JP2007297565A - 塗布層を有するポリエステルフィルム - Google Patents

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【課題】 優れた帯電防止性と透明性を有し、また塗布層の外観にも優れた塗布フィルムを提供する。
【解決手段】 下記の成分(A)と成分(B)とを含有する塗布液をポリエステルフィルムの片面に塗布し、乾燥してなる塗布層を有することを特徴とするポリエステルフィルム。
(A):導電性化合物
(B):グリセリン(b1)、ポリグリセリン(b2)、グリセリンまたはポリグリセリンへのアルキレンオキサイド付加物(b3)の群から選ばれる1種以上の化合物またはその誘導体
【選択図】 なし

Description

本発明は、塗布フィルムに関し、さらに詳しくは、極めて優れた帯電防止性を有する塗布フィルムに関する。
ポリエステルフィルムは、機械的強度、寸法安定性、平坦性、耐熱性、耐薬品性、透明性等の優れた特性を有することから、磁気記録媒体のベースフィルム、製版用フィルム、包装用フィルム、光学用フィルムを始めとする幅広い用途に使用されている。
しかし、プラスチックフィルム共通の問題として、静電気が発生して帯電しやすいと言う点がある。そのためフィルム加工時あるいは加工製品の走行性不良や、周囲の埃等を引きつけるという問題を起こす。
一般に、ポリエステルフィルムの帯電防止方法としては、有機スルホン酸塩等の低分子量のアニオン性界面活性剤タイプの化合物を練り込む方法、アニオン性化合物やカチオン性化合物を表面に塗布する方法、金属化合物を蒸着する方法、あるいは、いわゆる導電性化合物を表面に塗布する方法等がある。
アニオン性、カチオン性の化合物を練り込む方法や塗布する方法は、安価に製造できることから広く利用されている。特に、フィルム製造工程中で塗布を行う方法(インラインコーティング)が経済性およびその特性の面から広く行われている。典型的な例としては、縦延伸後横延伸前に塗布を行い、横延伸および熱固定する方法がある。しかしこれらの方法で得られたフィルムは、その帯電防止効果において限界がある。また、湿度の影響を受けやすく、乾燥状態では帯電防止効果が低下するという問題がある。
金属化合物を蒸着する方法は、帯電防止性が優れ、近年は透明導電性フィルムとして用途が拡大しているものの、製造コストが高く、特定の用途には向いているが、一般の帯電防止フィルムとしては利用し難い。
導電性化合物を塗布する方法は、アニオン性、カチオン性化合物に比べるとより優れた帯電防止性を発現することも可能であり、湿度による影響も受けにくいフィルムを得ることができる。また金属化合物を蒸着する方法に比べると製造コストも低いという利点がある。
導電性化合物としては、種々の導電性有機化合物、中でもポリアセチレン、ポリフェニレン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリイソチアナフテン、ポリチオフェンなどの導電性高分子化合物が提案されており、特にポリチオフェン化合物を塗布する方法が提案されている(特許文献1)。ポリチオフェン化合物は、優れた導電性を持ち、フィルムに塗布した際には高い帯電防止性を示す。しかし、ポリチオフェン化合物を含有する塗布層の場合は、上記に示すようなインラインコーティング法によって設けると、十分な帯電防止性能を発現させることが困難となる。これは、フィルムの延伸に伴って電子導電層が延伸されるときに、電子導電層が導電機構を保持した状態でフィルムの延伸に追従することができず、その結果、導電機構が壊れるためと考えられる。この課題を解決する方法として特許文献2の方法が提案されている。かかる方法によれば、インラインコーティング法においても優れた帯電防止性を発現することが可能である。しかしながら、この方法で得られる塗膜には、ムラ状の模様が見えることがある。このようなムラ状の模様は、フィルムの外観検査の際には欠陥として認識されたり、また光学用途においては見た目の印象が損なわれたりすることがある。そのため、外観を重視する用途、ことに光学用途に用いるフィルムとしては、使用を制限される場合がある。
このため、インラインコーティング法においても優れた帯電防止性を示し、かつ塗布ムラ等の外観不具合が少ない方法が求められている。
特開平9−131843号公報 特開2003−157724号公報
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであって、その解決課題は、優れた帯電防止性と透明性を有し、また塗布層の外観にも優れた塗布フィルムを提供することにある。
本発明者らは、上記の課題に関して鋭意検討を重ねた結果、特定の種類の化合物の組み合わせからなる塗布層を設けることにより、上記課題が解決されることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、下記の成分(A)と成分(B)とを含有する塗布液をポリエステルフィルムの片面に塗布し、乾燥してなる塗布層を有することを特徴とするポリエステルフィルムに存する。
(A):導電性化合物
(B):グリセリン(b1)、ポリグリセリン(b2)、グリセリンまたはポリグリセリンへのアルキレンオキサイド付加物(b3)の群から選ばれる1種以上の化合物またはその誘導体
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の塗布フィルムの基材フィルムは、ポリエステルからなるものである。かかるポリエステルとは、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、1,4−シクロヘキシルジカルボン酸のようなジカルボン酸またはそのエステルとエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールのようなグリコールとを溶融重縮合させて製造されるポリエステルである。これらの酸成分とグリコール成分とからなるポリエステルは、通常行われている方法を任意に使用して製造することができる。例えば、芳香族ジカルボン酸の低級アルキルエステルとグリコールとの間でエステル交換反応をさせるか、あるいは芳香族ジカルボン酸とグリコールとを直接エステル化させるかして、実質的に芳香族ジカルボン酸のビスグリコールエステル、またはその低重合体を形成させ、次いでこれを減圧下、加熱して重縮合させる方法が採用される。その目的に応じ、脂肪族ジカルボン酸を共重合しても構わない。
本発明のポリエステルとしては、代表的には、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート等が挙げられるが、その他に上記の酸成分やグリコール成分を共重合したポリエステルであってもよく、必要に応じて他の成分や添加剤を含有していてもよい。
本発明におけるポリエステルフィルムには、フィルムの走行性を確保したり、キズが入ることを防いだりする等の目的で粒子を含有させることができる。このような粒子としては、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム、カオリン、タルク、酸化アルミニウム、酸化チタン、アルミナ、硫酸バリウム、フッ化カルシウム、フッ化リチウム、ゼオライト、硫化モリブデン等の無機粒子、架橋高分子粒子、シュウ酸カルシウム等の有機粒子、さらに、ポリエステル製造工程時の析出粒子等を用いることができる。
用いる粒子の粒径や含有量はフィルムの用途や目的に応じて選択されるが、平均粒径に関しては、通常は0.01〜5.0μmの範囲である。平均粒径が5.0μmを超えるとフィルムの表面粗度が粗くなりすぎたり、粒子がフィルム表面から脱落しやすくなったりする。平均粒径が0.01μm未満では、表面粗度が小さすぎて、十分な易滑性が得られない場合がある。粒子含有量については、ポリエステルに対し、通常0.0003〜1.0重量%、好ましくは0.0005〜0.5重量%の範囲である。粒子含有量が0.0003重量%未満の場合には、フィルムの易滑性が不十分な場合があり、一方、1.0重量%を超えて添加する場合には、フィルムの透明性が不十分な場合がある。また、適宜、各種安定剤、潤滑剤、帯電防止剤等をフィルム中に加えることもできる。
本発明のフィルムの製膜方法としては、通常知られている製膜法を採用でき、特に制限はない。例えば、まず溶融押出によって得られたシートを、ロール延伸法により、70〜145℃で2〜6倍に延伸して、一軸延伸ポリエステルフィルムを得、次いで、テンター内で先の延伸方向とは直角方向に80〜160℃で2〜6倍に延伸し、さらに、150〜250℃で1〜600秒間熱処理を行うことでフィルムが得られる。さらにこの際、熱処理のゾーンおよび/または熱処理出口のクーリングゾーンにおいて、縦方向および/または横方向に0.1〜20%弛緩する方法が好ましい。
本発明におけるポリエステルフィルムは、単層または多層構造である。多層構造の場合は、表層と内層、あるいは両表層を目的に応じ異なるポリエステルとすることができる。
本発明のポリエステルフィルムは塗布層を有するが、塗布層はフィルムの片面のみに設けていても、両面に設けていても、本発明の概念に当然含まれるものである。
本発明においては塗布層を設けるための塗布液に、導電性化合物(A)を含有する。かかる化合物(A)としては、チオフェンまたはチオフェン誘導体を単独または共重合して得られる重合体が好ましく、特に、チオフェンまたはチオフェン誘導体からなる化合物に、他の陰イオン化合物によりドーピングされたものもしくは、化合物中に陰イオン基を持ち自己ドープされたものが、優れた導電性を示し好適である。かかる化合物(A)としては、たとえば下記式(1)もしくは(2)の化合物を、ポリ陰イオンの存在下で重合して得られるものを例示できる。
Figure 2007297565
上記式中、RおよびRは、それぞれ独立して、水素または炭素数が1〜20の脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基、水酸基などを表す。
Figure 2007297565
上記式中、nは1〜4の整数を表す。
重合時に使用するポリ陰イオンとしては、例えばポリ(メタ)アクリル酸、ポリマレイン酸、ポリスチレンスルホン酸などが例示される。またこれらの酸は、一部または全てが中和されていてもよい。
なお、かかる重合体の製造方法としては、例えば特開平7−90060号公報に示されるような方法が採用できる。
本発明において、特に好ましい様態としては、上記式(2)の化合物においてn=2、ポリ陰イオンとしてポリスチレンスルホン酸を用いたものが挙げられる。
また、本発明における塗布層を設けるための塗布液には、成分(B)として、グリセリン(b1)、ポリグリセリン(b2)、グリセリンまたはポリグリセリンへのアルキレンオキサイド付加物(b3)の群から選ばれる1種以上の化合物またはその誘導体を含有する。
グリセリン、ポリグリセリンとは、下記一般式(3)で表される化合物である。
Figure 2007297565
上記式中のnが1の化合物がグリセリンであり、nが2以上の化合物はポリグリセリンである。本発明においては、式中のnは、1〜20の範囲が好ましく、より好ましくは2〜20の範囲である。グリセリンを用いた場合、得られる塗布層の透明性が若干劣る場合がある。
また、グリセリンまたはポリグリセリンへのアルキレンオキサイド付加物とは、すなわち、一般式(3)で表されるグリセリンまたはポリグリセリンのヒドロキシル基にアルキレンオキサイドまたはその誘導体を付加重合した構造を有するものである。
ここで、グリセリンまたはポリグリセリン骨格のヒドロキシル基ごとに、付加されるアルキレンオキサイドまたはその誘導体の構造は異なっていても構わない。また、少なくとも分子中一つのヒドロキシル基に付加されていればよく、全てのヒドロキシル基にアルキレンオキサイドまたはその誘導体が付加されている必要はない。
アルキレンオキサイドまたはその誘導体として好ましいものは、エチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイド骨格を含んだ構造である。アルキレンオキサイド構造中のアルキル鎖が長くなりすぎると、疎水性が強くなり、塗布液中での均一な分散性が悪化し、塗膜の帯電防止性や透明性が悪化する傾向がある。特に好ましいものはエチレンオキサイドである。
かかるグリセリンまたはポリグリセリンへの、アルキレンオキサイド付加物において、グリセリンまたはポリグリセリン骨格に対するアルキレンオキサイドまたはその誘導体の
共重合比率は、特に限定されないが、分子量比で、グリセリンまたはポリグリセリン部分を1とした時に、アルキレンオキサイド部分が20以下であることが好ましく、より好ましくは10以下であることが好ましい。グリセリンまたはポリグリセリン骨格に対するアルキレンオキサイドまたはその誘導体の比率が、この範囲より大きい場合には、通常のポリアルキレンオキサイドを用いた場合の特性に近くなり、本発明の効果が十分に得られない場合がある。
本発明において、化合物(B)として特に好ましい様態としては、ポリグリセリン(b2)および、グリセリンまたはポリグリセリンへのアルキレンオキサイド付加物(b3)が挙げられる。ポリグリセリン(b2)としては、上記式(3)の化合物において、nが2〜20のものが特に好ましい。また、グリセリンまたはポリグリセリンへのアルキレンオキサイド付加物(b3)としては、上記式(3)の化合物においてnが2のものにエチレンオキサイド、ポリエチレンオキサイドを付加した構造のものが特に好ましく、また、その付加数は、最終的な化合物(b3)としての重量平均分子量で300〜2000の範囲になるものが特に好ましい。
本発明によって作られた塗布フィルムは、塗膜中に占める化合物(A)の重量が、0.5mg/m以上であることが好ましく、1mg/m以上であることがさらに好ましい。化合物(A)の量がこれより少ないと、帯電防止性が不十分となることが多い。
また、塗膜中に占める化合物(A)の比率は限定されないが、上限は好ましくは重量比率90%、より好ましくは80%、さらに好ましくは60%である。化合物(A)の比率がこれより高いと、塗膜の透明性が不十分となったり、帯電防止性能が不十分となったりすることが多い。また下限は好ましくは1%、さらに好ましくは2%である。化合物(A)の比率がこれより低いと、帯電防止性能が不十分となったり、十分な帯電防止性能を持つための塗膜が極めて厚くなったりする。塗膜が厚くなると、外観・透明性の悪化や、フィルムのブロッキング、コストアップを招きやすく好ましくない。
塗膜中の(A)と(B)との比率は、重量比で90/10〜1/99の範囲であることが好ましく、より好ましくは70/30〜1/99、さらに好ましくは50/50〜2/98の範囲である。この範囲を外れると、帯電防止性能や塗膜の外観が悪化しやすい。
本発明で使用する塗布液中には、フィルムへの塗布性を改良するため、界面活性剤を含むことができる。この界面活性剤としては、特にその構造中に(ポリ)アルキレンオキサイドや(ポリ)グリセリン、これらの誘導体を含むものを使用すると、得られる塗布層の帯電防止性を阻害せず、より好ましい。
本発明で使用する塗布液中には、必要に応じて、架橋反応性化合物を含んでいてもよい。架橋反応性化合物は主に、他の樹脂や化合物に含まれる官能基との架橋反応や、自己架橋によって、塗布層の凝集性、表面硬度、耐擦傷性、耐溶剤性、耐水性を改良することができる。使用することのできる架橋反応性化合物としては、メラミン系、ベンゾグアナミン系、尿素系などのアミノ樹脂や、イソシアネート系、オキサゾリン系、エポキシ系、グリオキサール系などが好適に用いられる。他のポリマー骨格に反応性基を持たせた、ポリマー型架橋反応性化合物も含まれる。また、化合物(B)の一部として、これら反応性基をもつ化合物を使用することもできる。これら架橋反応性化合物としては、その構造中に(ポリ)アルキレンオキサイドや(ポリ)グリセリン、これらの誘導体を含むものを使用すると、得られる塗布層の帯電防止性を阻害せず、より好ましい。
さらに必要に応じて、水溶性または水分散性のバインダー樹脂の1種もしくは2種以上を併用することができる。かかるバインダー樹脂としては、例えば、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、アミド樹脂等が挙げられる。これらは、それぞれの骨格構造が共重合等により実質的に複合構造を有していてもよい。複合構造を持つバインダー樹脂としては、例えば、アクリル樹脂グラフトポリエステル、アクリル樹脂グラフトポリウレタン、ビニル樹脂グラフトポリエステル、ビニル樹脂グラフトポリウレタン等が挙げられる。これらの樹脂を含有することで、得られる塗布層の強度や基材フィルムへの密着性を向上することができる。
本発明で使用する塗布液は、消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、有機系潤滑剤、離型剤、有機粒子、無機粒子、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料等の添加剤を含有していてもよい。これらの添加剤は単独で用いてもよいが、必要に応じて二種以上を併用してもよい。また、これら添加剤としては、その構造中に、(ポリ)アルキレンオキサイドや(ポリ)グリセリン、これらの誘導体を含むものを使用すると、得られる塗布層の帯電防止性を阻害せず、より好ましい。
本発明における塗布液は、取扱い上、作業環境上、また塗布液組成物の安定性の面から、水溶液または水分散液であることが望ましいが、水を主たる媒体としており、本発明の要旨を越えない範囲であれば、有機溶剤を含有していてもよい。
本発明による塗布層は、特定の化合物を含有する塗布液をフィルムに塗布することにより設けられ、特に本発明では塗布をフィルム製膜中に行うインラインコーティングにより設けられることが好ましい。
インラインコーティングは、ポリエステルフィルム製造の工程内でコーティングを行う方法であり、具体的には、ポリエステルを溶融押出ししてから二軸延伸後熱固定して巻き上げるまでの任意の段階でコーティングを行う方法である。通常は、溶融・急冷して得られる実質的に非晶状態の未延伸シート、その後に長手方向(縦方向)に延伸された一軸延伸フィルム、熱固定前の二軸延伸フィルムの何れかにコーティングする。これらの中では、一軸延伸フィルムにコーティングした後にテンターにおいて乾燥および横方向への延伸を行い、さらに基材フィルムと共に熱処理をする方法が優れている。かかる方法によれば、製膜と塗布層塗設を同時に行うことができるため製造コスト上のメリットがあり、コーティング後に延伸を行うために薄膜コーティングが容易であり、コーティング後に施される熱処理が、他のコーティング方法では達成することが難しいほどの高温とすることが可能であるために塗布層の造膜性が向上し、また塗布層とポリエステルフィルムが強固に密着する。特に、塗布層に架橋反応性化合物を含有する場合には、インラインコーティングの高温の熱処理により、反応残基が残りにくくなるというメリットがある。塗布層中に反応残基があることは、フィルムをロール状に巻いたときのブロッキングや、後の工程で塗布層の上に別の層を設けた際に、上塗り層の成分と反応を起こすことがあり好ましくない場合がある。
ポリエステルフィルムに塗布液を塗布する方法としては、例えば、原崎勇次著、槙書店、1979年発行、「コーティング方式」に示されるような塗布技術を用いることができる。具体的には、エアドクターコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、ナイフコーター、スクイズコーター、含浸コーター、リバースロールコーター、トランスファロールコーター、グラビアコーター、キスロールコーター、キャストコーター、スプレイコーター、カーテンコーター、カレンダコーター、押出コーター、バーコーター等のような技術が挙げられる。
なお、塗布剤のフィルムへの塗布性、接着性を改良するため、塗布前にフィルムに化学処理やコロナ放電処理、プラズマ処理等を施してもよい。
塗布層の塗工量は、最終的な被膜としてみた際に、通常0.005〜1.5g/m、好ましくは0.008〜1.0g/m、さらに好ましくは0.01〜0.5g/mである。塗工量が0.005g/m未満の場合は十分な性能が得られない恐れがあり、1.5g/mを超える塗布層は、外観・透明性の悪化や、フィルムのブロッキング、コストアップを招きやすい。
塗布層の反対面には他の塗布層が設けたり、処理が施したりしても構わない。
本発明によれば、透明性および帯電防止性に優れ、また塗布層の外観にも優れた塗布フィルムを提供することができ、例えば光学用フィルムはじめとする各種用途において、その利用価値は高い。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例および比較例における評価方法やサンプルの処理方法は下記のとおりである。
(1)塗布層の透明性(塗布層によるヘーズ上昇)
JIS−K7136に準じて、日本電色工業社製積分球式濁度計NDH−2000によりフィルムのヘーズを測定し、塗布層を設けていないフィルムと塗布層を設けたフィルムのヘーズの差を計算し、塗布層を設けることによるヘーズの上昇を求め、塗布層の透明性として評価した。かかるヘーズの上昇が小さいほど、塗布層の透明性が優れるといえる。特に、本方法においてヘーズの差が0.5%以下であれば透明性に優れ、0.2%以下であれば特に優れているといえる。一方、0.5%を超える場合は透明性がやや劣り、1.0%を超える場合は特に透明性に劣るといえる。
(2)表面固有抵抗(Ω)
下記(2−1)の方法に基づき、フィルム塗布層の表面固有抵抗を測定した。(2−1)の方法では、1×10Ωより高い表面固有抵抗は測定できないため、(2−1)で測定できなかったサンプルについては(2−2)の方法を用いた。
(2−1)三菱化学社製低抵抗率計:ロレスタGP MCP−T600を使用し、23℃,50%RHの測定雰囲気でサンプルを30分間調湿後、表面固有抵抗値を測定した。
(2−2)日本ヒューレット・パッカード社製高抵抗測定器:HP4339Bおよび測定電極:HP16008Bを使用し、23℃,50%RHの測定雰囲気でサンプルを30分間調湿後、表面固有抵抗値を測定した。
表面固有抵抗が低いほど、帯電防止性が良好であるといえる。表面固有抵抗が1×1012Ω以下であれば帯電防止性としては問題のないレベルと言え、1×10Ω以下であれば、極めて良好な帯電防止性であると言える。
(3)塗布外観
幅1000mmの試料フィルムを、長手方向に10m程度、塗布層が設けられた面にハロゲンライトの光を当て、目視にて塗布層を観察し、ムラ状に見える外観を以下の基準に従って判断した。
○:ムラ状に見える模様がほとんど確認されず、良好である
×:ムラ状に見える模様が確認され、良好ではない
なお上記では、長尺サンプルについてムラを確認しているが、例えばA4サイズ程度の大きさのフィルムであっても、上記と同様な方法にて、ムラの良否を判断することが可能である。
実施例、比較例中で使用したポリエステル原料は次のとおりである。
(ポリエステル1):実質的に粒子を含有しない、極限粘度0.66のポリエチレンテレフタレート
(ポリエステル2):平均粒径2.5μmの非晶質シリカを0.2重量部含有する、極限粘度0.66のポリエチレンテレフタレート
また、塗布組成物としては以下を用いた。
(A1):ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルホン酸からなる、スタルク株式会社製 Baytron P AG
(B1):前記式(3)でn=1であるグリセリン
(B2):前記式(3)でn=2であるポリグリセリン
(B3):前記式(3)でn=10であるポリグリセリン
(B4):前記式(3)でn=2であるポリグリセリン骨格への、ポリエチレンオキサイド付加物。平均分子量350
(B5):前記式(3)でn=2であるポリグリセリン骨格への、ポリエチレンオキサイド付加物。平均分子量2000
(B6):前記式(3)でn=2であるポリグリセリン骨格への、ポリプロピレンオキサイド付加物。平均分子量750
(C1):ポリアルキレンオキサイド骨格を持つブロック型イソシアネートである、第一工業製薬株式会社製 エラストロン MF−25
(D1):平均分子量200のポリエチレングリコール
(D2):ポリエチレングリコールグリセリルエーテルである日本油脂株式会社製 ユニオックス G−450
(D3):けん化度=88モル%、重合度=500のポリビニルアルコール
(E1):下記式に示す、側鎖にポリエチレンオキサイドを有する構造のノニオン性界面活性剤
Figure 2007297565
上記式中のm、nはエチレンオキサイドの付加モル数を示す整数であり、ここではm+n=10となるものを用いた。
比較例1:
ポリエステル1とポリエステル2とを重量比で92/8でブレンドし、十分に乾燥した後、280〜300℃に加熱溶融し、T字型口金よりシート状に押し出し、静電密着法を用いて表面温度40〜50℃の鏡面冷却ドラムに密着させながら冷却固化させて、未延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを作成した。このフィルムを85℃の加熱ロール群を通過させながら長手方向に3.7倍延伸し、一軸配向フィルムとした。この一軸配向フィルムをテンター延伸機に導き、100℃で幅方向に4.0倍延伸し、さらに230℃で熱処理を施し、フィルム厚みが38μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムを得た。このポリエステルフィルムのヘーズを測定すると、0.8%であった。またその表面固有抵抗は1×1015Ωと高く、帯電防止性に劣るものであった。
実施例1:
上記比較例1と同様の工程の中で、長手方向への延伸後の一軸配向フィルムの片面に、コロナ処理機を用いて、約30W/m・分で均一に処理を行った。次いで放電処理された面に、下記に示すとおりの塗布組成物を塗布した。次いでこのフィルムをテンター延伸機に導き、その熱を利用して塗布組成物の乾燥を行い、以降は比較例1と同様にし、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.014g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例1塗布液組成:(A1)を50部、(B1)を40部、(E1)を10部とした。ただし「部」とあるのは、樹脂固形分での重量比を表す(以下の実施例、比較例においても同様)。これらを下記表1に示した。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を下記表2に示した。
なお、塗布層透明性を評価する際、塗布層を設けていないフィルムのヘーズ値としては、比較例1のフィルムヘーズ0.8%を用いた(以下の実施例、比較例においても同様)。
実施例2:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.014g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例2塗布液組成(A1)を50部、(B2)を40部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性は特に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例3:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.014g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例3塗布液組成(A1)を50部、(B3)を40部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性は特に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例4:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.014g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例4塗布液組成(A1)を50部、(B4)を40部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性は特に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例5:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.014g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例5塗布液組成:(A1)を50部、(B5)を40部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例6:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.014g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例6塗布液組成(A1)を50部、(B6)を40部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例7:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.074g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例7塗布液組成(A1)を10部、(B4)を80部、(C1)を10部、(E1)を2部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性は特に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例8:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.025g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例8塗布液組成(A1)を30部、(B4)を60部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性は特に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例9:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.150g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例9塗布液組成(A1)を5部、(B4)を85部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性は特に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例10:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.368g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例10塗布液組成:(A1)を2部、(B4)を88部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例11:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.206g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例11塗布液組成:(A1)を10部、(B4)を80部、(C1)を5部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例12:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.103g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例12塗布液組成:(A1)を10部、(B4)を80部、(C1)を5部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性は特に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例13:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.031g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例13塗布液組成:(A1)を10部、(B4)を80部、(C1)を5部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性は特に優れ、帯電防止性は極めて良好であり、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
実施例14:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.010g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・実施例14塗布液組成:(A1)を10部、(B4)を80部、(C1)を5部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性は特に優れ、帯電防止性も実用上問題なく、塗布外観も良好であった。この結果を表2に示した。
比較例2:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.014g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・比較例1塗布液組成:(A1)を50部、(D1)を40部、(E1)を10部とした。
このようにして得られたフィルムは、塗布層の透明性に優れ、帯電防止性は極めて良好であったが、塗布外観に劣るものであった。この結果を表2に示した。
比較例3:
実施例1と同様の工程において、塗布液を次に示すように変更し、フィルム厚みが38μmの基材フィルムの上に0.014g/mの量の塗布層を積層した塗布フィルムを得た。
・比較例2塗布液組成:(A1)を50部、(D2)を50部とした。
このようにして得られたフィルムは、帯電防止性は実用上問題ないレベルではあったものの、塗布層の透明性および塗布外観に劣るものであった。この結果を表2に示した。
Figure 2007297565
塗布量は、最終的に得られた塗布フィルムの面積あたりの、塗布層組成物の固形分重量を意味する。
Figure 2007297565
本発明のフィルムは、例えば光学用フィルムはじめとする各種用途において、好適に利用することができる。

Claims (2)

  1. 下記の成分(A)と成分(B)とを含有する塗布液をポリエステルフィルムの片面に塗布し、乾燥してなる塗布層を有することを特徴とするポリエステルフィルム。
    (A):導電性化合物
    (B):グリセリン(b1)、ポリグリセリン(b2)、グリセリンまたはポリグリセリンへのアルキレンオキサイド付加物(b3)の群から選ばれる1種以上の化合物またはその誘導体
  2. 導電性化合物(A)が、チオフェンまたはチオフェン誘導体を重合して得られる重合体であることを特徴とする請求項1に記載の塗布フィルム。
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