JP2007292571A - 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 - Google Patents
転がり軸受ユニットの荷重測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007292571A JP2007292571A JP2006120083A JP2006120083A JP2007292571A JP 2007292571 A JP2007292571 A JP 2007292571A JP 2006120083 A JP2006120083 A JP 2006120083A JP 2006120083 A JP2006120083 A JP 2006120083A JP 2007292571 A JP2007292571 A JP 2007292571A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensors
- rolling bearing
- load
- load measuring
- measuring device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
【解決手段】図示しない異常監視器により、上記両センサ5、5の出力信号の周波数若しくは周期の差、又は、これら各周波数若しくは周期からそれぞれ求められる上記ハブ2の回転速度の差が、予め設定した閾値を越えた場合に、上記各センサ5、5の出力信号に異常ありと判定する。この様な構成を採用する事により、上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
このうちの転がり軸受ユニットは、静止側周面に静止側軌道を有し、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する回転側軌道輪と、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体とを備える。
又、上記荷重測定装置は、エンコーダと、複数個のセンサと、演算器と、異常監視器とを備える。
このうちのエンコーダは、上記回転側軌道輪の一部に直接又は他の部材を介して支持固定されると共に、上記回転側軌道輪と同心の被検出面を有する。そして、この被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、この被検出面の特性が円周方向に関して変化する位相を、少なくともこの被検出面の幅方向一部分で、この幅方向に応じて連続的に変化させている。
又、上記各センサはそれぞれ、検出部を上記被検出面のうち互いに異なる部分に対向させた状態で、使用時にも回転及び変位しない部分に支持され、上記被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させる。
又、上記演算器は、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に作用する荷重を算出する機能を有する。
又、上記異常監視器は、上記各センサの出力信号の周波数若しくは周期の差、又は、これら各センサの出力信号の周波数若しくは周期からそれぞれ求められる上記回転側軌道輪の回転速度の差を監視する。そして、この差が予め設定した閾値を越えた場合に、何れかのセンサの出力信号に異常ありと判定する機能を有する。この場合に、例えばセンサの数が2個である場合には、何れのセンサが異常であるかの判定は行なえないので、両センサの出力信号を、制御に利用しない。これに対して、センサが3個以上である場合、1個のセンサの出力信号が他の2個以上のセンサの出力信号に対し大きくずれた場合には、当該1個のセンサが異常であると考えられる。そこで、当該1個のセンサの出力信号の利用を停止する。
尚、本発明を実施する場合に、上記異常監視器は、上記演算器と一体化する(この演算器にこの異常監視器の機能を持たせる)事もできる。
本発明の場合、複数個のセンサ(5、5a、5a1 〜5a6 )の出力信号はそれぞれ、回転側軌道輪(ハブ2)及びエンコーダ(4、4a〜4d)の回転速度に比例した周波数を有する。この為、転がり軸受ユニットの荷重測定装置の構成部品や配線等に欠陥が生じていない、正常な状態では、特段の事情がない限り、静止側軌道輪(外輪1)と回転側軌道輪との間に作用する荷重の変化に伴って、上記各センサの出力信号同士の間に、位相差が生じる事はあっても、周波数若しくは周期の差(又はこれら周波数若しくは周期からそれぞれ求められる上記回転速度の差)が生じる事はない。但し、上述した正常な状態でも、特段の事情として、上記エンコーダの被検出面のうち、上記各センサの検出部を対向させる互いに異なる部分同士の間に、誤差によるピッチ差(ピッチ誤差)が生じている場合には、その分だけ、僅かではあるが、上記各センサの出力信号同士の間に、周波数若しくは周期の差(又はこれら周波数若しくは周期からそれぞれ求められる上記回転速度の差)が生じる。
回転軸(14)と、荷重測定装置とを備え、
このうちの荷重測定装置は、複数個のエンコーダ(4e、4e)及びセンサ(5a、5a)と、演算器とを備え、
上記各エンコーダはそれぞれ、上記回転軸のうち軸方向に関して互いに異なる部分(例えば両端部)に支持固定されると共に、この回転軸と同心の被検出面を有し、この被検出面の特性を円周方向に関して交互に且つ互いに同じピッチで変化させており、
上記各センサはそれぞれ、検出部を上記各エンコーダのうち互いに異なるエンコーダの被検出面に対向させた状態で、使用時にも回転及び変位しない部分に支持され、当該被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させるものであり、
上記演算器は、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差に基づいて、上記回転軸の捩り角度と、この回転軸に作用するトルクとのうちの、少なくとも一方を算出する機能を有するものである、と言った構造にも適用できる。
即ち、この様な構造に、本発明が採用する異常検知構造を適用する場合には、上記荷重測定装置に、異常監視器を付加する。この異常監視器は、上記各センサの出力信号の周波数若しくは周期の差、又は、これら各センサの出力信号の周波数若しくは周期からそれぞれ求められる上記回転軸の回転速度の差を監視し、この差が予め設定した閾値を越えた場合に、何れかのセンサの出力信号に異常ありと判定する機能を有するものとする。或は、上記異常監視器を、上記演算器と一体化する(この演算器にこの異常監視器の機能を持たせる)事もできる。
尚、上記回転軸としては、例えば、自動車の駆動系に組み込まれるプロペラシャフトやドライブシャフト、若しくは産業機械や工作機械等の各種機械装置に組み込まれる回転軸を採用できる。
2 ハブ
3 転動体
4、4a〜4e エンコーダ
5、5a、5a1 〜5a6 センサ
6a〜6c 透孔
7a、7b 柱部
8 リム部
9 円筒状部
10 カバー
11 車輪
12 タイヤ
13 路面
14 回転軸
Claims (4)
- 転がり軸受ユニットと、荷重測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、静止側周面に静止側軌道を有し、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する回転側軌道輪と、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記荷重測定装置は、エンコーダと、複数個のセンサと、演算器と、異常監視器とを備え、
このうちのエンコーダは、上記回転側軌道輪の一部に直接又は他の部材を介して支持固定されると共に、上記回転側軌道輪と同心の被検出面を有し、この被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、この被検出面の特性が円周方向に関して変化する位相を、少なくともこの被検出面の幅方向一部分で、この幅方向に応じて連続的に変化させたものであり、
上記各センサはそれぞれ、検出部を上記被検出面のうちの互いに異なる部分に対向させた状態で、使用時にも回転及び変位しない部分に支持され、上記被検出面の特性変化に対応して出力信号を変化させるものであり、
上記演算器は、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差に基づいて上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に作用する荷重を算出する機能を有するものであり、
上記異常監視器は、上記各センサの出力信号の周波数若しくは周期の差、又は、これら各センサの出力信号の周波数若しくは周期からそれぞれ求められる上記回転側軌道輪の回転速度の差を監視し、この差が予め設定した閾値を越えた場合に、何れかのセンサの出力信号に異常ありと判定する機能を有するものである、
転がり軸受ユニットの荷重測定装置。 - エンコーダが、被検出面のうちこの被検出面の幅方向に関して互いに異なる2個所位置に第一、第二の特性変化部を有し、これら両特性変化部の特性を円周方向に関して交互に且つ互いに同じピッチで変化させると共に、少なくとも一方の特性変化部の特性変化の位相を上記幅方向に関し、他方の特性変化部と異なる状態で漸次変化させたものであり、
少なくとも2個のセンサの検出部が、上記第一、第二の両特性変化部のうち円周方向に関する位相が互いに等しい部分に対向している、
請求項1に記載した転がり軸受ユニットの荷重測定装置。 - エンコーダが、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、円周方向に隣り合う特性の境界をそれぞれ、この被検出面の幅方向片側に向かう程円周方向片側に向かう方向に傾斜させたものであり、
少なくとも2個のセンサの検出部が、上記被検出面うち円周方向に関する位相が互いに180度異なる部分に対向している、
請求項1に記載した転がり軸受ユニットの荷重測定装置。 - 転がり軸受ユニットが自動車の車輪支持用ハブユニットであり、使用状態で静止側軌道輪が自動車の懸架装置に支持され、回転側軌道輪であるハブに車輪が結合固定される、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した転がり軸受ユニットの荷重測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006120083A JP4899612B2 (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006120083A JP4899612B2 (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007292571A true JP2007292571A (ja) | 2007-11-08 |
JP2007292571A5 JP2007292571A5 (ja) | 2009-05-28 |
JP4899612B2 JP4899612B2 (ja) | 2012-03-21 |
Family
ID=38763321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006120083A Expired - Fee Related JP4899612B2 (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4899612B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011107079A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Nsk Ltd | 転がり軸受ユニットの物理量測定装置 |
JP2011203094A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Nsk Ltd | 転がり軸受ユニットの物理量測定装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04240503A (ja) * | 1991-01-24 | 1992-08-27 | Teikoku Denki Seisakusho:Kk | 回転機械の軸方向変位検出装置 |
JP2004077159A (ja) * | 2002-08-12 | 2004-03-11 | Koyo Seiko Co Ltd | パルサリングおよびセンサ付き軸受ユニット |
JP2005207788A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Nsk Ltd | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 |
JP2005249726A (ja) * | 2004-03-08 | 2005-09-15 | Nsk Ltd | 車両用荷重測定装置 |
JP2006113017A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Nsk Ltd | エンコーダと、エンコーダ付転がり軸受ユニットと、荷重測定装置付転がり軸受ユニット |
JP2007093580A (ja) * | 2005-05-24 | 2007-04-12 | Nsk Ltd | 変位測定装置付転がり軸受ユニット及び荷重測定装置付転がり軸受ユニット |
-
2006
- 2006-04-25 JP JP2006120083A patent/JP4899612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04240503A (ja) * | 1991-01-24 | 1992-08-27 | Teikoku Denki Seisakusho:Kk | 回転機械の軸方向変位検出装置 |
JP2004077159A (ja) * | 2002-08-12 | 2004-03-11 | Koyo Seiko Co Ltd | パルサリングおよびセンサ付き軸受ユニット |
JP2005207788A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Nsk Ltd | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 |
JP2005249726A (ja) * | 2004-03-08 | 2005-09-15 | Nsk Ltd | 車両用荷重測定装置 |
JP2006113017A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Nsk Ltd | エンコーダと、エンコーダ付転がり軸受ユニットと、荷重測定装置付転がり軸受ユニット |
JP2007093580A (ja) * | 2005-05-24 | 2007-04-12 | Nsk Ltd | 変位測定装置付転がり軸受ユニット及び荷重測定装置付転がり軸受ユニット |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011107079A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Nsk Ltd | 転がり軸受ユニットの物理量測定装置 |
JP2011203094A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Nsk Ltd | 転がり軸受ユニットの物理量測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4899612B2 (ja) | 2012-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008064731A (ja) | 回転機械の状態量測定装置 | |
JP4543643B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 | |
JP2006322928A (ja) | 転がり軸受ユニットの変位測定装置及び荷重測定装置 | |
JP2006337356A (ja) | 変位測定装置付転がり軸受ユニット及び荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP2007210491A (ja) | 車輪周辺装置の演算器ユニット及び演算器ネットワークシステム | |
JP4899612B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 | |
JP4899722B2 (ja) | 状態量測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP4887816B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 | |
JP2006317434A (ja) | 転がり軸受ユニットの変位測定装置及び荷重測定装置 | |
JP2008039155A (ja) | 状態量測定装置付転がり軸受ユニットとその組立方法 | |
JP4952405B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置 | |
JP2007057342A (ja) | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP5092393B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置の組立方法 | |
JP4957357B2 (ja) | 回転支持装置の状態量測定装置 | |
JP4894277B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 | |
JP4935203B2 (ja) | 車輪のトー異常検知装置 | |
JP2009019880A (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置 | |
JP2006258801A (ja) | 変位測定装置付転がり軸受ユニット及び荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP4899311B2 (ja) | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP2008224397A (ja) | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 | |
JP2007010318A (ja) | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP2008122171A (ja) | 状態量測定装置付転がり軸受ユニットのセンサの交換方法 | |
JP4735526B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置 | |
JP2007171102A (ja) | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP2005265035A (ja) | 異常検出機能を備えた転がり軸受ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090415 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090415 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090811 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111206 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4899612 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |