JP2005237696A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
装飾性に優れ、組み立て作業が容易であり、さらに遊技領域を流下する遊技球の衝撃を積極的に吸収することができ、リサイクルの分別作業が容易で安価な遊技機を提供する。
【解決手段】
遊技盤5から前方に突き出し遊技領域を区画する合成樹脂製の遊技領域区画部材55を備えた遊技機であって、遊技領域下部は、遊技領域11を流下した遊技球の衝突時の衝撃を吸収するための合成樹脂製のカバー部材141により区画され、カバー部材141の前方部を遊技領域区画部材55に止着して、カバー部材141の下方に衝撃吸収空間部を形成した。
【選択図】 図6

Description

本発明は、遊技盤の前面側に形成された遊技領域に対して発射装置から発射された遊技球が遊技領域に送り込まれるように構成されたパチンコ遊技機などの遊技機に関する。
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機においては、外側ガイドレールとしての金属帯板製の外バンドを遊技盤の下端側から上端側に亘って円弧状に止着し、この外バンドの内側に沿って内側ガイドレールとしての金属帯板製の内バンドを横C字状に止着し、これら外バンドと内バンドの間の円弧状部分を発射装置から発射された遊技球を上方へと案内する案内誘導路とし、内バンドと外バンドの上部に囲まれた円形部分を遊技領域として、この遊技領域内に障害釘を植設するとともに可変表示装置や変動入賞装置等を適宜配設している。
そして、近年におけるリサイクル化の促進に伴って、パチンコ遊技機では、金属製のバンドの組み立て、分別作業を行い易い構造を採用し、内バンドのみ、または内バンドと外バンドとの双方を合成樹脂製とし、他の遊技盤区画部材とともに一体成形し、その耐久性を補うために樹脂製バンドの案内誘導路側に金属製の補強部材を止着していた。
これに関連する技術として、例えば、特開平7−213694号公報(特許文献1)に「遊技機の遊技盤」に係る発明が提案されている。この発明は、遊技盤区画部材を樹脂により形成し、該遊技盤区画部材の区画壁に補強部材を固定可能な補強部材固定手段を設け、該補強部材固定手段により金属製の補強部材を遊技盤区画部材に固定することを要旨としており、外バンドと内バンドの取り付け作業性がよく、発射球の方向性を安定化し、樹脂製バンドの破壊を防止しうるものである。
また、この特許文献1には、「アウト球回収口のあるバンド構造体にあっては、上方からの球の落下が多く、その衝突が激しい箇所であるから、金属製の補強部材で覆うことによって有効に補強することが可能となる。」旨が記載されている。
特開平7−213694号公報
上述したように、特許文献1では、合成樹脂により遊技盤区画部材(内バンド構造体)を形成し、遊技領域の下部に臨んで遊技球が衝突する箇所に金属製の補強部材を固定しているが、アウト口の近傍に金属製の補強部材を取り付けると冷たい感じを与えてしまい、却って装飾性に劣ることとなる。
また、金属製の補強部材は高価であり、短い金属製の補強部材を取り付ける場合には、少しの取り付け誤差で形状が大きく変わってしまい、組み立て作業が煩雑で製造工数が増大する。
この金属製の補強部材は合成樹脂に比べて硬い材質であるため、落下遊技球の衝撃を吸収することができず、遊技球が跳ね過ぎ、金属衝突音が不快感を与える要因にもなる。
さらに、リサイクル時には樹脂成形体から金属製の部材を取り外して分別しなければならないため、分別作業が煩雑となり作業工数も増大する。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、装飾性に優れ、組み立て作業が容易であり、さらに遊技領域を流下する遊技球の衝撃を積極的に吸収することができ、リサイクルの分別作業が容易な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤から前方に突出し遊技領域を遊技領域区画壁部により区画する合成樹脂製の遊技領域区画部材を備えた遊技機において、
前記遊技領域区画部材には、遊技領域を流下した遊技球の衝突時の衝撃を吸収する合成樹脂製のカバー部材を、遊技領域の下部に臨む遊技領域区画壁部を上方から覆う状態で設け、
前記カバー部材は、その前方部を前記遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部の前方部に止着して後方部分をフローティング状態とし、
該カバー部材を前記遊技領域区画部材に取り付けた状態で、該遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部と前記カバー部材の下面との間に衝撃吸収空間部が形成されるようにしたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記カバー部材が、前記遊技領域区画部材よりも柔軟性を有する合成樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部の前方部には、前記カバー部材を取り付けるための止着部材を止着する止着孔が形成され、
前記カバー部材には、該カバー部材の前方部から遊技領域とは反対方向に止着部を突設して、該止着部には前記止着部材を挿通する挿通孔が形成され、
前記カバー部材を取り付ける場合に、前記止着部材を締め付けると前記カバー部材の後方部が浮上する浮上手段を備え、前記遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部と前記カバー部材との間に前記衝撃吸収空間部が形成されるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記遊技領域区画部材が、
前記遊技盤に取り付ける取付けベース部と、
該取付けベース部から遊技盤前方へ向かって起立した遊技領域区画壁部と、
を有し、
且つ、
発射装置から発射された遊技球を遊技領域へと案内するための発射球案内部材を有する第1遊技領域区画部材と、
該第1遊技領域区画部材と遊技領域区画壁が連続し、該第1遊技領域区画部材の一端に隣接した状態で配設される第2遊技領域区画部材と、
該第2遊技領域区画部材と遊技領域区画壁が連続し、前記第2遊技領域区画部材の下方に配設される第3遊技領域区画部材と、
該第3遊技領域区画部材および前記第1遊技領域区画部材と遊技領域区画壁が連続し、アウト口を開口した第4遊技領域区画部材と、
に分割構成され、
前記第1遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部のアウト口寄りと前記第3遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部のアウト口寄りとにそれぞれ前記カバー部材を設け、
前記カバー部材と前記第4遊技領域区画部材とを、前記第1遊技領域区画部材、前記第2遊技領域区画部材および前記第3遊技領域区画部材よりも柔軟性を有する合成樹脂で形成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
本発明に係る遊技機によれば、次のような優れた効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、遊技領域区画部材の遊技領域下部に臨む遊技領域区画壁部がカバー部材によって覆われており、遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部とカバー部材の下面との間に衝撃吸収空間部が形成されているので、カバー部材の後方部がフローティング状態となり、遊技領域を流下した遊技球がカバー部材に衝突した場合に、上記衝撃吸収空間部へ向けてカバー部材が僅かに撓むことにより遊技球の衝撃を吸収することができる。また、遊技領域区画部材とこれを覆うカバー部材とが共に合成樹脂により形成されているので、装飾性に優れ、リサイクルの分別作業も容易で安価な遊技機を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、カバー部材は、遊技領域区画部材よりも柔軟性を有する合成樹脂で形成されているので、上記衝撃吸収空間部へと容易に撓み得る。
請求項3に記載の発明によれば、カバー部材の前方部に位置する止着部に形成された挿通孔に挿通させて、遊技領域区画部材の前方部に形成された止着孔に止着部材を締め付けるとカバー部材の後方部が浮上する浮上手段を備え、遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部とカバー部材との間に上記衝撃吸収空間部が形成されるので、止着部材の締め付け度合いを調整することにより衝撃吸収空間部の空間幅を調整することができる。このようにカバー部材は止着部材により取り付けられるので、組み立て作業が容易である。
請求項4に記載の発明によれば、上記遊技領域区画部材は、遊技盤への取付けベース部と、これから遊技盤前方へ向かって起立した遊技領域区画壁部と、を有し、該遊技領域区画壁部の連通する第1遊技領域区画部材、第2遊技領域区画部材、第3遊技領域区画部材および第4遊技領域区画部材で分割構成され、該第4遊技領域区画部材にはアウト口が開口されている。
そして、遊技領域を流下した遊技球が衝突するカバー部材および第4遊技領域区画部材は、上記第1遊技領域区画部材、第2遊技領域区画部材および第3遊技領域区画部材よりも柔軟性を有する合成樹脂で形成されているので、カバー部材および第4遊技領域区画部材に損傷が生じることはなく、遊技球の反撥を抑制することができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。なお、図1はパチンコ遊技機1の正面図、図2はパチンコ遊技機1の内部を示す正面図、図3はガラス枠を開いた状態のパチンコ遊技機1の斜視図、図4はパチンコ遊技機1の遊技盤5の正面図である。
パチンコ遊技機1は、図1、図2および図4に示すように、機枠(外枠)2に前面枠(内枠)3の一側(図中左側)を開閉可能に取り付け、この前面枠3のベースとなる前面枠本体4の遊技盤収納フレーム内に遊技盤5を収納可能とし、遊技盤5のベースとなる遊技盤本体6の表面には、表示装置7、大入賞口8、一般入賞口9、アウト口10等を配設した遊技領域11と、この遊技領域11内へ遊技球を案内するための案内誘導路12を形成している。また、前面枠3の前面には、一側(図中左側)が軸着された透明部材保持枠(ガラス枠)13を、ヒンジ部14を介して開閉可能に設け、該透明部材保持枠13に透視可能な透明部材(ガラス板)16を収納して遊技領域11および案内誘導路12を前方から覆い、透明部材保持枠13の下方に上皿ユニット18と下皿ユニット19とを上下に並べて備えている。そして、パチンコ遊技機1は、前面枠3に対して上皿ユニット18をヒンジ部20で開閉可能に軸着し、上皿ユニット18の表側に、遊技球(貸し球あるいは賞球)が貯留される上皿21を配設し、下皿ユニット19の表側中央に下皿22を、左側に灰皿23を、右側に発射操作ユニット(発射操作ハンドル)25をそれぞれ配設している。
次に、前面枠本体4について説明する。
前面枠本体4は、図2および図3に示すように、矩形状の開口部26を上寄りに開設した額縁状の部材であり、この開口部26の周縁に遊技盤収納フレーム27を後方に突出した状態で備え、遊技盤収納フレーム27の下方にフレームボード部28を備えている。なお、本実施形態の遊技盤本体6は、遊技盤収納フレーム27およびフレームボード部28を含んだ状態で合成樹脂により一体成型されているが、遊技盤収納フレーム27およびフレームボード部28を別部材にして取り付けてもよい。
遊技盤収納フレーム27は、前面枠3の軸着側(一側、図中左側)に左側壁部(軸着側壁部)31を、軸着側とは反対の開放側(他側、図中右側)に右側壁部(開放側壁部)32を、左側壁部31の上端部と右側壁部32の上端部とを接続する状態で上側壁部33をそれぞれ備え、各側壁部の後縁から内側に向かって背面部34を形成している。このような構成からなる遊技盤収納フレーム27は、前方を開口した凹状に形成され、前面枠本体4の前面から一段窪ませた状態で設けられている。
そして、遊技盤収納フレーム27は、左側壁部31に遊技盤5を掛止する遊技盤掛止手段36を設けている。この遊技盤掛止手段36は、遊技盤5を前方から掛止可能な掛止部材37と、遊技盤5の横方向(左右方向)の移動を規制して位置を決めるための位置決め部材38とから構成されている。
また、遊技盤収納フレーム27は、右側壁部32および上側壁部33にクランプ40を備えている(図2参照)。このクランプ40は、遊技盤5を背面部34へ押え付けながら固定するための部材であり、回動操作により、遊技盤5前面に移動し、背面部34との間で遊技盤5を挟み込む固定状態と、遊技盤5前面から退避して遊技盤5を解放する状態とに変換できるように構成されている。
フレームボード部28は、上端に遊技盤載置部42を設けており、この遊技盤載置部42に遊技盤5の下端を載置することで、遊技盤5の上下方向の位置を規制できるように構成されている。また、フレームボード部28は、発射操作ユニット25の後方に当たる箇所に、遊技球を遊技領域11に向かって発射するための発射装置44を備えている。
この発射装置44は、上皿21に貯留された遊技球を1個ずつ発射可能な装置であり、フレームボード部28の前面に止着されるプレート状の取付基板46に発射杵47を回動軸48により軸着し、発射杵47の下端部分を回動軸48から下方に延在して遊技球を弾発するための杵先49を備えている。また、発射装置44は、杵先49の回動軸48周りに前進した位置の先方であって、回動軸48より下方に発射レール51の遊技球発射位置50を設定し、遊技球発射位置50から遊技盤5上の案内誘導路12に向かって上り傾斜する状態で発射レール51を配設している。この発射レール51は、発射装置44から発射された遊技球を案内誘導路12へ誘導するための部材であり、案内誘導路12と発射杵47との間に、上端が発射杵47の上部、あるいは回動軸48と略同じ高さに位置する状態で配設されている。このようにして発射装置44は、発射杵47と発射レール51とを横方向に並べて配設することができ、高さを低く抑えて構成することができる。したがって、前面枠3内におけるフレームボード部28の位置を低くし、遊技盤収納フレーム27、すなわち遊技盤5の上下幅を広げて、遊技領域11を拡張することができる。
また、このフレームボード部28は、発射レール51の上端と案内誘導路12との間にファール流下口(ファール球回収口)53を開口して、遊技領域11まで到達せずに案内誘導路12を逆流してきた遊技球を回収できるように構成されている。
次に遊技盤5上に遊技領域11を区画する部材について説明する。
図5は遊技盤5の斜視図、図6は遊技盤5の分解斜視図である。これらの図面に示すように、遊技盤5は、合板やプラスチックなどからなる遊技盤本体6の表面に、装飾用のセルシートを貼付し、該セルシートの上から遊技領域11を略円形に区画するための遊技領域区画部材55を、遊技盤本体6の各辺に沿う状態で止着している。
この遊技領域区画部材55は、発射装置44から発射された遊技球を遊技領域11へと案内し、遊技領域11の案内誘導路12側(図中左側)を区画する略C字状の第1遊技領域区画部材としての発射球案内ユニット56と、該発射球案内ユニット56の一端(図中右上端)に隣接した状態で止着し、遊技領域11の右上側を区画する第2遊技領域区画部材57と、該第2遊技領域区画部材57の下方に位置して遊技領域11の右下側を区画する第3遊技領域区画部材58と、該第3遊技領域区画部材58および上記発射球案内ユニット56との間に位置し、アウト口を開口した第4遊技領域区画部材59と、に4分割して構成されており、これらはそれぞれ遊技盤5に取り付ける取付けベース部61と、該取付けベース部61から遊技盤前方へ向かって起立した遊技領域区画壁部62と、を有し、これらの遊技領域区画壁部62は略円形状に連続している。
まず、第1遊技領域区画部材としての発射球案内ユニット56について説明する。
図7は発射球案内ユニット56の表面の分解斜視図、図8は発射球案内ユニット56の裏面の斜視図である。
発射球案内ユニット56は、上記図6,図7および図8に示すように、遊技領域11の遊技球進入側(図中左側)を区画する部材であり、遊技盤5の前面側に案内誘導路12を形成する合成樹脂製の発射球案内部材64と、該発射球案内部材64に取り付けられる金属製ガイドレール66と、該ガイドレール66を発射球案内部材64に遊技盤5の前方から止着するガイドレール止着具67とにより概略構成されている。
発射球案内部材64は、遊技盤5の前面側に取り付けるために略隅付き括弧状の取付ベース部61を備え、該取付ベース部61から遊技盤5の前方へ向かって起立する発射球案内壁部69を遊技盤5の前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成している。そして、取付ベース部61は、遊技盤本体6の前面上側に取り付けられる上取付ベース部71と、遊技盤本体6の前面下側に取り付けられる下取付ベース部72とを含んで構成されており、上取付ベース部71および下取付ベース部72を発射球案内壁部69の外側に備えている。また、上取付ベース部71および下取付ベース部72には、上記掛止部材37の掛止爪が引っ掛かる掛止受部75をそれぞれ外側端部に設けている。
さらに、取付ベース部61は、上取付ベース部71と下取付ベース部72との間から外側へ突出する状態で延設ベース部78を備えている(図8参照)。延設ベース部78は、略三日月形状を有しており、図9に示すように、遊技盤本体6に取り付けた状態で該遊技盤本体6の側端よりも外側へ突出する状態で形成されている。この延設ベース部78は、発射球案内壁部69の一部であって外側へ膨出した膨出部82を外側の円弧端縁に沿って起立した状態で設けている。このような構成により、発射球案内ユニット56は、案内誘導路12の途中であって遊技盤5の上下方向の中間に位置する部分を、遊技盤本体6の側端よりも外側に配設することができる。したがって、遊技領域11の横幅のうち最も広い箇所、すなわち遊技領域11の上下方向の中央部分を左右に拡張することができる。これにより、遊技盤5の設計の自由度を増加させて、遊技の興趣を高めたパチンコ遊技機を提供することができる。
また、この取付ベース部61は、延設ベース部78の裏面に遊技盤5の後方へ向かって起立(延設)した補強部材83を設けている。補強部材83は、図8に示すように、延設ベース部78の縁部、すなわち発射球案内壁部69の膨出部82の基端周辺から遊技盤本体6の側端の直前に亘って形成されている。この補強部材83は、具体的には、延設ベース部78の縁部に沿って形成した縦方向の第1リブ84と、この第1リブ84の第1区画壁63側の面と延設ベース部78との間に複数設けられた横方向の第2リブ85とから構成されている。このような補強部材83を備えることで、延設ベース部78上の発射球案内壁部69やガイドレール66が捩れたり外側へ倒れ難くして、案内誘導路12内を飛翔する遊技球が飛びムラを生じ難くなるようにすることができる。また、補強部材83の内側には遊技盤本体6の一側面(左側面)に当接して発射球案内部材64の左右方向の位置決めを行うために縦方向に沿ったリブ状の位置決め突起部86が形成されており、組立作業の効率向上を図ることができる。
なお、補強部材83は、遊技盤5を遊技盤収納フレーム27に収納した状態で上下の位置決め部材38の間に位置するように配設されている(図2参照)。また、本実施形態の補強部材83は、延設ベース部78、さらには発射球案内部材64に合成樹脂で一体成型されているが、別部材にして延設ベース部78の裏側に取り付ける後付けタイプにしてもよい。
さらに、図8に示すように、上取付ベース部71および下取付ベース部72の裏面には、後方へ向けて隆起した円柱状の位置決めボス87がそれぞれ設けられており、この位置決めボス87を遊技盤本体6の対向位置に形成された位置決め孔88内に挿入することにより、発射球案内部材64の遊技盤本体6における位置決めが簡単に行えるように成っている。
そして、この発射球案内部材64は、発射球案内壁部69から所定間隔を空けた内側の位置に、発射球案内壁部69と略平行な状態となる円弧状の遊技領域区画壁部62を、発射球案内壁部69と同様に遊技盤5の前面の下端側から上端側に亘って形成してある。これにより案内誘導路12と遊技領域11とを区画し、発射球案内壁部69と遊技領域区画壁部(以下、第1遊技領域区画部材56の遊技領域区画壁部を「第1区画壁部63」という。)62との間に挟まれた円弧状の空間を案内誘導路12としている。この案内誘導路12は、取付ベース部61とともに合成樹脂で一体成形した底部89を有している。したがって、案内誘導路12と第1区画壁部63とは、上記した底部89と合わせて、遊技盤5の前方に向かって開口した断面コ字状を呈している。なお、この発射球案内部材64は、第1区画壁部63の上端部に金属製板材からなる戻り球防止部材90を設けて、遊技領域11へ入った遊技球が案内誘導路12へ戻るのを防止している。
また、発射球案内部材64は、発射球案内壁部69の上端周辺にガイドレール66の上端部を係止する上端係止受部92を上取付ベース部71から突設し、下端周辺にガイドレール66の下端部を止着する下端止着受部93を下取付ベース部72から突設している。なお、上端係止受部92および下端止着受部93よりも遊技領域11寄りの位置には、ガイドレール66を係止するためのガイドレール係止壁94がそれぞれ設けられている。このガイドレール係止壁94は、ガイドレール66の端部を差込可能な程度のスリット95を介して発射球案内部材64の内周面と一連になるように取付ベース部61から前方に向かって起立している。
ガイドレール66は、図7に示すように、発射球案内壁部69と略同じ幅を有する帯状の金属板(例えば、ステンレス鋼板)により形成された部材であり、発射球案内壁部69の内周面に、その長手方向に沿って円弧状に湾曲した状態で取り付けられている。このガイドレール66は、上下各端を遊技領域11の外側に向かってクランク状に屈曲し、上端部には上端係止受部92へ係止される係止部100を、下端部には下端止着受部93へ止着される止着部101を形成している。また、ガイドレール66の中間部後端には、該ガイドレール66を発射球案内壁部69の内面に沿って湾曲した状態を維持するための位置決め突起103が形成されており、この位置決め突起103を発射球案内部材64の底部89のガイドレール位置決め切り欠き部104に挿入して折り返すことにより、ガイドレール66が発射球案内壁部69の内面に沿って湾曲した状態を維持しうるように成っている。なお、本実施形態におけるガイドレール66の材質は、上記したステンレス鋼に限らず、例えば、鉄に亜鉛メッキを施したものでもよい。
そして、発射球案内ユニット56は、上記ガイドレール66のうち発射装置44から発射されてファール流下口53を飛び越えた遊技球が衝接(衝突)し得る発射球衝接部106と、発射球案内壁部69との間に、ガイドレール66の長さ方向に所定の間隔を配した発射球衝撃吸収空間部107を形成している。なお、上記の発射球衝接部106とは、ガイドレール66上において、ファール流下口53を飛び越えた遊技球が衝接し得る部分であって、発射装置44の打球発射力を弱くして遊技球がガイドレール66にやっと届く位置から、打球発射力を最大にした際に衝接する位置までの範囲を指す(図2、図6および図7参照)。
また、このガイドレール66は、基本的(例えば、遊技者が発射操作ユニット25を握り易い位置で遊技球を打ち出す場合、あるいは発射装置44の打球発射力が、調整可能範囲の中間である場合)には、背面に発射球衝撃吸収空間部107を形成した発射球衝接部106のほぼ中央に遊技球を衝接するようになっている。具体的に説明すると、発射球案内部材64は、発射球案内壁部69のうち、発射球案内部材64に取り付けたガイドレール66の発射球衝接部106と対向する部分を、案内誘導路12とは反対側に凹ませて、発射球衝接部106と発射球案内壁部69とを離間させている。そして、発射球衝接部106は、長手方向の両端部、すなわち上記した最小打球発射力での遊技球の衝接位置と最大打球発射力での衝接位置とを、発射球案内壁部69の途中に形成された端部により案内誘導路12とは反対側から所謂両端支持梁の状態で支持している。
このように発射球衝接部106の裏側(案内誘導路12とは反対側)に発射球衝撃吸収空間部106を設けて、発射装置44からの遊技球がガイドレール66に衝接すると、このガイドレール66は、この衝接によって発射球案内壁部69へ凹もうとする動きを拘束されることなく、発射球衝撃吸収空間部107へ押されて僅かに撓むことができる。したがって、遊技球がガイドレール66に衝接しても衝撃を吸収して弾み難くし、飛びムラを軽減させることができる。したがって、遊技者は発射装置44を操作して意図したとおりに遊技球を遊技領域11に送ることができ、遊技の興趣を高めることができる。
次に、ガイドレール66の取付手順について説明する。
上記したようなガイドレール66を発射球案内壁部69に取り付けるには、ガイドレール66を発射球案内壁部69に沿うように予め湾曲させて上下両端のクランク部を発射球案内部材64のスリット95に通し、上端の係止部100を発射球案内部材64の上端係止受部92に係止してガイドレール止着具67を装着し、下端の止着部101を発射球案内部材64の下端止着受部93に係止して、ネジ等の着脱可能な止着部材108を用いて止着する。また、ガイドレール66の後端の位置決め突起103を底部89のガイドレール位置決め切り欠き部104に挿入して折り返すことにより、ガイドレール66が発射球案内壁部69の内面に沿って湾曲した状態を維持するようにする。このようにして取り付けたガイドレール66の前面端は、遊技盤5からの高さが発射球案内壁部69の起立端と揃った状態になる。また、ガイドレール66は、起立位置や角度などの起立状態を取付ベース部61に一体成形した発射球案内壁部69に当接するだけで確実に決めることができるので、ガイドレール66の取付作業を短時間で済ませることができる。したがって、遊技盤5の組立作業や遊技店における遊技盤5のメンテナンス作業の負担軽減を図ることができる。また、止着具67や止着部材108を取り外し、ガイドレール位置決め切り欠き部104内の位置決め突起103を折り戻すことにより、金属製のガイドレール66を簡単に取り外すことができるので、リサイクル時の分別作業を容易に行うことができる。
そして、この発射球案内ユニット56の遊技領域区画壁部62の下方部分には、この下方部分を覆うように後述するカバー部材(左カバー部材142)141を設けるが、このカバー部材自体の構造及びその取り付け構造については、後で詳細に説明する。
次に、第2遊技領域区画部材57は、図6に示すように、遊技領域11側の端部に円弧状の遊技領域区画壁部62としての第2区画壁部110を一体成形している。この第2区画壁部110は、途中にゴム材111を取り付ける状態で遊技盤5の上部から左側中央部分に亘り遊技盤5の前方に向かって起立しており、発射球案内ユニット56から遊技領域11へ飛入した遊技球が遊技領域11の外へ飛び出さないようにしている。また、この第2区画壁110は、一端(図6中左端)を上記発射球案内ユニット56の発射球案内壁部69の右端に連続するように設けられており、遊技盤5の上部から右側中央部に亘り遊技盤5の前方に向かって起立している。第2遊技領域区画部材57は、遊技盤本体6の側部(図中右側部)に位置する部分に指先を引っ掛けられる程度の窪部を設けて、遊技盤5を遊技盤収納フレーム27から着脱する際のハンドル部113を形成し、さらに、遊技盤収納フレーム27のクランプ40を当接する遊技盤取付部114を備えている。この第2遊技領域区画部材57は、上記したように、第1遊技領域区画部材としての発射球案内ユニット56の一端(図6中右端)に、該第2遊技領域区画部材57の一端(図6中左端)を隣接した状態で接続して、遊技領域11の右上側を区画している。この第2遊技領域区画部材57の取付けベース部61の裏面には位置決め突起部(図示せず)が設けられ、この位置決め突起部が遊技盤本体6の対向位置に形成された位置決め孔115に挿入されることにより、第2遊技領域区画部材57が位置決めされるように成っている。さらに、第2遊技領域区画部材57の上端部および右側端部には挿通孔117を有する止着部118が形成され、この挿通孔117に止着部材(図示せず)を挿通させて遊技盤本体6に止着するように成っている。
また、第3遊技領域区画部材58は、図6および図10に示すように、遊技領域11側の端部に円弧状の遊技領域区画壁部62としての第3区画壁部120を一体成形している。この第3区画壁部120は、一端(図6中上端)を第2区画壁部110の下端に連続するように設けられており、遊技盤5の右側中央部分から下部に亘り遊技盤5の前方に向かって起立している。また、第3遊技領域区画部材58は、遊技盤5の表面に取り付けるための遊技盤取付部114を備え、また、前面の一部に認可シールや確率スペック等の表示シールを貼付して掲示する板状の掲示部122を着脱可能に備えている。この第3遊技領域区画部材58は、第2遊技領域区画部材57の他端(図6中下端)に、該第3遊技領域区画部材58の一端(図6中上端)を隣接した状態で接続して、遊技領域11の右下側を区画している。この第3遊技領域区画部材58の取付けベース部61の裏面には位置決め突起部(図示せず)が設けられ、この位置決め突起部が遊技盤本体6の対向位置に形成された位置決め孔124に挿入されることにより、第2遊技領域区画部材57が位置決めされるように成っている。さらに、第3遊技領域区画部材57の右側端部および下端部には挿通孔126を有する止着部127が形成され、この挿通孔126に不図示の止着部材を挿通させて遊技盤本体6に止着するように成っている。そして、上記発射球案内ユニット56と同様に、この第3遊技領域区画部材58の第3区画壁部120の下方部分には この下方部分を覆うように後述するカバー部材(右カバー部材143)141を設けるが、このカバー部材自体の構造及びその取り付け構造については、後で詳細に説明する。
さらに、第4遊技領域区画部材59は、図6に示すように、上記第3遊技領域区画部材58および上記発射球案内ユニット56との間に位置しており、アウト口10を開口した取付けベース部と、第3遊技領域区画部材58の他端(図6中左端)と、発射球案内ユニット56の他端(図6中下部右端)と、に隣り合う状態で前方に張り出したアウト口張出し部131を接続する。そして、このアウト口張出し部131の後端から上方へ起立してアウト口10を区画するアウト口周縁部133を遊技盤本体6の下側に形成された切欠部134の前方に位置させることで、遊技盤5上にアウト口10を構成している。このアウト口周縁部133の裏面には、アウト口10の両側に位置するように位置決め突起部(図示せず)が設けられ、この位置決め突起部が遊技盤本体6の切欠部134の両側に形成された位置決め孔136に挿入されることにより、第4遊技領域区画部材59のアウト口10が位置決めされるように成っている。さらに、アウト口周縁部133の両側には挿通孔137が形成され、この挿通孔137に止着部材(図示せず)を挿通させて遊技盤本体6に止着するように成っている。
次に、第1遊技領域区画部材(発射球案内ユニット)56の第1区画壁部63の下方部分(アウト口寄りの部分)、および第3遊技領域区画部材58の第3区画壁部120の下方部分(アウト口寄りの部分)をそれぞれ覆うように設けられる合成樹脂製のカバー部材141について説明する。
図11はカバー部材141を裏面側から見た斜視図、図12はカバー部材141の止着構造を説明する模式断面図、図13はカバー部材141の係合構造を説明する模式断面図である。これらの図面および図6に示すように、カバー部材141は、発射球案内ユニット56の第1区画壁部63の遊技領域下部に臨む面を上方から覆う左カバー部材142と、第3遊技領域区画部材58の第3区画壁部120の遊技領域下部に臨む面を上方から覆う右カバー部材143と、の一対の部材であり、上記第4遊技領域区画部材59を挟んで両側に設けられるが、本実施形態では、これらのカバー部材142、143は左右とも共通の構造(形状)を有している。
具体的には、このカバー部材141は、発射球案内ユニット56の第1区画壁部63の遊技領域下部に臨む面、または第3遊技領域区画部材58の第3区画壁部120の遊技領域下部に臨む面の湾曲形状に沿うように、遊技領域下部に臨んで円弧状に湾曲すると共に下面に前方から後方(遊技盤側)に向けて上り傾斜したテーパT1を形成(即ち、後方に向けて次第に板厚を薄く)した帯板状の部材であり、発射球案内ユニット56の第1区画壁部63の遊技領域下部に臨む面、または第3遊技領域区画部材58の第3区画壁部120の遊技領域下部に臨む面を覆う帯状面は遊技領域11を流下する遊技球を受ける流下球受部146として機能する。
この流下球受部146の前方部(図11中左辺部分)には、図11および図12に示すように、該流下球受部146の前方部から遊技領域11とは反対方向にL字状に屈曲した複数(本実施形態では2箇所)の舌片状止着部147が突設され、この止着部147にはネジ等の止着部材148を挿通する挿通孔149が形成されている。
一方、発射球案内ユニット56の第1区画壁部63の下方部分における前端部近傍には、図7に示すように、複数(本実施形態では2箇所)のボス部153が形成されており、このボス部153には、左カバー部材142の上記挿通孔149を前方から後方へと挿通させた止着部材148を止着するための止着孔155が形成されている。同様に、第3遊技領域区画部材58の第3区画壁部120の下方部分における前端部近傍には、図10に示すように、複数(本実施形態では2箇所)のボス部153が形成されており、このボス部153には、右カバー部材143の上記挿通孔149を前方から後方へと挿通させた止着部材148を止着するための止着孔155が形成されている。
また、図11および図13に示すように、この流下球受部146の前端部において、各止着部147の円弧に沿った方向の両側には、複数(本実施形態では3箇所)の係合部158が形成されている。そして、各係合部158は前端部から裏面後方へUターンするように折り返した形状を呈し、その後方へ向いた先端部は順次薄肉となるようにテーパを付けて形成され、発射球案内ユニット56の第1区画壁部63の下方縁部、または第3遊技領域区画部材58の第3区画壁部120の下方縁部を挟持する状態で係合するように成っている。この係合部158の折り返し先端部は、取付けベース部61の前面から遊技領域区画壁部55が前方へ突き出した高さよりも長く形成されているので、遊技領域区画壁部55に沿った取付けベース部61の縁部分には、該係合部158の折り返し先端部を収容するための複数(本実施形態では3箇所)の係合溝部159が形成されおり(図10参照)、本実施形態では、そのうち下方2箇所の係合溝部159が上記係合部158の位置決め溝部として機能している。図7においては、図示の都合上明確に現れていないが、発射球案内ユニット56の第1区画壁部63の下方部分においても、同様の構成で係合溝部159が形成されている。
このように発射球案内ユニット56の第1区画壁部63の下方部分には左カバー部材142が設けられるので、該第1区画壁部63の上方部分の内面は下方部分の内面よりも上記流下球受部146の厚みだけ遊技領域側へ突出しており、その境界部には段部161が形成され、この段部161が左カバー部材142の上端位置を規制している(図7および図8参照)。同様に、第3遊技領域区画部材58の第3区画壁部120の下方部分には右カバー部材143が設けられるので、該第3区画壁部120の上方部分の内面は下方部分の内面よりも上記流下球受部146の厚みだけ遊技領域側へ突出しており、その境界部には段部162が形成され、この段部162が右カバー部材143の上端位置を規制している。また、左カバー部材142の下端と右カバー部材143の下端とは、第4遊技領域区画部材59を挟持するように配置される。
図14に示すように、カバー部材141は、発射球案内ユニット56および第3遊技領域区画部材58において、遊技領域区画部材55の下方部分における遊技領域下部に臨む面を覆うように設けられるが、図15に示すように、この遊技領域区画部材55の前方部においてネジ等の止着部材148によって締め付けると、流下球受部146の後方部が浮上してフローティング状態となり、該遊技領域区画部材55の遊技領域側の面とカバー部材141の遊技領域区画部材側の面との間に衝撃吸収空間部166が形成されることになる。したがって、遊技領域11を流下した遊技球がカバー部材141に衝突した場合に、上記衝撃吸収空間部166へ向けてカバー部材141の流下球受部146が僅かに撓むことにより遊技球の衝撃を吸収することができる。
また、止着部材148を締め付けると止着部147が極く僅かだが変形してカバー部材141の流下球受部146が浮上して、遊技領域区画部材55とカバー部材141との間に衝撃吸収空間部166が形成されるので、止着部材148の締め付け度合いを調整することにより衝撃吸収空間部166の空間幅を調整することができる。このようにカバー部材141は止着部材148により取り付けられるので、組み立て作業が容易である。
さらに、図16に示すように、止着部材148の押圧部(頭部)とカバー部材141の舌片状止着部147との間に、例えば、ゴムや合成樹脂等からなるリング状の弾性部材167を介在させて止着部材148が止着すると、カバー部材141の舌片状止着部147への負荷を軽減することができ、また、弾性部材167の弾性により遊技球の衝撃を効果的に吸収することができる。
なお、弾性部材167はカバー部材の止着部の両側でもよいが、少なくとも一方に介在させればよい。
また、カバー部材141を取り付ける際に止着部材148を締め付けるとカバー部材141の後方部が浮上するための浮上手段は、前記実施形態では流下球受部146の下面に前方から後方(遊技盤側)に向かって上り傾斜するテーパT1を形成すると共に止着部147を垂直に設けて構成し、カバー部材を取り付けた際に、流下球受部146の上面が略水平であっても下面のテーパ分だけ遊技領域区画部材の上面との間に隙間が生じるように構成したが、これに限定されるものではない。例えば、図17に示すように、遊技領域区画壁部62の上面に、遊技盤に向かって下り傾斜するテーパT2を形成し、カバー部材の流下球受部146を同じ板厚とし、この前端部に垂直に設けられた止着部147を止着部材148により締め付けると、図17(b)に示すように、遊技領域区画壁部62の上面に形成したテーパ分だけ隙間が生じるように構成しても良い。また、図18に示すように、カバー部材141の止着部147の少なくとも前後面のいずれか一方にテーパT3を形成し、図18(b)に示すように、止着部147を止着部材148により遊技領域区画壁部62の前端に止着すると流下球受部146の後部が浮上して遊技領域区画壁部62の上面との間に隙間が生じるように構成しても良い。さらに、図19に示すように、カバー部材141の止着部147を止着する相手側、すなわち遊技領域区画部材55の前端面(止着孔155の周囲)に、上端側が手前に位置して下端側が後方の遊技盤側に位置するテーパ(傾斜面)T4を形成し、図19(b)に示すように、止着部147を止着部材148により遊技領域区画壁部62の前端に止着すると流下球受部146の後部が浮上して遊技領域区画壁部62の上面との間に隙間が生じるように構成しても良い。さらにまた、図16で示した弾性部材167の前後面のすくなくとも一方にテーパを形成し、あるいは弾性部材167に代えて同様のテーパを形成したスペーサ(図示せず)を介在させ、止着部147を止着部材148により遊技領域区画壁部62の前端に止着すると、弾性部材167あるいはスペーサのテーパにより流下球受部146が浮上して遊技領域区画壁部62の上面との間に隙間が生じるように構成しても良い。また、前記した浮上手段の例を適宜組み合わせて構成しても良い。例えば、流下球受部146の下面に前方から後方(遊技盤側)に向かって上り傾斜するテーパT1を形成すると共に、遊技領域区画壁部62の上面に遊技盤に向かって下り傾斜するテーパT2を形成してもよい。図18及び図19の例においては、流下球受部146の上面に前方から後方(遊技盤側)に向かって下り傾斜するテーパ(図示せず)を形成してもよい。
なお、いずれにおいても、カバー部材141を取り付けた状態で流下球受部146の上面が略水平、あるいは遊技盤側に僅かに下り傾斜するように各部を構成することが望ましい。
本実施形態では、発射球案内ユニット56および第3遊技領域区画部材58において、カバー部材141で覆う部分にも遊技領域区画壁部62(63、120)を形成しているが、本発明はこれに限るものではなく、カバー部材141の下方に衝撃吸収空間部166が形成されていれば流下球受部146が僅かに撓む効果を奏するので、該カバー部材141で覆う部分の遊技領域区画壁部62を廃止して、その部分を切り欠いたような形状としてもよい。
すなわち、遊技領域の下部を合成樹脂製帯板状のカバー部材により区画し、該カバー部材は、その前方部を遊技領域区画部材の突出した部分の前方部に止着して後方部をフローティング状態とし、該カバー部材の下方に衝撃吸収空間部を形成し、遊技領域を流下した遊技球の衝突時の衝撃を吸収するように構成してもよい。したがって、この場合のカバー部材は、それ自体が遊技領域区画壁部としても機能するものであり、前端を固定して支持され流下球受部をフローティング状態とした浮上区画壁部材とも換言することができる。
また、カバー部材141は、遊技領域区画部材55よりも柔軟性を有する合成樹脂で形成することが好ましい。遊技領域区画部材55を構成する合成樹脂としては、例えばABS樹脂を用いているが、このカバー部材141を構成する合成樹脂としては、通常のABS樹脂よりもブタジエンの含有量の多く、通常のABS樹脂よりも柔軟性を有する軟質ABS樹脂(テクノポリマー株式会社製:軟質ABS(αBS−α、β、γ))を用いることが考えられる。このようにカバー部材141を遊技領域区画部材55よりも柔軟性を有する合成樹脂で形成することにより、上記衝撃吸収空間部143へと容易に撓ませることができる。
本実施形態では、上記遊技領域区画部材55は、第1遊技領域区画部材(発射球案内ユニットの発射球案内部材64)56、第2遊技領域区画部材57、第3遊技領域区画部材58および第4遊技領域区画部材59として構成されるが、上記カバー部材141のみならず上記第4遊技領域区画部材59をも、他の遊技領域区画部材55(第1遊技領域区画部材56、第2遊技領域区画部材57および第3遊技領域区画部材58)よりも柔軟性を有する合成樹脂、例えば上記軟質ABS樹脂で形成してもよく、このように構成すれば、遊技領域11を流下する遊技球を柔軟性を有する合成樹脂で受けることができ、遊技球の過剰な反撥を防止することができる。
また、遊技領域区画部材55と、その遊技領域区画壁部62(63、120)を覆うカバー部材141とがともに合成樹脂により形成されており、上記ガイドレール66のみが金属であるので、装飾性に優れ、リサイクルの分別作業も容易で安価な遊技機を提供することができる。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれるものである。
また、本発明は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、これに限らず、遊技球を発射装置から案内誘導路を通して遊技領域に打込んで遊技を行う遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機などにも適用可能である。
パチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の内部を示す正面図である。 ガラス枠を開いた状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 遊技盤の正面図である。 遊技盤の斜視図である。 遊技盤の分解斜視図である。 発射球案内ユニットの表面の分解斜視図である。 発射球案内ユニットの裏面の斜視図である。 遊技盤の裏面状況の斜視図である。 第3遊技領域区画部材の斜視図である。 カバー部材を裏面側から見た斜視図である。 カバー部材の止着構造を説明する模式図である。 カバー部材の係合構造を説明する模式図である。 カバー部材の止着前の状態の模式図である。 カバー部材の止着後の状態の模式図である。 弾性部材を介在させて止着部材を締め付けた状態の模式図である。 遊技領域区画壁部のテーパを形成した浮上手段の要部を示す断面図である。 カバー部材の止着部にテーパを形成した浮上手段の要部を示す断面図である。 遊技領域区画壁部の止着部の前面にテーパを形成した浮上手段の要部を示す断面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
5 遊技盤
10 アウト口
11 遊技領域
12 案内誘導路
55 遊技領域区画部材
56 第1遊技領域区画部材(発射球案内ユニット)
57 第2遊技領域区画部材
58 第3遊技領域区画部材
59 第4遊技領域区画部材
61 取付けベース部
62 遊技領域区画壁部
63 第1区画壁部
64 発射球案内部材
66 ガイドレール
67 ガイドレール止着具
69 発射球案内壁部
71 上取付ベース部
72 下取付ベース部
78 延設ベース部
82 膨出部
83 補強部材
84 第1リブ
85 第2リブ
86 位置決め突起部
87 位置決めボス
88 位置決め孔
89 底部
90 戻り球防止部材
92 上端係止受部
93 下端係止受部
94 ガイドレール係止壁
95 スリット
100 係止部
101 止着部
103 位置決め突起
104 ガイドレール位置決め切り欠き部
106 発射球衝接部
107 発射球衝撃吸収空間部
110 第2区画壁部
114 遊技盤取付部
118 止着部
120 第3区画壁部
131 アウト口張出し部
133 アウト口周縁部
134 切欠部
136 位置決め孔
141 カバー部材
142 左カバー部材
143 右カバー部材
146 流下球受部
147 止着部
148 止着部材
155 止着孔
158 係合部
159 係合溝部
166 衝撃吸収空間部
167 弾性部材

Claims (4)

  1. 遊技盤から前方に突出し遊技領域を遊技領域区画壁部により区画する合成樹脂製の遊技領域区画部材を備えた遊技機において、
    前記遊技領域区画部材には、遊技領域を流下した遊技球の衝突時の衝撃を吸収する合成樹脂製のカバー部材を、遊技領域の下部に臨む遊技領域区画壁部を上方から覆う状態で設け、
    前記カバー部材は、その前方部を前記遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部の前方部に止着して後方部分をフローティング状態とし、
    該カバー部材を前記遊技領域区画部材に取り付けた状態で、該遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部と前記カバー部材の下面との間に衝撃吸収空間部が形成されるようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記カバー部材は、前記遊技領域区画部材よりも柔軟性を有する合成樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部の前方部には、前記カバー部材を取り付けるための止着部材を止着する止着孔が形成され、
    前記カバー部材には、該カバー部材の前方部から遊技領域とは反対方向に止着部を突設して、該止着部には前記止着部材を挿通する挿通孔が形成され、
    前記カバー部材を取り付ける場合に、前記止着部材を締め付けると前記カバー部材の後方部が浮上する浮上手段を備え、前記遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部と前記カバー部材との間に前記衝撃吸収空間部が形成されるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技領域区画部材は、
    前記遊技盤に取り付ける取付けベース部と、
    該取付けベース部から遊技盤前方へ向かって起立した遊技領域区画壁部と、
    を有し、
    且つ、
    発射装置から発射された遊技球を遊技領域へと案内するための発射球案内部材を有する第1遊技領域区画部材と、
    該第1遊技領域区画部材と遊技領域区画壁が連続し、該第1遊技領域区画部材の一端に隣接した状態で配設される第2遊技領域区画部材と、
    該第2遊技領域区画部材と遊技領域区画壁が連続し、前記第2遊技領域区画部材の下方に配設される第3遊技領域区画部材と、
    該第3遊技領域区画部材および前記第1遊技領域区画部材と遊技領域区画壁が連続し、アウト口を開口した第4遊技領域区画部材と、
    に分割構成され、
    前記第1遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部のアウト口寄りと前記第3遊技領域区画部材の遊技領域区画壁部のアウト口寄りとにそれぞれ前記カバー部材を設け、
    前記カバー部材と前記第4遊技領域区画部材とを、前記第1遊技領域区画部材、前記第2遊技領域区画部材および前記第3遊技領域区画部材よりも柔軟性を有する合成樹脂で形成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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