JP2006113017A - エンコーダと、エンコーダ付転がり軸受ユニットと、荷重測定装置付転がり軸受ユニット - Google Patents

エンコーダと、エンコーダ付転がり軸受ユニットと、荷重測定装置付転がり軸受ユニット Download PDF

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    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/01Parts of vehicles in general
    • F16C2326/02Wheel hubs or castors

Abstract

【課題】 永久磁石27を備え、しかも特性変化の境界位置を厳密に規制できる構造を低コストで実現する。
【解決手段】 エンコーダ26は、永久磁石27とマスキング板28とを備える。このうちの永久磁石27は、円環状で、被検出面に対し直角方向に、全周に亙り同方向に着磁されている。又、上記マスキング板28は、上記永久磁石27のうちで上記被検出面となるべき部分を全周に亙り覆う状態で、この永久磁石27に添設されている。そして、上記マスキング板28の円周方向複数個所に設けた、透孔29、29により、上記永久磁石27のうちで上記被検出面となるべき部分を露出させている。
【選択図】 図1

Description

この発明に係るエンコーダと、エンコーダ付転がり軸受ユニットと、荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、例えば車両(自動車)の懸架装置に車輪を回転自在に支持する為の転がり軸受ユニットに組み込んだ転動体の公転速度を検出する為に使用する。更に、この公転速度を利用して、上記車輪に加わる荷重の大きさを求め、車両の安定運行の確保に利用する。或いは、各種工作機械の主軸を支持する為の転がり軸受ユニットに組み込んで、この主軸に加わる荷重を測定し、工具の送り速度等を適切に調節する為に利用する。
例えば、車両の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持する為に、転がり軸受ユニットを使用する。又、車両の走行安定性を確保する為に、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラクションコントロールシステム(TCS)等の車両の走行状態安定化装置が広く使用されている。これらABSやTCS等の走行状態安定化装置によれば、制動時や加速時に於ける車両の走行状態を安定させる事はできるが、より厳しい条件でもこの安定性の確保を図る為には、車両の走行安定性に影響するより多くの情報を取り入れて、ブレーキやエンジンの制御を行なう事が必要になる。
即ち、上記ABSやTCS等の従来の走行状態安定化装置の場合には、タイヤと路面との滑りを検知してブレーキやエンジンを制御する、所謂フィードバック制御を行なっている為、これらブレーキやエンジンの制御が一瞬とは言え遅れる。言い換えれば、厳しい条件下での性能向上を図るべく、所謂フィードフォワード制御により、タイヤと路面との間に滑りが発生しない様にしたり、左右の車輪の制動力が極端に異なる所謂ブレーキの片効きを防止する事はできない。更には、トラック等で、積載状態が不良である事に基づいて走行安定性が不良になるのを防止する事もできない。
この様な問題に対応すべく、上記フィードフォワード制御等を行なう為には、懸架装置に対して車輪を支持する為の転がり軸受ユニットに、この車輪に加わるラジアル荷重とアキシアル荷重とのうちの一方又は双方を測定する為の荷重測定装置を組み込む事が考えられる。この様な場合に使用可能な荷重測定装置付車輪支持用転がり軸受ユニットとして従来から、特許文献1〜4に記載されたものが知られている。
このうちの特許文献1には、ラジアル荷重を測定自在な、荷重測定装置付転がり軸受ユニットが記載されている。この従来構造の第1例の場合には、非接触式の変位センサにより、回転しない外輪と、この外輪の内径側で回転するハブとの径方向に関する変位を測定する事により、これら外輪とハブとの間に加わるラジアル荷重を求める様にしている。求めたラジアル荷重は、ABSを適正に制御する他、積載状態の不良を運転者に知らせる為に利用する。
又、特許文献2には、転がり軸受ユニットに加わるアキシアル荷重を測定する構造が記載されている。この特許文献2に記載された従来構造の第2例の場合、外輪の外周面に設けた固定側フランジの内側面複数個所で、この固定側フランジをナックルに結合する為のボルトを螺合する為のねじ孔を囲む部分に、それぞれ荷重センサを添設している。上記外輪を上記ナックルに支持固定した状態でこれら各荷重センサは、このナックルの外側面と上記固定側フランジの内側面との間で挟持される。この様な従来構造の第2例の転がり軸受ユニットの荷重測定装置の場合、車輪と上記ナックルとの間に加わるアキシアル荷重は、上記各荷重センサにより測定される。
又、特許文献3には、外輪の円周方向4個所位置に支持した変位センサユニットとハブに外嵌固定した断面L字形の被検出リングとにより、上記4個所位置での、上記外輪に対する上記ハブの、ラジアル方向及びスラスト方向の変位を検出し、各部の検出値に基づいて、このハブに加わる荷重の方向及びその大きさを求める構造が記載されている。
更に、特許文献4には、一部の剛性を低くした外輪相当部材に動的歪みを検出する為のストレンゲージを設け、このストレンゲージが検出する転動体の通過周波数から転動体の公転速度を求め、この公転速度から、転がり軸受に加わるアキシアル荷重を測定する方法が記載されている。
前述の特許文献1に記載された従来構造の第1例の場合、変位センサにより外輪とハブとの径方向に関する変位を測定する事で、転がり軸受ユニットに加わる荷重を測定する。但し、この径方向に関する変位量は僅かである為、この荷重を精度良く求める為には、上記変位センサとして、高精度のものを使用する必要がある。高精度の非接触式センサは高価である為、荷重測定装置付転がり軸受ユニット全体としてコストが嵩む事が避けられない。
又、特許文献2に記載された従来構造の第2例の場合、ナックルに対し外輪を支持固定する為のボルトと同数だけ、荷重センサを設ける必要がある。この為、荷重センサ自体が高価である事と相まって、転がり軸受ユニットの荷重測定装置全体としてのコストが相当に嵩む事が避けられない。又、特許文献3に記載された構造は、外輪の周方向4個所位置にセンサを設置する為、上記特許文献1に記載された構造よりも更にコストが嵩む。更に、特許文献4に記載された方法は、外輪相当部材の一部の剛性を低くする必要があり、この外輪相当部材の耐久性確保が難しくなる可能性がある。
又、特許文献1〜4の何れに記載された構造及び方法も、転がり軸受ユニットに加わる荷重を測定する為に専用の機構を設けている。この為、コスト並びに重量が嵩む事が避けられない。
尚、本発明に関連する技術として、特許文献5には、被検出面にN極とS極とを交互に配置したエンコーダを使用する事により、このエンコーダを支持した内輪の芯振れを検出する構造が記載されている。但し、上記特許文献5には、上記エンコーダを利用して、転がり軸受ユニットに加わる荷重を求める技術に関しては、この様な技術を示唆する記述を含めても記載されていない。
これに対して、特願2004−279155号には、小型且つ軽量に構成できて、転がり軸受ユニットに加わる荷重を求められる荷重測定装置付転がり軸受ユニットを実現できる、荷重測定装置付転がり軸受ユニットの構造に関する発明が記載されている。本発明は、この先発明の改良に関するものである為、先ず、この先発明に就いて説明する。
図5〜9は、この先発明の実施の形態の第1例を示している。この荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、車輪支持用転がり軸受ユニット1と、回転速度検出装置としての機能を兼ね備えた、荷重測定装置2とを備える。
このうちの車輪支持用転がり軸受ユニット1は、図5に示す様に、外輪3と、ハブ4と、複数の転動体5、5とを備える。このうちの外輪3は、使用状態で懸架装置に支持固定される静止側軌道輪であって、内周面に複列の外輪軌道6、6を、外周面にこの懸架装置に結合する為の外向フランジ状の取付部7を、それぞれ有する。又、上記ハブ4は、使用状態で車輪を支持固定してこの車輪と共に回転する回転側軌道輪であって、ハブ本体8と内輪9とを組み合わせ固定して成る。この様なハブ4は、外周面の軸方向外端部(懸架装置への組み付け状態で車体の幅方向外側となる端部)に車輪を支持固定する為のフランジ10を、軸方向中間部及び内輪9の外周面に複列の内輪軌道11、11を、それぞれ設けている。上記各転動体5、5は、これら各内輪軌道11、11と上記各外輪軌道6、6との間にそれぞれ複数個ずつ、転動自在に設けて、上記外輪3の内径側に上記ハブ4を、この外輪3と同心に回転自在に支持している。
一方、上記荷重測定装置2は、図5に示す様に、エンコーダ12と、センサ13と、図示しない演算器とを備える。
このうちのエンコーダ12は、支持板14とエンコーダ本体15とから成る。このうちの支持板14は、軟鋼板等の磁性金属板を曲げ形成する事により、円輪部16と円筒部17とを傾斜部により連続させたもので、断面形状を大略J字形とし、全体を円環状としている。又、上記エンコーダ本体15は、ゴム磁石、プラスチック磁石等の永久磁石製で、全体を円輪状としており、上記円輪部16の軸方向内側面に、上記円筒部17と同心に添着固定されている。
上記エンコーダ本体15を構成する永久磁石は、軸方向に着磁されており、その着磁方向を、円周方向に亙り、交互に且つ等間隔で変化させている。従って、被検出面である上記エンコーダ本体15の軸方向内側面には、図6に示す様にN極とS極とが交互に、且つ、等間隔に配置されている。そして、上記N極に着磁された部分とS極に着磁された部分との円周方向に関する幅のうち、N極に着磁された部分の幅を径方向外側程広く、S極に着磁された部分の幅を径方向内側程広くしている。この様に構成する上記エンコーダ12は、上記支持板14の円筒部17を前記内輪9の軸方向内端部に締り嵌めで外嵌する事により、前記ハブ4の軸方向内輪部に、このハブ4と同心に結合固定している。この状態で上記エンコーダ本体15の軸方向内側面は、上記ハブ4の中心軸に直交する仮想平面上に位置する。
一方、前記センサ13は、前記外輪3の軸方向内端部に、カバー18を介して支持固定している。このカバー18は、合成樹脂を射出成形する事により、或は、金属板に絞り加工を施す事により、有底円筒状に形成されており、上記外輪3の内端開口部を塞ぐ状態で、この外輪3の内端部に嵌合固定されている。この様なカバー18を構成する底板部19の一部外径寄り部分で上記エンコーダ12の被検出面に対向する部分に取付孔20を、この底板部19を軸方向に貫通する状態で形成している。
上記センサ13は、上記取付孔20を軸方向内方から外方に挿通する状態で、上記底板部19に支持固定されている。そして、上記センサ13の先端面(図5の左端面)に設けた検出部を、上記エンコーダ12の被検出面に、0.5〜2mm程度の測定隙間を介して、近接対向させている。又、アクティブ型の磁気センサである、上記センサ13の検出部には、ホール素子、磁気抵抗素子等の磁気検出素子を設けている。この様な磁気検出素子の特性は、N極に対向している状態とS極に対向している状態とで変化する。従って、前記ハブ4と共に上記エンコーダ12が回転すると、上記磁気検出素子の特性が変化し、上記センサ13の出力信号が変化する。
この様にして上記センサ13の出力信号が変化する周期(周波数)は、上記ハブ4の回転速度に応じて変化する。具体的には、この回転速度が速くなる程、上記出力信号が変化する周期が短くなり、変化する周波数が高くなる。この為、この出力信号を車体側等に設けた図示しない制御器に送れば、上記エンコーダ12と共に回転する前記車輪の回転速度を求めて、ABSやTCSの制御を行なえる。この点に就いては、従来から知られている技術と同様である。
特に、先発明の場合には、上記ハブ4と前記外輪3との間に作用するラジアル荷重の大きさに基づいて、上記出力信号が変化するパターンが変化する為、このパターンを観察する事により、上記ラジアル荷重を求める事ができる。この点に就いて、図7〜9を参照しつつ説明する。
先ず、上記ラジアル荷重を求められる前提に就いて説明する。前述した特許文献1に記載されている様に、上記外輪3と上記ハブ4との径方向に関する相対位置は、これら外輪3とハブ4との間に加わるラジアル荷重の大きさに応じて変化する。上記特許文献1に記載されている従来技術の場合には、外輪とハブとの径方向に関する変位を変位センサにより直接測定する事により、これら外輪とハブとの間に加わるラジアル荷重を求める様にしていた。これに対して、先発明の場合には、上記エンコーダ12と上記センサ13との相対変位に基づいて、上記外輪3と上記ハブ4との間に加わるラジアル荷重の大きさを求める様にしている。この点に就いて、以下に説明する。
上記外輪3と上記ハブ4との間に標準的なラジアル荷重(標準値)が加わっている場合に、上記センサ13の検出部が、上記エンコーダ12の被検出面の径方向中央部に対向していると仮定する。この場合に上記センサ13の検出部は、図7に鎖線αで示した、上記被検出面の中央部を走査する。この径方向中央部では、前記N極に着磁された部分の周方向に関する幅と、S極に着磁された部分の周方向に関する幅とが互いに等しいので、上記センサ13の出力信号は、図8の(A)に示す様に、基準電圧(例えば0V)を中心として両側に同じだけ振れる。即ち、上記出力信号の電圧がこの基準電圧よりも高くなる周期TH と低くなる周期TL とは互いに等しく(TH =TL )なる。又、上記出力信号の電圧の最大値と上記基準電圧との差△VH と、同じく最小値と基準電圧との差△VL とも、互いに等しく(△VH =△VL )なる。
これに対して、上記外輪3と上記ハブ4との間に加わるラジアル荷重が標準値よりも大きくなると、このハブ4に対するこの外輪3の位置が下方にずれて、上記センサ13の検出部が、上記エンコーダ12の被検出面の径方向内側寄り部分に対向する。この場合に上記センサ13の検出部は、図3に鎖線βで示した、上記被検出面の径方向内寄り部分を走査する。この径方向内寄り部分では、上記N極に着磁された部分の周方向に関する幅が、S極に着磁された部分の周方向に関する幅よりも狭いので、上記センサ13の出力信号は、図8の(B)に示す様に、基準電圧(例えば0V)を中心として低位側に大きく振れる。即ち、上記出力信号の電圧がこの基準電圧よりも低くなる周期TL が、高くなる周期TH よりも大きく(TH <TL )なる。又、上記出力信号の電圧の最小値と基準電圧との差△VL が、同じく最大値と基準電圧との差△VH よりも大きく(△VL >△VH )なる。
更に、上述した場合とは逆に、上記外輪3と上記ハブ4との間に加わるラジアル荷重が標準値よりも小さくなると、このハブ4に対するこの外輪3の位置が上方にずれて、上記センサ13の検出部が、上記エンコーダ12の被検出面の径方向外側寄り部分に対向する。この場合に上記センサ13の検出部は、図7に鎖線γで示した、上記被検出面の径方向外寄り部分を走査する。この径方向外寄り部分では、上記N極に着磁された部分の周方向に関する幅が、S極に着磁された部分の周方向に関する幅よりも広いので、上記センサ13の出力信号は、図8の(C)に示す様に、基準電圧(例えば0V)を中心として高位側に大きく振れる。即ち、上記出力信号の電圧がこの基準電圧よりも高くなる周期TH が、低くなる周期TL よりも大きく(TH >TL )なる。又、上記出力信号の電圧の最大値と上記基準電圧との差△VH が、同じく最小値と基準電圧との差△VL よりも大きく(△VH >△VL )なる。
従って、上記センサ13の出力信号のパターンを見れば、上記外輪3の中心軸と上記ハブ4の中心軸とがずれている程度(径方向変位量)を求める事ができる。具体的には、この出力信号の電位が基準電圧よりも高くなる周期TH と低くなる周期TL との比「TH /TL 」を観察すれば、上記外輪3の中心軸と上記ハブ4の中心軸とがずれている程度(径方向変位量)を求める事ができる。又は、上記出力信号の電圧の最大値と上記基準電圧との差△VH と、同じく最小値と基準電圧との差△VL との比「△VH /△VL 」を観察する事によっても、上記径方向変位量を求められる。これら各比「TH /TL 」、「△VH /△VL 」と径方向変位量との関係は、何れの比に就いてもほぼ直線的であるから、容易に求められる。そして、求めた関係を、前記ラジアル荷重を算出する為の図示しない演算器(マイクロコンピュータ)にインストールするソフトウェア中に組み込んでおく。
更に、上記径方向変位量と上記ラジアル荷重との関係は、計算により、或は実験により求められる。計算により求める場合には、前記転がり軸受ユニット1の諸元、即ち、前記各外輪軌道6、6及び前記各内輪軌道11、11の断面の曲率半径、前記各転動体5、5の数及び直径に加えて、上記外輪3及びハブ4の材質を基に、転がり軸受ユニットの技術分野で広く知られた理論に基づいて求める。又、実験により求める場合には、上記外輪3とハブ4との間に、それぞれが既知である、異なる大きさのラジアル荷重を加えつつ、これら外輪3とハブ4との径方向に関する相対変位量を測定する。何れにしても、上記径方向変位量と上記ラジアル荷重の大きさとに関して、図9に示す様な関係を求め、上記ソフトウェア中に組み込んでおく。
先発明に係る荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、上述の様に構成するので、転がり軸受ユニット部分に変位センサ等の新たな部品を組み込む必要なく、上記ラジアル荷重を求める事ができる。即ち、前記エンコーダ12とセンサ13との組み合わせは、ABSやTCSの制御を行なうべく、上記ハブ4の回転速度を検出する為にも必要である。先発明に係る荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、この様な回転速度を検出する為に必要な構造を工夫する事により上記ラジアル荷重を求める構造である為、この転がり軸受ユニットに加わるラジアル荷重を求める為の構造を、小型且つ軽量に構成できる。
尚、図8から明らかな通り、本例の場合、ラジアル荷重の大きさにより、上記センサ13の出力信号の電圧が基準電圧よりも高くなる周期TH と低くなる周期TL とが変化する。従って、上記ラジアル荷重の変動に関係なく、上記ハブ4の回転速度を正確に求める為には、上記両周期の和「TH +TL 」に基づいて、この回転速度を算出する。この和「TH +TL 」は、前記N極に着磁された部分及びS極に着磁された部分を、図6、7に示す様な扇形或いは逆扇形にした場合でも、上記径方向変位に関係なくほぼ一定である為、上記回転速度を正確に求められる。
次に、図10〜12は、先発明の実施の形態の第2例を示している。この第2例の場合には、ハブ4aの軸方向中間部で複列に配置された転動体5、5同士の間部分に、エンコーダ12aを外嵌固定している。このエンコーダ12aは、図11の(A)に示す様な帯状の素材を丸める事により、図11の(B)に示す様に構成したもので、円筒状の支持板14aの外周面に同じく円筒状のエンコーダ本体15aを、全周に亙って添着固定して成る。
上記エンコーダ本体15aは、ゴム磁石、プラスチック磁石等の永久磁石製で、径方向に着磁している。着磁方向は、円周方向に亙って交互に且つ等間隔で変化させている。従って、被検出面である上記エンコーダ本体15aの外周面には、N極とS極とが、交互に、且つ、等間隔で配置されている。このうち、第一被検出部であるN極に着磁された部分の円周方向に関する幅は、上記エンコーダ本体15aの軸方向一端部で広く、他端部で狭くしている。これに対して、第二被検出部であるS極に着磁された部分の円周方向に関する幅は、上記エンコーダ本体15aの軸方向一端部で狭く、他端部で広くしている。
この様なエンコーダ12aと組み合わされるセンサ13aは、外輪3の軸方向中間部で複列の外輪軌道6、6の間部分に形成された取付孔20aに、この外輪3の径方向外方から内方に向け挿通している。そして、上記センサ13aの先端面に設けた検出部を、上記エンコーダ本体15aの外周面に近接対向させている。
上述の様な構成を有する、先発明の実施の形態の第2例の場合、上記外輪3と上記ハブ4aとの間に加わるアキシアル荷重の変動に伴ってこれら外輪3とハブ4aとの相対位置が軸方向にずれると、上記エンコーダ本体15aの外周面のうちで上記センサ13aの検出部が対向する部分の軸方向位置が変化する。この結果、前述した第1例の場合と同様に、上記センサ13aの出力信号が変化するパターンは、図12に示す様に変わる。この図12に示す様なセンサ13aの出力信号が変化するパターンと、上記外輪3と上記ハブ4aとの間に加わるアキシアル荷重の大きさとの関係も、前述した第1例でのラジアル荷重と出力信号の変化のパターンとの関係と同様に、計算或は実験により求められる。従って、この出力信号の変化のパターンを観察する事で、上記アキシアル荷重の大きさを求める事ができる。
図13〜15は、先発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、被検出面であるエンコーダ12bの軸方向側面に複数の被検出用組み合わせ部21、21を、円周方向に亙り等間隔で配置している。これら各被検出用組み合わせ部21、21は、それぞれが他の部分とは特性が異なる1対の個性化部分22、22により構成している。図示の例では、これら各個性化部分22、22として、図13に示す様なスリット状の長孔を採用している。上記各被検出用組み合わせ部21、21を構成する1対ずつの個性化部分22、22同士の円周方向に関する間隔は、総ての被検出用組み合わせ部21、21で、径方向に関して同じ方向に連続的に変化させる。図示の例では、各被検出用組み合わせ部21、21を構成する1対ずつの個性化部分22、22同士の円周方向に関する間隔が、上記エンコーダ12bの径方向外側程大きくなり、円周方向に隣り合う各被検出用組み合わせ部21、21を構成する個性化部分22、22同士の円周方向に関する間隔が、上記エンコーダ12bの径方向外側程小さくなる方向に傾斜している。
上述の様なエンコーダ12bの被検出面にその検出部を対向させたセンサの出力信号は、図15に示す様に、上記各個性化部分22、22に対向する瞬間に変化する。そして、変化する間隔(周期)は、上記センサの検出部が対向する部分の径方向位置の変化に伴って変化する。
例えば、外輪等の静止側軌道輪とハブ等の回転側軌道輪との間に標準的なラジアル荷重(標準値)が加わっている場合、上記センサの検出部は、図14、15に鎖線αで示した、上記被検出面の中央部を走査する。この場合に上記センサの出力信号は、図15の(B)に示す様に変化する。
これに対して、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わるラジアル荷重が標準値よりも大きくなると、上記センサの検出部は、例えば、図14、15に鎖線βで示した、上記被検出面の径方向内寄り部分を走査する。この場合に上記センサの出力信号は、図15の(A)に示す様に変化する。
更に、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わるラジアル荷重が標準値よりも小さくなると、上記センサの検出部は、例えば、図14、15に鎖線γで示した、上記被検出面の径方向外寄り部分を走査する。この場合に上記センサの出力信号は、図15の(C)に示す様に変化する。
従って、本例の場合も、上記センサの出力信号のパターン(変化の間隔)を見れば、上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸とがずれている程度(径方向変位量)を求め、更にこのずれている程度から、これら両軌道輪同士の間に加わるラジアル荷重を求める事ができる。
次に、図16は、先発明の実施の形態の第4例を示している。本例は、上述の第3例の構造を、アキシアル荷重の大きさを求める為に適用したものである。即ち、本例の場合には、被検出面である円筒状のエンコーダ12cの外周面(又は内周面)に、上記第3例の場合と同様の複数の被検出用組み合わせ部21、21を、円周方向に亙り等間隔で配置している。これら各被検出用組み合わせ部21、21を構成する各個性化部分22、22を有する上記エンコーダ12cは、図16の(A)に示す様な、予めこれら各個性化部分22、22である各長孔を打ち抜き形成した帯状の磁性金属板を丸め、円周方向両端縁同士を突き合わせ溶接する事により造る。本例の場合も、上記第3例の場合と同様に、上記各被検出用組み合わせ部21、21を構成する1対ずつの個性化部分22、22同士の円周方向に関する間隔は、総ての被検出用組み合わせ部21、21で軸方向に関して同じ方向に連続的に変化させる。即ち、各被検出用組み合わせ部21、21を構成する1対ずつの個性化部分22、22同士の円周方向に関する間隔が、上記エンコーダ12cの軸方向一端(図16の右下端)程小さくなり、円周方向に隣り合う各被検出用組み合わせ部21、21を構成する個性化部分22、22同士の円周方向に関する間隔が、上記エンコーダ12cの軸方向他端(図16の左上端)程小さくなる方向に傾斜している。
上述の様なエンコーダ12cの被検出面である外周面(又は内周面)にその検出部を対向させたセンサの出力信号は、前述の第3例の場合と同様に、前述の図15に示す様に、上記各個性化部分22、22に対向する瞬間に変化する。そして、変化する間隔(周期)は、上記センサの検出部が対向する部分の軸方向位置の変化に伴って変化する。従って、本例の場合も、上記センサの出力信号のパターンを見れば、静止側軌道輪と回転側軌道輪とが軸方向にずれている程度(軸方向変位量)を求め、更にこのずれている程度から、これら両軌道輪同士の間に加わるアキシアル荷重を求める事ができる。上記センサの出力信号のパターンから荷重を求める手法に関しては、求めるべき荷重がラジアル荷重からアキシアル荷重に変わった以外、上記第3例の場合と同様である。
次に、図17〜20は、先発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、ハブ4aの中間部に、磁性金属板製のエンコーダ12dを外嵌固定している。被検出面である、このエンコーダ12dの外周面には、スリット状の透孔23a、23bと柱部24a、24bとが、円周方向に関して交互に且つ等間隔で配置されている。尚、円周方向に隣り合う透孔23a、23b同士、或は柱部24a、24b同士のピッチは互いに等しいが、各透孔23a、23bの円周方向に関する幅と、各柱部24a、24bの円周方向に関する幅とが等しい必要はない。上記各透孔23a、23bと上記各柱部24a、24bとは、上記エンコーダ12dの軸方向に対し同じ角度だけ傾斜させると共に、この軸方向に対する傾斜方向を、このエンコーダ12dの軸方向中央部を境に互いに逆方向としている。即ち、本例のエンコーダ12dは、軸方向片半部に、上記軸方向に対し所定方向に同じだけ傾斜した透孔23a、23aを形成すると共に、軸方向他半部に、この所定方向と逆方向に同じ角度だけ傾斜した透孔23b、23bを形成している。
一方、外輪3の軸方向中間部で複列に配置された転動体5、5同士の間部分に1対のセンサ13b、13bを設置し、これら両センサ13b、13bの検出部を、上記エンコーダ12dの外周面に、近接対向させている。これら両センサ13b、13bの検出部がこのエンコーダ12dの外周面に対向する位置は、このエンコーダ12dの円周方向に関して同じ位置としている。又、この外輪3とハブ4aとの間にアキシアル荷重が作用しない状態で、上記各透孔23a、23b同士の間に位置し、全周に連続するリム部25が、上記両センサ13b、13bの検出部同士の間の丁度中央位置に存在する様に、各部材12d、13b、13bの設置位置を規制している。
上述の様に構成する本例の場合、上記外輪3とハブ4aとの間にアキシアル荷重が作用すると、上記両センサ13b、13bの出力信号が変化する位相がずれる。即ち、上記外輪3とハブ4aとの間にアキシアル荷重が作用していない状態では、上記両センサ13b、13bの検出部は、図20の(A)の実線イ、イ上、即ち、上記リム部25から軸方向に同じだけずれた部分に対向する。従って、上記両センサ13b、13bの出力信号の位相は、同図の(C)に示す様に一致する。これに対して、上記エンコーダ12dを固定したハブ4aに、図20の(A)で下向きのアキシアル荷重が作用した場合には、上記両センサ13b、13bの検出部は、図20の(A)の破線ロ、ロ上、即ち、上記リム部25からの軸方向に関するずれが互いに異なる部分に対向する。この状態では上記両センサ13b、13bの出力信号の位相は、同図の(B)に示す様にずれる。更に、上記エンコーダ12dを固定したハブ4aに、図20の(A)で上向きのアキシアル荷重が作用した場合には、上記両センサ13b、13bの検出部は、図20の(A)の鎖線ハ、ハ上、即ち、上記リム部25からの軸方向に関するずれが、逆方向に互いに異なる部分に対向する。この状態では上記両センサ13b、13bの出力信号の位相は、同図の(D)に示す様にずれる。
上述の様に本例の場合には、上記両センサ13b、13bの出力信号の位相が、上記外輪3とハブ4aとの間に加わるアキシアル荷重の方向に応じた方向にずれる。又、このアキシアル荷重により上記両センサ13b、13bの出力信号の位相がずれる程度は、このアキシアル荷重が大きくなる程大きくなる。従って本例の場合も、上記両センサ13b、13bの出力信号の位相ずれの有無、ずれが存在する場合にはその方向及び大きさに基づいて、上記外輪3とハブ4aとの間に作用しているアキシアル荷重の方向及び大きさを求められる。
上述の様に構成し作用する、先発明に係る先発明の荷重測定装置付転がり軸受ユニットの場合には、小型且つ軽量に構成できて、転がり軸受ユニットに加わる荷重を求められる荷重測定装置付転がり軸受ユニットを実現できるが、測定精度向上の面からは改良の余地がある。この理由は、次の通りである。
先ず、図5〜9に示した第1例及び図10〜12に示した第2例の様に、エンコーダ12、12aに永久磁石製のエンコーダ本体15、15aを組み込んだ構造の場合には、これら各エンコーダ本体15、15aの被検出面の着磁パターンを厳密に規制する事が難しい。即ち、これら各エンコーダ本体15、15aの被検出面には、それぞれが扇形のS極及びN極を交互に配置する必要がある。そして、荷重測定の精度を向上させる為には、これらS極及びN極の範囲(S極とN極との境界位置)を厳密に規制する必要がある。この様な規制は、不可能ではないにしても難しく、上記各エンコーダ本体15、15aのコスト上昇の原因となる。
又、図13〜15に示した第3例、図16に示した第4例、図17〜20に示した第5例の様に、鋼板等の磁性金属板製のエンコーダ12b、12c、12dを使用する場合には、特性変化の境界位置を厳密に規制する事が容易である代わりに、センサ13bの小型化が難しくなる。即ち、磁気特性の変化に基づいて回転速度を測定する磁気式の回転速度検出装置の場合、何れかの部分に永久磁石を設置する必要がある。エンコーダ自体が永久磁石製である場合にはセンサ側の永久磁石は不要であるが、エンコーダが磁性金属板製の場合には、センサ側に永久磁石を設置する必要がある。この場合には、センサの小型化が難しくなるだけでなく、このセンサの検出部であって上記エンコーダの被検出面と対向する部分の直径である、所謂スポット径を小さくする事も難しくなる。このスポット径が大きくなると、上記エンコーダの被検出面の特性が変化した事実を厳密に(円周方向位置を高分解能で)検知する事が難しくなって、上記荷重測定の精度を向上させる事が難しくなる。
特開2001−21577号公報 特開平3−209016号公報 特開2004−3918号公報 特公昭62−3365号公報 特開2004−77159号公報
本発明のエンコーダと、エンコーダ付転がり軸受ユニットと、荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、上述の様な事情に鑑みて発明したものである。即ち、このうちのエンコーダは、永久磁石を備え、しかも特性変化の境界位置を厳密に規制できる構造を低コストで実現するものである。又、エンコーダ付転がり軸受ユニットは、上記エンコーダを回転側軌道輪に支持固定したもの、更に荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、このエンコーダの回転に基づいて変化するセンサの信号を利用して、転がり軸受ユニットに加わる荷重を高精度で求めるものである。
本発明のエンコーダと、エンコーダ付転がり軸受ユニットと、荷重測定装置付転がり軸受ユニットのうち、請求項1に記載したエンコーダの発明は、それぞれが円環状(円筒状及び円輪状を含む)である、永久磁石とマスキング板とを備える。
このうちの永久磁石は、被検出面に対し直角方向に、全周に亙り同方向に着磁されている。
又、上記マスキング板は、上記永久磁石のうちで上記被検出面となるべき部分を全周に亙り覆う状態で、この永久磁石に添設されている。
そして、上記マスキング板の円周方向複数個所に設けた、透孔或いは切り欠き等の除肉部により、上記永久磁石のうちで上記被検出面となるべき部分を露出させている。
又、請求項5に記載したエンコーダ付転がり軸受ユニットは、転がり軸受ユニットとエンコーダとを備える。
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備える。
又、上記エンコーダは、上記回転側軌道輪の一部にこの部材と同心に支持されたもので、上述の請求項1に記載した構成により、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させている。
更に、請求項6に記載した荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、転がり軸受ユニットと荷重測定装置とを備える。
このうちの転がり軸受ユニットは、上記請求項5に記載した発明の場合と同様の構成を有する。
又、上記荷重測定装置は、エンコーダと、センサと、演算器とを備える。
このうちのエンコーダは、上記回転側軌道輪の一部にこの部材と同心に支持されたもので、上述の請求項1に記載した構成により、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させている。
又、上記センサは、その検出部を上記被検出面に対向させた状態で回転しない部分に支持され、この被検出面の特性変化に対応してその出力信号を変化させる。
更に、上記演算器は、上記センサの出力信号に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に作用する荷重を算出する。
上述の様に構成する本発明のエンコーダと、エンコーダ付転がり軸受ユニットと、荷重測定装置付転がり軸受ユニットのうちのエンコーダは、永久磁石を備え、しかも特性変化の境界位置を厳密に規制できる構造を低コストで実現できる。
即ち、上記永久磁石は、被検出面に対し直角方向に、全周に亙り同方向に着磁している為、着磁範囲を厳密に規制する面倒がなく、容易に、低コストで造れる。この場合でも、上記永久磁石の被検出面が、複数の透孔或いは切り欠き等の除肉部を形成したマスキング板により覆われているので、上記被検出面の特性は、これら各除肉部を形成した部分と形成していない部分とで、円周方向に関して交互に変化する。そして、上記マスキング板に上記各除肉部を形成する事は、容易に、且つ高精度で行なえるので、上記被検出面の特性変化の精度(特性が変化する境界位置の精度)を高度に確保できる。
この結果、何れも上記エンコーダを組み込んだ、エンコーダ付転がり軸受ユニットでの回転速度検出の精度、更には荷重測定装置付転がり軸受ユニットでの荷重測定の精度を、何れも向上させられる。
本発明のエンコーダを実施する場合に、永久磁石と組み合わせるマスキング板は、請求項2に示す様に、鋼板等の磁性金属板製であっても、或いは請求項3に記載した様に、合成樹脂板、アルミニウム若しくはアルミニウム系合金板、銅若しくは銅系合金板等の非磁性板製であっても良い。
上記マスキング板が磁性金属板製の場合には、永久磁石の着磁方向両端面で出入りする磁束の一部がこのマスキング板を通じて流れる。この場合でも、センサの検出部が除肉部に対向している状態と、円周方向に隣り合う除肉部同士の間に対向している状態とで、上記センサの検出部に達する磁束の強度が変化するので、上記エンコーダの回転に伴って変化する信号を得られる。
これに対して、上記マスキング板が非磁性板製の場合には、このマスキング板のうちで円周方向に隣り合う除肉部同士の間に存在する部分が、永久磁石の着磁方向両端面で出入りする磁束の流れに対する抵抗となる。この為、上記マスキング板を磁性金属板製とした場合と同様に、センサの検出部が除肉部に対向している状態と、円周方向に隣り合う除肉部同士の間に対向している状態とで、上記センサの検出部に達する磁束の強度が変化し、上記エンコーダの回転に伴って変化する信号を得られる。
又、本発明のエンコーダを実施する場合に好ましくは、請求項4に記載した様に、永久磁石として、ゴム磁石又はプラスチック磁石を使用する。そして、この永久磁石の一部を、上記マスキング板の除肉部内に入り込ませる状態でモールド成形する。更にこの永久磁石を、モールド成形後に着磁する。
この様に構成すれば、永久磁石とマスキング板とから成るエンコーダを、容易に造れる。又、上記エンコーダの被検出面を、単一円筒面(円筒状エンコーダの場合)或いは単一平面(円輪状エンコーダの場合)上に位置させて、被検出面に異物が溜ったりする事を防止できる。更に、上記エンコーダを構成する永久磁石の着磁方向に関する厚さを、上記各除肉部に整合する部分で大きく、円周方向に隣り合う除肉部の間部分で小さくできる。この結果、これら各除肉部部分と円周方向に隣り合う除肉部の間部分とで上記エンコーダの特性が変化する程度を、より大きくできる。
図1は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施例1を示している。本実施例は、前述の図10に示した先発明の実施の形態の第2例の荷重測定装置付転がり軸受ユニットに組み込むエンコーダに、本発明を適用した場合に就いて示している。尚、本発明の特徴は、永久磁石を備え、しかも特性変化の境界位置を厳密に規制できるエンコーダを低コストで実現すべく、エンコーダ26を永久磁石27とマスキング板28とを組み合わせる事により構成した点にある。このエンコーダ26と組み合わせるセンサ13aや、このセンサ13aの出力信号を処理して外輪3とハブ4a(図10参照)との間に加わるアキシアル荷重を算出する処理方法等に就いては、前述した先発明の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略し、以下、本発明の特徴部分に就いて説明する。
本実施例の場合には、上記永久磁石27全体を、円筒状に形成し、径方向に着磁している。着磁方向は、全周に亙って同じとしている。本実施例の場合には、上記永久磁石27の外周面にS極を、内周面にN極を、それぞれ配置している。着磁方向は逆でも良い。そして、上記永久磁石27に、全体を円筒状に形成した、上記マスキング板28を外嵌固定している。このマスキング板28の円周方向複数個所には、それぞれが台形であって互いに同じ大きさの透孔29、29を、円周方向に関して等間隔に形成している。従って、上記永久磁石27の外周面は、これら各透孔29、29部分で、被検出面である、上記エンコーダ26の外周面に露出している。
この様なエンコーダ26の外周面にセンサ13aの検出部を対向させた状態で、このエンコーダ26が回転すると、このセンサ13aの検出部に達する磁束の密度が変化する。例えば、上記マスキング板28が磁性金属板製である場合には、上記センサ13aの検出部が、このマスキング板28のうちで円周方向に隣り合う透孔29、29同士の間に存在する柱部30、30に対向する瞬間に、上記検出部に達する磁束の密度が高くなる。これに対して、この検出部が上記各透孔29、29に対向する瞬間に、この検出部に達する磁束の密度が低くなる。
又、上記マスキング板28が非磁性板製である場合には、上記センサ13aの検出部が、このマスキング板28のうちで円周方向に隣り合う透孔29、29同士の間に存在する柱部30、30に対向する瞬間に、上記検出部に達する磁束の密度が低くなる。これに対して、この検出部が上記各透孔29、29に対向する瞬間に、この検出部に達する磁束の密度が高くなる。尚、この磁束の密度がこの様に変化するのは、非磁性板の磁気抵抗(磁束の流れを阻害する程度)が空気の磁気抵抗よりも高い事を条件とする。
上記マスキング板28を何れの材料により造る場合でも、このマスキング板28に上記各透孔29、29を形成する事は、容易に、且つ高精度で行なえる。従って、上記エンコーダ26の被検出面の特性変化の精度(特性が変化する境界位置の精度)を高度に確保できる。
この結果、何れも上記エンコーダ26を組み込んだ、エンコーダ付転がり軸受ユニットでの回転速度検出の精度、更には荷重測定装置付転がり軸受ユニットでの荷重測定の精度を、何れも向上させられる。
図2は、請求項1〜4に対応する、本発明の実施例2を示している。本実施例の場合も、前述の図10に示した先発明の実施の形態の第2例の荷重測定装置付転がり軸受ユニットに組み込むエンコーダに、本発明を適用した場合に就いて示している。
本実施例の場合には、永久磁石27aとして、ゴム磁石又はプラスチック磁石を使用している。そして、この永久磁石27aの一部を、マスキング板28の透孔29、29内に入り込ませる状態でモールド成形している。更に上記永久磁石27aを、モールド成形後に着磁している。
本実施例は、上述の様に構成しているので、上記永久磁石27aと上記マスキング板28とを組み合わせて成るエンコーダ26aを、容易に(後から永久磁石とマスキング板とを組み合わせる手間を不要にして)造れる。又、上記エンコーダ26aの被検出面である外周面を、単一円筒面上に位置させて、この被検出面に異物が溜ったりする事を防止できる。更に、上記エンコーダ26aを構成する上記永久磁石27aの着磁方向(径方向)に関する厚さを、上記各透孔29、29に整合する部分で大きく、円周方向に隣り合う透孔29、29の間部分で小さくできる。この結果、これら各透孔29、29部分と円周方向に隣り合う透孔29、29の間に存在する各柱部30、30部分とで、上記エンコーダ26aの特性が変化する程度を、より大きくできる。
例えば、上記マスキング板28を非磁性板製とした場合、上記各透孔29、29部分では、上記永久磁石27aの厚さが大きく(当該部分の着磁強度が高く)、しかもセンサ13a(図10参照)の検出部との間に磁束の流れに対し大きな抵抗となるマスキング板28が存在しない状態となる。この状態では、上記センサ13aの検出部に達する磁束の密度が十分に高くなる。これに対して、上記マスキング板28のうちで円周方向に隣り合う透孔29、29同士の間に存在する柱部30、30部分では、上記永久磁石27aの厚さが小さく(当該部分の着磁強度が低く)、しかもセンサ13aの検出部との間に磁束の流れに対し大きな抵抗となるマスキング板28が存在する状態となる。この状態では、上記センサ13aの検出部に達する磁束の密度が十分に低くなる。この結果、このセンサ13aによる、上記エンコーダ26aの回転速度検出の信頼性をより向上させられる。
尚、上記マスキング板28を磁性金属板製とした場合でも、上記永久磁石27aの厚さが、上記各透孔29、29部分で大きく、上記各柱部30、30部分で小さくなる事に伴って、被検出面の磁束密度の分布を、交互に且つ等間隔で変化させられる。そして、上記センサ13aによる、上記エンコーダ26aの回転検出を行なえる。即ち、本実施例の場合には、上記マスキング板28が磁性金属板製であっても、或いは非磁性板製であっても、磁束密度の強弱に関する分布は同じとなる(強弱の程度は異なる)。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例1の場合と同様である。
図3は、請求項1〜4に対応する、本発明の実施例3を示している。本実施例は、前述の図16に示した、先発明の実施の形態の第4例の荷重測定装置付転がり軸受ユニットに組み込むエンコーダに、本発明を適用した場合に就いて示している。この為に本実施例の場合には、外周面を被検出面とする、円筒状のエンコーダ26bを構成するマスキング板28aに複数の被検出用組み合わせ部21a、21aを、円周方向に亙り等間隔で配置している。そして、これら各被検出用組み合わせ部21a、21aを構成する各個性化部分22a、22aである透孔内に、永久磁石27bの一部を入り込ませている。その他の部分の構成及び作用は、上述した実施例2の場合と同様である。
図4は、請求項1〜4に対応する、本発明の実施例4を示している。本実施例は、前述の図17〜20に示した、先発明の実施の形態の第5例の荷重測定装置付転がり軸受ユニットに組み込むエンコーダに、本発明を適用した場合に就いて示している。この為に本実施例の場合には、外周面を被検出面とする、円筒状のエンコーダ26cを構成するマスキング板28bにスリット状の透孔29a、29bと柱部30a、30bとを、円周方向に関して交互に且つ等間隔で配置している。これら各透孔29a、29bと各柱部30a、30bとは、上記マスキング板28bの軸方向に対し同じ角度だけ傾斜させると共に、この軸方向に対する傾斜方向を、このマスキング板28bの軸方向中間部を境に互いに逆方向としている。そして、上記各透孔29a、29b内に、永久磁石27cの一部を入り込ませている。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例2の場合と同様である。
尚、図示は省略するが、本発明は、前述の図5〜7、或いは図13〜14に示した様な、軸方向片側面を被検出面とした、円輪状のエンコーダに就いて適用する事もできる。
本発明の実施例1を示す、エンコーダの斜視図。 同実施例2を示す、エンコーダの斜視図。 同実施例3を示す、エンコーダの斜視図。 同実施例4を示す、エンコーダの斜視図。 先発明の実施の形態の第1例を示す断面図。 エンコーダ本体を取り出して図5の右方から見た図。 センサの検出部によるエンコーダの被検出面の走査部分を示す、図6と同様の図。 ラジアル荷重の変動に伴って変化するセンサの出力信号を示す線図。 外輪とハブとの径方向変位とラジアル荷重との関係の1例を示す線図。 先発明の実施の形態の第2例を示す断面図。 この第2例に組み込むエンコーダの素材と組立状態とを示す斜視図。 アキシアル荷重の変動に伴って変化するセンサの出力信号を示す線図。 先発明の実施の形態の第3例に組み込むエンコーダの斜視図。 センサの検出部によるエンコーダの被検出面の走査部分を示す、図13と同様の図。 ラジアル荷重の変動に伴って変化するセンサの出力信号を示す線図。 先発明の実施の形態の第4例に組み込むエンコーダの素材と組立状態とを示す斜視図。 先発明の実施の形態の第5例を示す断面図。 この第5例に組み込むエンコーダの斜視図。 同じく展開図。 アキシアル荷重の変動に伴って変化するセンサの出力信号を示す線図。
符号の説明
1、1a 車輪支持用転がり軸受ユニット
2 荷重測定装置
3 外輪
4、4a ハブ
5 転動体
6 外輪軌道
7 取付部
8 ハブ本体
9 内輪
10 フランジ
11 内輪軌道
12、12a、12b、12c、12d エンコーダ
13、13a、13b センサ
14、14a 支持板
15、15a エンコーダ本体
16 円輪部
17 円筒部
18 カバー
19 底板部
20、20a 取付孔
21、21a 被検出組み合わせ部
22、22a 個性化部分
23a、23b 透孔
24a、24b 柱部
25 リム部
26、26a、26b、26c エンコーダ
27、27a、27b、27c 永久磁石
28、28a、28b マスキング板
29、29a、29b 透孔
30、30a、30b 柱部

Claims (6)

  1. 被検出面に対し直角方向に、全周に亙り同方向に着磁された、円環状の永久磁石と、この永久磁石のうちでこの被検出面となるべき部分を全周に亙り覆う状態でこの永久磁石に添設された、円環状のマスキング板とを備え、このマスキング板の円周方向複数個所に設けた除肉部により、上記永久磁石のうちで上記被検出面となるべき部分を露出させたエンコーダ。
  2. マスキング板が磁性金属板製である、請求項1に記載したエンコーダ。
  3. マスキング板が非磁性板製である、請求項1に記載したエンコーダ。
  4. ゴム磁石又はプラスチック磁石である永久磁石が、その一部をマスキング板の除肉部内に入り込ませる状態でモールド成形された後に着磁されたものである、請求項1〜3の何れか1項に記載したエンコーダ。
  5. 転がり軸受ユニットとエンコーダとを備え、
    このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
    上記エンコーダは、上記回転側軌道輪の一部にこの部材と同心に支持された、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させたものである
    エンコーダ付転がり軸受ユニットに於いて、
    上記エンコーダが請求項1〜4の何れか1項に記載されたエンコーダである事を特徴とするエンコーダ付転がり軸受ユニット。
  6. 転がり軸受ユニットと荷重測定装置とを備え、
    このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
    上記荷重測定装置は、上記回転側軌道輪の一部にこの部材と同心に支持された、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させたエンコーダと、その検出部をこの被検出面に対向させた状態で回転しない部分に支持され、この被検出面の特性変化に対応してその出力信号を変化させるセンサと、このセンサの出力信号に基づいて上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に作用する荷重を算出する演算器とを備えたものであり、
    上記被検出面の特性が円周方向に関して変化するピッチ若しくは位相は、検出すべき荷重の作用方向に応じて連続的に変化しており、
    上記演算器は、上記センサの出力信号が変化するパターンに基づいて上記荷重を算出する機能を有するものであり、
    上記エンコーダが請求項1〜4の何れか1項に記載されたエンコーダである
    荷重測定装置付転がり軸受ユニット。
JP2004303131A 2004-10-18 2004-10-18 エンコーダと、エンコーダ付転がり軸受ユニットと、荷重測定装置付転がり軸受ユニット Pending JP2006113017A (ja)

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