JP2007301193A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤の遊技領域へ発射球を案内する発射球案内路に設けるガイドレールを、特別な熟練を要することなく、適切な位置へ安定した状態で取付けることができる遊技機を提供する。
【解決手段】ガイドレール10の上端を定位置に固定保持するガイドレール取付けユニット9のガイドレール調整固定部98へ回動可能に軸着した調整固定部材12は、ガイドレール10の下端部をレール端固定部12bで固定し、調整固定部材12を調整方向Cへ回転させることに伴ってレール端固定部12bが変位すると、ガイドレール10全体が圧縮されつつ下端部は発射球案内路7bの幅を狭める方向へ移動するため、ガイドレール10の下端より上方となる部位にはその反対側への押圧力が作用して外側壁部の内面へ効果的に押されるので、ガイドレール10を歪めることなく張り具合を調整できる。
【選択図】図11

Description

本発明は、発射装置から発射された遊技球を遊技盤の遊技領域へ案内する発射球案内路の側壁に沿わせてガイドレールを取り付けるガイドレール取付ユニットを遊技盤前面側に設けた遊技機に関する。
従来より、遊技球を用いた弾球遊技を行う遊技機として、発射装置により弾発した遊技球を遊技領域へ案内するために、内側壁と外側壁との間に形成された発射球案内路を備えたものがある。この発射球案内路は、遊技盤における遊技領域を区画形成する合成樹脂製の遊技領域区画部材を主体として形成されているが、発射球案内路における外側壁の内面は、弾発された遊技球が遊技領域へ導かれる過程で強く押し当たるため、耐摩耗性を向上させる必要から、金属製の長尺な帯板よりなるガイドレールが外側壁の内面に沿って設けられている。
このように、合成樹脂製の遊技領域区画部材と金属製のガイドレールを組み合わせて発射球案内路を形成した場合、その材質の違いや加工精度の問題から、ガイドレールを外側壁内面に対して適切な張り具合となるように取付けることは困難で、状況に応じた微調整が必要である。そこで、ガイドレール上端の係止部を遊技領域区画部材に係止し、ガイドレール下端の止着部を遊技領域区画部材における外側壁下端の下端止着受け部に係止し、リング状の有弾性スペーサを介在させてネジ等の止着部材を用いて止着する構造の遊技機が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−237696号公報(第9頁、図7)
上記特許文献1に記載の発明では、ガイドレール上端を定位置に固定し、ガイドレール下端を止着部材の締め付け具合に応じて、ガイドレール下端部を接線方向へ押圧する量を加減することで、遊技領域区画部材の外側壁内面に対してガイドレールが適切な張り具合となるように張設位置を微調整できるのである。
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明が採用しているガイドレールの取付構造では、ガイドレール下端部を接線方向へ押圧する量の調整しかできないため、歪み無くガイドレールの張り具合を調整するには熟練した技術が必要とされ、不慣れな者が調整作業を行うと、ガイドレールの下部で瘤状に膨らんで(内側壁の方へ突出するように曲がって)から外側壁内面に沿うように窪む曲面となる略S字状に歪んでしまうこともある。このように、ガイドレールが略S字状に曲がってしまうと、ムラ跳びが発生してしまい、安定した弾発遊技を行えないので、遊技機としては大きな問題である。
加えて、特許文献1に記載の発明では、ガイドレール下端を1個のネジで止着する構造であるため、ガイドレールが遊技領域区画部材の外側壁内面と平行な状態に固定されるとは限らず、ガイドレールが外側壁に対して傾斜した状態となってしまう可能性がある。このように、遊技領域区画部材の外側壁内面と平行な状態(遊技盤の表面に対して垂直に立ち上がった状態)に調整されていないガイドレールに案内された遊技球は、前後方向(遊技盤の前側に配置される透明部材の裏面と、奥側となる遊技盤の表面との間)における流路が不安定で、ムラ跳びの原因となる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、遊技盤の遊技領域へ発射球を案内する発射球案内路に設けるガイドレールを、特別な熟練を要することなく、適切な位置へ安定した状態で取付けることができる遊技機の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、発射装置から発射された遊技球を遊技盤の遊技領域へ案内する発射球案内路の側壁に沿わせてガイドレールを取り付けるガイドレール取付ユニットを遊技盤前面側に設けた遊技機において、前記ガイドレール取付ユニットは、遊技盤に取り付けるための取付ベース部と、前記取付ベース部から遊技盤前方に向かって起立し、遊技盤前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成した発射球案内壁部と、前記ガイドレールの一端部をガイドレール固定部に固定するための固定部材と、前記発射球案内壁部の内側起立面に前記ガイドレールが沿って取り付けられるようにガイドレールの他端部の固定位置をガイドレール調整固定部に調整可能に固定する調整固定部材と、を備え、前記調整固定部材は、少なくとも、前記ガイドレールの他端部を固定するレール端固定部と、前記ガイドレール調整固定部に回動可能に取り付ける軸着部を有し、前記ガイドレール調整固定部に調整固定部材を取付けた未調整状態から、ガイドレールを圧縮する方向である調整方向へ調整固定部材を回転させることにより、ガイドレールを発射球案内壁部の内側起立面へ押圧するようにレール端固定部を変位させてガイドレールの張設位置を調整し、調整固定部材を回動不能に固定することでガイドレールの他端部を固定するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の遊技機において、前記調整固定部材は、未調整状態において、回動中心からガイドレールまでの最短離隔距離よりも、回動中心からレール端固定部までの固定端離隔距離を長く設定したことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記調整固定部材は、回動中心に対してレール端固定部の略対称位置に、回動中心から遠ざかる方向へ延出する調整操作部を備えることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記請求項3に記載の遊技機において、前記調整固定部材の近傍には、固定当接部を有する回動固定部材を回動可能に設け、前記調整固定部材の調整操作部には、前記調整固定部材の固定当接部が当接した状態を保持する当接受け部を設け、前記回動固定部材の固定当接部を前記調整操作部の当接受け部に当接させることにより、調整固定部材のレール端固定部が所定位置となるまで回転した張設基準状態で調整固定部材が固定保持されるようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遊技機において、前記発射装置から発射された遊技球が発射勢に応じて最初にガイドレールに衝接する可能性のある範囲を発射球衝接部とし、該発射球衝接部の裏側における発射球案内壁部を廃して発射球衝撃吸収空間部を形成し、前記発射球衝撃吸収空間部の下方に前記調整固定部材を設けるようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る遊技機によれば、前記ガイドレール取付ユニットは、遊技盤に取り付けるための取付ベース部と、前記取付ベース部から遊技盤前方に向かって起立し、遊技盤前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成した発射球案内壁部と、前記ガイドレールの一端部をガイドレール固定部に固定するための固定部材と、前記発射球案内壁部の内側起立面に前記ガイドレールが沿って取り付けられるようにガイドレールの他端部の固定位置をガイドレール調整固定部に調整可能に固定する調整固定部材と、を備え、前記調整固定部材は、少なくとも、前記ガイドレールの他端部を固定するレール端固定部と、前記ガイドレール調整固定部に回動可能に取り付ける軸着部を有し、前記ガイドレール調整固定部に調整固定部材を取付けた未調整状態から、ガイドレールを圧縮する方向である調整方向へ調整固定部材を回転させることにより、ガイドレールを発射球案内壁部の内側起立面へ押圧するようにレール端固定部を変位させてガイドレールの張設位置を調整し、調整固定部材を回動不能に固定することでガイドレールの他端部を固定するようにしたので、調整固定部材を調整方向へ回すという操作だけで、ガイドレールに発射球案内壁部の内側起立面へ当着させる方向の力が作用するため、ガイドレールが略S字状に撓むような歪みを生じさせることなく、ガイドレールの張り具合を調整できる。また、調整固定部材を回動させて適切な張設位置に調整したところで、調整固定部材を固定するれば、ガイドレールも固定されるので、特別な熟練技術を要することなく、ガイドレールを適切な位置へ安定した状態で取り付けることができる。
また、請求項2に係る遊技機によれば、前記請求項1に記載の遊技機において、前記調整固定部材は、未調整状態において、回動中心からガイドレールまでの最短離隔距離よりも、回動中心からレール端固定部までの固定端離隔距離を長く設定したので、調整固定部材を調整方向へ回すと、レール端固定部はガイドレールを圧縮しつつ発射球案内路の幅を狭める方向へ変位することとなり、レール端固定部より下流となるガイドレールにはその反対側、すなわち発射球案内壁部の内側起立面へ当着させる方向の力が効率良く作用し、一層効果的な張設位置の調整が可能となる。
また、請求項3に係る遊技機によれば、前記請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記調整固定部材は、回動中心に対してレール端固定部の略対称位置に、回動中心から遠ざかる方向へ延出する調整操作部を備えるので、調整固定部材を調整方向へ回したときに生ずるガイドレールの弾性復元力に抗して、調整固定部材の回動調整を行うことが容易となる。
また、請求項4に係る遊技機によれば、前記請求項3に記載の遊技機において、前記調整固定部材の近傍には、固定当接部を有する回動固定部材を回動可能に設け、前記調整固定部材の調整操作部には、前記調整固定部材の固定当接部が当接した状態を保持する当接受け部を設け、前記回動固定部材の固定当接部を前記調整操作部の当接受け部に当接させることにより、調整固定部材のレール端固定部が所定位置となるまで回転した張設基準状態で調整固定部材が固定保持されるようにしたので、回動固定部材を回動させて、固定当接部を調整固定部材の調整操作部の当接受け部に当接させるだけで、ガイドレールの張り具合が張設基準状態となる位置まで調整固定部材が回転し、尚かつ、その位置に調整固定部材が固定される。すなわち、調整固定部材を適宜回動させるという一つの動作で、ガイドレールの張設位置の調整と、ガイドレールの固定動作を同時に行えるので、ガイドレールの取付作業を一層簡易に行える。
また、請求項5に係る遊技機によれば、前記請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遊技機において、前記発射装置から発射された遊技球が発射勢に応じて最初にガイドレールに衝接する可能性のある範囲を発射球衝接部とし、該発射球衝接部の裏側における発射球案内壁部を廃して発射球衝撃吸収空間部を形成し、前記発射球衝撃吸収空間部の下方に前記調整固定部材を設けるようにしたので、調整固定部材を調整方向へ回したとき、未調整状態よりも発射球案内路の幅を広げる方向へ押圧する力をガイドレールの発射球衝接部へ効率良く作用させることが可能となる。これにより、ガイドレールの発射球衝接部の張り具合、すなわち衝接した遊技球に対する緩衝度合いを良好に調整でき、ムラ跳びの抑制に一層の効果を発揮する。
次に、本発明に係る遊技機の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1に示すのは、弾球遊技を行える遊技機1の正面図である。本実施形態として示す遊技機1には遊技に関連した各種機能(後に詳述)を付加し、遊技機1の一側方には、プリペイドカード(所定の金額で予め販売される弾球遊技用のカードであって、通貨と等価な有価データを記憶させたものをいう)の使用を可能ならしめるカード制御機能や球貸制御機能等を付加した球貸ユニット(図示を省略)を設け、球貸ユニットで借り受けた遊技球を用いて遊技機1で遊技を行えるようにした。なお、球貸ユニットが備える機能の全部もしくは一部を遊技機1に付加し、遊技機1から遊技球を貸し出すようにしても良い。
遊技機1は、額縁状の本体枠2の前面側に各種の遊技機能部が設けられた前面枠3を開閉可能に設け、該前面枠3の前面側に透明部材保持枠4と上皿ユニット5を各々開閉可能に設け、更に前面枠3の最下部には下皿ユニット6を固着した外観を有するものである。透明部材保持枠4は、透明なガラスや硬質合成樹脂等よりなる透明部材4aを保持するものである。上皿ユニット5は、遊技球を貯留可能な上皿貯留部51を備え、遊技に伴って遊技球を順次発射装置へ供給する。下皿ユニット6は、上皿貯留部51が満杯になってオーバーフローした遊技球あるいは遊技者が球抜操作部52を操作することにより上皿貯留部51から抜き出された遊技球が導入される下皿貯留部61や遊技者が操作する操作ハンドル62等を備える。
図2は、透明部材保持枠4と上皿ユニット5と下皿ユニット6とを取り外した前面枠3の正面図である。前面枠3には、遊技盤7の下面が載る遊技盤載置部31と、遊技盤7の左右両側辺および上辺を所定位置に収納・固定する枠状の遊技盤収納フレーム部32を有し、この前面枠3に固定された遊技盤7の遊技領域7aは、透明部材保持枠4の透明部材4aから遊技者が良好に視認できる。この遊技盤7の遊技領域7aには、図示を省略したが、遊技球の流下状態に変化を与える障害釘が植設されると共に、変動表示ゲームを行うための変動表示装置や球の入賞状態が変化する変動入賞装置といった大型の遊技装置、種々の入賞口等が配置され、発射球案内路7bから遊技領域7aの上部へ案内された遊技球は、下方へ流下して行く過程で、入賞装置や入賞口といった入賞領域へ入賞する可能性がある。何れの入賞領域にも入賞しなかった遊技球は、遊技領域7a最下端に設けたアウト口7cから回収される。
また、遊技盤載置部31の前面側であって上皿ユニット5の上皿貯留部51に貯留された遊技球が流出する流出口より遊技球を受入れ可能な位置には発射ユニット8を設けてある。この発射ユニット8は、遊技球を弾発する発射装置の機能と、上皿貯留部51から供給された遊技球を1個宛て発射装置の発射位置へ送り出す球送り装置の機能を一体に備えるもので、流入口81より受入れた遊技球を球送り機構により発射レール82の発射位置へ供給すると、モータ等の電気的駆動源により一定の回動範囲内で往復回動する杵状の弾発部材83の先端付近に設けた弾発部83aが発射位置に待機している遊技球に当り、遊技球が発射レール82の傾斜に応じた角度で打ち出され、遊技盤7の遊技球案内路7bを経て遊技領域7aへ至るのである。
上記発射ユニット8による弾発勢は、操作ハンドル62の操作によって遊技者が適宜に調整できるが、弾発勢が足りなかったために、発射レール82から遊技盤7の発射球案内路7bの最上流端(発射球が飛入する最下部)である受入部7b1へ到達できなかった遊技球や、発射球案内路7bの最下流端(最上部)である導出部7b2を通過して遊技領域7aへ到達できるほどの勢いが無かったために途中で発射球案内路7bを逆流下してきたファール球を回収するファール球回収部33を遊技盤載置部31の適所(発射レール82の上端近傍から発射球案内路7bの下方を含む領域)に設けてある。
ここで、上述した発射ユニット8から発射された遊技球が導入される遊技盤7について説明する。図3は遊技盤7の斜視図であり、図4は遊技盤7の分解斜視図である。
遊技盤7は、ベニヤ合板や合成樹脂等で形成された四角厚板状の本体盤71aの前面に種々の装飾印刷が施された薄いシート状の装飾シート71bを貼付した遊技盤本体71に遊技領域区画部材を装着し、遊技球が転動流下可能な制限領域である略円形状の遊技領域7aを区画形成したものである。
本構成例の遊技盤7においては、遊技領域7aの上部から左側部および下部に至る円弧状の遊技領域区画機能と発射ユニット8から発射された遊技球を遊技領域7aへ案内する発射球案内路構成機能とを一体に備えるガイドレール取付ユニット9と、遊技領域7aの右上部から右側部に至る略円弧状の遊技領域区画機能を有する第1遊技領域区画部材72と、遊技領域7aも右側部から右下部に至る略円弧状の遊技領域区画機能を有する第2遊技領域区画部材73と、遊技領域7aの最下部でアウト口7cを形成するアウト口形成部材74を遊技盤本体71の前面側適所に取付けることで、略円形状の遊技領域7aを形成するものとしたが、より多くの遊技領域区画部材に分割しても良いし、一体の遊技領域区画部材を遊技盤本体71に装着するようにしても良い。
また、遊技領域7aにおける下部は遊技球の落下勢が比較的強いために、遊技球から受ける衝撃に耐え得る補強機能と衝撃を吸収する機能を付加するべく、ガイドレール取付ユニット9の下部内側には第1緩衝部材75aを、第2遊技領域区画部材73の内側には第2緩衝部材75bを各々設けた。これら第1,第2緩衝部材75a,75bがアウト口7cの前方左右両側に所定高さ立ち上がると共に、アウト口前方遮蔽部材76が第1,第2緩衝部材75a,75bの前端縁と略面一に立ち上がることで、アウト口7cの前方には下方に窪むポケット状のアウト球導入空部が形成され、第1,第2緩衝部材75a,75bの上面に沿って流下した遊技球はアウト球導入空部へ落ち、速やかにアウト口7cへ取り込まれることとなり、旧来のようにアウト口7cを通り過ぎてしまうことがない。なお、これら第1,第2緩衝部材75a,75bは、遊技盤7の下方からピアノ線等の不正部材が遊技領域7a内へ挿入されることを防止する不正防止機能も併せ持つ。
遊技領域区画機能を有するガイドレール取付ユニット9は、発射球案内路7bの側壁に沿わせてガイドレール10を取り付けるものである。以下、ガイドレール10の詳細な取付構造について説明する。図5はガイドレール取付ユニット9とガイドレール10を分離した斜視図である。
ガイドレール取付ユニット9は、遊技盤本体71に取り付けるための取付ベース部91と、取付ベース部91から起立する発射球案内壁部として内外一対の外側壁部92および内側壁部93を備える。これら外側壁部92と内側壁部93との間は遊技盤本体71の表面と平行な平坦面である発射球案内路背面部91aとし、外側壁部92と内側壁部93と発射球案内路背面部91aとで、断面略コ字状の発射球案内路7bが形成される。そして、金属製の長尺な帯板よりなるガイドレール10は、発射球案内壁部たる外側壁部92の内側起立面たる内面92aに沿わせて張設することで、発射球が当たる球ガイド面10aに遊技球が当接し、その反対側の側壁当接面10bが外側壁部92の内面92aに当接若しくは近接した状態となる。
外側壁部92と内側壁部93は、何れも遊技盤本体71前面の下端側から上端側に亘って左側方に膨らむ円弧状に形成した長尺板状の突出体であり、少なくとも、外側壁部92の内面92aと内側壁部93の外面93aは、遊技盤本体71の前面に対してほぼ垂直に立ち上がる。また、本構成例のガイドレールユニット9における内側壁部93の内面93bは、遊技領域7aの境界を区画する壁面であり、内側壁部93の内面93bも外面93aと同様に、遊技盤本体71の前面に対してほぼ垂直に立ち上がる。
内側壁部93の上端近傍には、球戻り防止部材保持部93cを設けてあり、発射球案内路7bの最下流部である導出口7b2を遮蔽する状態で球戻り防止部材94を揺動可能に保持する。球戻り防止部材94は、例えば、可撓性の金属薄板を屈曲させて閉止部94aと被保持部94bとが所定の角度を成すようにし、被保持部97bが球戻り防止部材保持部93cに保持されたときに、閉止部94aの先端が外側壁部92の内面92aに当接若しくは近接する状態となる。
そして、発射球案内路7bを通って導出口7b2へ遊技球が至ると、その勢いで球戻り防止部材94の閉止部94aにおける端部が外側壁部92の内面92aから離隔する方向へ揺動し、遊技球を遊技領域7aへ通過させた後、速やかに導出口7b2を閉止する位置へ復元される。逆に、遊技領域7a内の遊技球が発射球案内路7b内へ戻るように流下してきたときには、その遊技球の流下勢によって、球戻り防止部材94の閉止部94aにおける端部が外側壁部92の内面92aへ押圧されるため、発射球案内路7bの導出口7b2は閉状態に保たれ、遊技球が発射球案内路7bへ逆戻りすることはない。なお、発射球案内路背面部91aの上端は、概ね閉状態の閉止部94aの位置とし、発射球案内路7bの導出口7b2を抜けると、背面側は遊技盤本体71の表面となる。
一方、外側壁部92は、ガイドレール10の長さに適合するように、内側壁部93よりも長く構成し、発射球案内路7bの上端である導出口7b2よりもさらに上方、最上端部の近傍まで延出させてある。外側壁部92の最上端縁と、これに連なる内曲面を有する上壁部95との間には、比較的小さな空隙であるガイドレール挿通空部96を形成し、ガイドレール10の上端部を固定した固定部材11を固定部材収容空部97へ収容したとき、ガイドレール挿通空部96を介してガイドレール10が外側壁部92の内面側へ導き出されるようにした。
また、外側壁部92の下方部適所には、ガイドレール10の張設位置よりも外側に窪む発射球衝撃吸収空間部92bが形成されるように、外側に退避した退避壁92b1と、この退避壁92b1の上部および下部に連なる上部退避壁92b2および下部退避壁92b3を設けた。発射球衝撃吸収空間部92bは、発射ユニット8から発射された遊技球が発射勢に応じて最初にガイドレール10に衝接する可能性のある範囲(発射球衝接部10a)の裏側に形成することで、ガイドレール10の弾性による発射球の衝撃吸収を良好に行うためのものである。
さらに、発射球衝撃吸収空部92bの下方には、ガイドレール調整固定部98を設け、ガイドレール10の下端部の固定位置を調整可能に固定する調整固定部材12を回動可能に保持する。調整固定部材12は、主体121と裏蓋体122とでガイドレール10の下端部を狭持するもので、前後方向に貫通する軸受孔12aをガイドレール調整固定部98の前面側に突出形成した第1軸支部98aに挿通し、ネジ等の止着部材13で抜け止めすることにより、調整固定部材12がガイドレール調整固定部98へ回動可能に支持される。なお、下部退避壁92bと最下端(発射球案内路7aの最上流)の下壁部92cとの間には適宜な開口であるレール導入空部を形成し、調整固定部材12に保持されたガイドレール10が、発射球案内路7a側へ導入されるようにした。また、ガイドレール調整固定部98には第2軸支部98bを設け、調整固定部材12を所定位置まで回動させて固定する回動固定部材14の軸受孔14aに挿通させ、ネジ等の止着部材15で抜け止めすることにより、回動固定部材14がガイドレール調整固定部98へ回動可能に支持される。これら調整固定部材12や回動固定部材14の軸着構造はこれに限定されるものではなく、ガイドレール調整固定部98側に軸受孔を設けて、調整固定部材12や回動固定部材14に回動軸を設けるようにしても良い。
なお、本構成例のガイドレール取付ユニット9においては、「取付ベース部から遊技盤前方に向かって起立し、遊技盤前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成した発射球案内壁部」としての外側壁部92に加えて、内側壁部93と発射球案内路背面部91aを一体に備えるものとしたが、これに限らず、発射球案内路背面部91aは遊技盤本体71の表面とし、内側壁部93は別部材として遊技盤本体71に取付けるようにしても良い。ガイドレール取付ユニット9としては、少なくとも、発射ユニット8から発射された遊技球を遊技領域7aへ案内する発射球案内壁部の内側起立面にガイドレール10を取付けるための機能を備えていれば、その他の機能を付加しても良いし、逆に取り除いても構わない。
以下、ガイドレール取付ユニット9に対するガイドレール10の具体的な取付構造について説明する。
先ず、ガイドレール10の一端である上端部は、上方に折り曲げられた上端導入部101aと、この上端導入部101aの上部を側方(例えば、遊技盤7に向って左側)へ屈曲させた上端抜け止め部101bとを備え、固定部材11の裏面側に開放する上端固定空部11a内に上端抜け止め部101bが固定保持されるように挿入すると、ガイドレール10の上端導入部101aが固定部材11の最下部(上端導入部101aの両面下部に近接して下方に突出する誘導突部11b,11b)にほぼ一致し(図6を参照)、この固定部材11を前面開放の固定部材収容空部97へ前方から収容すると、外側壁部92の上端縁から内面92aに沿ってガイドレール10がちょうど屈曲する位置に固定される。なお、ガイドレール10の一端を固定する構造は、これに限定されるものではなく、適切な位置へ安定的に固定できれば良い。
また、上記のようにして上端を固定保持されたガイドレール10は、より効率良く外側壁部92の内面92aに沿った状態となるように、例えば、ガイドレール10の後縁(発射球案内路背面部91aに当たる側縁)適所には係合突起10cを設け、ガイドレール取付ユニット9の対応位置に設けた係合孔91bに係合させるものとした(図3におけるVII−VII断面である図7を参照)。また、ガイドレール10の後端を発射球案内路背面部91aに当接させることで、取付けたガイドレール10の前後方向の位置を安定させることができるもものの、発射球案内路7bの導出部7b2で発射球案内路背面部91aが無くなるため、これより上方部分におけるガイドレール10の後端を安定させるべく、外側壁92の内面92aにはレール後端支持段部92dを形成した(図3におけるVIII−VIII断面である図8を参照)。
一方、ガイドレール10の他端である下端部は、外側(例えば、遊技盤7に向った左下側)に折り曲げられた下端導入部102aと、この下端導入部102aの端部を上方(例えば、遊技盤7に向って左上側)へ屈曲させた下端抜け止め部102bとを備え、調整固定部材12の主体121の裏面側に開放するレール下端固定空部121a内に下端導入部102aおよび下端抜け止め部102bを収容し、裏蓋体122で閉止すると、裏蓋体122の前面側に突出する軸孔構成部122aの外周面に形成した第1当接面122a1と第2当接面122a2が夫々ガイドレール10の下端導入部102aと下端抜け止め部102bに当たって、ガイドレール10の下端がレール下端固定空部121a内の適切な位置に安定的に保持される(図9および図10を参照)。なお、ガイドレール10の他端部を保持する構造は特に限定されるものではないが、少なくとも、弧状に彎曲するガイドレール10を圧縮した際の復元力に対して十分抗し得る固定強度を備えていれば良い。
また、調整固定部材12の主体121には、レール下端固定空部121aから外側面に連通する導入開口121bを設け、ガイドレール10の下端導入部102bが導入開口121bからレール下端固定空部121a内へ導入されるのであるが、この導入開口121bの開設位置であるレール端固定部12bは、回動中心からガイドレール10までの最短離隔距離よりも長く設定しておく。
具体的には、図10に示すように、調整固定部材12をガイドレール調整固定部98の第1軸支部98aへ回動可能に取付けた未調整状態において、回動中心となる第1軸支部98aの中心からガイドレール10までの距離が最短となる最短方向Aに対して、所定角度αを隔てて発射球案内路7bの上流側となる固定端方向Bにおいては、回動中心からレール端固定部12bまでの固定端離隔距離の方が長くなるように設定してある。
従って、図11(a)に示す未調整状態から、ガイドレール10を圧縮する方向(固定部材11により固定されたレール上端へレール下端を近づける方向で、例えば、固定端方向Bを最短方向Aへ近づける方向)である調整方向Cへ調整固定部材12を回転させてレール端固定部12bを変位させると、ガイドレール10の下端部が調整固定部材12にしっかり固定されているために、ガイドレール10の下端部もレール端固定部12bの変位に追随し、ガイドレール10の下端部は未調整状態における位置よりも発射球案内路7bの幅を狭める方向(内側壁部93へ近づく方向)へ変位してゆくこととなり、ガイドレール10のレール端固定部12bより下流となる部位にはその反対側、すなわち外側壁部92の内面92aへガイドレール10の側壁当接面10bを押圧する方向の力が効率良く作用するため、ガイドレール10が略S字状に撓むような歪みを生じさせることなく、ガイドレールの張り具合を効果的に調整できる(図11(b)を参照)。
特に、本構成例のガイドレール取付けユニット9においては、発射球衝撃吸収空間部92bの下方にガイドレール調整固定部98を形成して、調整固定部材12を設けたので、調整固定部材12を調整方向へ回したとき、未調整状態よりも発射球案内路7aの幅を広げる方向へ押圧する力をガイドレール10の発射球衝接部10a1へ効率良く作用させることが可能となる。これにより、ガイドレール10の発射球衝接部10a1の張り具合、すなわち衝接した遊技球に対する緩衝度合いを良好に調整でき、ムラ跳びの抑制に一層の効果を発揮する。
なお、調整固定部材12を調整方向へ回して適切な張設位置に調整したところで、調整固定部材12を固定するれば、ガイドレール10も固定されるので、特別な熟練技術を要することなく、ガイドレール10を適切な位置へ安定した状態で取り付けることができるが、より一層簡易な調整操作を可能とするように、調整固定部材12には、回動中心に対してレール端固定部12bの略対称位置に、回動中心から遠ざかる方向へ延出する調整操作部12cを設けた。この調整操作部12cを使って調整固定部材12の回動調整を行えば、調整固定部材12を調整方向へ回したときに生ずるガイドレール10の弾性復元力に対して、比較的弱い力で抗することができるので、調整固定部材12の回動調整を一層簡易に行うことができる。
また、調整固定部材12の回動位置を調整したところで固定する手法は特に限定されるものではなく、例えば、回動調整した位置にて調整固定部材12をビス等の止着手段によって回動不能に固定しても良いし、予め数カ所の固定可能位置を設けておき、良好な回動調整位置に最も近い固定可能位置へ固定するようにしても良い。しかしながら、ガイドレール10の微妙な張り具合を見極めながらガイドレール取付けユニット9に取付けるには、それなりの熟練が必要であることから、おおよその基準となる回動調整位置を予め定めておき、簡易な手法で基準となる回動位置へ調整固定部材12を回動させ、尚かつ、該状態で固定できれば、ガイドレール10の張り具合をある程度均質に維持しつつ作業性を向上させることが可能となる。
そこで、本構成例のガイドレール取付けユニット9においては、第2軸支部98bに回動固定部材14を回動可能に設け、回動中心から一方向へ突出した固定当接部14bを回動可能とし、この回動固定部材14の近傍に位置することとなる調整固定部材12の調整操作部12cの被当接面12c1には、第1突部12d1と第2突部12d2を適宜な間隔で並設した。これにより、調整固定部材12を回動させて固定当接部14bが調整操作部12cの非当接面12c1に当たった後、調整固定部材12を調整方向へ回動させるように押圧してゆきつつ第1突部12d1を乗り越え、第1突部12d1と第2突部12d2と間に形成される保持凹部に入ると、回動固定部材14は該状態に保持される(図11(b)を参照)。
従って、調整固定部材12のレール端固定部12bが所定位置となるまで回転した張設基準状態で調整固定部材12が固定保持されるように、回動固定部材14の固定当接部14bや調整操作部12cにおける第1,第2突部12d1,12d2の形成状態を設定しておけば、回動固定部材12を回動させて、固定当接部14bを調整固定部材12の調整操作部12cに形成した当接受け部(第1突部12d1と第2突部12d2と間に形成される保持凹部)に当接させるだけで、ガイドレール10の張り具合が張設基準状態となる位置まで調整固定部材12が回転し、尚かつ、その位置に調整固定部材12が固定されるので、調整固定部材14を適宜回動させるという一つの動作で、ガイドレール10の張設位置の調整と、ガイドレール10の固定動作を同時に行うことができ、ガイドレール10の取付作業を一層簡易に行える。
なお、上述したガイドレール10の下端部を固定する調整固定部材12は、ガイドレール調整固定部98に取り付けただけの未調整状態において、回動中心からガイドレール10までの最短離隔距離よりも、回動中心からレール端固定部12bまでの固定端離隔距離を長く設定したが、ガイドレール10の端部固定構造はこれに限定されるものではなく、未調整状態から調整固定部材12を調整方向へ回転させることにより、ガイドレール10の側壁当接面10bを外側壁部92の内面92a押圧するようにレール端固定部12bを変位させてガイドレール10の張設位置を調整できれば良い。
例えば、図12(a),(b)に示すガイドレール取付ユニット9′においては、第2構成例に係る調整固定部材12′の回動中心からガイドレール10までの最短離隔距離となる部位をレール端固定部12b′としてある。なお、前述したガイドレール取付ユニット9と同一の構造については同一符号を付して説明を省略する。
このガイドレール取付ユニット12′において、図12(a)に示す未調整状態から、ガイドレール10を圧縮する方向(固定部材11により固定されたレール上端へレール下端を近づける方向)である調整方向Cへ調整固定部材12′を回転させてレール端固定部12b′を変位させると、ガイドレール10の下端部が調整固定部材12′にしっかり固定されているために、ガイドレール10の下端部もレール端固定部12b′の変位に追随し、ガイドレール10の下端部は未調整状態における位置よりも発射球案内路7bの幅を広げる方向(外側壁部92の内面92aへ押圧される方向)へ変位してゆくこととなり、当然ながら、ガイドレール10の下端部より上方の部位も外側壁部92の内面92aへ押圧され、ガイドレール10が略S字状に撓むような歪みを生じさせることなく、ガイドレールの張り具合を調整できる(図12(b)を参照)。
ただし、この調整固定部材12′のようにレール端固定部12b′が発射球案内路7bの幅を広げる方向(遊技機1の正面に向かって左方向)へ変位する構成とした場合には、調整固定部材12を回動可能に取り付けるガイドレール調整固定部98と発射球衝撃吸収空間部92bとの領域区画壁となる下部退避壁92b3′の突出量(発射球案内路7b側への突出量)を若干抑えておくことで、未調整状態においては下部退避壁92b3′の端部とガイドレール10との間に適宜な空部が生ずるようにしておき(図12(a)を参照)、例えば、張設基準状態となるように調整固定部材12′を回動させると、下部退避壁92b3′の端部がちょうどガイドレール10の側壁当接面10bに当接若しくは近接するように調整しておく(図12(b)を参照)。斯くすれば、調整固定部材12′を調整方向へ回したときにガイドレール10が下部退避壁12b3′に当たって撓んでしまう不具合を回避できる。
また、上述した調整固定部材12,12′ではガイドレール10における球ガイド面10aの下端部をレール端固定部12b,12b′で保持するものとしたが、この保持構造に限らず、調整固定部材の回動に伴うレール端固定部の変位により、ガイドレール10を外側壁部92の内面92aへ押圧する方向の力を作用させることができれば、レール端固定部の構造は特に限定されるものではない。例えば、図13に示す第3構成例の調整固定部材12″においては、ガイドレール10の球ガイド面10aの最下端となるレール下端部103を保持するような膨出形状ではなく、調整固定部材12″の回動中心から外周面までの距離がほぼ等しい円筒状とし、ガイドレール10における下端導入部102aの途中をレール端固定部12b″で固定した構造である。
斯く構成した調整固定部材12″においても、調整方向へ調整固定部材12″を回転させてレール端固定部12b″を変位させると、ガイドレール10の端部である下端導入部102aが調整固定部材12″にしっかり固定されているために、下端導入部102aもレール端固定部12b″の変位に追随して移動し、金属製板材を折り曲げ加工して形成したガイドレール10の剛性によりレール下端部103もレール端固定部12b″の変位に追随して移動する。これにより、上述した第1構成例の調整固定部材12による張設位置の調整と同様の機能が実現できる。
加えて、本構成例の調整固定部材12″においては、ガイドレール10のレール下端部103の位置を直接変位させずに、下端導入部102aの途中をレール端固定部12b″として変位させるようにしたので、調整固定部材12″を調整方向へ回し過ぎて発射球案内路7b側に突出するような歪みがガイドレール10に生ずるような場合でも、レール端固定部12b″において下端導入部102aが撓むことで、レール下端部103が圧縮方向へ行き過ぎないように調整され、ガイドレール10が発射球案内路7b側に突出するような歪みを効果的に防止できる。
以上本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態は例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものではなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内での全ての変更が含まれる。例えば、ガイドレール10の下端を固定し、ガイドレール10の上端側で回動調整するようにしても構わない。
第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 前面枠から透明部材保持枠と上皿ユニットと下皿ユニットを取り外した遊技機の正面図である。 遊技盤の前面側斜視図である。 遊技盤の分解斜視図である。 ガイドレール取付けユニットの分解斜視図である。 ガイドレールの上端部を固定する固定部材の後方側斜視図である。 図3におけるVII−VII線の概略断面図である。 図3におけるVIII−VIII線の概略断面図である。 ガイドレールの下端部を取付ける調整固定部材の分解斜視図である。 ガイドレールを取付けた調整固定部材の概略断面図である。 ガイドレール下端の取付け説明図である。 第2構成例に係る調整固定部材を備えるガイドレール取付ユニットにおけるガイドレール下端の取付け説明図である。 第3構成例に係る調整固定部材の概略説明図である。
符号の説明
1 遊技機
7 遊技盤
7a 遊技領域
7b 発射球案内路
8 発射ユニット
9 ガイドレール取付けユニット
91 取付ベース部
92 外側壁部
97 固定部材収容空部
98 ガイドレール調整固定部
98a 第1軸支部
10 ガイドレール
11 固定部材
12 調整固定部材
12a 軸受孔
12b レール端固定部

Claims (5)

  1. 発射装置から発射された遊技球を遊技盤の遊技領域へ案内する発射球案内路の側壁に沿わせてガイドレールを取り付けるガイドレール取付ユニットを遊技盤前面側に設けた遊技機において、
    前記ガイドレール取付ユニットは、
    遊技盤に取り付けるための取付ベース部と、
    前記取付ベース部から遊技盤前方に向かって起立し、遊技盤前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成した発射球案内壁部と、
    前記ガイドレールの一端部をガイドレール固定部に固定するための固定部材と、
    前記発射球案内壁部の内側起立面に前記ガイドレールが沿って取り付けられるようにガイドレールの他端部の固定位置をガイドレール調整固定部に調整可能に固定する調整固定部材と、
    を備え、
    前記調整固定部材は、少なくとも、前記ガイドレールの他端部を固定するレール端固定部と、前記ガイドレール調整固定部に回動可能に取り付ける軸着部を有し、
    前記ガイドレール調整固定部に調整固定部材を取付けた未調整状態から、ガイドレールを圧縮する方向である調整方向へ調整固定部材を回転させることにより、ガイドレールを発射球案内壁部の内側起立面へ押圧するようにレール端固定部を変位させてガイドレールの張設位置を調整し、調整固定部材を回動不能に固定することでガイドレールの他端部を固定するようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記調整固定部材は、未調整状態において、回動中心からガイドレールまでの最短離隔距離よりも、回動中心からレール端固定部までの固定端離隔距離を長く設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記調整固定部材は、回動中心に対してレール端固定部の略対称位置に、回動中心から遠ざかる方向へ延出する調整操作部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記調整固定部材の近傍には、固定当接部を有する回動固定部材を回動可能に設け、
    前記調整固定部材の調整操作部には、前記調整固定部材の固定当接部が当接した状態を保持する当接受け部を設け、
    前記回動固定部材の固定当接部を前記調整操作部の当接受け部に当接させることにより、調整固定部材のレール端固定部が所定位置となるまで回転した張設基準状態で調整固定部材が固定保持されるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記発射装置から発射された遊技球が発射勢に応じて最初にガイドレールに衝接する可能性のある範囲を発射球衝接部とし、該発射球衝接部の裏側における発射球案内壁部を廃して発射球衝撃吸収空間部を形成し、
    前記発射球衝撃吸収空間部の下方に前記調整固定部材を設けるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遊技機。
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