JP2012085750A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤本体の大きさを変えずに遊技領域を拡大することができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤本体41と、該遊技盤本体41の表面に遊技領域5を区画形成する区画部材42と、を備えた遊技盤6を前面枠3に組み付けて使用するパチンコ遊技機において、前面枠3には、遊技盤6が収容される収容開口部20aを形成し、該収容開口部20aの下縁には、遊技盤本体41の下面を支持可能な盤支持部34を設け、区画部材42の下縁を遊技盤本体41よりも下方に延設して、遊技領域5の下端に連続するが遊技盤本体41による裏打ちのない球流下領域63を形成した。
【選択図】図7

Description

本発明は、遊技盤本体と、該遊技盤本体の表面に遊技領域を区画形成する区画部材と、を備えた遊技盤を前面枠に組み付けて使用するパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、前面枠の上側部分に遊技盤が収容される収容開口部(遊技盤装着部)を備え、遊技盤のベースとなる遊技盤本体の表面に区画部材を止着して略円形状の遊技領域を区画形成している。そして、遊技盤の下方にボード部を設けたり遊技盤の側方にスペーサ(遊技領域拡張部材)を設けたりして、遊技領域を従来の広さよりも拡大する旨が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2008−011920号公報 特開2002−018065号公報
ところで、いずれの上記特許文献においても、ボード部やスペーサを収容する空間部を前面枠内に確保する必要がある。したがって、遊技領域を拡大するためには、遊技盤だけではなく前面枠の設計をも変更しなければならない。また、ボード部やスペーサを収容する空間部が確保された前面枠にしか遊技領域が拡大された遊技盤を装着することができない。
さらに、ボード部やスペーサを設けて遊技領域を拡大すると、遊技盤本体とボード部やスペーサとの間の隙間や段差が遊技領域に露出したり、隙間や段差を隠す遮蔽部材を設けたことで新たに段差が発生したりしてしまい、この隙間や段差に遊技球が引っ掛かって遊技球の動きに影響を与えてしまう虞がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技盤本体の大きさを変えずに遊技領域を拡大することができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤本体と、該遊技盤本体の表面に遊技領域を区画形成する区画部材と、を備えた遊技盤を前面枠に組み付けて使用する遊技機において、
前記前面枠には、前記遊技盤が収容される収容開口部を形成し、
該収容開口部の下縁には、前記遊技盤本体の下面を支持可能な盤支持部を設け、
前記区画部材の下縁を前記遊技盤本体よりも下方に延設して、前記遊技領域の下端に連続するが前記遊技盤本体による裏打ちのない球流下領域を形成したことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記遊技盤は、前記遊技盤本体の下方に領域区画補助具を備え、
前記区画部材は、前記遊技盤本体の表面と前記領域区画補助具の表面との間に跨って配置されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記遊技盤の下端には、前記球流下領域まで流下した遊技球を回収するアウト口を設け、
前記領域区画補助具には、前記アウト口の開口縁を装飾する飾り部と、前記アウト口に回収された遊技球を前記遊技盤本体の裏面側へ排出する球排出口と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記収容開口部の下縁には前記盤支持部を複数突設し、
前記区画部材の下部には、前記盤支持部が遊嵌可能な区画側切欠部を複数形成し、該区画側切欠部の上縁部を前記遊技盤本体の下面よりも上方に位置させ、
前記盤支持部は、前記区画側切欠部に遊嵌した状態で前記遊技盤本体の下面を支持することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、遊技盤本体と、該遊技盤本体の表面に遊技領域を区画形成する区画部材と、を備えた遊技盤を前面枠に組み付けて使用する遊技機において、前面枠には、遊技盤が収容される収容開口部を形成し、該収容開口部の下縁には、遊技盤本体の下面を支持可能な盤支持部を設け、区画部材の下縁を遊技盤本体よりも下方に延設して、遊技領域の下端に連続するが遊技盤本体による裏打ちのない球流下領域を形成したので、遊技盤本体の大きさを変えずに遊技領域を拡大することができる。したがって、遊技領域を拡大したとしても、遊技盤が組み付けられる前面枠の設計を変更する必要がない。また、遊技領域内に隙間や段差を形成せずに遊技領域を拡大することができ、遊技領域を流下する遊技球の動きが隙間や段差に影響されてしまうことがない。
請求項2に記載の発明によれば、遊技盤は、遊技盤本体の下方に領域区画補助具を備え、区画部材は、遊技盤本体の表面と領域区画補助具の表面との間に跨って配置されたので、領域区画補助具により区画部材の下部を裏面側から支持することができ、区画部材を安定させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、遊技盤の下端には、球流下領域まで流下した遊技球を回収するアウト口を設け、領域区画補助具には、アウト口の開口縁を装飾する飾り部と、アウト口に回収された遊技球を遊技盤本体の裏面側へ排出する球排出口と、を備えたので、区画部材の配置を補助する部材とアウト口の構成要素とを別個に設ける必要がなく、遊技領域が拡大された遊技盤の構成の簡素化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、収容開口部の下縁には盤支持部を複数突設し、区画部材の下部には、盤支持部が遊嵌可能な区画側切欠部を複数形成し、該区画側切欠部の上縁部を遊技盤本体の下面よりも上方に位置させ、盤支持部は、区画側切欠部に遊嵌した状態で遊技盤本体の下面を支持するので、区画部材の下部で遊技盤を支持することがなく、遊技盤の自重で区画部材が破損する不都合を避けることができる。
パチンコ遊技機の正面図である。 透明部材保持枠を開放して遊技盤を外したパチンコ遊技機の斜視図である。 遊技盤を装着した前面枠本体の斜視図である。 嵌合受部および軸受部の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は盤固定部材を軸受部に支持した状態の斜視図である。 遊技盤の分解斜視図である。 遊技盤の下部の斜視図であり、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図である。 盤支持部に支持された遊技盤の下部の概略図である。 領域区画補助具の斜視図である。 アウト口の断面図である。 領域区画補助具の補助係合片の説明図であり、(a)は区画部材と領域区画補助具とを離間させた分解斜視図、(b)は遊技盤本体と区画部材との間に挟まれた補助係合片の断面図である。 盤固定部材の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は遊技盤装着部に軸着した状態の断面図である。 盤固定部材で遊技盤を固定する動作の説明図であり、(a)は嵌合受部に嵌合突部を嵌合する前の状態図、(b)は嵌合受部に嵌合突部を嵌合した状態で盤固定部材を盤固定状態に変換する前の状態図である。 遊技盤の下部と盤保護カバーとの説明図であり、(a)は盤保護カバーを外した状態の斜視図、(b)は盤保護カバーを取り付けた状態の前方から見た断面図、(c)は側方から見た断面図である。 盤固定部材により固定可能な領域区画補助具の説明図であり、(a)は後方から見た斜視図、(b)は前方から見た斜視図である。 ファール球処理弁で空間部の空間開口を閉成した状態の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 (a)はファール球処理弁を備えた第1区画部材の斜視図、(b)はファール球処理弁の斜視図である。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
パチンコ遊技機1は、図1および図2に示すように、矩形状の機枠(外枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能な状態で軸着し、該前面枠3のベースとなる前面枠本体4の前面側(表面側)には、円形状の遊技領域5が前面に区画形成された遊技盤6を着脱可能とし、該遊技盤6のうち遊技領域5の側方(図2中、左側方)には円弧状の発射通路7を備えている。また、前面枠本体4の前面のうち発射通路7寄りに位置する一側(図1中、左側)には透明部材保持枠9を開閉可能な状態で軸着し、該透明部材保持枠9の上寄りの位置には透視可能な透明部材10を保持し、透明部材保持枠9の下部の前面には、遊技球を貯留可能な上皿11を備えている。そして、透明部材保持枠9を閉じて前面枠本体4の前方に透明部材保持枠9を重合すると、遊技盤6の前面が透明部材保持枠9により被覆されるとともに、透明部材10が遊技領域5の前方に配置され、透明部材10を通して遊技領域5を前方から視認できるように構成されている。また、前面枠本体4のうち透明部材保持枠9の下方に位置する下部には下皿ユニット12を備え、該下皿ユニット12の左右方向の中央部にはスピーカー13を備え、該スピーカー13の左側方(言い換えると、透明部材保持枠9の軸着側に位置する左側方)には下皿14を備えて上皿11の下方(詳しくは直下)に位置させ、スピーカー13の右側方(言い換えると、透明部材保持枠9の開放側に位置する右側方)、発射装置15(図2および図3参照)を操作するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)16を備えている。
前面枠本体4は、大きな矩形状の開口を上寄りに開設した合成樹脂製枠体であり、図2および図3に示すように、矩形状の収容開口部20aが前方に向けて開放された額縁状の遊技盤装着部(遊技盤収容フレーム)20を備え、該遊技盤装着部20内(収容開口部20a内)に遊技盤6を着脱可能な状態で装着(収容)している。また、遊技盤装着部20の下方にはフレームボード部21を備え、該フレームボード部21の上縁部を収容開口部20aの下縁部に位置させている。
遊技盤装着部20は、透明部材保持枠9の軸着側(図2中、左側)に軸着側壁部23を備えるとともに、軸着側とは反対の開放側(図2中、右側)に開放側壁部24を備えている。さらに、軸着側壁部23の上端部と開放側壁部24の上端部とを接続する状態で上側壁部25を備え、各側壁部23,24,25の後縁(すなわち遊技盤装着部20の後部)から内側に向かって背面壁部26を延在させている。また、図3に示すように、軸着側壁部23には、遊技盤6の一側部(図2中、左側部)を表面側(前方)から係合可能な盤係合片28を上下2箇所に設け、背面壁部26のうち開放側壁部24側に位置する上下2箇所には、前面枠本体4の前方へ向けて突出する円筒状の軸受部29を断面円形状の軸孔29aが前面枠本体4の前後方向(表裏方向)に貫通する状態で備えている(図4(a)参照)。そして、各軸受部29には、遊技盤6の他側部(図3中、右側部)を前方から押圧可能な盤固定部材30を回動可能な状態で軸着し、遊技盤装着部20に装着された遊技盤6を盤固定部材30の回動操作により固定可能としている。また、軸受部29よりも上方且つ遊技盤装着部20の中央寄りの位置には、前面枠本体4の前方へ向けて突出する筒状の嵌合受部31を断面縦長穴状の嵌合開口31aが前面枠本体4の前後方向(表裏方向)に貫通する状態で備えている。なお、盤固定部材30およびその周辺の構造については、後で詳細に説明する。
フレームボード部21は、図2および図3に示すように、当該フレームボード部21の上端(収容開口部20aの下縁)の左右両側に、遊技盤6の下部を支持可能な複数(本実施形態では2つ)の盤支持部34を上方の遊技盤装着部20側ヘ向けて突設しており、この結果、フレームボード部21のうち両盤支持部34の間に位置する部分、および透明部材保持枠9の開放側の盤支持部34の側方(図2中、右側の盤支持部34の右側方)に位置する部分が下方へ凹んだ状態に設定されている。さらに、フレームボード部21の前面の一側寄り、詳しくはフレームボード部21の前面のうち発射通路7寄り(図3中、左寄り)の位置には、遊技球を賞球または貸球として排出する球払出口35を開設し、透明部材保持枠9を閉じた状態で球払出口35を上皿11へ連通し、遊技球が球払出口35から排出されて上皿11へ流入するように構成されている。そして、フレームボード部21の前面の他側寄り、詳しくはフレームボード部21の前面のうち透明部材保持枠9の開放側(図3中、右側)には、遊技盤6よりも下方の位置から遊技球を遊技領域5へ向けて発射可能な発射装置15を備え、該発射装置15の下部に設定された球発射位置Sから遊技球を発射杵15aで弾発するように構成されている。また、発射装置15の下部には発射レール34を球発射位置Sから遊技盤6の発射通路7の下端へ向けて上り傾斜する延在姿勢で備え、発射装置15から発射される遊技球を発射レール36により遊技盤6側へ向けて斜め上方へ誘導可能としている。
さらに、フレームボード部21の前面のうち球払出口35と発射装置15との間に位置する中央部分には、回収路形成パネル38を止着してファール球回収路39を区画形成し、該ファール球回収路39の入口となるファール球回収口39aを発射装置15と発射通路7の下端との間、言い換えると発射レール36の傾斜上端よりも発射通路7側に開設して、ファール球(発射装置15から発射されて発射通路7内を飛翔したが遊技領域5に進入せずに逆流して発射装置15側へ戻ってくる遊技球)をファール球回収口39aへ回収可能としている。また、ファール球回収路39の下流端(出口)を下皿14へ連通して、ファール球をファール球回収路39へ通して下皿14へ導出できるように構成されている。
次に、遊技盤6について説明する。
遊技盤装着部20(前面枠3)に前方から組み付けられる遊技盤6は、図3,図5に示すように、合板やプラスチックなどにより形成される矩形板状の遊技盤本体41を備え、該遊技盤本体41の下面(下縁部)の左右両側を盤支持部34の上面で支持可能としている。また、遊技盤本体41の表面の周縁部には左右に分割された区画部材42(詳しくは、透明部材保持枠9の軸着側(図3中、左側)に位置する第1区画部材43、および透明部材保持枠9の開放側(図3中、右側)に位置する第2区画部材44)をビス等の止着具45(図10(b)参照)で止着して略円形の遊技領域5を区画形成し、遊技領域5内には表示装置や入賞口等の役物(図示せず)を配置している。さらに、遊技盤6の下端のうち第1区画部材43と第2区画部材44との間には、役物へ入賞せずに遊技領域5を流下した遊技球を回収するアウト口46を設けている。なお、アウト口46の構成については、後で詳細に説明する。
また、第1区画部材43には、内レール50を遊技領域5の側縁(左側縁)に沿って縦向き円弧状に延設するとともに、外レール51を内レール50から遊技領域5とは反対側に離間して縦長円弧状に延設し、内レール50と外レール51との間に縦向き円弧状の発射通路7を区画形成している。そして、内レール50の下部のうち遊技領域5側に向いた箇所には、遊技球の内レール50への衝突を防ぐレールカバー52を装着している。また、外レール51には、図3に示すように、区画部材42から立設された円弧状の発射球案内壁部51aと、該発射球案内壁部51aの円弧内壁面(発射通路7側に位置する内壁面)に添設した帯状金属板製のガイドレール51bとを備え、遊技球がガイドレール51b上を摺動しながら発射通路7内を飛翔(上昇)するように構成されている。さらに、発射通路7の入口7aとなる下端を開放して下方の発射レール36側へ向けて開放し、発射通路7が遊技球(発射レール36により斜め上方へ誘導されてきた遊技球)を下方から受け入れるように構成されている。そして、第1区画部材43のうち発射通路7を挟んで遊技領域5とは反対側(図5中、左側)には、盤係合片28が引っ掛かる盤係合受部54を形成している。
さらに、図5に示すように、遊技盤本体41の縁部、詳しくは遊技盤本体41のうち透明部材保持枠9の開放側(図5中、右側)に位置する側縁部の上下両側を切り欠いて盤本体切欠部55を形成し、第2区画部材44のうち盤本体切欠部55に重合する平板箇所を盤固定受部56としている。そして、図6(b)に示すように、該盤固定受部56の裏面のうち盤本体切欠部55から臨ませた箇所には、嵌合受部31に遊技盤装着部20の前方から嵌合可能となる縦長な嵌合突部57を遊技盤本体41側へ向けて突設し、該嵌合突部57の下方には当接部58を側面が開放側壁部24側を向いて露出する状態で備えている。また、図5および図6(a)に示すように、盤固定受部56の表面には平面状の押圧受部59を形成し、第2区画部材44の下側に位置する押圧受部59の上方には、遊技進行に関する表示を行う表示ユニット60を備えている。なお、押圧受部59については、後で詳細に説明する。
そして、遊技盤6は、図6(a),図7,図9に示すように、区画部材42の下縁を遊技盤本体41(詳しくは遊技盤本体41の下面)よりも下方に延設して、区画部材42の下部のうち左右方向の中央部分(言い換えると、第1区画部材43の下部と第2区画部材44の下部との間)に、遊技領域5の下端に連続するが遊技盤本体41による裏打ちのない、すなわち、遊技盤本体41を区画部材42の裏側から当てがって補強することなくただ単に区画部材42を下方まで延ばすことによって、球流下領域63を遊技盤本体41の下面から下方にはみ出した状態で形成している。また、区画部材42の下部のうち遊技盤本体41の下面よりも下方にはみ出した箇所には、盤支持部34が遊嵌可能な区画側切欠部64を盤支持部34の位置に合わせて複数(本実施形態では2つ)形成し、該区画側切欠部64の上縁部を遊技盤本体41の下面よりも上方に位置させている。
さらに、遊技盤本体41の下方には、遊技盤本体41の左右方向に沿って横長な領域区画補助具66を備え、該領域区画補助具66の表面と遊技盤本体41の表面とが同一平面上に位置させ、区画部材42の下部を領域区画補助具66の表面と遊技盤本体41の表面との間に跨いて配置している。また、領域区画補助具66のうち球流下領域63の後方(遊技盤本体41側)に位置する箇所にはアウト口46を備え、球流下領域63まで流下した遊技球をアウト口46に回収するように構成されている。具体的に説明すると、図8および図9に示すように、領域区画補助具66のうち左右方向の途中には、遊技球が内部を通過可能な球排出樋68を備え、該球排出樋68内には遊技盤本体41の表側から裏側へ向けて下り傾斜する球排出口68aを貫通し、アウト口46に回収された遊技球を球排出口68aに通して遊技盤本体41の裏面側へ排出可能としている。そして、球排出樋68のうち遊技盤本体41の表側に位置する前端部分の上縁部および左右両側縁部には、アウト口46の開口縁を装飾するフランジ状の飾り部69を外方へ向けて延設し、該飾り部69を遊技盤本体41の表面にビスなどの止着具(図示せず)で止着している。また、球排出樋68の前端部分の下縁部には、舌片状のアウト球受部70を前方の球流下領域63へ向けて延設するとともに球流下領域63側から球排出口68a側へ向けて下り傾斜させ、球流下領域63に到達した遊技球がアウト球受部70上を転動して球排出口68a内に誘導されるように構成されている。
なお、遊技盤本体41の下部には、球排出樋68の上部が進入可能なアウト切欠部71を切り欠いて形成し、遊技盤本体41の下部と球排出樋68の上部とが干渉することを避けている。また、領域区画補助具66の下面のうち遊技盤6の裏側に位置する縁部(後縁部)には面取り加工を施しており、遊技盤6を遊技盤装着部20内へ前方から挿入しようとする際に、領域区画補助具66の後縁部がフレームボード部21の上端に引っ掛かってしまう不都合、ひいては遊技盤6の装着作業が滞ってしまう不都合をなくすように構成されている。
さらに、領域区画補助具66の表面の左右両側部には、区画部材42に係合する平板状の補助係合片73を上方の遊技盤本体41側へ向けて延設し、該補助係合片73には、遊技盤6の表裏方向に貫通する補助貫通孔74を開設している。また、図10に示すように、区画部材42の裏面のうち補助係合片73が重合する箇所には、区画側係合受部75を区画部材42の表側へ向けて凹ませて形成し、該区画側係合受部75内には、補助貫通孔74に嵌合する区画側凸部76を後方の遊技盤本体41側へ向けて突設し、区画側凸部76のうち遊技盤本体41側に向いた突出端面を区画部材42の裏面と同一平面上に位置させている。そして、区画側係合受部75に補助係合片73を係合するとともに補助貫通孔74に区画側凸部76を嵌合し、この状態で区画部材42を遊技盤本体41の表面に止着して、領域区画補助具66の左右両側を遊技盤6に係合している。なお、区画側係合受部75は、図10(b)に示すように、補助係合片73の厚さ(遊技盤6の表裏方向に沿った寸法)tよりも深い寸法dで凹ませて形成されており、このため、区画部材42および区画側凸部76が遊技盤本体41の表面に密着せずに浮いてしまうことがない。また、ビス等の止着具45を区画側凸部76に通して区画部材42を遊技盤本体41に止着しているので、区画側凸部76が遊技盤本体41の表面から不用意に離れる不都合、ひいては区画側凸部76と遊技盤本体41との間から補助係合片73が抜け落ちる不都合がない。また、遊技盤本体41に区画部材42と領域区画補助具66とを同一の止着具45で止着することができ、止着具の使用数の増加を抑えることができる。なお、補助係合片73を区画側係合受部75に係合して領域区画補助具66を遊技盤6に装着できれば、飾り部69を遊技盤本体41の表面に止着しなくてもよい。
次に、盤固定部材30およびその周辺の構成について説明する。
盤固定部材30は、図11に示すように、区画部材42(詳しくは第2区画部材44の盤固定受部56)に係合可能な固定操作部80と、軸受部29に回動自在な状態で支持される円柱状の固定軸部81と、遊技盤装着部20の裏面(前面枠3の裏面側)に係合する固定ストッパー82とを備えて一体成形(例えば、合成樹脂等で一体成型)されている。また、固定軸部81を前面枠本体4の前後方向(表裏方向)に沿って延在させ、該固定軸部81の前端部には固定操作部80を遊技盤6の表面に沿って延在する姿勢で接続するとともに、固定軸部81の後端部には固定ストッパー82を固定軸部81よりも大きな直径で形成して接続し、固定軸部81を当該盤固定部材30の回動中心に設定して回動できるように構成されている。また、固定操作部80のうち前面枠本体4の前方を向いた表面には操作ハンドル80aを突設し(図11(b)および図12参照)、固定ストッパー82側に向いた裏面を押圧面80bとし(図11(a)参照)、該押圧面80bにより押圧受部59を遊技盤装着部20の前方から嵌合受部31側へ押圧可能としている。詳しくは、固定軸部81を中心に固定操作方向(図4(b)および図11(b)中、矢印Aで示す反時計方向)へ回動して固定操作部80(押圧面80b)を固定軸部81から遊技盤装着部20の中心側へ向けて横向きに延在する姿勢にすると、押圧面80bが押圧受部59を押圧する盤固定状態に変換し(図11(b)参照)、解除操作方向(図4(b)中、矢印Bで示す時計方向)へ回動して固定操作部80(押圧面80b)を固定軸部81から上方へ縦向きに延在する姿勢にすると、押圧面80bが押圧受部59から外れる盤解除状態に変換する(図12(a),(b)参照)。
そして、図11(a)に示すように、該押圧面80bには第1突起部86および第2突起部87を固定操作部80の長手方向に沿って並ぶ状態で突設し、第1突起部86を第2突起部87よりも固定軸部81寄りに位置させている。さらに、固定軸部81の外周部のうち押圧面80b側を向いた位置には、遊技盤6の側部(詳しくは第2区画部材44の当接部58の側面)に当接可能な側方当接部88を備え、該側方当接部88のうち固定操作部80の回動操作時(状態変換時)に当接部58に摺動する部分を曲面(詳しくは、固定操作部80の回動中心からの距離が解除操作方向Bに沿って次第に増加する曲面)で形成している。
盤固定部材30の周辺の構成においては、図4(a)に示すように、盤固定部材30が軸着される軸受部29の前端部を嵌合受部31の前端部に揃えて位置させ、軸受部29(軸孔29a)の上部と嵌合受部31(嵌合開口31a)の下部との間を軸孔29a(または盤固定部材30の回動中心となる固定軸部81の直径)より僅かに狭い連通部90で連通し、盤固定部材30の固定軸部81が連通部90の縁部を撓ませながら連通部90を通過できるように構成されている。言い換えると、前面枠本体4のうち嵌合受部31の側方に設けられた軸受部29と嵌合受部31とを連通して盤固定部材30の固定軸部81を通過可能としている。また、嵌合受部31の嵌合開口31aを固定操作部80よりもひと回り大きな広さ且つ固定ストッパー82よりも小さい広さに設定して、固定操作部80を盤解除状態の縦向き姿勢で通過可能、且つ固定ストッパー82を通過不能としている。さらに、盤固定部材30の押圧面80bと嵌合受部31の前端部との離間距離(遊技盤6の表裏方向に沿った離間距離)を、押圧受部59が形成されている盤固定受部56の厚さ(表裏方向の厚さ)よりも僅かに狭く設定して、盤固定部材30を盤固定状態に変換すると、固定操作部80(押圧面80b)と嵌合受部31との間で第2区画部材44を挟持できるように構成されている。
また、押圧受部59の下縁部には、盤固定状態の固定操作部80に下方から当接可能な横長短冊状の固定回動規制部91を備え(図12参照)、遊技盤装着部20のうち連通部90を挟んで嵌合受部31とは反対側には、盤解除状態の固定操作部80に側方から当接可能なピン状の解除回動規制部92を突設している(図4および図12参照)。そして、固定回動規制部91に固定操作部80を当接すると、盤固定部材30が盤固定状態から固定操作方向Aに回動することを阻止され、解除回動規制部92に固定操作部80を当接すると、盤固定部材30が盤解除状態から解除操作方向Bに回動することを阻止されるように構成されている。さらに、押圧受部59には、盤固定状態における盤固定部材30の第1突起部86が係合可能な第1凹部96を形成し、該第1凹部96から遊技盤6の中央側にずれた位置(図12(a)中、左側にずれた位置)には受部側嵌合口97を盤固定受部56の表裏方向(遊技盤6の表裏方向)に沿って貫通している。
そして、図4(a)に示すように、背面壁部26のうち受部側嵌合口97の後方に位置する箇所には、前面枠本体4の前方へ向けて突出する円筒状の固定ボス98を設け、該固定ボス98の前端部を受部側嵌合口97に盤固定受部56の裏面側から嵌合可能としている。また、固定ボス98の前端を嵌合受部31の前端よりも盤固定受部56の板厚分だけ前方(遊技盤装着部20の前方)に突出し、固定ボス98の前端には第2突起部87が係合可能な第2凹部99を備え、嵌合受部31の前端が盤固定受部56の裏面に当接すると、固定ボス98の前端部が押圧受部59と同一平面上に位置するとともに、第2突起部87が第1突起部86と横に並んで位置するように設定されている。
次に、上記構成を備えたパチンコ遊技機1の作用、特に、遊技盤装着部20に盤固定部材30を取り付ける作業、および、遊技盤装着部20に遊技盤6を装着する作業について説明する。
遊技盤装着部20に盤固定部材30を取り付けるには、まず、遊技盤装着部20の裏側に盤固定部材30を固定操作部80が盤解除状態の縦向き姿勢で嵌合開口31a側に向き、且つ固定軸部81が遊技盤装着部20の表裏方向に沿って延在する状態に設定する。盤固定部材30の姿勢を設定したならば、盤固定部材30を嵌合開口31aへ通し、固定操作部80を嵌合受部31の前端から突出させるとともに固定ストッパー82を背面壁部26の裏面に当接し、固定軸部81を嵌合受部31に貫通させる。そして、固定軸部81を連通部90へ通して軸受部29に嵌め込む。すると、盤固定部材30が軸受部29に回動可能な状態で支持され、連通部90の縁部が軸受部29の嵌合受部31側への戻りを阻止する。このようにして盤固定部材30の前面枠3への取り付け作業を容易に行うことができる。また、固定操作部80と固定軸部81と固定ストッパー82とを一体成形しているので、盤固定部材30を簡単な構造で構成することができる。
盤固定部材30が取り付けられた遊技盤装着部20に遊技盤6を取り付けるには、まず、透明部材保持枠9を大きく開き(図2参照)、盤固定部材30を盤解除状態に変換しておく。この状態で、遊技領域5を前方に向けた遊技盤6の第1区画部材43側(図2中、左側)を収容開口部20aへ通して盤係合片28と背面壁部26との間に差し込んで盤係合受部54に盤係合片28を引っ掛ける。遊技盤6に盤係合片28を引っ掛けたならば、遊技盤6のうち第1区画部材43側の側面(図2中、左側面)を軸着側壁部23に押し当てるようにしながら遊技盤6の第2区画部材44側(図2中、右側)を収容開口部20aへ通して遊技盤装着部20内に押し入れ(図12(a)参照)、盤支持部34の後側に遊技盤本体41の下面を載置して遊技盤6の上下方向の位置を位置決めするとともに、盤支持部34の前側を区画側切欠部64へ遊嵌する。このとき、領域区画補助具66は、図7に示すように、互いに離間して配置された2つの盤支持部34の間に収納される。
盤支持部34に遊技盤本体41を載せたならば、遊技盤6を十分に押し込んで嵌合受部31に嵌合突部57を嵌合するとともに盤固定受部56に嵌合受部31の前端を当接し、さらには、固定ボス98の前端部を受部側嵌合口97へ嵌合する(図12(b)参照)。この状態で盤固定部材30を固定操作方向Aに回動して盤固定状態に変換すると、盤固定部材30が押圧面80bにより押圧受部59を押圧するとともに、側方当接部88により当接部58を押圧して遊技盤6を軸着側壁部23側へ押し付ける。この結果、嵌合突部57と嵌合受部31との嵌合状態が維持されて、遊技盤6が遊技盤装着部20に固定される。さらに、遊技盤装着部20は、側方当接部88と軸着側壁部23との間に遊技盤6を挟持して遊技盤6の左右方向の位置を位置決めする。また、盤固定部材30と嵌合受部31との間に盤固定受部56を挟持して遊技盤6の前後方向の位置を位置決めする。これにより、遊技盤本体41を盤固定部材30と嵌合受部31との間に介在させずに遊技盤6を遊技盤装着部20に固定することができる。したがって、遊技盤本体41の板厚寸法に左右されずに遊技盤6の位置決めを行うことができ、遊技盤6毎に遊技領域5の位置(詳しくは遊技領域5の前後位置)がばらつく不都合を避けることができる。また、盤固定部材30を盤固定状態に変換すると、図11(b)に示すように、第1凹部96に第1突起部86を係合するとともに第2凹部99に第1突起部86を係合して、盤固定部材30が盤固定状態から盤解除状態へ変換することを規制する。したがって、遊技盤6の固定が不用意に解除されてしまうことを防ぐことができる。
このようにして遊技盤装着部20に固定された遊技盤6においては、区画部材42の下縁を遊技盤本体41よりも下方に延設して、遊技領域5の下端に連続するが遊技盤本体41による裏打ち(裏側からの補強)のない球流下領域63を形成したので、遊技盤本体41の大きさを変えずに遊技領域5を拡大することができる。したがって、遊技領域5を拡大したとしても、遊技盤6が組み付けられる前面枠3の設計を変更する必要がない。さらに、遊技盤6や前面枠3の製作設備を新規に導入する必要もない。また、遊技領域5内に隙間や段差を形成せずに遊技領域5を拡大することができ、遊技領域5を流下する遊技球の動きが隙間や段差に影響されてしまうことがないし、遊技球の流下時間を長くすることもできる。さらに、遊技盤本体41の表面と領域区画補助具66の表面との間に跨って区画部材42を配置しているので、領域区画補助具66により区画部材42の下部を裏面側から支持することができ、区画部材42を安定させることができる。そして、領域区画補助具66には、アウト口46の開口縁を装飾する飾り部69と、アウト口46に回収された遊技球を遊技盤本体41の裏面側へ排出する球排出口68aと、を備えたので、区画部材42の配置を補助する部材とアウト口46の構成要素とを別個に設ける必要がなく、遊技領域5が拡大された遊技盤6の構成の簡素化を図ることができる。また、遊技盤装着部20においては、盤支持部34が区画側切欠部64に遊嵌した状態で遊技盤本体41の下面を支持するので、区画部材42の下部で遊技盤6を支持することがなく、遊技盤6の自重で区画部材42が破損する不都合を避けることができる。それだけではなく、互いに離間して配置された2つの盤支持部34の間に領域区画補助具66を収納しているので、盤支持部34間の空間部を領域区画補助具66およびアウト口46の構成要素の収納箇所として利用することができ、限られたパチンコ遊技機1内のスペースを有効に活用することができる。
そして、遊技盤装着部20内に装着した遊技盤6を取り外す場合には、前記した操作とは逆の手順で行う。すなわち、透明部材保持枠9を開き、盤固定部材30を解除操作方向Bへ回動操作して盤固定状態から盤解除状態へ変換して、固定操作部80(押圧面80b)を盤固定受部56(押圧受部59)から外す。盤固定部材30を盤解除状態へ変換したならば、遊技盤6の第2区画部材44側を先に手前に引き出して嵌合突部57を嵌合受部31から前方へ抜き出し、さらに、盤係合片28から盤係合受部54を外して遊技盤6を手前に引き出す。このようにして、遊技盤6を容易に取り外すことができる。そして、遊技盤6を遊技盤装着部20から外した状態では、盤固定部材30を盤固定状態へ変換して第2突起部87に第2凹部99を係合すれば(図4(b)参照)、盤固定状態における盤固定部材30の回動が規制される。したがって、遊技盤装着部20から遊技盤6を外した状態で盤固定部材30が不用意に回動することを避けることができる。
なお、前面枠3へ装着する前に遊技盤6を単体で取り扱う(例えば、床に載置したり、搬送準備として箱に入れて梱包したりする)場面においては、図13に示すように、区画部材42のうち遊技盤6の下部から突出した部分を保護するために盤保護カバー101を装着してもよい。盤保護カバー101は、遊技盤6の下部よりもひと回り大きな横長箱状を呈し、当該盤保護カバー101の上面を開放して盤挿入口102を開設している。また、盤保護カバー101の内側底部には、遊技盤本体41の下面を支持可能なカバー支持部103を区画側切欠部64に遊嵌可能な状態(遊技盤6の左右方向に沿った横幅寸法が区画側切欠部64よりも狭い状態)で備え、該カバー支持部103の高さ(具体的には盤保護カバー101部材の内側底部からカバー支持部103の上面までの高さ)h1を、遊技盤本体41の下面から区画部材42の下面までの高さh2よりも高く設定している。
さらに、盤保護カバー101のうちアウト口46を遊技盤6の表面側から被覆する部分には、縦長な2条のスリットを盤保護カバー101の上端から平行状態で形成して、上端部が盤挿入口102の外方(アウト口46から前方へ離れる方向)へ向けて移動可能となるカバー係合操作片104を備え、該カバー係合操作片104のうち遊技盤6側(盤保護カバー101の内側)を向いた内面には、アウト球受部70の先端に上方から係合可能なカバー係合爪105を突設している。
このような構成を備えた盤保護カバー101を遊技盤6の下部に装着するには、例えば、盤保護カバー101を床等の上に盤挿入口102が上方を向いた状態で載置しておき、該盤保護カバー101の上方に遊技盤6を領域区画補助具66および区画側切欠部64が盤挿入口102の直上に位置し、且つアウト球受部70がカバー係合爪105の直上に位置する姿勢に設定する。遊技盤6の姿勢を設定したならば、この遊技盤6を下ろして盤挿入口102に遊技盤6の下部を差し入れる。そして、カバー係合操作片104を指等で盤挿入口102の外方へ撓ませてカバー係合爪105をアウト球受部70の直下から外し、この状態で遊技盤6を十分に下ろす。すると、アウト球受部70がカバー係合爪105よりも下方に移動し、カバー支持部103が区画側切欠部64に遊嵌した状態で遊技盤本体41を下方から支持し、区画部材42の下面が盤保護カバー101の内側底部に当接することを阻止される。さらに、カバー係合操作片104を撓ませていた指等を外してカバー係合操作片104を復元力により戻すと、カバー係合爪105をアウト球受部70の傾斜上端へ上方から係合する。このようにして、遊技盤6の下部に盤保護カバー101を遊技盤6が持ち上げられても脱落しない状態で装着することができる。そして、盤保護カバー101を装着しておけば、遊技盤6を床等に載置した際に区画部材42の下部が遊技盤6の自重により破損する虞がない。なお、遊技盤6から盤保護カバー101を取り外すには、カバー係合操作片104を盤保護カバー101の外方へ撓ませてカバー係合爪105とアウト球受部70との係合を解除し、この状態で遊技盤6の下部を盤挿入口102から引き抜けばよい。
ところで、上記実施形態においては、盤固定部材30は、嵌合受部31との間に盤固定受部56のみ挟持するが、本発明はこれに限定されない。例えば、図14に示す第2実施形態においては、盤固定部材30と嵌合受部31との間に領域区画補助具66の一部を挟持するように構成されている。具体的に説明すると、第2実施形態における領域区画補助具66は、図14(a)および(b)に示すように、第2区画部材44側(図14(b)中、右側)に位置する補助係合片73から嵌合突部57側へ向けて横長なアーム108を延設し、該アーム108の先端から上方の嵌合突部57側へ向けて挟持片109を立設して盤固定受部56の裏面に重合させている。そして、挟持片109のうち受部側嵌合口97に重合する箇所には挟持側挿通口110を開設して固定ボス98を挿通可能としている。このような構成の領域区画補助具66を遊技盤本体41の下方に備えて、遊技盤装着部20に遊技盤6を組み付けると、固定ボス98が挟持側挿通口110に挿通されて挟持片109が位置決めされる。そして、盤固定部材30を盤固定状態に変換して遊技盤6を固定すると、盤固定部材30が嵌合受部31との間に盤固定受部56および挟持片109を挟持する。したがって、領域区画補助具66の位置決めおよび固定を一層安定して行うことができる。
ところで、上記各実施形態においては、ファール球がファール球回収路39に回収されずにパチンコ遊技機1内に散乱してしまうことを阻止する構成を備えていないが、本発明はこれに限定されない。例えば、図15および図16に示す第3実施形態においては、ファール球の散乱を阻止する構成を第1区画部材43に備えている。具体的に説明すると、第3実施形態のパチンコ遊技機1は、図15に示すように、第1区画部材43の下部と、回収路形成パネル38の上部のうち第1区画部材43の直下に位置する後寄りの箇所(フレームボード部21寄りの部分)とを離間して、ファール球回収口39aと外レール51の下端(発射通路7の入口7aを区画する外レール51の下端)との間に空間部115を形成して、前面枠3の一部と遊技盤6の一部との接触、詳しくは回収路形成パネル38と第1区画部材43との接触を避けている。また、空間部115のうち発射通路7の入口7aに臨む箇所(図15(a)中、右側)を空間開口115aとし、第1区画部材43のうち発射通路7の入口7aの側方(詳しくは外レール51の下端の近傍)に位置する箇所には、空間開口115aを開閉可能なファール球処理弁116を上下方向へ回動自在な状態で軸着している(図15および図16(a)参照)。
ファール球処理弁116は、金属製の短冊板状部材により構成されており、図16(b)に示すように、短冊板状部材の長手方向の一端部分を円環状に形成して回動軸受116aとし、他端部分を発射通路7の入口7a側へ向けて屈曲(または湾曲)して弁本体116bとし、この弁本体116bで空間開口115aを開閉可能としている。また、回動軸受116aを第1区画部材43から前方へ向けて突設された回動軸117へ回動自在な状態で嵌合して、弁本体116bを回動軸117よりも発射通路7の入口7a寄り(図15(a)中、右寄り)の位置で上下方向へ移動(回動)するように構成されている。具体的には、弁本体116bを上方へ回動すると、ファール球処理弁116が第1弁状態に変換して空間開口115aを開放し、空間部115から上方へ外れた弁本体116bを外レール51の下端側から発射通路7の入口7a内へ横向き姿勢で延出する。一方、弁本体116bを下方へ回動すると、ファール球処理弁116が第2弁状態に変換して弁本体116bを発射通路7の入口7aから下方へ外すとともに、外レール51の下端側から遊技盤6の下縁部よりも下方の空間部115側へ向けて縦向き姿勢で延出して空間開口115aを閉成する。
また、第1区画部材43のうち回動軸117よりも外レール51から側方(図15(a)中、左側方)へ離れた位置には回動ストッパー118を設け、ファール球処理弁116が第2弁状態に変換すると、回動ストッパー118が弁本体116bの付け根(回動軸受116aと弁本体116bとの境界部分)に当接してファール球処理弁116を第2弁状態で維持し、弁本体116bが空間開口115aよりも球払出口35側(図15(b)中、左側)へ回動すること、言い換えると空間部115内に進入することを阻止可能としている。さらに、区画部材42のうち回動軸117よりも発射通路7の入口7a寄り(図5(a)中、右寄り)の位置には弁係合部119を設け、ファール球処理弁116が第1弁状態に変換すると、弁係合部119が弁本体116bの表面(詳しくは発射通路7の入口7aに臨ませた表面)に係合して、ファール球処理弁116が第1弁状態よりも上方へ回動することを阻止可能としている。
このようなファール球処理弁116を備えた遊技盤6を前面枠3へ装着する前に単体で取り扱う(例えば、床に載置したり、搬送準備として箱に入れて梱包したりする)場面において、遊技盤6を縦向きで持ち上げた状態では、ファール球処理弁116が自重により下方へ回動して第2弁状態となり、弁本体116bを回動ストッパー118へ当接した状態で遊技盤6の下縁部よりも下方へ延出する。また、この状態で遊技盤6を縦向きで床や梱包箱の底などの載置面上へ載置すると、弁本体116bの先端(下端)が載置面に下方から押圧されて上方へ回動し、ファール球処理弁116が第1弁状態に変換する。このとき、弁本体116bを発射通路7の入口7a側へ向けて屈曲(または湾曲)しているので、載置面から弁本体116bの先端に受けた押圧力が回動軸117へ向かう方向から発射通路7側へ外れて作用し、回動軸117を中心としてファール球処理弁116を回動する回動力、具体的には発射通路7側へ向けて回動する回動力へ変換する。したがって、ファール球処理弁116を容易に変換すること、言い換えると、ファール球処理弁116を遊技盤6の内側へ容易に収容することができる。これにより、遊技盤6を単体で取り扱うときにファール球処理弁116を損傷し難くすることができる。
また、ファール球処理弁116を備えたパチンコ遊技機1において遊技を実行し、遊技球を発射装置15から弱い発射勢で発射した場合には、この遊技球が発射通路7の上端まで到達せずに発射通路7を逆流(落下)してファール球となる。そして、回収路形成パネル38の上部へ直接落下したり、あるいは、図15(b)に示すように、ファール球の次に発射装置15から発射された後続の遊技球に弾かれたりして、ファール球が空間部115へ侵入しようとすることがある。しかしながら、ファール球処理弁116が空間開口115aを閉成しているので、ファール球処理弁116がファール球の空間部115への侵入を阻止し、さらには、弁本体116bに沿ってファール球を下方へ流下させてファール球回収口39aへ案内する。したがって、前面枠3と遊技盤6との間に空間部115が形成されていたとしても、ファール球がこの空間部115に入り込んでしまう不都合、ひいてはファール球回収口39aへ回収されずにパチンコ遊技機1内(詳しくは前面枠本体4と透明部材保持枠9との間)に散乱してしまう不都合を阻止することができる。また、回動ストッパー118により第2弁状態のファール球処理弁116を支持することができ、ファール球がファール球処理弁116を押し退けて空間部115へ侵入してしまう不都合を阻止することができる。
ところで、上記各実施形態では、固定操作部80を嵌合受部31の嵌合開口31aへ通して盤固定部材30を軸受部29へ軸着するように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、固定操作部80を嵌合開口31aよりもひと回り大きい形状に設定して嵌合開口31aを通過不能とし、固定ストッパー82を盤固定状態とは異なる姿勢、且つ盤解除状態とは異なる姿勢で嵌合開口31aを通過可能となる長尺形状に設定してもよい。言い換えると、嵌合受部31は、固定ストッパー82が盤固定状態とは異なる姿勢、盤解除状態とは異なる姿勢で通過可能な形状に形成されていてもよい。そして、遊技盤装着部20に盤固定部材30を取り付けるには、固定ストッパー82を嵌合受部31の前方から嵌合開口31aへ通して背面壁部26の裏面から突出させるとともに、固定操作部80を嵌合受部31の前端に係合し、嵌合受部31に貫通させた固定軸部81を連通部90へ通して軸受部29に嵌め込んでもよい。このような構成の盤固定部材30においても、前面枠3への取り付け作業を容易に行うことができる。
また、上記各実施形態においては、盤固定部材30を遊技盤装着部20のうち透明部材保持枠9の開放側に位置する部分に備えたが、本発明はこれに限定されない。要は、遊技盤装着部20内に装着された遊技盤6を固定可能であれば、盤固定部材をどの位置に備えてもよい。例えば、盤固定部材を遊技盤装着部20の上下両側に備え、区画部材42の上下両端部の表面に盤固定部材を係合して遊技盤6を固定してもよい。そして、上記各実施形態では、遊技盤6を前面枠3に前方から装着したが、本発明はこれに限定されない。要は、遊技盤を前面枠に組み付けて使用するのであれば、前面枠にどの方向から遊技盤を装着してもよい。例えば、前面枠3に後方から遊技盤を装着する構成を採用してもよい。また、遊技盤6(遊技盤本体41)は正面から見て矩形状を呈するが、本発明はこれに限定されない。要は、遊技盤本体の表面に区画部材を止着して遊技領域を区画形成すれば、どのような形状の遊技盤(遊技盤本体)であってもよい。
さらに、上記各実施形態においては、遊技盤本体41を従来のサイズのままに設定する一方、区画部材42を従来よりも縦長にして球流下領域63を形成するが、本発明はこれに限定されない。例えば、区画部材42を従来のサイズのままにする一方、遊技盤本体41の上下方向の長さを従来よりも短くして球流下領域63を形成してもよい。遊技盤本体41のサイズを小さくすれば、遊技盤本体41の材料、具体的には合板の使用量を少なく抑えることができ、資源の保護を図ることができる。また、遊技盤本体41の周辺にスペースを確保することができ、パチンコ遊技機1内の限られた空間の有効活用を図ることができる。
また、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技盤本体と、該遊技盤本体の表面に遊技領域を区画形成する区画部材と、を備えた遊技盤を前面枠に組み付けて使用する遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
4 前面枠本体
5 遊技領域
6 遊技盤
7 発射通路
9 透明部材保持枠
11 上皿
14 下皿
15 発射装置
20 遊技盤装着部
20a 収容開口部
28 盤係合片
29 軸受部
30 盤固定部材
31 嵌合受部
31a 嵌合開口
34 盤支持部
38 回収路形成パネル
39 ファール球回収路
41 遊技盤本体
42 区画部材
43 第1区画部材
44 第2区画部材
46 アウト口
50 内レール
51 外レール
54 盤係合受部
55 盤本体切欠部
56 盤固定受部
57 嵌合突部
58 当接部
59 押圧受部
63 球流下領域
64 区画側切欠部
66 領域区画補助具
68 球排出樋
68a 球排出口
69 飾り部
70 アウト球受部
73 補助係合片
75 区画側係合受部
80 固定操作部
80a 操作ハンドル
80b 押圧面
81 固定軸部
82 固定ストッパー
86 第1突起部
87 第2突起部
90 連通部
96 第1凹部
99 第2凹部

Claims (4)

  1. 遊技盤本体と、該遊技盤本体の表面に遊技領域を区画形成する区画部材と、を備えた遊技盤を前面枠に組み付けて使用する遊技機において、
    前記前面枠には、前記遊技盤が収容される収容開口部を形成し、
    該収容開口部の下縁には、前記遊技盤本体の下面を支持可能な盤支持部を設け、
    前記区画部材の下縁を前記遊技盤本体よりも下方に延設して、前記遊技領域の下端に連続するが前記遊技盤本体による裏打ちのない球流下領域を形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技盤は、前記遊技盤本体の下方に領域区画補助具を備え、
    前記区画部材は、前記遊技盤本体の表面と前記領域区画補助具の表面との間に跨って配置されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技盤の下端には、前記球流下領域まで流下した遊技球を回収するアウト口を設け、
    前記領域区画補助具には、前記アウト口の開口縁を装飾する飾り部と、前記アウト口に回収された遊技球を前記遊技盤本体の裏面側へ排出する球排出口と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記収容開口部の下縁には前記盤支持部を複数突設し、
    前記区画部材の下部には、前記盤支持部が遊嵌可能な区画側切欠部を複数形成し、該区画側切欠部の上縁部を前記遊技盤本体の下面よりも上方に位置させ、
    前記盤支持部は、前記区画側切欠部に遊嵌した状態で前記遊技盤本体の下面を支持することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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