JP2007294079A - 磁気テープ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非磁性支持体の一方の面に、非磁性粉末及び結合剤を含む実質的に非磁性である非磁性層と強磁性粉末を結合剤中に分散してなる磁性層をこの順に設けたものであって、幅方向の温度膨張係数が0〜10×10-6/℃で、幅方向の湿度膨張係数が0〜7×10-6/%RHで、該磁気テープに対して60℃で1Nの引張応力を前記磁気テープ長手方向に50時間加えたとき、前記磁気テープの幅方向の寸法変形量が0.01%以上0.06%以下であることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
従来の磁気テープは、支持体上に層厚が2.0〜3.0μm程度と比較的厚い単層構造の強磁性粉末及び結合剤を含む磁性層が設けられた基本構成を有している。このような単層構造の磁性層を有する磁気テープは、昨今の大量のデータを保存する媒体としてニーズに十分対応できないという問題がある。
このサーボ信号は複数のサーボバンドからなり、それぞれのサーボバンド内で幅方向に変化する信号を有している。従ってそのサーボ信号を再生することで再生ヘッドがサーボバンドに対してどの位置にあるかを検出することができる。このようなサーボ信号を記録した磁気テープを用いるシステムにおいては、サーボバンド間の幅方向の間隔、及びサーボバンドの幅が変動しないことが好ましい。即ち、磁気テープの幅方向の寸法が変化しないことが好ましい。
本発明の目的は、温度や湿度の環境変化での幅方向の寸法変化が少なく、高温環境下の保存においても幅の狭いトラックにも拘らず走行時のトラックずれ(オフトラック)を少なくして記録再生を高出力かつ高信頼性に優れた高記録密度を有する磁気テープを提供することである。
(1)長手方向ヤング率が6GPa以上である。
(2)磁性層の乾燥厚みが10〜100nmであり、かつ磁性層の抗磁力が159.2kA/m(2000Oe)以上である。
なお、本発明でいうTgは、10Hzで測定した動的粘弾性測定の損失弾性率の極大値の温度によって測定された値である。公知の動的粘弾性測定装置、例えば、セイコーインスツルメンツ社製、EXSTAR6000ステーションに接続されたDMS6100を用いて温度15℃〜200℃の間で10Hzにて測定し、損失弾性率の極大値の温度を求める。
補強層を形成する支持体材料のヤング率水準に応じて補強層の厚さを調整すればよい。補強層の厚さは、20〜500nmが好ましく、さらに好ましくは20〜300nm、より好ましくは30〜100nmである。また、補強層は単層でも多層でも何れでも良い。
ここで、「酸素濃度が大きい」とは、相対的にその他の部分よりも酸素濃度が大きいことであり、特に濃度の変動が10原子%以上ある場合を含む。
補強層は非磁性支持体の少なくとも片面に形成し、必要に応じて両面に形成しても良い。好ましくは、後述する磁性層が形成される面に形成する。
本発明に用いられる非磁性支持体は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、等のポリエステル類、ポリオレフィン類、セルローストリアセテート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリスルフォン、ポリアラミド、芳香族ポリアミド、ポリベンゾオキサゾールなどの公知のフィルムが使用できる。ポリエチレンナフタレート、ポリアミドなどの高強度支持体を用いることが好ましい。また必要に応じ、磁性面とベース面の表面粗さを変えるため特開平3−224127に示されるような積層タイプの支持体を用いることもできる。これらの支持体にはあらかじめコロナ放電処理、プラズマ処理、易接着処理、熱処理、除塵処理、などをおこなっても良い。また本発明の支持体としてアルミまたはガラス基板を適用することも可能である。
中でもポリエステル支持体(以下、単にポリエステルという)が好ましい。このようなポリエステルはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどジカルボン酸およびジオールからなるポリエステルである。
これらを主要な構成成分とするポリエステルの中でも透明性、機械的強度、寸法安定性などの点から、ジカルボン酸成分として、テレフタル酸及び/または2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジオール成分として、エチレングリコール及び/または1,4−シクロヘキサンジメタノールを主要な構成成分とするポリエステルが好ましい。
なお、本発明に用いられるポリエステルは、二軸延伸されていてもよいし、2層以上の積層体であってもよい。
また、ポリエステルは、さらに他の共重合成分が共重合されていても良いし、他のポリエステルが混合されていても良い。これらの例としては、先に挙げたジカルボン酸成分やジオール成分、またはそれらから成るポリエステルを挙げることができる。
本発明に用いられるポリエステルには、フィルム時におけるデラミネーションを起こし難くするため、スルホネート基を有する芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体、ポリオキシアルキレン基を有するジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体、ポリオキシアルキレン基を有するジオールなどを共重合してもよい。
また、耐熱性を向上する目的では、ビスフェノール系化合物、ナフタレン環またはシクロヘキサン環を有する化合物を共重合することができる。これらの共重合割合としては、ポリエステルを構成するジカルボン酸を基準として、1〜20モル%が好ましい。
また、合成時の各過程で着色防止剤、酸化防止剤、結晶核剤、すべり剤、安定剤、ブロッキング防止剤、紫外線吸収剤、粘度調節剤、消泡透明化剤、帯電防止剤、pH調整剤、染料、顔料、反応停止剤などの各種添加剤の1種又は2種以上を添加させてもよい。
また、支持体を高剛性化するために、これらの材料を高延伸したり、表面に金属や半金属または、これらの酸化物の層を設けることもできる。
磁性層に含まれる強磁性粉末として、その体積が1000〜20000nm3であることが好ましく、2000〜8000nm3であることが更に好ましい。この範囲とすることにより、熱揺らぎにより磁気特性の低下を有効に抑えることができると共に低ノイズを維持したまま良好なC/N(S/N)を得ることができる。強磁性粉末としては、特に制限はないが、強磁性金属粉末、六方晶系フェライト粉末または窒化鉄系粉末が好ましい。
針状粉末の体積は、形状を円柱と想定して長軸長、短軸長から求める。
板状粉末の場合は、形状を角柱(六方晶系フェライト粉末の場合は6角柱)と想定して板径、軸長(板厚)から体積を求める。
窒化鉄系粉末の場合は、形状を球と想定して体積を求める。
本発明の磁気記録媒体における磁性層に用いられる強磁性金属粉末としては、Feを主成分とするもの(合金も含む)であれば、特に限定されないが、α−Feを主成分とする強磁性合金粉末が好ましい。これらの強磁性粉末には所定の原子以外にAl、Si、S、Sc、Ca、Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、Mn、Zn、Ni、Sr、Bなどの原子を含んでもかまわない。Al、Si、Ca、Y、Ba、La、Nd、Co、Ni、Bの少なくとも1つがα−Fe以外に含まれるものが好ましく、特に、Co,Al,Yが含まれるのが好ましい。さらに具体的には、CoがFeに対して10〜40原子%、Alが2〜20原子%、Yが1〜15原子%含まれるのが好ましい。
ノイズが高くなり、120m2/g以上では表面性が得にくく好ましくない。この範囲で
あれば良好な表面性と低いノイズの両立が可能となる。強磁性金属粉末の含水率は0.01〜2%とするのが好ましい。結合剤の種類によって強磁性粉末の含水率は最適化するのが好ましい。強磁性粉末のpHは、用いる結合剤との組合せにより最適化することが好ましい。その範囲は4〜12であるが、好ましくは6〜10である。強磁性粉末は必要に応じ、表面処理を行いAl、Si、Pまたはこれらの酸化物などの形になっていてもかまわない。その量は強磁性粉末に対し0.1〜10%であり表面処理を施すと脂肪酸などの潤滑剤の吸着が100mg/m2以下になり好ましい。強磁性金属粉末には可溶性のNa、Ca、Fe、Ni、Srなどの無機イオンを含む場合があるが200ppm以下であれば特に特性に影響を与える事は少ない。また、本発明に用いられる強磁性金属粉末は、空孔が少ないほうが好ましく、その値は20容量%以下、さらに好ましくは5容量%以下である。
六方晶フェライト粉末には、例えば、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト、鉛フェライト、カルシウムフェライト、それらのCo等の置換体等がある。より具体的には、マグネトプランバイト型のバリウムフェライト及びストロンチウムフェライト、スピネルで粒子表面を被覆したマグネトプランバイト型フェライト、さらに一部にスピネル相を含有したマグネトプランバイト型のバリウムフェライト及びストロンチウムフェライト等が挙げられる。その他、所定の原子以外にAl、Si、S、Sc、Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、Mn、Zn、Ni、Sr、B、Ge、Nbなどの原子を含んでもかまわない。一般には、Co−Zn、Co−Ti、Co−Ti−Zr、Co−Ti−Zn、Ni−Ti−Zn、Nb−Zn−Co、Sb−Zn−Co、Nb−Zn等の元素を添加した物を使用できる。また原料・製法によっては特有の不純物を含有するものもある。好ましいその他の原子およびその含有率は、前記の強磁性金属粉末の場合と同様である。
平均板状比{(板径/板厚)の平均}は1〜15であり、さらに1〜7であることが好ましい。平均板状比が1〜15であれば、磁性層で高充填性を保持しながら充分な配向性が得られ、かつ、粒子間のスタッキングによるノイズ増大を抑えることができる。また、上記粒子サイズの範囲内におけるBET法による比表面積(SBET)は、40m2/g以上が好ましく、40〜200m2/gであることがさらに好ましく、60〜100m2/gであることが最も好ましい。
窒化鉄磁性粒子におけるFe16N2相の平均粒径とは、Fe16N2粒子の表面に層が形成されている場合は、当該層を含まないFe16N2粒子そのものをいう。
窒化鉄磁性粒子はFe16N2相を少なくとも含むが、他の窒化鉄の相を含まないことが好ましい。これは、窒化鉄(Fe4NやFe3N相)の結晶磁気異方性は1×105erg/cc程度であるのに対し、Fe16N2相は2〜7×106erg/ccの高い結晶磁気異方性を有するからである。これにより、微粒子化した際にも高い保磁力を維持する事ができる。この高い結晶磁気異方性は、Fe16N2相の結晶構造に起因する。結晶構造は、N
原子がFeの八面体格子間位置に規則的に入った体心正方晶であり、N原子が格子に入る際の歪が、高い結晶磁気異方性の発生原因と考えられる。Fe16N2相の磁化容易軸は窒
化により伸びたC軸である。
る窒化鉄系磁性粉末の粒径は、鉄粒子の粒径で決まり、鉄粒子の粒径分布は単分散であることが好ましい。これは粒子サイズの大きい粒子と小さい粒子で窒化の度合いが異なり、磁気特性が異なるためである。この意味からも窒化鉄系磁性粉末の粒径分布は単分散であることが好ましい。
なると熱揺らぎの影響が大きくなり、超常磁性化し、磁気記録媒体に適さなくなるからである。また、磁気粘性のためヘッドで高速記録する際の保磁力が高くなり、記録しづらくなるからである。一方、粒径が大きいと、飽和磁化を小さくすることが出来ないため、記録時の保磁力が高くなりすぎ、記録をすることが困難となるからである。また、粒子サイズが大きいと、磁気記録媒体としたときの粒子性のノイズが高くなるからである。粒径分布は、単分散であることが好ましい。これは一般的には、単分散の方が、媒体ノイズが下がるためである。粒径の変動係数は15%以下(好ましくは2〜15%)であり、さらに好ましくは、10%以下(好ましくは2〜10%)である。
が好ましい。これは、微粒子Fe16N2は酸化しやすく、窒素雰囲気でハンドリングを要
するからである。
酸化皮膜は、希土類元素及び/またはシリコン、アルミニウムから選ばれる元素を含んでいることが好ましい。これにより、従来の鉄、Coを主成分とするいわゆるメタル粒子と同様の粒子表面を有することとなり、メタル粒子を取り扱っていた工程との親和性が高くなるからである。希土類元素は、Y,La,Ce,Pr,Nd,Sm,Tb,Dy,Gdが好ましく用いられ、特にYが分散性の観点から好ましく用いられる。
酸化皮膜の厚みは1〜5nmが好ましく、2〜3nmがより好ましい。この範囲より薄いと酸化安定性が低くなりやすく、厚いと実質的に粒子サイズが小さくなりにくくなることがあることによる。
が、79.6〜318.4kA/m(1,000〜4,000Oe)であることが好ましく、159.2〜278.6kA/m(2000〜3500Oe)であることがより好ましい。さらに好ましくは、197.5〜237kA/m(2500〜3000Oe)である。これは、Hcが低いと、例えば面内記録の場合、隣の記録ビットの影響を受けやすくなり、高記録密度に適さなくなることがあるからであり、高すぎると記録されづらくなることがあるからである。
120Am2/kg(80〜120emu/g)がより好ましい。これは低すぎると、信
号が弱くなることがあり、高すぎると例えば面内記録の場合、隣の記録ビットに影響を及ぼしやすくなり、高記録密度に適さなくなるためである。角型比としては、0.6〜0.9が好ましい。
また、この磁性粉末は、BET比表面積が40〜100m2/gであることが好ましい。これは、BET比表面積が小さすぎると、粒子サイズが大きくなり、磁気記録媒体に適用すると粒子性ノイズが高くなり、また磁性層の表面平滑性が低下して、再生出力が低下しやすい。また、BET比表面積が大きすぎると、Fe16N2相を含む粒子が凝集しやすくなり均一な分散物を得ることが難しく、平滑な表面を得ることが難しくなるからである。
窒化鉄磁性粒子の製造方法については、公知技術を適用でき、例えば国際公開第03/079332号パンフレット記載の方法を参考にできる。
本発明の磁気記録媒体の磁性層および非磁性層の結合剤、潤滑剤、分散剤、添加剤、溶剤、分散方法その他は磁性層、非磁性層の公知技術が適用できる。特に、結合剤量、種類、添加剤、分散剤の添加量、種類に関しては磁性層に関する公知技術が適用できる。
〜10Kg/mm2が好ましい。
本発明に用いられる研磨剤としてはα化率90%以上のα−アルミナ、β−アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、コランダム、人造ダイアモンド、窒化珪素、炭化珪素チタンカ−バイト、酸化チタン、二酸化珪素、窒化ホウ素、など主としてモ−ス硬度6以上の公知の材料が単独または組合せで使用される。また、これらの研磨剤同士の複合体(研磨剤を他の研磨剤で表面処理したもの)を使用してもよい。これらの研磨剤には主成分以外の化合物または元素が含まれる場合もあるが主成分が90%以上であれば効果にかわりはない。これら研磨剤の粒子サイズは0.01〜2μmが好ましく、特に電磁変換特性を高めるためには、その粒度分布が狭い方が好ましい。また耐久性を向上させるには必要に応じて粒子サイズの異なる研磨剤を組み合わせたり、単独の研磨剤でも粒径分布を広くして同様の効果をもたせることも可能である。タップ密度は0.3〜2g/cc、含水率は0.1〜5%、pHは2〜11、比表面積は1〜30m2/gが好ましい。本発明に用いられる研磨剤の形状は針状、球状、サイコロ状、板状のいずれでも良いが、形状の一部に角を有するものが研磨性が高く好ましい。具体的には住友化学社製AKP−12、AKP−15、AKP−20、AKP−30、AKP−50、HIT−20、HIT−30、HIT−55、HIT−60、HIT−70、HIT−80、HIT−100、レイノルズ社製、ERC−DBM、HP−DBM、HPS−DBM、不二見研磨剤社製、WA10000、上村工業社製、UB20、日本化学工業社製、G−5、クロメックスU2、クロメックスU1、戸田工業社製、TF100、TF140、イビデン社製、ベータランダムウルトラファイン、昭和鉱業社製、B−3などが挙げられる。これらの研磨剤は必要に応じ非磁性層に添加することもできる。非磁性層に添加することで表面形状を制御したり、研磨剤の突出状態を制御したりすることができる。これら磁性層、非磁性層の添加する研磨剤の粒径、量はむろん最適値に設定すべきものである。
次に非磁性層に関する詳細な内容について説明する。本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上に非磁性粉末と結合剤を含む非磁性層を有することができる。非磁性層に使用できる非磁性粉末は、無機物質でも有機物質でもよい。また、カーボンブラック等も使用できる。無機物質としては、例えば金属、金属酸化物、金属炭酸塩、金属硫酸塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物などが挙げられる。
本発明で用いられる磁気記録媒体の厚み構成は、非磁性支持体の厚みが前述のように3〜80μm、より好ましくは3〜50μm、とくに好ましくは3〜10μmである。また、非磁性支持体と非磁性層又は磁性層の間に下塗り層を設けた場合、下塗り層の厚みは、0.01〜0.8μm、好ましくは0.02〜0.6μmである。
磁性層の平均厚みδと標準偏差σは、以下(1),(2)のようにして求めた。
(1)磁気テープ断面像の取得
包埋ブロックを用いたウルトラミクロトーム法により、テープの長手方向に平行な断面超薄切片(切片厚、約80nm〜100nm)を切り出す。透過型電子顕微鏡 (HITACHI製TEM H-9000)を用いて、切り出した断面超薄切片中の磁気テープ断面の写真を、倍率10万倍・磁性層・非磁性層界面を中心にテープ長手方向に連続して25〜30μm分撮影して、磁気テープの連続断面像を取得する。
(2)得られた連続写真から、目視にて磁性層表面と磁性層/非磁性層界面ラインを引き、磁性層をトリミングする。次に、トリミングした磁性層ラインをスキャナーで取り込み、磁性層表面と磁性層/非磁性層界面の幅を画像処理して磁性層の平均厚みδと標準偏差σを
算出する。画像処理には、CarlZeiss社製 KS Imaging Systems Ver.3を用い、磁性層長
手方向に12.5nmおきに約2100点の磁性層厚み幅を測定した。スキャナーからの画像取り込み及び画像解析の際のscale補正は実寸2cmのラインを用いて行った。
本発明の磁気記録媒体には、非磁性支持体の他方の面にバック層を設けるのが好ましい。バック層には、カーボンブラックと無機粉末が含有されていることが好ましい。結合剤、各種添加剤は、磁性層や非磁性層の処方が適用される。バック層の厚みは、0.9μm以下が好ましく、0.1〜0.7μmが更に好ましい。
本発明の製造方法は、非磁性支持体の少なくとも一方の面に強磁性粉末と結合剤とを含む磁性層用塗料を塗布し、塗布原反を得る工程と、前記塗布原反を巻き取りロールに巻き取る工程と、前記巻き取りロールに巻き取られた塗布原反を巻き出し、カレンダー処理する工程とを有する。
カレンダー処理には、例えばスーパーカレンダーロールなどが利用される。カレンダー処理によって、表面平滑性が向上するとともに、乾燥時の溶剤の除去によって生じた空孔が消滅し磁性層中の強磁性粉末の充填率が向上するので、電磁変換特性の高い磁気記録媒体を得ることができる。カレンダー処理する工程は、塗布原反の表面の平滑性に応じて、カレンダー処理条件を変化させながら行うことが好ましい。
したがって、カレンダー処理工程で、カレンダー処理条件、例えばカレンダーロール圧力を変化させ、塗布原反の巻き取りによって生じた長手方向における平滑性の相違を相殺するのが好ましい。具体的には、巻き取りロールから巻き出された塗布原反の外側から芯側に向かってカレンダーロールの圧力を低下させていくのが好ましい。本発明者らの検討によれば、カレンダーロールの圧力を下げると光沢値は低下する(平滑性が低下する)ことが見出されている。これにより、塗布原反の巻き取りによって生じた長手方向における平滑性の相違が相殺され、長手方向において品質にばらつきのない最終製品が得られる。
本発明に用いられる磁気記録媒体の磁性層の飽和磁束密度は100〜400mTが好ましい。また磁性層の抗磁力(Hc)は、143.2〜318.3kA/m(1800〜4
000Oe)が好ましく、159.2〜278.5kA/m(2000〜3500Oe)が更に好ましい。抗磁力の分布は狭い方が好ましく、SFD及びSFDrは0.6以下、さらに好ましくは0.3以下である。
500V以内が好ましい。磁性層の0.5%伸びでの弾性率は、面内各方向で好ましくは0.98〜19.6GPa(100〜2000kg/mm2)、破断強度は、好ましくは98〜686MPa(10〜70kg/mm2)、磁気記録媒体の弾性率は、面内各方向で好ましくは0.98〜14.7GPa(100〜1500kg/mm2)、残留のびは、好ましくは0.5%以下、100℃以下のあらゆる温度での熱収縮率は、好ましくは1%以下、さらに好ましくは0.5%以下、最も好ましくは0.1%以下である。
本発明の磁気記録再生方法は、特に限定されないが、本発明の磁気記録媒体に最大線記録密度200KFCI以上で磁気記録された信号をMRヘッドにより再生することが好ましい。
なお実施例中の「部」の表示は「質量部」を示す。
強磁性金属粉末 100部
組成 Fe/Co=100/30(原子比)
Hc:189.600kA/m(2400 Oe)
SBET:70m2/g
平均長軸長:45nm
結晶子サイズ:13nm(130Å)
飽和磁化量σs:110A・m2/kg(110emu/g)
表面処理剤:Al2O3、Y2O3
塩化ビニル系共重合体(日本ゼオン(株)製MR−110) 12部
−SO3Na含有量:5×10−6eq/g)、重合度:350
エポキシ基(モノマー単位で3.5質量%)
ポリエステルポリウレタン樹脂 4部
東洋紡製UR−8200
α−アルミナ(平均粒子径:0.1μm) 2部
カーボンブラック(平均粒子径:0.08μm) 0.5部
ステアリン酸 2部
メチルエチルケトン 90部
シクロヘキサン 30部
トルエン 60部
非磁性粉体 αFe2O3 ヘマタイト 80部
長軸長:0.15μm
BET法による比表面積:110m2/g
pH:9.3
タップ密度:0.98
表面処理剤:Al2O3、SiO2
カーボンブラック(三菱カーボン(株)製) 20部
平均一次粒子径:16nm
DBP吸油量:80ml/100g
pH:8.0
SBET:250m2/g
揮発分:1.5%
塩化ビニル系共重合体 12部
日本ゼオン製MR−110
ポリエステルポリウレタン樹脂 12部
東洋紡製UR−8200
ステアリン酸 2部
メチルエチルケトン 150部
シクロヘキサン 50部
トルエン 50部
合溶液40部を加え、1μmの平均孔径を有するフィルターを用いて濾過し、上層磁性層形成用塗布液1および下層非磁性層形成用塗布液をそれぞれ調製した。
微粒子カーボンブラック 100部
平均粒子径:20nm
粗粒子カーボンブラック 10部
平均粒子径:270nm
ニトロセルロース樹脂 100部
ポリエステルポリウレタン樹脂 30部
分散剤
オレイン酸銅 10部
銅フタロシアニン 10部
硫酸バリウム(沈降性) 5部
メチルエチルケトン 500部
トルエン 500部
α−アルミナ(平均粒子径:0.13μm) 0.5部
)製)]、メチルエチルケトン1000部を添加した後、1μmの平均孔径を有するフィ
ルターを用いて濾過し、バック層形成用塗布液を調製した。
下記表1に示す材質の非磁性支持体材料を、作成時の伸張度変更により、長手方向および幅方向のヤング率を調整することにより、また、実施例1〜実施例7、比較例1〜比較例2は非磁性支持体に下記表1に示す条件で熱処理した。熱処理後、室温まで冷却した。また更に、実施例4、実施例5、比較例1、比較例2は非磁性支持体の磁性層形成面およびその反対側面に、真空蒸着装置を用いて最大入射角60°、フィルム走行速度1.5m/分、電子銃パワー16kWで厚さ50nmのAl2O3補強層を蒸着により成膜して、非磁性支持体を用意した。
上記上層磁性層形成塗布液1と上記下層非磁性層形成用塗布液を、上記表1の非磁性支持体上に、乾燥後の非磁性層の厚さが1.0μmになるように塗布し、100℃で乾燥した。更に、その直後に乾燥後の磁性層の厚さが0.08μmになるようにウェットオンドライ塗布し、100℃で乾燥した。この時、磁性層が未乾燥の状態で300mT(3000ガウス)の磁石で磁場配向を行った。その後、該非磁性支持体の他方の側に、上記バック層形成用塗布液を乾燥後のバック層の厚さが0.5μmとなるように塗布し、乾燥してバック層を設けて、非磁性支持体の一方の面に下層と磁性層とが、そして他方の面にバック層がそれぞれ設けられた磁気記録積層体ロールを得た。更に、金属ロールのみから構成される7段のカレンダーで速度100m/min、線圧300kg/cm、温度90℃で表面平滑化処理を行った後、70℃で24時間加熱硬化処理を行い、1/2インチ幅にスリットしLTO−G3カートリッジに650m巻き込み、磁気テープカートリッジを作成した。
温度膨張係数及び湿度膨張係数の測定
(温度膨張係数の測定)
1/2インチ幅の磁気テープを300mmの長さに切り出したサンプルを用いた。測定装置はキーエンス社製レーザースキャンマイクロメーターを組み込んだ自作の装置を用い、サンプルをセットし1Nの荷重を掛けた装置を50%RH一定環境下で温度を10〜45℃まで変化させてテープ幅の変化を測定し、以下の式により温度膨張係数を求めた。
<温度膨張係数>=((テープ幅変化)/(初期テープ幅))/(温度変化)
同様の測定機を用い、25℃の一定環境下に制御されたチャンバーの中に入れ、湿度を10%RH〜80%RHまで変化させてテープ幅の変化を測定した。そして、以下の式より湿度膨張係数を求めた。
<湿度膨張係数>=((テープ幅変化)/(初期テープ幅))/(湿度変化)
同様の測定機を用い、60℃dry一定環境下において、サンプルの長手方向の1Nの荷重を掛けて50時間にわたりテープの幅変化を測定した。そして、以下の式によりクリープ量を求めた。
<クリープ量>=|(テープ幅変化)|/(初期テープ幅)(||は絶対値)
ドラムテスターで1/2インチテープを相対速度2m/secで走行させヘッドを押し当て記録、再生を行った。
記録ヘッド:飽和磁化1.3T、ギャップ長0.2μm、トラック幅10μmのMIGヘッドを用いた。記録電流は、各テープの最適記録電流に設定した。
再生ヘッド:トラック幅1.5μm、シールド間隔0.16μmの巨大磁気抵抗型ヘッド(GMRヘッド)を用いた。
25℃50%RHにおいて、1MbitのM系列のパターンを16/17変調し、400kbpiで記録し、25℃50%RH、40℃80%RHの各環境下で再生した波形を捕捉し、EPR4MLの信号処理をソフトで行いエラーレートを算出した。25℃50%RHでの値と、40℃80%RHでの値を求め、次式にて計算した。
LTO-G3ドライブを用いて、上記(実施例1)〜(実施例7)および(比較例1)〜(比較例3)の各磁気テープカートリッジサンプルのリール外側と芯側の記録・再生を行い、保存初期の再生特性とした。そして、その各磁気テープカートリッジを60℃、90%RHの雰囲気中に336時間保存した後、リール外側と芯側(保存前と同じ位置)の記録信号の再生を行い、各保存前のリール外側の特性を0dBとし、リール外側と芯側とで小さい方の値を保存後再生特性とする。保存後再生特性が−3dBより小さいものをNGとした。
Claims (3)
- 非磁性支持体の一方の面に、非磁性粉末及び結合剤を含む実質的に非磁性である非磁性層と強磁性粉末を結合剤中に分散してなる磁性層をこの順に設けた磁気テープにおいて、該磁気テープの幅方向の温度膨張係数が0〜10×10-6/℃で、該磁気テープの幅方向の湿度膨張係数が0〜7×10-6/%RHで、該磁気テープに対して60℃で1Nの引張応力を前記磁気テープ長手方向に50時間加えたとき、前記磁気テープの幅方向の寸法変形量が0.01%以上0.06%以下であることを特徴とする磁気テープ。
- 長手方向ヤング率が6GPa以上であることを特徴とする請求項1記載の磁気テープ。
- 前記磁性層の乾燥厚みが10〜100nmであり、かつ前記磁性層の抗磁力が159.2kA/m(2000
Oe)以上であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の磁気テープ。
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