JP3995624B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤の前面側に形成された遊技領域に対して発射装置から発射された遊技球が案内誘導路を介して遊技領域に送り込まれるように構成されたパチンコ遊技機等の弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の弾球遊技機、例えばパチンコ遊技機においては、ガイドレールとしての外バンド(金属帯板)を遊技盤の下端側から上端側に亘って円弧状に止着し、この外バンドの内側にガイドレールとしての内バンド(金属帯板)を横C字状に止着し、外バンドと内バンドの間の円弧状部分を遊技球の案内誘導路とし、内バンドと外バンドの上部に囲まれた円形部分を遊技領域とし、この遊技領域内に障害釘を植設するとともに可変表示装置や変動入賞装置等を配設している。
【0003】
そして、近年における遊技内容の多様化に伴って、パチンコ遊技機は、大型化した可変表示装置や変動入賞装置を備えて、インパクトのある演出を行う傾向にある。そして、この大型化した各装置を配設するために、例えば、ガイドレールを遊技盤の外周に接近した位置に取り付けて、遊技領域を拡張したパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−165574号公報(第2頁,第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のガイドレールは、割ピン状の釘によって遊技盤本体(遊技盤のベース部材)の表面に止着されており、ガイドレールを遊技盤外周よりも外側に配置することが困難である。したがって、上記のパチンコ遊技機において、遊技領域を更に拡張しようとしても、案内誘導路を遊技盤本体の外周よりも外側に形成することができなかった。また、ガイドレールの一部を遊技盤外周よりも外側に円弧状に突出させると、この突出部分は、遊技盤本体に対して固定することができないので不安定である。このようにガイドレールを不安定な状態で遊技を行うと、遊技中の度重なる遊技球の衝突によって、ガイドレールの一部が遊技盤表面に対して傾いてしまう虞があった。そして、ガイドレールが部分的に傾いたまま遊技を続けると、遊技球の飛びムラが発生して、遊技の興趣を損なう虞があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、発射された遊技球の飛翔方向を不安定にすることなく、遊技領域を拡張することができる弾球遊技機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技球を発射するための発射装置と、該発射装置から発射された遊技球を誘導する発射レールと、該発射レールから誘導された遊技球を遊技盤上の遊技領域内に案内するための案内誘導路が形成された発射球案内ユニットと、
を備える弾球遊技機において、
前記発射球案内ユニットは、
遊技盤前面側に前記案内誘導路を形成する発射球案内部材と、
前記発射球案内部材に取り付けられるガイドレールと、
前記ガイドレールを遊技盤前方から止着するガイドレール止着部材と、
を備えて成り、
前記発射球案内部材は、
遊技盤本体の前面に取り付けるための取付ベース部と、
前記取付ベース部から遊技盤前方へ向かって起立し、遊技盤本体の前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成された発射球案内壁部と、
前記案内誘導路の底部と、
を備え、
前記発射球案内壁部と底部とを前記取付ベース部とともに合成樹脂で一体成形し、
前記取付ベース部は、
遊技盤本体に取り付けた状態で該遊技盤本体の側端よりも外側へ突出する延設ベース部を備え、
該延設ベース部の前面に発射球案内壁部の一部を側方へ膨出した状態で設けることで、案内誘導路の途中を遊技盤本体の側端よりも外側に配設し
前記延設ベース部の裏面に、遊技盤の後方に向かって起立した補強部材を設け、
該補強部材は、前記発射球案内壁部の側方に膨出した膨出部の基端周辺から前記遊技盤本体の側端に亘って形成されていることを特徴とする弾球遊技機である。
【0008】
請求項2に記載のものは、前記遊技盤を取り付け可能な前面枠に軸着され、前記遊技盤の遊技領域を前方から視認可能に覆う透明部材を保持する透明部材保持枠を備え、
前記透明部材保持枠は、前記透明部材保持枠の軸着側となる前記透明部材の側方に、該透明部材と隣り合う状態で配設され、前記延設ベース部上に形成された案内誘導路の前方を前記透明部材とともに覆う状態で取り付けられる案内誘導路カバー部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機である。
【0009】
請求項3に記載のものは、前記案内誘導路カバー部材が、前記透明部材とともに前記案内誘導路の前方を覆う縦長な部材であって、前記案内誘導路に対向する後面のうち、前記案内誘導路の下側に位置する下部を、透明部材の裏面よりも前方に配設し、前記案内誘導路の上側に位置する上部を透明部材の裏面よりも後方に配設し、この上部と下部との間に緩やかな傾斜部を形成していることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機である。
【0010】
請求項4に記載のものは、前面枠に、前記遊技盤を収納する遊技盤収納フレームを備え、
該遊技盤収納フレームは、
一側に遊技盤を掛止する遊技盤掛止手段を、他側に遊技盤を固定する遊技盤固定手段をそれぞれ設け、
前記遊技盤掛止手段は、
遊技盤収納フレームの側壁の上部および下部に設けられ、遊技盤収納フレームの側壁から内側に向かってそれぞれ延出する掛止部材と、遊技盤収納フレームの側壁の上部および下部に設けられ、遊技盤の左右方向の移動を規制して位置決めする位置決め部材とから構成され、
前記取付ベース部は、
前記発射球案内壁部の外側で遊技盤本体の前面上側に取り付けられる上取付ベース部と、発射球案内壁部の外側で遊技盤本体の前面下側に取り付けられる下取付ベース部とを含み、
前記上取付ベース部と下取付ベース部とに、掛止部材が掛止される掛止受部をそれぞれ備え、
前記遊技盤収納フレームに遊技盤を収納して遊技盤本体に位置決め部材を当接した状態で遊技盤収納フレームの側壁と遊技盤本体の側端との間に間隙を形成し、
該間隙の前方であって、前記上下の掛止部材の間に延設ベース部上の案内誘導路を配置し、
前記間隙内であって、前記上下の位置決め部材の間に補強部材を収納することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機である。
【0013】
請求項に記載のものは、前記発射球案内部材は、
前記ガイドレールの上端部を係止する上端係止受部と、
前記ガイドレールの下端部を止着する下端止着受部と、
上端係止受部と下端止着受部との間に設けられて、ガイドレール止着部材を係止するためのガイドレール止着部材係止部と、
前記底部に、発射球案内壁部に沿って複数開設されたガイドレール位置決め孔と、
を備え、
前記ガイドレールは、
上端部に設けられて、前記上端係止受部へ係止される係止部と、
下端部に設けられて、前記下端止着受部に止着される止着部と、
前記ガイドレール止着部材が止着される箇所に設けられた切欠凹部と、
当該ガイドレールの後端から複数突設されて、前記ガイドレール位置決め孔に嵌合する位置決め突起と、
を備え、
前記ガイドレール止着部材は、
ガイドレール止着部材係止部に係止するための挟み込み部と、
前記挟み込み部とガイドレール止着部材係止部とが係止すると前記ガイドレールの前側端を押止する押止部と、
を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、代表的な弾球遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機1の正面図、図2はパチンコ遊技機1の内部を示す正面図である。
【0015】
パチンコ遊技機1は、図1および図2に示すように、機枠(本体枠)2に前面枠3の一側(図中左側)を開閉可能に取り付け、この前面枠3のベースとなる前面枠本体4に遊技盤5を収納可能とし、遊技盤5のベースとなる遊技盤本体6の表面には、表示装置7、大入賞口8、一般入賞口9、アウト口10等を配設した遊技領域11と、この遊技領域11内へ遊技球を案内するための案内誘導路12を形成している。また、前面枠3の前面には、一側(図中左側)が軸着された透明部材保持枠(ガラス枠)13を、ヒンジ部13aを介して回動可能に設け、該透明部材保持枠13に透視可能な透明部材(ガラス板)14を収納して遊技領域11および案内誘導路12を前方から覆い、透明部材保持枠13の下方に上皿ユニット15と下皿ユニット16とを上下に並べて備えている。そして、パチンコ遊技機1は、前面枠3に対して上皿ユニット15をヒンジ部15aで開閉可能に軸着し、上皿ユニット15の表側に、遊技球(貸し球あるいは賞球)が貯留される上皿17を配設し、下皿ユニット16の表側中央に下皿18を、左側に灰皿19を、右側に発射操作ユニット(発射操作ハンドル)20をそれぞれ配設している。なお、案内誘導路12を形成する遊技盤5の構成や、案内誘導路12と対向する透明部材保持枠13については、後で詳細に説明する。
【0016】
次に、前面枠本体4について説明する。
前面枠本体4は、図2および図3に示すように、矩形状の開口部22を上寄りに開設した額縁状の部材であり、この開口部22の周縁に遊技盤収納フレーム23を備え、遊技盤収納フレーム23の下方にフレームボード部24を備えている。なお、本実施形態の遊技盤本体6は、遊技盤収納フレーム23およびフレームボード部24を含んだ状態で合成樹脂により一体成型されているが、遊技盤収納フレーム23およびフレームボード部24を別部材にして取り付けてもよい。
【0017】
遊技盤収納フレーム23は、前面枠3の軸着側(一側、図中左側)に一方の側壁である左側壁部(軸着側壁部)23aを、軸着側とは反対の開放側(他側、図中右側)に他方の側壁である右側壁部(開放側壁部)23bを、左側壁部23aの上端部と右側壁部23bの上端部とを接続する状態で上側壁部23cをそれぞれ備え、各側壁部の後縁から内側に向かって背面部23dを形成している。このような構成からなる遊技盤収納フレーム23は、前方を開口した凹状に形成され、前面枠本体4の前面から一段窪ませた状態で設けられている。
【0018】
そして、遊技盤収納フレーム23は、左側(透明部材保持枠18軸着側)壁部23aに遊技盤5を掛止する遊技盤掛止手段26を設けている。この遊技盤掛止手段26は、遊技盤5を前方から掛止可能な掛止部材27と、遊技盤5の横方向(左右方向)の移動を規制して位置を決めるための位置決め部材28とから構成されている。
【0019】
掛止部材27は、遊技盤5の案内誘導路12側(一側、図中左側)の前部に掛止する部材であり、左側壁部23aの上部および下部から遊技盤収納フレーム23の内側に向かって掛止片27aをそれぞれ延設し、掛止片27aの先端から遊技盤5側に屈曲して突出した掛止爪27bを備えている(図4参照)。また、掛止部材27は、弾性を有する部材、例えば金属により形成されており、掛止片27aを前方に撓ませることにより復元力を生じて、この復元力により遊技盤5を後方の背面部23dへ押し付けながら掛止できるように構成されている。なお、遊技盤収納フレーム23内への遊技盤5の取付状態については、遊技盤5の取付手順と併せて後で詳細に説明する。
【0020】
位置決め部材28は、上下の掛止部材27の間に左側壁部23aおよび背面部23dから延設された板状部材である。この位置決め部材28は、遊技盤5に当接可能な当接端28aを遊技盤収納フレーム23の内側に向けた状態で備えており、上下に離間した状態で2つ設けられている。なお、本実施形態の位置決め部材28は、プレート片から構成されているが、これに限らない。例えば、位置決め部材をブロック形状にして幅広な当接端を形成してもよい。このように縦長な位置決め部材を左側壁部23aの上下に離間した状態で複数備え、この位置決め部材の当接端に遊技盤5を当接すれば、位置決め部材と遊技盤5との接触面積が広くなり、遊技盤5をより安定した状態で収納することができて好適である。
【0021】
また、遊技盤収納フレーム23は、右側壁部23bおよび上側壁部23cにクランプ30(本発明の遊技盤固定手段に相当)を備えている(図2参照)。このクランプ30は、遊技盤5を背面部23dへ押え付けながら固定するための部材であり、回動操作により、遊技盤5前面に移動し、背面部23dとの間で遊技盤5を挟み込む固定状態と、遊技盤5前面から退避して遊技盤5を解放する状態とに変換できるように構成されている。
【0022】
フレームボード部24は、上端に遊技盤載置部32を設けており、この遊技盤載置部32に遊技盤5の下端を載置することで、遊技盤5の上下方向の位置を規制できるように構成されている。また、フレームボード部24は、発射操作ユニット20の後方に当たる箇所に、遊技球を遊技領域11に向かって発射するための発射装置34を備えている。
【0023】
この発射装置34は、上皿に貯留された遊技球を1個ずつ発射可能な装置であり、図5に示すように、フレームボード部24の前面に止着されるプレート状の取付基板36に発射杵37を回動軸38により軸着し、発射杵37の下端部分を回動軸38から下方に延在して遊技球を弾発するための杵先39を備えている。また、発射装置34は、杵先39の回動軸38周りに前進した位置の先方であって、回動軸38より下方に発射レール41の遊技球発射位置40を設定し、遊技球発射位置40から遊技盤5上の案内誘導路12に向かって上り傾斜する状態で発射レール41を配設している。この発射レール41は、発射装置34から発射された遊技球を案内誘導路12へ誘導するための部材であり、案内誘導路12と発射杵37との間に、上端が発射杵37の上部、あるいは回動軸38と略同じ高さに位置する状態で配設されている。このようにして発射装置34は、発射杵37と発射レール41とを横方向に並べて配設することができ、高さを低く抑えて構成することができる。したがって、前面枠3内におけるフレームボード部24の位置を低くし、遊技盤収納フレーム23、すなわち遊技盤5の上下幅を広げて、遊技領域11を拡張することができる。
【0024】
また、このフレームボード部24は、発射レール41の上端と案内誘導路12との間にファール流下口(ファール球回収口)43を開口して、遊技領域11まで到達せずに案内誘導路12を逆流してきた遊技球を回収できるように構成されている。
【0025】
次に遊技盤5上に遊技領域11を区画する部材について説明する。
遊技盤5は、図6に示すように、合板やプラスチックなどからなる遊技盤本体6の表面に、装飾用のセルシートを貼付し、該セルシートの上から遊技領域11を略円形に区画するための遊技領域区画部材45を、遊技盤本体6の各辺に沿う状態で止着している。この遊技領域区画部材45は、発射装置34から発射された遊技球を遊技領域11へ案内し、遊技領域11の案内誘導路12側(図中左側)を区画する略C字状の発射球案内ユニット46と、該発射球案内ユニット46の一端(図中右上端)に隣接した状態で止着し、遊技領域11の右上側を区画する第1遊技領域区画部材47と、上記発射球案内ユニット46の他端(図中右下端)に隣接した状態で止着するとともに第1遊技領域区画部材47に隣接した状態で止着し、遊技領域11の右下側を区画する第2遊技領域区画部材48とに3分割して構成されている。
【0026】
第1遊技領域区画部材47は、遊技領域11側の端部に円弧状の第1区画壁51を一体成形している。この第1区画壁51は、途中にゴム材52を取り付ける状態で遊技盤5の上部から左側中央部分に亘り遊技盤5の前方に向かって起立しており、発射球案内ユニット46から遊技領域11へ飛入した遊技球が遊技領域11の外へ飛び出さないようにしている。また、第1遊技領域区画部材47は、遊技盤本体6の側部(図中右側部)に位置する部分に指先を引っ掛けられる程度の窪部を設けて、遊技盤5を遊技盤収納フレーム23から着脱する際のハンドル部53を形成し、さらに、遊技盤収納フレーム23のクランプ30を当接する遊技盤取付部54を備えている。
【0027】
第2遊技領域区画部材48は、遊技領域11側の端部に円弧状の第2区画壁56を一体成形している。この第2区画壁56は、一端(図中上端)を第1区画壁51の下端に連続するように設けられており、遊技盤5の左側中央部分から下部に亘り遊技盤5の前方に向かって起立している。さらに、この第2遊技領域区画部材48は、発射球案内ユニット46の下端に隣り合う第2区画壁56の他端(図中左端)に、アウト口周縁部57を一体成形し、このアウト口周縁部57を遊技盤本体6の下側に形成された切欠部6aの前方に位置させることで、遊技盤5上にアウト口10を構成している。そして、第2遊技領域区画部材48は、遊技盤5の固定箇所となる遊技盤取付部54を備え、また、前面の一部に認可シールや確率スペック等の表示シールを貼付して掲示する掲示部58を備えている。
【0028】
次に、発射球案内ユニット46について説明する。
発射球案内ユニット46は、図6に示すように、遊技領域11の遊技球進入側(図中左側)を区画する部材であり、遊技盤5の前面側に案内誘導路12を形成する合成樹脂製の発射球案内部材61と、該発射球案内部材61に取り付けられる金属製ガイドレール62と、該ガイドレール62を発射球案内部材61に遊技盤5の前方から止着するガイドレール止着部材63とにより概略構成されている。
【0029】
発射球案内部材61は、図7に示すように、遊技盤5の前面側に取り付けるために略すみつき括弧状の取付ベース部66を備え、該取付ベース部66から遊技盤5の前方へ向かって起立する発射球案内壁部67を遊技盤5の前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成している。そして、取付ベース部66は、遊技盤本体6の前面上側に取り付けられる上取付ベース部66aと、遊技盤本体6の前面下側に取り付けられる下取付ベース部66bとを含んで構成されており、上取付ベース部66aおよび下取付ベース部66bを発射球案内壁部67の外側に備えている。また、上取付ベース部66aおよび下取付ベース部66bには、掛止部材27の掛止爪27bが引っ掛かる掛止受部68をそれぞれ外側端部に設けている。
【0030】
さらに、取付ベース部66は、上取付ベース部66aと下取付ベース部66bとの間から外側へ突出する状態で延設ベース部70を備えている(図8参照)。延設ベース部70は、略三日月形状を有しており、遊技盤本体6に取り付けた状態で該遊技盤本体6の側端よりも外側へ突出する状態で形成されている。この延設ベース部70は、発射球案内壁部67の一部であって外側へ膨出した膨出部71を外側の円弧端縁に沿って起立した状態で設けている。このような構成により、発射球案内ユニット46は、案内誘導路12の途中であって遊技盤5の上下方向の中間に位置する部分を、遊技盤本体6の側端よりも外側に配設することができる。したがって、遊技領域11の横幅のうち最も広い箇所、すなわち遊技領域11の上下方向の中央部分を左右に拡張することができる。これにより、遊技盤5の設計の自由度を増加させて、遊技の興趣を高めたパチンコ遊技機を提供することができる。
【0031】
また、この取付ベース部66は、延設ベース部70の裏面に遊技盤5の後方へ向かって起立(延設)した補強部材73を設けている。補強部材73は、図8に示すように、延設ベース部70の縁部、すなわち発射球案内壁部67の膨出部71の基端周辺から遊技盤本体6の側端の直前に亘って形成されている。この補強部材73は、具体的には、遊技盤本体6の側端に当接する縦方向の第1リブ74と、この第1リブ74と延設ベース部70の側端部との間に複数設けられた横方向の第2リブ75とから構成されている。そして、第2リブ75は、遊技盤5の外側端の一部となる外側角部を斜めに切り欠いて面取りし、遊技盤5の取付作業や運搬時に作業員が補強部材73によって手等を負傷し難い構成を備えている。このような補強部材73を備えることで、延設ベース部70上の発射球案内壁部67や後述のガイドレール62が捩れたり外側へ倒れ難くして、案内誘導路12内を飛翔する遊技球が飛びムラを生じ難くなるようにすることができる。また、補強部材73を発射球案内部材61の左右方向の位置決めとして利用することができ、組立作業の効率向上を図ることができる。
【0032】
なお、補強部材73は、遊技盤5を遊技盤収納フレーム23に収納した状態で上下の位置決め部材28の間に位置するように配設されている(図2参照)。また、本実施形態の補強部材73は、延設ベース部70、さらには発射球案内部材61に合成樹脂で一体成型されているが、別部材にして延設ベース部70の裏側に取り付ける後付けタイプにしてもよい。
【0033】
そして、この発射球案内部材61は、発射球案内壁部67から所定間隔を空けた内側の位置に、発射球案内壁部67と略平行な状態となる円弧状の遊技領域区画壁部78を、発射球案内壁部67と同様に遊技盤5の前面の下端側から上端側に亘って形成して案内誘導路12と遊技領域11とを区画し、発射球案内壁部67と遊技領域区画壁部78との間に挟まれた円弧状の空間を案内誘導路12としている。この案内誘導路12は、取付ベース部66とともに合成樹脂で一体成形した底部79を有している。したがって、案内誘導路12と遊技領域区画壁部78とは、上記した底部79と合わせて、遊技盤5の前方に向かって開口した断面コ字状を呈している(図4参照)。なお、この発射球案内部材61は、遊技領域区画壁部78の上端部に戻り球防止部材80を設けて、遊技領域11へ入った遊技球が案内誘導路12へ戻るのを防止している。
【0034】
また、発射球案内部材61は、発射球案内壁部67の上端周辺にガイドレール62の上端部を係止する上端係止受部82を上取付ベース部66aから突設し、下端周辺にガイドレール62の下端部を止着する下端止着受部83を下取付ベース部66bから突設している。なお、上端係止受部82および下端止着受部83よりも遊技領域11寄りの位置には、ガイドレール62を係止するためのガイドレール係止壁84がそれぞれ設けられている。このガイドレール係止壁84は、ガイドレール62の端部を差込可能な程度のスリット84aを介して発射球案内部材61の内周面と一連になるように取付ベース部66から前方に向かって起立している。
【0035】
さらに、この発射球案内部材61は、発射球案内壁部67の外側に角穴状のガイドレール止着部材係止部87を設け、案内誘導路12の底部79に発射球案内壁部67の基端に沿って、ガイドレール位置決め孔88を複数開設している。なお、上記した上端係止受部82、下端止着受部83およびガイドレール係止壁84にガイドレール62を取り付けた状態や、ガイドレール止着部材係止部87にガイドレール止着部材63を係止した状態については、後で詳しく説明する。
【0036】
ガイドレール62は、図9(a)に示すように、発射球案内壁部67と略同じ幅を有する帯状の金属板(例えば、ステンレス鋼板)により形成された部材であり、発射球案内壁部67の内周面に、その長手方向に沿って円弧状に湾曲した状態で取り付けられている。このガイドレール62は、上下各端を遊技領域11の外側に向かってクランク状に屈曲し、上端部には上端係止受部82へ係止される係止部90を、下端部には下端止着受部83へ止着される止着部91を形成している。また、ガイドレール62は、案内誘導路12の底部79側に向いた後端から位置決め突起92を、ガイドレール位置決め孔88と対向する状態で複数突設している。そして、ガイドレール62は、発射球案内壁部67に取り付けられた際に前側に位置する端部にガイドレール止着部材63の一部の押止部95(後述)を嵌合可能な切欠凹部99を設けている。なお、本実施形態におけるガイドレール62の材質は、上記したステンレス鋼に限らず、例えば、鉄に亜鉛メッキを施したものでもよい。
【0037】
ガイドレール止着部材63は、発射球案内壁部67に取り付けたガイドレール62が脱落したり、遊技盤5に対して前後方向、あるいは発射球案内壁部67に沿ってずれたりしないようにするための部材であり、図9(b)に示すように、断面略U字状の挟み込み部94と、該挟み込み部94の先端から外側へ延設した押止部95とにより構成されており、挟み込み部94の押止部95とは反対側の外面には、ガイドレール止着部材係止部87に係止するための係止爪片96を一体成形している。
【0038】
なお、発射球案内壁部67の起立端には、ガイドレール止着部材63の押止部95が丁度嵌合できる程度の壁部側切欠部98を、ガイドレールの切欠凹部99と同様に、ガイドレール止着部材63の押止部95が丁度嵌合できる程度の大きさで設けられている(図9(b)参照)。
【0039】
そして、発射球案内ユニット46は、上記したガイドレール62のうち発射装置34から発射されてファール流下口43を飛び越えた遊技球が衝接(衝突)し得る発射球衝接部101と、発射球案内壁部67との間に、ガイドレール62の長さ方向に所定の間隔を配した発射球衝撃吸収空間部102を形成している。なお、上記した発射球衝接部101とは、ガイドレール62上において、ファール流下口43を飛び越えた遊技球が衝接し得る部分であって、発射装置34の打球発射力を最小にした際に遊技球が衝接する位置から、打球発射力を最大にした際に衝接する位置までの範囲を指す(図2および図6参照)。
【0040】
また、このガイドレール62は、基本的(例えば、遊技者が発射操作ユニット20を握り易い位置で遊技球を打ち出す場合、あるいは発射装置34の打球発射力が、調整可能範囲の中間である場合)には、背面に発射球衝撃吸収空間部102を形成した発射球衝接部101のほぼ中央に遊技球を衝接するようになっている。具体的に説明すると、発射球案内部材61は、発射球案内壁部67のうち、発射球案内部材61に取り付けたガイドレール62の発射球衝接部101と対向する部分を、案内誘導路12とは反対側に凹ませて、発射球衝接部101と発射球案内壁部67とを離間させている。そして、発射球衝接部101は、長手方向の両端部、すなわち上記した最小打球発射力での遊技球の衝接位置と最大打球発射力での衝接位置とを、発射球案内壁部67の途中に形成された端部により案内誘導路12とは反対側から所謂両端支持梁の状態で支持している。
【0041】
このように発射球衝接部101の裏側(案内誘導路12とは反対側)に発射球衝撃吸収空間部102を設けて、発射装置34からの遊技球がガイドレール62に衝接すると、このガイドレール62は、この衝接によって発射球案内壁部67へ凹もうとする動きを拘束されることなく、発射球衝撃吸収空間部102へ押されて僅かに撓むことができる。したがって、遊技球がガイドレール62に衝接しても衝撃を吸収して弾み難くし、飛びムラを軽減させることができる。したがって、遊技者は発射装置34を操作して意図したとおりに遊技球を遊技領域11に送ることができて、遊技の興趣を高めることができる。
【0042】
次に、透明部材保持枠13について、特に案内誘導路12と対向する箇所について説明する。
透明部材保持枠13は、図10に示すように、大きな開口部を開設した枠状の保持枠フレーム105をベースにして、該保持枠フレーム105の前側に前面枠3の前面を装飾する装飾枠106を備え、保持枠フレーム105の裏側であって開口部の左右両縁周辺および下縁周辺には、透明部材収納フレーム(ガラス収納フレーム)107を設けて、2枚の透明部材14が前後に重合した状態で上方から収納されるように構成されている。そして、透明部材保持枠13は、透明部材収納フレーム107のうち軸着側(図中右側)に設けられた軸着側収納フレーム107aを、透明部材保持枠13を閉じた状態で案内誘導路12と対向する箇所から上下に分割および離間して備え、この離間した部分に発射球案内壁部67の膨出部71と対向する案内誘導路カバー部材108を配設している(図11および図12(c)参照)。
【0043】
案内誘導路カバー部材108は、2枚の透明部材14,14′とともに案内誘導路12の前方を覆う縦長な部材であり、図12に示すように、延設ベース部70上に形成された案内誘導路12の前方を覆う状態で取り付けられている。また、案内誘導路カバー部材108は、透明部材保持枠13の軸着側となる透明部材14の側方に、透明部材14と隣り合う状態で配設されている(図12(a)参照)。そして、この案内誘導路カバー部材108は、案内誘導路12に対向する後面のうち、案内誘導路12の下側に位置する下部108aを、後側の透明部材14′の裏面よりも前方に配設し、案内誘導路12の上側に位置する上部108bを透明部材14′の裏面よりも後方に配設し、この上部と下部との間に緩やかな傾斜部108cを形成している。このような構成により案内誘導路12は、案内誘導路12と延設ベース部70との間において前後方向の奥行きを変化させている。すなわち、延設ベース部70上において、発射装置34側(案内誘導路12の上流側)の案内誘導路12の奥行きD1は、透明部材14′と底面との間隔D0よりも広く設定され、上方へ向かうにつれて徐々に奥行きを狭め、戻り球防止部材80側(案内誘導路12の下流側)の案内誘導路12の奥行きD2は、間隔D0よりも狭く設定されている(図12(b)参照)。したがって、発射装置34から案内誘導路12を上昇する遊技球は、透明部材14′と案内誘導路カバー部材108との間に引っ掛かることなくスムーズに透明部材14′の後方から案内誘導路カバー部材108の後方、すなわち延設ベース部70上に移動することができ、さらに上昇すると再び透明部材14′の後方に戻ることができる。このようにして案内誘導路12を遊技盤本体6の側端よりも外側へ突出させても、遊技球の飛びムラを生じ難くすることができる。また、透明部材14′を案内誘導路12の突出に併せて大きくする必要がなく、従来サイズの透明部材14′を使用することができる。
【0044】
なお、本実施形態の案内誘導路カバー部材108は、透明部材保持枠13の軸着側に不正防止壁109を後方に向かって延設して、針金等の不正部材が透明部材保持枠13と前面枠本体4との間から挿入されても、遊技盤収納フレーム23や遊技領域11まで侵入するのを防ぐことができるように構成されている。
【0045】
次に、ガイドレール62の取付手順について説明する。
上記したようなガイドレール62を発射球案内壁部67に取り付けるには、ガイドレール62を発射球案内壁部67に沿うように予め湾曲させて上下両端のクランク部を発射球案内部材61のスリット84aに通し、係止部90を発射球案内部材61の上端係止受部82に係止し、止着部91を発射球案内部材61の下端止着受部83に、ネジ等の着脱可能な止着部材(図示せず)を用いて止着する。また、ガイドレール62の後端の位置決め突起92を底部79のガイドレール位置決め孔88に嵌合し、これによりガイドレール62が発射球案内壁部67の内面に沿って湾曲した状態を維持するようにする。このようにして取り付けたガイドレール62の前面端は、遊技盤5からの高さが発射球案内壁部67の起立端と揃った状態になる。また、ガイドレール62は、起立位置や角度などの起立状態を取付ベース部66に一体成形した発射球案内壁部67に当接するだけで確実に決めることができるので、ガイドレール62の取付作業を短時間で済ませることができる。したがって、遊技盤5の組立作業や遊技店における遊技盤5のメンテナンス作業の負担軽減を図ることができる。
【0046】
また、ガイドレール止着部材63をガイドレール62が取り付けられた発射球案内壁部67に取り付けるには、挟み込み部94を内側に撓ませながら、遊技盤5の前方からガイドレール止着部材係止部87へ嵌合する。そして、押止部95がガイドレール62の前側端を押止する状態まで挟み込み部94を嵌め込み、各切欠部に押止部95を嵌合した状態で撓みを解いて、係止爪片96をガイドレール止着部材係止部87内に係止する。このようにして、挟み込み部94とガイドレール止着部材係止部87とが係止状態になり、ガイドレール止着部材63は、ガイドレール62の脱落を防止するとともに、発射球案内壁部67上におけるガイドレール62のガタつきを規制することができる。
【0047】
次に、遊技盤5の取付手順について説明する。
上記したような遊技盤5を前面枠本体4に取り付けるには、まず、発射球案内部材61の掛止受部68に遊技盤収納フレーム23の掛止部材27の掛止爪27bを引っ掛けて、下縁をフレームボード部24の遊技盤載置部32に載せながら、遊技盤5を遊技盤収納フレーム23の背面部23dに押し付ける。さらに、遊技盤本体6の側端を位置決め部材28の当接端28aに押し付ける。すると、遊技盤5は、案内誘導路12側を掛止した状態で、遊技盤収納フレーム23内での上下位置および左右位置を決定することができる。遊技盤5の位置が決定したならば、右側壁部23bおよび上側壁部23cのクランプ30を固定状態に変換することで遊技盤取付部54に当接させ、背面部23dとの間で遊技盤5を挟み込む。このようにして遊技盤5を前面枠本体4に取り付けることができる。
【0048】
このように遊技盤収納フレーム23に遊技盤5を収納して遊技盤本体6に位置決め部材28を当接した状態では、図4および図13に示すように、遊技盤収納フレーム23の側壁(左側壁部23a)と遊技盤本体6の側端との間に間隙110が形成される。そして、この間隙110内には、補強部材73が上下の位置決め部材28の間に位置する状態で収納される(図2参照)。また、間隙110の前方には、延設ベース部70上の案内誘導路12が上下の掛止部材27の間に配置される。このように、案内誘導路12の途中を遊技盤本体6の側端よりも外側に配設しても、前面枠本体4は、遊技盤5を無理なく遊技盤収納フレーム23に収納することができ、遊技盤5の取付状態の安定性を維持することができる。
【0049】
上記した実施形態は、代表的な弾球遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技球を発射装置から案内誘導路を通して遊技領域に打込んで遊技を行う弾球遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の弾球遊技機であってもよい。
【0050】
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。
すなわち、請求項1の発明によれば、前記発射球案内ユニットは、遊技盤前面側に前記案内誘導路を形成する発射球案内部材と、前記発射球案内部材に取り付けられるガイドレールと、前記ガイドレールを遊技盤前方から止着するガイドレール止着部材とを備えて成り、前記発射球案内部材は、遊技盤本体の前面に取り付けるための取付ベース部と、前記取付ベース部から遊技盤前方へ向かって起立し、遊技盤本体の前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成された発射球案内壁部と、前記案内誘導路の底部とを備え、前記発射球案内壁部と底部とを前記取付ベース部とともに合成樹脂で一体成形し、前記取付ベース部は、遊技盤本体に取り付けた状態で該遊技盤本体の側端よりも外側へ突出する延設ベース部を備え、該延設ベース部の前面に発射球案内壁部の一部を側方へ膨出した状態で設けることで、案内誘導路の途中を遊技盤本体の側端よりも外側に配設したので、ガイドレールの取付状態を不安定にすることなく、遊技領域を横方向に拡げることができる。したがって、遊技盤の設計の自由度が増し、遊技の興趣を高めた弾球遊技機を提供することができる。
そして、本発明によれば、前記延設ベース部の裏面に、遊技盤の後方に向かって起立した補強部材を設けたので、延設ベース部上の発射球案内壁部およびガイドレールが倒れるのを防止して、遊技球の飛びムラを生じ難くすることができる。また、補強部材は、前記発射球案内壁部の側方に膨出した膨出部の基端周辺から前記遊技盤本体の側端に亘って形成されているので、この補強部材を発射球案内部材の左右方向の位置決めとして利用することができ、組立作業の効率向上を図ることができる。
【0052】
請求項2に記載の発明によれば、前記遊技盤を取り付け可能な前面枠に軸着され、前記遊技盤の遊技領域を前方から視認可能に覆う透明部材を保持する透明部材保持枠を備え、
前記透明部材保持枠は、前記透明部材保持枠の軸着側となる前記透明部材の側方に、該透明部材と隣り合う状態で配設され、前記延設ベース部上に形成された案内誘導路の前方を前記透明部材とともに覆う状態で取り付けられる案内誘導路カバー部材を備えたので、案内誘導路を遊技盤本体の側端よりも外側へ突出させても透明部材を案内誘導路の突出にあわせて大きくする必要がなく、従来サイズの透明部材を使用することができる。
【0053】
請求項3に記載の発明によれば、前記案内誘導路カバー部材は、前記透明部材とともに前記案内誘導路の前方を覆う縦長な部材であって、前記案内誘導路に対向する後面のうち、前記案内誘導路の下側に位置する下部を、透明部材の裏面よりも前方に配設し、前記案内誘導路の上側に位置する上部を透明部材の裏面よりも後方に配設し、この上部と下部との間に緩やかな傾斜部を形成しているので、案内誘導路を上昇する遊技球は、透明部材と案内誘導路カバー部材との間に引っ掛かることなくスムーズに透明部材の後方から案内誘導路カバー部材の後方、すなわち延設ベース部上に移動することができる。
【0054】
請求項4に記載の発明によれば、前面枠に、前記遊技盤を収納する遊技盤収納フレームを備え、該遊技盤収納フレームは、一側に遊技盤を掛止する遊技盤掛止手段を、他側に遊技盤を固定する遊技盤固定手段をそれぞれ設け、前記遊技盤掛止手段は、遊技盤収納フレームの側壁の上部および下部に設けられ、遊技盤収納フレームの側壁から内側に向かってそれぞれ延出する掛止部材と、遊技盤収納フレームの側壁の上部および下部に設けられ、遊技盤の左右方向の移動を規制して位置決めする位置決め部材とから構成され、前記取付ベース部は、前記発射球案内壁部の外側で遊技盤本体の前面上側に取り付けられる上取付ベース部と、発射球案内壁部の外側で遊技盤本体の前面下側に取り付けられる下取付ベース部とを含み、前記上取付ベース部と下取付ベース部とに、掛止部材が掛止される掛止受部をそれぞれ備え、前記遊技盤収納フレームに遊技盤を収納して遊技盤本体に位置決め部材を当接した状態で遊技盤収納フレームの側壁と遊技盤本体の側端との間に間隙を形成し、該間隙の前方であって、前記上下の掛止部材の間に延設ベース部上の案内誘導路を配置し、前記間隙内であって、前記上下の位置決め部材の間に補強部材を収納するので、案内誘導路の途中を遊技盤本体の側端よりも外側に配設しても、遊技盤を無理なく遊技盤収納フレームに収納することができ、遊技盤の取付状態の安定性を維持することができる。
【0057】
請求項5に記載の発明によれば、前記発射球案内部材は、前記ガイドレールの上端部を係止する上端係止受部と、前記ガイドレールの下端部を止着する下端止着受部と、上端係止受部と下端止着受部との間に設けられて、ガイドレール止着部材を係止するためのガイドレール止着部材係止部と、前記底部に、発射球案内壁部に沿って複数開設されたガイドレール位置決め孔とを備え、前記ガイドレールは、上端部に設けられて、前記上端係止受部へ係止される係止部と、下端部に設けられて、前記下端止着受部に止着される止着部と、前記ガイドレール止着部材が止着される箇所に設けられた切欠凹部と、当該ガイドレールの後端から複数突設されて、前記ガイドレール位置決め孔に嵌合する位置決め突起とを備え、前記ガイドレール止着部材は、ガイドレール止着部材係止部に係止するための挟み込み部と、前記挟み込み部とガイドレール止着部材係止部とが係止すると前記ガイドレールの前側端を押止する押止部とを備えたので、ガイドレールの取付および交換が容易になり、遊技盤の組立作業や遊技店における遊技盤のメンテナンス作業の負担軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】遊技盤および前面枠本体の正面図である。
【図3】前面枠本体の斜視図である。
【図4】図2における遊技盤および前面枠本体のB−B断面図である。
【図5】発射装置の拡大正面図である。
【図6】遊技盤の分解斜視図である。
【図7】発射球案内部材の斜視図である。
【図8】発射球案内部材の背面斜視図である。
【図9】(a)はガイドレールの斜視図、(b)はガイドレール止着部材およびガイドレール止着部材係止部の拡大図である。
【図10】透明部材保持枠の背面斜視図である。
【図11】図1における前面枠のA−A断面図である。
【図12】(a)は案内誘導路カバー部材の斜視図、(b)は側面図、(c)は案内誘導路カバー部材と案内誘導路との位置関係の説明図である。
【図13】図2における遊技盤および前面枠本体のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
2 機枠
3 前面枠
4 前面枠本体
5 遊技盤
6 遊技盤本体
6a 切欠部
7 表示装置
8 大入賞口
9 一般入賞口
10 アウト口
11 遊技領域
12 案内誘導路
13 透明部材保持枠
13a ヒンジ部
14,14′ 透明部材
15 上皿ユニット
15a ヒンジ部
16 下皿ユニット
17 上皿
18 下皿
19 灰皿
20 発射操作ユニット
22 開口部
23 遊技盤収納フレーム
23a 左側壁部
23b 右側壁部
23c 上側壁部
23d 背面部
24 フレームボード部
26 遊技盤掛止手段
27 掛止部材
27a 掛止片
27b 掛止爪
28 位置決め部材
28a 当接端
30 クランプ
32 遊技盤載置部
34 発射装置
36 取付基板
37 発射杵
38 回動軸
39 杵先
40 遊技球発射位置
41 発射レール
43 ファール流下口
45 遊技領域区画部材
46 発射球案内ユニット
47 第1遊技領域区画部材
48 第2遊技領域区画部材
51 第1区画壁
52 ゴム材
53 ハンドル部
54 遊技盤取付部
56 第2区画壁
57 アウト口周縁部
58 掲示部
61 発射球案内部材
62 ガイドレール
63 ガイドレール止着部材
66 取付ベース部
66a 上取付ベース部
66b 下取付ベース部
67 発射球案内壁部
68 掛止受部
70 延設ベース部
71 膨出部
73 補強部材
74 第1リブ
75 第2リブ
78 遊技領域区画壁部
79 底部
80 戻り球防止部材
82 上端係止受部
83 下端止着受部
84 ガイドレール係止壁
84a スリット
87 ガイドレール止着部材係止部
88 ガイドレール位置決め孔
90 係止部
91 止着部
92 位置決め突起
94 挟み込み部
95 押止部
96 係止爪片
98 壁部側切欠部
99 切欠凹部
101 発射球衝接部
102 発射球衝撃吸収空間部
105 保持枠フレーム
106 装飾枠
107 透明部材収納フレーム
107a 軸着側収納フレーム
108 案内誘導路カバー部材
108a 後面下部
108b 後面上部
108c 後面傾斜部
109 不正防止壁
110 間隙

Claims (5)

  1. 遊技球を発射するための発射装置と、該発射装置から発射された遊技球を誘導する発射レールと、該発射レールから誘導された遊技球を遊技盤上の遊技領域内に案内するための案内誘導路が形成された発射球案内ユニットと、
    を備える弾球遊技機において、
    前記発射球案内ユニットは、
    遊技盤前面側に前記案内誘導路を形成する発射球案内部材と、
    前記発射球案内部材に取り付けられるガイドレールと、
    前記ガイドレールを遊技盤前方から止着するガイドレール止着部材と、
    を備えて成り、
    前記発射球案内部材は、
    遊技盤本体の前面に取り付けるための取付ベース部と、
    前記取付ベース部から遊技盤前方へ向かって起立し、遊技盤本体の前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成された発射球案内壁部と、
    前記案内誘導路の底部と、
    を備え、
    前記発射球案内壁部と底部とを前記取付ベース部とともに合成樹脂で一体成形し、
    前記取付ベース部は、
    遊技盤本体に取り付けた状態で該遊技盤本体の側端よりも外側へ突出する延設ベース部を備え、
    該延設ベース部の前面に発射球案内壁部の一部を側方へ膨出した状態で設けることで、案内誘導路の途中を遊技盤本体の側端よりも外側に配設し
    前記延設ベース部の裏面に、遊技盤の後方に向かって起立した補強部材を設け、
    該補強部材は、前記発射球案内壁部の側方に膨出した膨出部の基端周辺から前記遊技盤本体の側端に亘って形成されていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技盤を取り付け可能な前面枠に軸着され、前記遊技盤の遊技領域を前方から視認可能に覆う透明部材を保持する透明部材保持枠を備え、
    前記透明部材保持枠は、前記透明部材保持枠の軸着側となる前記透明部材の側方に、該透明部材と隣り合う状態で配設され、前記延設ベース部上に形成された案内誘導路の前方を前記透明部材とともに覆う状態で取り付けられる案内誘導路カバー部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記案内誘導路カバー部材は、前記透明部材とともに前記案内誘導路の前方を覆う縦長な部材であって、前記案内誘導路に対向する後面のうち、前記案内誘導路の下側に位置する下部を、透明部材の裏面よりも前方に配設し、前記案内誘導路の上側に位置する上部を透明部材の裏面よりも後方に配設し、この上部と下部との間に緩やかな傾斜部を形成していることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前面枠に、前記遊技盤を収納する遊技盤収納フレームを備え、
    該遊技盤収納フレームは、
    一側に遊技盤を掛止する遊技盤掛止手段を、他側に遊技盤を固定する遊技盤固定手段をそれぞれ設け、
    前記遊技盤掛止手段は、
    遊技盤収納フレームの側壁の上部および下部に設けられ、遊技盤収納フレームの側壁から内側に向かってそれぞれ延出する掛止部材と、遊技盤収納フレームの側壁の上部および下部に設けられ、遊技盤の左右方向の移動を規制して位置決めする位置決め部材とから構成され、
    前記取付ベース部は、
    前記発射球案内壁部の外側で遊技盤本体の前面上側に取り付けられる上取付ベース部と、発射球案内壁部の外側で遊技盤本体の前面下側に取り付けられる下取付ベース部とを含み、
    前記上取付ベース部と下取付ベース部とに、掛止部材が掛止される掛止受部をそれぞれ備え、
    前記遊技盤収納フレームに遊技盤を収納して遊技盤本体に位置決め部材を当接した状態で遊技盤収納フレームの側壁と遊技盤本体の側端との間に間隙を形成し、
    該間隙の前方であって、前記上下の掛止部材の間に延設ベース部上の案内誘導路を配置し、
    前記間隙内であって、前記上下の位置決め部材の間に補強部材を収納することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記発射球案内部材は、
    前記ガイドレールの上端部を係止する上端係止受部と、
    前記ガイドレールの下端部を止着する下端止着受部と、
    上端係止受部と下端止着受部との間に設けられて、ガイドレール止着部材を係止するためのガイドレール止着部材係止部と、
    前記底部に、発射球案内壁部に沿って複数開設されたガイドレール位置決め孔と、
    を備え、
    前記ガイドレールは、
    上端部に設けられて、前記上端係止受部へ係止される係止部と、
    下端部に設けられて、前記下端止着受部に止着される止着部と、
    前記ガイドレール止着部材が止着される箇所に設けられた切欠凹部と、
    当該ガイドレールの後端から複数突設されて、前記ガイドレール位置決め孔に嵌合する位置決め突起と、
    を備え、
    前記ガイドレール止着部材は、
    ガイドレール止着部材係止部に係止するための挟み込み部と、
    前記挟み込み部とガイドレール止着部材係止部とが係止すると前記ガイドレールの前側端を押止する押止部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機。
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