JP2007301747A - 課金機能付画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷条件を入力した時点で料金の総額が表示され、その金額が入金されないと印刷開始指令が出されても印刷を開始しないで、追加入金を促し、印刷可能な最大枚数を表示する。不足料金の追加入金を行うか、そのまま再度印刷開始指令を出せば製版および印刷を開始し、料金不足の場合はその料金内で最大枚数の印刷を行って終了する。
【選択図】図10
Description
PPCで画像を形成する際に掛かる費用は、電気代や消耗部品もあるが、主にトナー代と用紙代である。そのため、カウントされた印刷枚数のみで演算する簡単な演算装置や、カウントを記録するキーカウンタなどで値を計算することで済まされてきた(例えば、特許文献1、2参照)。
これらの演算装置やキーカウンタなどを印刷装置で使用すると、印刷装置特有のマスタに 画像情報を書き込んだ「版(或いはマスタともいう。以下同じ)」に対する課金がないので、きめ細かい料金設定が面倒であり、課金システム普及の足かせとなっている。
また、印刷装置では、用紙を除く印刷コスト(マスタ代+インキ代)が、印刷枚数が多くなればなる程、用紙1枚当たりに換算すると低コストになっていくという特徴があるにも拘わらず、現状の簡便な課金システムにおける演算装置ではかかるきめ細かい制御が行われていない。
そこで、本出願人は、先に印刷装置でのコスト要因をきめ細かく制御し、トータルとしての、印刷料金データとして表示するシステムを提案した(例えば、特許文献4 参照。)。
しかし、近年訴求力のある印刷物が求められ、多色化、カラー化としての多色印刷機、または、省資源、省コストとしての両面印刷の要望が高まり、印刷装置としても、徐々に製品化されてきている。
これらの多色印刷機は、ドラムからなる複数の印刷部を備えている(例えば、特許文献5 参照。)。また、両面印刷機もドラムからなる複数の印刷部を備えている(例えば、特許文献6 参照。)。
これらの多色印刷機や両面機では、各々の色毎、または、表面、裏面毎に、設置されているドラムに各々製版済みマスタを巻付ける必要がある。ここで、PPCと異なるのは、まず「版」を所望している色(面)の分だけ、ドラムにマスタを巻付けることができなければ、所望する画像が得られないことである。
たとえ、上記の状態で、ユーザーが料金を取りに家や会社に戻るとしても、その間は他のユーザーが印刷機を使用することができないので、生産性が悪くなるという問題がある。
上記不都合は、例えばカラーPPCでは発生し得ないものである。なぜなら、版を使用していないので、料金が足りなければコピーができないだけで、ユーザーが損害を被ることはない。また、ユーザーが料金を取りに家や会社に戻るとしても、その間は他のユーザーがカラーPPCを使用することは可能である。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の課金システムにおいて、前記照合結果、入金されている金額が、必要な料金未満の場合には、前記製版開始手段により製版開始指示がなされても、製版動作を実施しないことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の課金システムにおいて、前記製版実施選択手段は、前記印刷装置に備えられた入力機器であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の課金システムにおいて、前記製版実施選択手段は、前記印刷装置に接続された外部入力機器であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、前記請求項6に記載の課金システムにおいて、 前記マスタ料金演算手段により演算された演算結果と前記印刷料金演算手段により演算された演算結果とを別々に、または加算して課金することを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、前記請求項6または7に記載の課金システムにおいて、製版動作を行う前に、前記マスタ料金演算手段で演算した結果と、前記印刷料金演算手段で演算した結果と、を加算して得られた結果を、前記課金手段に入金されている金額と照合し、その照合結果を前記表示手段に表示することを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、前記請求項8または9に記載の課金システムにおいて、 前記照合結果、入金されている金額が必要な料金未満の場合には、前記製版開始手段により製版開始指示がなされても、製版を実施しないことを特徴とする。
請求項11に記載の発明では、請求項9に記載の課金システムにおいて、入金されている金額が製版に必要な金額を超え、所望枚数の印刷には不足する場合、その料金で印刷可能な最大枚数を前記表示手段に表示し、追加入金を促すことを特徴とする。
請求項12に記載の発明では、請求項10に記載の課金システムにおいて、追加料金を入金せずに再度前記製版開始手段により製版開始指示がなされたときは前記最大枚数の印刷を実行することを特徴とする。
請求項13に記載の発明では、前記請求項1ないし12のいずれか1つに記載の課金システムを用いる印刷装置において、 前記マスタ料金演算手段、前記印刷料金演算手段、前記課金装置、書き込み手段のうち何れか1つ以上を前記印刷装置とは別体としたことを特徴とする。
同図において符号D1は製版に関わる単価表、D2は印刷に関わる単価表、D3は入力条件に対応する各費用、および合計の費用を知らせる表をそれぞれ示す。
印刷にかかる費用の合計(データD3)をここでは単純に考えて、製版にかかる費用(データD1)と印刷にかかる費用(データD2)との合計額とする。製版にかかる費用はマスタの価格とする。マスタの価格は、印刷に使用する色数に応じてその値が異なる。ここでは例として4種類の色を印刷できる印刷機での価格とし、1色の場合の単価は50円、2色の場合の単価は100円、3色の場合の単価は150円、4色の場合の単価は200円とする。
以下に、本発明に用いる装置を例示して、本発明の詳細を説明する。
図3は排版給版装置の移動手段の詳細を示す図である。
両図において符号1は製版装置、2は排版給版装置、3は製版前および製版済みのマスタ、13は版胴、55は制御装置、98は孔版印刷装置、400はテーブル、500は課金装置をそれぞれ示す。その他の符号は詳細な説明中において順次参照する。
両図に示す多色孔版印刷装置は、特許文献5に記載の装置とほぼ同じ構成であるので、本発明に関わる部分を重点的に説明する。
多色孔版印刷装置は、図2に示すように、印刷装置本体部としての孔版印刷装置98と、課金手段からなる。課金手段としては課金装置500が用いられている。課金装置500には箱形をしたケースに収められたハードウエアと該ハードウエアを制御して課金を行なう制御手段からなる。この課金を行なう制御手段は、CPUおよび電気回路を含む制御部と、制御プログラムからなる。
本例では、課金を行なうための制御装置55は、孔版印刷装置98を駆動するための制御部と共用になっていて、孔版印刷装置98の本体フレーム99の下部スペース内に設けられている。
図示は省略したが、本体フレーム99の上部には、図示しない原稿の表面の画像を読み取る原稿読取装置が配設されている。
ここで、例えば、3色(黒、赤、青)の多色印刷物を100枚の印刷を行なう場合を想定すると、データD1により製版にかかる費用は50円×3=150円、データD2により印刷にかかる費用は900円であるので、データD3に示すように合計の印刷料金は450円となる。
上記具体例に示す通り、現在の孔版印刷装置では、印刷1枚にかかる費用に対して、マスタ1版にかかる費用は数倍〜数十倍になっている。つまり、従来の単一の版胴を持つ印刷装置に比べて、版胴を複数持つ印刷装置では、マスタにかかる費用が多くなってしまう。
この場合、課金システムに追加料金を投入しないかぎり、次の動作には進むことができない。万が一、使用者に料金の持ち合わせが無い場合には、既に2色分の製版費用100円が課金されているのに、1枚の印刷物も得ることができない。このままではクレームになってしまう。クレームを回避するためは、使用者が追加の料金を持参するまでの間、多色印刷装置の状態を保存する必要がある。しかし、それでは、待っている時間内は他の使用者が多色印刷装置を使用できず、本来不特定多数の使用者を想定している課金システムに合致しないばかりか、生産性が悪く所有者(事業主)からのクレームになってしまう。
カラーPPCでの課金では、課金された費用が不足した場合には、所望の枚数のコピーができないだけで、当初課金した費用分のコピーは可能である。使用者は、時を改めて再度不足分のコピーを行えば良い。そのため、使用者からのクレームには至らない。また、使用者が不足分の料金を持参するまでの間にも他の使用者がコピーを行うことももちろん可能であるので、所有者(事業主)からのクレームに至ることもない。
前述の例で説明すると、3色(黒、赤、青)の多色印刷物を100枚の印刷を行なう場合に、印刷物を得るために必要な金額は900円である。
この時、使用者は、製版・印刷に先立って、課金装置へ料金を投下する。そして、使用する色(版胴)を指定し、また、印刷枚数を入力する。入力後、課金システムにある演算手段でマスタにかかる料金と印刷にかかる料金を演算し、投下された料金と照合する。この時少なくとも、マスタにかかる料金が不足していれば、その旨を表示し、料金の追加を促す。この時料金の追加前に製版開始キーが押下されたとしても、製版動作を開始せず、料金の不足している旨を表示する。使用者は、手持ちに必要な料金が無ければ、返却キーを押下して投入された料金を取り戻すことができる。また、手持ちに必要な料金があれば、追加投入し、課金システムでの照合により、料金の不足が無くなれば製版開始キーからの指示を待つ状態になる。
このように本発明は、使用者が所望している印刷物を得るために必要となる少なくとも製版が終了までの料金または、印刷にかかる料金も合わせて、課金システム内にあるマスタ料金演算手段や、印刷料金演算手段により演算して算出し、照合することで、不足が無いことを確認してから、製版または、製版・印刷作業を行えるため、前述のような不具合を防止して料金を徴収できるようにするものである。
なお、製版はできるが、所望の枚数まで印刷するには料金が足りない場合、印刷可能枚数を表示して、その枚数でもよければ、指示により印刷を開始できるような構成にすることもできる。
制御装置55は、孔版印刷装置98を制御して通常の製版・印刷動作を実行すると共に課金装置500をも駆動制御して製版・印刷代金を受け取る。なお、別の構成としては、孔版印刷装置98に設けた制御装置55については、孔版印刷装置98を専用に制御させ、課金装置500を専用に制御する制御部を例えば課金装置500に内蔵させて、これら2つの制御部を電気的に連結した構成、或いは、これら制御部を別体として設けた構成とすることもできる。
孔版印刷装置98は、用紙を収納したり、その他の備品を収納するスペースを有するテーブル400上に載置されている。テーブル400には車輪がついていて、移動可能になっている。課金装置500は、孔版印刷装置98やテーブル400とは別体の箱形に構成されていて、これも、車輪が付いていて移動可能である。以下、これらの構成および動作について説明する。
本体フレーム99内において略水平方向に並んで配置され図示しない製版済みのマスタを巻装する版胴13を外周部に備えた4つの印刷ドラムA、B、C、D(以下、「印刷ドラムA〜D」と略記する)と、各印刷ドラムA〜Dの下方近傍に配設され給送されてきた印刷用紙Pを押し付ける押圧手段としての4つのプレスローラ25A、25B、25C、25D(以下、「プレスローラ25A〜25D」と略記する)と、本体フレーム99内の一側部に固定されマスタロール3aから繰り出されるマスタ3を製版する製版手段としてのサーマルヘッド5を備えた一つの製版装置1と、この製版装置1に対向した本体フレーム99内の他側部に配設され各印刷ドラムA〜D間と製版装置1に最も近接した第1の位置P1とこの第1の位置P1から最も離れて排版収納手段としての排版収納ボックス42を着脱することが可能な第2の位置P2との間で移動可能であり、各印刷ドラムA〜Dの版胴13上の図示しない使用済みのマスタを剥離し排版する排版手段40および第1の位置P1で上記製版済みのマスタの一部を受け取り保持し各印刷ドラムA〜Dに給版すべく案内・搬送するための給版案内手段としての給版ガイド部43を備えた一つの排版給版装置2と、排版給版装置2を各印刷ドラムA〜D間および第1の位置P1に移動させるための移動手段38とを具備する。
後述するように、各印刷ドラムA〜Dの版胴13上(以下、単に「印刷ドラムA〜D上」等と略記する)の上記製版済みのマスタにインキを供給しながら印刷用紙Pを順次押し付けて多色重ね刷り印刷を行うことが可能に構成されている。
各印刷ドラムA〜Dは、何れも中央に配置された図示しないドラム軸の周りに回転自在に支持されていて、図示しない一つのメインモータによって、同図中の矢印方向(時計回り)に回転駆動されるようになっている。
上記メインモータを備えた回転駆動系は、印刷ドラム回転駆動装置として総称して表され、任意の公知技術が利用できる。
各印刷ドラムA〜Dのマスタクランパ59A〜59Dは、製版済みのマスタ3の一部としてのマスタ3の先端部を保持する保持手段としての機能・構成を有する。マスタクランパ59Aに対応した印刷ドラムAの回転位置は、給版位置を占めている状態を表している。また、マスタクランパ59B、59C、59Dに対応した印刷ドラムB、C、Dの回転位置は、各印刷ドラムA〜D間に予め設定されている初期位相差を無視して、印刷ドラムB、C、Dが占めるであろう給版位置を参考的に表しており、各印刷ドラムA〜Dが同時に同図に示す給版位置を占めることを意味するものでないことを付記しておく。
マスタクランパ59A〜59Dは、各印刷ドラムA〜D周辺の本体フレーム99側に配設され図示しない駆動機構を備えた開閉装置によって、各印刷ドラムA〜Dが停止した所定の位置である給版位置や排版位置で開閉される。上記支持円筒体には、マスタクランパ59の周辺を除くその円周上の所定の範囲にわたり上記開孔部が形成されたインキ通過性の印刷可能領域と、上記開孔部が形成されていないインキ不通過性の非印刷領域とが形成されている。非印刷領域は上記支持円筒体の両側端縁部にも設けられている。
各印刷ドラムA〜Dは、上記インキ供給装置および上記各構成要素等と共にドラムユニットを構成していて、本体フレーム99に対して図示しない着脱手段を介して着脱自在に構成されている。
また、各印刷ドラムA〜Dにおいて、特許文献4に記載されているように、ドラムの一部に基板を設置していれば、ディップスイッチ等の組合せにより、色情報をだすことが可能である。この場合、ドラムからの情報に基き、後述のように、操作パネルの表示部に各ドラムの情報を表示することができる。
各プレスローラ25A〜25Dは、各印刷ドラムA〜Dのインキローラ10に対向する版胴13の下方近傍に配設されていて、図示しない回転伝達手段およびカム等を介して各印刷ドラムA〜Dの回転に合わせた所定のタイミングで昇降して各印刷ドラムA〜Dの版胴13外周面に押圧する押圧位置とこの押圧位置から離間した非押圧位置との間で接離・変位自在に構成されている。各プレスローラ25A〜25Dは、同じ形状および同じ接離変位手段を有する。
給紙装置37は、印刷用紙Pを積載して昇降自在な給紙台14と、給紙台14上の最上の印刷用紙Pに接触してこれを送り出す給紙コロ15と、分離パッド17との協働作用によって印刷用紙Pを1枚ずつに分離する分離コロ16と、給紙コロ15および分離コロ16により1枚ずつに分離されて送り出された印刷用紙Pを下流側のレジストローラ対19に向けて搬送する搬送ローラ対18と、搬送ローラ対18により搬送されてきた印刷用紙Pの先端を用紙搬送装置21の用紙先端クランパ20aにタイミングを合わせて送り出すレジストローラ対19とを有する。
搬送ローラ対18は、例えば図示しないギヤあるいはプーリおよびタイミングベルト等の回転伝達手段を介して上記給紙モータに連結されていて、互いに圧接し合って回転される。レジストローラ対19は、図示しないプーリおよびタイミングベルトを介して図示しないレジストモータに連結されていて、該レジストモータによって互いに圧接し合って回転される。上記レジストモータは、例えばステッピングモータが好ましく用いられる。
すなわち、排出積載用紙搬送装置27は、印刷済みの印刷用紙Pを挟持・搬送してくる図示しない用紙搬送装置の図示しない用紙先端クランパから印刷済みの印刷用紙Pを受け取り保持する保持手段としての排出積載用紙先端クランパ26と、駆動プーリ24における用紙搬送方向X1の上流側に位置する一対の歯付きプーリとしての従動プーリ30、30と、従動プーリ30、30よりも用紙搬送方向X1の下流側に位置する一対の歯付きプーリとしての駆動プーリ31、31と、排出積載用紙先端クランパ26を有すると共に、従動プーリ30、30と駆動プーリ31、31との間に張り渡され矢印方向に回転移動可能な一対のタイミングベルト29a、29bと、排出積載用紙先端クランパ26を解放すべく駆動する図示しないカムとを有している。
プラテンローラ4は、ローラ軸の外周部に一体的に形成されていて、上記ローラ軸を介して上記製版側板対に回転自在に支持されている。プラテンローラ4は、上記ローラ軸に配設されたプーリ(図示せず)、プロッタモータ35側に設けられた駆動プーリおよびこれらのプーリと駆動プーリとの間に掛け渡されたタイミングベルト(共に図示せず)等を介して連結されたプロッタモータ35で回転され、マスタ3をサーマルヘッド5に押圧しつつマスタ搬送方向の下流側の上記マスタ貯留手段へ搬送するマスタ搬送手段としての機能を有する。プロッタモータ35は、ステッピングモータである。
ロータリカッタ8は、図示しないカッタモータにより駆動される。案内レール34は、未製版もしくは製版済みのマスタ3を搬送案内するガイド板を兼ねている。ロータリカッタ8は、その非作動時において、マスタ3の搬送に支障を与えないようにマスタ搬送路の片側端に待機していて、ここがロータリカッタ8のホームポジションとなっている。なお、切断手段は、上記のものに限らず、可動上刃と固定下刃とを有していて可動上刃が固定下刃に対してマスタ3の幅方向に回転しつつ移動するもの、可動上刃のみを有していてこれがマスタ3に対して回転しつつ移動する構成のもの、あるいはいわゆるギロチンタイプの昇降自在な可動刃および固定刃を有するもの等公知のものであってもよい。
マスタ排出ローラ対7a、7bは、その上側のローラが駆動ローラ、下側のローラが従動ローラでそれぞれ構成されている。マスタ排出ローラ対7a、7bは、撓みボックス62に貯留された製版済みのマスタ3を排版給版装置2の給版ガイド部43へ受け渡す機能を有する。上側のマスタ排出ローラ7aの軸とこの軸に固設されたプーリ(図示せず)との間には、回転駆動力断接手段としての電磁クラッチ36が介装されている。上側のマスタ排出ローラ7aは、上記プーリ、電磁クラッチ36およびタイミングベルト(図示せず)等の回転伝達手段を介して、プロッタモータ35に連結されている。マスタ排出ローラ対7a、7bによるマスタ搬送速度は、プラテンローラ4によるマスタ搬送速度よりもわずかに速くなるように予め設定されている。
排版給版装置2は、上記した給版ガイド部43と、上記した排版手段40と、排版手段40により剥離排版・搬送された使用済みのマスタ3を圧縮して収納する上記した排版収納ボックス42と、移動手段38の一部を構成する駆動手段としての駆動モータ49とを具備している。以下、給版ガイド部43、排版手段40、排版収納ボックス42および移動手段38周りの構成について詳述する。
上記変位手段は、中心支軸71、アーム側板対72、72、ソレノイド73および付勢手段としての図示しないバネから主に構成されている。中心支軸71の両端部は、アーム側板対72、72に固定されている。アーム側板対72、72の中心支軸71固定部よりも外側の中心支軸71の両端は、排版給版装置2のフレーム2Aに回転自在に設けられている。同図における奥側のアーム側板72の左端近傍部には、プランジャ73aを有するソレノイド73がフレーム2Aに固設されている。奥側のアーム側板72の左端部には、ソレノイド73のプランジャ73aがピンを介して連結されている。上記バネは、アーム側板対72、72の図示を省略された上端部と排版給版装置2のフレーム2Aの上部との間に設けられた一対の引張バネである。上記バネは、排版剥離ユニット68を常に略上方向に変位させる向き、すなわち排版剥離ローラ69および排版ローラ70を常時非剥離位置に変位させる向きに付勢している。
排版収納ボックス42が非満杯状態である場合、昇降モータ81がオンされ正転駆動されることにより、ラック部82bおよび上死点位置にある圧縮板82が排版収納ボックス42内を下降して、突起片82aが満杯検知センサ83の接触子を押して下死点検知(満杯検知センサ83がオン)を行った後、昇降モータ81が逆転駆動されることにより圧縮板82は元の上死点位置に戻る。排版収納ボックス42が排版で満杯になると、昇降モータ81が正転駆動されて所定時間がたっても満杯検知センサ83がオンしなくなることで、満杯検知がなされる。
案内レール46は、図2の紙面の手前側および奥側における本体フレーム99に排版給版装置2を挟む態様で固設されていて、同図の左右方向Xに延在した例えば凹状部材からなる。フレーム2Aにおける紙面の手前側および奥側には、上記凹状部材に緩く嵌入する被案内手段としての凸状部材が一体的に形成されている。上記駆動手段は、本体フレーム99側に固設され案内レール46に沿ってこれと平行なラックを有するラックレール47と、フレーム2Aの奥側に固設され常に上記ラックと噛み合うピニオン48をその出力軸に取り付け固定された正逆転可能な駆動モータ49とから主に構成されている。駆動モータ49としては、例えばDCモータやステッピングモータが用いられる。なお、駆動手段は、上記したものに限らず、例えば巻き掛け伝導装置を応用したチェーンや歯付きベルトを介して排版給版装置2を移動させてもよい。
また、上記駆動手段の例においては、ピニオン48と上記出力軸との間にウォームギヤを介装させるようにしてもよい。
4つの停止位置センサ56A〜56Dは、排版給版装置2の奥側右寄りのフレーム2Aに一体的に突出形成された遮光板57と選択的に係合してその光路を遮蔽されることにより排版給版装置2の停止位置を検出する発光素子および受光素子を備えた透過型の光学センサである。4つの停止位置センサ56A〜56Dを総称して排版給版装置位置検出装置と呼ぶ。なお、停止位置検出手段は、上記のものに限らず、例えばマイクロスイッチや反射型の光学センサを用いてもよい。
同図において符号110は操作パネル、111は表示部、112は製版スタートキー、113は印刷キー、114は試し印刷キー、115はテンキー群、116はファンクションキー群、117はカーソルキー、118はモードクリアキー、119はクリア/ストップキーをそれぞれ示す。
操作パネル110は、多色孔版印刷装置の各装置に指示を与えて所望する動作を行わせるように操作するためのものであり、上記原稿読取装置の上部の一側部に配設されている。操作パネル110には、液晶などからなる情報を表示する表示画面などの表示部111と、原稿の画像の読み取りから排版、製版、給版、版付け印刷、排紙工程に至るまでの一連の工程(動作)を起動するための、すなわち製版動作を開始させるための製版開始設定手段としての製版スタートキー112、印刷スタートを行う印刷キー113、画像位置の確認等の仕上がり具合を確認するために行なう試し印刷キー114、印刷枚数などを入力するテンキー群115、各種設定や変更の際に使用するファンクションキー群116、表示部111上のカーソルを移動するカーソルキー117、モードクリアキー118、クリア/ストップキー119などがある。
表示部111上には各種情報が表示される。
操作パネル110は、制御装置55と情報の授受が行なわれるようになっている。
表示部111は、LCD(液晶表示装置)等で構成されており、図示しない液晶駆動回路を介して駆動される。表示部111は、オペレータの行うべき操作を知らせたり、その操作結果に対して警告をしたり、マスタ3や印刷用紙Pのジャム箇所や排版給版装置2の停止位置状態あるいは排版収納ボックス42の排版満杯状態等を適宜文字表示したり、文字表示される操作内容を順次図示表示したり、マスタ3や印刷用紙Pのジャム箇所や排版給版装置2の停止位置状態あるいは排版収納ボックス42の排版満杯状態等を具体的に絵で表示する。排版収納ボックス42が使用済みのマスタ3で満杯になったことを報知する報知手段としての機能・構成を有する。
課金装置500は、箱形をしたその上部にコイン投入口501、および表示部502を有し、下部にコイン返却口503を有している。なおコイン投入口501および表示部502は課金装置を構成する箱体の側面に設けた例を示したが、オペレータの目線よりも低い位置の場合には、見づらいので箱体の上面にこれらコイン投入口501および表示部502を設けるとよい。
同図において符号50はカラー色分解スキャナ、51はパーソナルコンピュータ、52はI/Fコントローラ、53は画像処理装置、54は画像メモリ、56は排版給版装置位置検出装置、58は印刷ドラム回転駆動装置をそれぞれ示す。
カラー色分解スキャナ50によって読み込まれた原稿画像やパーソナルコンピュータ51(以下、「パソコン51」と略記する)上で作成されたカラーの原稿画像は、パソコン51上でさらに最適に編集・修正された上で、分版された4つの画像データとして出力され、多色孔版印刷装置に内蔵されたI/Fコントローラ52を経由して画像処理装置53に取り込まれた後、一旦画像メモリ54に収納される。画像処理装置53と多色孔版印刷装置の制御装置55とは、画像データ信号や指令信号を送受信している関係にある。
制御装置55の上記CPU(以下、単に「制御装置55」というときがある)は、各種計算・演算機能を有する他、マスタ料金演算手段、印刷料金演算手段、カウント手段としての計算・演算機能を有する。制御装置55は、図示しないセンサ入力回路および上記入力ポート等を介して、操作パネル110の各種キーと、排版給版装置位置検出装置56と、排版給版装置2の満杯検知センサ83とそれぞれ電気的に接続されていて、停止位置センサ56A〜56Dや満杯検知センサ83から出力される信号を受信する。
さらに、制御装置55は、図示しない各種モータ駆動回路やソレノイド駆動回路および上記出力ポート等を介して、排版給版装置2の主な制御対象構成要素である給版モータ41と、駆動モータ49と、排版モータ60と、ソレノイド73と、昇降モータ81とそれぞれ電気的に接続されていて、後述するような各種指令信号を給版モータ41、駆動モータ49、排版モータ60、ソレノイド73、昇降モータ81に送信してそれらの作動を制御する。
第1に、制御装置55は、各印刷ドラムA〜Dの給版時毎に、排版給版装置位置検出装置56からの出力信号を参照しつつ、排版給版装置2が第1の位置P1(ホームポジション)に移動するように駆動モータ49を制御した後、製版装置1からの製版済みのマスタ3の先端部を受け取り保持するように給版モータ41を制御し、その後、各印刷ドラム(この装置例では4つ)A〜Dの各停止位置に停止して、製版済みのマスタ3の先端部を各印刷ドラムA〜Dのマスタクランパ59A〜59Dに受け渡すという動作を繰り返すことによって、全ての印刷ドラムA〜Dに製版済みのマスタ3を給版する機能を有する。
第2に、制御装置55は、満杯検知センサ83からの満杯検知信号に基づいて、すなわち昇降モータ81のオン起動時点から所定時間経過しても満杯検知センサ83から下死点検知信号が出力されないとき、排版給版装置2が第2の位置P2に自動的に移動して停止するように駆動モータ49を制御する機能を有する。
第4に、制御装置55は、各印刷ドラムA〜Dのマスタクランパ59A〜59Dの何れか一つが製版済みのマスタ3の先端部を保持した後、その印刷ドラムA〜Dが製版済みのマスタ3を巻装すべく回転するときに、給版されるマスタ3にブレーキ抵抗を付与すべく、上側の給版ローラ44aが回転停止するように給版モータ41を励磁させる機能を有する。
制御装置55の上記ROMは、後述する各動作例で説明する多色孔版印刷装置の動作を実行するためのプログラムやデータ等や、前記プログラムやデータ等の設定は、ROMへ予めデータで与えたり、あるいはROMチップの交換等で行なわれる。
本実施例における多色孔版印刷装置の基本動作については、特許文献4と同様のため、省略する。
以下に本発明にかかる動作を説明する。
<プロセス1>
原稿を製版印刷する際には、使用者(オペレータ)は、図示しない原稿読取装置の所定の位置に原稿を載せる。
<プロセス2>
使用者は入力手段としての操作パネル110のテンキー群115(或いはスイッチ)により、通常画像モードかハーフトーン画像を再現する写真モードかの区別である画像種類や、画像の位置、印刷速度、用紙サイズや種類、などの情報を入力する。
次に製版実施選択手段であるファンクションキー郡116を使用して、表示部に表示されている各ドラムA〜Dのうち、印刷に使用するドラムを設定する。同時に、テンキー群115で所望の印刷枚数の入力を行う。これらの設定された情報は、記憶部であるRAMに記憶される。
但し、外部機器としての例えば、パソコン51からの画像データ転送の際には、パソコン画面上の表示の指示に従い、パソコン51から画像種類や画像の位置、印刷速度、用紙サイズや種類、などの情報を入力する。
また、製版実施選択手段としてパソコン51から、各ドラムA〜Dのうち、印刷に使用するドラムの設定や所望の印刷枚数の入力を行う。これらの設定された情報も、記憶部であるRAMに記憶される。
各種設定が終了すると、各種設定により記憶された情報と、制御装置55にあるマスタ料金記憶手段、印刷料金記憶手段としてのRAMに記憶されているマスタ料金データと印刷料金データに基き、前記CPUにて製版に要するマスタ料金と印刷に要する印刷料金とを演算する。
上記CPUにて演算した結果であるマスタ料金と印刷料金を、印刷装置98の操作パネル110の表示部111または、課金装置500にある表示部502の少なくとも一つに個別または、加算して表示する。また、同時に、料金を課金装置へ投入を促す旨も表示する。
使用者は、この表示された金額をコイン投入口501より現金またはそれに代わる磁気カードなどを投入する。このとき、表示されている製版・印刷両方に必要な料金(=マスタ料金+印刷料金)よりも投入金額が少ない場合には、例えば、製版スタートキー112を押下しても製版不可とし、投入料金が足りないことを表示部111(或いは表示部502)や音声などを使用して通知する。
少なくとも製版必要な料金以上または、製版・印刷両方に必要な料金以上が入金された場合に限り、使用者が製版スタートキー112を押すと、制御装置55に製版スタート信号が出されることにより、原稿読取装置での原稿読取と、製版装置での製版を開始する。
変形例として、投入料金が製版に必要な料金を超えていて、所望の印刷枚数の料金に関して不足している場合、現在投入されている料金で可能な印刷枚数を表示し、その枚数でも良ければ印刷を開始できるような選択ボタンを用意しておいても良い。
i.設定されたドラムにマスタが巻きつけられた後に、入力された印刷枚数に対して、コイン投入口501より投入された料金が少ない場合には、その旨を表示部111(或いは表示部502)や音声などを使用して通知する。それでも入金しないで印刷キー113を押下する場合には、投入された料金分までの印刷を行う。
ii.設定されたドラムにマスタが巻きつけられた後に、入力された印刷枚数の印刷を行う。
図1に示した例は前記したように、印刷にかかる費用データ(データD2)として、印刷色の違いによって1枚当たりの単価が異なる価格設定をしたケースである。
同図において、データD1、D2は、図5におけるROMに蓄えて入力時など必要に応じてテンキー群115の操作により表示部111に表示させる。また、演算結果のデータであるデータD3は、課金装置500の表示部502或いは操作パネル110の表示部111などに表示させる。
図6は操作パネル表示部の表示例を示す図である。
使用者が実印刷で使用するドラムを選択する場合には、以下のような手順で行う。
操作パネル110のファンクションキー群116で製版実施選択画面を選択する。製版実施選択画面が表示されたら、ファンクションキー群116または、カーソルキー117で使用するドラムを選択する。選択した表示部111を同図に示す。この例は、ドラムB〜Dを使用すると選択した場合の表示である。
図7はドラム選択モードの表示例を示す図である。
管理者が製版実施選択手段としての上記ドラム選択モードを実施するか否かを、操作パネル110からの入力で行うには、操作パネル110のファンクションキー群116で「管理者入力モード」の「ドラム選択モード」を選択する。「ドラム選択モード」画面が表示したら、ファンクションキー群116または、カーソルキー117で選択する。選択した表示部111を同図に示す。
4つのドラムのうち、3つのみを使用して印刷する場合には、プレスローラを退避位置にすることで、使用しないドラムに無製版マスタを巻く必要なく、印刷用紙を通紙し、必要な色のみを印刷することが可能となっている。
複数ある版胴のうち、使用者が所望の印刷物を得るために必要な色の版胴を予め選択する(使用者が入力装置あるいはネットワークを通してPC等から入力できる)ので、不必要なマスタの製版を防ぐことができる。
さらに、以下に説明する課金表示と合わせることによって、印刷するのに必要なマスタ料金全体を把握できる。
説明を付け加えると、本実施例にあるドラムが4つの場合で、例えば2つのドラムのみを使用する場合、画像を出さない(使用しない)色の場合には、例えば、無製版マスタをドラムに巻くと、印刷用紙通紙時に、用紙に不要な色が転写されない。例えば極薄い印刷用紙などの場合には、高湿環境下で使用すると、紙の吸湿により、紙自体が波状に変形することがある。その場合に、プレスローラを退避させる方法では、波状に変形した紙の盛り上がった部分が使用しないドラム上のマスタに接触する恐れがある。このような場合に、無製版マスタを巻くことで、不要な画像を転写することを防止できる。
図8は入力された印刷条件に見合う料金が投入された時の表示例を示す図である。
オペレータが操作パネル110のキーを操作して、これから行おうとする製版・印刷の料金を算出するのに必要な条件を入力すると、その結果がほぼ同図のように表示される。
同図に示す例では、オペレータによる入力結果として、印刷枚数100枚、印刷に用いるドラムとしてドラムB(赤)、ドラムC(青)、ドラムD(黒)の3種類、用紙サイズ「A3」、画像濃度「標準」、印刷速度「3速」(3段階の速度区分の最も速い速度)の各印刷条件が指定されたことが確認情報として表示された例を示している。表示部111がカラー表示できる場合は、使用するドラムを表示する部分をそのドラムの色で表示すればなお分かりやすい。
上記各印刷条件が指定された結果、印刷料金が算出され、製版料金150円、印刷料金900円の各金額がそれぞれ表示されている。製版料金と印刷料金の両方を合わせた合計金額は1050円である。このときは表示部111上部に「●料金を入れてください」の表示が出て、投入金額の欄は空欄になっている。「○製版・印刷できます」の表示はまだ見えていない。
オペレータは、この表示を見て、コイン投入口501よりコインで1050円を投入し、これが制御装置55により認識されると、投入金額の欄に必要な表示が行われ、印刷可能な条件が整っていることから、表示部111上部の表示欄は括弧内の、「○製版・印刷できます」の表示に切り替わる。
ただし、印刷条件指定より前にすでに必要額のコインが投入されている場合は、条件が確定した時点ですぐ「○製版・印刷できます」の表示がなされる。
同図は印刷条件が前図と同じで投入料金だけが少ない例を示している。
この例のように投入金額が120円でドラム3つ分の製版に必要な金額150円よりも少ない場合は、製版そのものができないことを知らせるメッセージを表示して料金の追加投入を促す。この状態では製版開始指令が出ても製版を開始しない。
これらの図では、料金を製版料金と印刷料金に分けて表示しているが、合算した金額だけ表示してももちろんかまわない。
この方法によれば、料金が不足している際には、前もってユーザーにその旨を通知することができるので、製版途中で料金不足による、印刷不可になることがない。
この例では投入金額が1000円丁度であった場合、総額では50円不足するが、この金額で印刷可能な枚数は最大94枚(846円)となるので、その旨を表示して印刷を続行するか料金の追加投入をするかの選択を促す。
本発明によれば、製版に掛かる費用であるマスタの料金と印刷にかかる費用である印刷料金とを自動的に演算・表示・課金することができる。
本発明によれば、多色印刷あるいは両面印刷を行う場合に、製版の前に、使用するマスタの料金を照合し、料金が不足している際には、製版開始手段により製版開始指示がなされても、製版を実施しないので、製版途中で料金不足による、印刷不可になることがない。しかも、持ち合わせが足りなくて、わずかな不足料金のため印刷を全くあきらめると言うのではなくて、現在投入している料金分だけでも印刷を実施したいという場合には、再度製版開始指令を出すことで、強制的に印刷を行うことができる。
2 排版給版装置
3 マスタ
13 版胴
500 課金装置
Claims (13)
- 取得した画像データをマスタに溶融穿孔する1個または複数の書き込み手段と、前記マスタを巻き付けて印刷する印刷手段としての複数の版胴と、用紙を印刷部へ送り込む給紙手段と、印刷を行った用紙を排出する排紙手段と、マスタ1版あたりの料金データを記憶するマスタ料金記憶手段と、前記版胴の少なくとも1つに対し、画像データをマスタに溶融穿孔し、その製版済みマスタを巻付ける製版動作の実施を行うか否かを選択する製版実施選択手段と、前記マスタ料金記憶手段と前記製版実施選択手段からのデータを元に、マスタにかかる料金を演算するマスタ料金演算手段と、該演算手段の演算結果に基づき課金する課金手段と、印刷条件その他の情報を表示する表示手段と、を有する印刷装置の課金システムにおいて、前記書き込み手段によって画像データをマスタに溶融穿孔して製版し、製版済みマスタを前記複数の版胴に対し巻付ける製版動作の開始を指示する製版開始手段を有し、製版を実施する前に、前記製版実施選択手段から入力したデータとマスタ料金記憶手段からのデータに基づき、前記マスタ料金演算手段で演算した結果と、前記課金手段に入金されている金額とを照合し、その照合結果を前記表示手段に表示することを特徴とする課金システム。
- 請求項1に記載の課金システムにおいて、 前記照合結果、入金されている金額が、必要な料金未満の場合には、その旨を通知することを特徴とする課金システム。
- 請求項1または2に記載の課金システムにおいて、前記照合結果、入金されている金額が、必要な料金未満の場合には、前記製版開始手段により製版開始指示がなされても、製版動作を実施しないことを特徴とする課金システム。
- 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の課金システムにおいて、前記製版実施選択手段は、前記印刷装置に備えられた入力機器であることを特徴とする課金システム。
- 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の課金システムにおいて、前記製版実施選択手段は、前記印刷装置に接続された外部入力機器であることを特徴とする課金システム。
- 前記請求項1ないし5のいずれか1つに記載の課金システムにおいて、印刷枚数入力手段と、任意枚数当たりの印刷料金データを記憶する印刷料金記憶手段と、前記印刷枚数入力手段により入力された印刷枚数と前記印刷料金記憶手段からの任意枚数当たりの印刷料金データからの情報を基に印刷料金を演算する印刷料金演算手段とを有し、該印刷料金演算手段により演算された演算結果と、前記マスタ料金演算手段により演算された演算結果とを別々に、または加算して前記表示手段に表示することを特徴とする課金システム。
- 前記請求項6に記載の課金システムにおいて、 前記マスタ料金演算手段により演算された演算結果と前記印刷料金演算手段により演算された演算結果とを別々に、または加算して課金することを特徴とする課金システム
- 前記請求項6または7に記載の課金システムにおいて、製版動作を行う前に、前記マスタ料金演算手段で演算した結果と、前記印刷料金演算手段で演算した結果と、を加算して得られた結果を、前記課金手段に入金されている金額と照合し、その照合結果を前記表示手段に表示することを特徴とする課金システム。
- 前記請求項8に記載の課金システムにおいて、 前記照合結果、入金されている金額が必要な料金未満の場合には、その旨を通知することを特徴とする課金システム
- 前記請求項8または9に記載の課金システムにおいて、 前記照合結果、入金されている金額が必要な料金未満の場合には、前記製版開始手段により製版開始指示がなされても、製版を実施しないことを特徴とする課金システム。
- 請求項9に記載の課金システムにおいて、入金されている金額が製版に必要な金額を超え、所望枚数の印刷には不足する場合、その料金で印刷可能な最大枚数を前記表示手段に表示し、追加入金を促すことを特徴とする課金システム。
- 請求項10に記載の課金システムにおいて、追加料金を入金せずに再度前記製版開始手段により製版開始指示がなされたときは前記最大枚数の印刷を実行することを特徴とする課金システム。
- 前記請求項1ないし12のいずれか1つに記載の課金システムを用いる印刷装置において、 前記マスタ料金演算手段、前記印刷料金演算手段、前記課金装置、書き込み手段のうち何れか1つ以上を前記印刷装置とは別体としたことを特徴とする印刷装置。
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JP2012038172A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Japan Research Institute Ltd | 振込金額照合装置、振込金額照合システム及び振込金額照合プログラム |
JP2012187724A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-10-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム |
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- 2006-05-09 JP JP2006129943A patent/JP2007301747A/ja active Pending
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