JP2007294085A - 磁気記録媒体、磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非磁性支持体上に非磁性粉末および結合剤を含む非磁性層ならびに強磁性粉末および結合剤を含む磁性層をこの順に有する磁気記録媒体。磁性層の厚さは30〜130nmの範囲であり、かつ磁性層表面の光沢度は155〜270%の範囲である。
【選択図】なし
Description
特許文献3に記載されているように、比較的厚い単層構造の磁性層を有する磁気記録媒体では、記録過程での自己減磁、再生過程での出力低下という厚み損失の問題が生じる。
これに対し、特許文献1および2には、特許文献3に記載の磁性層よりも薄層化された磁性層を、非磁性層上に形成した重層構成の磁気記録媒体の開示がある。これにより、上記の磁性層の厚み損失による出力低下をある程度改良することはできる。しかし、本発明者らの検討の結果、特許文献1および2の実施例の磁気記録媒体は、非磁性層上に形成された磁性層が比較的厚いため、例えば磁性層の表面光沢度を特許文献2に記載の範囲としても、短波長記録領域では依然として十分なSNRを得ることは困難であり、特にMRヘッド(特にGMRヘッド)再生時には良好なSNRを得ることはきわめて困難であることが判明した。これは、磁性層が依然として比較的厚いため、短波長領域での記録再生特性が低下すること、磁性層の単位面積あたりの飽和磁束φmが大きくなりMRヘッドの飽和を引き起こすことに起因すると考えられる。
光沢度は、可視光の反射率を示し、比較的短い波長の粗さを示している。従って、短波長特性を向上させるためには光沢度を向上させることが重要である。上記光沢度は従来、磁性層の表面性、充填性、配列性を表すものとして認識されていた。そのため、特許文献2では、磁性層の表面性、充填性、配列性に基づき表面光沢度を制御することが提案されている。しかし、磁性層がきわめて薄層化(130nm以下)されると、表面光沢度に対して磁性層の影響だけではなく磁性層の下層の表面性、即ち磁性層と非磁性層との界面の影響も顕在化することが、本発明者らの検討の結果、新たに判明した。これは、磁性層がきわめて薄層化されると光が透過するため表面光沢度に対して非磁性層と磁性層との界面の粗さ(界面変動)も大きく影響するようになるからと考えられる。
以上の知見に基づき本発明者らは更に検討を重ね、磁性層の表面性、充填性、配列性に加えて磁性層と非磁性層との界面の粗さをも制御して磁性層表面の光沢度を155〜270%とすることにより、短波長領域において優れた特性を発揮し、MRヘッド再生時、特にGMRヘッド再生時に良好なSNRを得ることができることを新たに見出し、本発明を完成するに至った。
[1]非磁性支持体上に非磁性粉末および結合剤を含む非磁性層ならびに強磁性粉末および結合剤を含む磁性層をこの順に有する磁気記録媒体であって、
磁性層の厚さは30〜130nmの範囲であり、かつ
磁性層表面の光沢度は155〜270%の範囲であることを特徴とする磁気記録媒体。
[2]磁性層の単位面積あたりの飽和磁束φmは5mT・μm以上20mT・μm以下である[1]に記載の磁気記録媒体。
[3]磁性層表面の光沢度は、(5×φm+130)%以上270%以下である[2]に記載の磁気記録媒体。
[4]強磁性粉末は六方晶フェライト粉末である[1]〜[3]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[5]六方晶フェライト粉末は、平均板径が10〜40nmの範囲であり、かつ平均板比が1.5〜4.5の範囲である[4]に記載の磁気記録媒体。
[6]再生ヘッドとして巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドを使用する磁気信号再生システムにおいて使用される[1]〜[5]のいずれかに記載の磁気記録媒体。
[7][1]〜[5]のいずれかに記載の磁気記録媒体および再生ヘッドを含む磁気信号再生システム。
[8]再生ヘッドは巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドである[7]に記載の磁気信号再生システム。
[9][1]〜[5]のいずれかに記載の磁気記録媒体に記録された磁気信号を再生ヘッドを用いて再生する磁気信号再生方法。
[10]再生ヘッドは巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドである[9]に記載の磁気信号再生方法。
本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上に非磁性粉末および結合剤を含む非磁性層ならびに強磁性粉末および結合剤を含む磁性層をこの順に有する磁気記録媒体である。本発明の磁気記録媒体は、磁性層の厚さは30〜130nmの範囲であり、かつ磁性層表面の光沢度は155〜270%の範囲である。
以下に、本発明の磁気記録媒体について説明する。
本発明における磁性層表面の光沢度は、JISZ8741に準じ、入射角45°において屈折率1.567のガラス表面の鏡面光沢度を100%として光沢度計を用いて測定した値をいうものとする。
以下に、磁性層表面の光沢度を155〜270%とするための方法について説明する。
非磁性支持体は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、等のポリエステル類、ポリオレフィン類、セルローストリアセテ−ト、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリスルフォン、ポリアラミド、芳香族ポリアミド、ポリベンゾオキサゾ−ルなどの公知のフィルムが使用できる。ポリエチレンナフタレート、ポリアミドなどの高強度支持体を用いることが好ましい。また必要に応じ、磁性面と非磁性支持体面の表面粗さを変えるため特開平3−224127号公報に示されるような積層タイプの支持体を用いることもできる。これらの支持体にはあらかじめコロナ放電処理、プラズマ処理、易接着処理、熱処理、除塵処理、などを行ってもよい。また、支持体としてアルミまたはガラス基板を適用することも可能である。
主要な構成成分のジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルエタンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルチオエーテルジカルボン酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、フェニルインダンジカルボン酸などを挙げることができる。
また、ジオール成分としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビスフェノールフルオレンジヒドロキシエチルエーテル、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ハイドロキノン、シクロヘキサンジオールなどを挙げることができる。
中でも、ポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレン−2,6−ナフタレートを主要な構成成分とするポリエステルや、テレフタル酸と2,6−ナフタレンジカルボン酸とエチレングリコールからなる共重合ポリエステル、およびこれらのポリエステルの二種以上の混合物を主要な構成成分とするポリエステルが好ましい。特に好ましくはポリエチレン−2,6−ナフタレートを主要な構成成分とするポリエステルである。
なお、ポリエステルとしては、二軸延伸されていているものでもよく、2層以上の積層体であってもよい。
中でもポリエステルの重合反応性やフィルムの透明性の点で、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、2−ナトリウムスルホテレフタル酸、4−ナトリウムスルホフタル酸、4−ナトリウムスルホ−2,6−ナフタレンジカルボン酸およびこれらのナトリウムを他の金属(例えばカリウム、リチウムなど)やアンモニウム塩、ホスホニウム塩などで置換した化合物またはそのエステル形成性誘導体、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコール共重合体およびこれらの両端のヒドロキシ基を酸化するなどしてカルボキシル基とした化合物などが好ましい。この目的で共重合される割合としては、ポリエステルを構成するジカルボン酸を基準として、0.1〜10モル%が好ましい。
また、耐熱性を向上する目的では、ビスフェノール系化合物、ナフタレン環またはシクロヘキサン環を有する化合物を共重合することができる。これらの共重合割合としては、ポリエステルを構成するジカルボン酸を基準として、1〜20モル%が好ましい。
また、合成時の各過程で着色防止剤、酸化防止剤、結晶核剤、すべり剤、安定剤、ブロッキング防止剤、紫外線吸収剤、粘度調節剤、消泡透明化剤、帯電防止剤、pH調整剤、染料、顔料、反応停止剤などの各種添加剤の1種または2種以上を添加させてもよい。
また、支持体を高剛性化するために、これらの材料を高延伸したり、表面に金属や半金属または、これらの酸化物の層を設けることもできる。
また、非磁性支持体の長手方向および幅方向のヤング率は、6.0GPa以上が好ましく、7.0GPa以上がさらに好ましい。
磁性層に含まれる強磁性粉末としては、強磁性金属粉末、六方晶フェライト粉末、窒化鉄粉末等を挙げることができる。
六方晶フェライト粉末には、例えば、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト、鉛フェライト、カルシウムフェライト、それらのCo等の置換体等がある。より具体的には、マグネトプランバイト型のバリウムフェライトおよびストロンチウムフェライト、スピネルで粒子表面を被覆したマグネトプランバイト型フェライト、さらに一部にスピネル相を含有したマグネトプランバイト型のバリウムフェライトおよびストロンチウムフェライト等が挙げられる。その他、所定の原子以外にAl、Si、S、Sc、Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、Mn、Zn、Ni、Sr、B、Ge、Nbなどの原子を含んでもかまわない。一般には、Co−Zn、Co−Ti、Co−Ti−Zr、Co−Ti−Zn、Ni−Ti−Zn、Nb−Zn−Co、Sb−Zn−Co、Nb−Zn等の元素を添加したものを使用できる。また原料・製法によっては特有の不純物を含有するものもある。
抗磁力(Hc)は、粒子サイズ(板径・板厚)、含有元素の種類と量、元素の置換サイト、粒子生成反応条件等により制御できる。
本発明における窒化鉄粉末とは、少なくともFe16N2相を含む磁性粉末を意味するが、Fe16N2相以外の窒化鉄の相を含まないことが好ましい。これは、窒化鉄(Fe4NやFe3N相)の結晶磁気異方性は1×105erg/cc(1×10-2J/cc)程度であるのに対し、Fe16N2相は2×106〜7×106erg/cc(2×10-1〜7×10-1J/cc)の高い結晶磁気異方性を有するからである。これにより、微粒子化した際にも高い保磁力を維持することができる。この高い結晶磁気異方性は、Fe16N2相の結晶構造に起因する。結晶構造は、N原子がFeの八面体格子間位置に規則的に入った体心正方晶であり、N原子が格子に入る際の歪が、高い結晶磁気異方性の発生原因と考えられる。Fe16N2相の磁化容易軸は窒化により伸びたC軸である。
磁性層に使用する強磁性金属粉末は、特に制限されるべきものではないが、α−Feを主成分とする強磁性金属粉末を用いることが好ましい。これらの強磁性金属粉末には、所定の原子以外にAl、Si、S、Sc、Ca、Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、Mn、Zn、Ni、Sr、Bなどの原子を含んでもかまわない。特に、Al、Si、Ca、Y、Ba、La、Nd、Co、Ni、Bの少なくとも1つをα−Fe以外に含むことが好ましく、Co、Y、Alの少なくとも一つを含むことがさらに好ましい。Coの含有量はFeに対して0原子%以上40原子%以下であることが好ましく、さらに好ましくは15原子%以上35原子%以下、より好ましくは20原子%以上35原子%以下である。Yの含有量は1.5原子%以上12原子%以下であることが好ましく、さらに好ましくは3原子%以上10原子%以下、特に好ましくは4原子%以上9原子%以下である。Alは1.5原子%以上12原子%以下であることが好ましく、さらに好ましくは3原子%以上10原子%以下、より好ましくは4原子%以上9原子%以下である。
結合剤としては従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物を使用することができる。熱可塑性樹脂としては、ガラス転移温度が−100〜150℃、数平均分子量が1,000〜200,000、好ましくは10,000〜100,000、重合度が約50〜1000程度のものを使用することができる。先に説明したように非磁性層に熱硬化性樹脂を使用しサーモ処理を行うことにより、非磁性層の耐溶剤性を高め、磁性層と非磁性層との界面の粗さを低減することにより表面光沢度をコントロールすることも可能である。
研磨剤としてはα化率90%以上のα−アルミナ、β−アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、コランダム、人造ダイアモンド、窒化珪素、炭化珪素チタンカ−バイト、酸化チタン、二酸化珪素、窒化ホウ素、など主としてモ−ス硬度6以上の公知の材料を単独または組合せて使用することができる。また、これらの研磨剤同士の複合体(研磨剤を他の研磨剤で表面処理したもの)を使用してもよい。これらの研磨剤には主成分以外の化合物または元素が含まれる場合もあるが主成分が90%以上であれば効果にかわりはない。これら研磨剤の粒子サイズは0.01〜2μmが好ましく、特に電磁変換特性を高めるためには、その粒度分布が狭い方が好ましい。また耐久性を向上させるには必要に応じて粒子サイズの異なる研磨剤を組み合わせたり、単独の研磨剤でも粒径分布を広くして同様の効果をもたせることも可能である。タップ密度は0.3〜2g/cc、含水率は0.1〜5%、pHは2〜11、比表面積は1〜30m2/gが好ましい。研磨剤の形状は針状、球状、サイコロ状、板状のいずれでもよいが、形状の一部に角を有するものが研磨性が高く好ましい。具体的には住友化学社製AKP−12、AKP−15、AKP−20、AKP−30、AKP−50、HIT−20、HIT−30、HIT−55、HIT−60、HIT−70、HIT−80、HIT−100、レイノルズ社製ERC−DBM、HP−DBM、HPS−DBM、不二見研磨剤社製WA10000、上村工業社製UB20、日本化学工業社製G−5、クロメックスU2、クロメックスU1、戸田工業社製TF100、TF140、イビデン社製ベータランダムウルトラファイン、昭和鉱業社製B−3などが挙げられる。これらの研磨剤は必要に応じ非磁性層に添加することもできる。非磁性層に添加することで表面形状を制御したり、研磨剤の突出状態を制御したりすることができる。これら磁性層、非磁性層の添加する研磨剤の粒径、量はむろん最適値に設定すべきものである。
次に非磁性層に関する詳細な内容について説明する。本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上に非磁性粉末と結合剤を含む非磁性層を有する。非磁性層に使用できる非磁性粉末は、無機物質でも有機物質でもよい。また、カーボンブラック等も使用できる。無機物質としては、例えば金属、金属酸化物、金属炭酸塩、金属硫酸塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物などが挙げられる。
また、放射線硬化型化合物は、非磁性層の耐溶剤性向上のために非磁性層に用いることもできる。
本発明の磁気記録媒体の厚み構成は、非磁性支持体の厚みが前述のように、好ましくは3〜80μm、より好ましくは3〜50μm、特に好ましくは3〜10μmである。また、非磁性支持体と非磁性層の間に下塗り層を設ける場合、下塗り層の厚みは、例えば0.01〜0.8μm、好ましくは0.02〜0.6μmである。
本発明の磁気記録媒体には、非磁性支持体の非磁性層および磁性層を有する面とは反対の面にバック層を設けることが好ましい。バック層には、カーボンブラックと無機粉末が含有されていることが好ましい。バック層形成のための結合剤、各種添加剤は、磁性層や非磁性層の処方を適用することができる。バック層の厚みは、0.9μm以下が好ましく、0.1〜0.7μmが更に好ましい。
磁性層、非磁性層またはバック層を形成するための塗布液を製造する工程は、少なくとも混練工程、分散工程、およびこれらの工程の前後に必要に応じて設けた混合工程からなる。個々の工程はそれぞれ2段階以上に分かれていてもかまわない。本発明で用いられる強磁性粉末、非磁性粉末、結合剤、カーボンブラック、研磨材、帯電防止剤、潤滑剤、溶剤などすべての原料はどの工程の最初または途中で添加してもかまわない。また、個々の原料を2つ以上の工程で分割して添加してもかまわない。例えば、ポリウレタンを混練工程、分散工程、分散後の粘度調整のための混合工程で分割して投入してもよい。本発明の目的を達成するためには、従来の公知の製造技術を一部の工程として用いることができる。混練工程ではオープンニーダ、連続ニーダ、加圧ニーダ、エクストルーダなど強い混練力をもつものを使用することが好ましい。これらの混練処理の詳細については特開平1−106338号公報、特開平1−79274号公報に記載されている。また、磁性層塗布液、非磁性層塗布液またはバック層塗布液を分散させるには、ガラスビーズを用いることができる。このようなガラスビーズは、高比重の分散メディアであるジルコニアビーズ、チタニアビーズ、スチールビーズが好適である。これら分散メディアの粒径と充填率は最適化して用いられる。分散機は公知のものを使用することができる。非磁性層と磁性層の界面変動を抑制するには、非磁性層表面を平滑にすることが有効である。その為に、非磁性層塗布液の分散条件を磁性層塗布液の分散条件に対し強化する手法を用いることが出来る。すなわち、分散メディアに関しては高比重で小径のビーズを、充填度を高めて使用することが有効である。また、分散時間は生産適正のある範囲内で、長時間の分散をすることが望ましい。
また、複数の磁性層塗布液を逐次または同時に重層塗布してもよく、非磁性層塗布液と磁性層塗布液とを逐次または同時に重層塗布してもよい。上記磁性層塗布液または非磁性層塗布液を塗布する塗布機としては、エアードクターコート、ブレードコート、ロッドコート、押出しコート、エアナイフコート、スクイズコート、含浸コート、リバースロールコート、トランスファーロールコート、グラビヤコート、キスコート、キャストコート、スプレイコート、スピンコート等が利用できる。これらについては例えば(株)総合技術センター発行の「最新コーティング技術」(昭和58年5月31日)を参考にできる。
カレンダー処理には、例えばスーパーカレンダーロールなどを利用することができる。カレンダー処理によって、表面平滑性が向上するとともに、乾燥時の溶剤の除去によって生じた空孔が消滅し磁性層中の強磁性粉末の充填率が向上するので、電磁変換特性の高い磁気記録媒体を得ることができる。カレンダー処理する工程は、塗布原反の表面の平滑性に応じて、カレンダー処理条件を変化させながら行うことが好ましい。
したがって、カレンダー処理工程で、カレンダー処理条件、例えばカレンダーロール圧力を変化させ、塗布原反の巻き取りによって生じた長手方向における平滑性の相違を相殺することのが好ましい。具体的には、巻き取りロールから巻き出された塗布原反の芯側から外側に向かってカレンダーロールの圧力を低下させていくことが好ましい。本発明者らの検討によれば、カレンダーロールの圧力を下げると光沢度は低下する(平滑性が低下する)ことが見出されている。これにより、塗布原反の巻き取りによって生じた長手方向における平滑性の相違が相殺され、長手方向において品質にばらつきのない最終製品を得ることができる。
また磁性層の十点平均粗さRzは30nm以下が好ましい。これらは支持体のフィラーによる表面性のコントロールやカレンダ処理のロール表面形状などでコントロールすることができる。カールは±3mm以内とすることが好ましい。
磁性層の抗磁力(Hc)は、143.2〜318.3kA/m(1800〜4000Oe)が好ましく、159.2〜278.5kA/m(2000〜3500Oe)が更に好ましい。抗磁力の分布は狭い方が好ましく、SFDおよびSFDrは0.6以下、さらに好ましくは0.3以下である。
通常、線記録密度を表す単位としては、一般にfciとbpiの2種類が使用されている。fciは1inchあたりのビット反転数で媒体上に物理的に記録した密度を表す。一方、bpiは、信号処理も含めた1inchあたりのbit数でシステムに依存する。このため媒体の純粋な性能評価としては、通常fciを使用する。本発明の磁気記録媒体に信号を記録する際の好ましい線記録密度の範囲は、100〜400kfciである。さらには175kfci〜400kfciである。実際に使用されるシステムにおいては信号処理に依存するため一義的に決定されないが、目安としてbpiの0.5〜1倍のfciでの性能が反映される。このため200kbpi〜800kbpi、さらに350kbpi〜800kbpiの範囲が特に好ましい。
更に、本発明は、本発明の磁気記録媒体および再生ヘッドを含む磁気信号再生システ、ならびに、本発明の磁気記録媒体に記録された磁気信号を再生ヘッドを用いて再生する磁気信号再生方法、に関する。前記再生ヘッドは、MRヘッドであることが好ましく、GMRヘッドであることが更に好ましい。本発明の磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法において使用される磁気記録媒体、再生ヘッド等の詳細は、先に説明した通りである。
前述のように、本発明の磁気記録媒体によれば、短波長領域において優れた記録再生特性を得ることができ、更にGMRヘッドよって高感度な読み出しが可能となる。かかる磁気記録媒体を使用する本発明の磁気信号再生システムおよび磁気信号再生方法によれば、高密度記録された信号を良好なSNRで再生することができる。
磁性層塗布液1(強磁性粉末:六方晶フェライト粉末(表1中「BaFe」と記載))の調製
強磁性板状六方晶フェライト粉末 100部
酸素を除く組成(モル比):Ba/Fe/Co/Zn=1/9/0.2/1
Hc:160kA/m(2000Oe)
平均板径、平均板状比:別紙参照
BET比表面積:65m2/g
σs:49A・m2/kg(49emu/g)
ポリウレタン樹脂 15部
分岐側鎖含有ポリエステルポリオール/ジフェニルメタンジイソシアネート系
−SO3Na=400eq/ton
α−Al2O3(粒子サイズ0.15μm) 4部
板状アルミナ粉末 0.5部
ダイヤモンド粉末(平均粒径:60nm) 0.5部
カーボンブラック(平均粒径:20nm) 1部
シクロヘキサノン 110部
メチルエチルケトン 100部
トルエン 100部
ブチルステアレート 2部
ステアリン酸 1部
強磁性針状金属粉末 100部
組成:Fe/Co/Al/Y=62/25/5/8
表面処理層:Al2O3、Y2O3
Hc:167kA/m(2100Oe)
結晶子サイズ:9nm
平均長軸長:40nm
平均針状比:6
BET比表面積:80m2/g
σs:110A・m2/kg(110emu/g)
ポリウレタン樹脂 17部
分岐側鎖含有ポリエステルポリオール/ジフェニルメタンジイソシアネート系
−SO3Na=100eq/ton
フェニルホスホン酸 3部
α−Al2O3(粒子サイズ0.15μm) 5部
ダイヤモンド粉末(平均粒径:60nm) 1部
シクロヘキサノン 110部
メチルエチルケトン 100部
トルエン 100部
ブチルステアレート 2部
ステアリン酸 1部
窒化鉄系磁性粉末(平均粒径:20nm) 100部
Hc:15.9kA/m(2000Oe)
BET比表面積:63m2/g
σs:100A・m2/kg(100emu/g)
塩化ビニル−ヒドロキシプロピルアクリレート共重合樹脂 8部
(含有−SO3Na基:0.7×10-4当量/g)
ポリウレタン樹脂 25部
分岐側鎖含有ポリエステルポリオール/ジフェニルメタンジイソシアネート系
−SO3Na=400eq/ton
α−アルミナ(平均粒径:80nm) 5部
板状アルミナ粉末(平均粒径:50nm) 1部
ダイヤモンド粉末(平均粒径:80nm) 1部
カーボンブラック(平均粒径:25nm) 1.5部
ミリスチン酸 1.5部
メチルエチルケトン 133部
トルエン 100部
ステアリン酸 1.5部
ポリイソシアネート(日本ポリウレタン工業社製コロネートL) 4部
シクロヘキサノン 133部
トルエン 33部
非磁性無機質粉体 85部
α−酸化鉄
表面処理層:Al2O3、SiO2
平均長軸長:0.15μm
タップ密度:0.8
平均針状比:7
BET比表面積:52m2/g
pH8
DBP吸油量:33g/100g
カーボンブラック 15部
DBP吸油量:120ml/100g、pH:8
BET比表面積:250m2/g、揮発分:1.5%
塩化ビニル樹脂(日本ゼオン社製MR110) 10部
ポリレタン樹脂 10部
分岐側鎖含有ポリエステルポリオール/ジフェニルメタンジイソシアネート系
−SO3Na=120eq/ton
フェニルホスホン酸 3部
シクロヘキサノン 140部
メチルエチルケトン 170部
ブチルステアレート 2部
ステアリン酸 1部
カーボンブラック(平均粒径:25nm) 40.5部
カーボンブラック(平均粒径:370nm) 0.5部
硫酸バリウム 4.05部
ニトロセルロース 28部
ポリウレタン樹脂(SO3Na基含有) 20部
シクロヘキサノン 100部
トルエン 100部
メチルエチルケトン 100部
その後、非磁性層上に、乾燥後の厚さが表1記載の厚さとなるように磁性層塗布液1、2または3をウェット・オン・ドライ塗布し、スムージング処理(処理有無は、表1の「平滑化処理」に記載)後、100℃で乾燥させた。その後に更に、金属ロールのみから構成される7段のカレンダーで速度100m/min、線圧350kg/cm(343kN/m)、表1記載の温度(表1の「下層2R処理」に記載)で表面平滑化処理を行った後、1/2インチ幅にスリットして磁気テ−プを作製した。
非磁性層塗布液を乾燥後の厚さが2μmになるように、また磁性層塗布液1を乾燥後の厚さが100nmになるように、厚さ5μmで中心線表面粗さが0.002μmのポリエチレンナフタレート支持体上に塗布速度200m/分で同時重層塗布を行い、5000G(0.5T)の磁力をもつ5mの同極対抗コバルト磁石ゾーン内に80℃の乾燥風を通過させ長手配向させた。その後金属ロールのみから構成される7段構成のカレンダで温度100℃にて処理を行い、1/2インチ幅にスリットして磁気テ−プを作製した。
得られたテープ試料を以下の方法により測定、評価した。結果を表1に示す。
磁性層の中心面平均表面粗さRaは原子間力顕微鏡(AFM)を用いて以下の条件により求めた。
装置:日本Veeco社製 Nanoscope III
モード:AFMモード(コンタクトモード)
測定範囲:40μm角
スキャンライン:512*512
スキャンスピード:2Hz
スキャンの方向:テープの幅方向に平行な方向
電磁変換特性は、ドラムテスター(相対速度2m/sec)を用いて、以下の方法により測定した。
Bs=1.7T、Gap長0.2μmのライトヘッドを用い、線記録密度200kFCIの信号を記録し、GMRヘッド(再生トラック幅(Tw):2.0μm、sh−sh=0.16μm)で再生した。SNRは、200kFCI(記録波長254nm)の出力と0〜400kFCIの積分ノイズの比を測定することで求めた。
JISZ8741に準じ、入射角45°において屈折率1.567のガラス表面の鏡面光沢度を100%として光沢度計を用いて長手方向(テープ走行方向)に測定した。
これに対し、磁性層表面の光沢度が155%未満の比較例1、2、7〜10、磁性層厚が30〜130nmの範囲外の比較例4および5では、いずれもSNRが低下した。磁性層表面の光沢度が270%を超えている比較例3は、塗膜の耐久性に劣り、測定中に塗膜が削れて測定が出来なかった。比較例6は同時重層塗布のため、磁性層と非磁性層との界面の乱れから磁性層表面の光沢度の低下を生じている。その結果、十分なSNRが得られなかった。
Claims (10)
- 非磁性支持体上に非磁性粉末および結合剤を含む非磁性層ならびに強磁性粉末および結合剤を含む磁性層をこの順に有する磁気記録媒体であって、
磁性層の厚さは30〜130nmの範囲であり、かつ
磁性層表面の光沢度は155〜270%の範囲であることを特徴とする磁気記録媒体。 - 磁性層の単位面積あたりの飽和磁束φmは5mT・μm以上20mT・μm以下である請求項1に記載の磁気記録媒体。
- 磁性層表面の光沢度は、(5×φm+130)%以上270%以下である請求項2に記載の磁気記録媒体。
- 強磁性粉末は六方晶フェライト粉末である請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 六方晶フェライト粉末は、平均板径が10〜40nmの範囲であり、かつ平均板比が1.5〜4.5の範囲である請求項4に記載の磁気記録媒体。
- 再生ヘッドとして巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドを使用する磁気信号再生システムにおいて使用される請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁気記録媒体。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁気記録媒体および再生ヘッドを含む磁気信号再生システム。
- 再生ヘッドは巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドである請求項7に記載の磁気信号再生システム。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁気記録媒体に記録された磁気信号を再生ヘッドを用いて再生する磁気信号再生方法。
- 再生ヘッドは巨大磁気抵抗効果型磁気ヘッドである請求項9に記載の磁気信号再生方法。
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