JP2007292317A - 複数の縦溝を有するねじが切られたピンファスナー - Google Patents

複数の縦溝を有するねじが切られたピンファスナー Download PDF

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
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Abstract

【課題】縦溝が形成されたねじ溝付きピンを提供する。
【解決手段】5本スピンドルの縦溝形成機は、駆動機構32で回転させられるドラムアセンブリ30を有する。ねじが切られたピンブランクは振動式供給ボウル20から供給され、出来上がった縦溝付きピンは、シュート36から排出される。ドラムアセンブリは傾斜している。ドラムアセンブリは、供給ステーション、研削ステーション、排出ステーション、及びアイドルステーションの4つの位置で停止し、そこで、所要の操作が行われる。ねじが切られたピンブランクへの縦溝の形成は、5台の研削機182を円形に配置した研削機アセンブリにより、5つの縦溝が同時に研削されることによって行われる。この一連の操作は、自動的に、効率よく行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファスナー、その製造方法、及びその製造に使用される装置の技術分野に属する。
従来のねじが切られたファスナーは、ナットとボルトで構成される。ナットは、ボルトのねじ山にねじ込まれる内ねじを有する。ナットとボルトの表面は、ファスナーの部品及び1つかそれ以上の部材をしっかりと一体に結合させるように操作されるレンチを受けとめるような形状になっている。広義には、ボルトは、「ねじが切られたピン」ともいい、ナットは「カラー」ともいう。
ファスナーが使用される様々な環境は、ファスナーが極めて高い品質と強度を具えることを必要とする。ファスナーは、軸方向と径方向にかかる負荷に耐えなければならない。より詳細に言うと、ファスナーが2つかそれ以上の板を連結していて、それらの板に異なる負荷がかかると、1つの板は他方に対して滑る傾向になる。両板を貫くファスナーには、板が互いに相対的にずれるのを防ぐように剪断力が働く。一方の板上のピン頭部と他方の板上のカラーとの間で板を締める際には、軸方向の負荷が生じる。
ファスナーは、疲労破壊を起こさせるような条件下で周期的に応力を受けるような環境でも十分に機能することを要求されることが多い。許容範囲内の軸方向の負荷を受け、2つの板を一体に支えるファスナーは、疲労破壊を起こさない。
ファスナーの明らかに望ましい特徴は、弛まず、破損せず、使用中に折れないということである。カラーとピンを保持するために、種々の異なる装置が用いられてきた。カラーとピンを固定する方法の1つは、ピンのねじ山に対する径方向の圧縮に耐えるように、カラーのねじ山を変形させることである。この方法では、ねじの弛みに対する抵抗は、純粋な摩擦となる。ねじ山は、通常、現場よりも製造段階で変形されるが、現場での変形もまた、行なわれてきた。
板を一体に連結するとき、そのファスナーにかかる軸方向の負荷を把握し、又調整することは非常に望ましい。軸方向の負荷は、ピンへのさらなるねじ込みに対するカラーの抵抗と互いに関連する。さらなるねじ込みに対する抵抗が強くなるにつれて軸方向の負荷は増加し、カラーを回転させるために必要なトルクも増加する。これらの関係は、予め定められている軸方向負荷をもたらすように公知のファスナーに用いられてきた。
従来技術のファスナーの1つにおいては、レンチを受けとめるに適当なカラーの部分が、望ましい軸方向の負荷に従って、予め定められたトルクの適用に応じて壊れるようになっている脆い折り首によって、カラーの主たる部分に付加されている。変形されたねじロックと、軸方向の負荷操作のための脆い折り首が付いたカラーの特徴が、1つのカラーに組み合わされている。残念ながら、その組合せには欠点がある。ねじロックを形成するためのカラーのねじ山の変形によって得られるねじロックは、工場で、又は現場で、カラーがピンにねじ込まれる前に行なわれてしまう。従って、カラーは自由にピンにねじ込めない。このことは、カラーをピンにねじ込むのをいくらか困難にする。ねじ込みを助けるためにカラーのねじ山に適用される保護と潤滑目的のコーティングは、カラーとピンのねじ山の間のかなり大きな摩擦によって、このタイプのねじロックを有するカラーによって摩耗してしまう。腐食コントロールが重要とされるところでは、カラー上に裸の金属の円形バンドが、折り首の破損によってつくられる。このバンドは、製造時にファスナーに塗布される腐食防止材によっては保護されない。
さらに、カラーを2部品に分離することはいくつかの問題点を有している。レンチを受けとめるに適当な部分が、カラーのねじが切られた部分から分離するということは、ファスナーが取付けられる環境から除去されねばならない余分な部品をつくってしまう。このタイプのファスナーはまた、製造が難しいため比較的高価であり、機械加工に相当の作業を必要とする。脆い折り首の部分は、もし破損トルクの変動が少ないことが求められる場合には、寸法の許容誤差が非常に小さくなければならない。この問題は、部品をつくる機械器具類によって、また、折り首部分が、ねじロックの特徴をファスナーに組み入れるためにカラーのねじ山が変形された後、楕円形に形成されるようになるために、より一層面倒になる。また、切断ピンと、前もって存在する変形されたねじロックを採用するファスナーシステムにおけるカラーとの間の摩擦は、広い範囲に亘り、軸方向にピン負荷がかかるという結果となる。広い範囲の負荷は、変形されたねじ山によってつくられるドラッグ(drag)が、ファスナーの間で大いに変化するために起こるのであって、脆い折り首の破損をもたらす抵抗の実質的な要素である。従って、脆い折り首の破損をもたらすトルクの設定値によって創出される軸方向の負荷は、変形カラーとピンとの間の抵抗の精確な調節の難しさのために、大いに変化する。
ロックシステムの第2の試みは、カラーの変形した材料を受け入れるに適当な外側の溝を有するピンを用いることである。そのカラーは、望ましい軸方向の負荷をもたらすように、ピンにねじ込まれ、その後、変形されたカラーの材料が、溝の壁によって抑えられるように径方向に溝の内側に向かって変形され、ロックをつくり上げる。その溝は、縦にも環状にも作られ得る。そのようなファスナーのうち、或るタイプにおいては、カラーは、1個のセッティング部品でピンにねじ込まれる。第2のセッティング部品は、ロックをもたらすように、ピンのねじ山の中へ、カラーを径方向に変形させる。
これらの問題を解決するために、すべてステンセルに付与された特許文献1から3は、改良されたカラーとピンを開示している。そのカラーは、変形可能な耳(lobe)を外側に有する。耳の変形は、カラーの材料をカラーの軸口径の中へ移動させ、移動させられた材料が、回転式ロックを創出するように、ピン表面でロックされるようにする。
ピンは、頭部に付加され縦に伸びるシャンクを有し、多数の短い円形の溝、又は軸に沿って縦に伸びる縦溝(flute)を有する。各縦溝は、凹断面において、外に向かって凹んでいる。頭部と反対側のシャンクの末端では、転造されたねじ山が、カラーの内側のねじ山を受けとめるように縦溝と交差する。ピンにねじ込まれるとき、カラーの外側面にあり縦方向に延びる耳が、接線方向の締付け力が作用するレンチ面として機能する。一旦、定められた接線方向の負荷、すなわち、トルクが適用されると、耳は、径方向の圧縮を受けて塑性変形する。耳が塑性変形すると、耳から内側に位置する材料は、その材料によって、カラーとピンとの間のロック関係を確立させるように、縦溝の中へ、塑性変形により移動する。
ピンを形成するには、ピンのシャンクは、全体として正多角形、特に六角形や五角形のような、予め決定された形状が与えられる。平らな側部の間の角は丸められている。ピンシャンクはその後、シャンクの平面を横切るねじ山をもたらすように、転造される。転造の工程は、平面から縦溝を形成するために、材料を変形させる。縦溝の峰は、転造の過程で形成される、径方向に外側に向って移動されたシャンクの材料によって形成される。
カラー上では、各々の耳は、凸状の湾曲を径方向面に有し、耳の湾曲は互いに同じである。締めるためにドライバーをカラーにはめ込むことを容易にするために、耳は同角度の距離、例えば120°ずつ離れて位置されることが望ましい。ドライバーは、接線方向の分力、そして、カラーの軸の方向に向かっての力の分力をもって、耳に力をかける。
カラーは、ワークピースに当るまで自由にねじ込まれる。そこで、径方向の圧縮力の下で、耳が内側に破損するまでの抵抗が生じる。破損は、円弧の僅か数度の範囲で起こるので、締められている構造物上の総軸負荷量は変動も少なく正確に決定される。耳が破損すると、セッティングドライバーは、ファスナーシステムがセットされていることを表示しながらカラー上を自由に回転する。かくして、軸負荷は、廃棄物を出すことなしにコントロールされる。腐食防止材及び潤滑材はこの変形によって影響を受けない。
上記発明のファスナーが、それぞれ安価に作られても、これらファスナーのピン製品は多少の非効率性に遭遇した。ピンシャンクの予形成は、それぞれ、シリンダー状のピンの製造と、ピンシャンクの端に望ましい数の平面をフライスでつくることを必要とする、高価な工程になる。予め形成されたピンを製造するのに必要な精密なフライス工程は、労力と時間の増大となる。これはピンのコストを増大させる。平面が形成された後、ピンは、ピン上にねじ山をもたらすために、転造される。平面は、ピンをぐらつかせ、さもなくば、転造工程に使用される回転式ねじ型の間で、不安定に回らせがちである。ねじ型の中でのピンの不安定な回転は、高いスクラップ率及びピンの高コスト化をもたらす。
米国特許第4,206,005号明細書 米国特許第4,383,353号明細書 米国特許第4,544,312号明細書
従って、ピンの製造に必要な労力と時間の削減は、生産性を増し、ピンの製造コストを低下させるために望ましい。転造工程の間につくられるスクラップの量を減らし、それに関してピンの製造コストを減らすこともまた、望ましい。
従って、本発明によって、セット軸負荷を有する、セルフフロックのファスナーを製造する革新的な方法がもたらされる。その方法は、ピンを製造することと、少なくとも1つの縦溝をピンに研削することからなる。
好適な実施形態によれば、ピンブランク(素材)は供給ステーションで潤滑され、ドラムアセンブリの押えアセンブリに挿入され、そこで、押えと押えアセンブリのインサートブランクとの間で支持される。ドラムアセンブリは、その後、押えアセンブリが研削ステーションに至り、第2の押えアセンブリが供給ステーションに至るまで回転される。ドラムアセンブリはその後、第2のピンが第2の押えアセンブリの中に挿入されて押えアセンブリに支持され、そして、そのピンが研削位置に移動される間、一時的に停止する。そのピンが研削位置にある間、研削アセンブリは、縦溝をピンに研削しながら、ピンを通過して上下に反復運動する。そのピンは、その後、研削位置から出て上方へ移動される。ドラムアセンブリは、押えアセンブリが排出ステーションに至り、第2の押えアセンブリが研削ステーションに至り、第3の押えアセンブリが供給ステーションに至るまで、再び回転する。ドラムアセンブリの回転は、ピンが押えアセンブリから放され落下し、第2のピンが研削され、第3のピンが第3の押えアセンブリの中に挿入される間、再び一時的に停止する。これらの作業が完了すると、ドラムアセンブリは、第4の押えアセンブリが供給ステーションに至り、最初の押えアセンブリがアイドルステーションに至り、第2の押えアセンブリが排出ステーションに至り、第3の押えアセンブリが研削ステーションに至るまで再び回転する。ドラムアセンブリの回転は、同様の作業がピンに対して行なわれる間、再び一時的に停止する。もしピンが、排出ステーションにおいて押えアセンブリから落下しないと、排出アームがドラムアセンブリの回転によって作動させられ、ピンを押えアセンブリから放出させるように押しやる。これらの作業は、実質的に同時に行なわれる。さらに、この作業は、ピンを大量生産すべく、連続して繰り返される。
また、本発明の実施においてもたらされるものは、ねじが切られたピンブランクに縦溝をつくる革新的な機械である。その機械は、回転する研削アセンブリがピンを研削する間、ピンを支持する押えアセンブリを有する。
好適な実施形態において、複数の押えアセンブリを有する回転式ドラムアセンブリが、4つのステーションの間で回転する。供給トラックは、潤滑機構を通過したねじが切られたピンブランクを、供給ステーションの押えアセンブリの位置へ案内する。研削アセンブリは、研削ステーションで、押えアセンブリに支持された、ねじが切られたピンブランクを研削する。排出アームは、縦溝が形成されたピンが排出ステーションで排出されることを確実にする。ピンは、押えと押えアセンブリの挿入穴との間で支持される。押えは、押えについている押えカムフォロアによってピンを固定したり放したりするように、上下に移動される。押えカムフォロアは、レールカムに追従する。研削ステーションでは、押えアセンブリ全体が押えレバーによって研削位置に押しつけられる。押えレバーと研削アセンブリの双方は、2つのカムホイールを有する1個のカムアセンブリによって操作される。研削アセンブリは、円形に配置された5台の研削機を有する。研削機を調節する多数の手段が与えられている。駆動機構により、回転運動がドラムアセンブリ及びカムアセンブリに与えられる。
さらに、本発明の実施においては、円形の研削機配置を有する革新的な研削アセンブリがもたらされる。好適な実施形態において、円形の研削機配置は、少なくとも5台の研削機を有する。円形の研削機配置の中心は調整可能で、円形の研削機配置の直径もまた、調整可能である。円形の配置の直径をコントロールする研削機の角度は、個々に、又は同時に、調節され得る。さらに、各研削機は、メンテナンスのために、アセンブリの外上方へ傾けられる。
さらに、本発明の実施においては、押えアセンブリに支持されるピンへの作業が行なわれる複数のステーションの間を押えアセンブリが回転するように、複数の押えアセンブリ及びドラムアセンブリを回転させる手段を有する革新的な回転式ドラムアセンブリがもたらされる。
回転式ドラムアセンブリの好適な実施形態において、各押えアセンブリは、ピンやその他のワークピースを受け入れるための隙間のあるインサートブランクと、インサートブランクに相対的にスライドできる押えを有する。押えは、ピンを挟み込むように、押え圧縮ばねによって下方の位置に付勢される。押えは、レールカムに追従するフォロアによって、ピンの頭を解放するように強制される。各押えアセンブリは、押えカムホイールによって作動させられる押えレバーによって、研削位置へ全体的に移動させられる。押えアセンブリは、押えアセンブリの圧縮ばねによって上方に付勢されている。ドラムアセンブリを回転させるための手段は、ドラムアセンブリを回転させ、又押えアセンブリがステーションの位置にある時にはドラムアセンブリを一時停止させるために、インデキサーを利用する駆動機構を有する。ドラムはまた、押えアセンブリへのピンの積載を助ける外側覆いを有する。
また、本発明の実施形態においては、ねじ付きピンに縦溝を研削することによってつくられた複数の縦溝を有する、革新的なピンファスナーがもたらされる。
これらの、またその他の、本発明の特徴や長所は、以下の詳細な説明と図面から明らかになるが、異なる図面においても、同じ符号は、同じような要素を示すものとする。
1.全体について
図1及び2は、本発明による5本スピンドル縦溝形成機を示す。この機械は、振動式供給ボウル(bowl)20と供給ボウルコントロール21を有している。供給ボウル20は、支持フレーム22に調節可能に設けられている。トラック支持部22によって固定され且つ支持されている供給トラック24が、供給ボウル20から延びている。ねじ機構28は、この機械の他の部分に対してトラック24と供給ボウル20の高さを調節するように設けられている。供給トラック24は、角度をもって、供給ボウル20から下方へ向って延びており、全体的に符号30で示されている、全体として円形の回転式ドラムアセンブリ30の方に延びている。供給ボウル20は、その中に装填されるねじが切られたピンブランクを方向付け、ねじブランクを供給トラックの方へ移動させる。ドラムアセンブリ30は、供給トラックから送られてきたねじピンブランクを供給部分に収容する。ねじ機構28は、供給トラックが定常的供給を確実にするように、ピンをドラムアセンブリ30内へ挿入される高さに調節するように使用される。ドラムアセンブリ30がピンを収容した後、符号32で示されている駆動機構はドラムアセンブリ30をピンが研削ステーションに送られるまで回転させる。カムアセンブリ124(図3)によって作動させられる研削アセンブリ34は、ピンに溝縦を研削する。その後、駆動機構は,研削されたピンがシュート36に排出される排出ステーションに送られるまで、ドラムアセンブリ30を回転させる。シュート36は、縦溝が研削されたピンを、供給ボウルから機械の反対側にあるフレームに取り外し可能に設けられている収集容器38に集める。
2.ドラムアセンブリについて
図3を参照して、回転ドラムアセンブリ30を示している好適実施形態は、全体として符号39で示されており、等しい間隔をおいた4つのステーションの間を、繰り返し回転させられる4つの回転押えアセンブリを有している。4つより多かったり少なかったりする押えアセンブリ及びステーションの数の場合もあり、それは、単位時間当りの製造数量や操作の数に依存する。また、押えアセンブリの数がステーションの数と等しい必要もない。押えアセンブリは、同時には離れたステーションにあるように離間している。押えアセンブリが各ステーションに配置されたとき、各ステーションが所定の操作を行うことができるように、ドラムアセンブリ30の回転が一時停止する。操作が完了した後、ドラムアセンブリ30は、再び押えアセンブリが次のステーションに配置されるまで回転する。図3に示されている排出側から機械を見ると、3つのステーション、すなわち、排出ステーション40、研削ステーション42及びアイドルステーション44を見ることができる。図4で示されている4つ目のステーションは、排出ステーション40から下方の反対側面にある供給ステーション46である。ドラムアセンブリ30は、供給ステーションから始まるような方向に回転し、押えアセンブリは最初に供給ステーションに、第2に研削ステーション、第3に排出ステーション、第4にアイドルステーションの方向に向けられる。アイドルステーションの後、押えアセンブリは再び供給ステーションに向き、そしてこのパターンがもう一度始まり、継続的に繰り返される。
A.押えアセンブリについて
図4を参照すると、押えアセンブリ39の各々はピンを収納するためのインサートブランク48と、インサートブランクにピンを保持するための押え50を有している。押え50は、インサートブランクの中央部にある細長いスロット52にぴったりはまっている。スロット52は、スロット52内に含まれている押え50の部分よりも長く、そのため、押えはスロット内を上下に移動可能である。図5に詳細に示されているインサートブランクの下端部は、供給トラック24からピン55を収納するための穴54が形成されたドラムから径方向外側へ突き出ているフランジ53を有している。皿穴57が穴の周囲に形成されているので、異なるタイプの頭部59を有するピンをインサートブランクに収納することができる。ピンの直径Dが変ると、インサートブランクも変えられなければならず、異なる大きさのインサートブランクが各々のピンの直径に応じて必要とされる。インサートブランクの穴は、インサートブランクの背面56からピンの外側端部58までの距離Lが常に同じであるような大きさにつくられる。このことは、ピンの直径が変ったとき、研削アセンブリ34の再センタリングを必要とするが、ピンがドラムアセンブリ30の外側遠くに突き出て、機械操作を妨げるように固定部分に接触するのを防ぐ。さらに、このようにして位置決めされたピンは、ピンを押えの下中央部に保持して、その結果、ピンが押えアセンブリの外側へ落ちるのを防ぐ。
図6,7及び8を参照すると、押え50の下端部80は、ピンをインサートブランクの凹部(穴)に保持するようにピンの頂部と係合する。図6の研削ステーション42にある押えアセンブリは、押えが下方位置にあることを示す。模式的に示されているコントロール圧縮ばね82(図9も参照)は、下方に、押えを付勢しており、その結果、インサートブランクフランジと押えの先端との間の圧縮力によって、ピンが頭部によって保持される。コントロールばね82は、インサートブランク48に対しては固定されている頂部プレート83と押え50のばね係合部85との間で圧縮されて保持されている。このように、押え50はインサートブランクのスロット52内を移動可能であり、コントロールばね82が研削ステーション42において、図6で下方に向けてインサートブランクを付勢している。
B.レールカム及び押えアセンブリフォロアについて
ピンを供給ステーションにある押えアセンブリに供給し、排出ステーションにある押えアセンブリから排出することができるように、各押えアセンブリは、レールカム88に沿って回転するローラ86を具えたフォロア84を有する。各フォロア84は、ドラムアセンブリ30の頂部を貫通する滑動ピン90と連結されている。滑動ピン90は、押え(図9も参照)の上部にあるフランジ94を収納するように、下方にスロット92を有している。
全体として円形をなすレールカム88は、フォロア84、滑動ピン90、及び押え50をコントロールばね82の圧縮力に抗して持ち上げる作用をするが、かくして、押えが、インサートブランクにピンが入ったり、出たりすることに干渉しないようになっている。ドラムアセンブリ30が図7で矢印96で示されている方向へ駆動機構によって回転させられると、フォロア84はレールカムの4部分を通って移動する。レールカム88の大部分は、盛り上がった部分98で構成されており、これは、排出ステーション、アイドルステーション及び供給ステーションに対応する。フォロア84が盛り上がり部分98にあるとき、押え50は引き上げられ、頂部93の開口99に入る。押えが引き上げられると、ピンの挿入及び排出が可能となるように、先端80とインサートブランクの間に隙間100が形成される。フォロア84がさらに回転すると、レールカム88の下方傾斜変部102が次の部分になる。下方傾斜部102は、供給ステーション46の丁度後ろから研削ステーション42の丁度前まで延びている。かくして、ローラ86は、先端80がピン55の頭部に係合するまで、レールカム上を下方に回転する。それから、フォロア84は、不連続レールカムの開口104を通る。この部分は研削ステーションに対応する。従って、研削中、コントロールばねの圧縮力は、先端80とインサートブランク間のピンをしっかりと保持する。第4の部分は上向き傾斜部106である。上向き傾斜部106の下端部107はローラ86の水平位置より下方にあり、そのため、ローラ86は上向き傾斜部と円滑に係合することができる。ローラ86がこの部分と係合すると、フォロア84と押えがピンを排出するために解放すべく引き上げられる。ドラムアセンブリ30の主要部分及び構成要素の他の部分は、前記4ステーションにおける操作の前後状況や駆動機構についての部分で検討されるであろう。
C.供給ステーションについて
図4に戻って、各々のステーションにおける操作の説明が、まず、供給ステーションからなされる。ドラムアセンブリ30の供給ステーションにおいて、全体的に符号60で示されている潤滑機構が、ピンを押えアセンブリに挿入する前に潤滑する。潤滑機構は、潤滑油アプリケータ62を有しており、アプリケータ62は、両側面に配置されている2つのノズル64を具え、これらのノズル64の間にピン55が配置される。潤滑油供給ライン66と空気供給ライン68がノズル64のアプリケータ62を通って延びている。各々のノズル64において、空気供給ライン68の先端69はノズル開口部70から、潤滑油供給ライン66の先端71よりもかなり離れた位置に配置されている。ピン55がまだ、想像線で示すように供給トラック24に置かれている間、後に説明される研削フォロア146(図3)と連結されているオイルカムフォロア72が研削フォロア146によってアクチュエートされ、潤滑油コントロールアセンブリ74がノズル64に少量の潤滑油を注入する。典型的にはオイルである使用潤滑油は、ピンが製造される材質を含む多くの要因によって一様ではない。潤滑油が注入された後すぐに、潤滑油コントロールアセンブリがノズル開口70から空気を噴射させる。かくして、潤滑油は空気によって運ばれ、点線で示されている菱形の部分76のピン55に吹き付けられ、潤滑油でピンの端部を濡らす。菱形部分はノズル64の内壁78とノズル開口部70の大きさの角度によってコントロールされる。図4に加えて図8を参照すると、供給トラック24はドラムアセンブリ30のすぐ近くにある。供給ステーションの押えアセンブリに置かれるべき次のピン51は、少なくとも2つの方法のうちの1つの方法で置かれる。
供給トラック24は、図1で概略的に示されているタイマー付き送り機構79を具えている。送り機構79は、ドラムアセンブリ30が供給トラックからコントロールアセンブリにピンを収容するように適切に整列させられると、ピンをトラックから解放する。好適には、外側覆い、すなわち、スカート81がピンの送りの必要をなくすように、ドラムアセンブリ30を囲む。ドラムアセンブリ30に置かれるべき次のピン51(図8)は、押えアセンブリの開口が供給トラック24に向い合うまで外側覆い上を滑動する。外側覆いはまた、ドラムアセンブリ30がその回転を妨げられることによって損傷をうける可能性のある、ドラムアセンブリ30上へのピン配置を防ぐ。外側覆い81は、押えアセンブリに対応する4つの部分に分けられており、押えアセンブリの部分として上下に移動させられる。
供給トラック24は下方に向いているので、重力が供給トラックに沿ってピンを移動させ、ピンを供給トラック24からドラムアセンブリ30へ移す。ドラムアセンブリ30は垂直方向に対して角度をもって配置されているので、ドラムシャフト157に対応するドラムアセンブリ30の軸は、供給トラック24の長手方向軸と直角をなす。かくして、ピンの長手方向軸はドラムアセンブリ30の軸に平行となり、インサートブランクへのピンの挿入が容易になる。角度の付けられたドラムアセンブリ30は、また、コントロールフォロアが、少なくとも部分的に下方傾斜部を通って回転するまでピンの頭部と係合しないので都合がよい。ドラムアセンブリ30には角度があるので、押えがピンと係合するまでは、重力によって、ピンはインサートブランクに保持される。このことは、供給ステーションが、ドラムアセンブリ30上において最も高い位置にあるようにドラムアセンブリ30を配置し、供給ステーション(図1)においてインサートブランクのフランジ53が上方に向くようにすることによって実施される。補足的構成要素(図示せず。)が、コントロールフォロアがピンと係合するまで確実にピンがインサートブランクに留まるように、ピンがインサートブランクの外側へ落ちないようにするために加えられる。補足的構成要素は、押えアセンブリの外側にピンを動かさずにドラムアセンブリ30を速い速度で回転させることが可能であることが望ましい。
D.排出及びアイドルステーションについて
図3及び8を参照すると、排出ステーションにおいて、もう1つのカムが挿入ブランクからピンを排出させるために利用されている。排出アーム108はリード整列ピン112と係合するカム従動コーナー110を有する。リード整列ピン及び従動整列ピン114は、下部プレート113に圧入されており、ドラムアセンブリ30の頂部93にまで挿入されている。リード整列ピンはドラムアセンブリ30を整列させ排出アーム108をアクチュエートする両方の機能を有している。かくして、リード整列ピンはカムとして機能する。排出アーム108は枢軸機構111を具えたT型支持部材109に枢軸動可能に設けられている。レールカム88をも支持するT型支持部材109は、支持フレーム22に固定されている横方向支持棒115に取付けられている。ドラムアセンブリ30が回転させられると、排出アーム108のコーナー110がリード整列ピン112と係合し、インサートブランクの外側へピン55を押出すように矢印117で示すように外側方向へ排出アームを作動させる。既に説明したように、ドラムアセンブリ30が傾いていることと、重力とがドラムアセンブリ30にピンを送るのに役立つ。ピンの排出もまた、ドラムアセンブリ30の軸が傾いていることによって助けられる。一旦、図1に戻ると、排出ステーション40は供給ステーション46の反対側にあるから、排出ステーションは、ドラムアセンブリ30では最下位置になり、排出ステーション40ではインサートブランク48のフランジ53は下向きとなる。従って、ピンは、重力によってドラムアセンブリから外れる。アイドルステーションとは、それだけの意味であるから、特別な説明は要しない。しかしながら、アイドルステーションを有していると、さらなる操作を加えることが可能となる。
E.研削ステーション
図9及び10を参照すると、説明すべき4つめで最後のステーションが研削ステーション42である。既に説明したように、研削ステーション42に対応するレールカムの部分は開口104である。この部分104は開いており、そのため、研削ステーションに配置されている押えアセンブリ全体が、図9に示される研削位置にピンを固定するように、下方に押出される。押えアセンブリは、全体として、整列ピンが図10において概略的に示されている直線運動ベアリング116によって案内されるため、リード整列ピン112と従動整列ピン114上において自由に下方に移動する。概略的に示されている圧縮ばね118は、押えアセンブリを上方に付勢している。ばね118は、ばね118を収容するための中央開口部121を有するばねホルダー119に収容されている。ドラムアセンブリ30の下部プレート113に圧入されているばねピン123は、ばねホルダー119の中央開口部121に嵌合しており、ばねを中央開口部121に圧縮状態で保持している。押えアセンブリ全体を図9に示されている研削位置に移動させるために、押えアセンブリの圧縮ばねの力は、カム始動押下レバー120によって打ち克たれる。
3.カムアセンブリについて
図3において、全体的に符号124で示されているカムアセンブリの一部である押下カムホイール122は、押下レバー120をアクチュエートする。図11乃至13は、カムアセンブリ124の詳細を示している。押下レバー120は研削位置に押えアセンブリを押し下げるように、研削ステーションに配置されている押えアセンブリのフォロア84と係合している(図9参照)。押下レバー120は、押下カムホイール122に従動する押下フォロア128にその他端部において取付けられている受板126に取付けられている。押下レバー120の上部位置は図11において実線で示されており、下部位置は点線で示されている。カムアセンブリシャフト130が支持アーム132及び134によって保持されているベアリング131において回転すると、押下カムホイール122が押下フォロア128をまず移動させ、それが押下レバー120を上下に移動させる。そうすると、押下レバー120が押えフォロア128に作用し、押えアセンブリによって保持されているピンを研削位置へ押し出す。
カムアセンブリは、図12に想像線で示されている横方向支持棒115に取付けられている支持アーム132及び134で支持構造に固定されている。左の支持アーム132は、押下受板126の穴136を通って延びている。ローラベアリング140(概略的に示されている。)が押下受板126に取付けられており、支持アームによって形成される軌道台138と滑動可能に係合している。このように、受板126は支持アームに対して上下に移動する。押下レバー受板及びフォロアは押下テンションばね142によって上部位置に付勢されている。このように、押下テンションばねは、押下カムホイール122に対して押下カムフォロアを保持している。押下レバーが押えアセンブリを研削位置に押出すと、研削アセンブリ34はピンを研削するために上下に周期運動する。研削アセンブリ34の詳細は以下に説明されるであろう。しかし、この時点において研削アセンブリ34の周期的動作を検討することは有用である。
カムアセンブリ124はまた、研削カムホイール144を有している。対応する研削フォロア146が平坦なブラケット150で研削アセンブリ34に取付けられている調節ブラケット148に取付けられている。カムアセンブリシャフト130が回転すると、研削フォロア及び間接的に取付けられている研削アセンブリ34がピン上を上下に反復運動させられ、それによってピンが研削される。研削アセンブリ34のサイクルの長さは一定であり、研削カムの直径の変化に応じて変化する。縦溝長さ調節ねじ240は調節ブラケット148のアーム242を通ってねじ込まれ、縦溝長さ調節ねじ240の長さ方向と直角をなす研削アセンブリの上部表面244と係合する。平坦ブラケット150は、研削アセンブリ34がカムフォロアに相対的に動くことを許容する穴246を有している。縦溝長さ調節ねじ240をアーム242の内部へさらに締め込むことによって、アーム242と研削アセンブリ34の間の隙間248が大きくなり、それによって、研削アセンブリ34が、カムフォロアと研削位置にあるピンからさらに離間する。故に、研削アセンブリ34がピンを研削するように反復動させられるとき、ピンは研削アセンブリ34のサイクル長さにおける作動時間が短くなり、縦溝の長さは短くなる。縦溝長さ調節ねじ240をアーム242からさらに外側へねじ出すことによって、隙間248は小さくなり、研削アセンブリ34はサイクルが始動したときにおいて研削位置上のピンにより近い位置に動く。そのため、ピンは研削アセンブリ34のサイクル長さにおける作動時間が長くなり、調節ブラケットアーム244の外側へ縦溝長さ調節ねじ240を出すことによって縦溝の長さは長くなる。一旦、図2を参照すると、ダイアルインディケータ249を具えたマイクロメータのような位置検知装置247が研削アセンブリ34と機械上の固定位置との間の長さを検知する。ダイアルインディケータ249は縦溝の長さを表示すべく校正される。異なる長さのピンが研削される場合、ダイアルインディケータ249は必ず再校正される。
ピンを研削するためには短いストロークが必要とされるだけであるから、研削カムホイールは、実質的には円形をしている。しかし、研削カムホイールは3つの異なる弧形を有している。すなわち、ACで区切られる弧形によって画定されるサイクルダウン弧形175と、ABで区切られる弧形によって画定される研削弧形165及びBAで区切られる弧形によって画定される下方位置弧形167である。研削弧形165及びサイクルダウン弧形175は下方位置弧形167よりも小さい直径を有しており、研削フォロアが研削弧形165に従動しているとき研削アセンブリ34は上方に移動させられ、それによってピンが研削される。研削フォロアがサイクルダウン弧形175に従動しているときは、研削アセンブリ34が下方に移動させられる。この端部においては、研削及びサイクルダウン弧形は下方位置弧形167とは異なり、一定の直径を有していない。研削カムホイールが回転すると、研削弧形CBが研削フォロア146と接触し、研削アセンブリ34を上方へ移動させる。C点は最も小さい直径のポイントであり、研削アセンブリ34が最も高い位置にある時と対応している。研削弧形CBが直径を徐々に変え、そのために研削カムホイールの動きは上方に動く間、遅い速度になる。研削が実際に行なわれるのは、この上方への移動の間である。サイクルダウン弧形ACは研削位置を下方に移動させる。弧形ACは弧形CBより短い。そのため、弧形ACは弧形CBと比較して素早く直径を変化させ、研削アセンブリ34を素早く下方に移動させる。かくして、研削アセンブリ34は、実際に材料を削っている間は、下方に移動する場合より遅く上方に移動する。研削アセンブリ34はより早く下方に移動させられることも可能である。何故なら、それ以上、研削しないからである。研削弧形ABは、押下げカムの押下げ弧形171に対応している。
DEで区切られて画定されている押下げ弧形171は一定の直径であり、ピンを研削位置に配置するときに押えアセンブリを下方に押し下げる働きをする。各カムフォロアが同時に押下げ弧形171と研削弧形CBに係合するため、ピンは研削アセンブリ34がピンを研削するために上方に移動する時間全体において研削位置に押下げられている。EF及びGDによって区切られ画定される弧形は、押えアセンブリを下方位置(図9参照)及び上方位置(図6参照)各々に移動させる。これらの区切りは高加速によって特徴付けられている。高加速は押えアセンブリを素早く上下位置に移動させ、そのためドラムアセンブリ30は各位置において最小限の停止をしながら回転させられることが可能である。サイクルダウン弧形ACは押えアセンブリを上方位置に移動させる弧形GDに対応している。かくして、押えアセンブリは研削アセンブリ34のサイクルダウンと同時に上方位置へ移動させられる。ED弧形は、全体として、下方位置弧形BAに対応しているが、そのため、押えアセンブリは研削アセンブリ34が下方位置にあるとき上方位置にあることになる。
4.駆動機構について
図1及び3を参照すると、駆動機構32によってカムアセンブリシャフト130が矢印141の方向へ回転させられる。駆動機構32は支持アーム132の開口部155(図11)において矢印143の方向に回転する第1ベベルギア154に軸の周囲を回転するように動力を伝えるモータ152を含む。駆動機構32のモータ152はモータ152のオン・オフ切換が可能でモータ152の回転速度をコントロールして単位時間当りの製造量をコントロールするための対応するコントロール装置153を有している。第1ベベルギア154はカムアセンブリシャフト130に固定されている水平ベベルギア156と係合する。
さらに図7を参照すると、駆動機構32は、ドラムアセンブリ30の矢印96方向への回転手段でもある。しかし、ドラムアセンブリ30の回転は定常ではない。そのために、駆動機構32は、異なる位置において必要な操作を行なうことができるように、ドラムアセンブリ30を短い一定時間、或る位置に停止させるインデキサー158を利用する。インデキサー158は、それが位置決め作動する毎に、ドラムアセンブリ30を正確に1/4回転させる。インデキサー158は、モータ152からドラム駆動シャフト157へドラムアセンブリ30の中央部を通って矢印96の方向への回転を伝える。ドラムアセンブリ30の下部において、ドラム駆動シャフト157は下方に向って直径が広がった領域161を有する。下部プレート113から下方に延びているボス163は、下方に向かって大きくなる内径を有している。かくして、カラーは、拡大直径領域と係合しドラムアセンブリ30がドラム駆動シャフト157に沿って下方に滑動するのを防いでいる。ドラムアセンブリ30の上部分は、セットねじ(図示せず。)でドラム駆動シャフト157に回転可能に固定されている。さらに、ドラム駆動シャフト157は2つの部材に分かれており、コレットアセンブリ151がドラム駆動シャフト157の2部材を連結するように具えられている。駆動アセンブリはまた、ドラムアセンブリ30又はカムアセンブリが回転を妨げられる際にモータ152に生じる損傷を防ぐための安全機構としてトルクテンダー160を含んでいる。
5.研削アセンブリについて
図3を参照すると、研削アセンブリ34は支持フレーム22に取付けられている軌道台162の内側で、支持フレーム22上を、自由に周期的に上下動できるようになっている。直線運動用ベアリング164(概略的に示されている。)が、研削アセンブリ34に取付けられており、軌道台162上を滑動する。特に、ベアリング164は、ベアリング支持部166と調節ベアリング支持部168に取付けられ、調節ベアリング支持部168は研削アセンブリの基部プレートに取付けられている。ドラム駆動シャフト157は、ドラムアセンブリ30を通って基部プレート170を下方に延びており、それによってドラムアセンブリ30と基部プレート170は一直線上にあることになる。ベアリング159は、基部プレート170がドラム駆動シャフト157上を滑動可能にしている。エアシリンダ174のシャフト172は、図3で示されている上部位置に、研削アセンブリ全体を付勢している。かくして、操作の間、研削フォロアは基部プレート170上のエアシリンダ174によって発揮される力によって、研削カム144に押し付けられている。既に説明された研削カム144は、研削アセンブリを、ドラムアセンブリ30が回転している間、下方位置にサイクルさせ、ドラムアセンブリ30が停止したときは押下げカムがピンを研削位置に押し出し、研削カムがピンを研削するために、研削アセンブリを上下にサイクルさせる。
図14を参照すると、研削機取付けプレート176が基部プレート170の上部に取付けられており、全体的に符号178で示されている5つの研削アセンブリが研削機取付けプレート176に設けられている。5つの研削機が好適実施形態では使用されているが、5つ以上又は以下の研削機が設けられることも可能である。実質的に全て同じである各研削機アセンブリは、研削機182が調節可能に設けられている枢軸動基台180を有している。研削機182は、全体的に符号185で示されているように、研削ホイール184がピン55の周囲に円形の配列となるように配置されている。研削ホイール184の径方向最も内側のポイント181は、ピンの直径よりも小さい直径の円を形成する。かくして、研削ホイール184は、縦溝を形成するように材料を削り取る。また、最も外側のポイントと研削ホイール184の中心も円形となる。さらに、研削機182の長手軸206は円の接線方向にある。
枢軸動基部180は、締め付けられたときに取付けプレート176に対して動かないようにするために摩擦押えタワー186で取付けプレート176に固定される。タワー186の穴187は、枢軸動基部180を取付けプレート176に相対的に調節することができるように拡大されている(図20参照)。研削機182は空気動力で作動させられ、毎分40,000回の回転数で回転する。研削機182はエアホース188で空気を供給されている。
A.研削アセンブリの調節
研削アセンブリの精確な位置決めが必要であるために、研削アセンブリには様々な調節手段が組み込まれている。ピンの直径が変化したときは、研削機配置の中心は、図3に矢印189で示される方向へ調節されなければならない。この調節は、基部180と取付けプレート176との間のねじ190を弛ませること、研削機配置の中心を再び位置決めしながら、それとともに調節ねじ192を締めること、そして、基部と取付けプレートとの間のねじ190を再び締めることによりなされる。取付けプレートは、ドラムシャフト157よりも大きな直径の開口部191(図3も参照)を有しているので、ドラムアセンブリに対する取付けプレートの相対的移動は許される。
この研削機配置においては、種々のピンの直径に適応させるために、研削機の角度を調節することが必要である。この目的のために、バンド194が基部180の周囲に配置される。バンドは、軸受支持部166,168の中のトンネル195の中を通過する。固定ピン198に係合するバンド調節ねじ196を同時に回転させることにより、すべての研削機の角度は同時に調節される。図14,15,16を参照すると、個々の研削機の角度は、バンド付属ねじ200を、調節されるべき研削機に対応して弛ませることにより、そして、バンド194に溶接されている、個々の基部調節機構203の基部調節ねじ202を同時に締めることにより調節される。基部調節ねじは、基部と研削機の角度を調節するために、基部に固定されたピン205に係合している。バンド付属ねじ200は、その後、調節を確定させるために再び締められる。調節がすべての基部についてであろうと1つだけについてであろうと、基部と研削機の角度は、固定の枢軸ピン204に対して調節されることになる。
個々の研削機もまた、それらの長手軸206と直角の方向に調節され得る。図17と18を参照すると、研削機調節ねじ208は、基部180の垂直壁210にねじ込まれる。研削機調節ねじの端部は、ねじ220によって、調節ねじの溝218に押し込まれる金属ボール216で、サドルブロック214の壁212の内側に固定される。サドルブロックを研削機調節ねじに相対的に所定の位置に保つために、ばねワッシャー221が研削機調節ねじの肩223と壁212に係合する。クランプねじ222を弛めることによって、調節ねじ208は基部の垂直壁の内外に自由にねじ込まれる。従って、研削機は、基部の垂直壁内において、長手軸と直角方向に調節されることができる。
B.研削機アセンブリ
図14及び19を参照すると、時々、研削機の研削ホイールを取り替えることが必要になる。この目的のために、研削機アセンブリは、図19の想像線225で示されるように、上方へ60°傾けられる特徴を有している。研削機を傾けるには、クランプねじ222と摩擦クランプねじ227を弛める。サドルブロックと研削機は、ピボットピン224と調節ねじ208の周りに上方に旋回する。調節ねじのボールと溝の配置は、ボールが調節ねじの溝の中を転がることにより、サドルブロックに基部の垂直壁内を旋回させる。サドルブロックは、サドルブロックの両側にあるハンドル226に対応する2つのボルト225を単に弛めることにより、基部から弛められる。
さらに、図20を参照すると、研削機は、サドルブロック214とサドルクランプ228との間に支持される。サドルクランプのプラスチック部品230は、サドルブロック内の研削機とサドルクランプのクッションとなる。サドルクランプをサドルブロックに固着させるボルト232を弛めることによって、研削機は、想像線234で示されるように、長手方向に調節されるであろう。
6.ピン
この工程でつくられる製造物であるピンは、図21及び22に示されている。ピンのねじ山に研削された縦溝は、ランアウト領域236を有する。ランアウト領域は、縦溝の端部にピンの頭部に向かって位置づけられ、円形の研削ホイールによって形づくられる。このランアウトが、ファスナーの機能の障害となることはあり得ない。図22が示すように、この工程で製造されたファスナーは、ここに引用されたステンセル特許で開示されたファスナーと同様に機能する。ファスナー55の頭部250は、板252に当り、ピンのシャンク254は板252及び第2の板256を貫通している。ピンの外側のねじ山258は、カラー262の内側のねじ山260に係合する。締め具(図示せず。)は、半円形の凸型耳264に係合して、カラーをピンに締め付ける。所望のトルク値で、この締め具は耳を塑性変形させ、材料を縦溝266の方向に押し入れ、かくして、カラーをピンに固定させ、所望の軸方向負荷をもたらす。締め工程の間、ピン55のねじが切られた端部内側に位置するレンチ面268を利用することにより、ピンは回転を阻止される。
7.ピンの大量生産のための機械の操作
ここに開示された5本スピンドルの縦溝形成機は、説明されたファスナーピンの大量生産が可能である。大量のねじが切られたピンブランクが、どのような方向付けでもよいから、供給ボウルに装填される。供給ボウルは、適切にピンブランクの向きを合わせ、それらを供給トラックに移動させる。供給トラックは、全長にわたりねじが切られたピンブランクで充填され、供給ボウルにピンが供給されればずっと充填され続ける。ドラムアセンブリが回転する間、供給トラック上のピンブランクは、インサートブランクの凹部が供給トラックと適切に整列されるまで、外側覆いに対向して滑っていく。ピンに働く重力に助けられ、第1のピン及びそれを押し出すその他のピンは、第1の押えアセンブリのインサートブランクの凹部へ装填される。ドラムアセンブリは、その後、第1の押えアセンブリが研削ステーションに至り、第2の押えアセンブリが供給ステーションに至るまで、四分の1円弧状に回転する。ドラムアセンブリが一時的に停止する間に、第1のピンは研削され、その間に第2のピンは同時に第2の押えアセンブリに装填される。ドラムアセンブリは、その後、第3の押えアセンブリが供給ステーションに至り、第2の押えアセンブリが研削ステーションに至り、第1の押えアセンブリが排出ステーションに至るまで再び回転する。同時に、第3のピンは、第3の押えアセンブリに装填され、第2の押えアセンブリ内の第2のピンは縦溝を研削され、第1のピンは第1の押えアセンブリから重力の作用だけで落下する。ドラムアセンブリは再び回転し、第1のピンが重力で落下しない場合は、排出アームが外側に伸びてピンをシュートへ排出させる。従って、排出アームは、ピンが排出されるのを確実にする。ドラムアセンブリは、第4の押えアセンブリが供給ステーションに至り、第3の押えアセンブリが研削ステーションに至り、第2の押えアセンブリが排出ステーションに至り、第1の押えアセンブリがアイドルステーションに至ると、回転を停止する。再び、実質的に同時に、第4のピンは第4の押えアセンブリに挿入され、第3の押えアセンブリの第3のピンは研削され、第2のピンは第2の押えアセンブリから落下する。ドラムアセンブリは第1の押えアセンブリが再び供給ステーションに至るまで回転する。この工程は、ファスナーピンの大量生産をもたらしながら、連続して繰り返される。
故に、研削機を円形に配置した構成の縦溝形成機は、効率よく、セット軸負荷を有するセルフロッキングファスナーを製造するものとして、ここに開示されている。本発明の具体的な形態及び利用例を図示し説明したが、本発明の趣旨から離れることなく様々な形態を取り得ることは、当業者には明白である。従って、添付の特許請求の範囲内において、本発明は例示された態様とは異なる態様でも実施され得ることが理解されるべきである。
理解を助けるために簡略化した本発明の5本スピンドル縦溝形成機の側面図。 図1の5本スピンドル縦溝形成機の上面図。 研削アセンブリ、カムアセンブリ及びドラムアセンブリを示す、図1の5スピンドル縦溝形成機の一部を断面で示した排出側の部分的側面図。 供給ステーションと潤滑装置を示す、図1の5本スピンドル縦溝形成機のドラムアセンブリの部分的断面図。 ピンがどのようにインサートブランクに配置されるかを示した図。 ドラムアセンブリの外側覆いの部分が外されている、図4のドラムアセンブリの部分断面図の排出側側面図。 レールカムとレールカムによってアクチュエートされる押えアセンブリフォロアを示す、図4のドラムアセンブリの部分的断面の上面図。 供給トラックと排出アームを示す、図4のドラムアセンブリの部分的断面の下面図。 図8の9−9線から見た、図4のドラムアセンブリの部分的断面図。 図8の10−10線から見た図4のドラムアセンブリの部分的断面図。 カム機構のアイドル側の側面図。 カム機構の排出側の側面図。 カム機構の研削側の側面図。 理解を助けるために、詳細部分を除いて、すべての研削アセンブリと図3の研削アセンブリの取付けプレートを典型的に示す研削機アセンブリの上面図。 個々の枢軸動基部調節機構を示す、図14の研削アセンブリの部分的側面図。 図5に説明されている個々の枢軸動基部調節機構によって調節され固定するためのロックねじを説明する、図4に示されている研削アセンブリの部分的側面図。 図14の円の内部である研削機の研削機調節機構の部分断面の上面図。 図17の調節機構の側面図。 研削機の配置を調節するための方法を説明する、図14に示されている研削機アセンブリの側面図。 図19の20−20線から見た、図14の研削アセンブリの断面図。 図1の5本スピンドル縦溝形成機によって製造されるピンの縦溝を示す拡大断面図。 ファスナーを完成させるためにカラーがピンにねじ込まれる前の、本発明により製造されたピンを有するファスナーの分離した一部断面の正面図。
符号の説明
20 供給ボウル
24 供給トラック
30 ドラムアセンブリ
32 駆動機構
34 研削機アセンブリ
36 排出シュート
39 押えアセンブリ
40 排出ステーション
42 研削ステーション
44 アイドルステーション
46 供給ステーション
48 インサートブランク
50 押え
182 研削機

Claims (9)

  1. ピンファスナーであって、最初に当該ピンにねじ山を形成し、次に当該ピンに縦溝を同時に研削することによって製造された、複数の縦溝を有するねじが切られたピンファスナー。
  2. 当該ピンがシャンクと該シャンクの一方の端部に配置された頭部とを有する請求項1に記載のピンファスナー。
  3. 前記ねじ山が前記シャンクの外面にあり、前記頭部の反対側の前記シャンクの端部から始まる請求項1に記載のピンファスナー。
  4. 前記縦溝が前記シャンクのねじが切られた端部に配置されている請求項3に記載のピンファスナー。
  5. 前記縦溝が当該ピンの頭部に向かって伸びるランアウト部を有する請求項4に記載のピンファスナー。
  6. 前記シャンクが該シャンクのねじが切られた端部内側に配置されたレンチ面を有する請求項5に記載のピンファスナー。
  7. 前記頭部の反対側の前記シャンクに受容させるためのカラーをさらに有する請求項2に記載のピンファスナー。
  8. 前記カラーが、その内側にねじが切られており、当該カラーの外側面に配置された半円形の凸型耳を有する請求項7に記載のピンファスナー。
  9. 前記凸型耳が前記カラーにトルクが加えられると前記縦溝内に塑性変形する請求項8に記載のピンファスナー。
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