JP4956940B2 - 状態量測定装置 - Google Patents
状態量測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4956940B2 JP4956940B2 JP2005257820A JP2005257820A JP4956940B2 JP 4956940 B2 JP4956940 B2 JP 4956940B2 JP 2005257820 A JP2005257820 A JP 2005257820A JP 2005257820 A JP2005257820 A JP 2005257820A JP 4956940 B2 JP4956940 B2 JP 4956940B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- encoder
- width direction
- support plate
- detected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
このうちのエンコーダは、回転部材の一部に支持されて、この回転部材と共に回転するもので、この回転部材の回転中心と同心でこの回転部材の回転方向に対し直角方向をその幅方向とする被検出面を備える。そして、この被検出面にS極とN極とを交互に配置した永久磁石を含んで構成している。
又、上記センサは、検出部を上記エンコーダの被検出面に、このエンコーダの厚さ方向に対向させた状態で、静止部材に支持されている。
又、上記演算器は、上記センサの出力信号に基づいて、上記静止部材と上記回転部材との間で相対的に変化する状態量を求める機能を有する。
特に、本発明の状態量測定装置に於いては、円周方向に隣り合うS極とN極との境界の方向を、上記被検出面の幅方向に対し傾斜させていると共に、この幅方向に対する傾斜方向をこの被検出面の幅方向中間部を境に互いに逆方向としている。
又、上記被検出面の幅方向端部での上記永久磁石の厚さ寸法を、この被検出面の幅方向中央部でのこの永久磁石の厚さ寸法よりも大きくしている。
又、上記センサを、それぞれの検出部をこの被検出面のうちこの被検出面の幅方向中間部を挟んでこの幅方向に離隔した2個所位置に対向させた、1対のセンサとしている。
そして、上記演算器に、これら両センサの出力信号の位相のずれに基づいて、上記回転部材と上記静止部材との上記被検出面の幅方向に関する相対的変位を求める機能を持たせている。
更に、本発明の構造の場合、センサの検出部とエンコーダを構成する永久磁石の被検出面とが、この被検出面の幅方向に変位する事を前提として構成している。従って、この被検出面の幅寸法を徒に大きくする事なく、上記相対的変位の検出可能範囲を確保する為には、この被検出面の幅方向端部での磁束密度を確保する事の重要性が大きい。言い換えれば、本発明を適用する事により得られる効果が大きい。
そして、請求項2に記載した構造の場合には、上記永久磁石の被検出面の断面形状を直線とする。これに対して、上記支持板のうちでこの永久磁石の幅方向端部を接合すべき部分を、幅方向中央部を接合すべき部分に比べて、上記被検出面からの距離が大きくなる方向に凹ませる。
一方、請求項3に記載した構造の場合には、上記支持板のうちで上記永久磁石を接合すべき部分の断面形状を直線とする。これに対して、この永久磁石の被検出面のうちの幅方向端部を幅方向中央部に比べて、上記支持板のうちでこの永久磁石を接合すべき部分からの距離が大きくなる方向に突出させる。
この様な構成を採用すれば、各種回転部材を支持した転がり軸受ユニット部分に加わる荷重を測定して、例えば自動車の走行安定性確保の為の制御、或いは各種工作機械や各種産業機械装置の適正な運転状態確保の為の制御を行なう為に必要な信号を得られる。
図9は、本発明に関連する参考例の第1例を示している。本参考例の場合には、回転側軌道輪であるハブ2の中間部外周面に第一のエンコーダ23を、同じく内端部{車両への組み付け状態で幅方向中央部になる端部で、図9の(A)の右端部}外周面に第二のエンコーダ24を、それぞれ締り嵌めにより、上記ハブ2と同心に外嵌固定している。このうちの第一のエンコーダ23が、永久磁石25の厚さ寸法を、この永久磁石25の被検出面である外周面の幅方向端部で幅方向中央部よりも大きくする構成を有している。
図10は、本発明に関連する参考例の第2例を示している。本参考例の場合には、回転側軌道輪であるハブ2の内端部外周面にエンコーダ28を、締り嵌めにより、このハブ2と同心に外嵌固定している。このエンコーダ28が、永久磁石25の厚さ寸法を、この永久磁石25の被検出面である外周面の幅方向端部で幅方向中央部よりも大きくする構成を有している。この為に本参考例の場合には、上記永久磁石25と共に上記エンコーダ28を構成する支持板16eとして、この永久磁石25を支持する為の先端部の形状が、前述の図1に示した実施例1のエンコーダ14を構成する支持板16と同様のものを使用すると共に、上記永久磁石25の外周面を、軸方向に亙り直径が変化しない、単なる円筒面としている。
2 ハブ
3 転動体
4、4a エンコーダ
5、5a、5b、5c センサユニット
6 取付孔
7a、7b、7c、7d、7e、7f センサ
8、8a 支持板
9 永久磁石
10、10a 嵌合筒部
11 支持筒部
12 連続部
13 カバー
14、14a、14b、14c、14d、14e、14f、14g エンコーダ
15、15a、15b、15c、15d、15e、15f、15g 永久磁石
16、16a、16b、16c、16d、16e 支持板
17 嵌合筒部
18、18a、18b、18c 支持筒部
19 連続部
20、20a 円筒面部
21、21a、21b 傾斜面部
22、22a 傾斜凸部
23 第一のエンコーダ
24 第二のエンコーダ
25 永久磁石
26 組み合わせシールリング
27 スリンガ
28 エンコーダ
29 カバー
Claims (4)
- 回転部材の一部に支持されてこの回転部材と共に回転する、この回転部材の回転中心と同心でこの回転部材の回転方向に対し直角方向をその幅方向とする被検出面を備え、この被検出面にS極とN極とを交互に配置した永久磁石を含んで構成したエンコーダと、検出部をこのエンコーダの被検出面に、このエンコーダの厚さ方向に対向させた状態で、静止部材に支持されたセンサと、このセンサの出力信号に基づいてこの静止部材と上記回転部材との間で相対的に変化する状態量を求める演算器とを備えた状態量測定装置に於いて、
円周方向に隣り合うS極とN極との境界の方向が、上記被検出面の幅方向に対し傾斜していると共に、この幅方向に対する傾斜方向がこの被検出面の幅方向中間部を境に互いに逆方向であり、この被検出面の幅方向端部での上記永久磁石の厚さ寸法を、この被検出面の幅方向中央部でのこの永久磁石の厚さ寸法よりも大きくしており、上記センサが、それぞれの検出部を上記被検出面のうちこの被検出面の幅方向中間部を挟んでこの幅方向に離隔した2個所位置に対向させた1対のセンサであり、上記演算器は、これら両センサの出力信号の位相のずれに基づいて、上記回転部材と上記静止部材との上記被検出面の幅方向に関する相対的変位を求める機能を有する事を特徴とする状態量測定装置。 - エンコーダが、磁性金属板製の支持板と永久磁石とを、この永久磁石の厚さ方向に積層して成るものであり、この永久磁石の被検出面の断面形状が直線であり、上記支持板のうちでこの永久磁石の幅方向端部を接合すべき部分が幅方向中央部を接合すべき部分に比べて、上記被検出面からの距離が大きくなる方向に凹んでいる、請求項1に記載した状態量測定装置。
- エンコーダが、磁性金属板製の支持板と永久磁石とを、この永久磁石の厚さ方向に積層して成るものであり、この支持板のうちでこの永久磁石を接合すべき部分の断面形状が直線であり、この永久磁石の被検出面のうちの幅方向端部が幅方向中央部に比べて、上記支持板のうちでこの永久磁石を接合すべき部分からの距離が大きくなる方向に突出している、請求項1に記載した状態量測定装置。
- 回転部材が転がり軸受ユニットを構成して使用時に回転する回転側軌道輪であり、静止部材が、この転がり軸受ユニットを構成して使用時にも回転しない静止側軌道輪又はこの静止側軌道輪を支持固定する部材であり、演算器は、この静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との相対変位に基づいて、これら両軌道輪同士の間に作用する荷重を求める機能を有する、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した状態量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005257820A JP4956940B2 (ja) | 2005-09-06 | 2005-09-06 | 状態量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005257820A JP4956940B2 (ja) | 2005-09-06 | 2005-09-06 | 状態量測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007071641A JP2007071641A (ja) | 2007-03-22 |
JP4956940B2 true JP4956940B2 (ja) | 2012-06-20 |
Family
ID=37933207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005257820A Expired - Fee Related JP4956940B2 (ja) | 2005-09-06 | 2005-09-06 | 状態量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4956940B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4872799B2 (ja) * | 2007-05-23 | 2012-02-08 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置 |
JP2013127390A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Nsk Ltd | 物理量測定機能を備えた回転機械 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS629217A (ja) * | 1985-07-08 | 1987-01-17 | Hitachi Metals Ltd | 磁気式回転検出器 |
JP2967597B2 (ja) * | 1991-03-07 | 1999-10-25 | 富士通株式会社 | ポテンショメータ |
JP3605968B2 (ja) * | 1996-10-30 | 2004-12-22 | 株式会社デンソー | 回転角センサ |
JP4291936B2 (ja) * | 2000-07-12 | 2009-07-08 | カヤバ工業株式会社 | 回転角度センサ |
JP4622185B2 (ja) * | 2001-08-02 | 2011-02-02 | 日本精工株式会社 | エンコーダ及びエンコーダ付転がり軸受ユニット |
JP2003084007A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Takechi Kogyo Gomu Co Ltd | 回転方向検出装置 |
JP2004077159A (ja) * | 2002-08-12 | 2004-03-11 | Koyo Seiko Co Ltd | パルサリングおよびセンサ付き軸受ユニット |
JP4269961B2 (ja) * | 2003-03-31 | 2009-05-27 | 株式会社デンソー | 回転角度検出装置 |
JP2004325134A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Nsk Ltd | 状態検出装置付回転支持装置 |
JP2005164253A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-23 | Nsk Ltd | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 |
-
2005
- 2005-09-06 JP JP2005257820A patent/JP4956940B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007071641A (ja) | 2007-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4844010B2 (ja) | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
WO2009125583A1 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5019988B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2006300086A (ja) | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP2006322928A (ja) | 転がり軸受ユニットの変位測定装置及び荷重測定装置 | |
JP2007093580A (ja) | 変位測定装置付転がり軸受ユニット及び荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP5099245B2 (ja) | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP2006337356A (ja) | 変位測定装置付転がり軸受ユニット及び荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
WO2009098843A1 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5094457B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2006113017A (ja) | エンコーダと、エンコーダ付転がり軸受ユニットと、荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP4956940B2 (ja) | 状態量測定装置 | |
JP4862318B2 (ja) | 荷重測定装置 | |
JP2009069104A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5142683B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2007171104A (ja) | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP2006317361A (ja) | 転がり軸受ユニット用荷重測定装置 | |
JP2004198210A (ja) | 転がり軸受ユニット用荷重測定装置 | |
JP2008128812A (ja) | センサ付き転がり軸受装置 | |
JP2006258801A (ja) | 変位測定装置付転がり軸受ユニット及び荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP2010127376A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2007051983A (ja) | 回転検出用エンコーダ | |
JP2009019880A (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置 | |
JP2007091144A (ja) | 空気圧異常判定装置 | |
JP4941140B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070521 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080828 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120305 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |