JP2007290481A - 部品の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の板厚に影響されず、部品にクリップをしっかりと取付け、クリップの取付性を悪化させる事なく、部品からのクリップの脱落を確実に防止する部品の取付構造を提供する。
【解決手段】この取付構造は、長孔15を有する第1部品10と、取付孔5を有する第2部品1と、これらを連結するクリップ30とを備える。クリップ30は、第1フランジ部31と、軸部40と、長孔15の裏面側に弾性的に当接する第2フランジ部46と、第3フランジ部48と、取付孔5に係止する脚部50とを有し、軸部40は大きな円弧状の摺動部43及び小さな円弧状のストッパ部44を有する。そして、第1フランジ部31が長孔15に直交したとき、第1部品上の、ストッパ部44に近接した側部周辺には凸部20が設けられ、これが第1フランジ部31に係合し回り止めがなされ、クリップ30の第1部品10からの脱落を防止する。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、自動車用のカバー部材等の第1部品を、自動車のパネル部材等の第2部品に取付けるために適用される、部品の取付構造に関する。
従来のこの種の部品の取付構造として、下記特許文献1には、長孔を設けた第1部品(第1パネル状部品)にクリップを取付け、該クリップを第2部品(第2パネル状部品)の取付孔に係合させることにより、クリップを介して第1部品を第2部品に取付けるようにした部品の取付構造が開示されている。前記クリップは、長径及び短径を有する長方形状の第1フランジ部と、該第1フランジ部の下面中心から延設された軸部(首部)を介して前記第1フランジ部の下方に連設された円盤状の第2フランジ部と、該第2フランジ部の下面から延設され、前記第2部品の取付孔周縁に係合する脚部(足部)とを備えている。また、前記第2フランジ部の上面には、第1フランジ部の長径方向中央に直交して、一対の突部が対向して突設していて、該突部は、第1フランジ部が長孔とほぼ平行なときに第1部品の裏面側に圧接し、第1フランジ部が長孔と直交する角度になると長孔の長手方向の両端部内周に嵌入するようになっている。
そして、クリップの第1フランジ部を長孔に整合させて挿入し、第1フランジ部を長孔に直交するまで回動させると、第1フランジ部の長径方向両端部が長孔周縁に係合すると共に、第1部品の裏面側に第2フランジ部が当接し、更に、第2フランジ部上面の一対の突部が長孔の長手方向両端部にそれぞれ嵌入するので、クリップが逆方向に回動したり長孔内で移動したりすることなく、第1部品に取付けられるようになっている。
特許第3429202号公報
上記特許文献1の場合、クリップの第1,第2フランジ部の間に、所定厚さの第1部品が挟み込まれるようになっている関係上、例えば、第1部品の板厚が第1,第2フランジ部の間隔よりも厚ければクリップを取付けることができず、第1部品の板厚が第1,第2フランジ部の間隔よりも薄ければクリップのガタツキが生じるため、第1部品の板厚が変化するたびに新たなクリップを成形しなければならないという不都合がある。
また、第2フランジ部上面の突部を高く形成すると、長孔の内周によりしっかりと当接して、クリップの回り止め等が効果的になされるが、取付時にクリップを回動させる際に、第1部品の裏面に突部が強く圧接してクリップを回動させにくく、一方、突部を低く形成すればクリップを回動させやすくなるが、長孔の長手方向両端部に突部が嵌入した際にその内周に効果的に係合せず、回り止め等が確実になされないので、突部の高さ設定が難しいという問題がある。
そして、上述したように、クリップの第1部品に対する回り止めが不十分であったり、ガタツキ等が生じたりしていて、クリップが第1部品にしっかりと取付けられていない状態で搬送等を行うと、第1部品からクリップが脱落する虞れが生じる。
したがって、本発明の目的は、部品の板厚等に影響されずに、部品にクリップをしっかりと取付けて、クリップの取付性を悪化させることなく、部品からクリップが脱落することを確実に防止することができる部品の取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、長孔を有する第1部品と、取付孔を有する第2部品と、これらの部品を連結するクリップとを備えた部品の取付構造において、前記クリップは、前記第1部品の長孔の長さよりも短く、前記長孔の幅よりも長い長径と、前記長孔の幅よりも短い短径とを有し、前記長孔に挿入されて回転させることにより第1部品に係合する第1フランジ部と、この第1フランジ部の前記第1部品への当接面の中央部から伸びて前記長孔に挿通される軸部と、この軸部に連設されて、前記第1フランジ部に向けて斜めに延出され、前記長孔の裏面側周縁に弾性的に当接する第2フランジ部と、この第2フランジ部に隣接して前記軸部に連設され、前記第2部品の取付孔の周縁に当接する第3フランジ部と、この第3フランジ部の前記第2部品への当接面の中央部から延出され、前記第2部品の取付孔に挿入されて、該取付孔の裏面側周縁に係止される脚部とを有しており、前記軸部は、軸方向から見たときの断面が略四角形状をなし、対角上に位置する一対の角部が大きな曲率の円弧からなる摺動部をなし、残りの一対の角部がそれよりも小さい曲率の円弧又は角部からなるストッパ部をなし、前記摺動部が前記長孔の長辺に接触する方向には回動できるが、前記ストッパ部が前記長孔の長辺に接触する方向には回動できない形状とされており、前記第1フランジ部は、その長径方向が、前記軸部の対向する一対の辺方向となるように配置されており、
前記ストッパ部が前記長孔の長辺に係合して所定方向にそれ以上回動できない状態にあって、前記第1フランジ部の長径方向が、前記長孔の長辺に対して交差して配置された状態で、前記第1部品上には、前記第1フランジ部が乗り越え可能に係合する凸部が設けられていることを特徴とする部品の取付構造を提供するものである。
上記発明によれば、クリップの第1フランジ部の長径を、第1部品の長孔の長辺方向にして挿入し、第1フランジ部を長孔から突き出して、軸部が長孔内に挿通された状態で、軸部の摺動部が長孔の長辺に接触する方向にクリップを所定角度回動させると、ストッパ部が長孔の長辺に係合してそれ以上回動できない状態になる。なお、クリップを回動させるとき、第1フランジ部は、第1部品上に形成された凸部を乗り越えて回動する。こうして、ストッパ部が長孔の長辺に係合してそれ以上回動できない状態になると、第1フランジ部の長径方向が、長孔の長辺に対して交差して配置される。
そして、第1部品上に形成された凸部が、それを乗り越えて回動した第1フランジ部に係合し、クリップは、戻る方向に回動することを規制される。このため、第1フランジ部の長径方向が、長孔の長辺に対して交差して配置された状態が維持され、例えばクリップを第1部品に取付けた状態で搬送し、保管し、使用するまでの間に、クリップが部品から脱落することを確実に防止することができる。また、第1部品に形成された凸部と第1フランジ部との係合によって、クリップが長孔に沿って移動することも規制されるので、クリップの取付け位置がずれることも防止できる。なお、第1部品上の凸部と、第1フランジ部との係合は、上記凸部が第1フランジ部の側部に係合するだけでなく、第1フランジ部の下面に形成された凹部に、上記凸部が嵌合して係合するようにしてもよい。
また、上記の状態では、第2フランジ部が長孔の裏面側周縁に弾性的に当接するので、第1部品の厚さが第2フランジ部の弾性変形可能な範囲で変更されても、第1フランジ部を第1部品の長孔から抜け出させて係合させることができ、厚さの異なる複数種類の第1部品に共用できるクリップを提供することができる。また、第2フランジ部が長孔の裏面側周縁に弾性的に当接することにより、第1フランジ部が第1部品に密接するので、第1フランジ部と第1部品の凸部との係合力を、凸部を高くすることなく高めることができ、クリップの取付性を悪化させることなく、クリップの回動をより効果的に規制することができる。
こうして第1部品にクリップを取付けた状態で、クリップの脚部を第2部品の取付孔に挿入して係止させることにより、第1部品と第2部品とを連結することができる。なお、第2部品から第1部品を取外す必要が生じた場合には、クリップの第1フランジ部を第1部品上の凸部を乗り越えるように強制回動させて、第1フランジ部の長径方向を長孔の長辺方向になるようにすることにより、第1フランジ部を長孔から抜き出すことができるので、第1部品を第2部品から取外すことができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記凸部は、前記第1部品上の、前記第1フランジ部の前記ストッパ部に近接した側部周辺に、前記第1フランジ部が乗り越え可能に係合するように設けられている部品の取付構造を提供するものである。
上記発明によれば、第1部品上の凸部に第1フランジ部の側部が係合した状態が、目視で確認できるので、第1部品にクリップを確実に取付けることができる。また、第1部品上の凸部を、クリップの第1フランジ部の側部に係合させたので、凸部を係合させるための凹部を第1フランジ部の裏面に別途設ける必要がなく、第1フランジ部に前記凹部を形成するための板厚が不要となり、第1フランジ部自体の厚さを最小限にすることができる。その結果、第1フランジ部が、第1部品上面から大きく出っ張ることがなく、他の部材への干渉を防ぐのでレイアウト性を高めると共に、見栄えを向上させることができる。
本発明の第3は、前記第1の発明において、前記第2フランジ部は、前記軸部の外周から前記第1フランジ部に向けて斜め外方にスカート状に延出された形状をなしている部品の取付構造を提供するものである。
上記発明によれば、第2フランジ部が第1フランジ部に向けて斜め外方にスカート状に延出された形状をなすので、長孔の裏面側で、周方向に沿って広い範囲で弾性的に当接するようになり、クリップを第1部品に安定して固定することができる。
本発明の第4は、前記第1の発明において、前記第2フランジ部は、前記軸部の外周の対向する部分から、前記第1フランジ部に向けて斜め外方に延出された一対の羽根状片からなる部品の取付構造を提供するものである。
上記発明によれば、第1フランジ部は、軸部の外周の対向する部分から、第1フランジ部に向けて斜め外方に延出された一対の羽根状片からなるので、金型で成形する場合に、分割面等を容易に設定することができ、金型設計を比較的簡素化することが可能となるので、製造コスト等を抑え、生産性を向上させることができる。
本発明の部品の取付構造によれば、クリップの第1フランジ部を長孔に整合させて挿入し、軸部が長孔内に挿通された状態で、軸部の摺動部が長孔の長辺に接触する方向にクリップを所定角度回動させると、ストッパ部が長孔の長辺に係合してそれ以上回動できない状態になると共に、第1フランジ部が第1部品上の凸部を乗り越えて回動して、前記凸部が第1フランジ部の側部に係合するので、クリップは戻る方向に回動することを規制され、第1フランジ部の長径方向が、長孔の長辺に対して交差して配置された状態を維持することができる。このため、例えばクリップを第1部品に取付けた状態で搬送し、保管し、使用するまでの間に、クリップが部品から脱落することを確実に防止することができる。
また、上記状態では、第2フランジ部が長孔の裏面側周縁に弾性的に当接するので、第1部品の厚さが厚かったり薄かったりしても、第1フランジ部を第1部品の長孔から抜け出させて係合させることができ、厚さの異なる複数種類の第1部品に共用できるクリップを提供することができる。
更に、第2フランジ部が長孔の裏面側周縁に弾性的に当接することにより、第1フランジ部が第1部品に密接するので、第1フランジ部と第1部品の凸部との係合力を、凸部を高くすることなく高めることができ、クリップの取付性を悪化させることなく、クリップの回動をより効果的に規制することができる。
以下、図1〜9を参照して、本発明の部品の取付構造の一実施形態について説明する。
例えば、自動車の車体パネルの下方には、燃料タンクが配設されているが、該燃料タンクにはバルブやパイプ等の複数の部品が接続されているため、定期的に点検したり、部品を交換したりして、メンテナンスを施す場合がある。このため、図1に示すように、燃料タンク上方に配置されたパネル部材1には、メンテナンスホールと呼ばれる開口部3が形成されており、この開口部3にはメンテナンスホールキャップと呼ばれるカバー部材10が取付けられている。この実施形態は、上記カバー部材10と、パネル部材1とをクリップ30を介して連結する構造に適用されたものである。すなわち、上記カバー部材10が本発明における第1部品をなし、上記パネル部材1が本発明における第2部品をなしている。カバー部材10には、その外周4箇所に上記クリップ30を取付けるための長孔20が形成されている。また、パネル部材1には、上記開口部3の外周であって、上記カバー部材10の長孔20が整合する位置に、取付孔5が形成されている。
カバー部材10は、金属製の板材をプレス加工等により所定形状に成形したもので、その中央部11が小判状にやや凹んだ形状をなしていて、前記パネル部材1の開口部3内周に嵌合するようになっている。また、中央部11の所定箇所には、所定径の把持用穴部13が形成されており、カバー部材10をパネル部材1から取外しやすくなっている。更に、中央部11の周縁から外側に広がって鍔部14が設けられ、この鍔部14の角部の4箇所に、前述した長孔15がそれぞれ設けられている。なお、この長孔15は、その長手方向がカバー部材10の中心に向くように、所定角度傾けられて形成されている。例えば図4(b)に示すように、長孔15は、一対の対向する長辺17と、この長辺17の両端部を円弧状に連結する短辺19とを有している。
次に、本発明で用いられるクリップ30について説明すると、図2及び図3に示すように、このクリップ30は、第1フランジ部31と、この第1フランジ部31の下面中央から延出された軸部40と、この軸部40の外周に連設された第2フランジ部46と、この第2フランジ部46の下方に隣接して設けられた第3フランジ部48と、この第3フランジ部48の下面中央から延出された脚部50とで構成されている。
第1フランジ部31は、図3(c)に示すように、前記長孔15の長辺17よりも短く、かつ、長孔15の短辺19よりも長い長径Lと、長孔15の短辺19の長さよりも短い短径Sとを有する長方形状をなしており、長孔15に挿入可能で、しかも、カバー部材10の裏面側から長孔15に挿入した後に回動させることにより、長径方向の両端部が長孔15の表面側周縁に係合するようになっている。また、第1フランジ部31の4つの各角部34は円弧状に形成されており、長孔15に第1フランジ部31を挿入する際に、長孔15周縁に引っ掛からず、スムーズに挿入できるようになっている。
更に、図3(b)に示すように、第1フランジ部31の長径方向の両端部の上下両面には、端部に向かって次第に肉薄となるように傾斜したテーパ面35,36が、それぞれ設けられている。このテーパ面35,36のうち、下側のテーパ面36は、第1フランジ部31を長孔15に挿入して回動させるとき、長孔15のエッジに第1フランジ部31がスムーズに乗り上げて長孔15の表面側周縁に係合できるようにすると共に、カバー部材10に設けられた、後述する凸部20を乗り越えやすくする作用を有している。また、第1フランジ部31の上面中央部には、十字状をなした工具差込溝37が設けられており、プラスドライバ等の工具の先端を差込可能となっている。なお、この工具差込溝37の形状は十字状に限らず、工具としてマイナスドライバー等を用いるならば、単なる直線状のスリットでもよい。
上記第1フランジ部31の下面(カバー部材10への当接面)の中央部からは、長孔15に挿通される軸部40が延出されている。この軸部40は、図4(b),図5(b),図6(b)に示すように、軸方向から見たときの断面が、一対の直線部41,41と、これに直交する他の直線部42,42とからなる略四角形状をなしていて、対角上に位置する一対の角部が大きな曲率の円弧からなる摺動部43をなし、残りの一対の角部が前記摺動部43よりも小さい曲率の円弧からなるストッパ部44をなしている。また、一対の直線部41,41が、前記第1フランジ部31の長径方向に平行となるように、軸部40が配置されている。そのため、図4に示すように、長孔15に第1フランジ部31が挿入された当初は、軸部40の直線部41,41が、長孔15の長辺17に平行に配置された状態で、長孔15に軸部40が挿通される。この状態で、軸部40は、摺動部43が長辺17に接触しようとする方向(図4のA方向)には回動できるが、ストッパ部44が長孔15の長辺17に接触する方向(図4のB方向)には、ストッパ部44が長孔15の長辺17に係合しているため、回動できない。なお、この実施形態においてストッパ部44は、摺動部43よりも曲率の小さい円弧から形成されているが、ほぼ直角状をなした角部であってもよく、長辺17に当接して回り止めを図ることができればよい。
上記軸部40の外周には、第1フランジ部31に向けて斜め外方にスカート状に延出された形状をなす第2フランジ部46が連設されている。前記第1フランジ部31がカバー部材10の表面側に係合し、上記第2フランジ部46がカバー部材10の裏面側に係合して、両者でカバー部材10の長孔15周縁を挟み込むことにより、カバー部材10にクリップ30が取付けられるようになっている。また、第2フランジ部46は、長孔15全体をカバー部材10の裏面側から覆う大きさで形成されている。更に、第1フランジ部31の下端面と第2フランジ部46の上端面との間隔は、少なくともカバー部材10の厚さよりも狭くされており、好ましくは第2フランジ部46の上端面が、第1フランジ部31の下端面とほぼ同じ高さ、あるいはそれ以上の高さとなるまで延出されている。したがって、第1フランジ部31が長孔15の表面側周縁に係合した状態では、第2フランジ部46は長孔15の裏面側周縁に弾性的に圧接された状態となる。
前記軸部40は、上記第2フランジ部46の下面中央から更に延出しており、第2フランジ部46の下面中央から延出された軸部40の外周に第3フランジ部48が連設されている。この第3フランジ部48は、前記第2フランジ部46とほぼ同一の外径で円盤状に形成されており、本発明の第2部品であるパネル部材1の取付孔5の周縁に当接するようになっている。
上記第3フランジ部48の下面(パネル部材1への当接面)からは、脚部50が延設されている。この脚部50は、第3フランジ部48の下面中央からほぼ垂直に延出した板状のステム部51と、該ステム部51の先端部の両側から第3フランジ部48に向けて錨足状に伸びる一対の弾性片52,52とから構成されている(図3(a)参照)。この弾性片52,52は、図3(d)に示すように、ステム部51を挟んで左右にずれた位置に形成されている。更に、一対の弾性片52の先端部に係合段部54が形成され、この係合段部54の内周側から係合片53がそれぞれ突設されている。図8に示すように、係合段部54がパネル部材1に設けられた取付孔5の裏面側周縁に係合し、その際、係合片53が取付孔5の内周に挿入されるようになっている。
次に、図4〜6を参照して、クリップ30の第1フランジ部31に関連して、カバー部材10の長孔15周辺の形状について説明すると、前記長孔15は、互いに平行な一対の長辺17,17と、該長辺17,17の両端部をそれぞれ連結する円弧状の短辺19,19とで構成され、全体として小判形状をなしている。カバー部材10の長孔15の対向する一対の長辺17の周縁には、軸部40の中心に対して斜め方向に対向して回転対称となる位置に、一対の凸部20が形成されている。この凸部20は、長孔15の各長辺17から直角に所定長さで伸びている。また、長孔15の長辺17に対して直交する方向に沿って見た断面形状が、図7に示すような山形をなしている。この場合、第1フランジ部31を図4(b)の状態から矢印A方向に回動させるときに、第1フランジ部31が最初に当接する側に位置する一方の斜面は緩傾斜のガイド面24をなし、第1フランジ部31を図6(b)の状態から矢印B方向に回動させるときに、第1フランジ部31が最初に当接する側に位置する他方の斜面は急傾斜の係合面22をなしている。また、図6に示す各凸部20,20の間隔Cは、クリップ30の第1フランジ部31の短径Sに適合する長さとされている。したがって、第1フランジ部31を図4(b)の状態から矢印A方向に回動させると、第1フランジ部31の両端部が、上記各凸部20をガイド面24側から係合面22側へと乗り越え、図6(b)の状態に至ると、第1フランジ部31の長径方向に沿った両側部が、上記一対の凸部20に挟まれて、戻り方向(図6(b)の矢印B方向)への回動を制止されるようになっている。
なお、上記凸部20は、この実施形態の場合、角度の異なる一対の傾斜面からなる山形のビード形状をなしているが、第1フランジ部31が乗り越え可能に係合する形状であればよく、特に限定されるものではない。例えば、図9(a)に示すように、カバー部材10上面から円錐状に突出した凸部20aとしてもよく、図9(b)に示すように、同角度で傾斜した一対の傾斜面を有する山形のビード形状をなした凸部20bとしてもよく、図9(c)に示すように、山形のビード形状の頂部を、円弧状に形成してやや丸みを帯びた凸部20cとしてもよい。
次に、上記構成からなる本発明による部品の取付構造の作用について説明する。
まず、カバー部材10の裏面側から、第1フランジ部31の長径方向を、長孔15の長辺17に沿った方向に整合させて、第1フランジ部32を長孔15に挿入して長孔15の表面側から突き出すと、図4に示すように、長孔15に軸部40が挿通されて、第2フランジ部46がカバー部材10の裏面側に当接する。
この状態で、摺動部43が長孔15の長辺17に接触する方向(図4の場合、矢印A方向)に、クリップ30を回動させると、図5(a),(b)に示すように、摺動部43が長辺17に摺接しつつ、軸部40を回動させることができる。このとき、第1フランジ部31の下面側のテーパ面36が、長孔15のエッジに当接してカバー部材10の表面側に乗り上がり、更に凸部20のガイド面24に接触して、凸部20をガイド面24側から係合面22側に向けて乗り越える。
こうして、第1フランジ部31の両端部が凸部20を乗り越えると、図6(b)に示すように、ストッパ部44が長孔15の長辺17に当接して、クリップ30をそれ以上矢印A方向には回転できなくなる。この状態で、第1フランジ部31は、長孔15の長辺17に対して直角近傍の角度、好ましくは90度±30度の角度で交差し、長孔15の周縁に係合する。
その結果、第1フランジ部31がカバー部材10の表面側に係合し、第2フランジ部46がカバー部材10の裏面側に係合して、両者でカバー部材10の長孔15周縁を挟み込むことにより、カバー部材10にクリップ30が取付けられる。
また、この状態で、第1フランジ部31の長径方向に沿った両側部にそれぞれ凸部20が配置しており、凸部20によって第1フランジ部31の両側が挟まれた状態になる。その結果、第1フランジ部31が戻り方向、すなわち図6(b)の矢印B方向に回動しようとすると、第1フランジ部31の両側部が、凸部20の係合面22に係合し、回動を制止される。
したがって、第1フランジ部31の長径方向が、長孔15の長辺17に対して直交した角度で配置された状態が維持されるので、例えば、クリップ30をカバー部材10に取付けた状態で搬送し、保管し、使用するまでの間に、クリップ30がカバー部材10から脱落することを確実に防止することができる。また、長孔15周辺にある凸部20が、第1フランジ部31の両側部に係合しているので、例えば、搬送途中等において、長孔15の長辺方向に沿ってクリップ30が移動することが規制されるので、カバー部材10に対するクリップ30の取付け位置がずれることを防止でき、更に、クリップ30が長孔15内でガタ付くことも抑制することができる。
一方、第2フランジ部46は、図4に示す状態では、カバー部材1の裏面側に当接しているが、クリップ30を回動させるとカバー部材10の厚さ分だけ、第1フランジ部31がやや上方に押し上げられて、第2フランジ部46がカバー部材10に押圧されて弾性変形し、図6に示す状態では、第2フランジ部46が長孔15の裏面側の周縁に弾性的に当接するようになる。その結果、カバー部材10の厚さが、第2フランジ部46の弾性変形可能な範囲で変更されても、第1フランジ部31をカバー部材10の長孔15から抜け出させて係合させることができ、厚さの異なる複数種類のカバー部材10に共用できるクリップ30を提供することができる。また、第2フランジ部46が長孔15の裏面側周縁に弾性的に当接することにより、第1フランジ部31がカバー部材10に密接するので、第1フランジ部31とカバー部材10の凸部20との係合力を高めて、クリップ30の回動をより効果的に規制することができる。
また、前記凸部20は、上記状態(第1フランジ部31の長径方向が、長孔15の長辺17に対して交差して配置された状態)で、カバー部材10上の、第1フランジ部31のストッパ部44に近接した側部周辺に、第1フランジ部31が乗り越え可能に係合するように設けられているので、カバー部材10上の凸部20に第1フランジ部31の側部が係合した状態が目視で確認可能で、カバー部材10にクリップ30を確実に取付けることができる。また、カバー部材10上の凸部20を、クリップ30の第1フランジ部31の側部に係合させたので、凸部20を係合させるための凹部を第1フランジ部31の裏面に別途設ける必要がなく、第1フランジ部31に前記凹部を形成するための板厚が不要となり、第1フランジ部31自体の厚さを最小限にすることができる。その結果、第1フランジ部31が、カバー部材10上面から大きく出っ張ることがなく、他の部材への干渉を防ぐのでレイアウト性を高めると共に、見栄えを向上させることができる。
更に、この実施形態においては、第2フランジ部46は、軸部40外周から第1フランジ部31に向けて斜め外方にスカート状に延出された形状をなしているので、長孔15の裏面側で、周方向に沿って広い範囲で弾性的に当接するようになり、クリップ30をカバー部材10に安定して固定することができるようになっている。
上述のようにして、カバー部材10の4つの長孔15にクリップ30をそれぞれ取付けた後、必要に応じて各クリップ30の脚部50にウレタンフォーム等の発泡樹脂からなる環状のパッキン55を装着する。そして、各脚部50を、パネル部材1の4つの取付孔5に整合させて、カバー部材10をパネル部材1に対して押し込むと、一対の弾性片52,52が取付孔5内周に押圧されて内側に撓み、その先端の係合片53が取付孔5内周に至ると、各弾性片52が弾性復帰して係合段部54が取付孔5の裏面側周縁に係合して、図8に示すように、パネル部材1にカバー部材10を連結することができる。その結果、パネル部材1の開口部3内周縁に、カバー部材10の中央部11が嵌合して、開口部3がカバー部材10によって覆われることとなる。
一方、燃料タンクのメンテナンスを施す場合等、パネル部材1からカバー部材10を取外す必要が生じた場合には、クリップ30の第1フランジ部31上面の工具差込溝37に、プラスドライバ等の工具の先端部を差し込んで、第1フランジ部31が凸部20を乗り越えるように、図6に示す矢印B方向に強制的に回動させて、第1フランジ部31の長径方向を長孔15の長辺方向に整合させる。すると、第1フランジ部31の長孔15への係合が解除されて、第1フランジ部31を長孔15から抜き出すことができるので、後は、カバー部材10の把持用穴部13を把持して上方に持上げることにより、パネル部材1からカバー部材10を取外すことができる。
図10〜13には、本発明による部品の取付構造の他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の取付構造は、前記実施形態と比べて、カバー部材10に取付けられるクリップの形状が異なっている。より具体的には、この実施形態のクリップ30aは、前記実施形態のクリップ30と比べて、第2フランジ部47の形状が異なっている。
図10及び図11を併せて説明すると、このクリップ30aの第2フランジ部47は、軸部40の外周の対向する部分から、第1フランジ部31に向けて斜め外方に延出された一対の羽根状片からなっている。
また、図11(b),(c)を参照すると、この第2フランジ部47は、軸部40に連結された基端部が幅狭で、その先端部側に向かって徐々に幅広となる形状をなしている。更に、第2フランジ部47の先端部には、第1フランジ部31に向かって突出するように拡径された突部47aが形成されている。また、図11(a),(b)に示すように、第2フランジ部47の最上端である突部47aは、この実施形態の場合、第1フランジ部31の下端面よりも高くなるように延出されていて、図13に示すように、第1フランジ31を長孔15の長辺に直交して配置されたときに、長孔15の裏面側周縁に弾性的に当接するようになっている。なお、前記突部47aは、クリップ30aの第1フランジ部31を長孔15に挿入して回動させたときに、第1フランジ部31のたわみ量を大きくして、カバー部材10の裏面に第1フランジ部31をより強い圧接力で当接させる。
そして、この実施形態においても前記実施形態と同様、図12(a),(b)に示すように、クリップ30aの第1フランジ部31をカバー部材10の長孔15に挿入した後、クリップ30aを矢印A方向に回動させることにより、図13(a),(b)に示すように、第1フランジ部31の長径方向に沿った両側が各凸部20に係合して回り止めが図られるようになっている。
また、この実施形態においては、第2フランジ部47は、軸部40外周から対向して延出した一対の羽根状片からなっているので、該クリップ30aを金型で成形する場合に、分割面等を容易に設定することができ、金型設計を比較的簡素化することが可能になるので、製造コスト等を抑え、生産性を向上させることができる。なお、この実施形態における第2フランジ部47は、先端側に向かって徐々に幅広となる形状をなしているが、例えば、基端部から先端部まで同一幅で延出させたものでもよく、図11(c)に示す第2フランジ部47よりも全体として幅広に形成して、軸方向から見て扇状をなすように形成してもよい。
図14には、本発明による部品の取付構造の更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の場合、前記2つの実施施形態に比べて、カバー部材の材質が異なっている。すなわち、前記2つの実施形態のカバー部材10は、金属製の板材から形成されているのに対して、この実施形態のカバー部材10aは、合成樹脂により形成されている。また、カバー部材10a上面の長孔15周縁には、クリップ30の第1フランジ部31を収容可能な大きさの凹溝16が形成されている。
この実施形態によれば、カバー部材10aにクリップ30を取付けた際に、クリップ30の第1フランジ部31が凹溝16内に収容されて、カバー部材10aから第1フランジ部31が突き出ることがないので、クリップ30の第1フランジ部31を、外部衝撃等から保護して破損等を防止することができる。
本発明の部品の取付構造の、一実施形態を示す分解斜視図である。 同部品の取付構造を構成するクリップの斜視図である。 同クリップを示しており、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は平面図、(d)は底面図である。 同クリップを第1部品に取付ける際の第1の工程を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図である。 同クリップを第1部品に取付ける際の第2の工程を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図である。 同クリップを第1部品に取付ける際の第3の工程を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図である。 図5(b)のVII−VII矢視線における第1部品の断面図である。 クリップを介して、第2部品に第1部品を取付けた状態を示す説明図である。 第1部品に形成された凸部の他の形状を示しており、(a)は平面図、(b),(c)は側面図である。 本発明の部品の取付構造の、他の実施形態を構成するクリップ示す斜視図である。 同クリップを示しており、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は平面図、(d)は底面図である。 同クリップを第1部品の長孔に挿入した状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図である。 同クリップを第1部品に取付けた状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図である。 本発明の部品の取付構造の、更に他の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
1 パネル部材(第2部品)
5 取付孔
10 カバー部材(第1部品)
15 長孔
17 長辺
19 短辺
20 凸部
30 クリップ
31 第1フランジ部
40 軸部
43 摺動部
44 ストッパ部
46、47 第2フランジ部
48 第3フランジ部
50 脚部
L 長径
S 短径

Claims (4)

  1. 長孔を有する第1部品と、取付孔を有する第2部品と、これらの部品を連結するクリップとを備えた部品の取付構造において、
    前記クリップは、前記第1部品の長孔の長さよりも短く、前記長孔の幅よりも長い長径と、前記長孔の幅よりも短い短径とを有し、前記長孔に挿入されて回転させることにより第1部品に係合する第1フランジ部と、この第1フランジ部の前記第1部品への当接面の中央部から伸びて前記長孔に挿通される軸部と、この軸部に連設されて、前記第1フランジ部に向けて斜めに延出され、前記長孔の裏面側周縁に弾性的に当接する第2フランジ部と、この第2フランジ部に隣接して前記軸部に連設され、前記第2部品の取付孔の周縁に当接する第3フランジ部と、この第3フランジ部の前記第2部品への当接面の中央部から延出され、前記第2部品の取付孔に挿入されて、該取付孔の裏面側周縁に係止される脚部とを有しており、
    前記軸部は、軸方向から見たときの断面が略四角形状をなし、対角上に位置する一対の角部が大きな曲率の円弧からなる摺動部をなし、残りの一対の角部がそれよりも小さい曲率の円弧又は角部からなるストッパ部をなし、前記摺動部が前記長孔の長辺に接触する方向には回動できるが、前記ストッパ部が前記長孔の長辺に接触する方向には回動できない形状とされており、
    前記第1フランジ部は、その長径方向が、前記軸部の対向する一対の辺方向となるように配置されており、
    前記ストッパ部が前記長孔の長辺に係合して所定方向にそれ以上回動できない状態にあって、前記第1フランジ部の長径方向が、前記長孔の長辺に対して交差して配置された状態で、前記第1部品上には、前記第1フランジ部が乗り越え可能に係合する凸部が設けられていることを特徴とする部品の取付構造。
  2. 前記凸部は、前記第1部品上の、前記第1フランジ部の前記ストッパ部に近接した側部周辺に、前記第1フランジ部が乗り越え可能に係合するように設けられている請求項1記載の部品の取付構造。
  3. 前記第2フランジ部は、前記軸部の外周から前記第1フランジ部に向けて斜め外方にスカート状に延出された形状をなしている請求項1又は2記載の部品の取付構造。
  4. 前記第2フランジ部は、前記軸部の外周の対向する部分から、前記第1フランジ部に向けて斜め外方に延出された一対の羽根状片からなる請求項1又は2記載の部品の取付構造。
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