JPH109236A - クリップ - Google Patents
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- JPH109236A JPH109236A JP15979496A JP15979496A JPH109236A JP H109236 A JPH109236 A JP H109236A JP 15979496 A JP15979496 A JP 15979496A JP 15979496 A JP15979496 A JP 15979496A JP H109236 A JPH109236 A JP H109236A
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- clip
- mounting seat
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- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Abstract
タリング機能をもたせることによって取り付け作業性の
向上を図る。 【解決手段】 円形の取り付け孔及びその取り付け孔の
半径方向に部分開口する連通溝を形成した板状の取り付
け座を有する自動車用装飾部材を車体側パネルに取り付
けるためのクリップ1であって、取り付け座の取り付け
孔に連通溝を通して係入されることで軸方向に抜け止め
状態となる取り付け部11が径方向に弾性変形可能な複
数の位置決め片12からなる。自動車用装飾部材の取り
付け座に対し取り付け部11が位置決め片12の弾性変
形を利用してセンタリングされる。
Description
等の自動車用装飾部材を車体側パネルに取り付ける場合
等に用いるクリップに関する。
基準タイプと一般タイプの2種の取り付け座が設けられ
るにも関わらず、両取り付け座には1種のクリップが共
通使用されている。従来例のクリップを説明する前に、
自動車用装飾部材例えばドアトリムに設けられる取り付
け座について述べておくことにする。図6は基準タイプ
の取り付け座を示すもので、(a)は斜視図、(b)は
平面図である。この基準タイプの取り付け座(符号3を
付す)は、板状をなしており、円形の取り付け孔30及
びその取り付け孔30の半径方向に部分開口する連通溝
31が形成されている。連通溝31は、取り付け孔30
の孔径d1 よりも小さな溝幅W1 で形成されている。
もので、(a)は斜視図、(b)は平面図である。この
一般タイプの取り付け座(符号4を付す)は、板状をな
しており、円形の取り付け孔40及びその取り付け孔4
0の半径方向に部分開口する連通溝41が形成されてい
る。連通溝41は、取り付け孔40の孔径d2 よりも小
さな溝幅W2 で形成されている。前記基準タイプの取り
付け座3と一般タイプの取り付け座4とは取り付け孔3
0,40の孔径d1 ,d2 が異なるもので、d1 <d2
の関係をもって形成されている。
クリップが斜視図で示された図8において、クリップ1
00は、車体側パネルに係着可能な横断面S字状タイプ
の脚部101と、前記取り付け座3,4の取り付け孔3
0,40に連通溝31,41を通して係入可能な取り付
け部102とを同一軸線上に備えた合成樹脂製クリップ
である。前記取り付け部102は取り付け孔30,40
の孔径d1 ,d2 よりも大きい外径の鍔部103と、そ
の鍔部103と前記脚部101とを連結する前記連通溝
31,41の溝幅W1 ,W2 よりも小さい外径の首部1
04とからなる。なお脚部101と取り付け部102と
の連結部分には車体側パネルに弾性的に当接するスカー
ト状の押え部105が形成されている。
02を取り付け座3,4(図6及び図7参照)の取り付
け孔30,40に連通溝31,41を通して係入され、
鍔部103によって抜け止め状態となる。このクリップ
100の基準タイプの取り付け座3への取り付け状態が
図9に断面図で示され、また一般タイプの取り付け座4
への取り付け状態が図10に断面図で示されている。そ
して、脚部101を車体側パネル2の挿入孔20に挿入
によって係着することで、装飾部材が車体側パネル2に
取り付けられる(図9参照)。
では、取り付け座3,4への取り付けた際に、首部10
4の中心と取り付け孔30,40の中心がずれるすなわ
ち心ずれを生じるため、車体側パネル2への脚部101
の取り付けが煩雑となり、その取り付け作業性が煩わし
くなる。とくに一般タイプの取り付け座4においては図
10に示されるように首部104の中心L1 と取り付け
孔40の中心L2 とのずれが大きくなるため、取り付け
作業性が損なわれやすい。
るためになされたものであり、その目的は自動車用装飾
部材の取り付け座に対するセンタリング機能をもたせる
ことによって取り付け作業性の向上を図ることのできる
クリップを提供することにある。
項1の発明は、円形の取り付け孔及びその取り付け孔の
半径方向に部分開口する連通溝を形成した板状の取り付
け座を有する自動車用装飾部材を車体側パネルに取り付
けるためのクリップであって、前記取り付け座の取り付
け孔に連通溝を通して係入されることで軸方向に抜け止
め状態となる取り付け部が径方向に弾性変形可能な複数
の位置決め片からなることを特徴とするクリップであ
る。
部を自動車用装飾部材の取り付け座の連通溝から取り付
け孔へ係入させると、位置決め片が弾性変形しつつ連通
溝を通過した後、取り付け孔内において弾性復元するこ
とによって、取り付け孔に対し取り付け部がセンタリン
グされる。このためクリップを車体側パネルに容易に取
り付けることができる。
1〜図7を参照して説明する。本例のクリップは、従来
例と同様に、ドアトリム等の自動車用装飾部材に設けら
れた基準タイプの取り付け座3(図6参照)あるいは一
般タイプの取付座4(図7参照)に取り付けられ、その
装飾部材を車体側パネルに取り付けるためのものであ
る。本例のクリップは、図1に斜視図、図2に正面図、
図3に説明図で示されている。図3において、(a)は
平面図、同(b)は一部破断正面図、同(c)は(a)
のB−B線から見た取り付け部の部分側面図、同(d)
は一部破断側面図、同(e)は(b)の脚部のA−A線
断面図である。クリップ1は、車体側パネルに係着可能
な横断面S字状タイプの脚部10と、前記取り付け座
3,4の取り付け孔30,40に連通溝31,41を通
して係入可能な取り付け部11とを同一軸線上に備えた
合成樹脂製クリップである。
よく示されるように、周方向に4分割された位置決め片
12からなる。この位置決め片12は上端拡開状をなし
ており、その下端部すなわち基端部の弾性変形をもって
径方向に弾性変形可能になっている。前記位置決め片1
2の上端部には鍔状の上鍔部13が形成されている。上
鍔部13は、図6の一般タイプの取り付け座4の取り付
け孔40の孔径d2 よりも大きい外径D3 (図3(b)
参照)となっている。また位置決め片12の首部部分
は、上側を大きく下側を小さくするテーパ状をなしてお
り、その小径部の外径D1 (図3(b)参照)は前記取
り付け座3,4の連通溝31,41の溝幅W1 ,W2 よ
りも小さく、またその大径部の外径D2(図3(b)参
照)は前記取り付け座4の取り付け孔40の孔径d2 と
ほぼ等しい大きさで形成されている。なお脚部10と取
り付け部11との連結部分には、取り付け座3,4に弾
性的に当接可能な薄肉状をした環状の下鍔部14と、車
体側パネルに弾性的に当接可能なスカート状をした押え
部15が上下に隣接状に形成されている。
装飾部材を取り付ける場合について説明する。クリップ
1は、その取り付け部11を取り付け座3,4の取り付
け孔30,40に連通溝31,41を通して係入される
と、位置決め片12が弾性変形すなわち縮小変形しつつ
連通溝31,41を通過した後、取り付け孔30,40
内において弾性復元すなわち拡開変形することによっ
て、取り付け孔30,40に対し取り付け部11がセン
タリングされるるとともに上鍔部13によって抜け止め
状態となる。このクリップ1の基準タイプの取り付け座
3への取り付け状態が図4に断面図で示され、また一般
タイプの取り付け座4への取り付け状態が図5に断面図
で示されている。なお下鍔部14は、取り付け座3,4
に弾性的に当接する。
孔20に挿入によって係着することで、装飾部材が車体
側パネル2に取り付けられる(図4参照)。なお脚部1
0は、車体側パネル2の挿入孔20に差し込まれると縮
径方向へ弾性変形し、その最大径部分が挿入孔20を通
過することにより弾性復元してその挿入孔20の口縁に
抜け止め状態に係着する。このとき押え部15が車体側
パネル2に弾性的に当接する。
11の位置決め片12の弾性変形を利用して、取り付け
部11が各取り付け座3,4の取り付け孔30,40に
対しセンタリングされるため、取り付け部11の中心と
取り付け孔30,40の中心とのずれが防止されること
になる。これにより、取り付け部11と取り付け孔3
0,40の心ずれにより従来のものに生じた取り付けの
煩雑さを解消することができ、よってクリップ1を車体
側パネル2に容易に取り付けることができる。また車体
側パネル2の挿入孔20にバラツキすなわち挿入孔20
の中心が取り付け座3,4の取り付け孔30,40の中
心とずれた場合には、位置決め片12のたわみ変形によ
って前記バラツキを吸収することができる。
の脚部10は、横断面S字型に限定されるものではな
く、錨型、カヌー型等でもよく、車体側パネルの取り付
け孔に差し込みによって係着可能であればその形状は問
わない。
動車用装飾部材の取り付け座に対し取り付け部がセンタ
リングされるので、車体側パネルに対する自動車用装飾
部材の取り付け作業性が向上する。
け状態を示す断面図である。
け状態を示す断面図である。
け状態を示す断面図である。
付け状態を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 円形の取り付け孔及びその取り付け孔の
半径方向に部分開口する連通溝を形成した板状の取り付
け座を有する自動車用装飾部材を車体側パネルに取り付
けるためのクリップであって、前記取り付け座の取り付
け孔に連通溝を通して係入されることで軸方向に抜け止
め状態となる取り付け部が径方向に弾性変形可能な複数
の位置決め片からなることを特徴とするクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15979496A JP3850919B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15979496A JP3850919B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH109236A true JPH109236A (ja) | 1998-01-13 |
JP3850919B2 JP3850919B2 (ja) | 2006-11-29 |
Family
ID=15701417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15979496A Expired - Fee Related JP3850919B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007290481A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Piolax Inc | 部品の取付構造 |
JP2009204114A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Piolax Inc | クリップと取付部材との組付構造 |
TWI381104B (zh) * | 2010-04-07 | 2013-01-01 | Giga Byte Tech Co Ltd | 風扇鉚釘 |
JP2013007433A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 締め付け座面ピッチ吸収ブラケット及び補強部材 |
JP2021145499A (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-24 | 古河電気工業株式会社 | 被装着部材の固定構造及び係止部品 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP15979496A patent/JP3850919B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007290481A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Piolax Inc | 部品の取付構造 |
JP2009204114A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Piolax Inc | クリップと取付部材との組付構造 |
US8511631B2 (en) | 2008-02-28 | 2013-08-20 | Piolax, Inc. | Assembling structure of clip and mounting member |
TWI381104B (zh) * | 2010-04-07 | 2013-01-01 | Giga Byte Tech Co Ltd | 風扇鉚釘 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3850919B2 (ja) | 2006-11-29 |
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