JP2007284339A - 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 - Google Patents
磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007284339A JP2007284339A JP2007071677A JP2007071677A JP2007284339A JP 2007284339 A JP2007284339 A JP 2007284339A JP 2007071677 A JP2007071677 A JP 2007071677A JP 2007071677 A JP2007071677 A JP 2007071677A JP 2007284339 A JP2007284339 A JP 2007284339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass substrate
- temperature
- magnetic disk
- chemically strengthened
- chemical strengthening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
【解決手段】化学強化工程後の冷却工程において、化学強化塩よりも固化温度の低い物質が融解された処理液にガラス基板を接触させる冷却処理を行う。処理液の温度は、化学強化工程における化学強化塩融解液の温度よりも低く調整しておく。
【選択図】図1
Description
加熱した化学強化塩融解液にガラス基板を接触させ所望の温度においてガラス基板の表層を化学強化する化学強化工程と、この化学強化工程を経たガラス基板を冷却する冷却工程とを含む磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、冷却工程においては、ガラス基板の表面に付着した化学強化塩融解液中の化学強化塩を固化させることなく、所定の温度までガラス基板の温度を低下させることを特徴とするものである。
加熱した化学強化塩融解液にガラス基板を接触させ所望の温度においてガラス基板の表層を化学強化する化学強化工程と、この化学強化工程を経たガラス基板を冷却する冷却工程とを含む磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、冷却工程においては、化学強化塩よりも固化温度の低い物質が融解された処理液にガラス基板を接触させる冷却処理を行い、処理液の温度は、化学強化工程における化学強化塩融解液の温度よりも低く調整されていることを特徴とするものである。
構成2を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法において、冷却処理は、第1の処理液にガラス基板を接触させる第1の冷却処理と、この第1の冷却処理の後に少なくとも一の第2以降の処理液にガラス基板を順次接触させる第2以降の冷却処理とからなり、第1の冷却処理に用いる第1の処理液は、化学強化工程における化学強化塩融解液の温度よりも低く、かつ、化学強化塩の固化温度よりも高い温度に調整されており、第2以降の冷却処理に用いる第2以降の処理液は、この冷却処理の一つ前に行われる冷却処理に用いる前段処理液の温度よりも低く、かつ、この前段処理液の固化温度よりも高い温度に調整されていることを特徴とするものである。
化学強化処理槽に収容され加熱された化学強化塩融解液にガラス基板を浸漬し所望の温度においてガラス基板の表層を化学強化する化学強化工程と、この化学強化工程を経たガラス基板をガラス基板保持槽に収容された処理液に浸漬しこのガラス基板を保持するガラス基板保持工程とを含む磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、ガラス基板保持槽に収容された処理液は、化学強化塩よりも固化温度の低い物質が融解され、化学強化工程における化学強化塩融解液の温度よりも低く調整されていることを特徴とするものである。
構成4を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法において、ガラス基板保持工程は、第1のガラス基板保持槽に収容された第1の処理液にガラス基板を浸漬させる第1の保持処理と、この第1の保持処理の後に少なくとも一の第2以降のガラス基板保持槽に収容された第2以降の処理液にガラス基板を順次浸漬させる第2以降の保持処理とからなり、第1の保持処理に用いる第1の処理液は、化学強化工程における化学強化塩融解液の温度よりも低く、かつ、化学強化塩の固化温度よりも高い温度に調整されており、第2以降の保持処理に用いる第2以降の処理液は、この保持処理の一つ前に行われる保持処理に用いる前段処理液の温度よりも低く、かつ、この前段処理液の固化温度よりも高い温度に調整されていることを特徴とするものである。
構成2乃至構成5のいずれか一を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法において、処理液は、硝酸塩を主たる物質とする融解液であることを特徴とするものである。
構成6を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法において、処理液は、アルカリ金属硝酸塩及びアルカリ土類金属硝酸塩から選択される複数種類の硝酸塩を所定の割合で含むことにより、所望の固化温度に調整されていることを特徴とするものである。
構成1乃至構成7のいずれか一を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法において、化学強化工程を経たガラス基板の温度を段階的に低下させることを特徴とするものである。
構成1乃至構成8のいずれか一を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法により製造された磁気ディスク用ガラス基板上に、少なくとも磁性層を成膜することを特徴とするものである。
構成2を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法において、冷却工程において使用される処理液は、化学強化塩に含まれる金属塩の少なくとも一部を含んでいることを特徴とするものである。
加熱した化学強化融解液にガラス基板を接触させることで当該ガラス基板を化学強化する化学強化工程を含む磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、化学強化融解液の固化温度よりも低い処理液に、化学強化処理されたガラス基板を接触させることによって、化学強化処理されたガラス基板の表面に付着した化学強化融解液を固化させることなくガラス基板表面上から拡散させる接触工程を含むことを特徴とするものである。
本発明に係る磁気ディスク用ガラス基板の製造方法においては、まず、図1に示すように、板状ガラス1の主表面をラッピング(研削)処理してガラス母材2とし、このガラス母材2を切断してガラス基板3を切り出し、このガラス基板3の主表面に対し、少なくともポリッシング(研磨)処理を行う。
ガラス基板3の端面の鏡面研磨(端面ポリッシング工程)をしておくことが好ましい。ガラス基板3の端面は切断形状となっているので、この端面を鏡面にポリッシングしておくことにより、端面からのパーティクルの発生を抑制することができ、この磁気ディスク用ガラス基板を用いて製造された磁気ディスクにおいて、いわゆるサーマルアスペリティ障害を良好に防止することができるからである。また、端面が鏡面であれば、微小クラックによる遅れ破壊を防止できる。端面の鏡面状態としては、算術平均粗さ(Ra)で100nm以下の鏡面が好ましい。
後述するガラス基板3のポリッシング工程の前に、ラッピング処理(第2ラッピング工程)をしておくことが好ましい。このときのラッピング処理は、前述した板状ガラス1に対するラッピング処理と同様の手段により行うことができる。ガラス基板3をラッピング処理してからポリッシング処理を行うことにより、より短時間で、鏡面化された主表面を得ることができる。
ガラス母材2から切り出されたガラス基板3に対してポリッシング処理を施し、ガラス基板3の主表面を鏡面化する。
図2は、本発明に係る磁気ディスク用ガラス基板の製造方法における化学強化工程及び冷却工程、または、ガラス基板保持工程を示す側面図である。
そして、本発明においては、化学強化工程を経たガラス基板に対して、図2に示すように、ガラス基板3をガラス基板保持槽5に収容された処理液に浸漬しこのガラス基板3を保持するガラス基板保持工程を実行する。このガラス基板保持工程は、ガラス基板を冷却する冷却工程ともなっている。
前述の冷却工程で使用される処理液は、化学強化工程で使用される化学強化塩の固化温度よりも高い温度では液体である。
そして、上述のような化学強化工程及び冷却工程(または、ガラス基板保持工程)を完了した後のガラス基板3は、図1に示すように、洗浄工程等を経て、製品(磁気ディスク用ガラス基板)となされる。
本発明に係る磁気ディスクの製造方法において、上述のようにして製造された磁気ディスク用ガラス基板上に形成される磁性層としては、例えば、コバルト(Co)系強磁性材料からなるものを用いることができる。特に、高い保磁力が得られるコバルト−プラチナ(Co−Pt)系強磁性材料や、コバルト−クロム(Co−Cr)系強磁性材料からなる磁性層として形成することが好ましい。なお、磁性層の形成方法としては、DCマグネトロンスパッタリング法を用いることができる。
以下に述べる本実施例における磁気ディスク用ガラス基板の製造方法は、以下の(1)乃至(9)の工程からなる。
(1)粗ラッピング工程(粗研削工程)
(2)形状加工工程
(3)精ラッピング工程(精研削工程)
(4)端面鏡面加工(ポリッシング)工程
(5)第1研磨(ポリッシング)工程
(6)第2研磨(ポリッシング)工程
(7)化学強化工程
(8)冷却工程
(9)洗浄工程
溶融させたアルミノシリケートガラスから形成した厚さ0.6mmのシートガラスをガラス母材として用いて、このシートガラスから、研削砥石により、直径28.7mm、厚さ0.6mmの円盤状のガラス基板を得た。
次に、円筒状の砥石を用いて、ガラス基板の中央部分に直径6.1mmの孔を形成するとともに、外周端面の研削をして、直径を27.43mmとした後、外周端面及び内周端面に所定の面取り加工を施した。このときのガラス基板の端面の表面粗さは、Rmaxで4μm程度とした。
次に、砥粒の粒度を#1000に替え、ガラス基板の主表面をラッピングすることにより、主表面の表面粗さを、Rmaxで2μm程度、算術平均粗さ(Ra)で0.2μm程度とした。
次いで、ガラス基板の端面について、ブラシ研磨により、ガラス基板を回転させながら、ガラス基板の端面(内周端面及び外周端面)の表面の粗さを、算術平均粗さ(Ra)で40nm程度に研磨した。
次に、前述した精ラッピング工程において残留した傷や歪みを除去するため、両面研磨装置を用いて、第1研磨(ポリッシング)工程を行った。
次に、第1研磨工程で使用した両面研磨装置と同様の両面研磨装置を用いて、ポリッシャを軟質研磨パッド(発泡ポリウレタン)に替えて、主表面の鏡面研磨工程として、第2研磨(ポリッシング)工程を実施した。
次に、洗浄を終えたガラス基板に対し、化学強化処理を施した。化学強化処理は、硝酸カリウムと硝酸ナトリウムと硝酸リチウムとを混合させた化学強化塩を溶融させた化学強化塩融解液を用いて行った。
化学強化工程で用いた化学強化塩融解液の結晶化開始温度が約230°Cであるので、化学強化処理槽より引き上げたガラス基板の温度が230°C以上に維持され、ガラス基板表面に残留した化学強化塩の結晶化が開始しない状態において、240°C乃至330°Cに調整した第1の処理液に浸漬させた。この第1の処理液は、KNO3:NaNO3:CaNO3・4H2O=9:6:5のものを用いた。この第1の処理液の結晶化開始温度は、約190°Cである。
化学強化処理槽より引き上げたガラス基板の温度が230°C以上に維持され、ガラス基板表面に残留した化学強化塩の結晶化が開始しない状態において、約270°Cに調整した第1の処理液に浸漬させた。この第1の処理液は、KNO3:NaNO3:CaNO3・4H2O=3:1:6のものを用いた。この第1の処理液の結晶化開始温度は、約150°Cである。
冷却を終えた磁気ディスク用ガラス基板を、約40°Cに加熱した濃硫酸に浸漬して洗浄を行った。さらに、硫酸洗浄を終えた磁気ディスク用ガラス基板を、純水(1)、純水(2)、IPA(イソプロピルアルコール)、IPA(蒸気乾燥)の各洗浄槽に順次浸漬させて、超音波洗浄し、乾燥させた。
次に、以下の工程を経て、磁気ディスクを製造した。
前述の実施例における磁気ディスク用ガラス基板と同様に、化学強化処理を行った後、比較例として、ガラス基板を化学強化処理液から引き上げて、放置した状態で室温まで下げることにより、磁気ディスク用ガラス基板を得た。この比較例における磁気ディスク用ガラス基板の主表面においては、「Candela社製OSA6100」を用いた確認により、微少うねりが観察された。
加熱した化学強化塩融解液にガラス基板を接触させ、所望の温度においてガラス基板の表層を化学強化する化学強化工程を含む磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、
化学強化処理されたガラス基板を、前記化学強化塩よりも固化温度の低い物質が融解された処理液に接触させる処理を含む
ことを特徴とする磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。
構成12を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、
前記処理液の温度は、前記化学強化塩の固化温度よりも高い温度とされている
ことを特徴とする磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。
加熱した化学強化塩融解液にガラス基板を接触させ、所望の温度においてガラス基板の表層を化学強化する化学強化工程を含む磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、
化学強化処理されたガラス基板を、前記化学強化塩よりも固化温度の低い第1の物質が融解された第1の処理液に接触させる処理を含み、
前記第1の処理液に接触したガラス基板を、前記第1の物質よりも固化温度の低い第2の物質が融解された第2の処理液に接触させる処理を含む
ことを特徴とする磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。
構成14を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、
前記第1の処理液の温度は、前記化学強化塩の固化温度よりも高い温度とされ、
前記第2の処理液の温度は、前記第1の物質の固化温度よりも高い温度とされている
ことを特徴とする磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。
前記処理液は、融解した硝酸塩である
ことを特徴とする構成12乃至構成15のいずれか一を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。
前記処理液に接触したガラス基板の温度を段階的及び/又は連続的に低下させる
ことを特徴とする構成12乃至構成16のいずれか一を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。
構成12乃至構成17のいずれか一を有する磁気ディスク用ガラス基板の製造方法により製造された磁気ディスク用ガラス基板上に、少なくとも磁性層を成膜する
ことを特徴とする磁気ディスクの製造方法。
2 ガラス母材
3 ガラス基板
4 化学強化処理槽
5 ガラス基板保持槽
Claims (11)
- 加熱した化学強化塩融解液にガラス基板を接触させ、所望の温度においてガラス基板の表層を化学強化する化学強化工程と、この化学強化工程を経たガラス基板を冷却する冷却工程とを含む磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、
前記冷却工程においては、前記ガラス基板の表面に付着した前記化学強化塩融解液中の化学強化塩を固化させることなく、所定の温度まで前記ガラス基板の温度を低下させる
ことを特徴とする磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 加熱した化学強化塩融解液にガラス基板を接触させ、所望の温度においてガラス基板の表層を化学強化する化学強化工程と、この化学強化工程を経たガラス基板を冷却する冷却工程とを含む磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、
前記冷却工程においては、前記化学強化塩よりも固化温度の低い物質が融解された処理液に前記ガラス基板を接触させる冷却処理を行い、
前記処理液の温度は、前記化学強化工程における化学強化塩融解液の温度よりも低く調整されている
ことを特徴とする磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 前記冷却処理は、第1の処理液に前記ガラス基板を接触させる第1の冷却処理と、この第1の冷却処理の後に少なくとも一の第2以降の処理液に前記ガラス基板を順次接触させる第2以降の冷却処理とからなり、
前記第1の冷却処理に用いる第1の処理液は、前記化学強化工程における化学強化塩融解液の温度よりも低く、かつ、前記化学強化塩の固化温度よりも高い温度に調整されており、
前記第2以降の冷却処理に用いる第2以降の処理液は、この冷却処理の一つ前に行われる冷却処理に用いる前段処理液の温度よりも低く、かつ、この前段処理液の固化温度よりも高い温度に調整されている
ことを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 化学強化処理槽に収容され加熱された化学強化塩融解液にガラス基板を浸漬し、所望の温度においてガラス基板の表層を化学強化する化学強化工程と、この化学強化工程を経たガラス基板をガラス基板保持槽に収容された処理液に浸漬し、このガラス基板を保持するガラス基板保持工程とを含む磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、
前記ガラス基板保持槽に収容された処理液は、前記化学強化塩よりも固化温度の低い物質が融解され、前記化学強化工程における化学強化塩融解液の温度よりも低く調整されている
ことを特徴とする磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 前記ガラス基板保持工程は、第1のガラス基板保持槽に収容された第1の処理液に前記ガラス基板を浸漬させる第1の保持処理と、この第1の保持処理の後に少なくとも一の第2以降のガラス基板保持槽に収容された第2以降の処理液に前記ガラス基板を順次浸漬させる第2以降の保持処理とからなり、
前記第1の保持処理に用いる第1の処理液は、前記化学強化工程における化学強化塩融解液の温度よりも低く、かつ、前記化学強化塩の固化温度よりも高い温度に調整されており、
前記第2以降の保持処理に用いる第2以降の処理液は、この保持処理の一つ前に行われる保持処理に用いる前段処理液の温度よりも低く、かつ、この前段処理液の固化温度よりも高い温度に調整されている
ことを特徴とする請求項4記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 前記処理液は、硝酸塩を主たる物質とする融解液である
ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一に記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 前記処理液は、アルカリ金属硝酸塩及びアルカリ土類金属硝酸塩から選択される複数種類の硝酸塩を所定の割合で含むことにより、所望の固化温度に調整されている
ことを特徴とする請求項6記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 前記化学強化工程を経たガラス基板の温度を段階的に低下させる
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一に記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法により製造された磁気ディスク用ガラス基板上に、少なくとも磁性層を成膜する
ことを特徴とする磁気ディスクの製造方法。 - 前記冷却工程において使用される前記処理液は、前記化学強化塩に含まれる金属塩の少なくとも一部を含んでいる
ことを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 加熱した化学強化融解液にガラス基板を接触させることで当該ガラス基板を化学強化する化学強化工程を含む磁気ディスク用ガラス基板の製造方法であって、
前記化学強化融解液の固化温度よりも低い処理液に、前記化学強化処理されたガラス基板を接触させることにより、化学強化処理されたガラス基板の表面に付着した化学強化融解液を固化させることなくガラス基板表面上から拡散させる接触工程を含む
ことを特徴とする磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007071677A JP4771981B2 (ja) | 2006-03-24 | 2007-03-19 | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006083019 | 2006-03-24 | ||
JP2006083019 | 2006-03-24 | ||
JP2007071677A JP4771981B2 (ja) | 2006-03-24 | 2007-03-19 | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007284339A true JP2007284339A (ja) | 2007-11-01 |
JP4771981B2 JP4771981B2 (ja) | 2011-09-14 |
Family
ID=38756460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007071677A Expired - Fee Related JP4771981B2 (ja) | 2006-03-24 | 2007-03-19 | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4771981B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013145461A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-03 | コニカミノルタ株式会社 | Hdd用ガラス基板の製造方法 |
JP2022511158A (ja) * | 2018-11-13 | 2022-01-31 | コーニング インコーポレイテッド | 化学的に強化された二ケイ酸リチウム-葉長石ガラスセラミック |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10226539A (ja) * | 1997-02-09 | 1998-08-25 | Hoya Corp | 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、及び情報記録媒体の製造方法 |
-
2007
- 2007-03-19 JP JP2007071677A patent/JP4771981B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10226539A (ja) * | 1997-02-09 | 1998-08-25 | Hoya Corp | 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、及び情報記録媒体の製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013145461A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-03 | コニカミノルタ株式会社 | Hdd用ガラス基板の製造方法 |
JP2022511158A (ja) * | 2018-11-13 | 2022-01-31 | コーニング インコーポレイテッド | 化学的に強化された二ケイ酸リチウム-葉長石ガラスセラミック |
US11634360B2 (en) | 2018-11-13 | 2023-04-25 | Corning Incorporated | Chemically strengthened lithium disilicate-petalite glass-ceramics |
JP7269252B2 (ja) | 2018-11-13 | 2023-05-08 | コーニング インコーポレイテッド | 化学的に強化された二ケイ酸リチウム-葉長石ガラスセラミック |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4771981B2 (ja) | 2011-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10607647B2 (en) | Magnetic disk substrate with specified changes in height or depth between adjacent raised or lowered portions and an offset portion on a main surface within a range of 92.0 to 97.0% in a radial direction from a center, a magnetic disk with substrate and magnetic disk device | |
JPWO2005093720A1 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板 | |
US8413464B2 (en) | Method for producing glass substrate for magnetic disk and method for producing magnetic disk | |
US8613206B2 (en) | Method for manufacturing glass substrate for magnetic disk and method for manufacturing magnetic disk | |
US20130287938A1 (en) | Method of manufacturing magnetic-disk glass substrate and method of manufacturing magnetic disk | |
JP4808985B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 | |
JP5094303B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板および磁気ディスクの製造方法 | |
JP4942305B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 | |
JP4771981B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 | |
JP4860580B2 (ja) | 磁気ディスク用基板及び磁気ディスク | |
JP5235916B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法、磁気ディスクの製造方法及び磁気ディスク | |
JP4912929B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 | |
JP2005293840A (ja) | ガラスディスク基板、磁気ディスク、磁気ディスク用ガラスディスク基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 | |
JP2007245265A (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 | |
JP2007012247A (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 | |
JP5492276B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板及び磁気ディスク | |
JP5036323B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法、磁気ディスクの製造方法およびガラス基板ホルダ | |
JP2005285276A (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法、磁気ディスクの製造方法及び磁気ディスク | |
JP4484162B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板、磁気ディスクおよび磁気ディスク用ガラス基板の製造方法 | |
JP5111818B2 (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 | |
JP2004290787A (ja) | 磁気ディスク用基板の洗浄方法及び磁気ディスク用基板の製造方法並びに磁気ディスクの製造方法 | |
JP2011086371A (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法 | |
JP2008226407A (ja) | 磁気ディスク用基板の製造方法および化学強化装置ならびに磁気ディスクの製造方法 | |
WO2013145461A1 (ja) | Hdd用ガラス基板の製造方法 | |
JP2007115389A (ja) | 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090522 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110621 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110621 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |