JP2007284239A - 昇降体用警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 昇降体が昇降する際にこの昇降体が作業員等の人間に接近してきたときに当該人間にその接近を効果的に知らせることができる警報装置を提供すること。
【解決手段】 エレベータ3と、エレベータ3に連結された昇降のためのワイヤロープ4と、ワイヤロープ4に連結されたカウンターウエイト6とを備えた昇降設備において、少なくともエレベータ3およびカウンターウエイト6のうちの一方に警報装置12が取り付けられており、この警報装置12が回転閃光灯14を含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は昇降体用警報装置に関する。さらに詳しくは、たとえば車両等の物体や人間を昇降して搬送する昇降体に使用され、この昇降体が作業員等の人間に接近してきたときにそれを知らせる昇降体用警報装置に関する。
従来、たとえば人が乗るためのエレベータ(乗用エレベータ)、エレベータ式駐車装置における車両昇降用のエレベータ等は定期的な保守点検義務が課されている。保守点検作業時にはエレベータ等の昇降体を昇降させる必要がある。この場合、昇降体の昇降路付近で作業する作業員の安全のため、接近してきた昇降体を緊急停止させる機構が設けられることがある。これは、一般的に保守点検時はエレベータ等を緩速昇降させることが多く、それほど大きな駆動音を伴わずに接近してくるので作業員が気付かない畏れがあるからである。
たとえば、特許文献1に示された緊急停止機構は、車両昇降用のエレベータを備えたエレベータ式駐車装置に適用されるものである。エレベータ式駐車装置は、エレベータの昇降路に沿って上下複数段に駐車棚が配設されたものである。この駐車装置のエレベータのごとく、一般的に、エレベータにはワイヤーロープによってバランスウエイト(カウンターウエイト)が連結されている。エレベータがその昇降路の上端まで上昇するとバランスウエイトはその昇降路の下端に至り、エレベータが下端まで下降するとバランスウエイトは上端に至る。
特許文献1では、バランスウエイトと建屋の構造物との間に作業員が挟まれるような事故を防止するために、バランスウエイトの下端に緊急停止スイッチや危険予知チェーンを設けることが提案されている。
一方、緊急停止スイッチはリミットスイッチタイプのものである。そして、その検出レバー(アクチエータ)の先端には、障害物検出部材を吊り下げた吊りロープが繋がれている。通常時は障害物検出部材の重量によって検出レバーが非作動状態にあり、バランスウエイトおよびエレベータの昇降が可能である。バランスウエイトの下降に伴い、障害物検出部材が作業員等に当たって押し上げられると、吊りロープが緩んで緊急停止スイッチが作動し、バランスウエイトの下降が停止するというものである。
危険予知チェーンはバランスウエイトの下端から垂れ下がるように取り付けられている。バランスウエイトより下方で作業する作業員にこのチェーンが触れることにより、作業員がバランスウエイトの接近を察知して退避することができるというものである。
しかしながら、障害物検出部材や危険予知チェーンはバランスウエイトの下端から下方へ大きな高さ距離をもって取り付けなければならない。バランスウエイトが作業員から上方にある程度離れている時点で察知したり停止させたりする必要があるからである。その結果、その分だけバランスウエイトの昇降ストロークが短縮される。これはエレベータの昇降ストロークの短縮をも意味し、エレベータは本来のストロークの上端にまで至ることができない。
昇降ストロークの短縮を解消するためには、駐車装置の一階に設けられたピットをその分だけ深く掘削する必要があるが、これは大工事となって駐車装置の稼働を長期間休止させなければならない。
たとえ、駐車装置の保守点検作業時にのみ上記緊急停止装置を取り付ける場合であっても、エレベータの昇降ストロークが短縮されることには違いがないので、昇降路の最上階部分の昇降状況を点検することが不可能となる。また、上記障害物検出部材、吊りロープ、危険予知チェーン等はかなりの重量を有すると推測されることから、一時的な取り外しであっても繁雑な作業を伴う。さらに、吊りロープや危険予知チェーンはバランスウエイトの昇降時に横揺れして駐車装置の構造体に接触すれば誤動作する可能性もある。
特開平8−49442号公報
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、たとえば駐車装置内での作業中においても、作業員等が昇降体の接近を早いうちから察知することができる昇降体用警報装置を提供することを目的としている。
本発明の昇降体用警報装置は、対象物を昇降させる昇降装置における警報装置であって、この昇降装置に含まれた昇降体に設置される閃光装置を有している。この警報装置によれば、作業員等が閃光装置からの閃光を浴びるので、昇降体の接近を前もって知らせる注意喚起の効果が大きい。
上記対象物が車両であり、上記昇降装置がこの車両を搭載して昇降させる車両昇降装置であり、この車両昇降装置を備えた機械式駐車装置内に配設される警報装置であってもよい。この警報装置は、上記と同じく、機械式駐車装置内の各種の昇降体に設置される閃光装置を有する。
上記機械式駐車装置が、
車両昇降部材としてのエレベータと、
このエレベータを昇降駆動する駆動装置と、
エレベータに連結された昇降のための吊り下げ索条と、
この吊り下げ索条の他端に連結されたカウンターウエイトとを備えた駐車装置であり、
上記閃光装置の設置対象である昇降体が、少なくともエレベータおよびカウンターウエイトのうちの一方である警報装置とすることができる。
上記閃光装置を昇降体の下面に設置するのが好ましい。昇降体の下降を予知させる吊り下げロープ等が存在しない昇降体の下方に居る人間に対して昇降体の接近を知らせる上で有用だからである。
上記閃光装置を昇降体に着脱可能に取り付けるのが好ましい。
この着脱可能にする構成として、閃光装置を取り付けるための収容ブラケットと、この収容ブラケットを着脱自在に取り付けるための固定ブラケットとを備え、この固定ブラケットを昇降体に常設するようにしてもよい。
上記昇降体または上記閃光装置内に警報音発生装置を備えるのが好ましい。警報音であれば昇降体の接近がより一層感知しやすいからである。警報音発生装置としては、たとえば断続音や特別のリズムで音を発するブザー等を採用することができる。
上記閃光装置に閃光灯と電源収納容器とを備え、閃光灯と電源収納容器とを分離した状態で昇降体に取り付けうるように構成するのが好ましい。分離して取り付ける場合には、昇降体の取り付け面からの突出寸法をできるだけ小さくするように取り付けることができるからである。また、電源収納容器に電池等の電源を収納しておくことにより、外部からの給電ケーブルの配線が不要となるので好ましい。
上記閃光装置が回転閃光灯を含んでいるのが好ましい。他の照明光等との識別が容易だからである。
上記回転閃光灯を、その回転軸が水平状態になるように昇降体に取り付けるのが好ましい。このように構成すれば、閃光が鉛直面内で旋回するので、昇降体の上下方向に対して効果的な注意喚起作用が発揮されるからである。
本発明によれば、車両昇降用のエレベータ、乗用エレベータ、カウンターウエイト等、昇降体が昇降する際に、この昇降体がたとえ緩速で静かに作業員等の人間に接近してきた場合であっても、当該人間に接近を効果的に知らせることができる。
添付の図面を参照しながら本発明にかかる昇降体用警報装置の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる警報装置が適用されうるエレベータ式駐車装置を示す縦断面図である。図2は図1の駐車装置の入出庫階を入出庫口側から見た斜視図である。図3は図1のIII−III線断面図であり、駐車棚が配設された駐車階を示した図である。
この駐車装置1では、車両Mを搭載したパレット2を昇降させるためのエレベータ3がワイヤーロープ4によって吊り下げられている。このワイヤーロープ4を巻き上げ繰り出してエレベータ3を昇降させる駆動装置(巻き上げ装置)5およびカウンターウエイト6が備えられている。エレベータ3とカウンターウエイト6とはワイヤーロープ4の各端部に連結され、両者3、6がつるべ式に昇降させられる。エレベータ3の昇降路7の両側には多数段の駐車区画としての駐車棚8が配設されている。駐車区画は昇降路7の一方側にのみ設けてもよい。駐車棚8を架設するための棚柱9のうち、昇降路7の四隅のものはエレベータ2の昇降ガイドレールとしての機能をも有する。
上記カウンターウエイト6の昇降路は図1〜図3に示すような駐車棚8の前端部(奧端部)、または、後端部(図3中の下端部)の駐車塔の内壁面沿いに配置される場合がある。また、図示しないが、駐車棚8の左端部または右端部の駐車塔の内壁面沿いに配置される場合がある。
エレベータ3は昇降路7を昇降し、呼び出されたパレット2の駐車棚8まで移動したうえで当該パレット2を受け取り、これを入出庫階Eへ搬送する。また、入出庫階Eから指定された駐車棚8まで車両Mを載せたパレット2を搬送して預け入れる。本駐車装置1では入出庫階Eは一番下の床面(一階)とされている。エレベータ3には、駐車棚8からパレット2を受け取り且つ戻すための移送装置10が配設されている(図3参照)。
入出庫階Eには、下降してきたエレベータ2を収容するピット11が掘られている。このピット11にはカウンターウエイト6もその一部が進入する。
このようなエレベータ式駐車装置1の保守点検作業は、作業員Pが一般的に駐車棚8に載置されたパレット2の上(図1および図3参照)、並びに、入出庫階E(図2参照)およびそのピット11内に入り込んで行う。保守点検作業においてはエレベータ2は緩速昇降させられるので、とくにカウンターウエイト6は大きな駆動音も発生させることなく静かにゆっくりと昇降する。したがって作業員Pは、カウンターウエイト6に関係のない作業を行っているときには、静かに接近するカウンターウエイト6に気付かないことがある。このような理由により思わぬ事態が発生することを防止するために、本実施形態ではカウンターウエイト6に警報装置12を取り付けるようにしている。もちろん、警報装置12はカウンターウエイト6のみならず、エレベータ3を含んだあらゆる昇降体に設置するのが好ましい。
以下、警報装置12を説明する。図1に示すように警報装置12は回転閃光灯14を含んでおり、これがカウンターウエイト6の下面に取り付けられている。下面に取り付ける理由は、カウンターウエイト6の下方にいる作業員Pはその下降を察知しにくいからである。すなわち、カウンターウエイト6が下から上昇してくる場合には吊り下げているワイヤーロープ4の動きが視界に入るので察知できるが、下降時にはそのような予知する対象が視界に入ってこない。また、カウンターウエイト6の上面はワイヤーロープ4が連結されているために設置スペースが十分でない。両側面は図1および図2に示すようにガイドレール13に係合しているために取り付けることができない。前面および背面は駐車棚8や駐車装置1の梁等の構造物に近接しているので、ここに警報装置12を取り付けると構造物と干渉する畏れがある。種々の理由から、カウンターウエイト6の下面に取り付けるのが望ましい。もちろん、可能であれば下面以外にも取り付けるのがよい。
図4および図5に警報装置12の詳細が示されている。この警報装置12は回転閃光灯14と電源収納容器15と二種類のブラケット16、17とを有している。固定ブラケット16は常にカウンターウエイト6の下面に取り付けておくものである。回転閃光灯14と電源収納容器15とは市販時の状態では接続されて一体となっているが、本実施形態ではそれら14、15は互いに分離した状態でコ字状の収容ブラケット17に固定ネジ等によって取り付けられている。両者14、15を分離して取り付けることにより、カウンターウエイト6の下面から下方に大きく突出することのない全体に薄い形に取り付けることができる。かかる目的のために収容ブラケット17を用いている。そして、保守点検等、必要時にこの収容ブラケット17を固定ブラケット16に固定することにより、カウンターウエイト6の下面に取り付ける。
本実施形態では、固定ブラケット16は中央段差16Aを境にしてその両側が互いに平行平面となるように屈曲された板材から形成されている。一方の平面板部16Bはカウンターウエイト6の下面にボルト止めされ、他方の平面板部16Cには収容ブラケット17がボルト止めされる。他方の平面板部16Cにはボルト18が植わっており、蝶ナット19が螺着されている。一方、収容ブラケット17の上面板部17Aには上記ボルト18が横から挿通されうるスリット20が形成されている。したがって、蝶ナット19をボルト18から外す必要なく、収容ブラケット17を固定ブラケット16のボルト18に差し込み、蝶ナット19によって固定することができる。保守点検作業が終了すれば、蝶ナット19を緩めるだけで収容ブラケット17を容易に取り外すことができる。図示のごとく固定ブラケット16は板材から形成されているのでカウンターウエイト6の下面に取り付けても下方への突出寸法は小さく、駐車装置の稼働(カウンターウエイトの昇降)に支障はないため、常設していても問題はない。
図6に示すように、上記の回転閃光灯14も含めて一般に回転閃光灯は円柱形の容器21内の中央に電球22が配置され、その周囲を反射鏡23がモータ24によって旋回するように構成されている。反射鏡23で反射された電球22からの光は、反射鏡23の旋回に伴って回転する放射状の閃光となって透明カバー25を透過する。
収容ブラケット17をコ字状に形成したのは、ブラケット17に鉛直面板部17Bが構成されるようにするためであり、この鉛直面板部17Bに回転閃光灯14の底部を取り付けることによって回転閃光灯14をその回転軸RLが水平に向くようにするためである。回転軸RLが水平となるように回転閃光灯14を取り付けることにより、閃光をほぼ鉛直面内で回転させることが可能となる。これにより、駐車塔内のどこにいる作業者にも閃光が照射され、作業者に対する注意喚起効果が大きくなる。主にカウンターウエイト6の下方にいる作業者に注意を喚起させたいので上記配置が有効となる。このため、収容ブラケット17の回転閃光灯14が取り付く部分はコ字状を呈してはおらず、下方に閃光の照射を遮る部分はない。なお、回転閃光灯14からの閃光は、他の照明光とは明確に区別できる色にするのが望ましい。また、エレベータ3にも回転閃光灯を取り付ける場合には、エレベータ3用回転閃光灯ともその光の色を変えるのが望ましい。さらに、回転周波数を変ておくのもよい。
図5に示すように、電源収納容器15は回転閃光灯14の発光や回転のための電源26を収納するためのものである。電源としては乾電池や充電式の電池等を使用することができる。こうすることにより、警報装置12に対して外部から給電するためのケーブルが不要となり、昇降する警報装置12に給電ケーブルが接続されている場合に、これがガイドレールや駐車装置の構造物に接触する等の予想される不具合を回避することができる。この電源収納容器15はとくに鉛直面板部17Bにと取り付ける必要がないため、コ字状部分の下面番部17Cに取り付けている。
この電源収納容器15にはブザー等の警報音発生装置27を装備してもよい。警報音発生装置27は、たとえばエレベータ3の駆動音等、他の音と区別できる音(断続音、特別なリズムを持った音等)を発生するようにしておく。この音を発生しながらカウンターウエイト6が作業員に接近していけば容易に察知することができる。もちろん、この警報音発生装置27は電源収納容器15に収容せずに収容ブラケット17の下面に直接取り付けてもよい。警報音発生装置27を電源収納容器15に収容する場合には、電源収納容器15に多数の貫通孔や貫通スリットを形成して警報音が効果的に発散するようにするのが好ましい。また、エレベータ3にも警報音発生装置を取り付ける場合には、エレベータ3用警報音発生装置とその音の高さを変えたり、断続音の発音周期を変えるのが望ましい。
図1および図5に示すように、エレベータ3はもとより、カウンターウエイト6も下降時には入出庫階Eのピット11の底部よりわずかに上方にまで至る。しかし、カウンターウエイト6が万が一所定位置で停止しない場合のことを考えてピット11の底部には緩衝部材28が設置されている。カウンターウエイト6の所定停止位置は、その下端面が緩衝部材28の上端面から符号Hで示す距離だけ上方に離間した位置である。そして、この狭い空間Hに警報装置12が十分に収まるように、前述のごとく、回転閃光灯14と電源収納容器15とを互いに分離した状態で取り付けている。この取付方により、警報装置12全体がカウンターウエイト6の下面から大きく突出することなくコンパクトに構成されている。
図5中に符号29で示すのは、電源26と回転閃光灯14とを電気的に接続する給電ケーブルであり、収容ブラケット17を貫通して背後から回転閃光灯14の内部へ導入されている。
図7に示すカウンターウエイト6は、その下面に補助的な緩衝部材30が取り付けられたものである。このカウンターウエイト6に、前述したと同じ警報装置12(図4、図5)を取り付けるには、図示のごとく補助緩衝部材30を取り付けているボルト31を利用する。そのために、図8に示すように、固定ブラケット32にはボルト孔ではなく、ボルト31を横から挿通しうるスリット33を形成しておく。こうすることにより、ボルト31をカウンターウエイト6から完全に取り外すことなく、固定ブラケット32をカウンターウエイト6の下面に取り付けることができる。
以上説明した実施形態では、収容ブラケット17とは別に固定ブラケット16、32を用意してこれを常時カウンターウエイト6の下面に取り付けている。この固定ブラケット16は、収容ブラケット17によって好ましい配置でユニット化された回転閃光灯14と電源収納容器15とをカウンターウエイト6に取り付けるためのものである。しかし、この構成に限定されることはない。固定ブラケット16、32をカウンターウエイト6に常設せずに、常に収容ブラケット17に取り付けて一体にしておいてもよい。
図9に示す警報装置34は、市販の回転閃光灯14と電源収納容器15とが分離されずに一体に接続された状態のままカウンターウエイト6に取り付けられたものである。この警報装置34では、収容ブラケットと兼用した一つの固定ブラケット35が用いられる。この固定ブラケット35は中間の鉛直面板部35Aを境にしてその両側が互いに平行な水平面板部35B、35Cとなるように屈曲された板材から形成されている。一方の水平面板部35Bはカウンターウエイト6の下面にボルト18と蝶ナット19によって取り付けられ、鉛直面板部35Aには電源収納容器15が取り付けられている。この取付方により、回転閃光灯14がその回転軸を水平状態にして取り付けられるので、閃光は鉛直面内で回転することになる。他方の水平面板部35Cは電源収納容器15を下から支持しているが、この水平面板部35Cを省略してL字断面の固定ブラケット35となるようにしてもよい。
一般的に、電源収納容器15はその外径が高さ寸法より大きいので、図5および図7に示す配置で取り付ける方が、カウンターウエイト6下面からの突出寸法が小さくなる。しかし、図5に示すカウンターウエイト6下面から緩衝部材28上面までの間隙寸法Hに余裕がある場合には、市販品を分離せずに装着しうる図9の警報装置34を採用するのが簡単である。
図10に示す警報装置36も、回転閃光灯14と電源収納容器15とが一体の市販の状態のままカウンターウエイト6に取り付けられたものである。しかし、この警報装置36は、回転閃光灯14がその回転軸を鉛直状態にして取り付けられるので、閃光は水平面内で回転することになる。人間にカウンターウエイト6の昇降を察知させることを目的にするためには、回転閃光灯14の回転軸が水平となるように取り付けたほうが閃光が上下方向に遠くまで届くので好ましいが、上記間隙寸法H(図5)に余裕があれば鉛直となるように取り付けてもよい。この警報装置36には、固定ブラケット37と収容ブラケット38とが用いられている。
以上説明した実施形態では、保守点検時に警報装置をカウンターウエイト6に取り付け、駐車装置の稼働時にはこれを取り外すことを前提に説明している。しかし、かかる方法に限定されず、警報装置自体は常時カウンターウエイト6に取り付けておき、保守点検中は電源収納容器に備え付けられた電源スイッチ(図示せず)をオンにするようにしてもよい。
また、警報装置はカウンターウエイト6に装着することを例にとって説明しているが、装着対象はカウンターウエイトに限定されない。この駐車装置1であれば、エレベータ3に取り付けても有用である。また、エレベータ式駐車装置に限定されず、循環式駐車装置、乗用エレベータ等、点検作業中等においてその昇降に対して人が注意を払わねばならないような昇降体であればいかなるものにも適用することができる。
本発明は、各種エレベータ、カウンターウエイト等の昇降体が昇降する際に、この昇降体がたとえ緩速で静かに作業員等の人間に接近してきた場合であっても当該人間にその接近を効果的に知らせることができるので、昇降装置の保守点検作業等に有用である。
本発明の一実施形態にかかる警報装置が適用されうるエレベータ式駐車装置を示す縦断面図である。 図1の駐車装置の入出庫階をその入出庫口から見た斜視図である。 図1のIII−III線断面図であり、駐車棚が配設された駐車階を示している。 図1の駐車装置に適用された警報装置の一実施形態を示す斜視図である。 図4の警報装置を示す正面図である。 図5の警報装置における回転閃光灯の一例を示す断面図である。 本発明の他の実施形態にかかる警報装置を示す正面図である。 図7の警報装置に使用されるブラケットの一例を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態にかかる警報装置を示す側面図である。 本発明のさらに他の実施形態にかかる警報装置を示す正面図である。
符号の説明

1・・・・駐車装置
2・・・・パレット
3・・・・エレベータ
4・・・・ワイヤ
5・・・・駆動装置(巻き上げ装置)
6・・・・カウンターウエイト
7・・・・昇降路
8・・・・駐車棚
9・・・・棚柱
10・・・・移送装置
11・・・・ピット
12・・・・警報装置
13・・・・ガイドレール
14・・・・回転閃光灯
15・・・・電源収納容器
16・・・・固定ブラケット
17・・・・収容ブラケット
18・・・・ボルト
19・・・・蝶ナット
20・・・・スリット
21・・・・本体容器
22・・・・電球
23・・・・反射鏡
24・・・・モータ
25・・・・透明カバー
26・・・・電源
27・・・・警報音発生装置
28・・・・緩衝部材
29・・・・給電ケーブル
30・・・・補助緩衝部材
31・・・・ボルト
32・・・・固定ブラケット
33・・・・スリット
34・・・・警報装置
35・・・・固定ブラケット
36・・・・警報装置
37・・・・固定ブラケット
38・・・・収容ブラケット
E・・・・入出庫階
M・・・・車両
P・・・・作業員
RL・・・・(回転閃光灯の)回転軸

Claims (10)

  1. 対象物を昇降させる昇降装置における警報装置であって、該昇降装置に含まれた昇降体に設置される閃光装置を有してなる昇降体用警報装置。
  2. 上記対象物が車両であり、上記昇降装置が該車両を搭載して昇降させる車両昇降装置であり、該車両昇降装置を備えた機械式駐車装置内に配設される警報装置であって、
    機械式駐車装置内の昇降体に設置される閃光装置を有してなる請求項1記載の昇降体用警報装置。
  3. 上記機械式駐車装置が、
    車両昇降部材としてのエレベータと、
    該エレベータを昇降駆動する駆動装置と、
    エレベータに連結された昇降のための吊り下げ索条と、
    該吊り下げ索条の他端に連結されたカウンターウエイトとを備えており、
    上記閃光装置の設置対象である昇降体が、少なくともエレベータおよびカウンターウエイトのうちの一方である請求項2記載の昇降体用警報装置。
  4. 上記閃光装置が、昇降体の下面に設置されてなる請求項1〜3のうちのいずれか一の項に記載の昇降体用警報装置。
  5. 上記閃光装置が昇降体に着脱可能に取り付けられてなる請求項1〜4のうちのいずれか一の項に記載の昇降体用警報装置。
  6. 閃光装置を取り付けるための収容ブラケットと、該収容ブラケットを着脱自在に取り付けるための固定ブラケットとを備えており、該固定ブラケットが昇降体に常設されてなる請求項5記載の昇降体用警報装置。
  7. 上記昇降体または上記閃光装置内に警報音発生装置が設置されてなる請求項1〜6のうちのいずれか一の項に記載の昇降体用警報装置。
  8. 上記閃光装置が閃光灯と電源収納容器とを有しており、閃光灯と電源収納容器とを分離した状態で昇降体に取り付けうるように構成されてなる請求項1〜7のうちのいずれか一の項に記載の昇降体用警報装置。
  9. 上記閃光装置が回転閃光灯を含んでなる請求項1〜8のうちのいずれか一の項に記載の昇降体用警報装置。
  10. 上記回転閃光灯が、その回転軸を水平状態にして昇降体に取り付けられてなる請求項9記載の昇降体用警報装置。
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