は、前記雄スプライン部の歯底円の直径よりも小径とされ、駆動源側に区画形成された第2の雄圧入部の直径は、前記雄スプライン部の歯先円の直径よりも大径とされている
    ことを特徴とする揺動内接噛合型減速装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記入力軸が前記駆動源の出力軸を兼ねており、前記偏心体が前記出力軸を回転自在に支持する軸受で支持されている
    ことを特徴とする揺動内接噛合型減速装置。
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