JP2007299923A - 磁気シールドパネル及び磁気シールドルーム - Google Patents

磁気シールドパネル及び磁気シールドルーム Download PDF

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Abstract

【課題】変動磁界に対して優れた遮蔽性を有し、組立て及び据付けが容易であり、遮蔽材料の増大を抑えた磁気シールドパネル及び磁気シールドルームを提供する。
【解決手段】導電性の内金属板12と、内金属板12の両面に設けられ、非導電性及び非透磁性を有する接合層14と、接合層14に接合される高透磁性の外金属板18と、で形成された5層構造を有する磁気シールドパネル10によって、変動磁界Hに対して高い遮蔽性を得ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁気を遮蔽する磁気シールドパネル及び磁気シールドルームに関する。
脳磁界や心臓磁界等の生体磁気計測装置、半導体製造用電子線マスク描画装置、半導体ウエハに直接描画する電子線描画装置、及び電子顕微鏡等は、電車の送・帰電流、又は車やエレベータなどの磁性体の移動等が起因となる変動磁界の磁気ノイズに影響を受け易い。
よって、一般には、これらの装置が置かれた部屋を高透磁性を有する磁気シールド層で囲んだ磁気シールドルームとし、部屋の外部から内部へ変動磁界が侵入しないようにしている。
このような磁気シールドルームは、磁気シールド層の高透磁性による磁気の吸収と、変動磁界の電磁誘導により磁気シールド層に発生する反発磁界とによって磁気を遮蔽するものであるが、十分な遮蔽効果を得るために、通常は、2〜3層の磁気シールド層で部屋を囲んでいる。
図12の平面図に示すように、2層の磁気シールド層の配置モデルは、縦3,000mm×横3,000mm×高さ3,000mmの立方体の部屋Aの周囲を囲む磁気シールド層200と、この磁気シールド層200を正方形状に囲む一辺の長さがLの磁気シールド層202とによって構成されている。
磁気シールド層200と磁気シールド層202の透磁率は同じである。磁気シールド層200と磁気シールド層202とは離れて配置されており、これらの層間距離Lは、磁気シールド層200のどの辺においても等しくなっている。
図13には、変動磁界における、図12の磁気シールド層配置モデルの遮蔽率が示されている。遮蔽率は、Willsの理論に基づいた式(1)〜(4)の近似式を用いて計算した。
ここで、遮蔽率とは、磁気シールド層を設けていないときの部屋中心部の磁界Bを磁気シールド層を設けたときの部屋中心部の磁界Bで割った値のことである。よって、遮蔽率の値が大きいほど磁気遮蔽性が高いことを意味する。
Figure 2007299923
Figure 2007299923
Figure 2007299923
Figure 2007299923
式(1)〜(4)において、nは層数、i、jは層番号、μΔは増分透磁率、tは層の厚さ、aは立方体の辺の長さ、rは球体の半径を示している。立方体の場合には式(1)のSを式(3)により求め、球体の場合には式(2)のa、aをr、rとし、式(1)のSを式(4)により求める。
図13の符号204、206、208、210は、磁気シールド層200、202の増分透磁率μΔが15,000、20,000、25,000、30,000である場合の磁気シールド層202一辺の長さLに対する遮蔽率SF(=B/B)の値である。Lの長さは3,000mm〜5,000mmとした。
図13からわかるように、遮蔽率SFはLが大きくなるに従い大きくなる。よって、高い遮蔽効果を得るためには、磁気シールド層202を磁気シールド層200からできるだけ離した外側に設けなければならない。
しかし、そのような大きな磁気シールド層202を設けるためには広い設置スペースが必要になり、また、磁気シールド層202を構築する材料が増大するのでコスト高になってしまう。さらに、磁気シールド層200と磁気シールド層202は別々に据付けるので、据付け手間や据付け費用が掛かり過ぎてしまう。
また、磁気シールドクリーンルームにおいては装置が大型になり、清浄用空気を流すためのチャンバー設備等が必要になるので、必然的に部屋も大きくなる。例えば、3m角立方体の部屋を5m角立方体の部屋に変えた場合を考えると、式(3)により、同じ遮蔽率SFを確保するためには、磁気シールド層一辺の長さaが5/3倍になれば、遮蔽層の厚さtは5/3倍になる。これを磁気シールド層の重量に換算すると6.7倍程度になり、材料費の大きなコストアップになってしまう。
特許文献1は、図14に示すように、高導電率を有する金属板212の両面に、高透磁率を有する金属板214、216が設けられた積層構造の磁気シールドルーム用壁部材218である。また、この積層構造の各層同士はそれぞれ空隙なく面接触して一体となっている。
特許文献1では、金属板212の導電率と金属板214、216の透磁率の積を最大にする(渦電流効果の侵入深さを最小にする)構造によって、変動磁界に対して遮蔽効果を発揮する。
壁部材218が十分な磁気遮蔽性を発揮するので、この壁部材218の外側に別の遮蔽層を設ける必要がない。また、一体構造なので据付け手間が減る。これらにより、遮蔽する部屋の外側に設置スペースを確保する必要がなく、遮蔽層の材料費や据付け費用のコストアップを抑えることができる。
しかし、特許文献1は、渦電流効果の侵入深さを最小にする構造によって磁気遮蔽効果を発揮するものなので、金属板212、214、216同士を隙間なく面接触させて電気的に一体な構造にしなければならない。よって、金属板212、214、216同士の間に少しでも隙間が形成されると十分な磁気遮蔽性が得られなくなってしまう。
そのために、壁部材218を組立てる際には、金属板212、214、216を貼合わせて一体化するために、各金属板の表面を精度良く平滑にしなければならない。また、金属板212がアルミニウムの場合には、表面に酸化被膜が形成されているので、アルミニウムの表面に銅等の薄膜を形成する特別な表面処理が必要になる。
図14では、左右に配置された壁部材218をつなぐ際に、壁部材218端部とカバー帯片220との嵌合を適切に行うために、軟誘電体材料222が金属板212と金属板214及び金属板216との間に設けられているが、軟誘電体材料222の両面に隙間が形成されないようにする必要があり、また、軟誘電体材料222に十分な密着性を有する材料を用いなければならない。
また、壁部材218内に空間を設けることができないので、壁材として求められる他の機能(例えば、遮音性、断熱性など)を壁部材218の内部に付加させることができない。
特願2003−559208号公報
本発明は係る事実を考慮し、変動磁界に対して優れた遮蔽性を有し、組立て及び据付けが容易であり、遮蔽材料の増大を抑えた磁気シールドパネル及び磁気シールドルームを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、変動磁気を遮蔽する磁気シールドパネルにおいて、導電性の内金属板と、前記内金属板の両面に設けられ、非導電性及び非透磁性を有する接合層と、前記接合層に接合される高透磁性の外金属板と、で形成された5層構造を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、内金属板が導電性を有するので、変動磁界が作用すると内金属板に電磁誘導による反発磁界が発生し、変動磁界を打ち消す。
さらに、内金属板の両面には、接合層を介して高透磁性の外金属板が設けられているので、内金属板に発生する渦電流の磁気抵抗を小さくする。よって、磁束が通り易くなるので多くの反発磁界を誘起でき、変動磁界に対してより高い遮蔽性を得ることができる。
この反発磁界は、変動磁界の周波数が高いほど大きくなり、高い遮蔽効果を発揮することができる。
また、導電性の内金属板および高透磁性の外金属板のどちらか一方の金属板だけでは十分な遮蔽効果が得られない0.1Hz程度の低い周波数の変動磁界においても、内金属板と外金属板が一体化した構造は十分な遮蔽効果を発揮する。
また、接合層は非導電性及び非透磁性を有する層であるので、内金属板と外金属板の間に空隙が形成されても磁気遮蔽効果が発揮される。よって、内金属板及び外金属板の表面を精度良く平滑にしたり、特別な表面処理を施さなくてもよいので、磁気シールドパネルの組立て(一体化)が容易にできる。
また、本発明の磁気シールドパネルによって部屋を囲むことにより十分な磁気遮蔽性が得られるので、この磁気シールドパネルの外側を別の遮蔽層でさらに囲む必要はない。これにより、遮蔽材料の増大を抑えることができ、広い設置スペースが不要となる。
また、磁気シールドパネルの5層構造は、接合層を介して内金属板と外金属板が一体となったものなので、内金属板、接合層、及び外金属板を別々に据付けなくてよい。よって、据付け手間が掛からない。
請求項2に記載の発明は、前記内金属板と前記外金属板との間の一部には、前記接合層のない空気層が設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、内金属板と外金属板との間の一部に接合層のない空気層を設けることによって、磁気シールドパネルに遮音性や断熱性の機能を付加することができる。
請求項3に記載の発明は、前記接合層は、非導電性及び非透磁性を有する接合部材であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、接合部材により非導電性及び非透磁性を有する接合層を形成する。よって、接合部材の厚さを変えることによって容易に磁気シールドパネルの厚さや磁気遮蔽率を調整することができる。
また、接合部材を部分的に設けた場合には、内金属板と外金属板の間に空気層を形成することができるので、この空気層によって磁気シールドパネルに遮音性や断熱性の機能を付加することができる。
請求項4に記載の発明は、前記接合層は、非導電性及び非透磁性を有するシート材であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、シート材により非導電性及び非透磁性を有する接合層を形成する。よって、シート材の有する物性によって磁気シールドパネルに複数の機能(例えば、遮音性や断熱性等)を持たせることができる。
請求項5に記載の発明は、前記接合層は、非導電性及び非透磁性を有する接着剤であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、前記接合層に非導電性及び非透磁性を有する接着剤を用いることによって、容易に内金属板及び外金属板を貼り合せ、一体化させることができる。
請求項6に記載の発明は、前記内金属板は、アルミニウム、銅、又はステンレスであることを特徴としている。
請求項6に記載の発明では、内金属板に導電性の高いアルミニウム、銅、又はステンレスを用いることによって、変動磁界により内金属板に発生する反発磁界をより大きくすることができるので、優れた磁気遮蔽性を得ることができる。
請求項7に記載の発明は、前記外金属板は、パーマロイ、ミューメタル、アモルファス、又は珪素鋼板であることを特徴としている。
請求項7に記載の発明では、外金属板に透磁性が特に高いパーマロイ、ミューメタル、アモルファス、又は珪素鋼板を用いることによって、内金属板に発生する渦電流の磁気抵抗をより小さくし、反発磁界を大きくすることができるので、優れた磁気遮蔽性を得ることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の磁気シールドパネルによって、部屋空間を形成する壁面、床面、及び天井面を覆うことを特徴としている。
請求項8に記載の発明では、部屋空間を形成する壁面、床面、及び天井面を磁気シールドパネルで覆うことによって、請求項1〜請求項7と同様の効果を得ることができ、また、磁気遮蔽性に優れた磁気シールドルームを構築することができる。
本発明の磁気シールドパネル及び磁気シールドルームは、上記構成としたので、変動磁界に対して優れた遮蔽性を有し、組立て及び据付が容易であり、遮蔽材料の増大を抑えることができる。
図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る磁気シールドパネル及び磁気シールドルームについて説明する。
なお、本実施形態に係る磁気シールドパネルは、脳磁界や心臓磁界等の生体磁気計測装置、半導体製造用電子線マスク描画装置、半導体ウエハに直接描画する電子線描画装置、又は電子顕微鏡等が備えられた部屋の外部に発生する変動磁界が部屋の内部へ侵入することを防ぐ、さまざまな用途の磁気シールドルームへの適用が可能である。
図1の磁気シールドパネル10のB−B断面図である図2に示すように、導電性の内金属板としての厚さ10mmのアルミニウム板12の両面に、接合層を形成する接合部材としての厚さ10mmの木製の角材14が水平方向(矢印Cの方向)に所定の間隔を空けて並べられている。すなわち、各角材14は図1の鉛直方向(矢印Eの方向)に沿って設けられている。
そして、各角材14の隣には、空気層としての空間16が形成されている。
さらに、接合層の外側には、高透磁性の外金属板としての厚さ2mmのパーマロイ板18が設けられ、アルミニウム板12、角材14、パーマロイ板18が一体となった構造になっている。
磁気シールドルーム20は、図3に示すように、変動磁界の磁気ノイズに影響を受け易い装置22を内部に備えた部屋Aの壁面、床面、及び天井面を磁気シールドパネル10で覆うことによって構築されている。
次に、本発明の実施形態に係る磁気シールドパネル及び磁気シールドルームの作用及び効果について説明する。
図2に示すように、内金属板としてのアルミニウム板12が導電性を有するので、変動磁界Hが作用するとアルミニウム板12に電磁誘導による反発磁界Fが発生し、変動磁界Hを打ち消す。
さらに、アルミニウム板12の両面には、角材14を介して高透磁率を有するパーマロイ板18が設けられているので、アルミニウム板12に発生する渦電流の磁気抵抗を小さくする。よって、磁束が通り易くなるので多くの反発磁界Fを誘起でき、変動磁界Hに対してより高い遮蔽性を得ることができる。
この反発磁界Fは、変動磁界Hの周波数が高いほど大きくなり、高い遮蔽効果を発揮することができる。
また、アルミニウム板12およびパーマロイ板18のどちらか一方の金属板だけでは十分な遮蔽効果が得られない0.1Hz程度の低い周波数の変動磁界においても、アルミニウム板12とパーマロイ板18が一体化した構造は十分な遮蔽効果を発揮する。
また、非導電性及び非透磁性を有する角材14をアルミニウム板12とパーマロイ板18の間に設けて、アルミニウム板12、角材14、及びパーマロイ板18を一体化するときに、角材14とアルミニウム板12及びパーマロイ板18との間に部分的に空隙ができてもよい。接合層としての角材14と同様に、空隙も非導電性及び非透磁性を有するので、アルミニウム板12とパーマロイ板18の間に空隙が形成されても磁気遮蔽効果が発揮される。よって、アルミニウム板12やパーマロイ板18の表面を精度良く平滑にしたり、特別な表面処理を施さなくてもよいので、磁気シールドパネル10の組立て(一体化)が容易にできる。同様に、空間16も非導電性及び非透磁性を有するので、アルミニウム板12とパーマロイ板18の間に空間16が形成されていてもよい。
また、角材14の厚さを変えることによって容易に磁気シールドパネル10全体の厚さや磁気遮蔽率を調整することができる。
磁気シールドパネルの組立てが容易なので、数種類の厚さのアルミニウム板12、パーマロイ板18、角材14を用意すれば、さまざまな組合わせの磁気シールドパネルを容易に組立てることができる。よって、汎用性及び柔軟性に富んだ磁気シールドパネルを提供することができる。
また、空気層としての空間16によって磁気シールドパネル10に遮音性や断熱性の機能を付加することができる。また、空間16がアルミニウム板12とパーマロイ板18の熱膨張率の違いによる伸縮量の差を吸収するので、磁気シールドパネル10の反りを防ぐことができる。
また、磁気シールドパネル10によって十分な磁気遮蔽性が得られるので、この磁気シールドパネル10の外側を別の遮蔽層で囲む必要がない。これにより、遮蔽材料の増大を抑えることができ、広い設置スペースが不要となる。
また、磁気シールドパネル10の5層構造は、角材14を介してアルミニウム板12とパーマロイ板18が一体となったものなので、アルミニウム板12及びパーマロイ板18を別々に据付けなくてよい。よって、据付け手間が掛からない。
これまで述べたように、磁気シールドパネル10は変動磁界Hに対して優れた磁気遮蔽性を有するので、遮蔽する部屋Aの壁面、床面、及び天井面を磁気シールドパネル10で覆った磁気シールドルーム20(部屋A)内に、電車の送・帰電流、又は車やエレベータなどの磁性体の移動等が起因となる変動磁界が侵入するのを防ぐことができる。よって、部屋A内部に備えられた脳磁界や心臓磁界等の生体磁気計測装置、半導体製造用電子線マスク描画装置、半導体ウエハに直接描画する電子線描画装置、及び電子顕微鏡等の装置22が、磁気ノイズによる悪影響を受けることがない。
なお、本実施形態では、アルミニウム板12及び角柱14の厚さを10mm、パーマロイ板18の厚さを2mmとしたが、必要とする磁気シールドパネルの厚さや磁気遮蔽率に応じて適宜決めればよい。
また、内金属板としてアルミニウム板12を用いた例を示したが、導電性の金属板であればよく、銅又はステンレス等を用いてもよい。アルミニウム、銅、又はステンレスの金属板は高い導電性を有するので、変動磁界Hによって内金属板に発生する反発磁界Fをより大きくすることができ、優れた磁気遮蔽性を得ることができる。
また、外金属板としてパーマロイ板18を用いた例を示したが、高透磁性の金属板であればよく、ミューメタル、アモルファス、又は珪素鋼板等を用いてもよい。パーマロイ、ミューメタル、アモルファス、又は珪素鋼板の金属板は、透磁性が特に高いので、内金属板に発生する渦電流の磁気抵抗をより小さくし、反発磁界Fを大きくすることができるので、優れた磁気遮蔽性を得ることができる。
また、図1に示すように、角材14を鉛直方向(矢印Eの方向)に沿って設けたが、水平方向(矢印Cの方向)に沿って設けたり、格子状にしてもよい。また、接合層の全面を木製の板材としてもよい。さらに、角材14や板材を合成樹脂製にしたり、紙を重ねて製作してもよい。合成樹脂製や紙製のハニカムを接合層に設ければ、剛性や断熱性に優れた磁気シールドパネルを構築することができる。
また、図4に示すように、接合層を非導電性及び非透磁性を有するシート材24にすれば、シート材24の有する物性によって磁気シールドパネル26に複数の機能(例えば、遮音性や断熱性等)を持たせることができる。
シート材24として、接着剤付きグラスファイバーシートや段ボール材等を用いてもよいし、図5の断面図に示すような構造の紙製のシート材74や図6の断面図に示すような構造のフィルム製のエアキャップシート材76を用いてもよい。
また、接合層を図4のシート材24ではなく、非導電性及び非透磁性を有する接着剤とすれば、容易にアルミニウム板12及びパーマロイ板18を貼り合せ、一体化させることができる。このとき接着剤は、アルミニウム板12及びパーマロイ板18の全面に塗布してもよいし、部分的に塗布して空隙を有するようにしてもよい。
磁気シールドパネル10は、図7に示すように、パーマロイ製の帯板28を接合部付近のパーマロイ板18の外側に設け、帯板28、パーマロイ板18、及びアルミニウム板12を貫通するボルト30等を用いて帯板28で磁気シールドパネル10を挟み込むことによって接合される。
アルミニウム板12及びアルミニウム製の帯板32の表面には、メッキ又は蒸着によって銅やニッケルの表層34が形成されているので、図7の左右のアルミニウム板12の端部に帯板32を橋渡すことによって、左右のアルミニウム板12の表層34が帯板32の表層34にそれぞれ接触し、電気的に接続される。
これによって、溶接による接続を不要とし、容易に磁気シールドパネル10同士を電気的に接合することができる。
銅やニッケルのメッキ又は蒸着は特殊な表面処理であるが、接合部付近のみに施せばよいので、コストが大きく掛かることはない。
パーマロイ板18の表面には酸化皮膜が形成されていないので、接触させるだけの通常の接続で電気的及び磁気的な接続を確保することができる。
また、磁気シールドパネル10、26の表面に仕上げ材等の材料を貼付けたり、ペンキ等を塗って、5層以上の多層構造にして用いてもよい。また、磁気シールドパネル10、26の表面にアルミニウム、銅、ステンレス、パーマロイ、ミューメタル、アモルファス、珪素鋼板等の金属板の層をさらに増やして設けたり、磁気シールドパネル10、26を複数枚重ねて用いてもよい。
(実施例)
表1には、図9、10に示す磁気シールドルーム35、36、40、44、48、49の部屋の外から部屋の中心に向ってX方向の一様磁界を加えたときの各周波数の磁界に対する遮蔽率(=B/B)が示されている。これらの遮蔽率は、有限要素法を用いた三次元磁界解析によって求めた値である。表1の実施例1〜6は、図9、10の(A)〜(F)にそれぞれ対応している。また、図8の符号78、80、82、84、86、88は、表1をグラフ化したものであり、表1の実施例1〜6にそれぞれ対応している。
Figure 2007299923
図9、10の(A)〜(F)の左側に示された磁気シールドルーム35、36、40、44、48、49は、縦3,000mm×横3,000mm×高さ3,000mmの立方体の部屋をx=0の面、y=0の面、及びz=0の面で切断した1/4モデルであり、それぞれのモデルの右側には、磁気シールドパネル37、38、42、46、50、51の断面図が示されている。
図9(A)の磁気シールドパネル35は、厚さ10mmのアルミニウム板12のみの比較例としてのモデルである。
図9(B)の磁気シールドパネル38は、厚さ2mmのパーマロイ板18、厚さ10mmのアルミニウム板12、厚さ2mmのパーマロイ板18の順に配置され、パーマロイ板18とアルミニウム板12との層間距離dは0mmとなっている(すなわち、パーマロイ板18とアルミニウム板12は接触している)。
図9(C)の磁気シールドパネル42は、厚さ2mmのパーマロイ板18、厚さ10mmのアルミニウム板12、厚さ2mmのパーマロイ板18の順に配置され、パーマロイ板18とアルミニウム板12との層間距離dは10mmとなっている(すなわち、パーマロイ板18とアルミニウム板12の間に厚さ10mmの空気層52が形成されている)。
図10(D)の磁気シールドパネル46は、厚さ2mmのパーマロイ板18、厚さ10mmのアルミニウム板12、厚さ2mmのパーマロイ板18の順に配置され、パーマロイ板18とアルミニウム板12との層間距離dは40mmとなっている(すなわち、パーマロイ板18とアルミニウム板12の間に厚さ40mmの空気層52が形成されている)。
図10(E)の磁気シールドパネル50は、厚さ2mmのパーマロイ板18、厚さ10mmのアルミニウム板12、厚さ2mmのパーマロイ板18の順に配置され、パーマロイ板18とアルミニウム板12との層間距離dは80mmとなっている(すなわち、パーマロイ板18とアルミニウム板12の間に厚さ80mmの空気層52が形成されている)。
図10(F)の磁気シールドパネル51は、厚さ2mmのパーマロイ板18のみの比較例としてのモデルであり、厚さ170mmの空気層52が形成されている。
表1の実施例1〜6の解析数値より、本発明が対象とする周波数0.1、1、10、40Hzの変動磁界においては、層間距離dが変わっても、磁気シールドパネル38、42、46、50の中間層にアルミニウム板12が設けられていれば、20以上の十分な遮蔽率が得られることがわかる。
また、周波数0Hzの直流磁界においては、層間距離dが大きいほど遮蔽率が大きくなるが、変動磁界においては層間距離dにあまり依存しない。
特に、生体磁気計測装置、マスク描画装置、電子線描画装置等が影響を受け易い磁気ノイズは、直流磁界ではなく電車の送・帰電流、又は車やエレベータなどの磁性体の移動等に起因する変動磁界なので、この周波数帯に属する周波数0.1Hzの変動磁界に対する遮蔽性が重要になる。
周波数0.1Hzの変動磁界において、実施例2〜5の遮蔽率は93付近のほぼ同じ値を示しているので、より層間距離dの影響を受け難い周波数であることがわかる。
これは、アルミニウム板を磁気シールドパネルの中間層に設ければ、層間距離に関係なく十分な遮蔽性が得られることを示しており、周波数0.1Hzの変動磁界における実施例2の遮蔽率94と、周波数0.1Hzの変動磁界における実施例6の遮蔽率44.02を比べてもよくわかる。
よって、パーマロイ板18だけの構成の磁気シールドパネル(実施例6、周波数0.1Hz)は、層間距離が小さくても中間層にアルミニウム板12が設けられている磁気シールドパネル(実施例2、周波数0.1Hz)の遮蔽率には及ばないことがわかる。
また、周波数0.1Hzの変動磁界において、実施例2〜5は、ほぼ93付近の遮蔽率であるのに対して、実施例1の遮蔽率は1.012、実施例6の遮蔽率は44.02とかなり小さくなっている。
これにより、アルミニウム板12およびパーマロイ板18のどちらか一方の金属板だけでは十分な遮蔽効果が得られない0.1Hz程度の低い周波数の変動磁界においても、アルミニウム板12とパーマロイ板18が一体化した構造は十分な遮蔽効果を発揮することがわかる。
表2には、図11に示す磁気シールドルーム54、58、62、66、70の部屋の外から部屋の中心に向ってX方向の一様磁界を加えたときの各周波数の磁界における遮蔽率が示されている。これらの遮蔽率は、有限要素法を用いた三次元磁界解析により求めた値である。表2の実施例7〜11は、図11の(A)〜(E)にそれぞれ対応している。
Figure 2007299923
図11(A)の左側に示された磁気シールドルーム54は、縦3,000mm×横3,000mm×高さ3,000mmの立方体の部屋をx=0の面、y=0の面、及びz=0の面で切断した1/4モデルである。
図11(B)、(C)、(E)の左側に示された磁気シールドルーム58、62、70は、縦2,000mm×横2,000mm×高さ2,000mmの立方体の部屋をx=0の面、y=0の面、及びz=0の面で切断した1/4モデルである。
図11(D)の左側に示された磁気シールドルーム66は、縦1,200mm×横1,200mm×高さ1,200mmの立方体の部屋をx=0の面、y=0の面、及びz=0の面で切断した1/4モデルである。
それぞれのモデルの右側には、磁気シールドパネル56、60、64、68、72の断面図が示されている。
図11(A)、(B)、(D)の磁気シールドパネル56、60、68は、厚さ2mmのパーマロイ板18、厚さ10mmのアルミニウム板12、厚さ2mmのパーマロイ板18の順に配置され、パーマロイ板18とアルミニウム板12との層間距離は0mmとなっている(すなわち、パーマロイ板18とアルミニウム板12は接触している)。
図11(C)の磁気シールドパネル64は、厚さ2mmのパーマロイ板18、厚さ10mmの空気層52、厚さ2mmのパーマロイ板18の順に配置され、アルミニウム板12がない構成となっている。
図11(E)の磁気シールドパネル72は、厚さ2mmのパーマロイ板18、厚さ15mmのアルミニウム板12、厚さ2mmのパーマロイ板18の順に配置され、パーマロイ板18とアルミニウム板12との層間距離は0mmとなっている(すなわち、パーマロイ板18とアルミニウム板12は接触している)。
よって、表2の実施例7〜11の解析数値より、本発明が対象とする周波数0.1、1、10、100の変動磁界においては、部屋の大きさが変わっても、磁気シールドパネル56、60、68、72の中間層にアルミニウム板12が設けられていれば、20以上の十分な遮蔽率が得られることがわかる。
また、周波数0.1Hzの変動磁界において、実施例8の磁気シールドルーム58(2m角立方体、アルミニウム板あり)の遮蔽率は130であるのに対して、実施例7の磁気シールドルーム54(3m角立方体、アルミニウム板あり)の遮蔽率は94である。磁気シールドルーム54の遮蔽率は、磁気シールドルーム58の約72%であり、部屋が大きくなっても遮蔽率がそれほど低くはならない。
同様に、周波数0.1Hzの変動磁界において、実施例7の磁気シールドルーム54(3m角立方体、アルミニウム板あり)の遮蔽率94は、実施例9の磁気シールドルーム62(2m角立方体、アルミニウム板なし)の遮蔽率33.6よりもはるかに高い値になっている。
さらに、周波数0.1Hzの変動磁界において、実施例7の磁気シールドルーム54(3m角立方体、アルミニウム板あり)の遮蔽率は94であるのに対して、磁気シールドパネルの中間層にアルミニウム板が設けられていない1.2m角立方体の磁気シールドルームの遮蔽率は67であり、小さい部屋の方が遮蔽率が低くなってしまっている。ここで、磁気シールドパネルの中間層にアルミニウム板が設けられていない1.2m角立方体の磁気シールドルームの遮蔽率は、実施例10の直流磁界(周波数0Hz)における遮蔽率の値に相当するので67となる。
よって、実施例8と7、実施例7と9、実施例7と10を比較することにより、遮蔽する部屋の大きさよりも磁気シールドパネルの中間層に設けられるアルミニウム板の有無の方が、高い遮蔽効果を発揮するために重要であることがわかる。
また、周波数0Hzの直流磁界において、実施例9の磁気シールドルーム62(2m角立方体、アルミニウム板なし)の遮蔽率は33.41であるのに対して、磁気シールドパネルの中間層にアルミニウム板が設けられていない3m角立方体の磁気シールドルームの遮蔽率は22であり、磁気シールドルーム62(2m角立方体、アルミニウム板なし)の遮蔽率33.41の約66%となる。このように、部屋が大きくなると遮蔽率がかなり低下してしまう。ここで、磁気シールドパネルの中間層にアルミニウム板が設けられていない3m角立方体の磁気シールドルームの遮蔽率は、実施例7の直流磁界(周波数0Hz)における遮蔽率の値に相当するので22となる。
よって、実施例9と7の比較により、中間層にアルミニウム板が設けられていない磁気シールドルームの遮蔽率は、中間層にアルミニウム板が設けられている磁気シールドルームに比べて、部屋の大きさによる影響を受け易いことがわかる。
また、周波数0.1Hzの変動磁界において、実施例8(2m角立方体、パーマロイ板厚2mm、アルミニウム板厚10mm)と実施例11(2m角立方体、パーマロイ板厚2mm、アルミニウム板厚15mm)を比較すると、パーマロイ板18の厚さを変えずに、アルミニウム板12のみを厚くすることによって遮蔽率が130から192にアップしているので、高価なパーマロイ板18の厚さを抑えても十分な遮蔽性の確保が可能であることがわかる。
これまで述べたように、実施例1〜11によって、磁気シールドパネルの中間層にアルミニウム板のような導電性の内金属板を設け、その両面にパーマロイ板のような高透磁性の外金属板を設けた構造にすれば、周波数0.1Hz付近の変動磁場において、内金属板と外金属板の層間距離や遮蔽する部屋の大きさの影響を受けることなく十分な遮蔽性が得られることがわかる。
本発明の実施形態に係る磁気シールドパネルを示す説明図である。 図1のB−B断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールドパネル及び磁気シールドルームを示す説明図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールドパネルの変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールドパネルのシート材の断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールドパネルのシート材の断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールドパネルの接合方法を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールドルームの磁界の周波数に対する遮蔽率の値を示す線図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールドルームの三次元磁界解析モデルを示す斜視図及び断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールドルームの三次元磁界解析モデルを示す斜視図及び断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気シールドルームの三次元磁界解析モデルを示す斜視図及び断面図である。 従来の磁気シールド層の配置モデルを示す平面図である。 磁気シールド層一辺の長さに対する遮蔽率の値を示す線図である。 従来の磁気シールドルーム用の壁部材を示す断面図である。
符号の説明
10 磁気シールドパネル
12 アルミニウム板(内金属板)
14 角材(接合部材、接合層)
16 空間(空気層)
18 パーマロイ板(外金属板)
20 磁気シールドルーム
24 シート材(接合層)
26 磁気シールドパネル

Claims (8)

  1. 変動磁気を遮蔽する磁気シールドパネルにおいて、
    導電性の内金属板と、
    前記内金属板の両面に設けられ、非導電性及び非透磁性を有する接合層と、
    前記接合層に接合される高透磁性の外金属板と、
    で形成された5層構造を有することを特徴とする磁気シールドパネル。
  2. 前記内金属板と前記外金属板との間の一部には、前記接合層のない空気層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気シールドパネル。
  3. 前記接合層は、非導電性及び非透磁性を有する接合部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁気シールドパネル。
  4. 前記接合層は、非導電性及び非透磁性を有するシート材であることを特徴とする請求項1に記載の磁気シールドパネル。
  5. 前記接合層は、非導電性及び非透磁性を有する接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の磁気シールドパネル。
  6. 前記内金属板は、アルミニウム、銅、又はステンレスであることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の磁気シールドパネル。
  7. 前記外金属板は、パーマロイ、ミューメタル、アモルファス、又は珪素鋼板であることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の磁気シールドパネル。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の磁気シールドパネルによって、部屋空間を形成する壁面、床面、及び天井面を覆うことを特徴とする磁気シールドルーム。
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