JP2007283480A - マイクロマシン、およびその作製方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電気回路の半導体素子はゲート電極上に半導体層を有する。半導体素子の半導体層は、基板101上で、非晶質シリコンを加熱処理またはレーザ照射により結晶化した多結晶シリコンを含む層でなる。得られた多結晶シリコンを含む層を構造体119の可動電極などの構造層108にも用いられる。そのため、構造体119と構造体108を制御する電気回路を同一基板上に同時に形成することができる。その結果、マイクロマシンを小型化することができる。また、組み立てやパッケージが不要となり、製造コストを低減することが可能となる。
【選択図】図4
Description
本実施の形態では、マイクロマシンが有する構造体、および構造体に電気的に接続される電気回路を同一基板上に作製する方法について、図1〜図5を用いて説明する。図面に、上側には上面図を示し、下側には上面図のO−Pにおける断面図を示す図が含まれている。また、本実施の形態では、電気回路の作製工程は、便宜上、電気回路を構成する半導体素子を作製する工程で代表して示している。この点は他の実施の形態でも同様とする。
本発明のマイクロマシンが有する構造体、および半導体素子は、絶縁性を有する基板上に作製することができる。ここで絶縁性を有する基板とは、例えばガラス基板や、石英基板、プラスチック基板等を挙げることができる。さらには、金属等の導電性を有する基板や、シリコン、ゲルマニウム、またはシリコンとゲルマニウムの化合物等の半導体性を有する基板を用いることも可能である。この場合、基板をそのまま用いることも可能であるが、基板表面に絶縁性を有する層を形成してから用いることもできる。
本実施の形態では、絶縁性の表面を有する基板101上に下地となる層102を形成する(図1(A)下図参照)。下地層102は酸化シリコン、窒化シリコンまたは酸化窒化シリコン等の絶縁性を有する層を用いて形成することができる。また、下地層102は上記に挙げた材料を用いて単層で形成してもよく、複数の材料を積層して形成することも可能である。本実施の形態では下地層102を2層に積層する例を示す。
次に、上記下地層102の上に、導電層を成膜し、所定の形状に加工し、構造体を駆動させるための第1の導電層103を形成する。第1の導電層103を構成する導電層は、タンタルや窒化タンタル等、金属やシリコンなどの元素や化合物を、スパッタリング法やCVD法等を用いて成膜する。そして、フォトリソグラフィ法を用いてレジストマスクを形成し、エッチングを行うことで加工する。ここでエッチングは、加工速度が速く、基板に垂直に層を加工することのできる異方性のドライエッチングで行うことが望ましい。
次に、第1の導電層103の上に第1の犠牲層104を形成する層を成膜し、所定の形状に加工し、第1の犠牲層104を形成する。第1の犠牲層104となる層は、タングステンや窒化シリコン等、金属やシリコンなどの元素や化合物を、スパッタリング法やCVD法等を用いて成膜する。そして上記第1の導電層103と同様、フォトリソグラフィ法を用いてレジストマスクを形成し、エッチングを行うことで加工する。
次に、下地層102の上に半導体素子を構成するゲート電極105を形成し、第1の犠牲層104上に構造体を形成するための第2の犠牲層106を形成する。ゲート電極105および第2の犠牲層106を構成する材料としては、モリブデンやタングステン等、導電性を有する金属や化合物をスパッタリング法やCVD法等を用いて成膜する。そして、成膜した導電層を上記第1の犠牲層104と同様、フォトリソグラフィ法およびエッチングにより加工する(図1(B)参照)。
次に、図1(B)に示すように、ゲート電極105、および第2の犠牲層106の上に、第1の絶縁層107を形成する。第1の絶縁層107は、半導体素子においては、ゲート絶縁層として機能する。第1の絶縁層107は、上記説明した下地層102と同様、酸化シリコン、窒化シリコン等のシリコンを含む材料を、プラズマCVD法またはスパッタリング法等を用いて成膜することができる。例えば第1の絶縁層107は、プラズマCVD法により115nmの厚さで酸化窒化シリコン層(組成比Si=32%、O=59%、N=7%、H=2%)で形成することができる。しかしながら、当該第1の絶縁層107は酸化窒化シリコン層に限定されるものでなく、他のシリコンを含む絶縁層を単層または積層構造として用いても良い。
次に、第1の絶縁層107の上に、半導体素子を構成する半導体層109、および、構造体を構成する構造層108となる半導体を形成し、所定の形状に加工する(図3(A)参照)。半導体層109、および構造層108は、シリコンを有する材料から形成することができる。シリコンを有する材料には、シリコン、ゲルマニウムを0.01〜4.5atomic%程度に有するシリコンゲルマニウム等がある。本発明は、非晶質半導体層を形成し、加熱処理により結晶化された結晶性の半導体層を形成する。加熱処理とは、加熱炉による加熱、レーザ光の照射、もしくはレーザ光の代わりにランプから発する光の照射(ランプアニールとも記載)等があり、それらを組み合わせて用いることもできる。
次に、半導体素子を構成する半導体層109に不純物元素を添加してN型不純物領域110、および、P型不純物領域111を形成する。さらに、構造体を構成する構造層108は、N型不純物領域、またはP型不純物領域とすることもでき、また不純物元素を添加しないようにすることもできる。ここでは、構造層108をN型不純物領域とする例を示す。不純物領域は、フォトリソグラフィ法により選択的にレジストマスクを形成し、不純物元素を添加することで形成することができる。
続いて、N型半導体素子112、P型半導体素子113、構造層108および犠牲層104、106上に第2の絶縁層114を形成する(図3(B)下図参照)。第2の絶縁層114は、絶縁性を有する無機化合物や、有機化合物等により形成することができる。当該第2の絶縁層114は、上記の絶縁性を有する材料を用いて単層で形成してもよく、2層以上に積層させて形成しても良い。この第2の絶縁層114は、第1の導電層103と上層に形成する配線とを絶縁して寄生容量を低減する機能を有する。また第2の絶縁層114は、構造体の一部として利用することも可能である。
次に、第2の絶縁層114をエッチングし、第1のコンタクトホール115を形成する(図3(B)参照)。このときの、エッチング処理は、ドライエッチング処理またはウエットエッチング処理を適用することができる。本実施の形態では、異方性のドライエッチングにより第1のコンタクトホール115を形成する例を示す。
次に、第2の絶縁層114、および第1のコンタクトホール115上に、第2の導電層116を形成する。第2の導電層116は、導電性を有するアルミニウム(Al)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)もしくはシリコン(Si)等の元素、またはこれらの化合物等でなる層を形成し、この層を、上記した他の層と同様の方法を用いて加工することで、形成することができる。当該第2の導電層116は、半導体素子112、113と接続してソース電極や、ドレイン電極を形成するほか、構造体および半導体素子を電気的に接続する(図3(B)下図参照。図面を見やすくするため、第2の導電層116は断面図のみに記載している。)。
次に、犠牲層エッチングを行うため、第1の犠牲層104、第2の犠牲層106、および構造層108上に存在する第2の絶縁層114に開口部117を形成する(図4(A)参照)。開口部117の形成には、レーザ加工やドライエッチング、ウエットエッチング等を用いることができる。本実施の形態では、第1のコンタクトホール115の形成と同様、異方性のドライエッチングを用いて開口部117を形成する例を示す。
また、開口部117を形成する前に、基板上に作製した半導体素子を保護するため、第2の絶縁層114および第2の導電層116上に、第3の絶縁層を形成することも可能である。第3の絶縁層は、第2の絶縁層114と同様、絶縁性を有する無機化合物や有機化合物(代表的には、感光性PI(ポリイミド)、アクリルなどの樹脂)等により形成することができる。上記開口部117は、第3の絶縁層を成膜した後に形成することができる。本実施の形態では、当該第3の絶縁層を形成しない例を示す。
次に、開口部117を通じて、第1の犠牲層104および第2の犠牲層106をエッチングにより除去する(図4(A)下図参照)。また、図4(A)の線分QRにおける犠牲層エッチング後の断面を、図4(B)に示す。このように開口部117を通じて第1の犠牲層104および第2の犠牲層106を除去することで、可動性を有する構造層108、および基板と構造層との間に空間部分118が形成され、構造体119を作製することができる。犠牲層エッチングは、犠牲層および構造層の種類によって適したエッチング剤を用い、ウエットエッチングまたはドライエッチングによって行う。
また、第1の犠牲層104および第2の犠牲層106上に形成されている第2の絶縁層114のみに開口部117を設け、構造層108上に形成されている第2の絶縁層114を除去しない場合には、半導体層によって形成された構造層108、および第2の絶縁層114を積層した構造層を有する構造体を作製することができる。さらに、上記したように、第1のコンタクトホール115を形成する際に構造層108上の第2の絶縁層114にも第1のコンタクトホール115を設け、構造層108上に第2の導電層116を形成した後、開口部117を形成することも可能である。このとき、構造層108上に形成されている第2の絶縁層114を残して開口部117を形成することにより、半導体層によって形成された構造層108、第2の導電層116および第2の絶縁層114が積層された構造層を形成することができる。一方、構造層108上に形成された第2の絶縁層114を除去するように開口部117を形成することによって、半導体層によって形成された構造層108および第2の導電層116が積層された構造層を形成することも可能である。
上記のように作製したマイクロマシンを封止するためや、多層に配線を形成するために、対向基板を形成して貼り合わせることも可能である。ここでは、構造体119および半導体素子112、113が形成された基板101と向かい合わせに貼り合わせる基板のことを対向基板と記載する。また、対向基板は、基板101と同様、ガラス基板や、石英基板、プラスチック基板等の絶縁性を有する基板を用いることができる。
本実施の形態では上記実施の形態とは異なる方法を用いて、構造体および半導体素子を同一基板上に有するマイクロマシンを作製する例を示す。本実施の形態のマイクロマシンおよびその作製方法は、図6乃至9を用いて説明し、当該図面において上側には基板上面図を示し、下側には上面図O−Pにおける断面図を示す。
本実施形態のマイクロマシンは上記実施の形態1と同様、絶縁性を有する基板上に作製することができる。そして基板201上に、実施の形態1の下地層102、第1の導電層103、第1の犠牲層104、ゲート電極105、第2の絶縁層114、および第1の絶縁層107と同様に、下地層202、第1の導電層203、第1の犠牲層204、ゲート電極205、第2の犠牲層206、および第1の絶縁層207を形成する。第1の絶縁層207は、半導体素子においてゲート絶縁層として機能する(図6(A)参照)。
次に、第1の絶縁層207の上に半導体層を成膜し、任意の形状に加工することで、構造体を構成する第1の構造層208、および半導体素子を構成する半導体層209を形成する。当該半導体は、上記実施の形態と同様にシリコンを有する材料から形成することができる。本実施の形態では、上記実施の形態1とは異なり、非晶質半導体、または非晶質半導体中に微小な結晶粒を有する半導体を用いて当該半導体層を形成する例を示す。まず、第1の絶縁層207上に非晶質半導体、または非晶質半導体中に微小な結晶粒を有する第1の半導体層210を成膜する。これらの半導体はCVD法を用いて成膜することができ、シリコンの成膜条件を適宜選択することにより、数十nm〜数μmの半径を有する結晶粒を形成することができる。
続いて、N型半導体素子214、および構造体となる部分を覆うように、第2の絶縁層215を形成する(図7(B)下図参照)。第2の絶縁層215は、上記実施の形態で説明した方法と同様、絶縁性を有する無機化合物や、有機化合物等により形成することができる。
次に、上記第2の絶縁層215をエッチングし、第1のコンタクトホール216を形成する(図7(B)上図参照)。このときのエッチング処理は、ドライエッチング処理またはウエットエッチング処理を適用することができる。本実施の形態では、異方性のドライエッチングにより第1のコンタクトホール216を形成する例を示す。
次に、第2の絶縁層215および第1のコンタクトホール216上に、第3の導電層217を形成する。第3の導電層217は、上記第2の導電層212や上記実施の形態で示した方法と同様、導電性を有する金属元素やそれらの化合物からなる層を成膜し、所定の形状に加工することで形成することができる。第2の導電層212は、半導体素子のソース電極およびドレイン電極との電気的接続は可能であるが、ゲート電極との接続はできないため、当該第3の導電層217を用いてソース電極もしくはドレイン電極と、ゲート電極との接続を行うことができる。
次に、犠牲層エッチングを行うため、上記実施の形態と同様、第2の絶縁層215に開口部218を形成する(図8(A)参照)。開口部218の形成には、レーザ加工やドライエッチング、ウエットエッチング等を用いることができる。ここで、開口部218は犠牲層を除去して構造体を作製するために形成する。したがって、実施の形態1において図4(A)、(B)を用いて示したように、第1の犠牲層204端部や、構造層208端部、第2の導電層212と第3の導電層217とが第1のコンタクトホール216を介して電気的に接続される場合には、当該接続部分およびその周辺を残すように開口部218を形成することが望ましい。
次に上記実施の形態と同様、開口部218を通じて、第1の犠牲層204および第2の犠牲層206をエッチングにより除去する(図8(A)下図参照)。このように開口部218を通じて犠牲層を除去することで、第1の構造層208および第2の構造層(第2の導電層212)が積層されて、可動性を有する構造層219、および基板と構造層との間に空間部分220が形成され、構造体221を作製することができる。
本実施の形態では上記実施の形態1、2とは異なる方法を用いて、構造体および半導体素子を有する電気回路を同一基板上に有するマイクロマシンを作製する例を示す。本実施の形態のマイクロマシンおよびその作製方法を、図10〜図20に示す断面図を用いて説明する。図面左側(構造体を作製する領域312)に構造体を示し、図面右側(半導体素子を作製する領域313)に半導体素子を示す。本実施の形態では、半導体素子として、半導体層上下にゲート電極が存在する薄膜トランジスタを作製する。また、本実施の形態では、半導体素子を作製する領域313に2つの半導体素子を作製した例を示す。左側の半導体素子はNチャネル型のトランジスタであり、右側の半導体素子は、Pチャネル型のトランジスタである。
一つめの例を図11に示す。本例では図11(A)に示すように、第1の導電層303を単層で形成し、第2の導電層307を、上層、下層の2層の積層構造で形成する。そして、第1の導電層303および第2の導電層307の上層を犠牲層とする。そして、構造体を作製する領域312上の第3の絶縁層310を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図11(B)に示すように、半導体層305下に空間部分314を有する構造体を作製することができる。また、第1の導電層303および第2の導電層307上であり、半導体層305の上ではない部分に開口部を設けることによって、図11(C)に示すように、半導体層305上下に空間部分314を有する構造体を形成することも可能である。
次に、二つめの例を図12に示す。本例は、図12(A)に示すように、第1の導電層303を単層で形成し、第2の導電層307を、単層もしくは積層構造で形成し、半導体層305を犠牲層とする。そして、構造体を作製する領域上の第3の絶縁層310を除去する様に開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図12(B)に示すように、第1の導電層303と第2の導電層307とに挟まれた空間部分314を有する構造体を作製することができる。このように作製される構造体は、第1の導電層303が固定電極、第2の絶縁層306および第2の導電層307が構造層となり、第2の導電層307が可動電極となる。
三つめの例を図13に示す。本例は、図13(A)に示すように、第1の導電層303を単層で形成し、第2の導電層307を、上層、下層の2層で形成し、第2の導電層307の下層を犠牲層とする。そして、構造体を作製する領域以外の第3の絶縁層310および第2の導電層307を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図13(B)に示すように、空間部分314を有する構造体を作製することができる。このように作製された構造体は、第1の導電層303が固定電極、第2の導電層307の上層および第3の絶縁層310が構造層となる。
四つめの例を図14に示す。本例は、図14(A)に示すように、第1の導電層303を上層、下層の2層で形成し、第2の導電層307を単層で形成し、第1の導電層303の上層を犠牲層とする。そして、構造体を作製する領域312上の第3の絶縁層310を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図14(B)に示すように、空間部分314を有する構造体を作製することができる。このように作製された構造体は、第1の導電層303の下層が固定電極、第1の絶縁層304、半導体層305、第2の絶縁層306および第2の導電層307が構造層となる。
五つめの例を図15に示す。本例は、図15(A)に示すように、第1の導電層303および第2の導電層307を上層、下層の2層で積層し、第1の導電層303の上層および第2の導電層307の上層を犠牲層とする。そして、構造体を作製する領域上の第3の絶縁層310を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで構造体を作製することができる。このように作製された構造体は、第1の導電層303の下層が固定電極、第1の絶縁層304、半導体層305、第2の絶縁層306および第2の導電層307の下層が構造層となる。また、構造体を作製する領域以外の第3の絶縁層310を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図15(B)に示すように、構造層上下に空間部分314を有する構造体を作製することも可能である。
六つめの例を図16に示す。本例は、図16(A)に示すように、第1の導電層303を上層、下層の2層で積層し、第2の導電層307を単層で形成し、第1の導電層303の下層および第2の導電層307を犠牲層とする。そして、構造体を作製する領域以外の第3の絶縁層310を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図16(B)に示すように構造層上下に空間部分314を有する構造体を作製することができる。このように作製された構造体は、固定電極を有さず、第1の導電層303の上層、第1の絶縁層304、半導体層305、および第2の絶縁層306が構造層となる。また、本例においても、構造層上部の第3の絶縁層310を除去する様に開口部を設け、犠牲層エッチングを行って構造体を作製しても良い。
七つめの例を図17に示す。本例は、構成例6と同様に、図17(A)に示すように、第1の導電層303および第2の導電層307を形成し、第1の導電層303の下層を犠牲層とする。そして、構造体を作製する領域上の第3の絶縁層310を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図17(B)に示すように、構造層下に空間部分314を有する構造体を作製することができる。
八つめの例を図18に示す。本例は、図18(A)に示すように、第1の導電層303を、上層、中層、下層の3層で形成し、第2の導電層307を単層もしくは積層で形成し、第1の導電層303の中層を犠牲層とする。そして、構造体を作製する領域上の第3の絶縁層を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図18(B)に示すように、構造層下に空間部分314を有する構造体を作製することができる。このように作製された構造体は、第1の導電層303の下層が固定電極、第1の導電層303の上層、第1の絶縁層304、半導体層305、第2の絶縁層306および第2の導電層307が構造層となる。
九つめの例を図19に示す。本例は、上記構成例8同様に、図19(A)に示すように、第1の導電層303および第2の導電層307を形成し、第1の導電層303の中層および第2の導電層307を犠牲層とする。そして、構造体を作製する領域外の第3の絶縁層310を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図19(B)に示すように、構造層上下に空間部分314を有する構造体を作製することができる。このように作製された構造体は、第1の導電層303の下層が固定電極、第1の導電層303の上層、第1の絶縁層304、半導体層305、および第2の絶縁層306が構造層となる。また、本例では、構造体を作製する領域上の第3の絶縁層310を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、構造層下に空間部分314を有する構造体を作製することも可能である。
最後に十番目の例を図20に示す。本例では、図20(A)に示すように、第1の導電層303を、上層、中層、下層の3層で形成し、第2の導電層307を上層、下層の2層で形成し、第1の導電層303の中層および第2の導電層307の上層を犠牲層とする。そして、構造体を作製する領域外の第3の絶縁層310を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図20(B)に示すように、構造層上下に空間部分314を有する構造体を作製することができる。また、構造体を作製する領域上の第3の絶縁層310を除去して開口部を設け、犠牲層エッチングを行うことで、図20(C)に示すように、構造層下に空間部分314を有する構造体を作製することも可能である。このように作製された構造体は、第1の導電層303の下層が固定電極、第1の導電層303の上層、第1の絶縁層304、半導体層305、第2の絶縁層306、および第2の導電層307の下層が構造層となる。
本実施の形態では、上記実施の形態1において図1〜4を用いて説明した構造層108や、実施の形態2において図5〜9を用いて説明した構造層208のように、半導体層によって構成される構造層の作製方法についての例を示す。
結晶状態が異なるシリコン層の機械的特性の違いを調べるため、CVD法を用いて成膜した非晶質シリコンを有する層と、多結晶シリコンを有する層の複合弾性率、およびインデンテーション硬さの測定を行った。ここで、多結晶シリコンを有する層は、非晶質シリコンを有する層を金属触媒を用いてレーザ結晶化させたものである。
このインデンテーション硬さに76を乗じることによって、硬さの指標として一般的に使用されているビッカース硬さと等価に扱うことができる。
すなわち、構造を曲げるような力が働いた場合に、多結晶シリコンを有する層は非晶質シリコンを有する層よりも、曲げによる破壊に強いということを示している。
上記実施の形態1で示したように金属を触媒に用いてシリコンを結晶化する場合、非晶質シリコンを有する層に金属を選択的に添加することができる。例えば、非晶質シリコンを有する層を部分的に結晶化して、多結晶シリコンを有する層を形成した構造層を作製することができる。さらに、レーザを用いてシリコンを結晶化する場合、非晶質シリコンを有する層に選択的にレーザを照射することで、部分的に多結晶シリコンを有する層を形成した構造層を作製することも可能である。
また、構造層の強度を高めるため、図22に示すように、梁構造の支柱部分を補強する様に構造体を作製することができる。具体的には、図22(A)に示すように、犠牲層412を形成した上に、第1の層413として支柱部分を補強する材料を成膜する。その後、異方性ドライエッチングを適用することにより、図22(B)に示すように、犠牲層412側面にのみ第1の層413が残留させることができる。本実施の形態ではこの残留部分を補強部414と記載する。
本実施の形態では、本発明のマイクロマシンの構成およびその機能についての一例を示す。本発明のマイクロマシンは、三次元的な立体構造を有する構造体、および半導体素子を有して前記構造体を制御する電気回路を有することを特徴とする。
102 下地層
103 導電層
104 犠牲層
105 ゲート電極
106 犠牲層
107 第1の絶縁層
108 構造層
109 半導体層
110 N型不純物領域
111 P型不純物領域
112 N型半導体素子
113 P型半導体素子
114 第2の絶縁層
115 第1のコンタクトホール
116 導電層
117 開口部
118 空間部分
119 構造体
120 対向基板
Claims (20)
- 絶縁性を有する表面上に設けられた電気回路、および前記電気回路に電気的に接続された構造体を有し、
前記電気回路は、ゲート電極と、前記ゲート電極上に半導体層を有する半導体素子を有し、
前記構造体は、半導体層と、空間部分とを有し、
前記構造体の空間部分は前記表面および半導体層の間に設けられ、
前記構造体の半導体層は、多結晶シリコンを有する層であることを特徴とするマイクロマシン。 - 絶縁性を有する表面上に設けられた電気回路、および前記電気回路に電気的に接続された構造体を有し、
前記電気回路は、2つのゲート電極と、2つのゲート電極に挟まれた半導体層を有する半導体素子を有し、
前記構造体は、半導体層と、空間部分とを有し、
前記構造体の空間部分は、前記表面および半導体層の間に設けられ、
前記構造体の半導体層は、多結晶シリコンを有する層であることを特徴とするマイクロマシン。 - 請求項1または2において、
前記多結晶シリコンを有する層は、多結晶シリコンと非晶質シリコンとの積層構造を有することを特徴とするマイクロマシン。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記多結晶シリコンを有する層は、多結晶シリコン、非晶質シリコン、またはシリコンと金属の化合物のいずれか二つ以上の層を積層した積層構造を有することを特徴とするマイクロマシン。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記多結晶シリコンを有する層は、結晶成長の方向が異なる多結晶シリコンを積層した積層構造を有することを特徴とするマイクロマシン。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記多結晶シリコンを有する層は、部分的に結晶構造が異なる領域を有することを特徴とするマイクロマシン。 - 請求項1乃至6のいずれか1項において、
前記多結晶シリコンを有する層は、金属を用いて熱結晶化された、または金属を用いてレーザ結晶化された多結晶シリコンを有することを特徴とするマイクロマシン。 - 請求項1乃至7のいずれか1項において、
前記表面に対向する対向基板を有し、
前記対向基板には、保護層または導電層が設けられていることを特徴とするマイクロマシン。 - 請求項1乃至7のいずれか1項において、
前記表面に対向する対向基板を有し、
前記対向基板には、前記構造体が設けられていない領域と対向する部分に保護層が設けられていることを特徴とするマイクロマシン。 - 基板上に、第1の導電層、および前記第1の導電層上の第1の犠牲層を形成し、
導電性を有する膜を成膜し、所定の形状に加工して、ゲート電極、および前記第1の犠牲層上の第2の犠牲層を形成し、
前記ゲート電極上に第1の絶縁層を形成し、
シリコンを有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、前記第1の絶縁層を介して前記ゲート電極上に半導体層を、前記第2の犠牲層上に構造層を、それぞれ、形成し、
前記第1の犠牲層の一部および前記第2の犠牲層を除去することを特徴とするマイクロマシンの作製方法。 - 基板上に、第1の導電層、および前記第1の導電層上に積層された第1の犠牲層を形成し、
導電性を有する膜を成膜し、所定の形状に加工して、ゲート電極、および前記第1の犠牲層上の第2の犠牲層を形成し、
前記ゲート電極上に第1の絶縁層を形成し、
シリコンを有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、前記第1の絶縁層を介して前記ゲート電極上に半導体層を、前記第2の犠牲層上に構造層を、それぞれ、形成し、
前記半導体層および前記構造層上に第2の絶縁層を形成し、
前記第2の絶縁層上に第2の導電層を形成し、
前記第2の絶縁層の一部を除去して、前記第1の犠牲層および前記第2の犠牲層の一部を露出させ、
前記第1の犠牲層の一部および前記第2の犠牲層を除去することを特徴とするマイクロマシンの作製方法。 - 請求項10または11において、
前記シリコンを有する膜は、金属を用いて熱結晶化、または金属を用いてレーザ結晶化されたことを特徴とするマイクロマシンの作製方法。 - 請求項10乃至12のいずれか1項において、
前記基板と対向するように、第3の導電層が形成された対向基板を貼り合わせることを特徴とするマイクロマシンの作製方法。 - 基板上に、第1の導電層、および前記第1の導電層上の第1の犠牲層を形成し、
導電性を有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、ゲート電極と、前記第1の犠牲層上に第2の犠牲層とを、それぞれ、形成し、
前記ゲート電極上に第1の絶縁層を形成し、
シリコンを有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、前記第1の絶縁層を介して前記ゲート電極上に半導体層を、前記第2の犠牲層上に構造層を、それぞれ、形成し、
導電性を有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、前記半導体層および前記構造層上に、それぞれ、第2の導電層を形成し、
前記第1の犠牲層の一部および前記第2の犠牲層を除去することを特徴とするマイクロマシンの作製方法。 - 基板上に、第1の導電層および第1の犠牲層を積層して形成し、
導電性を有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、ゲート電極と、前記第1の犠牲層上に第2の犠牲層とを、それぞれ、形成し、
前記ゲート電極上に第1の絶縁層を形成し、
シリコンを有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、前記第1の絶縁層を介して前記ゲート電極上に半導体層を、前記第2の犠牲層上に構造層を、それぞれ、形成し、
導電性を有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、前記半導体層および前記構造層上に、それぞれ、第2の導電層を形成し、
前記第2の導電層上に第2の絶縁層を形成し、
前記第2の絶縁層上に第3の導電層を形成し、
前記第2の絶縁層の一部を除去して、前記第1の犠牲層および前記第2の犠牲層の一部を露出させ、
前記第1の犠牲層の一部および前記第2の犠牲層を除去することを特徴とするマイクロマシンの作製方法。 - 請求項14または15において、
前記半導体層は、非晶質半導体もしくは微結晶を有する半導体、および、不純物を添加した半導体との積層であることを特徴とするマイクロマシンの作製方法。 - 基板上に、第1の導電層および第1のゲート電極を形成し、
前記第1のゲート電極上に第1の絶縁層を形成し、
前記第1の導電層上と、前記第1の絶縁層を介して前記第1のゲート電極上とに、それぞれ、半導体層を形成し、
前記第1のゲート電極上の半導体層上に第2の絶縁層を形成し、
導電性を有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、前記第1の導電層上の半導体層上に第2の導電層を、前記第1のゲート電極上の半導体層上に第2のゲート電極を、それぞれ、形成し、
前記第1の導電層の一部、または前記第2の導電層の一部もしくは全部を除去することを特徴とするマイクロマシンの作製方法。 - 基板上に、第1の導電層および第1のゲート電極を形成し、
前記第1のゲート電極上に第1の絶縁層を形成し、
前記第1の導電層上と、前記第1の絶縁層を介して前記第1のゲート電極上とに、それぞれ、半導体層を形成し、
前記第1のゲート電極上の半導体層上に第2の絶縁層を形成し、
導電性を有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、前記第1の導電層上の半導体層上に第2の導電層を、前記第1のゲート電極上の半導体層上に第2のゲート電極を、それぞれ、形成し、
前記第1の導電層の上の半導体層を除去することを特徴とするマイクロマシンの作製方法。 - 基板上に、第1の導電層および第1のゲート電極を形成し、
前記第1のゲート電極上に第1の絶縁層を形成し、
前記第1の導電層上と、前記第1の絶縁層を介して前記第1のゲート電極上とに、それぞれ、半導体層を形成し、
前記第1のゲート電極上の半導体層上に第2の絶縁層を形成し、
導電性を有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、前記第1の導電層上の半導体層上に第2の導電層を、前記第1のゲート電極上の半導体層上に第2のゲート電極を、それぞれ、形成し、
前記第2の導電層および前記第2のゲート電極上に、第3の絶縁層を形成し、
前記第3の絶縁層上に第3の導電層を形成し、
前記第3の絶縁層の一部を除去し、前記第1の導電層または前記第2の導電層の一部を露出させ、
前記第1の導電層または前記第2の導電層の一部もしくは全部を除去することを特徴とするマイクロマシンの作製方法。 - 基板上に、第1の導電層および第1のゲート電極を形成し、
前記第1のゲート電極上に第1の絶縁層を形成し、
前記第1の導電層上と、前記第1の絶縁層を介して前記第1のゲート電極上とに、それぞれ、半導体層を形成し、
前記第1のゲート電極上の半導体層上に第2の絶縁層を形成し、
導電性を有する膜を成膜し、所定の形状に加工することで、前記第1の導電層上の半導体層上に第2の導電層を、前記第1のゲート電極上の半導体層上に第2のゲート電極を、それぞれ、形成し、
前記第2の導電層および前記第2のゲート電極上に、第3の絶縁層を形成し、
前記第3の絶縁層上に第3の導電層を形成し、
前記第3の絶縁層の一部を除去し、前記第1の導電層の上の半導体層の一部を露出させ、
前記第1の導電層の上の半導体層を除去することを特徴とするマイクロマシンの作製方法。
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