JP2007296843A - 積層体の製造方法、積層体並びに積層体の製造装置 - Google Patents
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Abstract
ヘアラインやマット調等の略断面視で凹凸形状を有する表面が、その製造中に外部要因により損傷することなく、凹凸形状を美麗な状態を保ったまま製品とすることの出来る、表面にヘアライン形状等の凹凸形状を設けた積層体の製造方法、積層体、及びその製造装置を提供する。
【解決手段】
基材となるプラスチックフィルムの少なくとも片面に、光硬化性樹脂を主成分とする塗料を塗布して光硬化性層を積層する積層工程と、前記積層工程後に、前記光硬化性層を乾燥する乾燥工程と、前記乾燥工程後に、予めその表面に略凹凸加工が施されてなるスタンパーフィルムの凹凸加工面側を前記光硬化性層表面に貼着して積層体を得る貼着工程と、前記貼着工程後に、前記積層体全体に光を照射してなる照射工程と、よりなる積層体の製造方法とした。
【選択図】 なし
Description
本願発明に係る積層体の製造方法及びこの積層体を製造するための装置について第1の実施の形態として説明する。
以下、順次説明をするが、その中において光硬化性層がハードコート性を備えているものとして説明をすることを予め断っておく。
このハードコート層は光硬化性樹脂を塗布することにより設けられるが、この光硬化性樹脂とは、例えば紫外線を照射することにより硬化する、いわゆる紫外線硬化型樹脂であり、例えばウレタンアクリレート、エポキシアクリレート又はポリエステルアクリレート等である。そして本実施の形態ではウレタンアクリレートであるものとするが、必ずしもこれらに限定されるものではなく、また紫外線硬化型樹脂以外の光硬化性樹脂であって構わない。
本願発明に係る積層体の製造方法及びこの積層体を製造するための装置について、第1の実施の形態にて説明した製造方法及び製造装置に対して更に製造工程及び装置部材を備えた製造方法及び製造装置に関し、第2の実施の形態として説明する。尚、光硬化性樹脂層に関しては先の実施の形態と同様であり、スタンパーフィルムに関してもやはり左記の実施の形態と同様であることを予め断っておく。
前述した第1の実施の形態に準じて、以下のサンプルを作成した。
基材フィルムとして、厚み50μmのPETフィルム(帝人株式会社製:商品名「テトロンHPE」)を用いた。
光硬化性樹脂として、ウレタンアクリレートを厚み10μmとなるように基材フィルム表面にキスリバースコート法により積層した。
光照射は高圧水銀ランプ(ウシオ電機株式会社製:高圧UVランプ)を用いた。
各サンプルに対し光照射を行った後、硬化膜物性を鉛筆高度及び耐スチールウール(SW)摩耗を調査した。
各サンプルの構成とそれぞれの結果を次に示す。
Claims (9)
- 基材となるプラスチックフィルムの少なくとも片面に、
光硬化性樹脂を主成分とする塗料を塗布して光硬化性層を積層する積層工程と、
前記積層工程後に、前記光硬化性層を乾燥する乾燥工程と、
前記乾燥工程後に、予めその表面に略凹凸加工が施されてなるスタンパーフィルムの凹凸加工面側を前記光硬化性層表面に貼着して積層体を得る貼着工程と、
前記貼着工程後に、前記積層体全体に対し前記スタンパーフィルム側から光を照射してなる照射工程と、
をこの順に実行してなる、積層体の製造方法であって、
前記光硬化性樹脂が、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、又はポリエステルアクリレートの何れか若しくは複数であり、
前記積層体全体に照射する光の波長が200nm以上500nm以下であり、かつピーク波長が360nm以上であり、なおかつ照射した光のピーク照度が200mW/cm2以上であり、なおかつ積算光量が200mJ/cm2であり、
前記スタンパーフィルムが、ポリカーボネートフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリメチルメタアクリレートィルム、ピリビニルカーボネートフィルム、又はPSフィルムの何れか若しくは複数を原材料とする、前記光の波長を透過させることができるプラスチックフィルムであって、かつその厚みが25μm以上100μm以下であること、
を特徴とする、積層体の製造方法。 - 請求項1に記載の積層体の製造方法であって、
前記略凹凸加工が、ヘアライン加工、マット加工、エンボス加工、又は規則的あるいは不規則的な凹凸形状加工、の何れか若しくはこれらを組み合わせてなること、
を特徴とする、積層体の製造方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の積層体の製造方法であって、
前記照射工程後において、前記積層体から前記スタンパーフィルムを剥離してなる剥離工程と、
前記剥離工程に、剥離された前記スタンパーフィルムを回収するスタンパーフィルム回収工程と、
を更に備えてなること、
を特徴とする、積層体の製造方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の積層体の製造方法であって、
前記光硬化性層が、ハードコート性、防汚性、防指紋性、防眩性、又は帯電防止性、の何れか若しくは複数の機能を備えてなること、
を特徴とする、積層体の製造方法。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の積層体の製造方法であって、
前記プラスチックフィルムの片面若しくは両側の表面に、
接着性を備えた接着層、金属光沢を呈する金属層、又は印刷が施された印刷層、
の何れか若しくは複数の層が積層されてなること、
を特徴とする、積層体の製造方法。 - 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の積層体の製造方法によって得られてなること、
を特徴とする、積層体。 - 請求項6に記載の積層体を製造するための製造装置であって、
基材となるプラスチックフィルムを搬出する基材フィルム巻出部と、
前記基材フィルム巻出部より搬出されたプラスチックフィルムの表面に光硬化性樹脂を主成分とする塗料を塗布して光硬化性樹脂層を積層してなる塗布積層部と、
前記塗布積層部を経たプラスチックフィルム表面に積層されてなる光硬化性樹脂層を乾燥させる乾燥部と、
予めその表面に略凹凸加工が施されてなるスタンパーフィルムを搬出するスタンパーフィルム巻出部と、
前記スタンパーフィルム巻出部から搬出されたスタンパーフィルムの前記凹凸加工面側を、前記光硬化性樹脂層が積層されたプラスチックフィルム表面に貼着して積層体を得る貼着部と、
前記貼着部を経た前記積層体全体に対し前記スタンパーフィルム側から光を照射してなる照射部と、
を備えてなること、
を特徴とする、積層体の製造装置。 - 請求項7に記載の積層体の製造装置であって、
前記照射部を経た積層体から前記スタンパーフィルムを剥離してなる剥離部と、
前記剥離部にて剥離された前記スタンパーフィルムを巻き取るスタンパーフィルム巻取部と、
前記剥離部を経て前記スタンパーフィルムが剥離された状態のフィルムを巻き取るフィルム巻取部と、
を更に備えてなること、
を特徴とする、積層体の製造装置。 - 請求項7又は請求項8に記載の積層体の製造装置であって、
前記略凹凸加工が、ヘアライン加工、マット加工、エンボス加工、又は規則的あるいは不規則的な凹凸形状加工、の何れか若しくはこれらを組み合わせてなること、
を特徴とする、積層体の製造装置。
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JP2013527487A (ja) * | 2010-03-18 | 2013-06-27 | ザ ジレット コンパニー | 金属化ホログラフィー効果を有する物品 |
JP2014188902A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Oji Holdings Corp | 表示物 |
JP2016505420A (ja) * | 2012-12-10 | 2016-02-25 | エルジー・ハウシス・リミテッドLg Hausys,Ltd. | 紫外線硬化樹脂を用いた金属外観効果を具現するインテリアフィルム及びその製造方法 |
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